| 【発明の名称】 |
放射線検出カセッテ |
| 【発明者】 |
【氏名】臼井 哲也 【住所又は居所】神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富士写真フイルム株式会社内
【氏名】金田 昭治 【住所又は居所】神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富士写真フイルム株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】撮影した放射線画像の確認および取得を簡便に行うことができる。
【解決手段】放射線検出器11に記録された画像情報を取得する画像取得手段12と、画像取得手段12により取得された画像情報の画像処理を行うことによりデジタル画像信号を生成する画像処理手段13と、画像処理手段において生成されたデジタル画像信号を記憶する画像データベース14と、ネットワーク40上の電子端末30がファイル閲覧手段31を用いて画像データベースのデジタル画像信号を閲覧可能にするための閲覧ファイルを生成する閲覧ファイル生成手段15と、閲覧ファイル生成手段15により生成された閲覧ファイルをネットワーク40上の電子端末30が閲覧できるように伝送する伝送手段16とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体を透過した放射線の照射を受けて該放射線が表す画像情報を記録する放射線検出器をケースに収容した放射線検出カセッテにおいて、 前記放射線検出器に記録された画像情報を取得する画像取得手段と、 該画像取得手段により取得された前記画像情報からデジタル画像信号を生成する画像処理手段と、 該画像処理手段において生成された前記デジタル画像信号を記憶する画像データベースと、 該画像データベースの前記デジタル画像信号をネットワーク上の電子端末が閲覧するための閲覧ファイルを生成する閲覧ファイル生成手段と、 該閲覧ファイル生成手段により生成された前記閲覧ファイルを前記ネットワーク上の電子端末に伝送する伝送手段と を有することを特徴とする放射線検出カセッテ。 【請求項2】 前記伝送手段が、ネットワーク上の前記電子端末がアクセスしてきたときに認証を行う機能を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出カセッテ。 【請求項3】 前記画像データベースが、前記ネットワーク上の電子端末から入力された被写体情報を前記デジタル画像信号に関連付けして記憶しているものであることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線検出カセッテ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、被写体を透過した放射線の照射を受けて該放射線が表す画像情報を記録する放射線検出器をケースに収容した放射線検出カセッテに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来より、医療診断等を目的とする放射線撮影において、被写体を透過した放射線を検出し放射線画像を表す画像信号を出力可能な放射線固体検出器(半導体を主要部とするもの;以下単に検出器ともいう)が各種提案、実用化されており、これらの放射線固体検出器と該検出器から出力された画像信号を記憶する記憶手段としての画像メモリとをケースに収容した放射線検出カセッテも種々提案されている。 【0003】 さらに、X線画像の撮影は放射線科にある撮影室内において行われる場合のみならず、重傷等で歩行困難な患者をX線撮影するために、患者の病室まで移動することができるポータブルな回診用X線装置が提案されている(たとえば特許文献1参照。)。特許文献1においては、回診用X線装置とX線検出器とが有線により接続されており、患者が仰臥するベッドに回診用X線装置を横付けするとともに、患者とベッドとの間にX線検出器を配置する。その後、回診用X線装置から患者に対しX線が照射され、患者を透過した放射線をX線検出器が検出することにより、放射線画像が記録される。 【特許文献1】特開平11−188025号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 特許文献1に示すような回診用X線装置を用いてポータブル撮影を行った場合、撮影の都度制御装置を患者のベッドに横付けする等の手間がかかるため、撮影者の負担が大きいという問題がある。また、制御装置は専用のものであり、その場では撮影者個人が撮影した画像を電子ファイルの形で得ることができない。よって、撮影者個人が電子ファイルを得るときには、別途、中央画像処理部に専用のプロトコルで問い合わせをしなければならないという問題がある。 