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【発明の名称】 プラスチック製の閉鎖プレートを有する手術用ステープラー
【発明者】 【氏名】ウィリアム・ディー・ケリー

【氏名】マイケル・エル・クルシンスキ

【氏名】アンソニー・ティー・グエン

【氏名】リチャード・エフ・シュウェムバーガー

【氏名】ピーター・ウクシック

【氏名】デイビッド・エル・コーン

【要約】 【課題】体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具を提供する。

【解決手段】この手術用器具20は、近位の端部および遠位の端部を有するフレームを含み、ハンドル21が近位の端部に、支持構造81が遠位の端部に、設けられている。支持構造は、複数の手術用締結具を収容したカートリッジ121を支持するように適合されている。その器具は、カートリッジの少なくとも一部を支持構造の近位の端部から支持構造の遠位の端部へ動かすように支持するための閉鎖部材28をさらに含み、閉鎖部材の少なくとも一部は、プラスチックで作られている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具であって、開いた位置、および、前記締結具を適用するための閉じた位置、を有しする、手術用器具において、
(a)その近位の端部に設けられたハンドル、および、その遠位の端部に設けられた支持構造、を有するフレームであって、前記支持構造が、前記複数の手術用締結具を支持するように適合されている、フレームと、
(b)前記複数の手術用締結具の少なくとも一部を前記開いた位置から前記閉じた位置へ動かすように支持するための閉鎖部材であって、前記閉鎖部材の少なくとも一部がプラスチックを含む、閉鎖部材と
を具備する、手術用器具。
【請求項2】
請求項1に記載の手術用器具において、
前記手術用締結具を配備するための発射機構をさらに具備する、手術用器具。
【請求項3】
請求項1に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、実質的にC形の形状を有する、手術用器具。
【請求項4】
請求項3に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、直径19.812cm(7.8インチ)以下の曲率半径を有する、手術用器具。
【請求項5】
請求項3に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、直径2.54cm(1インチ)および直径10.16cm(4インチ)の間の曲率を有する、手術用器具。
【請求項6】
請求項3に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、9.1948cm(3.62インチ)×7.62cm(3.00インチ)の楕円形のエンベロープ内に調和するように適合された曲率を有する、手術用器具。
【請求項7】
請求項1に記載の手術用器具において、
前記器具が、少なくとも一列の手術用締結具を配備するように適合されている、手術用器具。
【請求項8】
請求項1に記載の手術用器具において、
組織を切開するためのナイフをさらに具備する、手術用器具。
【請求項9】
請求項1に記載の手術用器具において、
前記閉鎖部材が、
ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド(polyphenylene sulfide)、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、液晶ポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリウレタン、ポリフタルアミド、ポリエーテルケトン、を含む集合から選択された熱可塑性ポリマーで少なくとも部分的に形成されている、手術用器具。
【請求項10】
請求項1に記載の手術用器具において、
前記手術用締結具が、ステープルを具備する、手術用器具。
【請求項11】
体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具において、
(a)その近位の端部に設けられたハンドル、および、その遠位の端部に設けられた支持構造、を有するフレームであって、前記支持構造が、前記複数の手術用締結具を支持するように適合されている、フレームと、
(b)前記複数の手術用締結具の少なくとも一部を開いた位置から閉じた位置へ動かすように支持するための閉鎖部材であって、前記閉鎖部材が実質的に全体がプラスチックで作られている、閉鎖部材と
を具備する、手術用器具。
【請求項12】
体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具において、
(a)その近位の端部に設けられたハンドル、および、その遠位の端部に設けられた支持構造、を有するフレームであって、前記支持構造が、前記複数の手術用締結具を支持するように適合されている、フレームと、
(b)前記複数の手術用締結具の少なくとも一部を開いた位置から閉じた位置へ動かすように支持するための閉鎖部材であって、前記閉鎖部材が、成形プラスチックの単一の部品で全体が形成されている、閉鎖部材と
を具備する、手術用器具。
【発明の詳細な説明】【開示の内容】
【0001】
〔関連出願に対するクロス−リファレンス〕
本出願は、2004年12月20日に出願された米国特許出願第11/014,910号の一部継続出願であり、前記米国特許出願は2003年12月30日に出願された米国仮特許出願第60/532,912号に基づく優先権を主張するものであり、前記米国特許出願は参照されることによって本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本発明は、ステープルを用いた切除術によって処置された病状の診断および治療に用いるのに適合された手術用ステープリングおよび切開器具に関する。より詳しく言うと、本発明はヒトの男性の骨盤の生物学的構造に調和するように特別に適合された湾曲部を備えた手術用ステープリングおよび切開器具に関する。
【0003】
[背景技術]
手術用ステープリングおよび切開器具はステープルを用いた切除術によって処置された病状の診断および治療で広く用いられている。手術用ステープリングおよび切開器具は、肛門管、口、胃、およびサービスアクセス(service accesses)を介して導入された機械的な縫合器具を内腔を通して利用するための機構を提供する。手術用ステープリングおよび切開器具は直腸の病状に最も広く用いられているが、手術用ステープリングおよび切開器具はさまざまな環境で用いられてもよい。
【0004】
長年に亘って、手術用ステープリングおよび切開器具が開発されてきた。これらの手術用器具は一般的に支持フレーム、支持フレームに取り付けられたアンビル、および複数のステープルすなわち締結具を保持するカートリッジモジュールを含んでいる。これらの手術用器具は全てのステープルすなわち締結具をアンビルに向けて同時に押出して組織を一体に縫合するほぼB形の形状をステープルに与えるまたは複数の部品からなるポリマー製の締結具を一体に結合するカートリッジモジュール内のドライバーをさらに含んでいる。さらに、これらの手術用器具はカートッリジモジュールおよびアンビルの間に組織を受け入れるためのアンビルから離れた位置から組織がアンビルとカートリッジモジュールの間で締めつけられる閉じた位置へカートリッジモジュールを動かすための接近機構を含んでいる。最後に、これらの手術用器具はドライバーを前方に動かしてアンビルに対してステープルを押しつけてステープルに形を与える発射手段を含んでいる。
【0005】
〔発明の概要〕
本発明に基づけば、体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具が提供される。その手術用器具は、近位の端部および遠位の端部を有するフレームを含み、フレームの近位の端部にはハンドルが、フレームの遠位の端部には支持構造が、設けられている。支持構造は、複数の手術用締結具を収容したカートリッジを支持している。手術用器具は、カートリッジの少なくとも一部を支持構造の近位の端部から支持構造の遠位の端部へ動かすように支持するための閉鎖部材をさらに含んでいて、閉鎖部材の少なくとも一部は、プラスチックで作られている。
【0006】
〔詳細な説明〕
本発明の詳細な実施の形態が以下に開示される。しかし、開示された実施の形態はさまざまな形態で実施される本発明の単なる例示であることが理解されなければならない。したがって、本明細書に記載された詳細は限定と解釈されるべきではなく、単に当業者に本発明を構成および/または使用する方法を教示するための基礎として解釈されるべきである。
【0007】
