| 【発明の名称】 |
足浴マッサージ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】萬田 隆彦 【住所又は居所】静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株式会社三島事業所内
【氏名】田辺 佳史 【住所又は居所】静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株式会社三島事業所内
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成で高い足浴マッサージ効果を得ることができる足浴マッサージ装置を提供する。
【解決手段】貯水された水に両足を浸漬可能な足浴槽と、複数のノズル17が形成された一対のノズル体15a、15bを有して足のかかと側とつま先側との間で往復移動可能な移動体11と、足浴槽内の水を吸引してノズル17から吐出させるポンプ6と、移動体11の往復移動方向に沿って延出したラック10と、ラック10と噛み合って移動体11の往復移動に伴って回転する回転体19を備えた吐出圧制御弁16とを具備する。移動体11を往復移動させながらポンプ6を駆動させると、回転体19の回転によりノズル17から吐出される水が足に当たる位置、吐出される水の吐出圧が変化し、ノズル17から吐出される水が足に当たる刺激感を維持して足浴マッサージ効果を高めることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水が貯水され、貯水された水に両足を浸漬可能な足浴槽と、 複数のノズルが形成された一対のノズル体を有し、これらのノズル体を前記足浴槽内に貯水された水に浸漬された両足の足裏に対向させてかかと側とつま先側との間で往復移動可能な移動体と、 前記足浴槽内に貯水された水を吸引して前記ノズルから吐出させるポンプと、 前記足浴槽内に設けられて前記移動体の往復移動方向に沿って延出したラックと、 前記移動体を前記ラックの延出方向に沿って往復移動させる往復移動機構と、 前記移動体に設けられ、前記ラックと噛み合って前記移動体の往復移動に伴って回転するピニオンと、 前記ピニオンに連結されてこのピニオンの回転に伴って回転する回転体を有し、前記ポンプにより送水されて一対の前記ノズル体の前記ノズルから吐出される水の吐出圧を一方の前記ノズル体側で高くして他方の前記ノズル体側で低くするように前記回転体の回転に伴って交互に可変させる吐出圧制御弁と、 を具備する足浴マッサージ装置。 【請求項2】 前記ラックの長さ寸法が前記ピニオンのピッチ円の円周の整数倍に設定され、 前記ピニオンは前記ラックの長手方向両端側でこのラックとの噛み合いが外れる位置まで移動可能に設けられ、 前記ピニオンにこのピニオンの回転中心から放射状に突出した少なくとも3つの突起リブが設けられ、 前記ピニオンが前記ラックとの噛み合いが外れた位置において前記突起リブに干渉することにより前記ピニオンを中心線回りに設定角度回転させる2つの干渉部材が前記ラックの長手方向両端側に配置され、 ている請求項1記載の足浴マッサージ装置。 【請求項3】 前記突起リブは略等間隔に奇数個設けられ、 2つの前記干渉部材は、前記ピニオンの移動方向と直交する向きに位置付けられて1つの前記突起リブの突出方向側面に当接する直交干渉面を有し、前記ピニオンの移動方向を含む直線を挟んだ異なる側に配置されている請求項2記載の足浴マッサージ装置。 【請求項4】 前記突起リブは略等間隔に奇数個設けられ、 2つの前記干渉部材は、前記ピニオンの移動方向と平行な向きに位置付けられて隣り合う2つの前記突起リブの先端部に当接する平行干渉面を有し、前記ピニオンの移動方向を含む直線を挟んだ異なる側に配置されている請求項2記載の足浴マッサージ装置。 【請求項5】 前記突起リブは略等間隔に偶数個設けられ、 2つの前記干渉部材は前記ピニオンの移動方向を含む直線を挟んだ異なる側に配置され、 一方の前記干渉部材は前記ピニオンの移動方向と直交する向きに位置付けられて1つの前記突起リブの突出方向側面に当接する直交干渉面を有し、他方の前記干渉部材は前記ピニオンの移動方向と平行な向きに位置付けられて隣り合う2つの前記突起リブの先端部に当接する平行干渉面を有している請求項2記載の足浴マッサージ装置。 【請求項6】 前記突起リブが略等間隔に偶数個設けられた突起リブ体が上下に2つ設けられ、これらの突起リブ体は前記突起リブの突出方向が重ならないように角度をずらして配置され、 2つの前記干渉部材は前記ピニオンの移動方向を含む直線を挟んだ異なる側に配置され、 一方の前記干渉部材は前記ピニオンの移動方向と平行な向きに位置付けられて一方の前記突起リブ体の隣り合う2つの前記突起リブの先端部に当接する平行干渉面を有し、他方の前記干渉部材は前記ピニオンの移動方向と平行な向きに位置付けられて他方の前記突起リブ体の隣り合う2つの前記突起リブの先端部に当接する平行干渉面を有する請求項2記載の足浴マッサージ装置。 【請求項7】 前記移動体の往路又は復路の移動動作中における前記移動体の移動速度を前記回転体の回転位置に応じて可変させる手段を具備する請求項1ないし6のいずれか一記載の足浴マッサージ装置。 【請求項8】 前記移動体の移動速度を前記回転体の回転位置に応じて可変させる手段は、前記回転体の回転位置が前記ノズルから吐出される水の吐出圧がピークとなる付近での前記移動体の移動速度を前記水の吐出圧がピークとなる位置以外の部位に位置するときの移動速度よりも低速とする請求項7記載の足浴マッサージ装置。 【請求項9】 前記移動体の移動速度を前記回転体の回転位置に応じて可変させる手段は、1/fのゆらぎ周期を有する請求項7記載の足浴マッサージ装置。 【請求項10】 前記回転体の回転位置が前記ノズルから吐出される水の吐出圧がピークとなる付近のみで前記ポンプを駆動させる手段を具備する請求項1ないし6のいずれか一記載の足浴マッサージ装置。 【請求項11】 水を収容可能なカートリッジ容器が着脱可能に取付けられ、取付けられた前記カートリッジ容器内に収容されている水を前記足浴槽内に給水するカートリッジ容器取付部を具備する請求項1ないし10のいずれか一記載の足浴マッサージ装置。 【請求項12】 前記足浴槽内に貯水されている水を前記カートリッジ容器取付部に取付けられている前記カートリッジ容器内に戻す排水ポンプを具備する請求項11記載の足浴マッサージ装置。 【請求項13】 前記カートリッジ容器取付部が複数設けられ、少なくとも一つの前記カートリッジ容器取付部に取付けられた前記カートリッジ容器から前記足浴槽内への給水と前記足浴槽内から少なくとも一つの前記カートリッジ容器取付部に取付けられた前記カートリッジ容器内に戻すことが可能である請求項12記載の足浴マッサージ装置。 【請求項14】 前記ポンプと前記排水ポンプとは、外周部に螺旋状の流路が形成されたロータとこのローラの一端側に同軸上に設けられた排水インペラとを有する兼用ポンプであり、この兼用ポンプが正転方向に回転駆動されることにより前記流路内を通して送水が行われて前記ノズルから水が吐出され、前記兼用ポンプが逆転方向に回転駆動されることにより前記排水インペラによる送水が行われて前記カートリッジ容器内に水が戻されるように構成されている請求項12記載の足浴マッサージ装置。 【請求項15】 温風を発生させて前記足浴槽内に送風する温風ファンを具備する請求項12ないし14のいずれか一記載の足浴マッサージ装置。 【請求項16】 前記温風ファンから送風される温風を前記足浴槽内に位置している足に向ける第1切替位置と前記足浴槽の内周面に沿うように向ける第2切替位置とに回動可能なルーバーを具備し、このルーバーは前記移動体が移動することによりこの移動体に押圧されて第1切替位置から第2切替位置に回動する被押圧部を具備する請求項15記載の足浴マッサージ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、足浴槽内に貯水されている水に両足を浸漬し、浸漬された足にノズルから吐出される水を当てることにより足を足浴マッサージする足浴マッサージ装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、足浴槽内に貯水された水に両足を浸漬し、足に向けてジェット噴流を当てることにより足浴マッサージを行うようにした足浴マッサージ装置の発明としては、特許文献1に開示された発明が知られている。 【0003】 【特許文献1】特開平11−76359号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、特許文献1に開示された発明では、ジェット噴流が当たる部分が一定であり、足の全体を略均等に足浴マッサージすることはできない。 【0005】 また、ジェット噴流の吐出部の向きを可変させることができても、吐出部は向きを可変した位置で固定されるため、ジェット噴流が当たる位置を自動的に可変させながら足浴マッサージすることはできない。そして、連続して同じ位置にジェット噴流が当たることにより、ジェット噴流による刺激感が薄れ、足浴マッサージ効果が低下する。 【0006】 また、ジェット噴流の強さが一定であると時間の経過により吐出されるジェット噴流による刺激感が薄れ、足浴マッサージ効果が低下する。 【0007】 本発明の目的は、簡単な構成で高い足浴マッサージ効果を得ることができる足浴マッサージ装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明の足浴マッサージ装置は、貯水された水に両足を浸漬可能な足浴槽と、複数のノズルが形成された一対のノズル体を有してこれらのノズル体を足浴槽内に貯水された水に浸漬された両足の足裏に対向させてかかと側とつま先側との間で往復移動可能な移動体と、足浴槽内に貯水された水を吸引してノズルから吐出させるポンプと、足浴槽内に設けられて移動体の往復移動方向に沿って延出したラックと、移動体を前記ラックの延出方向に沿って往復移動させる往復移動機構と、移動体に設けられてラックと噛み合って移動体の往復移動に伴って回転するピニオンと、ピニオンに連結されて回転する回転体を有してポンプにより送水されてノズル体のノズルから吐出される水の吐出圧を一方のノズル体側で高くして他方のノズル体側で低くするように回転体の回転に伴って交互に可変させる吐出圧制御弁と、を具備する。 【0009】 したがって、ポンプを駆動させながら往復移動機構により移動体をラックに沿って往復移動させると、移動体の移動に伴ってノズル体のノズルから吐出される水が足に当たる位置がかかと側とつま先側との間で連続的に変化する。また、移動体の移動に伴ってラックと噛み合うピニオンが回転し、このピニオンの回転に伴ってピニオンに連結されている吐出圧制御弁の回転体が回転し、この回転体の回転に伴ってポンプにより送水されて一対のノズル体のノズルから吐出される水の吐出圧が一方のノズル体側で高くなり他方のノズル体側で低くなるように交互に可変され、ノズルから吐出される水の吐出圧の強弱が一対のノズル体で交互に切り替えられる。 【発明の効果】 【0010】 本発明によれば、簡単な機構で左右の足におけるノズルから吐出される水が当たる位置、及び、当たる水の吐出圧を連続的に変えることができ、ノズルから吐出される水が足に当たる刺激感を維持して足浴マッサージ効果を高めることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本発明の第1の実施の形態を図1ないし図10に基づいて説明する。図1は上部カバーを省略した足浴マッサージ装置を示す平面図、図2は足浴マッサージ装置を示す縦断側面図、図3は足浴マッサージ装置の移動体と吐出圧制御弁とラックとピニオンとを示す斜視図である。 【0012】 この足浴マッサージ装置1は、図1及び図2に示すように、水が貯水される足浴槽2と、各種の駆動機構を収納する駆動機構収納部3とを有している。足浴槽2は、くるぶし部分からつま先部分に至る部分を挿入可能なサイズに形成され、足浴槽2内に水を貯水しておくことにより足浴槽2内に挿入された足が足浴槽2内に貯水された水に浸漬される。この足浴槽2内に貯水される水としては、冷水、温水のいずれでもよい。また、ヒーターを設置し、足浴槽2内に給水された水(冷水)を加温する構造としてもよい。 