| 【発明の名称】 |
画像出力システム |
| 【発明者】 |
【氏名】奥沢 二郎 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿一丁目26番2号 コニカミノルタエムジー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】合成画像の再生が容易となるように記録媒体への出力を行う。
【解決手段】制御装置20では、制御部により患者が撮影された各撮影画像を用いて合成画像を生成し、当該合成画像とともに出力に使用するフィルムへの出力範囲を示す出力枠を表示部により表示させる。操作部によりフィルムへの出力指示操作がなされると、合成画像からその出力枠内の画像を抽出し、出力画像として出力制御情報とともに通信部によりフィルム出力装置40に送信させ、フィルム出力装置40によりフィルム出力を行わせる。このとき、合成画像の合成方向の両端に位置するフィルムのみ、非画像領域を設けて、当該非画像領域に画像に関する情報として撮影条件の情報を出力するよう指示する指示情報を出力制御情報に含めてフィルム出力装置40に送信することにより、出力制御を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体を複数領域に分けて撮影することにより得られた各撮影画像を用いて被写体に対応する合成画像を生成する合成画像生成手段と、その合成画像を複数枚のシート状記録媒体に分割して出力する出力手段とを備えた画像出力システムにおいて、 前記合成画像を表示する表示手段と、 前記表示された合成画像上に、前記複数の記録媒体に対応するサイズの出力枠を、合成画像の合成方向に連続する状態で表示させる表示制御手段と、 前記出力枠を移動操作して複数フィルム分の出力範囲を決定する操作手段と、 前記複数の出力枠により決定された出力範囲内の合成画像を前記出力手段によりそれぞれ記録媒体上に出力させるとともに、合成画像の合成方向の両端以外に位置する記録媒体には、非画像領域を設けないよう出力制御する出力制御手段と、 を備えることを特徴とする画像出力システム。 【請求項2】 前記出力制御手段は、前記合成方向における両端に位置する記録媒体のうち、少なくとも一方の記録媒体に非画像領域を設けて出力させることを特徴とする請求項1に記載の画像出力システム。 【請求項3】 前記出力制御手段は、前記非画像領域に合成画像に関する関連情報を出力させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像出力システム。 【請求項4】 前記出力制御手段は、前記出力手段の出力方式が熱現像方式によるものである場合、合成方向の始端に位置する記録媒体にのみ、非画像領域を設けることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像出力システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、被写体を複数領域に分けて撮影した各撮影画像を合成し、その合成画像を複数領域に分けてシート状記録媒体上に出力する画像出力システムに関する。 【背景技術】 【0002】 医療の分野では、サイズが大きい被写体を検査撮影し、その撮影画像を読影する際には、複数枚のカセッテを用いて撮影対象の被写体を複数領域毎に分けて撮影し、後にそれぞれのカセッテから読み取った各画像を画像処理により合成してモニタ上に表示している(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 例えば、図10に示すように、3枚のカセッテを用いて足部分の撮影を行った場合、全ての領域について漏れなく撮影するため、通常はカセッテを部分的に重ねて撮影することが多い。よって、カセッテから読み取られた各撮影画像には重複部分が生じるため、これらの撮影画像の合成時には、3つの画像の重ね合わせ処理を行い、重複部分を排除していた。 【0004】 このように生成された合成画像は、縮小処理を施すことにより1枚のフィルムに収めて出力することが可能であるが、撮影画像を観察して人体に埋め込むボルトのサイズを決定する等、診断目的により実際のサイズが重要となる場合にはライフサイズ(実際の撮影画像と等倍のサイズをいう)でフィルムに出力する場合がある。 【0005】 ライフサイズで出力する場合には、図10に示すように合成前の各撮影画像をそれぞれ別のフィルムに出力し、それを技師がフィルム上に出力された撮影画像を確認しながら、各フィルムの重複部分を重ね合わせる位置を目視で決定し、その位置でフィルムをカットしてテープ等で接着することにより、合成画像を再生していた。