図1を図2から図5と組み合わせて参照すると、手術用ステープリングおよび切開器具が、より詳しく言うと、組織をステープリングし切開するように設計された手術用リニアステープラー20が示されている。手術用リニアステープラー20は第1の近位の端部のハンドル21と反対側の遠位の端部の端部エフェクター80とを有する。端部エフェクター80は本発明の好ましい実施の形態では湾曲している。右ハンド構造プレート34および左ハンド構造プレート35(「ハンドルプレート」とも呼ばれる。)は各々ハンドル21を手術用器具の端部エフェクター80に結合している(左ハンドルプレートは図1には示されていない)。ハンドル21は左ハンドシュラウド(左ハンドシュラウドは図1には示されていない。)に結合された右ハンドシュラウド22を有する。ハンドル21は手術用リニアステープラー20を把持し操縦するための本体部分23(図2から図5が参照される。)をも有する。
【0008】
本発明に基づく手術用リニアステープラー20はヒトの男性の骨盤内に挿入するように特に適合されている。より詳しく言うと、男性の骨盤はかなり狭くしたがって手術用器具が歯状線の近くの骨盤内に到達することを必要とする下部前方切除術(LAR)の間にアクセスするのが難しい部分を含んでいる。本発明の手術用ステープラー20は下部前方切除術の間に男性の骨盤内にアクセスするための特別な形状および寸法を有している。より詳しく言うと、手術用リニアステープラー20の端部エフェクター80は長軸の長さが9.1948cm(3.62インチ)で短軸の長さが7.62cm(3.00インチ)の楕円形の断面形状のエンベロープ(envelope)に調和しそのエンベロープ内で働くように適合されている。
【0009】
このことを考慮に入れて、そして本発明の好ましい実施の形態に基づけば、手術用リニアステープラー20は、男性の骨盤の最小のエンベロープに調和するために19.812cm(7.8インチ)以下の直径、より好ましくは10.16cm(4インチ)以下の直径の湾曲を有する組織端部エフェクター80を備えた遠位の端部を有する。より詳しく言うと、端部エフェクター80は、約2.54cm(1インチ)から約10.16cm(4インチ)までの直径、より好ましくは約5.08cm(2インチ)から約10.16cm(4インチ)までの直径の湾曲を有する。より好ましい実施の形態に基づけば、端部エフェクター80は約7.62cm(3インチ)の直径の湾曲を有している。
【0010】
本発明の端部エフェクター80が、さまざまなコンポーネントを有する交換可能なカートリッジモジュール120と共に用いるように適合されているものとして、以下に記載されているが、本発明の基礎をなす着想は、本発明の真髄を逸脱せずに、さまざまな端部エフェクターおよびカートリッジモジュールの構造に用いることができるであろう。
【0011】
端部エフェクター80は、カートリッジモジュール120(図6から図9が参照される。)とC形の形状の支持構造81とを含んだ手術用の締結アセンブリからなる。用語「C形の形状の」は、本明細書の全体を通して、支持構造81およびカートリッジモジュール120の凹状の性質を記載するために用いられている。C形の形状の構造は、機能の強化を促進し、本明細書中での用語「C形の形状の」の使用は、同じように手術用ステープリングおよび切開器具の機能を強化するさまざまな凹状の形状を含んでいると解釈されなければならない。閉鎖部材28の遠位の端部30がカートリッジモジュール120を受容するように配置されている。端部エフェクター80は前に発射されたカートリッジモジュール120を発射するのを防止するための安全固定機構180(図31に最も良く示されている。)をも含んでいる。カートリッジモジュール120はアンビル122に連結されたカートリッジハウジング121を収容している。カートリッジモジュール120は、保持ピン125、ナイフ126、取り外し可能なリテーナ160、および、ナイフ126の両側にひとつまたは複数の列(すなわち、ステープルライン)の互い違いの配列の複数のステープル収容スロット128を現している組織接触面127をも含んでいる。ステープル(図示されていない。)はカートリッジハウジング121の組織接触面127と向かい合うアンビル122のステープル形成面129に向かってカートリッジハウジング121から発射される。
【0012】
以下の開示に基づいて明らかになるように、本発明の手術用リニアステープラー20は交換可能なカートリッジモジュール120を備えた複数回発射する器具として設計されている。しかし、基礎をなす本発明のさまざまな発想は本発明の真髄を逸脱せずに一回だけ発射する器具にも等しく適用できることが理解されなければならない。
【0013】
端部エフェクター80の支持構造81は、支持構造81から右ハンドルプレート34および左ハンドルプレート35の受容開口内に延在する肩部リベット82およびポスト83によって右ハンドルプレート34および左ハンドルプレート35に各々取り付けられている。本発明の好ましい実施の形態に基づけば、支持構造81は単一の部品構造で作られている。より詳しく言うと、支持構造81は例えばアルミを押出し成形し続いて本発明に基づいて開示された支持構造81に機械加工することによって形成される。このように支持構造81を構成することによって、複数の部品が必要とされず関連する製造および組み立てコストがかなり低減される。さらに、支持構造81が単一の構造であることが本発明の手術用リニアステープラー20の全体の安定性を増強することが確信される。さらに、単一の押出し成形された構造の支持構造81は重量を低減し、コバルトの放射が押出し成形されたアルミを効果的に貫通するので滅菌を容易にし、押出し成形によって得られた滑らかな外側表面に基づいて組織への外傷が減らされる。
【0014】
手術用リニアステープラー20のハンドル21は、外科医が自分の手のひらでつかむハンドグリップ24を含んでいる(図2から図5が参照される)。ハンドグリップ24は右ハンドシュラウドハンドル25(図1が参照される。)と左ハンドシュラウドハンドル(左ハンドシュラウドハンドルは図1に示されていない。)とからなる。回動するようにハンドル21の下側から延出しているのは閉鎖トリガー26および発射トリガー27である。図1に示されている手術用リニアステープラー20は、閉鎖トリガー26および発射トリガー27が駆動されていない位置にあり、カートリッジモジュール120が挿入され、リテーナ160が取り除かれた状態で図示されている。その結果、カートリッジハウジング121は組織をカートリッジハウジング121およびアンビル122の間に配置するためにアンビル122から離れている。
【0015】
手術用リニアステープラー20のハンドル21は組織保持ピン駆動機構100を含んでいる。組織保持ピン駆動機構100はハンドル21の上部面に配置されたサドル形のスライド101を含んでいる。スライド101を手動で動かすことによって押出しロッド102が遠位の向きに動く。押出しロッド102はカートリッジモジュール120の保持ピン125に結合されている。押出しロッド102が遠位の向きに動いたり近位の向きに後退したりすると、保持ピン125がそれに対応して動く。保持ピン駆動機構100は、閉鎖トリガー26が閉鎖トリガー26の最も近位の位置に既に配置されていない場合に閉鎖トリガー26を駆動したときに保持ピン125が自動的に遠位の向きに動くようにハンドル21内の閉鎖トリガー26にも解除可能に結合されている。
【0016】
図2から図5を簡単に参照すると、カートリッジモジュール120が装填されて、手術用リニアステープラー20の端部エフェクター80を駆動するために閉鎖トリガー26および発射トリガー27が順番にハンドグリップ24に向けて引かれたときに起こる事柄を示している。手術用リニアステープラー20には図2に示されているようにカートリッジモジュール120が装填され、次にリテーナ160が取り外される。手術用リニアステープラー20はこうして図1に示されているように組織を受容する準備が整う。
【0017】
閉鎖トリガー26が部分的に引かれて図3に示すようにその第1の移動止め位置に配置されると、カートリッジハウジング121は以下により詳しく記載されるようにその完全に開いた位置から開いた位置と閉じた位置との間の中間の位置へ移動する。同時に、組織保持ピン駆動機構100は保持ピン125をカートリッジハウジング121からアンビル122の開口を通すように前方に向けて動かす。この位置では、カートリッジハウジング121とアンビル122との間に配置されている組織は適正に位置決めされて、組織がカートリッジハウジング121とアンビル122との間で確実に保持される。したがって、閉鎖トリガー26がその中間の位置への駆動を完了すると、カートリッジハウジング121およびアンビル122はそれに対応して組織を保持するそれぞれの位置に配置されている。
【0018】