【0013】 この足浴マッサージ装置1は、足浴槽2内に水を給水した後、椅子などに座った被マッサージ者が足を足浴槽2内に貯水された水に浸漬して使用する構造である。椅子などに座った被マッサージ者が足を足浴槽2内に貯水された水に浸漬したとき、両足のふくらはぎの部分に当たって足を保持する保持板4、足の上方を覆って水の飛散を防止する上部カバー5が設けられている。 【0014】 駆動機構収納部3は、足浴槽2内に挿入された足のつま先側の前方に位置付けられ、この駆動機構収納部3に収納されている駆動機構としてはポンプ6、駆動モータとしてのステッピングモータ7である。 【0015】 足浴槽2内の底面側には、足浴槽2内に挿入されて足浴槽2内に貯水された水に浸漬された足のかかと側からつま先側に向けて延出したガイド軸8とリードスクリュー9とラック10、及び、ガイド軸8にスライド可能に嵌合されてリードスクリュー9に螺合された移動体11が設けられている。ガイド軸8とリードスクリュー9とラック10とは、それぞれ平行に配設されている。リードスクリュー9の一端側にはギア9a、9bを介してステッピングモータ7が連結され、ステッピングモータ7が正転方向又は逆転方向に駆動されることによりリードスクリュー9が中心線回りに正転方向又は逆転方向に回転する。この回転により、移動体11は、足浴槽2内に挿入された足の足裏に対向する位置をかかと側とつま先側との間で、ガイド軸8とリードスクリュー9とラック10との延出方向に沿って往復移動する。ここで、リードスクリュー9とステッピングモータ7とにより、移動体11をガイド軸8、リードスクリュー9、ラック10の延出方向に沿って往復移動させる往復移動機構12が形成されている。 【0016】 移動体11は、移動体本体13と、移動体本体13から延出した一対の送水パイプ14a、14bと、各送水パイプ14a、14bの先端部に取付けられた一対のノズル体15a、15bと、吐出圧制御弁16とを有している。ノズル体15a、15bには、複数のノズル17が形成されている。移動体本体13にはポンプ6から水が送水される送水ホース18が接続され、この送水ホース18内を通って送水された水が送水パイプ14a、14b内を通って流れ、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出される。ここで、送水パイプ14a、14bは移動体11に往復移動方向と直交する水平方向に延出して設けられ、ノズル体15a、15bは足浴槽2内に挿入された足の足裏に対向するように位置決めされている。 【0017】 吐出圧制御弁16は、送水ホース18により送水された水が送水パイプ14a、14bに分流される位置に設けられており、その内部には回転可能な中空円筒形状の回転体19が収納されている。回転体19には、この回転体19が回転することにより送水ホース18により送水された水が送水パイプ14a、14b側に流れる水量を調節するための開口19aが形成されている。 【0018】 図4は、回転体19の回転位置と、吐出圧制御弁16による水の流れ方向の切替との関係を示す平面図である。 回転体19が図4(a)に示す位置に回動している場合には、開口19aが送水パイプ14a側に向いており、送水ホース18内を送水された水は回転体19の開口19aから矢印で示すように送水パイプ14a内へ流入し、送水パイプ14aの先端側に取付けられているノズル体15aのノズル17から吐出される。このとき、ノズル体15b側への送水は行われず、ノズル体15bのノズル17からは水は吐出されない。 回転体19が図4(b)に示す位置に回動している場合には、開口19aが送水パイプ14b側を向いており、送水ホース18内を送水された水は回転体19の開口19aから矢印で示すように送水パイプ14b内へ流入し、送水パイプ14bの先端側に取付けられているノズル体15bのノズル17から吐出される。このとき、ノズル体15a側への送水は行われず、ノズル体15aのノズル17からは水は吐出されない。 回転体19が図4(c)に示す位置に回動している場合には、開口19aが両方の送水パイプ14a、14bに連通しており、送水ホース18内を送水された水は回転体19の開口19aから矢印で示すように送水パイプ14a、14b内へ流入し、送水パイプ14a、14bの先端側に取付けられているノズル体15a、15bのノズル17から吐出される。但し、送水ホース18内を送水された水は2つのノズル体15a、15b側へ分散されるため、各ノズル体15a、15bのノズル17から吐出される水の吐出圧は図4(a)、図4(b)の場合よりも低くなっている。 【0019】 このようにして、回転体19の回転に伴って送水パイプ14a、14b側に送水される水量が変化し、送水パイプ14a、14b側に流れる水量が多くなることによりその送水パイプ14a、14b側のノズル体15a、15bのノズル17から吐出される水の吐出圧が高くなり、送水パイプ14a、14b側に流れる水量が少なくなることにより、その送水パイプ14a、14b側のノズル体15a、15bのノズル17から吐出される水の吐出圧が低くなる。したがって、この吐出圧制御弁16を用いることにより、一方のノズル体15a(又は、15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧が高くなるときに他方のノズル体15b(又は、15a)のノズル17から吐出される水の吐出圧が低くなり、この吐出圧の高低の変化がノズル体15a、15bにおいて交互に切り替えられる。 【0020】 回転体19には、この回転体19と一体に回転するピニオン20が連結されている。このピニオン20はラック10と常時噛み合っている。これにより、移動体11がステッピングモータ7の駆動により往復移動したとき、その往復移動に伴ってラック10と噛み合っているピニオン20が回転し、ピニオン20の回転に伴って回転体19が回転する。 【0021】 この足浴マッサージ装置1には、図3に示すように、ポンプ6とステッピングモータ7とを制御するためのコントローラ21が設けられている。コントローラ21は、各種の演算等を実行するCPU(Central Processing Unit)、CPUが行う演算等のための各種プログラムや固定データ等を格納するROM(Read Only Memory)、CPUのワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)等をバスラインで接続することにより構成されている。また、コントローラ21のCPUには、ポンプ制御部6aを介したポンプ6、モータ制御部7aを介したステッピングモータ7、スイッチ制御部22aを介した複数のスイッチ22等が接続されている。複数のスイッチとしては、ステッピングモータ7をオン、オフさせるスイッチ、ポンプ6をオン、オフさせるスイッチ、ステッピングモータ7の回転数を切り替えるスイッチ等であり、足浴マッサージ装置1に設けられた操作パネル(図示せず)上に配置されている。 【0022】 図5は、ポンプ6を示す縦断側面図である。このポンプ6は、モータとしての機能とポンプとしての機能とを一体化したモータ一体型の軸流ポンプであり、モータの主要部を構成する筒状のステータ31、このステータ31の内周部に配置されたロータ32、このロータ32を回転可能に支持する本体ケース33、34、ステータ31の内周側に配置されてステータ31を防水するキャン35、本体ケース33、34やキャン35などから形成されてロータ32を収納し内部に水が流れるポンプ室36等から構成されている。 【0023】 ステータ31は、円筒部37aの内周に6個の突部37bが60°のピッチで配置されたステータコア37、ステータコア37の各突部37bに巻かれた巻線38、巻線38と突部37bとの間に設けられて両者を絶縁する絶縁部材であるボビン39等がユニット化されて構成されている。ステータ31では、突部37bと巻線38とにより磁極が形成されている。つまり、ステータ31には、6個の磁極が形成されている。ステータコア37は、軸方向に複数の珪素鋼板を積層して形成されている。ボビン39と突部37bとの間には、粘性を有する熱伝導部材であるシリコーングリース40が設けられている。シリコーングリース40は、ボビン39と突部37bとの隙間を埋めるように充填されている。このシリコーングリース40は、熱伝導性の良い粉末であるアルミナが配合された半固体状の油性物質である。 【0024】 ロータ32は、ロータコア41、及び、このロータコア41を保持する回転軸42等から構成されている。回転軸42は、ベアリング43、44を介して本体ケース33のベアリング支持体45及び後述する上部ケース51のベアリング支持部46に回転可能に支持されている。 【0025】 ロータコア41は、円周方向に交互に異極になるように磁化された4極の突極(図示せず)をモールドにより円筒状とし、その外周部に、軸方向に連通した螺旋状の流路47が形成されている。 【0026】 本体ケース33の下端側には下部ケース48がネジ止めされ、この下部ケース48には、ポンプ室36内のロータ32の一端部側に水を吸入する吸入口49が形成されている。吸入口49には吸入パイプ50の一端側が接続され、吸入パイプ50の他端側は足浴槽2内に接続されている。 【0027】 本体ケース34の上端側には上部ケース51がネジ止めされ、この上部ケース51にロータ32の他端部側に位置してポンプ室36から水を吐出する排出口52が形成されている。この排出口52に送水ホース18の一端が接続され、送水ホース18の他端が移動体本体13に接続されている。 【0028】 このポンプ6は、巻線38への通電を行うとともにステータ31の磁極を順次励磁して切り替えることによりロータ32が回転駆動され、このロータ32の回転に伴って足浴槽2内に貯水された水が吸入パイプ50内を通って吸入口49からポンプ室36内に吸入され、吸入された水は流路47内を通って上昇し、排出口52から排出される。排出口52から排出された水は、送水ホース18内を通って移動体11側へ送水され、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出される。 【0029】 このような構成において、この足浴マッサージ装置1により足浴マッサージを行う場合には、足浴槽2内に必要量の水を貯水し、被マッサージ者は椅子等に座った状態で足を足浴槽2内に挿入し、足を足浴槽2内に貯水された水に浸漬する。ついで、スイッチ22を操作し、ポンプ6、ステッピングモータ7を駆動する。 【0030】 ステッピングモータ7の駆動によりリードスクリュー9が回転し、リードスクリュー9の回転により移動体11がリードスクリュー9の中心線方向に沿って移動する。なお、ステッピングモータ7は予め設定されているタイミングで回転方向が正転方向と逆転方向とに切り替えられ、その切り替えに伴ってリードスクリュー9の回転方向も正転方向と逆転方向とに切り替えられるので、この切り替えに伴って移動体11はリードスクリュー9の中心線方向に沿って往復移動する。 【0031】 また、ポンプ6の駆動により、足浴槽2内に貯水された水がポンプ6に吸水されてポンプ6から排出され、ポンプ6から排出された水は送水ホース18内と送水パイプ14a(又は、14b)内とを通ってノズル体15a(又は、15b)のノズル17から吐出される。ノズル17から吐出された水は、足浴槽2内に浸漬されている足の足裏に当たり、足裏を刺激して足浴マッサージ効果が得られる。なお、移動体11はノズル体15a、15bのノズル17から水を吐出しながらかかと側とつま先側との間で往復移動を繰り返すので、ノズル17から吐出される水が当たる箇所が刻々と変化し、足裏全体に亘って足浴マッサージ効果を得ることができる。 【0032】 さらに、移動体11がリードスクリュー9の中心線方向に沿って移動するとき、移動体11はリードスクリュー9と平行に配設されたラック10の長手方向に沿って移動するので、この移動に伴ってラック10と噛み合っているピニオン20が回転し、ピニオン20と一体に吐出圧制御弁16の回転体19が回転する。回転体19が回転することにより、その回転に伴って開口19aの向きが変化し、開口19aが一方の送水パイプ14a(又は、14b)に連通する位置に位置するときには、送水ホース18を通って送水された水はその送水パイプ14a(又は、14b)内を通ってノズル体15a(又は、15b)のノズル17から吐出される。