| 【発明の名称】 |
人工温泉装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】曽我博明 【住所又は居所】新潟市青山2丁目15番29号 株式会社環境科学内
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| 【要約】 |
【課題】小型浴槽に最適である簡易な装置で且つ簡単な制御手段で人工温泉を実現する温泉装置を提供する。
【解決手段】適宜大きさの浴槽11と、設定した条件で開閉制御がなされる開閉弁機構42を備えた一定吐出量の給水部4と、浴湯Bを浴槽から引き抜き浴槽に帰還させる循環系に、定量吐出の循環ポンプ23、及び循環湯昇温部(昇温タンク24)を介装し、且つ薬液成分の濃度センサ26を付設してなる循環部2と、薬液タンク31、及び定量吐出で前記循環系の濃度センサ設置箇所に薬液を供給する薬液ポンプ32からなる薬液供給部3とで構成され、開閉弁の開放時に循環ポンプ23を動作させ、同時に濃度センサの検知結果で薬液ポンプ32の動作非動作を決定する制御手段を採用してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 適宜大きさの浴槽と、予め設定した条件で開閉制御がなされる開閉弁機構を備えた一定吐出量の給水部と、浴湯を浴槽から引き抜き浴槽に帰還させる循環系に、定量吐出の循環ポンプ、及び循環湯昇温部を介装し、且つ薬液成分の濃度センサを付設してなる循環部と、薬液タンク、及び定量吐出で前記循環系の濃度センサ設置箇所に薬液を供給する薬液ポンプからなる薬液供給部とで構成され、開閉弁の開放時に循環ポンプを動作させ、同時に濃度センサの検知結果で薬液ポンプの動作非動作を決定する制御手段を採用してなることを特徴とする人工温泉装置。 【請求項2】 浴槽に湯温センサを付設し、給水部からの給水がなされていない場合でも、湯温が設定温度以下となった際に、循環部を動作させてなる請求項1記載の人工温泉装置。 【請求項3】 浴槽に水位センサを付設し、所定の水位以下となった場合に給水部の開閉弁を開放するようにした請求項1又は2記載の人工温泉装置。 【請求項4】 濃度センサを、当該浴湯の導電率を計測するものとしてなる請求項1乃至3記載のいずれかの人工温泉装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、家庭用人工温泉や、業務用人工足湯温泉他、小型の浴槽に対応する人工温泉装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 人工温泉装置としては、種々の形式のものが知られているが、本発明は特に温泉効用を備えた薬液を添加した浴湯を使用する方式のものに関する。 【0003】 薬液を混入するタイプとして、特公平3−4222号公報(特許文献1)には、温泉原液を希釈して浴槽に供給するに際して、希釈液濃度が一定となるように希釈液ポンプの吐出量を制御する手段が開示されている。 【0004】 また特開2002−3258172号公報(特許文献2)には、給湯薬調機能部を備えて湯水量に応じて薬剤を混入して所定の給湯濃度となし、更に薬剤の消耗・劣化による薬剤の濃度低下に対しては、補充薬調機能部を備えて、貯留湯量と濃度不足分とに応じて、貯留浴湯中に薬剤の補充・混入を行なう装置が開示されており、浴湯の薬剤濃度制御は、流量検知と濃度検知とそれに伴なう流量制御で実現しているものである。 【0005】 【特許文献1】特公平3−4222号公報。 【特許文献2】特開2002−3258172号公報。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 所定の濃度を確保した薬液使用の人工温泉装置において、前記した公知装置は、濃度検知に対応して薬液供給量や希釈液の流量検知並びに流量制御を実施しているものであるが、家庭用浴槽や業務用の小型浴槽(貸切風呂や足湯浴槽に採用される程度)等においては、ポンプによる流量制御を実施することは、過剰品質と言えるものであり、無駄が多い。 