閉鎖トリガー26が図4に示されているようにハンドグリップ24の前方端部に隣接するように完全に引かれると、カートリッジハウジング121の組織接触面127およびアンビル122のステープル形成面129は互いに近づき、適正に位置決めされ保持された組織は結果的に完全に締めつけられる。さらに、発射トリガー27がハンドグリップ24に向けて反時計回りに回動して外科医がステープルを発射するために発射トリガー27を握ることができるようになっている。したがって、発射トリガー27はこのとき外科医が発射トリガー27を引いて組織をステープリングし切開するための位置に配置されている。発射トリガー27が図5に示すようにステープルを発射するために完全に引かれると、発射トリガー27は閉鎖トリガー26にほぼ接近して留まる。
【0019】
図6から図9を参照して、カートリッジモジュール120がより詳細に説明される。本発明のカートリッジモジュール120はステープリング機能および切開機能が手術用器具を駆動する間に同じ向きで働く手術用リニアステープラー20で用いるための切開および密封機構を提供する。本発明のカートリッジモジュール120は手術用リニアステープリング器具と共に用いるように特定して適合されているが、本発明のカートリッジモジュール120の発想は本発明の真髄を逸脱することなく別の手術用器具にも適用できる。より詳しく言うと、本発明のカートリッジモジュール120はナイフ126が切開過程の間に対応するワッシャ123と共に用いられるようにしている。本発明のカートリッジモジュール120は手術用リニアステープラー20を複数回発射することが切開機能を制約しないことを確実にする。これは、アンビル122を、とりわけ切開ワッシャ123をカートリッジモジュール120に組み合わせることによって達成される。ワッシャ123およびナイフ126をカートリッジモジュール120に組み合わせることによって、新たなワッシャ123およびナイフ126が、カートリッジモジュール120が交換される度に提供され、その結果切開性能が改善される。
【0020】
改善された性能はアンビル122およびカートリッジハウジング121が互いにアンビル122およびカートリッジハウジング121の向かい合う表面が平行な配置に保たれるように動くようにアンビル122およびカートリッジハウジング121を平行に位置決めすることによってさらに増強されている。これによって、組織に亘って均一に分布した圧力が提供され、組織をひだにして組織の一部をアンビル121およびカートリッジモジュール121の間に画定された所望の間隔の外側に押出すことにもなる形態で組織を締めつけることが防止される。
【0021】
より詳しく言うと、カートリッジモジュール120はステープル収容スロット128内に配置された複数のステープル(図示されていない。)を収容するカートリッジハウジング121を含んでいる。ステープルの直ぐ後ろには、ステープルをステープル収容スロット128の外に押出すために配置されたドライバー131が配置されている。ナイフホルダー130がカートリッジハウジング121内のドライバー131のすぐ近位の側に配置されている。ナイフホルダー130は、その機能が以下により詳しく説明されるナイフリトラクターフック45(図37が参照される。)と相互に作用するためのスロット172およびリッジ173を含んでいる。ナイフホルダー130は、ナイフホルダー130からドライバー131のスロット200およびカートリッジハウジング121のスロット199を通って遠位の向きに延出するナイフ126に取り付けられている。ナイフは、本発明のある好ましい実施の形態に基づいて、ハウジング内にあるものとして開示されているが、その他の構成が、本発明の真髄を逸脱せずに、用いられてもよく、例えば、カートリッジモジュールが、具体的な用途でそのように指示されている場合には、ナイフ無しで構成されていてよい。
【0022】
ナイフホルダー130はカートリッジハウジング121のスロット137を通って延在する移動止めポスト138を有する。ナイフホルダー130の移動止めポスト138はナイフ126およびナイフホルダー130が長手方向に移動する間カートリッジハウジング121のスロット137の移動止め突起部139と接触するように配置されている。同様に、ドライバー131はカートリッジハウジング121のスロット137の近位の移動止め突起部141および遠位の移動止め突起部142に各々接触するように配置された移動止めポスト140を有する。
【0023】
ナイフ126およびスロット199、スロット200は、少なくとも一列のステープルがナイフ126の両側の各々に配置されるように位置決めされている。本発明の好ましい実施の形態に基づけば、二列のステープルのスロット128(および二列のステープル)がカートリッジハウジング121のスロット199の両側の各々に設けられている。
【0024】
カートリッジハウジング121はナイフスロット199の両端の各々に配置された2つのほぼ円形の開口143および開口144を含んでいる。カートリッジハウジング121の基部に設けられたほぼ円形の開口143はガイドピン124をカートリッジハウジング121に通す形状および寸法を有する。カートリッジハウジング121の上部のほぼ円形の開口144は保持ピン125をカートリッジハウジング121に通す形状および寸法を有する。ステープルスロット128はステープルがほぼ円形の開口143および開口144を越えて横方向に延在するように配列されている。
【0025】
本発明の好ましい実施の形態に基づけば、アンビル122はプラスチック製のワッシャ123および金属製のステープル形成面129を含んでいる。アンビル122はステープル形成面129をステープルと整合した構成に保つために配置されている。保持ピン125は保持ピン125の円周スロット135およびカプラー133の溝134によってカプラー133に結合されている(図14に最も良く示されている)。カプラー133はカートリッジハウジング121のアーム145内に配置されていて端部キャップ146によってアーム145内に保持されている。
【0026】
ガイドピン124および保持ピン125は、ナイフ126の端部126aおよび端部126bが配置される対応するスロット147aおよびスロット147bを含んでいる(図8、図9、図36、図39、および図40に最も良く示されている)。ガイドピン124の近位の端部148はアンビル122の近位の端部149に結合されている。ガイドピン124の遠位の端部150はカートリッジハウジング121から延出しアンビル122のスロット151を通って延在している。切開ワッシャ123はワッシャ123の舌部153の下に嵌め合わされるアンビル122の溝152によってアンビル122に嵌め込まれる。切開ワッシャ123の反対側の端部154はアンビルアーム155の下に嵌め込まれピン156によってアンビルアーム155にピン留めされる。この位置では、ワッシャ123の切開面157はアンビル122のスロット151を通って延出している。切開ワッシャ123をアンビル122に組み付けることによってガイドピン124がアンビル122のスロット151および切開面157によって形成された開口内に捕獲され、したがって、アンビル122がカートリッジハウジング121に機能的に結合される。リテーナ160は図7に示されているようにカートリッジモジュール120に取り付けられていて端部エフェクター80が挿入されるまでカートリッジモジュール120のコンポーネントを望ましい配置に保持する。
【0027】
図25から図29と組み合わせて図6から図12を再び参照して、リテーナ160がより詳しく説明される。リテーナ160はカートリッジハウジング121の突起部159の周りに配置される溝161を有する。リテーナ160はリテーナ160内で往復運動するために配置された弾性の内側ばねアーム162を収容している。リテーナ160はガイドピン124の周りに部分的に延在する収容スロット163を含んでいる。ばねアーム162は、ガイドピン124の周りに部分的に延在し収容スロット163と逆の向きを向くように構成された収容スロット164を含んでいる。リテーナ160は、収容スロット163および収容スロット164がガイドピン124を取り囲んでリテーナ160をカートリッジモジュール120に閉じ込めるようにカートリッジモジュール120に配置される。ばねアーム162はリテーナ160からアンビルアーム155の下へ下向きに延在する解除タブ165を含んでいる。したがって、リテーナ160はカートリッジモジュール120が端部エフェクター80内に適正に配置されるまでカートリッジモジュール120から容易に取り外せない。カートリッジモジュール120が端部エフェクター80に適正に配置されると、解除タブ165が端部エフェクター80に係合してリテーナ160を解放する。
【0028】