各ノズル体15a、15bのノズル17から吐出される水の吐出圧は、図6のグラフに示すように時間の経過(移動体11の移動量)と共に変化し、かつ、一方が高くなると他方が低くなるように変化する。 【0033】 ここで、ノズル17から吐出される水の水圧が常に一定であると、吐出される水が当たる刺激感が薄れ、足浴マッサージ効果が低下する。しかし、ノズル17から吐出される水の吐出圧が時間の経過と共に変化するので、吐出された水が当たる刺激感を持続することができ、足浴マッサージ効果を高めることができる。かつ、移動体11を往復移動させて吐出される水が当たる位置を可変させることと相俟って、足浴マッサージ効果をより一層高めることができる。 【0034】 また、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出される水を、一方のノズル体15a、15bから吐出されている水の吐出圧が最大となるときに他方のノズル体15b、15aから吐出される水の吐出圧が最小となるので、ポンプ6の小型化と、ノズル17から吐出される水の吐出圧を高めるということとを同時に達成することができ、かつ、使用する水の量を低く抑えることができる。 【0035】 なお、以上の説明では、ステッピングモータ7の回転速度を常時一定(但し、往復移動の切替に伴う減速、増速時を除く)とし、移動体11の移動速度を常時一定にした場合について説明したが、移動体11の移動速度を、回転体19の回転位置に応じて可変させる手段を設けてもよい。移動体11の移動速度を回転体19の回転位置に応じて可変させる手段は、ステッピングモータ7を駆動させるパルスの出力間隔を可変するようにプログラムを組むことにより実行される。なお、ステッピングモータ7を駆動するために出力されるパルス数に応じて移動体11が往復移動し、その往復移動量に応じて回転体19が回転するので、移動体11の移動速度を変化させた場合でも、移動体11の位置と、その位置に応じた回転体19の回転位置との関係は一定に維持される。 【0036】 移動体11の移動速度を回転体19の回転位置に応じて可変させる一例としては、例えば、図7に示すように、いずれか一方のノズル体15a、15bのノズル17からの水の吐出圧がピークとなる付近での移動体11の移動速度を、ノズル17からの水の吐出圧がピークとなる位置以外の部位に位置するときの移動速度よりも低速とすることが挙げられる。これにより、ノズル17から吐出される水の吐出圧が高いときは移動体11が低速で移動するので、ノズル17から高い吐出圧で吐出される水が足裏部分に当たる時間を長くすることができ、ノズル17から吐出される水の吐出圧が低いときには移動体11を高速で移動させてノズル17から吐出される水の吐出圧が高くなる状態に短時間で切り替えることができる。このような切替により、移動体11の移動速度が常時一定の場合と比較して、足浴マッサージ時間が同じであっても吐出圧の高い水が足裏部分に当たる時間を長くすることができ、足浴マッサージ効果を高めることができる。 【0037】 移動体11の移動速度を回転体19の回転位置に応じて可変させる他の一例としては、例えば、図8、図9に示すように、1/fのゆらぎ周期としてもよい。 【0038】 まず、1/fのゆらぎ周期について説明する。一般に自然界の風、川の流れ、小鳥のさえずりなどは固有のリズムがあることが知られている。そしてこれらの変化のパワースペクトルはそのパワーが周波数の逆数に比例する、いわゆる1/fのゆらぎになっているといわれている(図8)。この1/fのゆらぎ周期を横軸の時間軸としてあらわすと図9のようになり、ノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなるタイミングがt1、t2、t3、……(t1、t2、t3、……は、一方のノズル体15aのノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなってから、他方のノズル体15bのノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなるまでの時間を意味する。)とゆらぐことになる。ノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなるタイミングがゆらぎ周期をもって変化することにより、ノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなるタイミングが同じ周期で変化する場合に比べて、被マッサージ者はさらにリラックスした刺激感を得ることができる。 【0039】 また、以上の説明では、ポンプ6を常時駆動させる場合について説明したが、回転体19の回転位置がノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなる付近のみでポンプ6を駆動させる手段を設けてもよい。ポンプ6をノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなる付近のみで駆動させる手段は、ポンプ6をステッピングモータ7を駆動するパルスの出力に応じてオン・オフするようにプログラムを組むことにより実行される。 【0040】 図10は、ノズル17から吐出される水の吐出圧と、ポンプ6のオン・オフのタイミングとの関係を示すグラフである。いずれか一方のノズル体15a、15bのノズル17からの水の吐出圧がピークとなる付近でのみポンプ6をオンにし、双方のノズル体15a、15bのノズル17からの水の吐出圧がピークとならないときはポンプ6をオフにしている。移動体11の位置と回転体19の回転位置とは常に一定であるので、移動体11の位置を制御するステッピングモータ7を駆動するパルス数の出力に応じてポンプ6をオン・オフすることにより、回転体19の回転位置をセンサ等を用いて検知することなく、いずれか一方のノズル体15a、15bのノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなる付近のみでポンプ6をオンとすることができる。 【0041】 本発明の第2の実施の形態を図11ないし図15に基づいて説明する。なお、先行して説明した他の実施の形態で説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。 【0042】 図11は上部カバーを省略した足浴マッサージ装置を示す平面図、図12は足浴マッサージ装置を示す縦断側面図、図13はカートリッジ容器取付部の構造を示す縦断正面図である。 【0043】 本実施の形態の足浴マッサージ装置60は、第1の実施の形態で説明した足浴マッサージ装置1に対し、カートリッジ容器取付部61、温風ファン62、ルーバー63、ヒーター(図示せず)、排水ポンプ等を追加したものである。なお、この足浴マッサージ装置60では、第1の実施の形態で説明したポンプ6と排水ポンプとを一体化した兼用ポンプ65が用いているが、この兼用ポンプ65に代えて、第1の実施の形態で説明したポンプ6と、排水ポンプとを別個に設けてもよい。 【0044】 カートリッジ容器取付部61は、水を収容可能なカートリッジ容器66が着脱可能に取付けられ、取付けられたカートリッジ容器66内に収容されている水を足浴槽2内に給水するための機構である。このカートリッジ容器取付部61は、足浴槽2の外周部に設けられており、取付けられたカートリッジ容器66内の水を足浴槽2内に導くための給水パイプ67を有し、この給水パイプ67の途中に2つの電磁弁68、69が設けられている。これらの電磁弁68、69は、第1の実施の形態で説明したコントローラ21のCPUに弁制御部を介して接続され、コントローラ21の制御により開閉される。 【0045】 カートリッジ容器66内に収容されている水を足浴槽2内に給水する手順としては、水を収容したカートリッジ容器66の取付口70を下向きにしてカートリッジ容器取付部61に取付けると、カートリッジ容器66の取付口70に設けられている弁(図示せず)が開弁される。このとき、電磁弁68、69は閉弁されているので、カートリッジ容器66から足浴槽2内への給水は開始されない。取付口70に設けられている弁は、カートリッジ容器66をカートリッジ容器取付部61に取付けることによりカートリッジ容器取付部61に設けられている突起部(図示せず)に押されて自動的に開弁し、カートリッジ容器66をカートリッジ容器取付部61から取外すことにより自動的に閉弁される構造である。 【0046】 カートリッジ容器66をカートリッジ容器取付部61に取付けた後、操作パネル上に設けられている給水スイッチをオンにすることにより電磁弁68、69が開弁され、カートリッジ容器66内に収容されている水が給水パイプ67内を通って足浴槽2内に給水される。 【0047】 ヒーターは、足浴槽2内に給水された水を予め設定した温度の温水となるように暖めるための部材であり、棒状に形成されて足浴槽2内の底面側に一対設置されている。このヒーターは、第1の実施の形態で説明したコントローラ21のCPUにヒーター制御部を介して接続され、足浴槽2内に給水された水が所定水位に達したことを水位センサ(図示せず)で検知することにより、又は、被マッサージ者がスイッチをオンとすることにより始動される。足浴槽2内に貯水された水の水温が予め設定されている温度に達した場合には、操作パネル上に設けられているスタンバイスイッチ(図示せず)が点灯し、ヒーターがオフになる。なお、ヒーターの駆動に関しては、ヒーター用のスイッチを設け、このスイッチをオン・オフ操作する構造としてもよい。 【0048】 温風ファン62は、足浴マッサージが終了して足浴槽2内に貯水された水を排水した後、温風を送風して足や足浴槽2内の内周面を乾かすための部材であり、駆動機構収納部3内に収納されている。温風ファン62には送風パイプ71の一端側が接続され、送風パイプ71の他端側は二つに分岐されて温風を足浴槽2内に吐出する向きに開口されている。この温風ファン62は、第1の実施の形態で説明したコントローラ21のCPUにヒーター制御部を介して接続され、被マッサージ者がスイッチをオンにすることにより始動され、予め設定された時間が経過することにより、又は、被マッサージ者がスイッチをオフにすることにより停止される。 【0049】 ルーバー63は、送風パイプ71内の先端側開口部分から吐出される温風を、足浴槽2内に挿入されている足のつま先側からかかと側に向かうように、又は、足浴槽2内の内周面に沿うように調節するための部材である。このルーバー63は、足浴槽2と駆動機構収納部3とを仕切る壁部に支軸72を支点として回動可能に取付けられ、実線で示す位置(傾斜した位置)と、仮想線で示す位置(略起立した位置)とに切替可能である。実線で示す位置は、送風パイプ71から吐出される温風を足に向けるようにする第1切替位置であり、仮想線で示す位置は、送風パイプ71から吐出される温風を足浴槽2の内周面に沿うように向ける第2切替位置である。 【0050】 ルーバー63には、スプリング73と被押圧部74とが設けられている。スプリング73は、ルーバー63を第1切替位置に回動する向きに付勢している。被押圧部74は、スプリング73に付勢されたルーバー63が第1切替位置に位置するとき、駆動機構収納部3側へ移動する移動体11の移動体本体13に押圧されることによりルーバー63を第1切替位置から第2切替位置に回動させる。 【0051】 図14は、兼用ポンプ65を示す縦断側面図、図15は兼用ポンプ65を示す底面図である。この兼用ポンプ65は、モータとしての機能とポンプとしての機能とを一体化したモータ一体型の軸流ポンプであり、さらに、回転方向の切替により、足浴槽2内に貯水の水を吸引してノズル体15a、15bのノズル17から吐出させる機能と、足浴槽2内に貯水された水を排水する機能とを備えている。 【0052】 モータとしての機能は第1の実施の形態(図5)で説明したポンプ6と同じであり、モータ30の主要部を構成する筒状のステータ31、ステータ31内に収納されて外周部に螺旋状の流路47が形成されたロータ32、ロータ32の回転軸42の一端側に固定されてロータ32と一体に回転する排水インペラ75を備えている。排水インペラ75は、図15に示すように6枚の羽根76を有し、各羽根76には第1押圧面76aと第2押圧面76bとが形成されている。