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【発明の名称】 医療診断システム、サーバ装置、映像表示装置、リモートコントローラ及び認証処理システム
【発明者】 【氏名】野田 尚
【住所又は居所】長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコーエプソン株式会社内

【要約】 【課題】患者がより簡易な作業で自らの身体状態を計測するできるようにし、さらにそ

【解決手段】ユーザが頻繁に手に持つリモコン20に身体センサ群21を設ける。特に
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像表示装置と、前記映像表示装置を制御するリモートコントローラと、前記映像表示
装置に接続されたサーバ装置とを備え、
前記リモートコントローラは、
操作者が操作を行う操作手段と、
操作者の身体状態を検知する検知手段と、
前記操作手段における操作の内容を表す操作信号と、前記検知手段によって検知された
身体状態を表す身体状態信号とを送信する送信手段とを備え、
前記映像表示装置は、
映像を表示する表示手段と、
前記リモートコントローラの送信手段から送信されてくる信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号が前記操作信号である場合には、該信号が表す操
作の内容に応じて所定の処理を実行する一方、前記受信手段によって受信された信号が前
記身体状態信号である場合には、該信号によって表わされる身体状態データを前記サーバ
装置に送信する制御手段と、
前記サーバ装置から送信されてくる映像データに基づいて前記表示手段に映像を表示さ
せる表示制御手段とを備え、
前記サーバ装置は、
それぞれの身体状態に応じて予め決められた診断情報を記憶する診断情報記憶手段と、
前記映像表示装置の送信手段から送信されてくる身体状態データを受信する受信手段と

受信した身体状態データが示す身体状態に応じた診断情報を前記診断情報記憶手段から
読み出し、この診断情報を映像データとして前記映像表示装置に送信する処理手段とを備
えることを特徴とする医療診断システム。
【請求項2】
前記リモートコントローラは、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段を備
え、前記リモートコントローラの送信手段は、前記取得手段によって取得されたバイオメ
トリクス情報を表すバイオメトリクス信号を送信し、
前記映像表示装置の受信手段は、前記リモートコントローラの送信手段から送信されて
くるバイオメトリクス信号を受信し、前記映像表示装置の制御手段は、前記受信手段によ
って受信された信号がバイオメトリクス信号である場合には、該信号が表すバイオメトリ
クス情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、
操作者のバイオメトリクス情報を予め記憶したバイオメトリクス記憶手段と、
前記映像表示装置の制御手段によって送信されてくるバイオメトリクス情報を前記記憶
手段に記憶されている内容と照合する照合手段とを備え、
この照合の結果、送信されてきたバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶手
段に記憶されている内容とが一致した場合には、前記サーバ装置の処理手段は、前記映像
表示装置に前記診断情報を映像データとして送信する
ことを特徴とする請求項1記載の医療診断システム。
【請求項3】
前記リモートコントローラは、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段を備
え、前記リモートコントローラの送信手段は、前記取得手段によって取得されたバイオメ
トリクス情報を表すバイオメトリクス信号を送信し、
前記映像表示装置は、バイオメトリクス情報を予め記憶するバイオメトリクス記憶手段
を備え、前記映像表示装置の受信手段は前記リモートコントローラの送信手段から送信さ
れてくるバイオメトリクス信号を受信し、前記映像表示装置の制御手段は、受信されたバ
イオメトリクス信号が示すバイオメトリクス情報が前記バイオメトリクス記憶手段に記憶
されている内容とが一致した場合には、該バイオメトリクス信号が表すバイオメトリクス
情報を前記サーバ装置に送信する
ことを特徴とする請求項1記載の医療診断システム。
【請求項4】
前記リモートコントローラは、
操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、
バイオメトリクス情報を予め記憶するバイオメトリクス記憶手段と、
前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を前記バイオメトリクス記憶手
段に記憶されている内容と照合する照合手段とを備え、
この照合の結果、取得されたバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶手段に
記憶されている内容とが一致した場合には、前記制御手段は、前記取得手段によって取得
されたバイオメトリクス情報を表すバイオメトリクス信号を送信する
ことを特徴とする請求項1記載の医療診断システム。
【請求項5】
それぞれの身体状態に応じて予め決められた診断情報を記憶する診断情報記憶手段と、
映像表示装置から送信されてくる身体状態データを受信する受信手段と、
受信した身体状態データが示す身体状態に応じた診断情報を前記診断情報記憶手段から
読み出し、この診断情報を前記映像表示装置に映像データとして送信する処理手段と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
【請求項6】
前記診断情報記憶手段は、それぞれの身体状態と、その身体状態に対する診断メッセー
ジとを対応付けて記憶しており、
前記処理手段は、受信した身体状態データが示す身体状態に対応する診断メッセージを
前記診断情報記憶手段から読み出し、当該メッセージを前記映像データとして前記映像表
示装置に送信する
ことを特徴とする請求項5記載のサーバ装置。
【請求項7】
前記診断情報記憶手段は、前記映像表示装置で表示可能な映像に割り当てられたチャン
ネル情報と、それぞれの身体状態とを対応付けて記憶しており、
前記処理手段は、受信した身体状態データが示す身体状態に対応するチャンネル情報を
前記診断情報記憶手段から読み出し、当該チャンネル情報を前記映像表示装置に送信する
