| 【発明の名称】 |
電子内視鏡装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】阿部 一則 【住所又は居所】埼玉県さいたま市北区植竹町1丁目324番地 フジノン株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】装置同士の混信を確実に防止することができ、且つ操作性を向上させることができる電子内視鏡装置を提供する。
【解決手段】電子内視鏡装置2の電子内視鏡10、およびプロセッサ装置11は、予め複数のチャネルが割り当てられた電波12の送信周波数帯域、および受信周波数帯域を第1の周波数帯域と第2の周波数帯域とに切り替える送信周波数帯域切り替え回路、および受信周波数帯域切り替え回路と、使用可能な空きチャネルを検知する第1、第2空きチャネル検知回路とをそれぞれ有し、送信周波数帯域切り替え回路、および受信周波数帯域切り替え回路は、第1、第2空きチャネル検知回路の検知結果に応じて、送信周波数帯域、および受信周波数帯域を自動的に切り替える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 体腔内の被観察体像を撮影する撮像素子により取得される内視鏡画像を電波として送信する電子内視鏡と、電波を受信して前記内視鏡画像を生成するプロセッサ装置とからなる電子内視鏡装置であって、 前記電子内視鏡、および前記プロセッサ装置は、予め複数のチャネルが割り当てられた電波の送信周波数帯域、および受信周波数帯域を多段に切り替える送信周波数帯域切り替え手段、および受信周波数帯域切り替え手段と、 使用可能な空きチャネルを検知する空きチャネル検知手段とをそれぞれ有し、 前記送信周波数帯域切り替え手段、および前記受信周波数帯域切り替え手段は、前記空きチャネル検知手段の検知結果に応じて、前記送信周波数帯域、および前記受信周波数帯域を自動的に切り替えることを特徴とする電子内視鏡装置。 【請求項2】 前記電子内視鏡の空きチャネル検知手段は、チャネルの割り当てを要求するチャネル割り当て要求信号、および自らのチャネルの使用状況を示す使用状況通知信号を、前記プロセッサ装置の空きチャネル検知手段に送信し、 前記プロセッサ装置の空きチャネル検知手段は、前記チャネル割り当て要求信号を受けて、前記使用状況通知信号によるチャネルの使用状況に基づいて、空きチャネルの番号を示すチャネル番号通知信号を、前記電子内視鏡の空きチャネル検知手段に送信することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電子内視鏡とプロセッサ装置とからなり、これらの間で電波によって信号の遣り取りを行う電子内視鏡装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、医療分野において、電子内視鏡を利用した医療診断が盛んに行われている。電子内視鏡の体腔内に挿入される挿入部先端には、CCDなどの撮像素子が内蔵されており、このCCDにより取得した撮像信号に対して、プロセッサ装置で信号処理を施すことで、モニタで体腔内の画像(内視鏡画像)を観察することができる。 【0003】 普通、電子内視鏡とプロセッサ装置とは、信号ケーブルにより接続されているが、信号を変調する変調部、および信号を電波で送信する送信部を電子内視鏡に、電波を受信する受信部、および電波を元の信号に復調する復調部をプロセッサ装置にそれぞれ設けて、電波によって信号の遣り取りを行えるようにし、信号ケーブルを取り除いて電子内視鏡の操作性を向上させた、いわゆるワイヤレス電子内視鏡装置も考案されている(特許文献1参照)。 【0004】 ワイヤレス電子内視鏡装置は、上述の如く、電子内視鏡の使用時に、信号ケーブルによる操作の制約がなくなり、操作性が向上する。そのうえ、信号ケーブルを用いた従来の電子内視鏡装置では、患者回路と二次回路との間で約4kVの絶縁耐圧を維持することが必須となるが、ワイヤレス電子内視鏡装置では、電子内視鏡とプロセッサ装置との間に信号ケーブルによる電気的接続が存在しないため、上記のように高い絶縁耐圧を維持する構成が不要となる。 【特許文献1】特開2001−251612号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 ところで、電子内視鏡装置は、例えば病院内の内視鏡室をパーテーションなどで仕切った複数の検査室にそれぞれプロセッサ装置を設置して、同時に複数の患者の内視鏡診断が可能なように、内視鏡室という空間内に複数台設置されて使用されることが多い。