第2押圧面76bは、排水インペラ75の回転中心に対して放射方向に延出する面に形成され、第1押圧面76aは排水インペラ75の回転方向に沿って湾曲する面に形成されている。 【0053】 本体ケース33の下端側には下部ケース48がネジ止めされ、本体ケース34の上部側には上部ケース51がネジ止めされている。 【0054】 本体ケース33の下端側にはポンプ室36内に連通する第1吸入パイプ77の一端側が接続され、第1吸入パイプ77の他端側は足浴槽2内に接続されている。 【0055】 下部ケース48内には排水インペラ75が配置されており、この下部ケース48には第2吸入パイプ78の一端側と排水パイプ79の一端側とが接続されている。第2吸入パイプ78の他端側は足浴槽2内に接続されている。排水パイプ79の他端側は、給水パイプ67における電磁弁68と電磁弁69との間に接続されている。第2吸入パイプ78と排水パイプ79との位置関係は、排水パイプ79が排水インペラ75が逆転方向(図15に示す矢印b方向)に回転するときの回転円弧の法線方向に沿って延出され、第2吸入パイプ78は排水インペラ75の回転中心方向に向けて延出されている。 【0056】 上部ケース51には排出口52が形成され、この排出口52には送水ホース18の一端側が接続されている。 【0057】 ここで、兼用ポンプ65の機能としては、ロータ32と排水インペラ75とが一体に正転方向(図15における矢印a方向)に回転するとき、ロータ32の回転に伴って足浴槽2内に貯水された水が第1吸入パイプ77内を通ってポンプ室36内に吸入され、吸入された水は流路47内を通って上昇し、排出口52から排出される。排出口52から排出された水は、送水ホース18内を通って移動体11側へ送水され、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出される。 【0058】 一方、ロータ32と排水インペラ75とが一体に逆転方向(図15における矢印b方向)に回転するとき、ロータ32の回転により送水ホース18内や流路47内に位置する水は、流路47内を下方に移動して第1吸入パイプ77内を通って足浴槽2内に戻される。さらに、排水インペラ75が逆転方向に回転することにより、下部ケース48内の水が排水インペラ75の第2押圧面76bにより排水パイプ79側へ押圧される。 【0059】 このような構成において、この足浴マッサージ装置60で足浴マッサージを行う場合には、水を収容したカートリッジ容器66をカートリッジ容器取付部61に取付け、操作パネル上に設けられている給水スイッチをオンにする。給水スイッチがオンになることにより電磁弁68、69が開弁され、カートリッジ容器66内の水が給水パイプ67内を通って足浴槽2内に給水される。したがって、この足浴マッサージ装置60によれば、足浴槽2内への給水をカートリッジ容器66を用いて行うことができ、水道設備から離れた箇所においても足浴マッサージを容易に行うことができる。しかも、水を運ぶときに水をこぼしたりすることを防止できる。 【0060】 足浴槽2内に水が給水された後、自動的に、又は、被マッサージ者が操作スイッチを操作することによりヒーターがオンにされ、足浴槽2内に貯水されている水が温められる。足浴槽2内に貯水されている水が設定温度まで温度上昇すると、操作パネル上のスタンバイスイッチが点灯し、ヒーターがオフになる。 【0061】 スタンバイスイッチの点灯を確認した被マッサージ者は、椅子等に座って足を足浴槽2内に挿入し、足を足浴槽2内に貯水された水(温水)に浸漬する。ついで、操作パネル上のスイッチ22を操作し、兼用ポンプ65、ステッピングモータ7を駆動する。 【0062】 兼用ポンプ65、ステッピングモータ7が駆動されることにより、第1の実施の形態での説明と同様に、移動体11が足のかかと側とつま先側との間で往復移動し、移動体11が往復移動しながらノズル体15a、15bのノズル17から水が吐出され、ノズル17から吐出された水が足に当たることにより足浴マッサージが行われる。ノズル体15a、15bのノズル17からの水の吐出は、吐出圧制御弁16の切替により、片側のノズル体15a、15bから交互に行われる。 【0063】 ここで、この足浴マッサージ装置60によれば、ノズル体15a、15bのノズル17からの水の吐出を片側のノズル体15a、15bごとに交互に行っているので、両方のノズル体15a、15bのノズル17から同時に水を吐出させる場合と比べると、同時に吐出する水量を約1/2にすることができる。また、ノズル体15a、15bが足のかかと側とつま先側との間で往復移動しながらノズル17から水を吐出させるので、ノズル17から吐出される水量を少なくしたり吐出圧を低くしても、ノズル17から吐出される水を足の全体に対して確実に当てることができ、十分な足浴マッサージ効果を得ることができる。 【0064】 このように、この足浴マッサージ装置60によれば、足浴槽2内に貯水する水の量を少なくすることができ、したがって、足浴槽2内に給水するために使用するカートリッジ容器66を小型化することができ、足浴マッサージ装置60の取扱い性を向上させることができる。 【0065】 足浴マッサージが終了した後に、自動的に、又は、被マッサージ者が操作スイッチを操作することにより、足浴槽2内に貯水されている水を自動的に排水する工程と、足及び足浴槽2内を乾かす工程とが開始される。 【0066】 足浴槽2内に貯水されている水を自動的に排水する工程について説明する。足浴マッサージ時には正転方向に回転駆動されていた兼用ポンプ65が逆転方向に回転駆動され、ロータ32及び排水インペラ75が逆転方向(図15に示す矢印b方向)に回転駆動される。同時に、電磁弁69が閉弁されて電磁弁68が開弁される。 【0067】 ロータ32が逆転方向に回転することにより、送水ホース18内及び流路47内の水が第1吸入パイプ77内を流れて足浴槽2内に戻される。また、排水インペラ75が逆転方向に回転することにより、下部ケース48内の水が排水インペラ75の羽根76の第2押圧面76bに押圧されて排水パイプ79内に送り込まれ、排水パイプ79内に送り込まれた水は給水パイプ67内を経由して開弁された電磁弁68を通過し、カートリッジ容器66内に戻される。そして、下部ケース48内の水が排水パイプ79内を通ってカートリッジ容器66内に戻されることにより、足浴槽2内の水が第2吸入パイプ77内を通って下部ケース48内に吸入され、吸入された水も排水パイプ79内を通ってカートリッジ容器66内に戻される。そして、足浴槽2内に水が無くなったことをセンサ(図示せず)で検知すると、その検知結果に基づいて電磁弁68が閉弁され、及び、兼用ポンプ65が停止される。 【0068】 このようにして、この足浴マッサージ装置60によれば、排水ポンプの機能を有する兼用ポンプ65を用いているので、足浴マッサージに使用した足浴槽2内の水をカートリッジ容器66内に自動的に戻すことができ、足浴マッサージに使用した水が戻されたカートリッジ容器66をカートリッジ容器取付部61から取外し、カートリッジ容器66内の水を廃棄することができる。これにより、足浴マッサージに使用した足浴槽2内の水の廃棄処理を簡単に行うことができ、足浴マッサージ装置60を使用する場所に関する制約をなくすことでき、足浴マッサージ装置60の使い勝手が向上する。しかも、この兼用ポンプ65を使用することにより、ノズル17から水を吐出させるためのポンプと、排水用の穂ポンプとを別個に設ける必要がなく、部品点数の削減、足浴マッサージ装置60の小型化を図ることができる。 【0069】 足浴マッサージに使用した足浴槽2内の水をカートリッジ容器66内に戻した後、自動的に、又は、被マッサージ者がスイッチを操作することにより、足浴槽2内に挿入されている足を乾かす工程と、足浴槽2の内周面を乾かす工程とが開始される。 【0070】 これらの工程では、温風ファン62が駆動され、送風パイプ71の先端部から温風が吐出される。温風ファン62の駆動が開始されるときには、ルーバー63は図12において実線で示す位置に回動しており、送風パイプ71から吐出された温風はルーバー63に当たって送風向きを規制され、足のつま先側からかかと側へ流れる。そして、この温風により足を乾かすことができる。 【0071】 温風ファン62の駆動が開始されてから設定時間が経過した後、ステッピングモータ7が駆動されて移動体11がつま先側に向けて移動し、移動体本体13が被押圧部74を押圧する。被押圧部74が押圧されることにより、ルーバー63は図12において仮想線で示す位置に回動する。ルーバー63が仮想線で示す位置に回動することにより、送風パイプ71から送風された温風は足浴槽2の内周面に沿って流れ、足浴槽2の内周面を乾かすことができる。 【0072】 ここで、温風ファン62を設け、温風ファン62から送風される温風を足浴槽2内に送風することにより、足浴槽2内の内周面、足浴槽2内に挿入されている足を乾かすことができる。さらに、ルーバー63を設け、このルーバー63を、温風ファン62により送風される温風を足に向ける第1切替位置と、温風ファン62により送風される温風を足浴槽2の内周面に向ける第2切替位置とに回動させることにより、足と足浴槽2の内周面とを効率良く乾かすことができる。しかも、ルーバー63の第1切替位置から第2切替位置への切り替え、移動体11を移動させて被押圧部74を押圧することにより行っているので、手間をかけず簡単に行うことができる。 【0073】 本発明の第3の実施の形態を図16に基づいて説明する。図16は上部カバーを省略した足浴マッサージ装置を示す平面図である。本実施の形態の足浴マッサージ装置80の基本的構造は第2の実施の形態の足浴マッサージ装置60と同じであり、本実施の形態の足浴マッサージ装置80と第2の実施の形態の足浴マッサージ装置60との異なる点は、本実施の形態の足浴マッサージ装置80では、第2の実施の形態で説明したカートリッジ容器取付部61のほかに、2つ目のカートリッジ容器取付部81が設けられている点である。カートリッジ容器取付部81は、足浴槽2の外周部にカートリッジ容器取付部61と並列に配設されている。カートリッジ容器取付部81の構造はカートリッジ容器取付部61と同じであり、水を収容可能なカートリッジ容器66aが着脱可能に取付けられ、取付けられたカートリッジ容器66a内に収容されている水を足浴槽2内に導くための給水パイプ82を有し、この給水パイプ82の途中に2つの電磁弁83、84が設けられている。これらの電磁弁83、84は、第1の実施の形態で説明したコントローラ21のCPUに弁制御部を介して接続され、コントローラ21の制御により開閉される。また、給水パイプ82における電磁弁83と電磁弁84との間の部分には、排水パイプ79が接続されている。 【0074】 ここで、2つのカートリッジ容器取付部61、81にそれぞれ水を収容したカートリッジ容器66、66aを取付け、それらのカートリッジ容器66、66a内の水を順次足浴槽2内に給水して戻すということを繰り返し、カートリッジ容器66、66a内の水を足浴槽2内に給水したときに、ステッピングモータ7と兼用ポンプ65とを駆動させることにより、足浴槽2内を洗浄することができる。 【0075】 このような構成において、足浴マッサージを行う場合には、水を収容したカートリッジ容器66をカートリッジ容器取付部61に取付け、第2の実施の形態で説明したようにノズル体15a、15bのノズル17から水を吐出させながら移動体11を往復移動させることにより、足浴マッサージを行うことができる。足浴マッサージが終了した後に足浴槽2内に貯水された水の排水を行うことができ、その後温風ファン62を駆動させて足と足浴槽2内の内周面とを乾かすことができる。なお、以下に説明する洗浄を行う場合には、足浴槽2内の内周面を乾かす工程を省略しても良い。 【0076】 足浴槽2を洗浄する場合には、水を収容したカートリッジ容器66をカートリッジ容器取付部61に取付け、及び、水を収容したカートリッジ容器66aをカートリッジ容器取付部81に取付け、洗浄作業を開始する。なお、この洗浄作業時には、電磁弁68、69、83、84の開閉制御、ステッピングモータ7のオン・オフ制御、兼用ポンプ65のオン・オフ制御等が行われるが、これらの制御は予め設定されているプログラムに従ってコントローラ21により行われる。 【0077】 洗浄作業は、「洗浄工程」と「すすぎ工程」との2段階の工程で行われ、「洗浄工程」時には、電磁弁68、69が開弁され、カートリッジ容器66内の水が足浴槽2内に給水される。