図2および図13と組み合わせて再び図1を参照して、手術用リニアステープラー20のコンポーネントがより詳しく説明される。手術用リニアステープラー20は、ハンドル21から端部エフェクター80の手術用締結アセンブリ内に延在するほぼU形の断面形状を有する長寸の閉鎖部材28を含んでいる。本発明の好ましい実施の形態に基づけば、閉鎖部材28は本発明に基づく動きおよび機能を得るための形状を与えられた成形プラスチック部材である。閉鎖部材28をプラスチックで作ることによって、製造コストが低減され手術用リニアステープラー20の重量も低減される。さらに、手術用リニアステープラー20はプラスチックがステンレス鋼に比べてより透過しやすいのでコバルト放射を用いた滅菌がより容易である。適切なタイプのプラスチックには、熱可塑性プラスチックと呼ばれる種類のプラスチックが含まれ、熱可塑性プラスチックには、以下に限定されないが、ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド(polyphenylene sulfide)、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、液晶ポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート、ナイロン、ポリウレタン、ポリフタルアミド、ポリエーテルケトン、などがあり、これらの熱可塑性プラスチックは、強度を増すための、ガラス繊維、アラミド繊維、または、炭素繊維、または、ガラスビーズ、アラミドビーズ、または、炭素ビーズなどの添加物と共に、または、それらの添加物無しに、成形されていてもよい。
【0029】
成型コンポーネントは、許容誤差の厳しい非常に規制された形状で製造される。これは、閉鎖部材28に湾曲した形状および複雑な特徴部を与える。さらに、複数のプレートを一体に取り付ける必要は、もはやない。単一部品の成形は、閉鎖サブシステムを一体に保つためのリベットのような締結具の必要をなくしている。固定ピンのためのその他の開口およびガイドリベットのためのその他の開口は、一度に、同じツールで成形されるので、今や、正確に整合させることができる。さらに、プラスチックの重量は、ステンレス鋼に比べてかなり少ないので、装置の全体の重量が低減される。滅菌に関しては、プラスチック製のコンポーネントは、いくつかの積層されたステンレス鋼製のプレート(several steel laminated plates)よりもコバルト放射をより透過し易い。最後に、一部品の成形された閉鎖部材を用いることによって、締結具、ステンレス鋼製の閉鎖プレート、プラスチック製のスペーサ、を省略することができ、組み立てをより容易にしている。
【0030】
閉鎖部材28の遠位の部分は支持構造81の壁84を通過している。遠位の部分はカートリッジモジュール120のカートリッジハウジング121を受容して保持するように配置されている。閉鎖部材28の中心部分は右ハンドルプレート34および左ハンドルプレート35の各々の間に配置されている。右ハンド閉鎖リンク36および左ハンド閉鎖リンク37は、各々、第1の一体閉鎖リンクピン38によって閉鎖部材28の右近位の端部および左近位の端部に回動するように取り付けられている。閉鎖リンク36および閉鎖リンク37の反対の端部では、閉鎖リンク36および閉鎖リンク37が第2の一体閉鎖リンクピン39に回動可能に取り付けられている。第2の一体閉鎖リンクビン39は閉鎖リンク36および閉鎖リンク37をスロット付の閉鎖アームリンク40に結合している。スロット付の閉鎖アームリンク40は、閉鎖トリガーピボットピン41によって手術用リニアステープラー20の右ハンドルプレート34および左ハンドルプレート35に回動可能に取り付けられている。閉鎖トリガー26は閉鎖トリガーピボットピン41を中心にしてハンドグリップ24に向かってまたはハンドグリップから遠ざかるように回動するようにスロット付の閉鎖アームリンク40から下向きに延在している。ハンドル21のハンドグリップ24内に収容された閉鎖ばね42はスロット付の閉鎖アームリンク40に取り付けられていて外科医が閉鎖トリガー26をハンドグリップ24に向けて引いたときに望まれる抵抗力を提供し閉鎖トリガー26を開いた位置に向けて付勢する。
【0031】
図13および図14を参照して、保持ピン駆動機構100のコンポーネントが説明される。ハンドル21は直線状の動きをするようにハンドル21の上部に取り付けられたサドル形のスライド101を含んでいる。スライド101は押出しロッドドライバー104から外向きに延在してハンドル21のスロット105(図2が参照される。)を通るポスト103に結合されている。押出しロッドドライバー104はスロット105によって手術用リニアステープラー20の長手方向の軸に沿った長手方向の動きを抑制されている。押出しロッドドライバー104は押出しロッドドライバー104のスロット108にスナップ嵌めされる押出しロッド102の周方向の溝107によって押出しロッド102に結合されている。押出しロッド102の遠位の端部はカートリッジモジュール120のカプラー133の近位の端部の溝132と相互に連結された周方向の溝109を含んでいる(図22に最も良く示されている)。カプラー133の遠位の端部は保持ピン125の周方向の溝135と相互に連結するための溝134を含んでいる。
【0032】
閉鎖部材28は閉鎖部材28の両側からハンドル21内に横方向に延出するポスト29を含んでいる。これらのポスト29はヨーク111のL形のスロット110と摺動可能に連結している。ヨーク111はヨーク111のピボットピン112によってハンドル21に回動可能に取り付けられている。ヨーク111は押出しロッドドライバー104のカム面114を押すように配置されたカムピン113を含んでいる。
【0033】
図13および図37を参照して、発射伝達アセンブリのコンポーネントが説明される。発射伝達アセンブリは、ハンドル21から端部エフェクター80の手術用締結アセンブリ内に延在する長寸の発射バー43を含んでいる。発射バー43はU形の断面形状の閉鎖部材28内に配置されている。発射バー43の遠位の端部はカートリッジハウジング121内に延在していてナイフホルダー130およびドライバー131のすぐ近位の側に配置されている。発射バー43の遠位の端部はナイフリトラクターフック45を有するナイフリトラクター44に取り付けられている。
【0034】
発射バー43はハンドル21内に収容されている発射バー43の部分に長方形の受容スロット46を有する(図13が参照される)。第1の一体閉鎖リンクピン38は受容スロット46を通って延在している。発射バー43は近位の端部部分47をも有する。発射バー43の近位の端部部分47の下側には摺動面48が設けられている。近位の端部部分47は摺動面48から延出する終端側係合面49をも有する。発射トリガー27は閉鎖トリガーピボットピン41から離れた発射トリガーピボットピン50によってハンドルプレート34およびハンドルプレート35に回動可能に取り付けられていて閉鎖トリガーピボットピン41および発射トリガーピボットピン50が各々互いに独立した軸を中心にして回転するようになっている。発射トリガー27は発射トリガーピボットピン50の位置で発射トリガー27から発射バー43の近位の端部部分47の摺動面48に配置された先端52まで延在するアーチ形の発射トリガーリンク51を含んでいる。ハンドル21内では、発射トリガー27は第1の発射トリガーばねアーム53および第2の発射トリガーばねアーム54の各々に取り付けられている。第1の発射トリガーばねアーム53および第2の発射トリガーばねアーム54は発射トリガー27の右半分のねじりばね(図示さていない。)を支持している。最後に、発射バー戻りばね55は発射バー43のハンドル21内にある部分で発射バー43の下側に取り付けられていて発射バー43をその駆動されていない位置に向けて付勢している。
【0035】
閉鎖トリガー26がハンドグリップ24に向けて引かれると、スロット付の閉鎖アームリンク40および閉鎖リンク36,37は発射バー43の受容スロット46内で遠位の向きに動く。この遠位の向きの動きによって、閉鎖部材28は対応して遠位の向きに動く。同様に、発射バー43は閉鎖部材28と同時に遠位の向きに動き、その理由は閉鎖リンク36および閉鎖リンク37が取り付けられた第1の一体閉鎖リンクピン38が発射バー43の受容スロット46を通って延在しているからである。
【0036】
中間の閉鎖移動止め位置を定義する機構および閉鎖トリガー26の駆動された位置からはじめの駆動されてない位置への解除が図13から図20と組み合わせて図1を参照して説明される。スロット付の閉鎖アームリンク40の上側には中間の移動止め57および閉鎖移動止め58を現すクランプ摺動面56が設けられている。解除蓋い59がクランプ摺動面56上を摺動し中間の移動止め57および閉鎖移動止め58に係合する。解除蓋い59はその遠位の端部に横方向に延在する蓋いラグ60(図1に最も良く示されている。)を有する。解除蓋い59はハンドル21内に配置されていて、ハンドル21の外側に配置されている解除ボタン61に一体的に取り付けられている。解除ボタン61は親指台62を有し、解除ボタン61は解除トラニオン63によってハンドル21に回動可能に取り付けられている。解除ボタン61はハンドル21から外向きに付勢されていて、したがって解除蓋い59はばね保持ピン65によってハンドル21に取り付けられかつボタンばねポスト66によって解除ボタン61に取り付けられた解除ばね64によってクランプ摺動面56に向けて下向きに付勢されている。スロット付の閉鎖アームリンク40は中間の移動止め57および閉鎖移動止め58の間に配置されたアーチ形の凹部67を有する。このアーチ形の凹部67に回転運動するために配置されているのは右ハンドトグル(右ハンドトグルは図示されていない。)に一体的に結合された左ハンドトグル68である。各トグル68は蓋いラグ60と係合可能なトグルアーム69を有する。蓋いラグ60は凹状の近位の表面70を有していてトグルアーム69と蓋いラグ60の間に隙間が設けられている。