ことを特徴とする請求項5記載のサーバ装置。
【請求項8】
前記診断情報記憶手段は、医療機関に設置された医療機関端末の通信アドレスと、それ
ぞれの身体状態とを対応付けて記憶しており、
前記処理手段は、受信した身体状態データが示す身体状態に対応する通信アドレスを前
記診断情報記憶手段から読み出し、当該通信アドレスを前記映像表示装置に送信する
ことを特徴とする請求項5記載のサーバ装置。
【請求項9】
映像を表示する表示手段と、
リモートコントローラから送信されてくる信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号が操作信号である場合には、該信号が表す操作内
容に応じて所定の処理を実行する一方、前記受信手段によって受信された信号が身体状態
信号である場合には、該信号によって表わされる身体状態を示す身体状態データをサーバ
装置に送信する制御手段と、
前記サーバ装置から送信されてくる映像データに基づいて前記表示手段に映像を表示さ
せる表示制御手段と
を備えることを特徴とする映像表示装置。
【請求項10】
バイオメトリクス情報を予め記憶するバイオメトリクス記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記受信手段によって受信された信号がバイオメトリクス情報を表す
場合には、このバイオメトリクス情報を前記バイオメトリクス記憶手段に記憶されている
内容と照合し、両者が一致した場合には、前記身体状態データを前記サーバ装置に送信す

ことを特徴とする請求項9記載の映像表示装置。
【請求項11】
操作者が操作を行う操作手段と、
操作者の身体状態を検知する検知手段と、
前記操作手段における操作の内容を表す操作信号と、前記検知手段によって検知された
身体状態を表す身体状態信号とを送信する送信手段と
を備えることを特徴とするリモートコントローラ。
【請求項12】
操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段を備え、
前記送信手段は、前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を表すバイオ
メトリクス信号を送信する
ことを特徴とする請求項11記載のリモートコントローラ。
【請求項13】
操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、
バイオメトリクス情報を記憶するバイオメトリクス記憶手段と、
前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を前記記憶手段に記憶されてい
る内容と照合する照合手段とを備え、
この照合の結果、取得されたバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶手段に
記憶されている内容とが一致した場合には、前記送信手段は、前記取得手段によって取得
された身体状態を表す身体状態信号を送信する
ことを特徴とする請求項11記載のリモートコントローラ。
【請求項14】
操作者が操作を行う操作手段と、
前記操作手段における操作の内容を表す操作信号を送信する送信手段と、
操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、
バイオメトリクス情報を記憶するバイオメトリクス記憶手段と、
前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を前記記憶手段に記憶されてい
る内容と照合する照合手段と、
この照合の結果、取得されたバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶手段に
記憶されている内容とが一致した場合には、所定の処理を実行する処理手段と
を備えることを特徴とするリモートコントローラ。
【請求項15】
リモートコントローラと、前記リモートコントローラによって制御される制御対象装置
とを備え、
前記リモートコントローラは、
操作者が操作を行う操作手段と、
操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、
前記操作手段における操作の内容を表す操作信号と、前記取得手段によって取得された
バイオメトリクス情報を表すバイオメトリクス信号とを送信する送信手段とを備え、
前記制御対象装置は、
前記リモートコントローラの送信手段から送信されてくる信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号が前記操作信号である場合には、該信号が表す操
作の内容に応じて所定の処理を実行する一方、前記受信手段によって受信された信号が前
記バイオメトリクス信号である場合には、該信号によって表わされるバイオメトリクス情
報に基づいて操作者を認証し、その操作者に固有の処理を実行する制御手段と
を備えることを特徴とする認証処理システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔の地に居る患者に対して医療診断を行うための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
患者が病院とは遠く離れた場所にいても医者の診察を受けられるようにするシステムが
提案されている(例えば特許文献1参照)。具体的には、ユーザ端末装置からユーザの身
体状態を表す情報が送信されると、医療情報データベースからその身体状態に基づいて適
切な医療情報が検索され、ユーザに提供されるというものである。
【特許文献1】特開2003−263497号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、患者は、診察を受ける前に、自らの体温や血圧などの各種の身体状態を計測
しておく必要がある。しかし、患者にとっては、これらの計測作業が非常に煩わしいとい
う問題がある。例えば特許文献1において血圧を測定する場合には、患者はカフを上腕部
に巻回し、これによって、そのカフから心拍に同期して発生する圧力の変化に基づいて血
圧を測定するようになっている。また、体温の場合には、上記のカフなどを用いて身体に
装着した体温センサにより体温を検出するようになっている。このような作業は、身体の
調子を崩したり身体に痛みや疲労を感じている患者にとっては、労力を伴う大変な作業で
ある。
【0004】
そこで、本発明は、患者がより簡易な作業で自らの身体状態を計測できるようにし、さ
らに、その身体状態に基づいた医療診断を可能にする仕組みを提供することを目的とする

