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【発明の名称】 クライアント/サーバ基盤の超音波診断システム
【発明者】 【氏名】ヒョン ドン ギュ

【要約】 【課題】超音波診断システムの各部分の機能を個別に開発、交替することができるサーバ/クライアント基盤の超音波診断システムを得る。

【解決手段】電気信号を超音波信号に変換し、超音波信号を電気信号に変換するプローブと、前記プローブから前記電気信号を受信し、前記プローブへ前記電気信号を送信するビームフォーマと、ディスプレイ部とを有する少なくとも一つのクライアントと、前記プローブと前記ビームフォーマを制御し、前記クライアントから受信された前記電気信号に基づいて超音波イメージ信号を生成し、前記生成された超音波イメージ信号を前記ディスプレイ部に転送するサーバとを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気信号を超音波信号に変換し、超音波信号を電気信号に変換するプローブと、前記プローブから前記電気信号を受信し、前記プローブへ前記電気信号を送信するビームフォーマと、ディスプレイ部とを有する少なくとも一つのクライアントと、
前記プローブと前記ビームフォーマを制御し、前記クライアントから受信された前記電気信号に基づいて超音波イメージ信号を生成し、前記生成された超音波イメージ信号を前記ディスプレイ部に転送するサーバとを備えることを特徴とするクライアント/サーバ基盤の超音波診断システム。
【請求項2】
少なくとも一つのクライアントと、サーバとを備えたクライアント/サーバ基盤の超音波診断システムにおいて、
前記少なくとも一つのクライアントは、 電気信号を超音波信号に変換し、超音波信号を電気信号に変換するプローブと、
複数の電気パルス信号を生成するためのパルス信号生成部、前記パルス信号生成部から受信された前記パルス信号を遅延させて送信ビームを形成するための送信ビーム形成部、及び前記プローブから受信された前記電気パルス信号を遅延させて受信ビームを形成するための受信ビーム形成部を有するビームフォーマと、
前記受信ビームをデジタル受信信号に変換するためのアナログ/デジタルコンバータと、
ディスプレイ部とを備え、
前記サーバは、 前記アナログ/デジタルコンバータから受信された前記デジタル受信信号に基づいてイメージデータを形成するためのスキャンコンバータと、
前記スキャンコンバータから受信された前記イメージデータを処理し、前記処理されたイメージデータを前記ディスプレイ部に転送するイメージプロセッサとを備えることを特徴とするクライアント/サーバ基盤の超音波診断システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ/クライアント基盤の超音波診断システムに関し、特に超音波診断システムの各部分の機能を個別に開発、交替することができるサーバ/クライアント基盤の超音波診断システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
超音波診断システムは超音波パルス反射により、被検体の体表から体内の特定部位に向けて超音波信号を照射し、その部位から反射される反射波(超音波エコー信号)の情報を用いて軟部組織の断層像や血流情報を無浸湿で得るための装置である。このような超音波診断システムは、X線診断装置、X線CT(computer tomography)スキャナー、MRIシステム、核医学診断装置などの他の画像診断装置に比較して小型かつ低廉で、実時間表示が可能であり、X線などの被曝がなく、安定性が高くて血流のイメージを得ることができる等の特徴を有している。
【0003】
従来超音波診断システムは、超音波の信号を受け入れる前端部(front end)、超音波信号を処理する後端部(back end)及び使用者の入力を受けてシステムを制御してその結果を表示する中央処理部(host processor)を備える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
使用者は、前述した、前端部、後端部及び中央処理部を全て備える超音波診断システムを準備しなければならなかった。従って、超音波診断システムを構成する各部分のいずれか一つの機能が向上する場合、向上した機能を用いようとする使用者は全体の超音波システムを新たに準備しなければならなかった。例えば、超音波信号を処理する後端部の機能を向上させる場合、前端部及び中央処理部は従前と同一の機能を有するとしても、前端部、後端部及び中央処理部からなる新たな超音波診断システムを購入しなければならなかった。また、中央処理部に採用されるプロセッサの発展が急激になされ、向上した中央処理部の機能を得ようとする場合にも全体の超音波診断システムを新たに準備しなければならなかった。
【0005】
また、医療分野ごとにそれぞれ異なる超音波診断システムの機能が要求され、開発者は医療分野ごとに機能が少しずつ異なる超音波診断装置を開発しなければならなかった。
【0006】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、超音波診断システムの各部分の機能を個別に開発、交替することができるサーバ/クライアント基盤の超音波診断システムを得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一様態によるクライアント/サーバ基盤の超音波診断システムは、電気信号を超音波信号に変換し、超音波信号を電気信号に変換するプローブと、前記プローブから前記電気信号を受信し、前記プローブへ前記電気信号を送信するビームフォーマと、ディスプレイ部とを有する少なくとも一つのクライアントと、前記プローブと前記ビームフォーマを制御し、前記クライアントから受信された前記電気信号に基づいて超音波イメージ信号を生成し、前記生成された超音波イメージ信号を前記ディスプレイ部に転送するサーバとを備える。
【0008】