【0007】 そこで本発明は、小型浴槽に最適である簡易な装置で且つ簡単な制御手段で人工温泉を実現する温泉装置を提案したものである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明にかかる人工温泉装置は、適宜大きさの浴槽と、設定した条件で開閉制御がなされる開閉弁機構を備えた一定吐出量の給水部と、浴湯を浴槽から引き抜き浴槽に帰還させる循環系に、定量吐出の循環ポンプ、及び循環湯昇温部を介装し、且つ薬液成分の濃度センサを付設してなる循環部と、薬液タンク、及び定量吐出で前記循環系の濃度センサ設置箇所に薬液を供給する薬液ポンプからなる薬液供給部とで構成され、開閉弁の開放時に循環ポンプを動作させ、同時に濃度センサの検知結果で薬液ポンプの動作非動作を決定する制御手段を採用してなることを特徴とするものである。 【0009】 而して基本的には予め定めた状況下においては、給水部から一定量の給水がなされ(開閉弁機構の開放状態)、同時に浴湯の一部を循環させて浴湯を温め、且つ設定最低濃度以下となった場合に薬液ポンプを動作させ、設定最高濃度に達すると薬液ポンプを停止して、浴槽への給湯(給水部からの給水と循環湯)の温泉成分濃度を一定の範囲内としたものであり、且つ浴槽湯の一部はオーバーフローとなる所謂掛け流し状態とするものである。 【0010】 又本発明は、浴槽に湯温センサや水位センサを付設し、水位の低下を検知すると、設定プログラムに関りなく給水を実施(同時に循環部や薬液供給部も動作状態に移行する)し、湯温が設定値以下となると、給水部の動作に関らず循環部が動作し、浴湯の昇温を図るものである。 【発明の効果】 【0011】 本発明は上記構成を採用したことで、一定量の給水が実施された際に、浴湯の循環による昇温と薬液供給を実施するもので、定吐出量の循環ポンプ及び薬液ポンプの動作非動作という簡単な制御手段で、浴槽への所定範囲の濃度の薬湯(温泉湯)の供給を実現したもので、濃度に多少の幅があっても薬液の無駄が少ない小型浴槽に最適な人工温泉装置が提供できたものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示した人工温泉装置は、浴槽部1と、循環部2と、薬液供給部3と、給水部4と各部の動作制御を指示する制御部5とで構成される。 【0013】 浴槽部1は、所定の大きさの浴槽11(家庭用の風呂、業務用足湯、貸切風呂に採用される程度の小型浴槽)と、浴槽11内に設置した水位センサ12と湯温センサ13とを備えてなる。水位センサ12は、浴槽11における最低水位以下であることを検知するもので良い。また湯温センサ13は、最低設定温度以下の検知と、最高設定温度以上の検知をなすもので良い。 【0014】 循環部2は、浴槽11の底部からの引抜管21と、ストレーナー22と、循環ポンプ23と、昇温タンク24と、浴槽11の底部に接続する給湯管25とで循環路を構成したものである。前記循環ポンプ23は定吐出量ポンプであり、昇温タンク24には加熱源を備えると共に、薬液(温泉成分)の濃度センサ26を内装してなるものである。 【0015】 特に濃度センサ26は、温泉成分濃度が当該浴湯の導電率に比例することから、昇温タンク24内の浴湯の導電率を計測し、予め定めた最低設定導電率以下(最低濃度以下)であるか否か、最高設定導電率以上(最高濃度以上)であるか否かを検知させるものである。 【0016】 薬液供給部3は、薬液タンク31と薬液ポンプ32と、薬液供給管33から構成され、薬液タンク31は、所定の温泉成分に対応する薬液を貯留しているものであり、薬液ポンプ32は、定吐出量ポンプであり、薬液供給管33は、給湯管25に接続してなるものである。 【0017】 給水部4は、給湯管25と給水箇所A(清水の給水源又は別置ボイラーと接続して温水の供給源)とを接続する給水管41と、給水管41の途中に介装した開閉弁機構42で構成される。また給水管41には流量確認のための流量計43を介装する。 【0018】 前記の各部の動作について説明すると、循環ポンプ23の作動で、浴槽11内の浴湯は、単位時間当たり一定の量が引抜管21から出て、ストレーナー22で濾過され、昇温タンク24で加熱され、給湯管25から浴槽11に戻される。