| 【発明の名称】 |
岩盤浴用基材 |
| 【発明者】 |
【氏名】武井 文夫
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| 【要約】 |
【課題】溶岩を切り出した基板、溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、もしくは溶岩由来の粒体ないし粉末を得て、これを岩盤浴用基材として浴室等に敷設して利用した場合、その上に寝そべるだけで溶岩の種々の効果を活用することができることが判明したので、本発明者はこの発明に到達したのである。上記溶岩の種々の効果は下記の通りである。
【解決手段】溶岩を切り出した基板、溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、もしくは溶岩由来の粒体ないし粉末を、浴室等に敷設することを特徴とする岩盤浴用基材。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 溶岩を切り出した基板、溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、もしくは溶岩由来の粒体ないし粉末を、浴室等に敷設することを特徴とする岩盤浴用基材。 【請求項2】 溶岩が、気泡率が30%以上のものからなることを特徴とする請求項1に記載の岩盤浴用基材。 【請求項3】 溶岩が、富士山系の溶岩からなることを特徴とする請求項1または2に記載の岩盤浴用基材。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は溶岩を切り出した基板、溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、もしくは溶岩由来の粒体ないし粉末を浴室等に敷設することにより、いわゆる岩盤浴と呼ばれる用途に適用することができる新規な岩盤浴用基材に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、火山地帯で産出する溶岩の用途としては、加工しやすいこと、軽量であること、吸水性があること等を利用した建築用ブロック等の建築素材(特開2000-104389公報 特許文献1参照)、焼き肉用のプレート等が一般的である。また最近では、溶岩が発生させる遠赤外線を利用した小石状の入浴材(特開2000-038829公報 特許文献2参照)、炊飯用ジャー等に投入して炊飯時に使用するための炊飯用補助材(特開2004-105934公報 特許文献3参照)、石鹸や化粧料等の原材料(特開2003-146825公報 特許文献4参照)としても知られている。 【0003】 他方岩盤浴施設としては、特開2002-035078公報(特許文献5参照)のように、ラジウム放射線が地上に放射される岩盤の上に砂を敷き詰めて、この内部に複数の噴出口を開口した空気供給管を埋設し、更にこの上に赤外線や紫外線、マイナスイオンなどを放射する複数の玉石を混合して敷き詰めると共に、この内部に温水管を埋設したものが知られている。 また、実登3100592公報(特許文献6参照)のように、密閉型浴室内の土間コンクリート上に、ラス材を介在するとともに、直交状配置にして上下二段組みとしたパイプを蛇行、配管し、その上に保護コンクリート層を介して育成波コンクリート層を形成した上、適宜区画されたスペース毎に育成波エネルギーを発生する原石平板を略面一状に埋設したものとする一方、上下二段組みとした各パイプには、それぞれ専用ボイラから常時逆向き方向となるようにした循環給湯をするようにした自然石温床装置もあった。 【特許文献1】特開2000-104389公報 【特許文献2】特開2000-038829公報 【特許文献3】特開2004-105934公報 【特許文献4】特開2003-146825公報 【特許文献5】特開2002-035078公報 【特許文献6】実登3100592公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 いずれにしても従来、溶岩製の岩盤浴用基材は存在しなかった。 【0005】 溶岩には人体の細胞を活性化させ、布団が日光でふっくらするように血管も拡張させ、血液の循環が良くなって新陳代謝の促進を図ることができるので、美容や健康の増進を図ることができる。 また、溶岩は30種類にも及ぶミネラルを含有し、しかもそのバランスが生体にとって極めてよいといわれている。したがって、溶岩を直接体内外と接することにより、溶岩の含有するミネラルと体内のミネラルとが化学的に結合し、ミネラルの欠乏症や過剰症を解消する有効な手段となる。 