以下、一連のフィルムが結合されて合成画像が再生されたものを結合フィルムという。 【特許文献1】特開平10−268451号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかし、フィルム出力装置によっては、図10に示すようにフィルムの先端又は後端部分に、画像を記録しない領域や、撮影条件又は出力条件等を記録するための領域(図中、斜線で示す領域。以下、非画像領域という)を設けるものもある。このような場合には、フィルム同士を接着する際に、つなぎ目部分に存在する非画像領域を除去(カット)しなければならないため、技師にとっては作業工程が増え、結合フィルムの作成は煩雑な作業となっていた。 【0007】 また、各撮影画像には、例えば素抜け領域(人体を介さずにX線が透過した領域。画像上では高濃度で現れる。)や、非照射野領域(鉛板等のX線遮蔽手段によりX線の照射を遮蔽した領域)等のように、読影の主対象とならない領域が含まれている場合がある。従来は、このような読影に不要な領域も含めて全てフィルムに出力していたので、作成した結合フィルムの量が増えてかさばるとともに、フィルム資源に無駄が生じていた。 【0008】 本発明の課題は、合成画像の再生が容易となるように出力を行うことができる画像出力システムを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 請求項1に記載の発明は、 被写体を複数領域に分けて撮影することにより得られた各撮影画像を用いて被写体に対応する合成画像を生成する合成画像生成手段と、その合成画像を複数枚のシート状記録媒体に分割して出力する出力手段とを備えた画像出力システムにおいて、 前記合成画像を表示する表示手段と、 前記表示された合成画像上に、前記複数の記録媒体に対応するサイズの出力枠を、合成画像の合成方向に連続する状態で表示させる表示制御手段と、 前記出力枠を移動操作して複数フィルム分の出力範囲を決定する操作手段と、 前記複数の出力枠により決定された出力範囲内の合成画像を前記出力手段によりそれぞれ記録媒体上に出力させるとともに、合成画像の合成方向の両端に位置する記録媒体にのみ、その合成方向における端部に非画像領域を設けて出力させる出力制御手段と、 を備えることを特徴とする。 【0010】 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像出力システムにおいて、 前記出力制御手段は、前記合成方向における両端に位置する記録媒体のうち、少なくとも一方の記録媒体に非画像領域を設けて出力させることを特徴とする。 【0011】 請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像出力システムにおいて、 前記出力制御手段は、前記非画像領域に合成画像に関する関連情報を出力させることを特徴とする。 【0012】 請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の画像出力システムにおいて、 前記出力制御手段は、前記出力手段の出力方式が熱現像方式によるものである場合、合成方向の始端に位置する記録媒体にのみ、非画像領域を設けることを特徴とする。 【発明の効果】 【0013】 請求項1に記載の発明によれば、合成画像の合成方向の両端以外に位置する記録媒体には、非画像領域を設けないので、各出力範囲内の合成画像が出力された記録媒体を合成方向に結合するだけで容易に合成画像を再生することができる。出力手段の出力方式によっては、出力時には常に非画像領域を設けるものがあるが、上記のように出力制御を行うことにより、各記録媒体を結合する際に、記録媒体を裁断して非画像領域を除去する作業を省くことができる。 【0014】 請求項2に記載の発明によれば、合成方向における両端に位置する記録媒体のうち、少なくとも一方に非画像領域が設けることができる。これにより、出力手段により非画像領域に撮影条件や出力条件等の画像に関する関連情報を出力可能な場合には、合成画像が出力された複数の記録媒体のうち何れかにそのような画像に関する関連情報を記録しておくことが可能となる。 【0015】 請求項3に記載の発明によれば、非画像領域に、例えば撮影条件や出力条件等の合成画像に関する関連情報を出力することができる。よって、複数の記録媒体が結合されて合成画像が再生された後に、再生された合成画像に関する関連情報を参照することができる。 