【0037】
図31(カートリッジおよび支持構造の切欠き図)を参照して、発射された器具の固定機構180のコンポーネントが説明される。
【0038】
以下の開示に基づいて適正に評価されるように、一旦装置が発射されると、固定機構180は、カートリッジハウジング121がその第2の閉じた位置へ移動するのを妨げるが、カートリッジハウジング121およびアンビル122が相対的に再接近するように動くことは許容し、それによって、再接近が、その装置が故障していないことの表示を提供する。許容される再接近は、第1の離れた位置にあるときのカートリッジハウジング121およびアンビル122の間の全体の距離の約1/4から約2/3までを構成し、より好ましくは、第1の離れた位置にあるときのカートリッジハウジングおよびアンビルの間の全体の距離の1/4、1/3、または、1/2を構成している。
【0039】
固定機構180はピン182によって閉鎖部材28の遠位の端部30に回動可能に取り付けられた固定レバー181を含んでいる。固定レバー181はばね(図示されていない。)によって支持構造81の基部に向けて下向きにばね付勢されている。固定レバー181は近位の端部184および遠位の端部185を含んでいる。近位の端部184はカム面186および固定溝187を有する。端部エフェクター80の支持構造81は固定機構180が働いているときに固定溝187と相互に作用するように配置されたリッジ85を含んでいる。支持構造81は壁84の間の基部面86を含んでいる。基部面86は固定レバー181が働いていないときにカム面186と相互に作用するように配置されている。
【0040】
カートリッジモジュール120の装填、閉鎖機構、保持ピン機構、発射伝達機構、中間の移動止め57および閉鎖移動止め58、解除機構、および固定機構180の動作が以下に説明される。図7から図12および図21から図28を参照して、カートリッジモジュール120の組織端部エフェクター80への装填が説明される。カートリッジモジュール120は手術用リニアステープラー20の組織端部エフェクター80に対して選択的に着脱されるような形状および寸法を有する。
【0041】
図7に示されているようにカートリッジモジュール120を手術用リニアステープラー20の端部エフェクター80に挿入する前に、リテーナ160は溝161がリテーナ160の上端部の突起部159の周りに配置されていて切り離しを防止しているのでカートリッジモジュール120から容易に取り除けない。さらに、リテーナの収容スロット163および収容スロット164は図25に示されているようにリテーナ160の底部でガイドピン124の周りに配置されていて切り離しを防止している。取り付けられたリテーナ160は、カートリッジモジュール120の構造を支持し、握るための広い表面積を提供し、この両方の特徴が装填を容易にしている。リテーナ160はさらに無頓着な取り扱いの間にステープルがカートリッジから移動するのを防止し無頓着な取り扱いの間にナイフ126が偶発的に露出されるのを防止する。
【0042】
ナイフ126の動きおよびステープルの動きは一連の移動止めによって装填する前および装填する間にさらに抵抗を受ける。図9を参照すると、ナイフホルダー130の移動止めポスト138はカートリッジハウジングのスロット137の移動止め突起部139によって近位の向きおよび遠位の向きに動くのが防止されている。ドライバー131は移動止めポスト140とカートリッジハウジングのスロット137の移動止め突起部141との相互作用によってカートリッジモジュール120の無頓着な取り扱いによっておよびカートリッジモジュール120を手術用リニアステープラー20に装填する間に遠位の向きに動くのが防止されている。
【0043】
カートリッジモジュール120は、カートリッジハウジング121が図21から図24に示されているように閉鎖部材28の遠位の端部30に滑り込むように組織端部エフェクター80に装填される。閉鎖部材28の壁31aおよび壁31bは装填の間にカートリッジハウジング121のスロット170aおよびスロット170bに滑り込む。同時に、タブ174(図8が参照される。)はC形の形状の支持構造81の溝88に滑り込む。カートリッジモジュール120の装填は移動止め171が図21から図24に示されているように閉鎖部材の遠位の端部30の移動止め溝32にスナップ嵌めされたときに完了する。
【0044】
図24に示された位置では、カートリッジモジュール120は完全に装填されていてカプラー133の近位の溝132は押し出しロッド102の遠位の周方向の溝109に係合していてカートリッジモジュール120の保持ピン125は保持ピン前進機構100に結合されている。ナイフホルダー131のスロット172は装填の間にナイフリトラクションフック45に係合していてフック45がカートリッジモジュール120の装填が完了したときにナイフホルダー130のリトラクションリッジ173に係合しているようになっている。
【0045】
カートリッジモジュール120の装填が完了したとき、ドライバー131に配置されているポスト188は固定レバー181の遠位の端部185に接触する(図31が参照される)。ポスト188の接触によって固定レバー181が固定レバーピン182を中心にしてカム面186がC形の形状の支持構造81の基部面86と水平方向で整合する位置まで回動する。
【0046】
リテーナ160はこのとき端部エフェクター80から取り外せるようになる。より詳しく言うと、カートリッジモジュール120の装填が完了すると、解除タブ165が支持構造81に接触し(図23が参照される。)、その結果カートリッジモジュール120が図24に示されているように完全に装填されたときばねアーム162が上向きに動く。この上向きの動きによって、収容スロット164が上に変位してガイドピン124がもはや収容されなくなる(図25および図26が参照される)。図27から図29を参照すると、親指パッド166に加えられた除去力が溝161が突起部159からはずれるようになるまでリテーナ160を突起部159を中心にして外側へ回動させる。リテーナ160を除去することによって装填された手術用リニアステープラー20が使用できるようになる。
【0047】
図15では、閉鎖トリガー26は図1および図13に示された、開いたすなわち駆動されていない位置から部分的に引かれている。閉鎖トリガー26が部分的に引かれると、閉鎖トリガー26は閉鎖トリガーピボットピン41を中心にして反時計回りにハンドグリップ24に向けて回動する。閉鎖トリガー24が回動すると、スロット付の閉鎖アームリンク40および閉鎖プレート閉鎖リンク36および閉鎖プレート閉鎖リンク37は前方に動き、その結果閉鎖部材28および発射バー43が遠位の向きに動く。スロット付の閉鎖アームリンク40が前方に動くと、解除蓋い59の蓋いラグ60はクランプ摺動面56上を摺動する。蓋いラグ60はトグル68のトグルアーム69の遠位の端部に係合し、その結果トグル68を時計回りに回動させる。スロット付のアーム閉鎖リンク40が閉鎖トリガー26のハンドピース24に向かって回動するのに対応して前方へ動き続けると、解除蓋い59の蓋いラグ60は実質的に中間の移動止め57内に配置されるようになる。いったん中間の移動止め57に配置されると、閉鎖ばね42は閉鎖トリガー26をそのはじめの駆動されていない位置に戻すことができない。閉鎖トリガー26はこうしてその中間の部分的に閉じた位置に配置されて図15に示すように組織をカートリッジハウジング121とアンビル122の間で適正に配置して保持する。さらに、閉鎖部材28および発射バー43が遠位の向きに動くと、アーチ形の発射トリガーリンク51の先端52は発射バー43の近位の端部部分47の摺動面48上を摺動する。
【0048】
開いた位置から中間の位置への閉鎖ストロークの間に保持ピン機構100が駆動される。閉鎖部材28の前方への動きは一体ポスト29を遠位の向きに動かす。ポスト29はヨーク111のL形の形状のスロット110に接触する。こうして、ポスト29が遠位の向きに動いてL形の形状のスロット110に当接してヨーク111をピン112を中心にして回動させる。その回動によってヨーク111のベアリングポスト113が押し出しロッドドライバー104のカム面114に接触するようになる。ヨーク111をさらに回動させることによってベアリングポスト113はカム面114と接触しながら押し出しロッドドライバー104を遠位の向きに動かす。押し出しロッドドライバー104は押し出しロッド102と接触し、押し出しロッド102を遠位の向きに動かす。次に、押し出しロッド102はカプラー133および保持ピン125を遠位の向きに動かす。中間の移動止め57の位置への閉鎖ストロークが完了することによって、保持ピン125はカートリッジハウジング121の開口144、および、ワッシャ123およびアンビル122を通って延在する開口159、を通って、支持構造81の開口(図示されていない。)内まで遠位の向きに動く。カートリッジハウジング121の接触面127およびアンビル122の間に配置された組織はこのとき保持ピン125とガイドピン124の間に捕獲されている。