また薬液ポンプ32の作動で、薬液タンク31が所定の薬液(温泉成分)が給湯管25で混合され、更に開閉弁機構42の開放で給湯管25に時間当たり一定の量の給水が混合されて浴槽11に戻され、浴槽11の浴湯Bが満杯の場合には、この給水量がオーバーフローとして浴槽11から溢れ出ることになる。 【0019】 制御部5は、開閉弁機構42の開閉動作、循環ポンプ23及び薬液ポンプ32の駆動及び停止の制御を行うもので、その制御は、各センサの検知結果と、予め定めた開閉弁機構42の開閉条件に基づいてなされる。 【0020】 具体的には、開閉弁機構42の開閉制御は、例えば浴室内に入浴者が入室した際に、弁開放となり、所謂掛け流し状態としたり、入浴時間に合わせて弁開放を行うとか、或いは時間単位で間欠に弁開放を行うなど、予め設定した条件で弁の開閉閉塞の動作をさせるものである。更に前記の設定とは別に、浴槽11の浴湯Bの水位が一定以下であることを水位センサ12で検知すると弁開放を行い、前記最低水位を維持するようにする(図2参照)。 【0021】 循環部2の制御(循環ポンプ23の動作・非動作)は、前記の開閉弁機構42における弁開放がなされて給水が行われている場合に、同時に循環ポンプ23を動作させて、給水による浴温の温度低下や温泉成分の希釈に対応する。また給水の有無に関らず、浴湯Bの温度が設定温度(最低設定温度)以下となった場合に循環ポンプ23を動作させ、設定温度(最高設定温度)以上となったら循環ポンプ23の作動を停止する。即ち自動追い炊き機能を付加したものである(図3参照)。 【0022】 薬液供給部3は、循環ポンプ23が動作している場合にのみ動作するもので、浴湯Bの薬液濃度Sを濃度センサ26で検知し、最低濃度状態を検知すると薬液ポンプ32を動作させ、設定最高濃度に達すると薬液ポンプ32の動作を停止させるものである(図4参照)。 【0023】 従って浴槽11への給湯を、浴湯Bの一部を循環させながら所定量の足し増し(給水部の給水量)を行って掛け流し風とし、且つ足し増し分によって減ずる薬液成分濃度を、薬液の追加混合で補償し、しかも前記追加混合制御に所定の濃度幅を維持させる簡易な手段を採用したもので、装置全体が簡易な設備と容易な制御手段によってシステム化してなるもので、薬液濃度の変化幅の影響が少ない小型浴槽に最適な人工温泉装置を提供したものである。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】本発明の実施形態の全体図。 【図2】同給水部のフローチャート。 【図3】同循環部のフローチャート。 【図4】同薬液供給部のフローチャート。 【符号の説明】 【0025】 1 浴槽部 11 浴槽 12 水位センサ 13 湯温センサ 2 循環部 21 引抜管 22 ストレーナー 23 循環ポンプ 24 昇温タンク 25 給湯管 26 濃度センサ 3 薬液供給部 31 薬液タンク 32 薬液ポンプ 33 薬液供給管 4 給水部 41 給水管 42 開閉弁機構 43 流量計 5 制御部
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| 【出願人】 |
【識別番号】397070314 【氏名又は名称】株式会社環境科学 【住所又は居所】新潟県新潟市青山2丁目15番29号
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| 【出願日】 |
平成16年8月26日(2004.8.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084102 【弁理士】 【氏名又は名称】近藤 彰
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| 【公開番号】 |
特開2006−61332(P2006−61332A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月9日(2006.3.9) |
| 【出願番号】 |
特願2004−246123(P2004−246123) |
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