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【発明の名称】 ストレッチ器具
【発明者】 【氏名】小山 浩
【住所又は居所】愛知県名古屋市昭和区鶴舞二丁目17番17号 ベルビル5階 株式会社ドリーム内

【要約】 【課題】筋肉を緩めることによって筋肉のコリや緊張をほぐすストレッチ効果を短時間で得ることができるストレッチ器具を提供する

【解決手段】ポール部3は円柱状に形成され軸方向に長尺なものである。土台部5は横たえたポール部3の軸方向に沿って長尺な平板状に形成され、ポール部3を軸周りに軸回転可能あるいは軸方向に摺動可能に案内する案内溝が形成されている。可動部7は、ポール部3を土台部3上で予め定められた回転角度内で軸周りに往復回転させ、あるいは、ポール部3を土台部3上で予め定められた摺動距離内で軸方向に往復移動させる。このストレッチ器具1を用いると、ポール部3に乗ることにより筋肉が緩められ、さらに、ポール部3で体を揺すられることにより筋肉が緩められるので、筋肉を緩める二つの相乗効果により、筋肉のコリや緊張をほぐすストレッチ効果を短時間で得ることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸方向に長尺な円柱状のポール部と、
横たえた前記ポール部を載せ、前記ポール部を軸周りに回転可能に支持しあるいは軸方向に摺動可能に支持する土台部と、
前記ポール部を前記土台部上で予め定められた回転角度内で軸周りに往復回転させ、あるいは、前記ポール部を前記土台部上で予め定められた摺動距離内で軸方向に往復移動させる可動部と
を備えることを特徴とするストレッチ器具。
【請求項2】
請求項1記載のストレッチ器具において、
前記土台部は、
前記ポール部を軸周りに軸回転可能あるいは軸方向に摺動可能に案内する案内溝が形成されていることを特徴とするストレッチ器具。
【請求項3】
請求項1,2いずれか記載のストレッチ器具において、
前記土台部は、
載せている前記ポール部の軸方向に沿って長尺に形成され、
前記可動部は、
前記ポール部の軸方向の一端側に連接され、前記土台部の長手方向の一端に取り付けられていることを特徴とするストレッチ器具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ストレッチ器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、図7に示すような、ストレッチ用のポール100がある(非特許文献1)。このポール100は、筋肉を伸ばすことを念頭においたいわゆるストレッチではなく、筋肉を緩めることによって筋肉のコリや緊張をほぐすストレッチを行うためのものである。
このボール100は、弾力性のある円柱状の素材で形成されている。このストレッチポール100を用いてストレッチをする場合、使用者は仰向けになってポール100の上に横臥する。すると、背骨を頂点として他の部分の筋肉が垂れ下がって緩み、筋肉のコリが緊張が一時的にほぐされる。またポール100の上に横臥すると筋肉の緊張がほぐされるため、脊柱の本来あるべきナチュラルカーブが形成される。そのため、筋肉のコリや緊張を持続的にほぐすことができる。
【非特許文献1】株式会社LPN、ストレッチポールシリーズの紹介サイト、インターネット(URL:http://www.lpn-sp.co.jp/item..htm)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記ポール100の上に単に寝そべっているだけだと、筋肉が徐々にほぐれていくため、期待するストレッチ効果をえるまでに時間がかかるという問題があった。
そこで本発明では、上述した問題点を解決し、筋肉を緩めることによって筋肉のコリや緊張をほぐすストレッチ効果を短時間で得ることができるストレッチ器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した問題点を解決するためになされた請求項1に記載されたストレッチ器具は、軸方向に長尺な円柱状のポール部と、横たえた前記ポール部を載せ、前記ポール部を軸周りに回転可能に支持しあるいは軸方向に摺動可能に支持する土台部と、前記ポール部を前記土台部上で予め定められた回転角度内で軸周りに往復回転させ、あるいは、前記ポール部を前記土台部上で予め定められた摺動距離内で軸方向に往復移動させる可動部とを備えることを特徴とする。