【0049】
同様の結果がサドルスライド101を手動で遠位の向きに動かすことによって閉鎖する前に得られる。サドルスライド101の摺動によって、押し出しロッド102、カプラー133、および保持ピン125が保持ピン125がアンビル122、ワッシャ123、および支持構造81の開口89を通って完全に配置されるまで前方に動く。保持ピン125が手動で前方に動かされた後の閉鎖ストロークも上述したようにヨーク111を回動させるが保持ピン駆動機構100はそれ以外の別の動作はしない。
【0050】
開いた位置から中間の移動止め57の位置への閉鎖ストロークは、固定レバー181が図31(開いた位置)および図32(中間の位置)に示されているようにピン182によって閉鎖部材28に取り付けられているので固定レバー181を遠位の向きに動かす。固定レバー181の遠位の向きの動きによって、カム面186が支持構造81の固定リッジ85に接触し、その結果固定レバー181が時計回りに回動して支持構造81の基部面86と摺動可能に接触する。この位置では、固定レバー181の遠位の端部185は回動してドライバー131のポスト188から離れている。
【0051】
図16を特に参照すると、閉鎖トリガー26が中間の移動止め57の位置からハンドグリップ24に向けて引かれたとき、トグル68のトグルアーム69は蓋いラグ60から外れる。その結果、トグル68は時計回りの回動を続け、解除覆いラグ60はトグルアーム69に乗り上げ閉鎖トリガー26がさらに動き続けるにしたがって閉鎖移動止め58内に落ちる。解除覆い59はトグルアーム69に乗り上げると解除覆い59は解除ボタン61をピボット63を中心にして回動させる。解除覆い60が閉鎖移動止め58に落下すると、解除覆い60は外科医に閉鎖位置に到達したことを警報する可聴のクリック音を鳴らす。
【0052】
さらに、発射バー43が前方に動き続けると、アーチ形の発射トリガーリンク51の先端52は発射バー43の近位の端部部分47の終端側係合面49に接触するようになる。その結果、発射トリガー27は発射バー43を組織が十分に締めつけられた後にステープラーを発射するために遠位の向きに動かし続けることができる。アーチ形の発射トリガーリンク51の先端52は近位の端部部分47の係合面49と係合するようになったとき、発射トリガー27は発射トリガー27の右ハンド側のねじりばねの動きに対応してハンドグリップ24に向けて反時計回りに回動し始める(ねじりばねは図示されていない)。発射トリガー27は閉鎖トリガー26の回動運動に無関係に回動するが、発射トリガー27の回動は発射バー43が発射トリガーリンク51を発射バー43の終端部係合面と係合させるように遠位の向きに移動するまで阻止されている。
【0053】
特に図17を再び参照すると、閉鎖トリガー26が十分に引かれてハンドグリップ24に隣接して配置されたとき、解除蓋い59の遠位の端部の蓋いラグ60は閉鎖移動止め58に配置される。閉鎖移動止め58の位置では、組織はカートリッジハウジング121とアンビル122の間で十分に締めつけられ、閉鎖ばね42は閉鎖トリガー26をその初めの位置に戻すことができない。したがって、閉鎖トリガー26は図4に示された位置に保持される。
【0054】
閉鎖トリガー26が反時計回りに動くのと同時に、発射トリガー27はねじり発射バー戻りばね55の働きによって発射トリガー27が手術用リニアステープラー20のハンドル21に対して比較的垂直に配置されるまで反時計回りに回動を続ける。十分に締めつけられた位置で、アーチ形の発射トリガーリンク51の先端52は発射バー43の近位の端部部分47の係合面に十分係合し、したがって、発射トリガー27はステープラーを組織内に発射するために発射バー43を遠位の向きにさらに動かす位置にある。
【0055】
完全に閉じた位置では、カートリッジハウジング121のステープルポケット128は図33に示されているようにアンビル122のステープル形成面129と整合している。保持ピン125はアンビル122およびカートリッジハウジング121の上部と整合し、ガイドピン124はカートリッジハウジング121の底部およびアンビル122の底部と整合している。
【0056】
図18および図34に示されているように、発射トリガー27は閉鎖トリガー26に隣接して配置されるまでハンドグリップ24に向けて回動するように引かれる。発射トリガー27が回動する間に、発射バー43は遠位の向きに動いてナイフホルダー130に接触する。その結果ナイフホルダー130が遠位の向きに動いてナイフ126およびドライバー131と接触する。ドライバー131の遠位の向きの動きは、ステープル(図示されていない。)をアンビル122のステープル形成面129内に向けて遠位の向きに進め、その結果ステープルにほぼB形の形状を与える。ナイフ126はステープルに形が与えられるのと同時にガイドピン124および保持ピン125のスロット147内を遠位の向きに進む。これらのスロット147はナイフ126を切開ワッシャ123の切開面157に沿って案内し、その結果切開面157とナイフ126の間に捕獲された全ての組織を横に切開する。
【0057】
発射トリガー27へ加えられている手の圧力を解除することによって、発射バー戻りばね55は発射バー43を後退させ発射トリガー27を図17に示された位置へ戻す。この動きによってリトラクターフック45がナイフホルダー130のリトラクションリッジ173およびナイフ126を後退させる。その結果としての近位の動きがナイフ126を図35に示されているようにカートリッジハウジング121内に後退させる。ナイフホルダー130の移動止めポスト138は後退してカートリッジハウジング121の移動止め139と係合しナイフホルダー130およびナイフ126をこの後退した位置に保持する。ドライバー131はドライバー131の移動止めポスト140がカートリッジスロット137の移動止め142と係合することによってその最も遠位の(発射された)位置に保持される。
【0058】
使用者が誤って別の手術用器具を切りつけるなどによってナイフ126への妨害が生じて発射バー戻りばね55からの力が発射バー43を後退させ、したがってナイフ126をカートリッジハウジング121内へ後退させるのに十分でない場合には、使用者は発射バー27を時計回りに回動させて切開システムを手動で後退させることができる。手動での時計回りの動きによってアーチ形の発射トリガーリンク51は発射バー43の近位の端部47の発射バーリトラクションタブ71に衝突するまで時計回りに回動する。時計回りに回動するアーチ形の発射トリガーリンク51と発射バーリトラクションタブ71との接触によって発射バー43は近位の向きに後退して図17に示されている位置に戻る。次にこれによってリトラクターフック45がナイフホルダー130のリトラクションリッジ173およびナイフ126を後退させる。したがって、この安全機構によって使用者は切開機構を安全な位置まで後退させ発射システムを手術用リニアステープラー20が以下に説明されるように開かれるようにする位置に戻すことができる。
【0059】
図19を参照して、外科医が解除ボタン61を押したときに解除覆い59が解除トラニオン63を中心にして時計回りに回動して蓋いラグ60を閉鎖移動止め58の位置から移動させる。蓋いラグ60は閉鎖移動止め58の位置から移動したときにトグルアーム69に載ってクランプリンク(clamp link)40の中間の移動止め57の位置を迂回する。このようにして、閉鎖トリガー26および発射トリガー27は閉鎖ばね42および発射バーもどりばね55によって生み出された付勢力に応答してその初めの駆動されていない位置に戻ることができる。蓋いラグ60がトグル68のトグルアーム69に載っていると、トグルアーム69は閉鎖トリガー26および発射トリガー27が時計回りに回動してその初めの駆動されていない位置に戻る間に反時計回りに回動する。したがって、外科医は閉鎖トリガー26および発射トリガー27を解放して中間の移動止め57の位置に戻すことなく図20に示された位置に閉鎖トリガー26および発射トリガー27を戻すことができる。
【0060】
手術用リニアステープラー20を図20に示された開いた位置へ解放することによって閉鎖部材28および取り付けられた固定レバー181は図36に示された完全に開いた位置へ後退する。この位置では、ドライバー131のポスト188はもはや固定レバー181の遠位の端部185を下に押さえつけるように配置されていない。ドライバー131は上述したようにポスト140およびカートリッジ移動止め142によって前方位置の所定の位置に移動止めされている。したがって、その近位の端部184が支持アーム面86に沿って摺動する固定レバー181は完全に後退したときに反時計回りに自由に回動できC形の形状の支持構造81のリッジ85の下に固定溝187を落とせるようになる。固定レバー181はカートリッジモジュール120が図37に示されているように取り除かれたときにもこの位置に留まることになる。