本発明の他の様態によるクライアント/サーバ基盤の超音波診断システムは、少なくとも一つのクライアントと、サーバとを備え前記少なくとも一つのクライアントは、電気信号を超音波信号に変換し、超音波信号を電気信号に変換するプローブと、複数の電気パルス信号を生成するためのパルス信号生成部、前記パルス信号生成部から受信された前記パルス信号を遅延させて送信ビームを形成するための送信ビーム形成部、及び前記プローブから受信された前記電気パルス信号を遅延させて受信ビームを形成するための受信ビーム形成部を備えるビームフォーマと、前記受信ビームをデジタル受信信号に変換するためのアナログ/デジタルコンバータと、ディスプレイ部とを備え、前記サーバは、前記アナログ/デジタルコンバータから受信された前記デジタル受信信号に基づいてイメージデータを形成するためのスキャンコンバータと、前記スキャンコンバータから受信された前記イメージデータを処理して前記処理されたイメージデータを前記ディスプレイ部に転送するイメージプロセッサとを備える。本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、超音波診断システムの各部分の機能を個別に開発、交替することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下で、添付された図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0011】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る超音波診断システム100は、サーバ10と、前記サーバ10に連結された少なくとも一つのクライアント20A,20B,20C,20Dとを備える。前記サーバ10とクライアント20A,20B,20C,20Dとの間の信号の転送はTCP/UP、UDP/IPなどに基づいてなされ得る。前記クライアント20A,20B,20C,20Dは同一病院内のそれぞれ異なる診療科、例えば、産婦人科、内科などに設けられる。
【0012】
前記サーバ10は、制御部11、スキャンコンバータ12、メモリ部13及びイメージプロセッサ14を備える。各クライアント20A,20B,20C,20Dはプローブ21、ビームフォーマ22及びディスプレイ部23を備える。
【0013】
前記プローブ21は、変換子、マッチングレイヤー(matching layer)及びバッキングレイヤー(backing layer)を備える。前記変換子は1つであるか、または複数個の変換子が線状に配列されて線状変換子アレイ、即ち、1次元の変換子アレイをなしている。変換子は、電気信号を超音波信号に変換し、超音波信号を電気信号に変換する。マッチングレイヤーは人体と振動子の音響インピーダンス差を補正する。バッキングレイヤーは振動子の音響エネルギを吸収して短いパルスを作る。
【0014】
図2に示すように、前記ビームフォーマ22は、パルス信号生成部22a、Txビーム形成部22b(送信ビーム形成部)、送信増幅部22c、送/受信スイッチ22d、受信増幅部22e及びRxビーム形成部22f(受信ビーム形成部)を備える。
【0015】
前記サーバ10に備えられた制御部11の制御によって、前記パルス信号生成部22aは複数個の送信パルス信号Tx Pulseを生成してTxビーム形成部22bへ転送する。前記Txビーム形成部22bは送信パルス信号が転送されて送信パターンを形成する。即ち、前記Txビーム形成部22bは所望の送信パターンを形成するために制御部11の制御によって各送信パルス信号を遅延させる。送信増幅部22cは前記Txビーム形成22bから伝達された送信パルス信号を増幅させる。前記増幅された送信パルス信号は送/受信スイッチ22dを通じてプローブ21に伝達される。次いで、送信パルス信号はプローブ21に備えられた変換子によって超音波信号に変換され、超音波信号は対象体に伝達される。
【0016】
対象体から反射されたエコー信号(echo signal)は前記プローブ21内の変換子によって電気的信号に変換され、送/受信スイッチ22d及び受信増幅部22eを通じてRxビーム形成部22fに伝達される。前記Rxビーム形成部22fでは受信信号が前記変換子と集束点との距離差によって位相が異なることを考慮し、各受信信号に遅延を与えて受信信号の位相を同一にさせ、前記同一位相の受信信号を結合させて受信ビームを形成する。
【0017】
前記受信ビームはアナログ/デジタルコンバータ24でデジタル受信信号に変換されてサーバ10に伝達される。
【0018】
サーバ10に備えられたスキャンコンバータ12は、前記デジタル受信信号の入力を受けて変換子の位置に該当するイメージを順次スキャンした後、これに相応するイメージデータをメモリ部13に格納する。併せて、前記制御部11の制御によって、スキャンコンバータ12は、前記メモリ部13に格納されたイメージデータを読み出してイメージプロセッサ14に転送する。前記イメージプロセッサ14は、スキャンコンバータ12から転送されたイメージデータを映像処理して超音波映像信号を生成し、クライアント20A,20B,20C,20Dに備えられたディスプレイ23に転送する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施の形態に係るクライアント/サーバ基盤の超音波診断システムの構成を示す概略図である。
【図2】図1の超音波診断システムのクライアントに備えられるビームフォーマの構成を示す概略図である。
【符号の説明】
【0020】
10 サーバ
12 スキャンコンバータ
14 イメージプロセッサ
20A,20B,20C,20D クライアント
21 プローブ
22a パルス信号生成部
22 ビームフォーマ
22b Txビーム形成部(送信ビーム形成部)
22f Rxビーム形成部(受信ビーム形成部)
23 ディスプレイ部
24 アナログ/デジタルコンバータ
100 超音波診断システム
【出願人】 【識別番号】597096909
【氏名又は名称】株式会社 メディソン
【出願日】 平成17年10月4日(2005.10.4)
【代理人】 【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守

【識別番号】100106150
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英樹

【公開番号】 特開2006−187593(P2006−187593A)
【公開日】 平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願番号】 特願2005−290968(P2005−290968)