カートリッジ容器66から給水されて足浴槽2内に貯水された水に洗剤を加え、洗浄水とする。足浴槽2内に水が貯水されると、ステッピングモータ7、兼用ポンプ65が駆動され、移動体11が往復移動しながらノズル体15a、15bのノズル17から洗浄水が吐出される。ノズル17から吐出された洗浄水は上部カバー5の内側面や足浴槽2の上部側内周面に当たることにより、及び、足浴槽2内の洗浄水が足浴槽2内を循環して流れることにより、上部カバー5の内側面や足浴槽2の内周面が洗浄される。ノズル体15a、15bのノズル17から洗浄水を吐出させる「洗浄工程」が設定された時間継続された後、ステッピングモータ7の駆動が停止され、及び、兼用ポンプ65が逆転方向に駆動されることにより、足浴槽2内に貯水されている洗浄水がカートリッジ容器66内に戻される。足浴槽2内の洗浄水がカートリッジ容器66内に戻された後に電磁弁68、69は閉弁される。 【0078】 足浴槽2内に貯水されている洗浄水がカートリッジ容器66内に戻されて電磁弁68、69が閉弁された後、電磁弁83、84が開弁され、カートリッジ容器66a内の水が足浴槽2内に給水される。足浴槽2内に水(すすぎ水)が貯水されると「すすぎ工程」が開始され、この「すすぎ工程」では、「洗浄工程」の場合と同じようにステッピングモータ7、兼用ポンプ65が駆動され、移動体11が往復移動しながらノズル体15a、15bのノズル17からすすぎ水が吐出される。ノズル体15a、15bのノズル17から吐出されたすすぎ水が上部カバー5の内側面や足浴槽2の上部側内周面に当たることにより、及び、足浴槽2内の水が足浴槽2内を循環して流れることにより、上部カバー5の内側面や足浴槽2の内周面がすすぎ洗いされる。ノズル体15a、15bのノズル17からすすぎ水を吐出させる「すすぎ工程」が設定された時間継続された後、ステッピングモータ7の駆動が停止され、及び、兼用ポンプ65が逆転方向に駆動されることにより、足浴槽2内に貯水されているすすぎ水がカートリッジ容器66a内に戻される。足浴槽2内のすすぎ水がカートリッジ容器66a内に戻された後に電磁弁83、84が閉弁され、一連の洗浄作業が終了する。 【0079】 洗浄作業が終了した後、ヒーターを駆動させて足浴槽2内の内周面を乾かすようにしても良い。洗浄作業が終了した後は、洗浄水が戻されているカートリッジ容器66、すすぎ水が戻されているカートリッジ容器66aをカートリッジ容器取付部61、81から取外し、洗浄水、すすぎ水を廃棄することができる。 【0080】 したがって、複数のカートリッジ容器取付部61、81を設け、それらのカートリッジ容器取付部61、81に水を収容したカートリッジ容器66、66aを取付け、それぞれのカートリッジ容器66、66a内に収容された水を足浴槽2内に給水して再びそれらのカートリッジ容器66、66a内に戻すことにより、洗浄水による洗浄工程やすすぎ水によるすすぎ工程を実行することができ、足浴マッサージ装置80を清潔な状態に保つことができる。 【0081】 本発明の第4の実施の形態を図17及び図18に基づいて説明する。図17は上部カバーを省略した足浴マッサージ装置を示す平面図、図18は足浴マッサージ装置に設けられた2つのカートリッジ容器取付部の構造を示す縦断正面図である。 【0082】 本実施の形態の足浴マッサージ装置90の基本的構造は第2の実施の形態の足浴マッサージ装置60と同じであり、本実施の形態の足浴マッサージ装置90と第2の実施の形態の足浴マッサージ装置60との異なる点は、本実施の形態の足浴マッサージ装置90では、2つのカートリッジ容器取付部91、92が設けられ、一方のカートリッジ容器取付部91には足浴槽2内に給水する水を収容したカートリッジ容器93が着脱可能に取付けられ、他方のカートリッジ容器取付部92には足浴槽2内から戻される水を収容するカートリッジ容器94が着脱可能に取付けられている点である。 【0083】 カートリッジ容器取付部91は、このカートリッジ容器取付部91に取付けられたカートリッジ容器93内に収容されている水を足浴槽2内に導くための給水パイプ95を有し、この給水パイプ95の途中に電磁弁96が設けられている。カートリッジ容器取付部92には、兼用ポンプ65から延出された排水パイプ79が接続される排水パイプ97が設けられており、この排水パイプ97の途中に電磁弁98が設けられている。これらの電磁弁96、98は、第1の実施の形態で説明したコントローラ21のCPUに弁制御部を介して接続され、コントローラ21の制御により開閉される。 【0084】 カートリッジ容器93におけるカートリッジ容器取付部91に取付けられる取付口93aと、カートリッジ容器94におけるカートリッジ容器取付部92に取付けられる取付口94aには、カートリッジ容器93、94をカートリッジ容器取付部91、92に取付けることにより自動的に開弁され、カートリッジ容器93、94をカートリッジ容器取付部91、92から取外すことによれ自動的に閉弁される弁(図示せず)が設けられている。 【0085】 なお、これらのカートリッジ容器93、94は、第3の実施の形態で説明したカートリッジ容器66、66aと比較して、2倍の容積を有している。また、給水専用であるカートリッジ容器93は、水圧を利用して給水を円滑に行えるようにするため、高さ寸法が高くなる向きに取付けられており、足浴槽2内からの水の戻しが専用であるカートリッジ容器94は、水を戻すときの水圧を低く抑えるため、高さ寸法が低くなる横向きに取付けられている。 【0086】 このような構成において、足浴マッサージを行う場合には、足浴マッサージを行うために必要な量の水を収容したカートリッジ容器93をカートリッジ容器取付部91に取付け、及び、空のカートリッジ容器94をカートリッジ容器取付部92に取付け、操作パネル上に設けられている給水スイッチをオンにする。給水スイッチがオンになることにより電磁弁96が開弁され、カートリッジ容器93内の水が給水パイプ95内を通って足浴槽2内に給水される。したがって、この足浴マッサージ装置90によれば、足浴槽2内への給水をカートリッジ容器93を用いて行うことができ、水道設備から離れた箇所においても足浴マッサージを容易に行うことができる。しかも、水を運ぶときに水をこぼしたりすることを防止できる。 【0087】 足浴槽2内に水が給水された後、自動的に、又は、被マッサージ者が操作スイッチを操作することによりヒーターがオンにされ、足浴槽2内に貯水されている水が温められる。足浴槽2内に貯水されている水が設定温度まで温度上昇すると、操作パネル上のスタンバイスイッチが点灯し、ヒーターがオフになる。 【0088】 スタンバイスイッチの点灯を確認した被マッサージ者は、椅子等に座って足を足浴槽2内に挿入し、足を足浴槽2内に貯水された水(温水)に浸漬する。ついで、操作パネル上のスイッチ22を操作し、兼用ポンプ65、ステッピングモータ7を駆動する。 【0089】 兼用ポンプ65、ステッピングモータ7が駆動されることにより、第1〜3の実施の形態での説明と同様に、移動体11が足のかかと側とつま先側との間で往復移動し、移動体11が往復移動しながらノズル体15a、15bのノズル17から水が吐出され、ノズル17から吐出された水が足に当たることにより足浴マッサージが行われる。 【0090】 足浴マッサージが終了した後に、自動的に、又は、被マッサージ者が操作スイッチを操作することにより、足浴槽2内に貯水されている水を自動的に排水する工程と、足及び足浴槽2内を乾かす工程とが開始される。 【0091】 足浴槽2内に貯水されている水を自動的に排水する工程時には、足浴マッサージ時には正転方向に回転駆動されていた兼用ポンプ65が逆転方向に回転駆動され、同時に、電磁弁98が開弁される。これにより、第2吸入パイプ78内を通して吸入された足浴槽2内の水が、排水パイプ79、97内を通ってカートリッジ容器94内に送り込まれ、足浴槽2内に貯水された水の排水が行われる。排水工程が終了した後は、カートリッジ容器94内をカートリッジ容器取付部92から張り外し、カートリッジ容器94内の水を廃棄することができる。 【0092】 排水工程が終了した後、温風ファン62が駆動されることにより、足及び足浴槽2内を乾かすことができる。 【0093】 足浴槽2を洗浄する場合には、「洗浄工程」と「すすぎ工程」とで使用する量の水を収容したカートリッジ容器93をカートリッジ容器取付部91に取付け、及び、空のカートリッジ容器94をカートリッジ容器取付部92に取付け、洗浄作業を開始する。なお、この洗浄作業時には、電磁弁96、98の開閉制御、ステッピングモータ7のオン・オフ制御、兼用ポンプ65のオン・オフ制御等が行われるが、これらの制御は予め設定されているプログラムに従ってコントローラ21により行われる。 【0094】 洗浄作業は、「洗浄工程」と「すすぎ工程」との2段階の工程で行われ、「洗浄工程」時には、電磁弁96が開弁され、カートリッジ容器93内の水が足浴槽2内に給水される。但し、カートリッジ容器93内の約半分の水が給水された時点で電磁弁96が閉弁される。カートリッジ容器93から給水されて足浴槽2内に貯水された水に洗剤を加え、洗浄水とする。足浴槽2内に水(洗浄水)が貯水されると、ステッピングモータ7、兼用ポンプ65が駆動され、移動体11が往復移動しながらノズル体15a、15bのノズル17から洗浄水が吐出される。ノズル17から吐出された洗浄水は上部カバー5の内側面や足浴槽2の上部側内周面に当たることにより、及び、足浴槽2内の洗浄水が足浴槽2内を循環して流れることにより、上部カバー5の内側面や足浴槽2の内周面が洗浄される。 【0095】 ノズル体15a、15bのノズル17から洗浄水を吐出させる「洗浄工程」が設定された時間継続された後、ステッピングモータ7の駆動が停止され、兼用ポンプ65が逆転方向に駆動され、電磁弁98が開弁されることにより、足浴槽2内に貯水されている洗浄水が排水パイプ79、97内を通してカートリッジ容器94内に送り込まれる。この送り込みにより、足浴槽2内の洗浄水の排水が行われて「洗浄工程」が終了する。この「洗浄工程」が終了した時点で電磁弁98が閉弁される。 【0096】 「洗浄工程」が終了した後、「すすぎ工程」が開始される。この「すすぎ工程」時には、再び電磁弁96が開弁され、カートリッジ容器93内に残留している約半分の水が足浴槽2内に給水される。足浴槽2内に水(すすぎ水)が給水された後、「洗浄工程」の場合と同じようにステッピングモータ7、兼用ポンプ65が駆動され、移動体11が往復移動しながらノズル体15a、15bのノズル17からすすぎ水が吐出される。ノズル体15a、15bのノズル17から吐出されたすすぎ水が上部カバー5の内側面や足浴槽2の上部側内周面に当たることにより、及び、足浴槽2内の水が足浴槽2内を循環して流れることにより、上部カバー5の内側面や足浴槽2の内周面がすすぎ洗いされる。ノズル体15a、15bのノズル17からすすぎ水を吐出させる「すすぎ工程」が設定された時間継続された後、ステッピングモータ7の駆動が停止され、兼用ポンプ65が逆転方向に駆動され、電磁弁98が開弁されることにより、足浴槽2内に貯水されているすすぎ水が排水パイプ79、97内を通してカートリッジ容器94内に送り込まれる。この送り込みにより、足浴槽2内のすすぎ水の排水が行われて「すすぎ工程」が終了する。この「すすぎ工程」が終了した時点で電磁弁98が閉弁され、一連の洗浄作業が終了する。一連の洗浄作業が終了した後、カートリッジ容器94をカートリッジ容器取付部92から取外し、混合した状態で収容されている洗浄水とすすぎ水とを廃棄することができる。 【0097】 この足浴マッサージ装置90によれば、使用する電磁弁96、98を2つに減らすことができる。 【0098】 本発明の第5の実施の形態を図19ないし図22に基づいて説明する。 図19は、ノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなるときにおけるリードスクリュー9の長手方向に沿った移動体11の位置を可変する機構を示す斜視図である。本実施の形態では、第1の実施の形態で説明した足浴マッサージ装置に対し、3つの突起リブ100a、100b、100cを備えた突起リブ体101と、2つの干渉部材102a、102bとが追加されている。