| 【発明の名称】 |
マッサージ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】寺田 健 【住所又は居所】東京都千代田区神田錦町一丁目1番地 東芝テック株式会社本社事業所内
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| 【要約】 |
【課題】筋肉が付きにくい腕や脚の骨周辺部や脹ら脛等の柔らかい筋肉等への刺激を抑えることによって利用者に痛みを与えることなく適切なマッサージを行うことが可能なマッサージ装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係るマッサージ装置は、脚又は腕を後部より覆い収納する凹状受部13が形成された本体部1と、凹状受部13の内壁面12であって脚又は腕の内側面に対向する位置に設置される柔軟性を有する第1施療子14と、凹状受部13の内壁面10であって脚又は腕の外側面に対向する位置に設置される面押圧可能で強固な第2施療子15とを備えている。マッサージ装置1は、脚又は腕を第1施療子14と第2施療子15とで挟み込んでマッサージする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脚又は腕を後部より覆い収納する凹状受部が形成された本体部と、 前記凹状受部の内壁面であって前記脚又は腕の内側面に対向する位置に設置される柔軟性を有する第1施療子と、 前記凹状受部の内壁面であって前記脚又は腕の外側面に対向する位置に設置される面押圧可能で強固な第2施療子とを備え、 前記脚又は腕を前記第1施療子と前記第2施療子とで挟み込んでマッサージすることを特徴とするマッサージ装置。 【請求項2】 前記第2施療子は、凹状受け部の開口端近傍より前記脚又は腕の外側面にせり出して前記脚又は腕の前寄外周面を面押圧することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。 【請求項3】 前記第2施療子の外表面に突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマッサージ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、腕や脚を施療子を用いてマッサージするマッサージ装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、腕や脚を挿入する凹状受部を備え、凹状受部の両側壁にエアーの吸排気を利用して拡縮するエアーバッグ(施療子)を備えたマッサージ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。 【0003】 マッサージ装置の利用者は、凹状受部に脚又は腕を後方より挿入させてから、柔軟性のあるエアーバッグを拡縮させて脚又は腕を押圧させることによってマッサージ効果を得ることができる。 【特許文献1】特開平8−89540号公報(第1図) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上述したマッサージ装置のように、柔軟性のあるエアーバックを拡張させることによって、脚や腕を両側方から押圧してマッサージを行う場合、エアーバックの拡縮変形によって脚や腕の内側に位置する骨の周辺部や外側に位置する骨の周辺部に存在する筋肉をよけて骨の後側にある柔らかい筋肉を両サイドからエアーバックが強く押さえ込み、例えば、脹ら脛の筋肉のみをつまんだ状態で押圧が行われてしまい、利用者が痛みを感じる場合があるという問題があった。 【0005】 また、ポリプロピレン等によりブロー成形された剛性の高いエアーバックを用いることによりエアーバックの変形を抑えて、骨の後側にある柔らかい筋肉を強く押さえ込んでしまうことを防止する方法も考えられるが、この場合には、筋肉があまり付いていない骨周辺部、例えば向こう脛等をエアーバックが直接刺激してしまって、利用者が痛みを感じる場合があるという問題があった。 【0006】 本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、筋肉が付きにくい腕や脚の骨周辺部や脹ら脛等の柔らかい筋肉等への刺激を抑えることによって利用者に痛みを与えることなく適切なマッサージを行うことが可能なマッサージ装置を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記課題を解決するために、本発明に係るマッサージ装置は、脚又は腕を後部より覆い収納する凹状受部が形成された本体部と、前記凹状受部の内壁面であって前記脚又は腕の内側面に対向する位置に設置される柔軟性を有する第1施療子と、前記凹状受部の内壁面であって前記脚又は腕の外側面に対向する位置に設置される面押圧可能で強固な第2施療子とを備え、前記脚又は腕を前記第1施療子と前記第2施療子とで挟み込んでマッサージすることを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 本発明に係るマッサージ装置によれば、脚又は腕の内側面に対向する位置に設置される柔軟性を備えた第1施療子と外側面に対向する位置に設置される面押圧可能で強固な第2施療子とで、前記脚又は腕を挟み込んでマッサージするので、従来のように左右から柔らかい施療子を用いてマッサージを行う場合に比べて、腕又は脚の後部が施療子で左右から挟み込んでつまんだ状態となることを防止することができ、マッサージ時に利用者に痛みを与えることを防ぐことが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、本発明に係るマッサージ装置について図面を用いて詳細に説明を行う。 【0010】 図1は、本発明に係るマッサージ装置に該当する脚マッサージ部1を備えたマッサージチェア2を示した斜視図である。マッサージチェア2は、椅子形状を呈しており、脚マッサージ部1、椅子本体の肘掛け3を有する脚部4と、脚部4に指示された座部5と、座部5の後縁部にリクライニング可能に装着された背もたれ部6とを有している。座部5及び背もたれ部6の上面部(利用者の体が当接する側)には、エアーバッグ等のマッサージ手段(施療子)が装着され(図示省略)、このエアーバックの上面は、表皮により覆われている。 