| 【発明の名称】 |
入浴用担架の昇降装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩崎 峰雄 【住所又は居所】東京都新宿区四谷3丁目4番地 サニーペット株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】入浴用の担架と昇降装置との連結を容易とし、使い勝手のよいものとする。
【解決手段】バスタブ(2)の一端に対して着脱自在のベース(3)にハンドル操作可能な減速機(12)を取り付け、この減速機(12)の出力軸(11)の両端部を上記ベース(3)に対して移動自在の軸受け(17)により支持すると共に、出力軸(11)の両端部に係止スリット(21)付きの巻き胴(20)を出力軸(11)に対し回り止め状態で取り付けてなり、各軸受け(17)の移動によって出力軸(11)の端部と各軸受け(17)とを分離し、各出力軸(11)の端部に入浴用の担架(7)の支持体(9)の先端の輪(9b)を通し、支持体(9)を巻き胴(20)の係止スリット(21)に入れて係止しすることを特徴とする入浴用担架の昇降装置(1)。するようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バスタブ(2)の一端に対して着脱自在のベース(3)にハンドル操作可能な減速機(12)を取り付け、この減速機(12)の出力軸(11)の両端部を上記ベース(3)に対して移動自在の軸受け(17)により支持すると共に、出力軸(11)の両端部に係止スリット(21)付きの巻き胴(20)を出力軸(11)に対し回り止め状態で取り付けてなり、各軸受け(17)の移動によって出力軸(11)の端部と各軸受け(17)とを分離し、各出力軸(11)の端部に入浴用の担架(7)の支持体(9)の先端の輪(9b)を通し、支持体(9)を巻き胴(20)の係止スリット(21)に入れて係止しすることを特徴とする入浴用担架の昇降装置(1)。 【請求項2】 バスタブ(2)の一端に支持体(9)の張り方向に向けて取り付けられたロッド(4)およびパイプ(5)の一方と、ベース(3)と一体のロッド(4)およびパイプ(5)の他方とを挿入することにより、バスタブ(2)の一端に対してベース(3)を着脱自在とすることを特徴とする請求項1記載の入浴用担架の昇降装置(1)。 【請求項3】 係止スリット(21)付きの巻き胴(20)を出力軸(11)の方向に移動自在とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の入浴用担架の昇降装置(1)。 【請求項4】 減速機(12)をウオーム減速機とし、出力軸(11)と一体のウオームホイール(13)をハンドル操作可能な入力軸(15)のウオーム(14)にかみ合わせることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の入浴用担架の昇降装置(1)。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、バスタブに仕掛ける担架を昇降させる装置に関する。 【背景技術】 【0002】 要介護者等の入浴に際して、ハンモック状の担架が利用される。入浴者は、バスタブに仕掛けられたハンモック状の担架に乗せられ、ハンモック状の担架の昇降により入浴する。バスタブにはハンモック状の担架の昇降のためにバスタブに昇降装置が取り付けられている。 【0003】 従来の種の昇降装置では、部分的に大きな荷重が掛かるため、堅牢な構成とすると、装置が重くなり、取り扱いにくく、また担架と昇降装置との連結が煩雑であるという、欠点がある。 【特許文献1】特開平09−322868号公報 【特許文献2】特開平2002−224163号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明の課題は、入浴用の担架と昇降装置との連結を容易とし、使い勝手のよいものとすることである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記の課題のもとに、本発明は、バスタブの一端に対して着脱自在のベースにハンドル操作可能な減速機を取り付け、この減速機の出力軸の両端部を上記ベースに対して移動自在の軸受けにより支持すると共に、出力軸の両端部に係止スリット付きの巻き胴を出力軸に対し回り止め状態で取り付けて、入浴用担架の昇降装置を構成し、各軸受けの移動によって出力軸の端部と各軸受けとを分離し、各出力軸の端部に入浴用担架の支持体の先端の輪を通し、支持体を巻き胴の係止スリットに入れて係止し、この状態で各軸受けを戻し、出力軸の端部を各軸受けで支持してから、減速機のハンドル操作によって、出力軸を所定の方向に回して、担架を上昇または下降させるようにしている。 【0006】 ベースはパイプにロッドを挿入によりバスタブに対して着脱自在着脱自在となっている。パイプは例えばバスタブの一端に支持体の張り方向に向けて取り付けられ、またロッドはベースに固定されている。 【0007】 スリット付きの巻き胴は出力軸の方向に移動自在となっており、また、減速機はウオーム減速機により構成されており、その出力軸と一体のウオームホイールをハンドル操作可能なウオームにかみ合わせられている。 