さらに、ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定され、ピニオン20はラック10の長手方向両端側でこのラック10との噛み合いが外れる位置まで移動可能に設けられている。 【0099】 突起リブ体101はピニオン20の下側端面に固定され、突起リブ100a、100b、100cは、ピニオン20の回転中心から放射状に等間隔に突出している。 【0100】 図20は、ラック10と、ピニオン20と、突起リブ体101と、干渉部材102a、102bとの位置関係を示す平面図である。 2つの干渉部材102a、102bは、ラック10の長手方向両端側であって、ピニオン20の移動方向を含む直線Aを挟んだ異なる側に配置されている。 また、これらの干渉部材102a、102bは、ピニオン20の移動方向と直交する向きに位置付けられていずれか1つの突起リブ100a(又は、100b、100c)の突出方向側面Bに当接する直交干渉面Cを有している。 【0101】 図21は、ピニオン20及び突起リブ体101のラック10の長手方向に沿った移動動作と、ラック10の長手方向両端側で突起リブ100a、100b、100cが干渉部材102a、102bに干渉することによるピニオン20及び突起リブ体101の回動動作とを説明する平面図である。 【0102】 図21(a)は、ラック10の長手方向の一端側で、ピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ100aの突出方向側面Bが、干渉部材102aの直交干渉面Cに当接している状態である。 【0103】 図21(b)は、ピニオン20が突起リブ体101と一体にラック10の一端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体101が図21(a)から図21(b)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体101は回転せず、平行移動する。 【0104】 図21(c)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体101が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の他端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体101の回転位置は、ラック10の長手方向の一端側と他端側とで同じになっている。 【0105】 図21(d)は、ラック10の長手方向の他端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ100bの先端部が干渉部材102bの直交干渉面Cに当接した状態である。 【0106】 図21(e)は、図21(d)の位置からピニオン20が突起リブ体101と供に干渉部材102b側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体101及びピニオン20が回転し、突起リブ100bの突出方向側面Bが直交干渉面Cに当接した状態である。突起リブ体101及びピニオン20は、図21(d)の状態から図21(e)の状態に至る間に60°回転する。 【0107】 図21(f)は、図21(e)に示す状態からピニオン20が突起リブ体101と一体にラック10の他端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体101が図21(e)から図21(f)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体101は回転せず、平行移動する。 【0108】 図21(g)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体101が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の一端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体101の回転位置は、ラック10の長手方向の他端側と一端側とで同じになっている。 【0109】 図21(h)は、ラック10の長手方向の一端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ100cの先端部が干渉部材102aの直交干渉面Cに当接した状態である。 【0110】 図21(i)は、図21(h)の位置からピニオン20が突起リブ体101と供に干渉部材102a側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体101及びピニオン20が回転し、突起リブ100cの突出方向側面Bが直交干渉面Cに当接した状態である。突起リブ体101及びピニオン20は、図21(h)の状態から図21(i)の状態に至る間に60°回転する。 【0111】 図21(i)の状態からピニオン20と突起リブ体101とがラック10の長手方向の他端側に移動し、ラック10の長手方向の他端側で再び反転する。このようにして、ピニオン20と突起リブ体101とがラック10の長手方向に沿って往復動し、ラック10の長手方向の端部でそれぞれ60°ずつ回転し、3往復することにより360°回転する。 【0112】 ここで、回転体19はピニオン20と一体に回転し、ピニオン20の回転に伴って送水ホース18内を送水された水のノズル体15a、15bへの分散量が変化する。そして、ピニオン20がある角度のときに、ノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる。 したがって、本実施の形態では、ピニオン20が往復動することに伴ってラック10との噛み合いが外れたラック10の長手方向両端側で60°ずつ回転するので、その回転に伴って、ピニオン20の往復過程におけるノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる位置が変化し、その変化の周期は、ピニオン20の3往復で1周期となる。 【0113】 図22は、一方のノズル体15aのノズル17から吐出される水のピーク位置がピニオン20の往復動に伴って変化する様子を示している。図22において、矢印で示す位置は一方のノズル体15aのノズル17から吐出される水のピーク位置を示している。ピニオン20が1回転するごとにピーク位置が現れる。そして、ラック10の両端側でピニオン20はそれぞれ60°ずつ回転するので、ノズル体15aのノズル17から吐出される水のピーク位置は、ピニオン20がラック10の両端でターンする毎にピニオン20の回転角度が60°に相当する分ずつずれることになり、3往復した後に元の状態に戻る。 【0114】 このように、突起リブ体101と干渉部材102a、102bとを設けることにより、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出されるピークの吐出圧の水が当たる位置を変化させることができ、ノズル17から吐出される水が足の裏に当たることによるマッサージ効果を長時間に亘って維持することができる。 【0115】 なお、本実施の形態では、3つの突起リブ100a、100b、100cを備えた突起リブ体101をピニオン20に固定した場合を例に挙げて説明したが、突起リブの数は3個に限らず、5個、7個等の奇数個を略等間隔で配列したものも使用できる。 【0116】 本発明の第6の実施の形態を図23及び図24に基づいて説明する。 図23は、ラック10と、ピニオン20と、突起リブ体101と、干渉部材110a、110bとの位置関係を示す平面図である。本実施の形態では、3つの突起リブ100a、100b、100cを備えた突起リブ体101をピニオン20に固定した点は第5の実施の形態と同じであり、さらに、ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定され、ピニオン20はラック10の長手方向両端側でこのラック10との噛み合いが外れる位置まで移動可能に設けられている点も第5の実施の形態と同じである。ラック10の長手方向両端側には2つの干渉部材110a、110bが設けられている。これらの干渉部材110a、110bは、ピニオン20の移動方向を含む直線Aを挟んだ異なる側に配置され、ピニオン20の移動方向と平行な向きに位置付けられて隣り合う2つの突起リブ100aと100b(又は100bと100c、又は100cと100a)の先端部に当接する平行干渉面Dを有している。 【0117】 図24は、ピニオン20及び突起リブ体101のラック10の長手方向に沿った移動動作と、ラック10の長手方向両端側で突起リブ100a、100b、100cが干渉部材110a、110bに干渉することによるピニオン20及び突起リブ体101の回動動作とを説明する平面図である。 【0118】 図24(a)は、ラック10の長手方向の一端側で、ピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、2つの突起リブ100a、100cの先端部が干渉部材110aの平行干渉面Dに当接している状態である。 【0119】 図24(b)は、ピニオン20が突起リブ体101と一体にラック10の一端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体101が図24(a)から図24(b)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体101は回転せず、平行移動する。 【0120】 図24(c)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体101が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の他端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体101の回転位置は、ラック10の長手方向の一端側と他端側とで同じになっている。 【0121】 図24(d)は、ラック10の長手方向の他端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ100bの先端部が干渉部材110bに当接した状態である。 【0122】 図24(e)は、図24(d)の位置からピニオン20が突起リブ体101と供に干渉部材110b側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体101及びピニオン20が回転し、突起リブ100b、100aの先端部が干渉部材110bの平行干渉面Dに当接した状態である。突起リブ体101及びピニオン20は、図24(d)の状態から図24(e)の状態に至る間に60°回転する。 【0123】 図24(f)は、図24(e)に示す状態からピニオン20が突起リブ体101と一体にラック10の他端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体101が図24(e)から図24(f)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体101は回転せず、平行移動する。 【0124】 図24(g)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体101が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の一端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体101の回転位置は、ラック10の長手方向の他端側と一端側とで同じになっている。 【0125】 図24(h)は、ラック10の長手方向の一端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ100cの先端部が干渉部材110aに当接した状態である。 【0126】 図24(i)は、図24(h)の位置からピニオン20が突起リブ体101と供に干渉部材110a側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体101及びピニオン20が回転し、突起リブ100c、100bの先端部が干渉部材110aの平行干渉面Dに当接した状態である。