このため、上記のようなワイヤレス電子内視鏡装置の分野では、装置同士の混信を避ける工夫が必要である。また、医療機器の無線伝送で使用可能な周波数帯域に制約があるため、この周波数帯域に対応した方式で信号の送受信を行う必要がある。 【0006】 しかしながら、特許文献1に記載の技術は、信号の送受信周波数帯域としてテレビ放送チャネル周波数を用いており、医療機器として無線伝送の要件を満たしていないばかりでなく、装置同士の混信という問題への対処が何らなされていない。 【0007】 本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、装置同士の混信を確実に防止することができ、且つ操作性を向上させることができる電子内視鏡装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記目的を達成するために、本発明は、体腔内の被観察体像を撮影する撮像素子により取得される内視鏡画像を電波として送信する電子内視鏡と、電波を受信して前記内視鏡画像を生成するプロセッサ装置とからなる電子内視鏡装置であって、前記電子内視鏡、および前記プロセッサ装置は、予め複数のチャネルが割り当てられた電波の送信周波数帯域、および受信周波数帯域を多段に切り替える送信周波数帯域切り替え手段、および受信周波数帯域切り替え手段と、使用可能な空きチャネルを検知する空きチャネル検知手段とをそれぞれ有し、前記送信周波数帯域切り替え手段、および前記受信周波数帯域切り替え手段は、前記空きチャネル検知手段の検知結果に応じて、前記送信周波数帯域、および前記受信周波数帯域を自動的に切り替えることを特徴とする。 【0009】 なお、前記電子内視鏡の空きチャネル検知手段は、チャネルの割り当てを要求するチャネル割り当て要求信号、および自らのチャネルの使用状況を示す使用状況通知信号を、前記プロセッサ装置の空きチャネル検知手段に送信し、前記プロセッサ装置の空きチャネル検知手段は、前記チャネル割り当て要求信号を受けて、前記使用状況通知信号によるチャネルの使用状況に基づいて、空きチャネルの番号を示すチャネル番号通知信号を、前記電子内視鏡の空きチャネル検知手段に送信することが好ましい。 【発明の効果】 【0010】 本発明の電子内視鏡装置によれば、電子内視鏡、およびプロセッサ装置は、予め複数のチャネルが割り当てられた電波の送信周波数帯域、および受信周波数帯域を多段に切り替える送信周波数帯域切り替え手段、および受信周波数帯域切り替え手段と、使用可能な空きチャネルを検知する空きチャネル検知手段とをそれぞれ有し、送信周波数帯域切り替え手段、および受信周波数帯域切り替え手段は、空きチャネル検知手段の検知結果に応じて、送信周波数帯域、および受信周波数帯域を自動的に切り替えるので、装置同士の混信を確実に防止することができ、且つ操作性を向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 図1において、本発明を適用した電子内視鏡装置2は、電子内視鏡10、およびプロセッサ装置11から構成される。この電子内視鏡装置2は、電子内視鏡10とプロセッサ装置11との信号の遣り取りを、予め複数のチャネルが割り当てられた第1または第2の周波数帯域(例えば、1.2GHzまたは2.4GHz)をもつ電波12にて行う、いわゆるワイヤレス電子内視鏡装置である。 【0012】 電子内視鏡10は、体腔内に挿入される挿入部13と、挿入部13の基端部分に連設された操作部14とを備えている。挿入部13の先端に連設された先端部13aには、体腔内の被観察体像の像光を取り込むための対物レンズ15と、体腔内の被観察体像を撮影する撮像素子としてのCCD16、および照射レンズ17と体腔内照明用のLED光源(LED)18(ともに図2参照)が内蔵されている。CCD16により取得された体腔内の画像は、プロセッサ装置11に接続されたモニタ19に内視鏡画像として表示される。 【0013】 先端部13aの後方には、複数の湾曲駒を連結した湾曲部20が設けられている。この湾曲部20は、操作部14に設けられたアングルノブ14aが操作されて、挿入部13内に挿設されたワイヤが押し引きされることにより、上下左右方向に湾曲動作し、先端部13aが体腔内の所望の方向に向けられるようになっている。 【0014】 操作部14の下方には、水が貯留される貯水タンク21と、エアーが貯留されるエアーボンベ22とが内蔵されたカートリッジ23が着脱自在に取り付けられている。