【0011】 座部5の下側にはエアーバックの拡縮制御を行うための吸排気装置が設けられており(図示省略)、利用者は、リモコン7で吸排気装置を操作することによって、マッサージチェア2の各場所に設置されるエアーバックの拡縮制御を行うことが可能となっている。 【0012】 脚マッサージ部1は、座部5の前縁部側に配設されており、その外表面は表皮によって覆われている。 【0013】 図2、3、4は、外表面を覆う表皮を取り除いた脚マッサージ部1を示した斜視図及び水平断面図である。脚マッサージ部1は、左右の側壁10、10と側壁10、10の中間に配設される仕切壁12とが一体に形成されて一対の断面視U字状の凹状脚受部(凹状受部)13、13が形成されている。仕切壁12の底面寄りの位置には、樹脂等で気密性が確保されて柔軟性の高い布袋により形成される第1エアーバック(第1施療子)14が設置されている。一方、側壁10、10のU字開口端近傍には、ポリプロピレンによりブロー形成されて表面が高剛性(強固)に形成されたエアーバック(第2施療子)15が設置されている。第1エアーバック14及び第2エアーバック15は、吸排気装置より供給されるエアーの圧力制御により拡縮される。 【0014】 第2エアーバッグ15は、ビス16により側壁10、10に端部が固定されており、吸排気装置よりエアーが供給されると、図4に示すように、第2エアーバックの側壁10側が階段形状に膨張し、ビス16を中心として凹状脚受部13の開口部側より回り込むようにして押圧面15aがせり出す構造となっている。第2エアーバック15の押圧面15aは前述のように高い剛性を有しているため、第2エアーバック15が膨張することによって利用者の脚Lの前寄り外周部が面押圧される。さらに、第2エアーバック15の押圧面15aには、脚Lの三里のツボを指圧するための突起部18が形成されている。 【0015】 人間の脚L、例えば、脹ら脛部分には、図3、4に示すように、水平断面の仕切壁12寄り前方の外周面近傍に位置する骨径の太い脛骨20と、側壁10寄りの内部に位置する骨径の細い腓骨21とが通っており、脛骨20近傍を固めのエアーバック等で押圧すると、骨が直接押圧されてしまうので、利用者が痛みを感じる場合がある。一方で、脚Lを左右側方から柔らかいエアーバックを用いてマッサージを行うと、脚Lの脹ら脛側に位置する柔らかい大きな筋肉が左右のエアーバックの拡張変形に伴って挟み込まれてつままれた状態となり、痛みを感じやすくなると共に、脛骨20の外側(側壁10側)であって腓骨21の前側の部分(以下、部位Aとする。図3、4において鎖線で示した部分をいう)に位置する筋肉を十分にマッサージすることができない。特に、この部位Aには、深腓骨神経が通る三里が位置しており、この三里のツボを刺激することによって胃の運動を活発にすることができることが知られている。 【0016】 上述した凹状脚受部13に脚Lを脹ら脛部分から挿入させ、リモコン7で吸排気装置を駆動させて第1エアーバック14と第2エアーバック15とを拡張させると、図4に示すように、第1エアーバック14が、脹ら脛の内側(仕切壁12側)面を全体的に押圧してマッサージを行い、さらに第2エアーバッグ15がピン16を中心として回り込んで、部位Aを面押圧する。このようにして脚マッサージ部1が、柔らかい第1エアーバック14と面押圧を行う第2エアーバック15とにより脚Lを斜め方向から挟み込んでマッサージするので、従来のように柔らかいエアーバックを用いて左右方向からマッサージを行う場合に比べて、脹ら脛部分が左右からエアーバックによって挟み込まれてつままれた状態となりにくくなり、マッサージ時に利用者に痛み与えることを防止することが可能となる。さらに、第2エアーバッグ15が部位Aを面押圧するので、この部位Aの筋肉を第2エアーバック15でしっかりと刺激することができると共に、突起部18を設けることによって、三里のツボを的確に指圧することが可能となる。 【0017】 以上、本発明に係るマッサージ装置を、脚マッサージ部1を備えるマッサージチェア2を示して説明を行ったが、本発明に係るマッサージ装置は脚用のマッサージ装置だけに限定されるものではなく、腕をマッサージするものであっても良い。腕のマッサージに本発明に係るマッサージ装置を用いた場合であっても、骨の下側にある柔らかい筋肉が左右からつままれて痛みを与えてしまうことを防止することができ、さらに腕の前寄り外周面部の筋肉を面押圧によりしっかり刺激することが可能となる。 【0018】 また、本実施例では、第2エアーバック15の外表面に突起部18を設けたが、必ずしも突起部18を設ける必要はなく、突起部18を形成しない場合であっても、第2エアーバック15で十分な面押圧を行うことができるので、十分なマッサージ効果を得ることが可能である。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】マッサージチェアを示した斜視図である。 【図2】脚マッサージ部を示した斜視図である。 【図3】利用者が脚Lを凹状脚受部に挿入した状態であってエアーバックを膨張する前の脚マッサージ部を示した断面図である。 【図4】図4に示す脚マッサージ装置のエアーバックが膨張したときの様子を示した脚マッサージ部の断面図である。 【符号の説明】 【0020】 1 脚マッサージ部(マッサージ装置) 2 マッサージチェア 10 側壁 12 仕切壁 13 凹状脚受部(凹状受部) 14 第1エアーバック(第1施療子) 15 第2エアーバック(第2施療子) 15a 押圧面 18 突起部 20 脛骨 21 腓骨
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都品川区東五反田二丁目17番2号
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| 【出願日】 |
平成16年7月20日(2004.7.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄
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| 【公開番号】 |
特開2006−26199(P2006−26199A) |
| 【公開日】 |
平成18年2月2日(2006.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−211276(P2004−211276) |
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