【発明の効果】 【0008】 本発明によると、以下の効果が得られる。各軸受けの移動によって出力軸の端部と各軸受けとを分離できるから、各出力軸の端部に入浴用担架の支持体の先端の輪を簡単に通すことができる。この通し状態で支持体を巻き胴のスリットに入れれば、支持体が巻き胴に係止できる。この状態で各軸受けを戻せば、巻き胴の両端位置で出力軸がいわゆる両持ち状態となるため、出力軸の支持が片持ち支持よりも安定する。 【0009】 パイプに対するロッドの挿入方向が支持体の張り方向になっているから、支持体に荷重が作用しておれば、パイプからロッドが抜けず、特別な係止手段も必要とせず、構造も簡単になる。 【0010】 スリット付きの巻き胴が出力軸の方向に移動自在となっていると、出力軸の端部に対して支持体の輪が掛けやすくなる。また減速機がウオーム減速機により構成されていると、出力軸とハンドルの方向とが交差するため、設計上有利であり、しかもウオーム減速機の自動止まり作用によって、特別なロック手段がなくても、担架を適当な高さに保持することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 図1ないし図3は、本発明の入浴用担架の昇降装置1を示している。本発明の入浴用担架の昇降装置1は、移動可能なバスタブ2の一端に対して着脱自在のベース3により構成されている。なお、この例で、バスタブ2は分割式であり、ベース3は、バスタブ2の一端(入浴者の足側)面に向き合う位置で、2本の平行なロッド4を有している。これらの2本の平行なロッド4は、バスタブ2と一体の2本のパイプ5に挿入することにより、バスタブ2に対してベース2を着脱自在としてある。2本のパイプ5は、バスタブ2の一端に取り付けられた脚6の部分に固定されている。なお、2本の平行なロッド4と2本のパイプ5との取り付け位置は、上記と逆であってもよい。 【0012】 バスタブ2は、他端(入浴者の頭側)にも脚6を有し、その上面位置の係止具8でハンモック状入浴用の担架7の2本の支持体9の一端を係止する。2本の支持体9は、布製帯により構成され、一端の輪9aで係止具8に通され、係止具8は、バスタブ2上面位置の孔から脚6の部分などに対して着脱自在にはめ込まれる。 【0013】 2本の支持体9は、バスタブ2の湯溜まり部分で入浴者保持用のネット10の縁と一体となっており、他端の輪9bにより入浴用担架の昇降装置1の出力軸11に連結できるようになっている。なお、2本のパイプ5およびロッド4は、支持体9の張り方向(バスタブ2の長手方向)に向けて取り付けられおり、2本のパイプ5に対する2本のロッド4の挿入方向は、支持体9の張り方向(バスタブ2の長手方向)となっている。このため、支持体9に荷重(入浴者の体重)が作用しておれば、ロッド4はパイプ5から抜けず、特別な係止手段も必要とならない。 【0014】 ベース3は、その上の中心位置でハンドル操作可能な減速機12を有している。この減速機12は、ウオーム減速機であり、その内部に出力側のウオームホイール13とこれにかみ合う入力側のウオーム14とを内蔵している。入力側のウオーム14の入力軸15はバスタブ2の長手方向)に平行であり、ハンドル16と一体となっている。また、出力側のウオームホイール13は、バスタブ2の長手方向に対して直行する方向の出力軸11と一体となっている。 【0015】 出力軸11は、その中心の減速機12の位置で支持されているが、その両端の部分でも軸受け17により回転自在に支持されている。各端部の軸受け17は、ベース3に対して出力軸11の軸方向に図示しないリニアガイドなどにより移動自在であり、中心寄りの移動位置で出力軸11の端部にはまり、それを回転自在に支持するが、ベース3に案内されて中心から離れる方向に移動することにより、出力軸11の端部から離れ、出力軸11の端部と軸受け17との間に空間を形成する。この空間は、支持体9の輪9bを出力軸11の端部に通すためのものである。なお、軸受け17に必要に応じて、移動可能な軸受け17をベース3に固定するために図示しない適当な係止手段が設けられる。 【0016】 出力軸11の端部に支持体9の輪9bに合う大きさのフランジ付き筒体18およびスリット付きの巻き胴20がキー19により出力軸11に対して回り止め状態で取り付けられている。フランジ付き筒体18は、出力軸11に嵌まり、その位置で軸方向に固定されている。またスリット付きの巻き胴20は、出力軸11の先端側で開口するカップ状であり、支持体9を受け入れるために、外周面に1つの係止スリット21を形成しており、減速機12の側の底部で出力軸11に嵌まり、キー19により回り止めされている。 【0017】 スリット付きの巻き胴20が出力軸11の端部に移動してフランジ付き筒体18と重なっているとき、スリット付きの巻き胴20は底部の例えば3つの孔22によって、フランジ付き筒体18に埋め込まれた3本のピン23に嵌まり、フランジ付き筒体18に対しても回り止めされている。 【0018】 なお、入力軸15のハンドル16の回転方向、回転量および回転限度は、ケース27の目盛り29に対する指示針26の移動から目視できるようになっている。