【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、映像表示装置と、前記映像表示装置を制御するリ
モートコントローラと、前記映像表示装置に接続されたサーバ装置とを備え、前記リモー
トコントローラは、操作者が操作を行う操作手段と、操作者の身体状態を検知する検知手
段と、前記操作手段における操作の内容を表す操作信号と、前記検知手段によって検知さ
れた身体状態を表す身体状態信号とを送信する送信手段とを備え、前記映像表示装置は、
映像を表示する表示手段と、前記リモートコントローラの送信手段から送信されてくる信
号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された信号が前記操作信号である場
合には、該信号が表す操作の内容に応じて所定の処理を実行する一方、前記受信手段によ
って受信された信号が前記身体状態信号である場合には、該信号によって表わされる身体
状態データを前記サーバ装置に送信する制御手段と、前記サーバ装置から送信されてくる
映像データに基づいて前記表示手段に映像を表示させる表示制御手段とを備え、前記サー
バ装置は、それぞれの身体状態に応じて予め決められた診断情報を記憶する診断情報記憶
手段と、前記映像表示装置の送信手段から送信されてくる身体状態データを受信する受信
手段と、受信した身体状態データが示す身体状態に応じた診断情報を前記診断情報記憶手
段から読み出し、この診断情報を映像データとして前記映像表示装置に送信する処理手段
とを備えることを特徴とする医療診断システムを提供する。
【0006】
この医療診断システムによれば、映像表示装置を制御するリモートコントローラに操作
者の身体状態を検知する検知手段を備えているので、操作者は映像表示装置を制御しよう
とそのリモートコントローラを手に持つと、検知手段により身体状態が検知される。よっ
て、ユーザが身体状態を計測するための大変な作業を省略することができる。また、身体
状態に応じた診断情報が映像表示装置に表示されるので、操作者はその診断情報を参照す
ることができる。
【0007】
前記リモートコントローラは、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段を備
え、前記リモートコントローラの送信手段は、前記取得手段によって取得されたバイオメ
トリクス情報を表すバイオメトリクス信号を送信し、前記映像表示装置の受信手段は、前
記リモートコントローラの送信手段から送信されてくるバイオメトリクス信号を受信し、
前記映像表示装置の制御手段は、前記受信手段によって受信された信号がバイオメトリク
ス信号である場合には、該信号が表すバイオメトリクス情報を前記サーバ装置に送信し、
前記サーバ装置は、操作者のバイオメトリクス情報を予め記憶したバイオメトリクス記憶
手段と、前記映像表示装置の制御手段によって送信されてくるバイオメトリクス情報を前
記記憶手段に記憶されている内容と照合する照合手段とを備え、この照合の結果、送信さ
れてきたバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶手段に記憶されている内容と
が一致した場合には、前記サーバ装置の処理手段は、前記映像表示装置に前記診断情報を
映像データとして送信するようにしてもよい。このようにすれば、予めバイオメトリクス
情報が記憶された操作者に対して診断情報を提供することができる。
【0008】
また、前記リモートコントローラは、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手
段を備え、前記リモートコントローラの送信手段は、前記取得手段によって取得されたバ
イオメトリクス情報を表すバイオメトリクス信号を送信し、前記映像表示装置は、バイオ
メトリクス情報を予め記憶するバイオメトリクス記憶手段を備え、前記映像表示装置の受
信手段は前記リモートコントローラの送信手段から送信されてくるバイオメトリクス信号
を受信し、前記映像表示装置の制御手段は、受信されたバイオメトリクス信号が示すバイ
オメトリクス情報が前記バイオメトリクス記憶手段に記憶されている内容とが一致した場
合には、該バイオメトリクス信号が表すバイオメトリクス情報を前記サーバ装置に送信す
るようにしてもよい。このようにすれば、予め記憶されたバイオメトリクス情報を映像表
示装置からサーバ装置に送信することができる。
【0009】
また、前記リモートコントローラは、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手
段と、バイオメトリクス情報を予め記憶するバイオメトリクス記憶手段と、前記取得手段
によって取得されたバイオメトリクス情報を前記バイオメトリクス記憶手段に記憶されて
いる内容と照合する照合手段とを備え、この照合の結果、取得されたバイオメトリクス情
報と前記バイオメトリクス記憶手段に記憶されている内容とが一致した場合には、前記制
御手段は、前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を表すバイオメトリク
ス信号を送信するようにしてもよい。このようにすれば、予め記憶されたバイオメトリク
ス情報をリモートコントローラから映像表示装置に送信することができる。
【0010】
また、本発明は、それぞれの身体状態に応じて予め決められた診断情報を記憶する診断
情報記憶手段と、映像表示装置から送信されてくる身体状態データを受信する受信手段と
、受信した身体状態データが示す身体状態に応じた診断情報を前記診断情報記憶手段から
読み出し、この診断情報を前記映像表示装置に映像データとして送信する処理手段とを備
えることを特徴とするサーバ装置を提供する。前記診断情報記憶手段は、それぞれの身体
状態と、その身体状態に対する診断メッセージとを対応付けて記憶しており、前記処理手
段は、受信した身体状態データが示す身体状態に対応する診断メッセージを前記診断情報
記憶手段から読み出し、当該メッセージを前記映像データとして前記映像表示装置に送信
するようにしてもよい。また、前記診断情報記憶手段は、前記映像表示装置で表示可能な
映像に割り当てられたチャンネル情報と、それぞれの身体状態とを対応付けて記憶してお
り、前記処理手段は、受信した身体状態データが示す身体状態に対応するチャンネル情報
を前記診断情報記憶手段から読み出し、当該チャンネル情報を前記映像表示装置に送信す
るようにしてもよい。また、前記診断情報記憶手段は、医療機関に設置された医療機関端