【0061】
発射された後の手術用リニアステープラー20を閉じるためのどのような特徴部が、すでに発射された手術用器具の使用者にフィードバックを供給するように図38に示されているように固定溝187をリッジ85にひっかけるために試みられてもよい。この同じ特徴部がリテーナ160が装填の前に取り除かれた場合およびカートリッジモジュール120が適正な位置に配置されずに誤って装填された場合に働いてもよい。この場合、駆動ポスト188は固定レバー181を上述したように表面86に当接する位置に動かすための適正な位置に配置されていないこともある。同様に、既に発射されたカートリッジモジュール120は固定機構180を解放しないこともある。リッジ85に固定溝187がひっかかる前に固定機構180で閉鎖ストロークの移動を行えるようになっていることに留意することが重要である。この閉鎖ストロークの移動は、固定機構180が移動していない場合に反作用として生ずる故障を原因として手術用器具が動かなくなっているのではないことを使用者に示している。したがって、使用者は固定機構が働いている場合には手術用器具が動かなくなってはいないが不適切に装填されていることを知ることができる。
【0062】
手術用器具を図1および図2に示されている開いた位置に戻した後に、保持ピン機構100はサドル101を近位の向きに引いて手動で後退させられなければならない。この後退によって保持ピン125はカートリッジハウジング121内に後退して戻る。手動での後退が完了すると、発射されたカートリッジモジュール120は取り外されて新しいカートリッジモジュール120と交換される。
【0063】
上記の装置は、湾曲したステープラーに用いることができるだけではない。本発明は、1997年2月25日にウィットら(Witt et al.)に付与された米国特許第5,605,272号、ブリンカーホッフら(Brinkerhoff et al.)に付与された米国特許第5,275,322号、および、米国特許第5,706,998号、に記載されているような非湾曲ステープラーにも同じように用いることができ、これらの米国特許の全ては、参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0064】
本発明の好ましい実施の形態が図示され説明されたが、当業者には、そのような実施の形態が例示のためにのみ提供されたことが明らかであろう。さまざまな変形、変更、および、置換が、今や、当業者には、本発明から逸脱することなく、思いつくであろう。例えば、当業者には明らかであるように、本明細書に開示された発明は、ロボット支援による外科手術にも同じように用いることができる。さらに、上記の全ての構造は、機能を有し、そのような構造は、その機能を実施するための手段であると言うこともできる。したがって、本発明が添付の特許請求の範囲の真髄および範囲によってのみ限定されることが意図されている。
【0065】
〔実施の態様〕
この発明の具体的な実施態様は以下の通りである。
(1)体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具であって、開いた位置、および、前記締結具を適用するための閉じた位置、を有しする、手術用器具において、
(a)その近位の端部に設けられたハンドル、および、その遠位の端部に設けられた支持構造、を有するフレームであって、前記支持構造が、前記複数の手術用締結具を支持するように適合されている、フレームと、
(b)前記複数の手術用締結具の少なくとも一部を前記開いた位置から前記閉じた位置へ動かすように支持するための閉鎖部材であって、前記閉鎖部材の少なくとも一部がプラスチックを含む、閉鎖部材と
を具備する、手術用器具。
(2)前記実施態様(1)に記載の手術用器具において、
前記手術用締結具を配備するための発射機構をさらに具備する、手術用器具。
(3)前記実施態様(1)に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、実質的にC形の形状を有する、手術用器具。
(4)前記実施態様(3)に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、直径19.812cm(7.8インチ)以下の曲率半径を有する、手術用器具。
(5)前記実施態様(3)に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、直径2.54cm(1インチ)および直径10.16cm(4インチ)の間の曲率を有する、手術用器具。
(6)前記実施態様(3)に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、9.1948cm(3.62インチ)×7.62cm(3.00インチ)の楕円形のエンベロープ内に調和するように適合された曲率を有する、手術用器具。
(7)前記実施態様(1)に記載の手術用器具において、
前記器具が、少なくとも一列の手術用締結具を配備するように適合されている、手術用器具。
(8)前記実施態様(1)に記載の手術用器具において、
組織を切開するためのナイフをさらに具備する、手術用器具。
(9)前記実施態様(1)に記載の手術用器具において、
前記閉鎖部材が、
ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド(polyphenylene sulfide)、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、液晶ポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリウレタン、ポリフタルアミド、ポリエーテルケトン、を含む集合から選択された熱可塑性ポリマーで少なくとも部分的に形成されている、手術用器具。
(10)前記実施態様(1)に記載の手術用器具において、
前記手術用締結具が、ステープルを含む、手術用器具。
【0066】
(11)体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具において、
(a)その近位の端部に設けられたハンドル、および、その遠位の端部に設けられた支持構造、を有するフレームであって、前記支持構造が、前記複数の手術用締結具を支持するように適合されている、フレームと、
(b)前記複数の手術用締結具の少なくとも一部を開いた位置から閉じた位置へ動かすように支持するための閉鎖部材であって、前記閉鎖部材が実質的に全体がプラスチックで作られている、閉鎖部材と
を具備する、手術用器具。
(12)前記実施態様(11)に記載の手術用器具において、
前記手術用締結具を配備するための発射機構をさらに具備する、手術用器具。
(13)前記実施態様(11)に記載の手術用器具において、
前記支持構造が、実質的にC形の形状を有する、手術用器具。
(14)前記実施態様(11)に記載の手術用器具において、
前記閉鎖部材が、
ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、液晶ポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリウレタン、ポリフタルアミド、ポリエーテルケトン、を含む集合から選択された熱可塑性ポリマーで少なくとも部分的に形成されている、手術用器具。
(15)前記実施態様(11)に記載の手術用器具において、
前記手術用締結具が、ステープルを具備する、手術用器具。
(16)体の組織に複数の手術用締結具を適用するための手術用器具において、
(a)その近位の端部に設けられたハンドル、および、その遠位の端部に設けられた支持構造、を有するフレームであって、前記支持構造が、前記複数の手術用締結具を支持するように適合されている、フレームと、
(b)前記複数の手術用締結具の少なくとも一部を開いた位置から閉じた位置へ動かすように支持するための閉鎖部材であって、前記閉鎖部材が、成形プラスチックの単一の部品で全体が形成されている、閉鎖部材と
を具備する、手術用器具。
(17)前記実施態様(11)に記載の手術用器具において、
前記手術用締結具を配備するための発射機構をさらに具備する、手術用器具。
(18)前記実施態様(11)に記載の手術用器具において、
前記閉鎖部材が、
ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、液晶ポリマー、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリウレタン、ポリフタルアミド、ポリエーテルケトン、を含む集合から選択された熱可塑性ポリマーで少なくとも部分的に形成されている、手術用器具。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明に基づく手術用リニアステープラーの斜視図である。