指示針26はケース27の案内スリット28内でナット25と一体となっており、ナット25は入力軸15の先端に取り付けられている適当なリードのねじ24にねじ結合しており、ケース27の案内スリット28にそって指示針26をねじ進行方向に案内する。 【0019】 入浴用担架の昇降装置1の使用時に、作業者は、入浴のための場所で、図1のように、バスタブ2を組み立て、入浴用の担架7をバスタブ2の中に入れ、その支持体9の輪9aを係止具8に通して、バスタブ2の入浴者頭側に係止してから、図2のように、入浴者足側の脚6の2本のパイプ5に入浴用担架の昇降装置1の2本のロッド4を挿入し、図1のように、バスタブ2に入浴用担架の昇降装置1を取り付ける。 【0020】 次に作業者は、図3の上側のように、軸受け17を減速機12から離れる方向に移動させることによって、出力軸11の端部と軸受け17とを分離し、そこに空間を形成するとともに、巻き胴20を減速機12に近づく方向に移動させ、出力軸11の端部の筒体18に担架7の支持体9の輪9bを通してから、巻き胴20を減速機12から離れる方向に移動させて、巻き胴20の係止スリット21に支持体9を入れて係止し、巻き胴20を筒体18に重ねる。この操作によって、支持体9の輪9bは、出力軸11に係止され、同時に支持体9は出力軸11の回転により巻き込めるようになる。 【0021】 このあと、作業者は、図3の下側のように、軸受け17を戻し、出力軸11の端部を各軸受け17により支持してから、減速機12のハンドル16を巻き上げ方向に回して、出力軸11を巻き上げ方向に回転させる。このとき、担架7の支持体9は、巻き胴20の外周に巻き取られて張り状態となるため、担架7のネット10は、バスタブ2の内底から持ち上がる。 【0022】 ハンドル16の回転操作の時に、作業者は、指示針26の移動を目視して、回転方向や回転限度としての上限を確認できる。この状態で、バスタブ2に湯を入れれば、入浴の準備が完了する。このあと、作業者は、入浴者を担架7のネット10に載せ、担架7を下げて入浴させる。支持体9に荷重(入浴者の体重)が作用しておれば、ロッド4はパイプ5から抜けず、特別な係止手段や抜け止め手段も必要とならない。 【0023】 出力軸11に入浴者の体重により大きなトルクが作用しても、減速機12は自動止まり作用によって逆転しないため、入浴者の担架7は任意の高さ位置で止められる。しかも、出力軸11は、中間位置で減速機12により支持され、かつ両端でも軸受け17でも支持されているから、入浴者を支える担架7の支持体9の張力に充分に耐える。 【0024】 なお、スリット付きの巻き胴20は、出力軸11の軸方向に移動自在でなく、フランジ付き筒体18に重なる状態で出力軸11に固定されていてもよい。また、筒体18は必ずしも必要でなく、省略できる。 【産業上の利用可能性】 【0025】 本発明の入浴用担架の昇降装置1は、バスタブに対する取り付け手段を工夫することによって固定のバスタブに装着することもできる。 【図面の簡単な説明】 【0026】 【図1】入浴用担架の昇降装置1をバスタブ2を取り付けた状態の平面図である。 【図2】入浴用担架の昇降装置1をバスタブ2を取り付けるときの拡大側面図である。 【図3】入浴用担架の昇降装置1をバスタブ2を取り付けた状態の拡大平面図である。 【符号の説明】 【0027】 1 入浴用担架の昇降装置 2 バスタブ 3 ベース 4 ロッド 5 パイプ 6 脚 7 担架 8 係止具 9 支持体 9a、9b 輪 10 ネット 11 出力軸 12 減速機 13 ウオームホイール 14 ウオーム 15 入力軸 16 ハンドル 17 軸受け 18 筒体 19 キー 20 巻き胴 21 係止スリット 22 孔 23 ピン 24 ねじ 25 ナット 26 指示針 27 ケース 28 案内スリット 29 目盛り
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| 【出願人】 |
【識別番号】599143564 【氏名又は名称】サニーペット株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区四谷3丁目4番地
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| 【出願日】 |
平成16年11月26日(2004.11.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083770 【弁理士】 【氏名又は名称】中川 國男
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| 【公開番号】 |
特開2006−149512(P2006−149512A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月15日(2006.6.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−341743(P2004−341743) |
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