末の通信アドレスと、それぞれの身体状態とを対応付けて記憶しており、前記処理手段は
、受信した身体状態データが示す身体状態に対応する通信アドレスを前記診断情報記憶手
段から読み出し、当該通信アドレスを前記映像表示装置に送信するようにしてもよい。
【0011】
また、本発明は、映像を表示する表示手段と、リモートコントローラから送信されてく
る信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された信号が操作信号である場
合には、該信号が表す操作内容に応じて所定の処理を実行する一方、前記受信手段によっ
て受信された信号が身体状態信号である場合には、該信号によって表わされる身体状態を
示す身体状態データをサーバ装置に送信する制御手段と、前記サーバ装置から送信されて
くる映像データに基づいて前記表示手段に映像を表示させる表示制御手段とを備えること
を特徴とする映像表示装置を提供する。さらに、バイオメトリクス情報を予め記憶するバ
イオメトリクス記憶手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段によって受信された信号
がバイオメトリクス情報を表す場合には、このバイオメトリクス情報を前記バイオメトリ
クス記憶手段に記憶されている内容と照合し、両者が一致した場合には、前記身体状態デ
ータを前記サーバ装置に送信するようにしてもよい。
【0012】
また、本発明は、操作者が操作を行う操作手段と、操作者の身体状態を検知する検知手
段と、前記操作手段における操作の内容を表す操作信号と、前記検知手段によって検知さ
れた身体状態を表す身体状態信号とを送信する送信手段とを備えることを特徴とするリモ
ートコントローラを提供する。このリモートコントローラは、操作者のバイオメトリクス
情報を取得する取得手段を備え、前記送信手段は、前記取得手段によって取得されたバイ
オメトリクス情報を表すバイオメトリクス信号を送信するようにしてもよい。また、操作
者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、バイオメトリクス情報を記憶するバイ
オメトリクス記憶手段と、前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を前記
記憶手段に記憶されている内容と照合する照合手段とを備え、この照合の結果、取得され
たバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶手段に記憶されている内容とが一致
した場合には、前記送信手段は、前記取得手段によって取得された身体状態を表す身体状
態信号を送信するようにしてもよい。
【0013】
さらに本発明は、操作者が操作を行う操作手段と、前記操作手段における操作の内容を
表す操作信号を送信する送信手段と、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段
と、バイオメトリクス情報を記憶するバイオメトリクス記憶手段と、前記取得手段によっ
て取得されたバイオメトリクス情報を前記記憶手段に記憶されている内容と照合する照合
手段と、この照合の結果、取得されたバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶
手段に記憶されている内容とが一致した場合には、所定の処理を実行する処理手段とを備
えることを特徴とするリモートコントローラを提供する。
【0014】
また、本発明は、リモートコントローラと、前記リモートコントローラによって制御さ
れる制御対象装置とを備え、前記リモートコントローラは、操作者が操作を行う操作手段
と、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、前記操作手段における操作の
内容を表す操作信号と、前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を表すバ
イオメトリクス信号とを送信する送信手段とを備え、前記制御対象装置は、前記リモート
コントローラの送信手段から送信されてくる信号を受信する受信手段と、前記受信手段に
よって受信された信号が前記操作信号である場合には、該信号が表す操作の内容に応じて
所定の処理を実行する一方、前記受信手段によって受信された信号が前記バイオメトリク
ス信号である場合には、該信号によって表わされるバイオメトリクス情報に基づいて操作
者を認証し、その操作者に固有の処理を実行する制御手段とを備えることを特徴とする認
証処理システムを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の最良の実施の形態について説明する。
(1)構成
図1は、本実施形態にかかる医療診断システム1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この医療診断システム1は、テレビジョン装置10a,10b,10
cと、リモートコントローラ20a,20b,20cと、放送局30と、診断サーバ装置
40と、医療機関端末50a,50b,50cとを備えている。診断サーバ装置40は、
この医療診断システム1を中枢的に管理する機能を司る。テレビジョン装置10a,10
b,10cと、医療機関端末50a,50b,50cと、診断サーバ装置40とは、IS
DN網(Integrated Service Digital Network)や公衆回線網などのネットワーク60を
介して相互に接続されている。なお、テレビジョン装置10a,10b,10cはいずれ
も同一の機能を有するので、特にこれらを区別して説明する場合を除き、「テレビジョン
装置10」と総称する。同様に、リモートコントローラ20a,20b,20cについて
は「リモコン20」と総称し、医療機関端末50a,50b,50cについては「医療機
関端末50」と総称する。
【0016】
リモコン20は、テレビジョン装置10に対して、放送チャンネルの選定や表示映像の
切り替えなどの各種操作を無線で指示する装置である。このリモコン20とテレビジョン
装置10のセットは、世帯やオフィスにそれぞれ一セットずつ設置されている。放送局3
0には、デジタル放送波を送出する放送波送出装置31が設置されている。テレビジョン
装置10は、この放送波送出装置31から送出されるデジタル放送波を受信し、受信した
放送波をデコードして得た映像を表示部に表示する。また、テレビジョン装置10は、こ
のような放送波による映像表示機能のほか、いわゆるテレビ電話機能をも備えている。テ