これら貯水タンク21、エアーボンベ22に貯留された水、エアーは、操作部14の送水/送気ボタン14bの操作に連動して、電子内視鏡10内部に配設された送水パイプ、送気パイプを通って、先端部13aに形成された洗浄ノズル(図示せず)から対物レンズ15に向けて噴射される。これにより、対物レンズ15表面に付着した汚物などの除去や、体腔内への送気を行うことが可能となっている。ここで、カートリッジ23は、電子内視鏡10を使用する際に操作者の手の付け根が当接する位置に取り付けられており、電子内視鏡10の操作性を安定化させる役割も果たしている。なお、符号24は、処置具が挿通される鉗子口である。 【0015】 図2において、CPU30は、電子内視鏡10の全体の動作を統括的に制御する。CPU30には、電子内視鏡10の動作を制御するための各種プログラムやデータが記憶されたROM31が接続されている。CPU30は、このROM31から必要なプログラムやデータを読み出し、電子内視鏡10の動作制御を行う。 【0016】 LED18には、駆動部32が接続されている。駆動部32は、CPU30の制御の下に、LED18をオン/オフ駆動させる。LED18から発せられた光は、照射レンズ17を介して体腔内の被観察体に照射される。なお、先端部13aではなく操作部14の内部にLED18を配し、ライトガイドで先端部13aに導光する構成としてもよい。 【0017】 CCD16は、対物レンズ15から入射した体腔内の被観察体像の像光を撮像面に結像させ、各画素からこれに応じた撮像信号を出力する。AFE33は、CCD16から入力された撮像信号に対して、相関二重サンプリング、増幅、およびA/D変換を施して、撮像信号をデジタルの画像信号に変換する。 【0018】 変調部34は、AFE33から出力されたデジタルの画像信号に対して、例えばデジタル直交変調を施してRF信号を生成する。送信部35は、詳しくは後述するように、アンテナ36を介して、変調部34で生成されたRF信号を、第1または第2の周波数帯域をもつ電波12としてプロセッサ装置11に送信する。 【0019】 コネクタ37には、バッテリ38が接続されている。バッテリ38の電力は、CPU30により制御される電力供給部39から、電子内視鏡10の各部に供給される。なお、図1には示していないが、操作部14の後部には、バッテリ38を収納するバッテリ収納室が設けられており、コネクタ37はその内部に配されている。 【0020】 図3において、送信部35には、第1周波数帯域用送信回路40、第2周波数帯域用送信回路41、送信周波数帯域切り替え回路42、および第1空きチャネル検知回路43が設けられている。第1周波数帯域用送信回路40、および第2周波数帯域用送信回路41は、変調部34で生成されたRF信号をプロセッサ装置11で受信可能な電力レベルにまで増幅する電力増幅器や、電子内視鏡装置2で採用されているTDMA(Time Division Multiple Access;時分割多重接続)方式のチャネルバーストタイミングに合わせてオン/オフ駆動するRF−スイッチ、RF信号をそれぞれの周波数帯域の電波12としてアンテナ36に給電するサーキュレータなどから構成される。 【0021】 送信周波数帯域切り替え回路42は、第1周波数帯域用送信回路40、および第2周波数帯域用送信回路41に接続されており、第1空きチャネル検知回路43の検知結果に応じて、使用する送信回路を自動的に切り替える。初期設定では、この送信周波数帯域切り替え回路42により、第2周波数帯域用送信回路41が選択されている。 【0022】 第1空きチャネル検知回路43は、電子内視鏡10の使用開始時(電子内視鏡10の電源がオンされたとき)に、チャネルの割り当てを要求するチャネル割り当て要求信号Saを、プロセッサ装置11の第2空きチャネル検知回路63(図5参照)に送信する。また、自らのチャネルの使用状況を示す使用状況通知信号Sbを、第2空きチャネル検知回路63に送信する。さらに、空きチャネルの番号を示すチャネル番号通知信号Scを、第2空きチャネル検知回路63から受信する。第1空きチャネル検知回路43は、このチャネル番号通知信号Scによる空きチャネルの検知結果を、CPU30および送信周波数帯域切り替え回路42に送信する。 【0023】 図4において、CPU50は、プロセッサ装置11の全体の動作を統括的に制御する。CPU50には、プロセッサ装置11の動作を制御するための各種プログラムやデータが記憶されたROM51が接続されている。