| 【発明の名称】 |
マッサージ機 |
| 【発明者】 |
【氏名】西尾 文宏 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
【氏名】宮口 昌通 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
【氏名】塚田 大輔 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
【氏名】飯島 毅夫 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
【氏名】西堀 裕一 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
【氏名】谷澤 孝欣 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】自動的に施療動作が実行されるマッサージ機において、被施療者の背面形状と背もたれ部の傾動角度の関係によって、被施療者によって選択された動作条件が十分に機能しない場合であっても、背もたれ部の角度の再調節をする必要がないマッサージ機を提供することである。
【解決手段】座部3に対し傾動自在に備えられた背もたれ部5と、背もたれ部5に備えられた施療子4と、施療子4により自動的に実行される施療動作の動作条件に連動して背もたれ部5を傾動させる制御装置6と、を有している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 座部に対し傾動自在に備えられた背もたれ部と、背もたれ部に備えられた施療子と、施療子により自動的に実行される施療動作の動作条件に連動して背もたれ部を傾動させる制御装置と、を有することを特徴とするマッサージ機。 【請求項2】 動作条件が、施療動作開始後の経過時間、施療動作の種類、又は施療位置であることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。 【請求項3】 施療動作中に背もたれ部の傾動角度が変更された場合に、この変更された傾動角度が記憶される記憶装置を有するとともに、次回の施療動作において記憶された傾動角度で施療動作が実行されるように背もたれ部を自動的に傾動させる制御装置を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、自動的に施療動作が実行されるマッサージ機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から、自動的に施療動作が実行されるマッサージ機が知られている。これは通常「自動コース」と称され、被施療者が、施療動作の種類、施療位置、施療時間、及び背もたれの傾動角度を個別に設定することなく、代表的な被施療者の症状に合わせて予め記憶された動作条件が選択されて、これに従って、施療動作が実行されるものである。例えば全身に対する刺激の弱い施療から始まって、肩中心に対する刺激の強い施療に移り、最後にまた全身に対する刺激の弱い施療に戻る、といったものがある。この場合、施療動作が実行される時に、被施療者の背面形状が標準的である場合を想定して、背もたれ部を座部に対し予め設定された一律の角度に傾動させることも知られている。 【0003】 しかしながら、この場合、被施療者の背面形状が様々であることから、背もたれ部の傾動角度によっては被施療者によって選択される動作条件が十分に機能しない場合がある。例えば、被施療者の背面形状によっては、背もたれ部の傾動角度が後ろに大きく倒れたものである場合に、被施療者の背面と施療子との接触の程度が強くなり、刺激の弱い施療動作が選択されていても、被施療者は刺激の強い施療動作を感じるということがある。そのため被施療者は施療動作が実行される時に、背もたれ部の傾動角度を再調節する必要があった。ここで、施療動作中に背もたれ部の傾動角度が変更された場合に、この傾動角度が記憶される技術として特開2002−159550(特許文献1)が知られている。 【特許文献1】特開2002−159550号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、自動的に施療動作が実行されるマッサージ機において、被施療者の背面形状と背もたれ部の傾動角度の関係によって、被施療者によって選択された動作条件が十分に機能しない場合であっても、背もたれ部の角度の再調節をする必要がないマッサージ機を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記課題を解決するために、本願発明は、座部に対し傾動自在に備えられた背もたれ部と、背もたれ部に備えられた施療子と、施療子により自動的に実行される施療動作の動作条件に連動して背もたれ部を傾動させる制御装置と、を有することを特徴とするマッサージ機である。 【発明の効果】 【0006】 本願発明によれば、自動的に施療動作が実行されるマッサージ機において、施療動作開始後の経過時間、施療動作の種類、又は施療位置等の動作条件に連動して背もたれ部を自動的に傾動させることができるので、背もたれ部の傾動角度を再調節することなく、最適なマッサージ感を得ることができるマッサージ機を提供できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 図1、図2は、本願の請求項1〜3すべてに対応した一実施形態であるマッサージ機1を示している。本実施形態のマッサージ機1は、図1に示す如く、座部3に対し傾動自在に備えられた背もたれ部5と、背もたれ部5に備えられた施療子4と、施療子4により自動的に実行される施療動作の動作条件に連動して背もたれ部5を傾動させる制御装置6と、を有している。ここで、動作条件が、施療動作開始後の経過時間、施療動作の種類、又は施療位置となっている。さらに施療動作中に背もたれ部5の傾動角度が変更された場合に、この変更された傾動角度が記憶される記憶装置8を有するとともに、次回の施療動作において記憶された傾動角度で施療動作が実行されるように背もたれ部5を自動的に傾動させる制御装置6を有している。 【0008】 以下、本実施形態によるマッサージ機1を、より具体的詳細に説明する。