レビ電話とは、送信側のユーザと受信側のユーザとが互いの画像を見ながらリアルタイム
に通話を行うサービスないし機能のことである。医療機関端末50は各医療機関にそれぞ
れ1台ずつ設置されている。この医療機関端末50は、いずれもデジタルカメラ51、マ
イクロホン52、表示部53及び操作部54を備えており(医療機関端末50a以外はこ
れらの構成の図示を省略)、これらを用いたテレビ電話機能を実現する。なお、医療機関
端末50には、テレビ電話を行う際の通信アドレスとなる電話番号が記憶されている。よ
って、この医療機関端末50と、テレビジョン装置10とによって、ネットワーク60を
介したテレビ電話を実現することができるようになっている。
【0017】
次に、図2に示すブロック図を参照しながら、リモコン20とテレビジョン装置10の
構成について説明する。図2に示すように、リモコン20は、身体センサ群21と、バイ
オメトリクスセンサ22と、メモリ23と、制御部24と、操作部25と、無線信号送信
部26と、電池27とを備えている。身体センサ群21は、リモコン20を持つユーザの
身体状態を検知する。身体状態とは、例えば体温、血圧、脈拍数、発汗、体脂肪などのよ
うに、医療診断を行う際に用いられるものであればどのようなものであってもよい。これ
らの身体センサ群21は、ユーザがリモコン20を持ったときに、その手が自然に接触す
るような位置に設けられている。例えば、リモコン20の筐体の側面や裏面、或いは操作
部25が有するキーの表面などに設けられている。よって、ユーザが身体センサ群21を
触ろうと特に意識しなくても、これらの身体センサ群21によって手の接触部分から上述
したような身体状態が検知されるようになっている。
【0018】
バイオメトリクスセンサ22は、ユーザの指紋、静脈、音声、網膜、虹彩など、それぞ
れの人間が有するその人間固有の生体情報(バイオメトリクスデータ)を検知するセンサ
である。このバイオメトリクスセンサも、上述した身体センサ群21と同様に、リモコン
20の筐体の側面や裏面、或いは操作部25が有するキーの表面などに設けられている。
メモリ23には、制御プログラムのほか、上記のような身体状態を示す身体状態データや
バイオメトリクスデータが格納される。操作部25は、数字や各種の処理が割り当てられ
た複数のキーを備えており、ユーザによって押下されたキーに対応する信号を制御部24
に供給する。無線信号送信部26は、例えば赤外線などの無線信号を一定距離範囲に送信
する。電池27は、上記の各部に電力を供給する。
【0019】
次に、テレビジョン装置10は、放送波受信部11と、映像信号供給部12と、表示部
13と、無線信号受信部14と、ネットワーク通信部15と、デジタルカメラ16と、マ
イクロホン17と、制御部18と、メモリ19とを備えている。放送波受信部11は、放
送局30の放送波送出装置31から送出されるデジタル放送波を復調し、ストリームデー
タとして映像信号供給部12に供給する。映像信号供給部12は、そのストリームデータ
をデコードして得た映像信号を表示部13へ供給して映像を表示させる。無線信号受信部
14は、リモコン20の無線信号送信部26から送信された無線信号を受信し、制御部1
8に供給する。ネットワーク通信部15はネットワーク60に接続するための接続インタ
フェースや通信制御回路を備えており、制御部18の指示に従ってネットワーク60を介
して診断サーバ装置40や医療機関端末50と通信を行う。デジタルカメラ16は、その
撮像レンズをテレビジョン装置10の前面に向けた状態で備えられており、撮像した画像
を表す画像信号を制御部18に供給する。マイクロホン17は、収音した音声を表す音声
信号を制御部18に供給する。メモリ19には制御プログラムや、テレビ電話を行う際の
通信アドレスとなる電話番号が記憶されている。
【0020】
次に、図3は、診断サーバ装置40のハードウェア構成を示すブロック図である。図3
に示すように、診断サーバ装置40は、制御部41と、通信部42と、不揮発性記憶部4
3とを備えている。制御部41は、例えばCPUなどの演算装置や、ROM(Read Only
Memory)やRAM(Random Access Memory)などの各種メモリを備えている。制御部41
の演算装置は、これらのメモリや不揮発性記憶部43に記憶されている制御プログラムを
読み出して実行することにより、診断サーバ装置40の各部を制御する。通信部42は、
ネットワーク60に接続するための接続インタフェースや通信制御回路を備えており、ネ
ットワーク60を介してテレビジョン装置10や医療機関端末50と通信を行う。不揮発
性記憶部43は、例えばハードディスクなどの大容量の記憶装置である。この不揮発性記
憶部43には、上述した制御プログラムが記憶されているほか、ユーザデータベース43
1と、診断コメントデータベース432と、チャンネルデータベース433と、医療機関
データベース434とが記憶されている。
【0021】
ここで、不揮発性記憶部43に記憶されている内容について具体的に説明する。
図4は、ユーザデータベース431の内容の一例を表す図である。このユーザデータベ
ース431には、ユーザの属性や治療履歴ないし診断履歴に関する情報が含まれている。
具体的には、図4に示すように、ユーザの氏名、住所、年齢、性別、バイオメトリクスデ
ータのほか、医療機関における過去の治療履歴データと、この診断サーバ装置40による
過去の診断履歴データとが対応付けられている。ユーザの氏名、住所、年齢、性別及びバ
イオメトリクスデータは、ユーザからの事前の届け出に応じてこの不揮発性記憶部43に
記憶される情報である。治療履歴データは、ユーザからの届け出或いは医療機関からの連
絡に応じて、この不揮発性記憶部43に随時記憶ないし更新される情報である。診断履歴
データは、リモコン20からテレビジョン装置10を介して診断サーバ装置40に送信さ
れてくる身体状態データに基づいて、この診断サーバ装置40が診断した結果であり、そ
の診断処理の都度、不揮発性記憶部43に記憶される。なお、図4においては、治療履歴
データや診断履歴データについて簡単な内容しか図示していないが、もっと詳細な内容ま
で記憶するようにしてもよい。
【0022】
図5は、診断コメントデータベース432の内容の一例を表す図である。この診断コメ
ントデータベース432には、予め想定される身体状態と、その身体状態に対して予め用
意された診断メッセージとが対応づけられている。具体的には、図5に示すように、血圧
、体温、脈拍、発汗、体脂肪の数値に対して、それぞれ適切な内容の診断メッセージが対