【0005】 そこで、本発明は、撮影した放射線画像の確認および取得を簡便に行うことができる放射線検出カセッテを提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の放射線検出カセッテは、被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線が表す画像情報を記録する放射線検出器をケースに収容した放射線検出カセッテにおいて、放射線検出器に記録された画像情報を取得する画像取得手段と、画像取得手段により取得された画像情報の画像処理を行うことによりデジタル画像信号を生成する画像処理手段と、画像処理手段において生成されたデジタル画像信号を記憶する画像データベースと、画像データベースのデジタル画像信号をネットワーク上の電子端末がブラウザを用いて閲覧するための閲覧ファイルを生成する閲覧ファイル生成手段と、閲覧ファイル生成手段により生成された閲覧ファイルをネットワーク上の電子端末に伝送する伝送手段とを有することを特徴とするものである。 【0007】 ここで、閲覧ファイルは、ネットワーク上の電子端末がブラウザを用いて画像データベースのデジタル画像信号を閲覧できるものであればその形式は問わず、たとえばHTML形式やXML形式等であってもよい。 【0008】 また、電子端末とは、パーソナルコンピュータ、PDAや携帯電話等の携帯端末等のような、ネットワークに接続することが可能であって、かつ、ブラウザなどのソフトウェアがインストールされている等の閲覧ファイルを閲覧することができるような機能を備えているものをいう。 【0009】 なお、伝送手段が閲覧ファイルをネットワーク上の電子端末に伝送するものであればよいが、特に、汎用的なプロトコルにより閲覧ファイルをネットワーク上に伝送するものであることが好ましく、たとえば放射線検出カセッテがいわゆるhttpサーバあるいはftpサーバとして機能することが好ましい。さらに、伝送手段は、ネットワーク上の電子端末がアクセスしてきたときに認証を行う機能を有していてもよい。 【0010】 さらに、画像データベースは、デジタル画像信号のみならず、ネットワーク上の電子端末から入力された被写体情報をデジタル画像信号に関連付けして記憶しているものであってもよい。 【発明の効果】 【0011】 本発明の放射線検出カセッテによれば、ネットワーク上の電子端末がブラウザを用いて画像データベースのデジタル画像信号を閲覧可能にするための閲覧ファイルを生成する閲覧ファイル生成手段と、閲覧ファイル生成手段により生成された閲覧ファイルをネットワーク上の電子端末が閲覧できるように伝送する伝送手段とを備えていることにより、ポータブル撮影をしたその場で電子端末を用いて放射線画像を確認することができるため、撮影後即座に電子ファイルを得られ、ポータブル撮影をした際の業務負荷を減らすことができる。 【0012】 また、汎用のブラウザにより閲覧可能な閲覧ファイル生成機能を有しているため、従来のように中央画像処理部に専用のプロトコルで問い合わせが不要であって、かつ特段のソフトウェアおよびドライバをインストールすることなく、たとえば撮影者個人の電子端末などでも即座に電子ファイルを取得することができる。つまり、たとえばUSBやシリアルポート等を用いて放射線検出カセッテと電子端末とを接続したとき、電子端末側に放射線検出カセッテのドライバソフトウェアをインストールする必要があるが、ネットワークを介して撮影したデジタル画像信号を閲覧することができるため、放射線検出カセッテを用いた撮影において診断作業の効率化を図ることができる。 【0013】 なお、伝送手段が、ネットワーク上の電子端末がアクセスしてきたときに認証を行う機能を有するものであれば、認証に成功した電子端末のみ画像データベースに記憶されたデジタル画像信号を閲覧することができるため、セキュリティーの向上を図ることができる。 【0014】 さらに、画像データベースが、ネットワーク上の電子端末から入力された被写体情報をデジタル画像信号に関連付けして記憶しているものであれば、デジタル画像信号と患者との関連付けることができるため、放射線画像の取り違え等の間違いの発生を防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下、図面を参照して本発明の放射線検出カセッテの実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の放射線検出カセッテを用いた放射線画像撮影装置の一例を示す構成図である。放射線画像撮影装置1は、移動可能な走行台車にX線源2および放射線画像撮影の動作を制御する制御ユニット3が積載されている。