このストレッチ器具を用いると、土台部に載ったポール部が可動部によって軸周りに往復回転あるいは軸方向に往復移動し、ポール部に乗っている使用者の体を揺すり筋肉をほぐす。従ってこのストレッチ器具を用いると、ポール部に乗ることにより筋肉が緩められ、さらに、ポール部に体を揺すられることにより筋肉が緩められるので、筋肉を緩める二つの相乗効果により、筋肉のコリや緊張をほぐすストレッチ効果を短時間で得ることができる。
次に、請求項2に記載したように、土台部は、ポール部を軸周りに軸回転可能あるいは軸方向に摺動可能に案内する案内溝が形成されていることが好ましい。この案内溝が形成されているとポール部が案内溝に沿って軸周りに回転あるいは軸方向に移動するので、ポール部が回転するときにポール部が土台部の上を走って遊端側が曲がってしまったり、ポール部が軸方向に移動するときに可動部がポール部を移動させようとしている方向からポール部がはずれて左右に移動してしまうということがなく安定的にポール部を可動させることができる。
次に、請求項3に記載したように、土台部は、載せているポール部の軸方向に沿って長尺に形成され、可動部は、ポール部の軸方向の一端側に連接され、土台部の長手方向の一端に取り付けられていることが好ましい。このように形成されていると、全体に構造が単純になるので、簡単な作業で本発明のストレッチ器具を製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
[第1実施形態]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態のストレッチ器具の斜視図である。図2は本実施形態のストレッチ器具の土台部を長手方向に垂直な断面で切断した断面図である。図3は本実施形態のストレッチ器具を使用している様子を示す説明図である。
【0006】
本実施形態のストレッチ器具1は、ポール部3と、土台部5と、可動部7とからなる。
ポール部3は軸方向に長尺な円柱状に形成されており、軸方向の長さが850mm、半径75mmで形成されている。
【0007】
土台部5は横たえたポール部3の軸方向に沿って長尺な平板状に形成され、ポール部3を軸周りに軸回転可能あるいは軸方向に摺動可能に案内する案内溝50(図2参照)が、幅方向の中央に形成されている。この案内溝50は、ポール部3を軸周りに回転可能に支持しあるいは軸方向に摺動可能に支持するため、ポール部の外周形状に沿って形成され、しかも、ポール部3との摩擦を抑えるため、表面は滑合加工が施されている。
【0008】
可動部7は、ポール部3の軸方向の一端側に連接され、土台部の長手方向の一端に取り付けられている。また可動部7は筐体70の内部に図示しないモーターが組み込まれており、ポール部3を土台部3上で予め定められた回転角度内で軸周りに往復回転させ(図2中のβ)、あるいは、ポール部3を土台部3上で予め定められた摺動距離内で軸方向(図1中のα)に往復移動させる。またこの可動部7には、一般のコンセントからモーターに電力を供給するための電源線72と、モーターのON、OFFを操作するための操作スイッチ74を備えている。この可動部7でポール部3を軸方向に往復移動させる範囲(図1中のα)は20mmである。往復移動させる速さは90往復/分である。また、この可動部7でポール部3を往復回転させる範囲(図2中のβ)は30°である。往復回転させる速さは35回/分である。
【0009】
以上のように構成されたストレッチ器具1は、図3に示すように、ポール部3の上に使用者の身体を乗せた状態で可動部7を可動させて使用する。このとき土台部5に載ったポール部3が可動部7によって軸周りに往復回転あるいは軸方向に往復移動し、ポール部3に乗っている使用者の体を揺すり筋肉をほぐす。
従ってこのストレッチ器具1を用いると、ポール部3に乗ることにより筋肉が緩められ、さらに、ポール部3で体を揺すられることにより筋肉が緩められるので、筋肉を緩める二つの相乗効果により、筋肉のコリや緊張をほぐすストレッチ効果を短時間で得ることができる。ポール部3が上述したような大きさであると、その効果は顕著である。
また、このストレッチ器具1は、土台部5に案内溝50が形成されており、ポール部3が案内溝50に沿って軸周りに回転あるいは軸方向に移動するので、ポール部3が回転するときにポール部3が土台部5の上を走り遊端側が曲がってしまったり、ポール部3が軸方向に移動するときに可動部7のモーターがポール部3を移動させようとしている方向からポール部3がはずれて左右に移動してしまうことがなく安定的にポール部3を可動させることができる。