突起リブ体101及びピニオン20は、図24(h)の状態から図24(i)の状態に至る間に60°回転する。 【0127】 図24(i)の状態からピニオン20と突起リブ体101とがラック10の長手方向の他端側に移動し、ラック10の長手方向の他端側で再び反転する。このようにして、ピニオン20と突起リブ体101とがラック10の長手方向に沿って往復動し、ラック10の長手方向の端部でそれぞれ60°ずつ回転し、3往復することにより360°回転する。 【0128】 ここで、回転体19はピニオン20と一体に回転し、ピニオン20の回転に伴って送水ホース18内を送水された水のノズル体15a、15bへの分散量が変化する。そして、ピニオン20がある角度のときに、ノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる。 したがって、本実施の形態では、ピニオン20が往復動することに伴ってラック10との噛み合いが外れたラック10の長手方向両端側で60°ずつ回転するので、その回転に伴って、ピニオン20の往復過程におけるノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる位置が変化し、その変化の周期は、ピニオン20の3往復で1周期となる。 【0129】 このように、突起リブ体101と干渉部材110a、110bとを設けることにより、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出されるピークの吐出圧の水が当たる位置を変化させることができ、ノズル17から吐出される水が足の裏に当たることによるマッサージ効果を長時間に亘って維持することができる。 【0130】 さらに、本実施の形態では、図24(e)、図24(i)に示すように、突起リブ100b、100a(又は、100b、100c)の先端部が干渉部材110b(又は110a)の平行干渉面Dに当接した状態において、移動体11のラック10の長手方向に沿った移動量がずれても、ピニオン20と突起リブ体101とは回転せずに平行移動するだけであり、ピニオン20がラック10と噛み合う位置に戻ったとき(例えば、図24(f))は、ピニオン20の回転位置(回転体19の回転位置)は目的とする回転位置に維持される。 このため、平行干渉面Dを有する干渉部材110a、110bを用いることにより、ラック10の長手方向両端側における移動体11の停止位置がばらつきを生じた場合でも、ピニオン20が目的とする角度以上に回転することがなく、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出される水の吐出圧のピークとなる位置の変更制御を安定して行うことができる。 【0131】 なお、本実施の形態では、3つの突起リブ100a、100b、100cを備えた突起リブ体101をピニオン20に固定した場合を例に挙げて説明したが、突起リブの数は3個に限らず、5個、7個等の奇数個を略等間隔で配列したものも使用できる。 【0132】 本発明の第7の実施の形態を図25及び図26に基づいて説明する。 図25は、ラック10と、ピニオン20と、突起リブ体121と、干渉部材122a、122bとの位置関係を示す平面図である。本実施の形態では、4つの突起リブ120a、120b、120c、120dを備えた突起リブ体121がピニオン20の下側端面に固定され、突起リブ120a、120b、120c、120dはピニオン20の回転中心から放射状に等間隔に突出している。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定され、ピニオン20はラック10の長手方向両端側でこのラック10との噛み合いが外れる位置まで移動可能に設けられている点は上述した第5、第6の実施の形態と同じである。ラック10の長手方向両端側には2つの干渉部材122a、122bが設けられている。これらの干渉部材122a、122bは、ピニオン20の移動方向を含む直線Aを挟んだ異なる側に配置されている。一方の干渉部材122aは、ピニオン20の移動方向と直交する向きに位置付けられていずれか1つの突起リブ120a(又は、120b、120c、120d)の突出方向側面Bに当接する直交干渉面Cを有している。他方の干渉部材122bは、ピニオン20の移動方向と平行な向きに位置付けられて隣り合う2つの突起リブ120aと120b(又は120bと120c、又は120cと120d、又は120dと120a)の先端部に当接する平行干渉面Dを有している。 【0133】 図26は、ピニオン20及び突起リブ体121のラック10の長手方向に沿った移動動作と、ラック10の長手方向両端側で突起リブ120a、120b、120c、120dが干渉部材122a、122bに干渉することによるピニオン20及び突起リブ体121の回動動作とを説明する平面図である。 【0134】 図26(a)は、ラック10の長手方向の一端側で、ピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ120aの突出方向側面Bが、干渉部材122aの直交干渉面Cに当接している状態である。 【0135】 図26(b)は、ピニオン20が突起リブ体121と一体にラック10の一端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体121が図26(a)から図26(b)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体121は回転せず、平行移動する。 【0136】 図26(c)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体121が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の他端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体121の回転位置は、ラック10の長手方向の一端側と他端側とで同じになっている。 【0137】 図26(d)は、ラック10の長手方向の他端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ120cの先端部が干渉部材122bに当接した状態である。 【0138】 図26(e)は、図26(d)の位置からピニオン20が突起リブ体121と供に干渉部材122b側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体121及びピニオン20が回転し、突起リブ120b、120cの先端部が干渉部材122bの平行干渉面Dに当接した状態である。突起リブ体121及びピニオン20は、図26(d)の状態から図26(e)の状態に至る間に45°回転する。 【0139】 図26(f)は、図26(e)に示す状態からピニオン20が突起リブ体121と一体にラック10の他端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体121が図26(e)から図26(f)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体121は回転せず、平行移動する。 【0140】 図26(g)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体121が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の一端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体121の回転位置は、ラック10の長手方向の他端側と一端側とで同じになっている。 【0141】 図26(h)は、ラック10の長手方向の一端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、1つの突起リブ120cの先端部が干渉部材122aの直交干渉面Cに当接した状態である。 【0142】 図26(i)は、図26(h)の位置からピニオン20が突起リブ体121と供に干渉部材122a側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体121及びピニオン20が回転し、突起リブ120dの突出方向側面Bが直交干渉面Cに当接した状態である。突起リブ体121及びピニオン20は、図26(h)の状態から図26(i)の状態に至る間に45°回転する。 【0143】 図26(i)の状態からピニオン20と突起リブ体121とがラック10の長手方向の他端側に移動し、ラック10の長手方向の他端側で再び反転する。このようにして、ピニオン20と突起リブ体121とがラック10の長手方向に沿って往復動し、ラック10の長手方向の端部でそれぞれ45°ずつ回転し、4往復することにより360°回転する。 【0144】 ここで、回転体19はピニオン20と一体に回転し、ピニオン20の回転に伴って送水ホース18内を送水された水のノズル体15a、15bへの分散量が変化する。そして、ピニオン20がある角度のときに、ノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる。 したがって、本実施の形態では、ピニオン20が往復動することに伴ってラック10との噛み合いが外れたラック10の長手方向両端側で45°ずつ回転するので、その回転に伴って、ピニオン20の往復過程におけるノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる位置が変化し、その変化の周期は、ピニオン20の4往復で1周期となる。 【0145】 このように、突起リブ体121と干渉部材122a、122bとを設けることにより、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出されるピークの吐出圧の水が当たる位置を変化させることができ、ノズル17から吐出される水が足の裏に当たることによるマッサージ効果を長時間に亘って維持することができる。 【0146】 なお、本実施の形態では、4つの突起リブ120a、120b、120c、120dを備えた突起リブ体121をピニオン20に固定した場合を例に挙げて説明したが、突起リブの数は4個に限らず、6個、8個等の偶数個を略等間隔で配列したものも使用できる。 【0147】 本発明の第8の実施の形態を図27ないし図29に基づいて説明する。 図27は、ノズル17から吐出される水の吐出圧がピークとなるときにおけるリードスクリュー9の長手方向に沿った移動体11の位置を可変する機構を示す斜視図である。本実施の形態では、第5の実施の形態の足浴マッサージ装置(図19参照)で説明した突起リブ体101に代えて、上下2つの突起リブ体130、131が設けられている。また、ラック10の長手方向両端側には、第5の実施の形態の足浴マッサージ装置(図19参照)で説明した干渉部材102a、102bに代えて、干渉部材135a、135bが設けられている。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定され、ピニオン20はラック10の長手方向両端側でこのラック10との噛み合いが外れる位置まで移動可能に設けられている点は上述した各実施の形態と同じである。 【0148】 突起リブ体130、131はピニオン20の下側端面に固定されている。突起リブ体130は4つの突起リブ132a、132b、132c、132dを備え、これらの突起リブ132a、132b、132c、132dはピニオン20の回転中心から放射状に等間隔に突出している。突起リブ体131は4つの突起リブ133a、133b、133c、133dを備え、これらの突起リブ133a、133b、133c、133dはピニオン20の回転中心から放射状に等間隔に突出している。また、突起リブ体130、131は、それぞれの突起リブ132a、132b、132c、132dと突起リブ133a、133b、133c、133dとが重ならないように角度をずらして配置されている。 