CPU50は、このROM51から必要なプログラムやデータを読み出し、プロセッサ装置11の動作制御を行う。 【0024】 アンテナ52は、電子内視鏡10からの電波12を受信する。受信部53は、詳しくは後述するように、アンテナ52で受信された電波12、すなわちRF信号を増幅する。復調部54は、RF信号に対して、例えばデジタル直交検波を施して、RF信号を電子内視鏡10で変調される前の画像信号に復調する。 【0025】 同期分離部55は、CPU50の制御の下に、復調部54で復調された画像信号から、振幅分離によって同期信号を分離し、 続いて周波数分離により水平同期信号と垂直同期信号とを分離する。ビデオ信号処理部56は、画像信号からデジタルのビデオ信号を生成する。画像処理部57は、ビデオ信号処理部56で生成されたビデオ信号に対して、マスク生成やキャラクタ情報付加などの各種画像処理を施す。バッファ58は、画像処理部57で各種画像処理が施され、モニタ19に内視鏡画像として表示されるビデオ信号を一旦格納する。 【0026】 図5において、受信部53には、第1周波数帯域用受信回路60、第2周波数帯域用受信回路61、受信周波数帯域切り替え回路62、および第2空きチャネル検知回路63が設けられている。第1周波数帯域用受信回路60、および第2周波数帯域用受信回路61は、アンテナ52で受信された電波を供給するサーキュレータや、RF−スイッチ、RF信号を増幅する低雑音増幅器などから構成される。 【0027】 受信周波数帯域切り替え回路62は、第1周波数帯域用受信回路60、および第2周波数帯域用受信回路61に接続されており、第2空きチャネル検知回路63の検知結果に応じて、使用する受信回路を自動的に切り替える。電子内視鏡10と同様に、初期設定では、この受信周波数帯域切り替え回路62により、第2周波数帯域用受信回路61が選択されている。 【0028】 第2空きチャネル検知回路63は、第1空きチャネル検知回路43からのチャネル割り当て要求信号Saを受けて、使用状況通知信号Sbによるチャネルの使用状況に基づいて、空きチャネルの番号を示すチャネル番号通知信号Scを、第1空きチャネル検知回路43に送信する。第2空きチャネル検知回路63は、チャネル番号通知信号Scによる空きチャネルの検知結果を、CPU50および受信周波数帯域切り替え回路62に送信する。なお、これらの信号Sa〜Scの遣り取りは、第1、第2の各周波数帯域に割り当てられたチャネルとは別のチャネル(0チャネル)を用いて行われる。特に、使用状況通知信号Sbは、一定の時間間隔で第1空きチャネル検知回路43から発せられている。 【0029】 上記のように構成された電子内視鏡装置2で体腔内の被観察体を観察する際には、挿入部13を体腔内に挿入して、LED光源18をオンして体腔内を照明しながら、CCD16による内視鏡画像をモニタ19で観察する。 【0030】 このとき、対物レンズ15から入射した体腔内の被観察体像の像光は、CCD16の撮像面に結像され、CCD16から撮像信号が出力される。CCD16から出力された撮像信号は、AFE33で相関二重サンプリング、増幅、およびA/D変換が施され、デジタルの画像信号に変換される。 【0031】 AFE33から出力されたデジタルの画像信号は、変調部34でデジタル直交変調が施され、RF信号が生成される。RF信号は、送信部35で増幅され、アンテナ36から電波12として送信される。 【0032】 一方、プロセッサ装置11では、電子内視鏡10のアンテナ36から送信された電波12がアンテナ52で受信されると、この電波12、すなわちRF信号が受信部53で増幅される。復調部54では、受信部53で増幅されたRF信号にデジタル直交検波が施され、電子内視鏡10で変調される前の画像信号が復調される。 【0033】 復調部54で復調された画像信号は、CPU50の制御の下に、同期分離部55で同期分離が施され、ビデオ信号処理部56でデジタルのビデオ信号として出力される。ビデオ信号処理部56で出力されたビデオ信号は、画像処理部57で各種画像処理が施され、バッファ58に一旦格納されて、モニタ19に内視鏡画像として表示される。以上のようにして、電子内視鏡10とプロセッサ装置11との間で、電波12により信号が送受信される。 【0034】 以下、図6〜図8を参照して、上記構成を有する電子内視鏡装置2のチャネル割り当ての処理手順について説明する。