【図2】カートリッジモジュールが取り外された手術用リニアステープラーの斜視図である。
【図3】カートリッジハウジングが中間位置に動かされた手術用リニアステープラーの斜視図である。
【図4】カートリッジハウジングが閉じた位置に動かされた手術用リニアステープラーの斜視図である。
【図5】発射トリガーが発射位置に配置された手術用リニアステープラーの斜視図である。
【図6】カートリッジモジュールの分解図である。
【図7】リテーナが取り付けられたカートリッジモジュールの前方斜視図である。
【図8】リテーナが取り外されたカートリッジモジュールの前方斜視図である。
【図9】カートリッジハウジングのスロットがかなり詳細に示されたカートリッジモジュールの後方斜視図である。
【図10】リテーナの組み立てを示す図である。
【図11】リテーナの組み立てを示す図である。
【図12】リテーナの組み立てを示す図である。
【図13】駆動されていない配置にある手術用リニアステープラーの部分断面図である。
【図14】ピン駆動機構の分解図である。
【図15】閉鎖トリガーが僅かに後退した手術用リニアステープラーの部分断面図である。
【図16】閉鎖トリガーが完全に近い状態に後退した手術用リニアステープラーの部分断面図である。
【図17】閉鎖トリガーが完全に後退した手術用リニアステープラーの部分断面図である。
【図18】発射トリガーおよび閉鎖トリガーが完全に後退した手術用リニアステープラーの部分断面図である。
【図19】外科医が解除ボタンを押した後の手術用リニアステープラーの部分断面図である。
【図20】中間の移動止め位置に戻さずに閉鎖トリガーおよび発射トリガーを解除したときの手術用リニアステープラーの部分断面図である。
【図21】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図22】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図23】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図24】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図25】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図26】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図27】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図28】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図29】カートリッジモジュールの挿入およびリテーナの取り外しを示す図である。
【図30】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図31】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図32】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図33】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図34】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図35】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図36】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図37】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図38】本発明の手術用リニアステープラーを駆動するときのさまざまな過程を示す図である。
【図39】カートリッジハウジングの詳細な正面図である。
【図40】カートリッジハウジングの詳細な正面図である。
【符号の説明】
【0068】
10 ステープルライン
12 組織保持特徴部
20 手術用器具
21 ハンドル
22 右ハンドシュラウド
23 本体部分
24 ハンドグリップ
26 閉鎖トリガー
27 発射トリガー
28 閉鎖部材
29 ポスト
30 遠位の端部
31a 壁
31b 壁
32 移動止め溝
34 右ハンド構造プレート
35 左ハンド構造プレート
36 右ハンド閉鎖リンク
37 左ハンド閉鎖リンク
38 第1の一体閉鎖リンクピン
39 第2の一体閉鎖リンクピン
40 閉鎖アームリンク
41 閉鎖トリガーピボットピン
42 閉鎖ばね
43 発射バー
44 ナイフリトラクター
45 ナイフリトラクターフック
46 受容スロット
47 近位の端部部分
48 摺動面
49 終端側係合面
50 発射トリガーピボットピン
51 発射トリガーリンク
52 先端
53 第1の発射トリガーばねアーム
54 第2の発射トリガーばねアーム
55 発射バー戻りばね
56 クランプ摺動面
57 中間の移動止め
58 閉鎖移動止め
59 解除蓋い
60 蓋いラグ
61 解除ボタン
62 親指台
63 解除トラニオン
64 解除ばね
65 ばね保持ピン
66 ボタンばねポスト
67 凹部
68 左ハンドトグル
69 トグルアーム
70 近位の表面
71 発射バーリトラクションタブ
80 端部エフェクター
81 支持構造
82 アンビル支持部(肩部リベット)
83 ポスト
84 壁
85 リッジ
86 基部面
88 溝
89 開口
100 組織保持ピン駆動機構
101 スライド
102 押出しロッド
103 ポスト
104 押出しロッドドライバー
105 スロット
107 溝
108 スロット
109 溝
110 スロット
111 ヨーク
112 ピボットピン
113 カムピン
114 カム面
120 カートリッジモジュール
121 カートリッジハウジング
122 アンビル
123 ワッシャ
124 ガイドピン
125 保持ピン
126 ナイフ
126a 端部
126b 端部
127 組織接触面
128 ステープル収容スロット
129 ステープル形成面
130 ナイフホルダー
131 ドライバー
132 溝
133 カプラー
134 溝
135 円周スロット
137 スロット
138 移動止めポスト
139 移動止め突起部
140 移動止めポスト
141 近位の移動止め突起部
142 遠位の移動止め突起部
143 開口
144 開口
145 アーム
146 端部キャップ
147a スロット
147b スロット
148 近位の端部
149 近位の端部
150 遠位の端部
151 スロット
152 溝
153 舌部
154 端部
155 アンビルアーム
157 切開面
159 突起部
160 リテーナ
161 溝
162 内側ばねアーム
163 収容スロット
164 収容スロット
165 解除タブ
166 親指パッド
167 第1のフィンガー部
168 第2のフィンガー部
170 ワッシャ
170a スロット
170b スロット
171 移動止め
171a スロット
171b スロット
172 スロット
173 リトラクションリッジ
174 タブ
180 安全固定機構
181 固定レバー
182 ピン
184 近位の端部
185 遠位の端部
186 カム面
187 固定溝
188 ポスト
199 スロット
200 スロット
【出願人】 【識別番号】595057890
【氏名又は名称】エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Ethicon Endo−Surgery,Inc.
【出願日】 平成18年5月16日(2006.5.16)
【代理人】 【識別番号】100066474
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 博昭

【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延

【識別番号】100123434
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 英昭

【識別番号】100101133
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 初音

【公開番号】 特開2006−320720(P2006−320720A)
【公開日】 平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願番号】 特願2006−136704(P2006−136704)