応付けられている。例えば、血圧が160の場合は、「血圧が高いです。このチャンネル
の番組を見ることをお勧めしますが、見ますか?はい/いいえ。または、この病院に相談
することをお勧めします。相談しますか?はい/いいえ」といった診断メッセージが対応
付けられている。
【0023】
図6は、チャンネルデータベース433の内容の一例を表す図である。チャンネルデー
タベース433には、身体状態の種別と、その身体状態が異常となったときに閲覧すべき
番組が放送される放送チャンネル名とが対応付けられている。図6に示す例では、例えば
血圧が異常となった場合には、チャンネルAによって放送される番組を閲覧するように決
められている。このチャンネルAによって放送される番組は、血圧が上昇する原因を説明
したり、血圧を下げるための運動や食事を案内するものである。
【0024】
図7は、医療機関データベース434の内容の一例を表す図である。医療機関データベ
ース434には、それぞれの医療機関名と、その医療機関の住所と、その医療機関に設置
された医療機関端末50の電話番号とが対応付けられている。よって、診断サーバ装置4
0は、ユーザの住所と、医療機関の住所とをマッチングすることで、ユーザに最寄りの医
療機関を案内することができる。
【0025】
(2)動作
次に、上記構成からなる医療診断システム1の動作について説明する。
(2−1)リモコン20の動作
図8は、リモコン20の制御部24が実行する処理の手順を示したフローチャートであ
る。以下では、バイオメトリクスセンサ22として指紋センサを用いた場合について述べ
る。図8において、制御部24は、まず、身体センサ群21によってユーザの身体状態を
検知したか否かを判断する(ステップS1)。身体状態を検知した場合には(ステップS
1;Yes)、制御部24はその身体状態データをメモリ23に書き込む(ステップS2
)。身体状態を検知しない場合には(ステップS1;No)、制御部24は次の処理に移
行する。そして、制御部24は、バイオメトリクスセンサ22によってユーザの指紋を採
取したか否かを判断する(ステップS3)。指紋を採取した場合には(ステップS3;Y
es)、制御部24はその指紋データをメモリ23に書き込む(ステップS4)。指紋を
採取しなかった場合には(ステップS3;No)、制御部24は次の処理に移行する。
【0026】
次に、ユーザがリモコン20の操作部25を用いて、テレビジョン装置10に対する指
示操作(ここではチャンネルの選定操作とする)を行ったとする。制御部24はこの操作
を受け付けると、操作ありと判断して(ステップS5;Yes)、その操作内容を示す操
作信号を無線信号送信部26から送信させる(ステップS6)。次に、制御部24は、指
紋データ及び身体状態データがメモリ23に記憶されているか否かを判断する(ステップ
S7)。これらが双方とも記憶されていれば(ステップS7;Yes)、制御部24は、
指紋データ及び身体状態データをメモリ23から読み出し、指紋データをバイオメトリク
ス信号として、身体状態データを身体状態信号として無線信号送信部26から送信させる
(ステップS8)。
以降、制御部24は上記と同様の処理を繰り返し実行する。
【0027】
(2−2)テレビジョン装置10の動作
図9は、テレビジョン装置10の制御部18が実行する処理の手順を示したフローチャ
ートである。図9において、制御部18は、無線信号受信部14が無線信号を受信したか
否かを判断する(ステップS11)。制御部18は、無線信号を受信したことを検知する
と(ステップS11;Yes)、受信した無線信号の内容を判定する(ステップS12)
。受信した無線信号が上述した操作信号である場合には(ステップS13;Yes)、制
御部はその操作信号によって指定される処理を実行する(ステップS14)。例えば指定
されたチャンネルに切り替える処理である。
【0028】
次に、制御部18は、受信した無線信号がバイオメトリクス信号である場合には(ステ
ップS15;Yes)、そのバイオメトリクス信号が表す指紋データをネットワーク通信
部15から診断サーバ装置40に送信する(ステップS16)。また、制御部18は、受
信した無線信号が身体状態信号である場合には(ステップS17;Yes)、その身体状
態信号が表す身体状態データをネットワーク通信部15から診断サーバ装置40に送信す
る(ステップS18)。
以降、制御部18は上記と同様の処理を繰り返し実行する。
【0029】
(2−3)診断サーバ装置40の動作
次に、図10は、診断サーバ装置40の制御部41が実行する処理の手順を示したフロ
ーチャートである。図10において、制御部41は、テレビジョン装置10から指紋デー
タ及び身体状態データを受信したか否かを判断する(ステップS21)。これらを受信し
た場合(ステップS21;Yes)、制御部41は、受信した指紋データをユーザデータ
ベース431に格納されている指紋データ(バイオメトリクスデータ)と照合する(ステ
ップS22)。この照合の結果、一致する指紋データがなければ(ステップS23;No
)、制御部41は、該当するユーザが存在しない旨をテレビジョン装置10に送信するな
どのエラー処理を行う(ステップS24)。一方、一致する指紋データがあれば(ステッ
プS23;Yes)、制御部41は、一致する指紋データに対応するユーザデータベース
431のレコードに、受信した身体状態データを診断履歴データとして格納する(ステッ
プS25)。
【0030】
そして、制御部41は、その身体状態データが示す身体状態に対応する診断コメントを
診断コメントデータベース432から読み出す(ステップS26)。この際、制御部41
は、必要に応じて、チャンネルデータベース433や医療機関データベース434の内容
を適宜参照して診断コメントを作成する。そして、制御部41は、作成した診断コメント
を、テレビジョン装置10が表示可能な映像データに変換し、指紋データ及び身体状態デ
ータの送信元であるテレビジョン装置10に送信する(ステップS27)テレビジョン装
置10は、受信した診断コメントを、デジタル放送波に基づいて表示している映像に重ね
合わせて表示部13に表示する。これにより、ユーザは、テレビジョン放送を見ながら、
自身の身体状態に応じた適切な診断コメントを同時に参照することができる。
【0031】
(2−4)動作例
次に、図11に示すシーケンスを参照しながら、具体的な動作例について説明する。
ユーザがリモコン20aを手に持つと、身体センサ群21によってそのユーザの各種身
体状態が検知される(ステップS31)。ここでは、血圧が160であり、体温が38.