さらに、このストレッチ器具1は、可動部7が、土台部5の長手方向の一端に取り付けられ、ポール部3の軸方向の一端側に連接された全体に単純な構造なので、簡単な作業で製造することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
ここで、図5は、第2実施形態のストレッチ器具1aの斜視図、図6は第2実施形態のストレッチ器具1aの説明図で、(a)が平面図(一部透過図)、(b)が側面図(一部透過図)、(c)が(a)のA−A’断面図である。
本実施形態のストレッチ器具1aは、図5,6に示すように、ポール部3aと、土台部5aと、可動部7aとからなる。
ポール部3aは長尺状に形成され、横たえた形状が、水平面に対し垂直かつ長手方向に垂直な断面が上方に向かって凸な半円形状に形成されている。そして、このポール部3aは、長手方向(軸方向)の長さが850mm、断面の半径が75mmに形成されている。また、このポール部3aの下面には、複数の車輪30aが取り付けられており、各車輪30aは、ポール部3aの長手方向に沿って移動するよう取り付けられている。
【0010】
土台部5aは長尺な形状に形成され、ポール部3aの長手方向と土台部5aの長手方向とが並行になるようにポール部3aを載せると、ポール部3aの下部がその長手方向に沿って摺動可能な状態で嵌合する摺動溝50aが形成されている。そしてこの摺動溝50aの内底面50bには、ポール部3aの下面に取り付けられた車輪30aが嵌って走る車輪溝50cが土台部5aの長手方向に沿って形成されている。
【0011】
可動部7aは、モーター70a、小歯車70b、大歯車70c、伝達軸70d、クランク軸70e、立部70f、伝達具70g、溝部70h、摺動軸70iを備えている。
この可動部7aは、土台部5aの長手方向の一端側の土台部5a上に設置されており、前述したポール部3aは、この可動部7aが設置されている部分の近傍から土台部5aの他端側までの部分に摺動可能に設置されている。また可動部7aは、モーター70aから摺動軸70iまでを保護するためのカバー71を備えている。このカバー71は、ポール部3aが可動部7a側に移動したとき、ポール部3aの可動部7a側の長手方向一端側がその内部に収納可能に形成されている。
【0012】
モーター70aは、土台部5aの最も端部側に、ポール部3aの長手方向に対し駆動軸が横向きになるように設置されている。そしてこのモーター70aの先端に小歯車70bが取り付けられている。
【0013】
伝達軸70dは、モーター70aのポール部3a側にモーター70aに隣接して配置され、小歯車70bと回転軸が並行になるよう、土台部5aに回転可能に固定されている。大歯車70cは、この伝達軸70dの一端に、小歯車70bに対してかみ合うように設置されている。一方、伝達軸70dの他端側には、クランク軸70eの一端が、伝達軸70dの軸中心からずれた位置に取り付けられている。
【0014】
立部70fは、伝達軸70dのさらにポール部3a側の土台部5a上に固定して立設されている。この立部70fは、一対備えられており、ポール部3aの長手方向に沿ってそれぞれ並行に配置され、また、ポール部3aの長手方向に垂直な方向に所定間隔をおいて一列に並んで配置されている。そして各立部70fの対向する所定位置には、ポール部3aの長手方向に沿って形成された溝部70hが形成されており、摺動軸70iの各端部は各溝部70hに挿入され、溝部70hに沿って移動可能に配置されている。そして、クランク軸70eの他端は、この立部70fの間に配置され、摺動軸70iに取り付けられている。
【0015】
これらクランク軸70e、溝部70h、摺動軸70iを用いると、クランク軸70eの一端が伝達軸70dの軸中心からずれた位置に取り付けられているので、伝達軸70dがが回転すると、クランク軸70eの一端が伝達軸70dの軸中心を周る運動をし、その運動によって、クランク軸70eは、ポール部3aの長手方向にずれる方向へも運動する。そして、クランク軸70eの他端側の摺動軸70iが取り付けられた溝部70hがポール部3aの長手方向に沿って形成されているので、伝達軸70dの回転運動が、クランク軸70eを介することにより、ポール部3aの長手方向に沿った往復運動に変換される。すなわち、モーター70aの回転運動が、ポール部3aの長手方向に沿った往復運動に変換される。