なお、ここでは、第1、第2周波数帯域用送信回路40、41、および第1、第2周波数帯域用送信回路60、61には、5個のチャネル(チャネル1〜5)が割り当てられているものとして説明を行うが、チャネル数はこれに限定されることなく、使用可能な周波数帯域やチャネルのバンド幅に応じて適宜変更される。また、第1、第2の周波数帯域を逓倍波の関係とすることで、電子内視鏡10およびプロセッサ装置11は、複数の周波数帯域の電波12の送受信をそれぞれ唯一のアンテナ36、52で行うことが可能となる。 【0035】 いま、図6に示すように、内視鏡室70は、パーテーションなどで仕切られた複数の検査室70a〜70eに分かれており、各検査室70a〜70e内には、電子内視鏡10a〜10e、およびプロセッサ装置11a〜11eからなる計5台の電子内視鏡装置2a〜2eが設置されている。電子内視鏡装置2a〜2dまでは使用状態であり、第2の周波数帯域のチャネル1〜4は既に使用されていて、電子内視鏡10eをプロセッサ装置11eに無線接続して内視鏡診断を行おうとした場合を考える。なお、以下の説明では、電子内視鏡装置2a〜2eの各部を記載する際には、便宜上、符号の数字の後にa〜eをつけて区別する。 【0036】 図7に示すように、電子内視鏡10eの電源がオンされると、電子内視鏡10eの第1空きチャネル検知回路43eから、プロセッサ装置11eの第2空きチャネル検知回路63eにチャネル割り当て要求信号Saが送信され、待機状態となる。 【0037】 第2空きチャネル検知回路63eからのチャネル番号通知信号Scが、第1空きチャネル検知回路43eで受信されると、チャネル番号通知信号Scによる空きチャネル検知結果(この場合は第2の周波数帯域のチャネル5)がCPU30eおよび送信周波数帯域切り替え回路42eに送信される。 【0038】 上記のように、空きチャネルが第2の周波数帯域に割り当てられたものであった場合、送信周波数帯域切り替え回路42eは作動されず、初期設定の第2周波数帯域用送信回路41eのままで、検知された空きチャネル、つまり第2の周波数帯域のチャネル5が使用されて内視鏡診断が開始される。 【0039】 上述のように、第2の周波数帯域にはチャネル1〜5が割り当てられており、第2の周波数帯域では5台の電子内視鏡10a〜10eを同時に使用することが可能となっている。これに対して、5台目の電子内視鏡10eが第2の周波数帯域のチャネル5で使用されていて、6台目の電子内視鏡10fを使用する場合など、第2の周波数帯域に空きチャネルがない場合には、第2空きチャネル検知回路63eからのチャネル番号通知信号Scが、第1空きチャネル検知回路43eで受信されると、チャネル番号通知信号Scによる空きチャネル検知結果(この場合は第1の周波数帯域のチャネル1)がCPU30eおよび送信周波数帯域切り替え回路42eに送信される。 【0040】 上記のように、空きチャネルが第1の周波数帯域に割り当てられたものであった場合、送信周波数帯域切り替え回路42eにより、第2周波数帯域用送信回路41eから第1周波数帯域用送信回路40eに送信回路が切り替えられ、検知された空きチャネル、つまり第1の周波数帯域のチャネル1が使用されて内視鏡診断が開始される。 【0041】 一方、プロセッサ装置11eでは、図8に示すように、電源の投入とともに電子内視鏡10a〜10dの第1空きチャネル検知回路43a〜43dから一定時間間隔で送信される使用状況通知信号Sb(第2の周波数帯域のチャネル1〜4が使用されていることを通知する信号)が、第2空きチャネル検知回路63eで受信される。この状態で、第1空きチャネル検知回路43eからのチャネル割り当て要求信号Saが受信されると、第2空きチャネル検知回路63eでは、使用状況通知信号Sbによるチャネルの使用状況に基づいて、第2の周波数帯域で空きチャネルがチェックされる。 【0042】 第2の周波数帯域で空きチャネルがあった場合、第2空きチャネル検知回路63eから第1空きチャネル検知回路43eに、空きチャネルの検知結果に応じたチャネル番号通知信号Sc(第2の周波数帯域のチャネル5が空いている旨を通知する信号)が送信される。このとき、受信周波数帯域切り替え回路62は作動されず、初期設定の第2周波数帯域用受信回路61eのままで、プロセッサ装置11eは、検知された空きチャネル、つまり第2の周波数帯域のチャネル5で電子内視鏡10eからの電波12eの受信を待機する状態となる。 【0043】 対して、5台目の電子内視鏡10eが第2の周波数帯域のチャネル5で使用されていて、6台目の電子内視鏡10fを使用する場合には、第2の周波数帯域に空きチャネルがないため、第2空きチャネル検知回路63eでは、使用状況通知信号Sbによるチャネルの使用状況に基づいて、第1の周波数帯域で空きチャネルがチェックされる。 