一方、放射線検出カセッテ10は、ケース10Aに被写体を透過した放射線の照射を受けて放射線が表す画像情報を記録する放射線検出器11を収容した構造を有するものであって、被写体(患者)SとベッドBとの間に配置されている。この放射線検出器11は、たとえばガラス基板上に蛍光板と光電変換素子とが積層された構造を有し、放射線が照射されたとき、放射線の曝射量に比例した電荷を画像情報として蓄積する機能を有している。さらに、放射線検出カセッテ10は、放射線検出器11の他、CPU、メモリ、ハードディスク装置等のストレージデバイス、LANアダプタ等のハードウェアを有している。 【0016】 この放射線画像撮影装置1および放射線検出カセッテ10を用いた撮影は、X線源2から放射線が被写体Sに向かって射出され、被写体Sを透過した放射線が放射線検出器11により電荷として蓄積され画像情報が記録されることにより行われる。 【0017】 図2は本発明の放射線検出カセッテの好ましい実施の形態を示すブロック図である。なお、図2に示すブロック図は、CPU、メモリ、ハードディスク装置等のストレージデバイス、LANアダプタ等のハードウェア20上において、ファームウェア等のプログラムを実行することにより実現されるものである。 【0018】 図2の放射線検出カセッテ10は、放射線検出器11に記録された画像情報を取得する画像取得手段12と、画像取得手段12により取得された画像情報からデジタル画像信号を生成するように画像情報に画像処理を施す画像処理手段13と、画像処理手段13において生成されたデジタル画像信号を記憶する画像データベース14と、画像データベース14のデジタル画像信号DSをネットワーク上の電子端末30が閲覧することができるような閲覧ファイルを生成する閲覧ファイル生成手段と、閲覧ファイル生成手段15により生成された閲覧ファイルをネットワーク上に伝送する伝送手段16とを有している。 【0019】 ここで、画像処理手段13は、画像取得手段12において取得された画像情報を処理し、たとえばJPEG形式、TIFF形式、BMP形式、RAW形式、DICOM形式等のデジタル画像信号DSを生成する機能を有している。そして、画像処理手段13は、生成したデジタル画像信号DSをたとえばハードディスク装置等からなる画像データベース14に記憶するようになっている。さらに、画像処理手段13は、さらに生成されたデジタル画像信号DSのサイズの変更や、デジタル画像信号の強調処理、雑音除去処理等の各種画像処理を行う機能を有している。 【0020】 特に、この画像データベース14は、ハードディスク装置からなる場合のみならずたとえば1日のポータブル撮影分の画像を記憶できる半導体記憶装置等のストレージデバイスでもよく、この場合、1日の撮影終了後にネットワーク経由でカセッテ内の画像を本来の画像サーバに転送しもしくはフィルム出力したりすればよい。 【0021】 閲覧ファイル生成手段15は、たとえばCGIプログラム等により構成されており、画像データベース14に記憶されたデジタル画像信号DSを一覧表示するHTML形式やXML形式等の閲覧ファイルRSを生成する機能を有している。ネットワーク40上の電子端末30は、ブラウザ等の閲覧ファイルRSを閲覧することができるファイル閲覧手段31を用いて閲覧ファイルRSを表示部32に表示させることによって、画像データベース14に記憶されたデジタル画像信号DSを閲覧することができるようになっている。 【0022】 伝送手段16は、放射線検出カセッテ10を無線もしくは有線によりネットワーク40に接続させるものであって、特に、ネットワーク40上の電子端末30から放射線検出カセッテ10にアクセスがあったとき、IDおよびパスワード等を用いた認証を行う機能を有している。これにより、画像データベース14に記憶されたデジタル画像信号DSのセキュリティーの強化を図ることができる。 【0023】 次に図1と図2を参照して放射線検出カセッテの動作例について説明する。まず、図1に示すように、放射線検出カセッテ10を用いて被写体Sの撮影が行われ、放射線検出カセッテ10の放射線検出器11に画像情報が記録される。その後、この画像情報が、画像取得手段12に取得された後、画像処理手段13においてデジタル画像信号DSに変換され画像データベース14に記憶される。 【0024】 次に、放射線検出カセッテ10にネットワーク40を介して接続されている電子端末30からデジタル画像信号DSの閲覧要求があったとき、放射線検出カセッテ10の閲覧ファイル生成手段15により、デジタル画像信号DSを閲覧することができるような閲覧ファイルRSが生成される。そして、生成された閲覧ファイルRSが伝送手段16を介して電子端末30に伝送され、閲覧ファイルRSに含まれるデジタル画像信号DSが、電子端末側のファイル閲覧手段(ブラウザ)31によって表示部32に表示される。 