0度であることが検知されたとする。次に、リモコン20aのバイオメトリクスセンサ2
2によってユーザの指紋が採取される(ステップS32)。続いて、ユーザはリモコン2
0aの操作部25を用いて、現在のチャンネルを別のチャンネルに切り替える処理を行っ
たとする。リモコン20aはこの操作を受け付け(ステップS33)、その操作内容を示
す操作信号を送信する。続いて、リモコン20aは、指紋データを表すバイオメトリクス
信号と、身体状態を表す身体状態信号を送信する。
【0032】
テレビジョン装置10aは、操作信号を受信すると、その操作信号によって指定された
チャンネルに切り替える処理を行う(ステップS34)。次に、テレビジョン装置10a
は、バイオメトリクス信号が示す指紋データと、身体状態信号が示す身体状態データをネ
ットワーク60を介して診断サーバ装置40に送信する。
【0033】
診断サーバ装置40は、テレビジョン装置10aから指紋データ及び身体状態データを
受信すると、受信した指紋データをユーザデータベース431の内容と照合してユーザ認
証を行う(ステップS35)。この照合の結果、一致する指紋データがあれば、診断サー
バ装置40は、受信した身体状態を診断履歴データとしてユーザデータベース431に格
納する。そして、診断サーバ装置40は、その身体状態に応じた診断コメントを診断コメ
ントデータベース432から読み出す(ステップS36)。
【0034】
ここでは、血圧が160であり、体温が38.0度であるから、図5に示すとおり、「
血圧が高いです。このチャンネルの番組を見ることをお勧めしますが、見ますか?はい/
いいえ。または、この病院に相談することをお勧めします。相談しますか?はい/いいえ
」という診断メッセージと、「熱があるので安静にしてください」という診断メッセージ
が読み出されることになる。この際、制御部41は、チャンネルデータベース433から
、血圧異常に対応するチャンネルAという情報を読み出すとともに、医療機関データベー
ス434からユーザの住所に近い医療機関端末50aの電話番号を読み出し、これらを用
いて診断コメントを作成する。診断サーバ装置40は、作成した診断コメントを映像デー
タに変換してテレビジョン装置10aに送信する。これにより、図13に示すように、テ
レビジョン装置10aは、デジタル放送波に基づいて表示している映像に重ね合わせて、
受信した診断コメントを図中右から左へ流れるテロップ形式で表示する(ステップS37
)。
【0035】
図14に示す診断コメント「はい/いいえ」の「はい」という文字列には、チャンネル
Aを指定する情報が含まれている。よって、ユーザがリモコン20aを操作して「はい」
を指定すると、リモコン20aはこの操作を受け付け(ステップS38)、操作信号をテ
レビジョン装置10aに送信する。これに応じて、テレビジョン装置10aは、指定され
たチャンネルAに同調し、図15に示すようにして推奨された番組を表示する(ステップ
S39)。
【0036】
また、ユーザが番組を見ることを指定しないと、引き続き、図16及び図17に示すよ
うな診断コメントがテロップ形式で表示する。この図17に示す診断コメント「はい/い
いえ」の「はい」という文字列には、医療機関端末50aの電話番号が含まれている。よ
って、ユーザがリモコン20aでこの「はい」を指定すると、リモコン20aはこの操作
を受け付け(図12のステップS41)、操作信号を送信する。テレビジョン装置10a
は、この操作信号に応じて、上記電話番号に基づいて医療機関端末50aを発呼する。医
療機関端末50aがこれに応答すると、テレビジョン装置10a(ユーザ)と医療機関端
末50a(医者)との間でテレビ電話による問診が行われる。このとき、テレビジョン装
置には、図18に示すような待機映像の後に、図19に示すような医療機関の医者を映し
出した映像が表示されることになる。
【0037】
さらに、図12において、医者が医療機関端末50aの操作部54を操作して、問診し
ているユーザ(患者)の情報を取得することを指示すると、医療機関端末50aはこの操
作を受け付ける(ステップS42)。そして、その医療機関端末50aから診断サーバ装
置40に対して要求メッセージが送信される。診断サーバ装置40はこの要求メッセージ
を受信すると、指定されたユーザの属性や治療履歴ないし診断履歴に関する情報をユーザ
データベース431から読み出し、これを医療機関端末50aに送信する。医療機関端末
50aは、これを受信すると表示部53に表示する(ステップS43)。このようにすれ
ば、医者はテレビ電話でユーザ(患者)の問診を行いつつ、そのユーザに関する情報を閲
覧することができる。
【0038】
本実施形態によれば、ユーザが頻繁に手に持つリモコン20に身体センサ群21を設け
ている。特に、ユーザがリモコン20を持ったときに、その手が自然に接触するような位
置に身体センサ群21が設けられているので、ユーザが身体センサ群21を触ろうと特に
意識しなくても、これらの身体センサ群21によって手の接触部分から身体状態が検知さ
れるようになっている。そして、ユーザが見ているテレビジョン装置10の映像に重ね合
わせて、自らの身体状態に応じた適切な診断メッセージが表示される。よって、ユーザか
ら見れば、特に煩わしい操作を行わなくても、自らの身体の状態とその状態に対する適切
なアドバイスを得ることができる。また、ユーザは身体状態に応じた放送番組や医療機関
についてのアドバイスを得ることもできる。さらに、ユーザが希望する場合には、テレビ
電話機能によって医者の問診を受けることも可能となる。
【0039】
(3)変形例
上記の実施形態は次のような変形が可能である。
(3−1)変形例1
身体状態データは上記の例に限らず、例えば、体重、心電誘導波形、自律神経活性度、
脈波伝播速度、視力、血糖度、アレルギ、遺伝子などであってもよい。また、バイオメト
リクスデータとして、顔型、筆跡、DNA、耳介等を用いてもよい。
【0040】
(3−2)変形例2
実施形態では、ユーザが希望する場合には、推奨されている放送番組を直ちに見るよう
にしていたが、そうではなくて、テレビジョン装置10に録画するようにしてもよい。ま
た、診断コメント等の診断結果はテレビジョン装置10に表示する以外にも、例えばユー
ザが操作するパーソナルコンピュータで診断サーバ装置40にアクセスすると、それを参
照できるようにしてもよい。
【0041】
(3−3)変形例3
診断サーバ装置40の診断処理が行われる前に、身体状態の数値をテレビジョン装置1
0に表示するようにしてもよい。具体的には、テレビジョン装置10は、リモートコント
ローラ20から送信されてくる身体状態信号が示す身体状態を表示部13に表示すればよ
い。また、この場合、テレビジョン装置10は、過去の身体状態の履歴を記憶しており、
これらの過去の履歴とともに最新の身体状態を表示部13に表示するようにしてもよい。
また、診断サーバ装置40は、身体状態があまりにも異常な数値を示している場合には、