伝達具70gは、一端がポール部3aに固定され、他端が摺動軸70iに取り付けられている。この伝達具70gは、摺動軸70iがポール部3aの長手方向に沿って摺動するので、その往復運動がこの伝達具70gを介してポール部3aに伝えられる。
また、この可動部7aは、図5(c)に示すように、上面に蓋部70jが設けられ、この蓋部70jをあけるとモーター等のメンテナンスをすることができる。尚、本実施形態では、第1実施形態で説明した電源線と、操作スイッチの説明は省略する。
このように構成された可動部7aでポール部3aを長手方向に往復移動させる範囲は20mmで、往復移動させる速さは90往復/分である。
そしてこのストレッチ器具1aは、第1実施形態の図3で示したように、ポール部3aの上に使用者の身体を乗せて可動部7aを可動させて使用する。すると、土台部5aに載ったポール部3aが軸方向に往復移動するので、ポール部3aに乗っている使用者の体を揺すり筋肉がほぐされる。
従ってこのストレッチ器具1aを用いると、ポール部3に乗ることにより筋肉が緩められ、さらに、ポール部3aで体を揺すられることにより筋肉が緩められるので、筋肉を緩める二つの相乗効果により、筋肉のコリや緊張をほぐすストレッチ効果を短時間で得ることができる。ポール部3aが上述したような大きさであると、その効果は顕著である。
また、このストレッチ器具1aは、可動部7aが、土台部5aの長手方向の一端に取り付けられ、ポール部3aの軸方向の一端側に連接された全体に単純な構造なので、簡単な作業で製造することができる。
尚、以上本発明の一実施形態ついて説明したが、本発明はこの実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、上記第1実施形態では、案内溝50を滑合加工したが、図4に示すように、案内溝50内にあらゆる方向に載せられたものを送ることができる自在コロ52を複数設置し、案内溝50と接触するポール部3の接触面に自在コロ52との接触面が滑合された金属性のカバー32を取り付け、可動部7はこのカバー32に取り付けられて、ポール部3を可動するようにしてもよい。
ポール部3,3aの半径は、70〜80mmのものであればよく、上記実施形態の75mmのものが最も好ましい。また軸方向長さは、800mm〜1200mmのものであればよく、上記実施形態の950mmのものが最も好ましい。
可動部7、7aでポール部3、3aを軸方向に往復移動させる範囲(図1中のα)は15から25mmが好ましく、より好ましくは上記実施形態のように20mmである。往復移動させる速さは、70〜120往復/分が好ましく、より好ましくは上記実施形態のように90往復/分である。
可動部7でポール部3を往復回転させる範囲(図2中のβ)は、20°〜60°が好ましく、より好ましくは上記第1実施形態のように30°である。往復回転させる速さは、25〜45回/分が好ましく、より好ましくは上記第1実施形態のように35回/分である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1実施形態のストレッチ器具の斜視図である。
【図2】第1実施形態のストレッチ器具の土台部5を長手方向に垂直な断面で切断した断面図である。
【図3】第1実施形態のストレッチ器具を使用している様子を示す説明図である。
【図4】他の実施形態の説明図で、土台部5を長手方向に垂直な断面で切断した断面図である。
【図5】第2実施形態のストレッチ器具の斜視図である。
【図6】第2実施形態のストレッチ器具の説明図で、(a)は平面図。(b)は側面図、(c)は側面図である。
【図7】本実施形態のストレッチ器具の他の実施形態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0017】
1…ストレッチ器具、3…ポール部、5…土台部、7…可動部、32…カバー、50…案内溝、52…自在コロ、70…筐体、72…電源線、74…操作スイッチ
【出願人】 【識別番号】596030634
【氏名又は名称】株式会社ドリーム
【住所又は居所】愛知県名古屋市東区徳川町403番地 I・C・Cクオリアビル
【出願日】 平成16年11月26日(2004.11.26)
【代理人】 【識別番号】100082500
【弁理士】
【氏名又は名称】足立 勉

【公開番号】 特開2006−149549(P2006−149549A)
【公開日】 平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願番号】 特願2004−342411(P2004−342411)