【0149】 図28は、ラック10と、ピニオン20と、突起リブ体130、131と、干渉部材135a、135bとの位置関係を示す平面図である。 2つの干渉部材135a、135bは、ピニオン20の移動方向を含む直線Aを挟んだ異なる側に配置され、また、2つの干渉部材135a、135bは上下方向で位置をずらして配置されている。干渉部材135aは突起リブ体130の隣り合う2つの突起リブ132aと132b(又は132bと132c、又は132cと132d、又は132dと132a)の先端部に当接する平行干渉面Dを有している。干渉部材135bは突起リブ体131の隣り合う2つの突起リブ133aと133b(又は133bと133c、又は133cと133d、又は133dと133a)の先端部に当接する平行干渉面Dを有している。 【0150】 図29は、ピニオン20及び突起リブ体130、131のラック10の長手方向に沿った移動動作と、ラック10の長手方向両端側で突起リブ132a〜132d、133a〜133dが干渉部材135a、135bに干渉することによるピニオン20及び突起リブ体130、131の回動動作とを説明する平面図である。 【0151】 図29(a)は、ラック10の長手方向の一端側で、ピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、突起リブ体130の2つの突起リブ132a、132bの先端部が干渉部材135aの平行干渉面Dに当接している状態である。 【0152】 図29(b)は、ピニオン20が突起リブ体130、131と一体にラック10の一端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体130、131が図29(a)から図29(b)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体130、131は回転せず、平行移動する。 【0153】 図29(c)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体130、131が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の他端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体130、131の回転位置は、ラック10の長手方向の一端側と他端側とで同じになっている。 【0154】 図29(d)は、ラック10の長手方向の他端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、突起リブ体131の1つの突起リブ133cの先端部が干渉部材135bに当接した状態である。 【0155】 図29(e)は、図29(d)の位置からピニオン20が突起リブ体130、131と供に干渉部材135b側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体130、131及びピニオン20が回転し、突起リブ体131の突起リブ133b、133cの先端部が干渉部材135bの平行干渉面Dに当接した状態である。突起リブ体130、131及びピニオン20は、図29(d)の状態から図29(e)の状態に至る間に45°回転する。 【0156】 図29(f)は、図29(e)に示す状態からピニオン20が突起リブ体130、131と一体にラック10の他端側に移動し、ピニオン20がラック10と噛み合った状態である。ピニオン20及び突起リブ体130、131が図29(e)から図29(f)の位置に移動するまでの間、ピニオン20及び突起リブ体130、131は回転せず、平行移動する。 【0157】 図29(g)は、ラック10と噛み合ったピニオン20及び突起リブ体130、131が回転しながらラック10の長手方向に沿って移動し、ピニオン20がラック10の一端側に到達した状態である。ラック10の長さ寸法がピニオン20のピッチ円の円周の整数倍に設定されているため、ピニオン20及び突起リブ体130、131の回転位置は、ラック10の長手方向の他端側と一端側とで同じになっている。 【0158】 図29(h)は、ラック10の長手方向の一端側でピニオン20がラック10との噛み合いが外れる位置まで移動し、突起リブ体130の1つの突起リブ132aの先端部が干渉部材135aに当接した状態である。 【0159】 図29(i)は、図29(h)の位置からピニオン20が突起リブ体130、131と供に干渉部材135a側に僅かに移動し、その移動に伴って突起リブ体130、131及びピニオン20が回転し、突起リブ体130の突起リブ132d、132aの先端部が干渉部材135aの平行干渉面Dに当接した状態である。突起リブ体101及びピニオン20は、図24(h)の状態から図24(i)の状態に至る間に60°回転する。 【0160】 図29(i)の状態からピニオン20と突起リブ体130、131とがラック10の長手方向の他端側に移動し、ラック10の長手方向の他端側で再び反転する。このようにして、ピニオン20と突起リブ体130、131とがラック10の長手方向に沿って往復動し、ラック10の長手方向の端部でそれぞれ45°ずつ回転し、4往復することにより360°回転する。 【0161】 ここで、回転体19はピニオン20と一体に回転し、ピニオン20の回転に伴って送水ホース18内を送水された水のノズル体15a、15bへの分散量が変化する。そして、ピニオン20がある角度のときに、ノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる。 したがって、本実施の形態では、ピニオン20が往復動することに伴ってラック10との噛み合いが外れたラック10の長手方向両端側で45°ずつ回転するので、その回転に伴って、ピニオン20の往復過程におけるノズル体15a(又はノズル体15b)のノズル17から吐出される水の吐出圧がピークになる位置が変化し、その変化の周期は、ピニオン20の4往復で1周期となる。 【0162】 このように、突起リブ体130、131と干渉部材135a、135bとを設けることにより、ノズル体15a、15bのノズル17から吐出されるピークの吐出圧の水が当たる位置を変化させることができ、ノズル17から吐出される水が足の裏に当たることによるマッサージ効果を長時間に亘って維持することができる。 【0163】 なお、本実施の形態では、4つの突起リブ132a〜132d、133a〜133dを備えた突起リブ体130、131をピニオン20に固定した場合を例に挙げて説明したが、突起リブの数は4個に限らず、6個、8個等の偶数個を略等間隔で配列したものも使用できる。 【図面の簡単な説明】 【0164】 【図1】本発明の第1の実施の形態の足浴マッサージ装置を上部カバーを省略して示す平面図である。 【図2】足浴マッサージ装置を示す縦断側面図である。 【図3】足浴マッサージ装置の一部である移動体と吐出圧制御弁とラックとピニオンとを示す斜視図である。 【図4】回転体の回転位置と吐出圧制御弁による水の流れ方向の切替との関係を示す平面図である。 【図5】ポンプを示す縦断側面図である。 【図6】一対のノズル体のノズルから吐出される水の吐出圧の変化状態を示すグラフである。 【図7】移動体の移動速度を回転体の回転位置に応じて可変させる一例として、ノズルからの水の吐出圧がピークとなる付近で移動体の移動速度を低速とし、ノズルからの水の吐出圧が低いときは移動体の移動速度を高速とする状態を示すグラフである。 【図8】1/fのゆらぎ周期について説明する説明図である。 【図9】移動体の移動速度を回転体の回転位置に応じて可変させる一例として、1/fのゆらぎ周期として状態を示すグラフである。 【図10】ノズルから吐出される水の吐出圧に応じてポンプをオン・オフさせる場合のタイミングを示すグラフである。 【図11】本発明の第2の実施の形態の足浴マッサージ装置を上部カバーを省略して示す平面図である。 【図12】足浴マッサージ装置を示す縦断側面図である。 【図13】カートリッジ容器取付部の構造を示す縦断正面図である。 【図14】兼用ポンプを示す縦断側面図である。 【図15】兼用ポンプを示す底面図である。 【図16】本発明の第3の実施の形態の足浴マッサージ装置を上部カバーを省略して示す平面図である。 【図17】本発明の第4の実施の形態の足浴マッサージ装置を上部カバーを省略して示す平面図である。 【図18】足浴マッサージ装置に設けられた2つのカートリッジ容器取付部の構造を示す縦断正面図である。 【図19】本発明の第5の実施の形態の足浴マッサージ装置の一部を示す斜視図である。 【図20】ラックとピニオンと突起リブ体と干渉部材との位置関係を示す平面図である。 【図21】ピニオン及び突起リブ体のラックの長手方向に沿った移動動作と、突起リブが干渉部材に干渉することによるピニオン及び突起リブ体の回動動作とを説明する平面図である。 【図22】ノズル体のノズルから吐出される水のピーク位置がピニオンの往復動に伴って変化する様子を示す説明図である。 【図23】本発明の第6の実施の形態の足浴マッサージ装置におけるラックとピニオンと突起リブ体と干渉部材との位置関係を示す平面図である。 【図24】ピニオン及び突起リブ体のラックの長手方向に沿った移動動作と、突起リブが干渉部材に干渉することによるピニオン及び突起リブ体の回動動作とを説明する平面図である。 【図25】本発明の第7の実施の形態の足浴マッサージ装置におけるラックとピニオンと突起リブ体と干渉部材との位置関係を示す平面図である。 【図26】ピニオン及び突起リブ体のラックの長手方向に沿った移動動作と、突起リブが干渉部材に干渉することによるピニオン及び突起リブ体の回動動作とを説明する平面図である。 【図27】本発明の第8の実施の形態の足浴マッサージ装置の一部を示す斜視図である。 【図28】ラックとピニオンと突起リブ体と干渉部材との位置関係を示す平面図である。 【図29】ピニオン及び突起リブ体のラックの長手方向に沿った移動動作と、突起リブが干渉部材に干渉することによるピニオン及び突起リブ体の回動動作とを説明する平面図である。 【符号の説明】 【0165】 1 足浴マッサージ装置 2 足浴槽 6 ポンプ 10 ラック 11 移動体 12 往復移動機構 15a、15b ノズル体 16 吐出圧制御弁 19 回転体 17 ノズル 20 ピニオン 32 ロータ 47 流路 61 カートリッジ容器取付部 62 温風ファン 63 ルーバー 65 兼用ポンプ 66 カートリッジ容器 66a カートリッジ容器 74 被押圧部 75 排水インペラ 81 カートリッジ容器取付部 91 カートリッジ容器取付部 93 カートリッジ容器 100a、100b、100c 突起リブ 102a、102b 干渉部材 110a、110b 干渉部材 120a、120b、120c、120d 突起リブ 122a、122b 干渉部材 130、131 突起リブ体 132a、132b、132c、132d 突起リブ 133a、133b、133c、133d 突起リブ 135a、135b 干渉部材 B 突出方向側面 C 直交干渉面 D 平行干渉面
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都品川区東五反田二丁目17番2号
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| 【出願日】 |
平成16年9月30日(2004.9.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101177 【弁理士】 【氏名又は名称】柏木 慎史
【識別番号】100072110 【弁理士】 【氏名又は名称】柏木 明
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| 【公開番号】 |
特開2006−87844(P2006−87844A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月6日(2006.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−287218(P2004−287218) |
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