【0025】 上記実施の形態によれば、汎用のブラウザにより閲覧可能な閲覧ファイル生成機能を有しているため、従来のように中央画像処理部に専用のプロトコルで問い合わせが不要であって、かつ特段のソフトウェアおよびドライバをインストールすることなく、たとえば撮影者個人の電子端末などでも即座に電子ファイルを取得することができる。つまり、たとえばUSBやシリアルポートを用いて放射線検出カセッテ10と電子端末30とを接続したときに必要なドライバソフトウェアが不要になるため、放射線検出カセッテ10を用いた撮影においてユーザの負担を軽減し作業の診断の効率化を図ることができる。 【0026】 さらに、放射線画像撮影装置1側においてデジタル画像信号DSを記憶するのではなく、放射線検出カセッテ10側にデジタル画像信号DSを記憶させることにより、放射線検出カセッテ10に記憶されたデジタル画像信号DSを電子端末30により確認している間に、放射線画像撮影装置1は別の放射線検出カセッテ10を用いて別の被写体Sの撮影を行うことができるため、画像の確認・診断作業と放射線画像の撮影作業とを同時に行うことができるようになり、撮影作業の効率化を図ることができる。 【0027】 また、たとえばUSBやシリアルポート等を用いて放射線検出カセッテ10と電子端末30とを接続したとき、電子端末30側に放射線検出カセッテ10のドライバソフトウェアが必要となるが、ネットワーク40を介して撮影した画像を閲覧することができるため、放射線検出カセッテ10を用いた撮影において診断作業の効率化を図ることができる。 【0028】 本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されない。たとえば、図2において、説明の容易のために放射線検出カセッテ10と電子端末30とがピアトゥピアでネットワーク接続されている場合について例示しているが、1つの放射線検出カセッテ10に対しネットワーク上の複数の電子端末30が閲覧ファイルを閲覧するようにしてもよい。 【0029】 また、図1において、放射線検出カセッテ10から電子端末30へデジタル画像信号DSをネットワークを介して伝送する場合について言及しているが、放射線検出カセッテのファームウェアを更新する際に、電子端末30から放射線検出カセッテ10へファームウェアを伝送するようにしてもよい。 【0030】 さらに、図1において、画像データベース14にはデジタル画像信号DSが記憶されている場合について例示しているが、デジタル画像信号DSと患者情報とを関連付けして記憶するようにしてもよい。この場合、たとえば電子端末30から患者情報を画像データベース14に患者情報を入力することにより、デジタル画像信号DSと患者情報との関連付けが行われる。これにより、放射線画像の取り違え等の間違いの発生を防止することができる。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】本発明の放射線検出カセッテを用いた画像読取装置の一例を示す模式図 【図2】本発明の放射線検出カセッテの好ましい実施の形態を示すブロック図 【符号の説明】 【0032】 1 放射線画像撮影装置 10A ケース 10 放射線検出カセッテ 11 放射線検出器 12 画像取得手段 13 画像処理手段 14 画像データベース 15 閲覧ファイル生成手段 16 伝送手段 20 ハードウェア 30 電子端末 31 ファイル閲覧手段 32 表示部 40 ネットワーク B ベッド DS デジタル画像信号 RS 閲覧ファイル S 被写体
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005201 【氏名又は名称】富士写真フイルム株式会社 【住所又は居所】神奈川県南足柄市中沼210番地
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| 【出願日】 |
平成16年12月28日(2004.12.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073184 【弁理士】 【氏名又は名称】柳田 征史
【識別番号】100090468 【弁理士】 【氏名又は名称】佐久間 剛
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| 【公開番号】 |
特開2006−181162(P2006−181162A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月13日(2006.7.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−378961(P2004−378961) |
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