【0044】 第1の周波数帯域で空きチャネルがあった場合、第2空きチャネル検知回路63eから第1空きチャネル検知回路43eに、空きチャネルの検知結果に応じたチャネル番号通知信号Sc(第1の周波数帯域のチャネル1が空いている旨を通知する信号)が送信される。このとき、受信周波数帯域切り替え回路62eにより、第2周波数帯域用受信回路61eから第1周波数帯域用受信回路60eに受信回路が切り替えられ、プロセッサ装置11eは、検知された空きチャネル、つまり第1の周波数帯域のチャネル1で電子内視鏡10eからの電波12eの受信を待機する状態となる。 【0045】 第1の周波数帯域にも空きチャネルがなかった場合には、プロセッサ装置11eは、再び使用状況通知信号Scを受信する状態に戻る。そして、使用している何れかの電子内視鏡の検査が終了し、その電子内視鏡の電源がオフされると、その電子内視鏡が使用していたチャネルが空くこととなり、その旨を表す使用状況通知信号Sbがプロセッサ装置11eで受信されて、電子内視鏡10eからのチャネル割り当て要求信号Saに対して、空いたチャネルの番号を表すチャネル番号通知信号Scが、プロセッサ装置11eから電子内視鏡10eに送信されることとなる。 【0046】 以上詳細に説明したように、電子内視鏡装置2の電子内視鏡10、およびプロセッサ装置11は、予め複数のチャネルが割り当てられた電波12の送信周波数帯域、および受信周波数帯域を第1の周波数帯域と第2の周波数帯域とに切り替える送信周波数帯域切り替え回路42、および受信周波数帯域切り替え回路62と、使用可能な空きチャネルを検知する第1、第2空きチャネル検知回路43、63とをそれぞれ有し、送信周波数帯域切り替え回路42、および受信周波数帯域切り替え回路62は、第1、第2空きチャネル検知回路43、63の検知結果に応じて、送信周波数帯域、および受信周波数帯域を自動的に切り替えるので、装置同士の混信を確実に防止することができ、且つ操作性を向上させることができる。 【図面の簡単な説明】 【0047】 【図1】電子内視鏡装置の構成を示す概略図である。 【図2】電子内視鏡の内部構成を示すブロック図である。 【図3】送信部の内部構成を示すブロック図である。 【図4】プロセッサ装置の内部構成を示すブロック図である。 【図5】受信部の内部構成を示すブロック図である。 【図6】内視鏡室内に5台の電子内視鏡装置が設置された様子を示す説明図である。 【図7】電子内視鏡におけるチャネル割り当ての処理手順を示すフローチャートである。 【図8】プロセッサ装置におけるチャネル割り当ての処理手順を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0048】 2 電子内視鏡装置 10 電子内視鏡 11 プロセッサ装置 12 電波 16 CCD 19 モニタ 30 CPU 35 送信部 42 送信周波数帯域切り替え回路 43 第1空きチャネル検知回路 50 CPU 53 受信部 62 受信周波数帯域切り替え回路 63 第2空きチャネル検知回路 Sa チャネル割り当て要求信号 Sb 使用状況通知信号 Sc チャネル番号通知信号
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005430 【氏名又は名称】フジノン株式会社 【住所又は居所】埼玉県さいたま市北区植竹町1丁目324番地
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| 【出願日】 |
平成17年3月28日(2005.3.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075281 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 和憲
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| 【公開番号】 |
特開2006−271432(P2006−271432A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月12日(2006.10.12) |
| 【出願番号】 |
特願2005−90685(P2005−90685) |
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