そこで、本発明者は岩盤浴施設への溶岩の利用を鋭意研究した結果、溶岩を切り出した基板、溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、もしくは溶岩由来の粒体ないし粉末を得て、これを岩盤浴用基材として浴室等に敷設して利用した場合、その上に寝そべるだけで溶岩の種々の効果を活用することができることが判明したので、本発明者はこの発明に到達したのである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 すなわちこの発明の岩盤浴用基材は、溶岩を切り出した基板、溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、もしくは溶岩由来の粒体ないし粉末を、浴室等に敷設することを特徴とするものである。 【0007】 この発明において使用する溶岩粉末は、富士山系、特に富士五湖周辺において産出する溶岩を粉砕して得た粉末であることが望ましい。この富士山系、特に富士五湖周辺において産出する溶岩は、気泡率が30%以上で遠赤外線の生成に優れた作用を発揮する。 【0008】 溶岩製の基板の厚みは1cm以上であることが望ましく、これ以下の場合には強度が不足して取付作業中や長年使用している間に破損してしまうという問題がある。10cmを超えると重過ぎて運搬や取付作業に支障を来たしてしまうおそれがあった。もちろん、どの程度の厚みの溶岩製の基板を使用するかは用途や使用形態を勘案して適宜決定することが可能である。 【0009】 溶岩製の基板は、先ず所定の厚みに直接溶岩から切り出すことができる。また溶岩を玉石状に加工したものを利用してもよい。また、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板とすることもできる。溶岩由来の粒体ないし粉末とは、溶岩を粉砕機にかけて細粒化あるいは粉末化したり、種々の用途に用いられる溶岩の加工品の加工時に発生する、廃棄物としての粒体ないし粉末を再利用してもよい。 上記粒体ないし粉末を所定の形状に成形するための結着剤としては、合成樹脂系やゴム系の接着剤が好適である。もちろん、天然素材の接着剤等からなる結着材を使用してもよい。さらに、コンクリートやモルタル等の無機系の結着材を使用することもできる。これらの溶岩製の基板は平板状であってもよいが、用途に応じて所定の形態に凹凸を付けたり、取り付け、取り外し可能とすることが望ましい。 【0010】 この発明の岩盤浴用基材は、次のようにして利用することができる。 1.浴槽床に溶岩から切り出した基板や溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、溶岩由来の粒体ないし粉末等を敷設して入浴できるようにする。 2.洗い場などの一部を改造し、多少の勾配を付けながら、溶岩から切り出した基板や溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、溶岩由来の粒体ないし粉末等を敷設して寝そべることができるようにする。 3.浴室とは別に、温水暖房用の配管を施したスペースの上に、溶岩から切り出した基板や溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、溶岩由来の粒体ないし粉末等を敷設して、約50℃程度に温めながら浴衣などを着用して寝そべることができるようにする。かなりの温熱効果を得ることができる。 4.浴槽の深さを約30cm程度にし、溶岩由来の粒体ないし粉末を10cm敷設し、その上に湯を10cmの深さに張り、湯を少しずつ流れるようにして、人が枕をして寝そべることができるようにする。 寝そべった人は小さいスコップで湯の中の溶岩由来の粒体ないし粉末をすくい上げ、肌に付着させることで美容に極めて効果のあるいわゆる溶岩パックが可能となる。 【発明の効果】 【0011】 この発明の岩盤浴用基材は以上のように構成したので、次のような効果を発揮させることができる。 A)加熱した溶岩から遠赤外線が放射されるので、体は芯から温められ、血管を拡張させて血行をよくし、体温を上げて免疫力を高め、いわゆる癌の温熱療法にも値する作用を得ることができる。 B)溶岩の持つバランスのよい数多くのミネラルがイオン化し体内のミネラルと結合するので欠乏したミネラルの補給につながり、末永く健康を保ち、美容の効果で若々しく生活することができる。 C)上記ミネラルの欠乏は肌荒れ、抜け毛、老化現象、免疫力の低下、糖尿病の進行などの様々な症状となって現れるので、ミネラルの補給はそのような症状の回復につながる。 