最初にマッサージ機1について説明する。これは自動的に施療動作が実行される時に、被施療者によって選択された動作条件に連動して、背もたれ部5を自動的に傾動させる制御装置6を有している。この構成により、施療動作開始後の経過時間、施療動作の種類、又は施療位置等の施療動作の動作条件に連動して、この動作条件が十分に機能する。例えば、被施療者が強い施療動作を要求する場合には、背もたれ部5の傾動角度を大きく倒せば、被施療者の体重が施療子4により強くかかることを利用して、背もたれ部5の傾動角度が後ろに大きく倒れたものとなるように、制御装置6が背もたれ部伸縮ユニット2を動作させ、背もたれ部5を自動的に傾動させることとなる。 【0009】 次に制御装置6について説明する。これは、図2に示す如く、制御回路14に、背もたれ部5の傾動角度及び施療子4の位置を測定するセンサーブロック16と、背もたれ部5及び施療子4を駆動させる動作ユニット15と、記憶装置8とが接続されている。この構成により、被施療者によって選択された動作条件に連動して、背もたれ部6が傾動された状態で施療子4が動作し、動作条件が十分に機能するように調節される。ここで背もたれ部5の傾動角度及び施療子4の位置が、被施療者によって選択された動作条件に従って制御されているか否かを確認するために、これらの傾動角度及び位置はセンサーブロック16で測定されることとなる。本実施形態では、センサーブロック16は、背もたれ部傾動センサーブロック9、施療子強弱方向センサーブロック10、施療子幅方向センサーブロック11、及び施療子上下方向センサーブロック12で構成され、動作ユニット15は、背もたれ部伸縮ユニット2及び施療子駆動ユニット7で構成される。 【0010】 なお制御回路14に記憶装置8が接続されているので、施療動作中に背もたれ部5の傾動角度が変更された場合に、この変更された傾動角度が記憶され、同一の被施療者が次回の施療動作において記憶された傾動角度で施療動作が実行されるように背もたれ部5を自動的に傾動させることとなる。 【0011】 また自動的に実行される施療動作は、施療動作開始後の経過時間、もみ上げ動作、もみ下げ動作、たたき動作及び擦り動作等の施療動作の種類、又は肩及び腰等の施療位置を動作条件とし、これらを適宜組み合わせて決定される。例えば、上述のように全身に対する刺激の弱い施療から始まって、肩中心に対する刺激の強い施療に移り、最後にまた全身に対する刺激の弱い施療に戻る、といったものがある。 【0012】 ここで、全般的に強い刺激を必要とする施療動作については、通常の背もたれ部5の傾動角度よりも大きく倒すように設定し、逆に、全般的に弱い刺激を必要とする施療動作については、通常の背もたれ部5の傾動角度よりも小さく倒すように設定することで、被施療者によって選択された動作条件が十分に機能する。 【0013】 なおマッサージ師が行う通常の治療は、最初は刺激の弱い施療を全身に行った後に必要な箇所に刺激の強い施療を行い、再度刺激の弱い施療を全身に行って終了するものであるため、この施療動作を再現するために、一連の施療動作において施療動作の強弱を変更する場合には、これに連動して背もたれ部5の傾動角度も変化させることができる。例えば、最初の約5分は背もたれ部5の傾動角度を小さく倒し、その後、背もたれ部5の傾動角度を大きく倒し、最後の約5分は再度背もたれ部5の傾動角度を小さく倒すことができる。 【0014】 また施療動作の種類に合わせて背もたれ部5の傾動角度を変化させることもできる。 例えば、首肩周辺を施療する場合に、もみ動作は強い刺激で、たたき動作は弱い刺激で、行いたいという場合には、もみ動作の時には背もたれ部5の傾動角度を大きく倒し、たたき動作の時には背もたれ部5の傾動角度を小さくすることができる。 【0015】 さらに施療位置に合わせて背もたれ部5の傾動角度を変化させることもできる。例えば、首肩周辺を施療する場合に、もみ動作は強い刺激で、腰周辺を施療する場合には、もみ動作は弱い刺激で、行いたいという場合には、首肩周辺でのもみ動作の時には背もたれ部5の傾動角度を大きく倒し、腰周辺でのもみ動作の時には背もたれ部5の傾動角度を小さく倒すことができる。 【0016】 従って、本実施形態のマッサージ機1によれば、自動的に施療動作が実行されるマッサージ機1において、施療動作開始後の経過時間、施療動作の種類、又は施療位置等の動作条件に連動して背もたれ部5を自動的に傾動させることができるので、背もたれ部5の傾動角度を再調節することなく、最適なマッサージ感を得ることができるマッサージ機1を提供できる。 【0017】 また本実施形態のマッサージ機1によれば、動作条件が施療動作開始後の経過時間、施療動作の種類、又は施療位置であるとしているので、動作条件の管理が簡単となり、部品コストを低減することができる。 【0018】 さらに本実施形態のマッサージ機1によれば、制御回路13に記憶装置8が接続されているので、施療動作中に背もたれ部の傾動角度が変更された場合に、この変更された傾動角度が記憶され、同一の被施療者が次回の施療動作において、背もたれ部5の傾動角度を再調節することなく、最適なマッサージ感を得ることができるマッサージ機1を提供できる。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】本願発明の一実施形態であるマッサージ機の側面図。 【図2】本願発明の一実施形態における制御装置のブロック回路図。 【符号の説明】 【0020】 1 マッサージ機 3 座部 4 施療子 5 背もたれ部 6 制御装置
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1048番地
|
| 【出願日】 |
平成16年9月24日(2004.9.24) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2006−87736(P2006−87736A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月6日(2006.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−278027(P2004−278027) |
|