ユーザの了解を得ずに直ちにネットワーク60経由で医療機関(医療機関端末50)へ連
絡するようにしてもよい。
【0042】
(3−4)変形例4
診断サーバ装置40がバイオメトリクスデータを記憶し、これ用いてユーザ認証を行う
のではなく、リモートコントローラ20がユーザのバイオメトリクスデータを記憶し、こ
れ用いてユーザ認証を行うようにしてもよい。この場合、制御部24が身体センサ群21
によって検知されたバイオメトリクスデータを記憶されている内容と照合し、この照合の
結果、両者が一致した場合には、身体状態信号をテレビジョン装置10に送信すればよい
。このようにすれば、予めバイオメトリクスデータが登録されていないユーザについては
、診断処理を行わずに済む。なお、リモコン20とテレビジョン装置10との間は無線に
限らず有線であってもよい。
また、テレビジョン装置10がユーザのバイオメトリクスデータを記憶し、これ用いて
ユーザ認証を行うようにしてもよい。この場合、テレビジョン装置10が、バイオメトリ
クス情報を予め記憶するバイオメトリクス記憶手段を備え、制御部18は、受信したバイ
オメトリクスデータを記憶手段に記憶されている内容と照合し、両者が一致した場合には
、身体状態データを診断サーバ装置40に送信すればよい。
【0043】
(3−5)変形例5
上記実施形態において、ユーザのバイオメトリクスデータに基づいてユーザ認証を行う
技術は、上述した医療診断システム1以外にも適用し得る。すなわち、バイオメトリクス
データに基づいて操作者を認証してから、「その操作者に対する診断情報を送信する処理
」を、「その操作者に固有の処理を実行すること」であると捉えた場合には、本発明を次
のようなユーザ認証技術として特定する事をも可能である。
つまり、リモートコントローラと、前記リモートコントローラによって制御される制御
対象装置とを備え、前記リモートコントローラは、操作者が操作を行う操作手段と、操作
者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、前記操作手段における操作の内容を表
す操作信号と、前記取得手段によって取得されたバイオメトリクス情報を表すバイオメト
リクス信号とを送信する送信手段とを備え、前記制御対象装置は、前記リモートコントロ
ーラの送信手段から送信されてくる信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受
信された信号が前記操作信号である場合には、該信号が表す操作の内容に応じて所定の処
理を実行する一方、前記受信手段によって受信された信号が前記バイオメトリクス信号で
ある場合には、該信号によって表わされるバイオメトリクス情報に基づいて操作者を認証
し、その操作者に固有の処理を実行する制御手段とを備えることを特徴とする認証処理シ
ステムである。
また、変形例4の記載に鑑みてリモートコントローラに着目すると、本発明を次のよう
な構成として特定することも可能である。
つまり、操作者が操作を行う操作手段と、前記操作手段における操作の内容を表す操作
信号を送信する送信手段と、操作者のバイオメトリクス情報を取得する取得手段と、バイ
オメトリクス情報を記憶するバイオメトリクス記憶手段と、前記取得手段によって取得さ
れたバイオメトリクス情報を前記記憶手段に記憶されている内容と照合する照合手段と、
この照合の結果、取得されたバイオメトリクス情報と前記バイオメトリクス記憶手段に記
憶されている内容とが一致した場合には、所定の処理を実行する処理手段とを備えること
を特徴とするリモートコントローラである。
【0044】
なお、リモートコントローラ20、テレビジョン装置10及び診断サーバ装置40の制
御プログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光記録
媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、R
AMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態に係る医療診断システムの構成示すブロック図である。
【図2】同システムのリモコン及びテレビジョン装置の構成を示すブロック図である。
【図3】同システムの診断サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】同診断サーバ装置が記憶しているユーザデータベースの内容を表す図である。
【図5】同診断サーバ装置が記憶している診断コメントデータベースの内容を表す図である。
【図6】同診断サーバ装置が記憶しているチャンネルデータベースの内容を表す図である。
【図7】同診断サーバ装置が記憶している医療機関データベースの内容を表す図である。
【図8】リモコンの制御部の動作を示すフローチャートであある。
【図9】テレビジョン装置の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図10】診断サーバ装置の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図11】同システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図12】同システムの動作例を示すシーケンス図である。
【図13】テレビジョン装置に表示される映像の一例を示す図である。
【図14】テレビジョン装置に表示される映像の一例を示す図である。
【図15】テレビジョン装置に表示される映像の一例を示す図である。
【図16】テレビジョン装置に表示される映像の一例を示す図である。
【図17】テレビジョン装置に表示される映像の一例を示す図である。
【図18】テレビジョン装置に表示される映像の一例を示す図である。
【図19】テレビジョン装置に表示される映像の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0046】
10a,10b,10c・・・テレビジョン装置、20a,20b,20c・・・リモー
トコントローラ、30・・・放送局、40・・・診断サーバ装置、50a,50b,50
c・・・医療機関端末。
【出願人】 【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
【住所又は居所】東京都新宿区西新宿2丁目4番1号
【出願日】 平成17年3月30日(2005.3.30)
【代理人】 【識別番号】100095728
【弁理士】
【氏名又は名称】上柳 雅誉

【識別番号】100107076
【弁理士】
【氏名又は名称】藤綱 英吉

【識別番号】100107261
【弁理士】
【氏名又は名称】須澤 修

【公開番号】 特開2006−271789(P2006−271789A)
【公開日】 平成18年10月12日(2006.10.12)
【出願番号】 特願2005−97575(P2005−97575)