D)糸川嘉則著の「ミネラル事典」によると、特に老化の有力な原因としてミネラル欠乏を挙げ、治療は通常栄養量よりはるかに多い量を用いて種々の病的状態を回復させることが多くの報告で認められてきたことが記されている。 この発明の岩盤浴用基材を用いた岩盤浴は、ミネラル摂取の優れた方法の一つである。 E)溶岩、特に亜鉛を多く含んだ富士山から産出する溶岩は殺菌力に優れ、カビ、大腸菌、その他の菌の発生もほとんどなく清潔で極めて衛生的であり、洗剤を使用しなくても浴槽床に溶岩から切り出した基板や溶岩を玉石状に加工したもの、溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板、溶岩由来の粒体ないし粉末等には汚れがほとんど付着することがなく衛生的で、したがって身体を衛生的に保つことができる。 ちなみに、従来の砂風呂等においては使用中に砂に汚れが付着しやすく、定期的に洗浄することが必要であった。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、この発明の岩盤浴用基材の実施の形態を、実施例に基いてより詳細に説明する。 【実施例1】 【0013】 浴槽床に、富士山の河口湖近辺で産出する溶岩から切り出した2cmの厚さの溶岩製の基板を敷設して、人が座って首まで来る深さに湯を張って入浴できるようにした。その一部に約10cmの深さの仰臥スペースを設け、タオル等をかけて寝そべることができるようにした。 浴槽中の湯が溶岩製の基板を温め、温められた溶岩製の基板から遠赤外線が放射されるので、この遠赤外線によって基板の上に寝そべった人を芯から温めるので、より一層発汗作用等を促進してかなりの温熱効果を得ることができる。 【実施例2】 【0014】 洗い場などの一部を改造し、多少の勾配を付けながら、溶岩から切り出した基板や溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した基板を10cmの厚さに敷設して寝そべることができるようにした。 浴槽中の湯が溢れて溶岩製の基板を温め、温められた溶岩製の基板から遠赤外線が放射されるので、この遠赤外線によって基板の上に寝そべった人を芯から温めるので、より一層発汗作用等を促進してかなりの温熱効果を得ることができる。 【実施例3】 【0015】 浴室とは別に、温水暖房用の配管を施したスペースの上に、溶岩から切り出した基板や溶岩由来の粒体ないし粉末を接着剤等で結着させて板状に形成した溶岩製の基板を2cmの厚さに敷設し、温水を上記配管に循環させて溶岩製の基板を約50℃程度に温めながら、浴衣を着用して寝そべることができるようにした。 温水暖房用の配管内の温水が溶岩製の基板を温め、温められた溶岩製の基板から遠赤外線が放射されるので、この遠赤外線によって基板の上に寝そべった人を芯から温めるので、より一層発汗作用等を促進してかなりの温熱効果を得ることができる。 【実施例4】 【0016】 浴槽の深さを約30cm程度にし、溶岩由来の粒体ないし粉末を10cm敷設し、その上に湯を10cmの深さに張り、湯を少しずつ流れるようにして、人が枕をして寝そべることができるようにした。 寝そべった人は小さいスコップで湯の中の溶岩由来の粒体ないし粉末をすくい上げ、肌に付着させることで美容に極めて効果のあるいわゆる溶岩パックが可能となる。もちろん、発汗作用等を促進してかなりの温熱効果を得ることができる。 【産業上の利用可能性】 【0017】 この発明の岩盤浴用基材は、一般的な浴室や露天風呂、サウナ、その他の様々な用途に適用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593099148 【氏名又は名称】株式会社富士山
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| 【出願日】 |
平成16年7月12日(2004.7.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080654 【弁理士】 【氏名又は名称】土橋 博司
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| 【公開番号】 |
特開2006−25872(P2006−25872A) |
| 【公開日】 |
平成18年2月2日(2006.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願2004−205096(P2004−205096) |
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