【0016】 請求項4に記載の発明によれば、出力方式が熱現像方式である場合には、合成方向の始端に位置する記録媒体にのみ非画像領域を出力することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 まず、構成を説明する。 図1に、本実施形態における画像出力システム1のシステム構成を示す。 図1に示すように、画像出力システム1は、画像生成装置10、制御装置20、読影端末30、フィルム出力装置40を備えて構成されている。各装置10〜40は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介して接続されている。なお、図1では、画像生成装置10、フィルム出力装置40が2台づつ、制御装置20、読影端末30が1台づつ接続された例を示したが、台数は特に限定しない。 【0018】 画像生成装置10は、患者の撮影画像のデジタルデータを生成するものである。画像生成装置10としては、カセッテから撮影画像を読み取ってそのデジタルデータを生成するカセッテ専用の読取装置や、X線を検出する検出手段を内蔵して撮影を行うとともにその撮影画像のデジタルデータを生成するCR(Computed Radiography)、CT(Computed Tomography)等の撮影読取装置、或いはX線に限らず、MRI装置や超音波撮影装置等の撮影読取装置等が適用可能である。 【0019】 また、フラットパネルディテクタ(以下、FPD;Flat Panel Detectorという)も適用可能である。FPDは、例えば特開平6−342098号に記載されているように、照射されたX線の強度に応じた電荷を生成するX線検出素子と、このX線検出素子による生成された電荷を蓄積するコンデンサとが2次元的に配列されたものであり、被写体のX線画像を撮像して電気信号として出力する。 【0020】 また、フィルムに記録された撮影画像をスキャンしてデジタルデータとして読み取るフィルムディジタイザ等も適用可能である。 【0021】 画像生成装置10は、制御装置20の制御に従って、患者が撮影された撮影画像の読取処理を実行し、当該読み取られた撮影画像を制御装置20に転送する。 【0022】 制御装置20は、画像生成装置10の撮影画像の読取動作を制御し、各画像生成装置10により読み取られた撮影画像のデータを取得して当該取得された撮影画像をデータベース化して管理するとともに、その撮影画像のフィルム出力を制御する。 【0023】 なお、制御装置20は、図示しないRIS(Radiology Information System;放射線科内の情報を管理する情報システム)やHIS(Hospital Information System;病院内の情報を管理する情報システム)に接続可能であり、これら情報システムから撮影に関する指示情報である撮影オーダ情報を受信する。撮影オーダ情報とは、医師からの依頼を受け付けて発行されたものであり、撮影対象の患者の患者ID、氏名、性別等の患者情報や、検査を示す検査ID、その検査で指定された撮影部位、撮影方法等の検査に関する検査情報等を含むものである。制御装置20は、この撮影オーダ情報を、画像生成装置10から受信された撮影画像に付帯させて、各撮影画像のデータベース化及び管理を行う。 【0024】 図2に、制御装置20の内部構成を示す。 図2に示すように、制御装置20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、プログラムメモリ25、画像メモリ26を備えて構成されている。 【0025】 制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、プログラムメモリ25に記憶されるシステムプログラムや、本発明に係る合成出力処理プログラム(図3参照)等の各種制御プログラムをRAMに展開し、当該展開された制御プログラムに従って各部を集中制御する。 【0026】 合成出力処理では、患者が撮影された各撮影画像を用いて合成画像を生成し、表示部23により表示させる。また、合成画像上に出力に使用するフィルムへの出力範囲を示す出力枠を表示させる。この出力枠は、操作部22を介して技師により選択操作されたフィルム枚数分だけ表示させる。そして、操作部22を介して出力枠の移動操作が行われると、制御部21はその操作に応じて各出力枠を移動して表示させる。 【0027】 そして、移動した先で操作部22によりフィルムへの出力指示操作がなされると、合成画像からその出力枠内の画像を抽出する。そして、出力条件等を指示する出力制御情報を生成し、抽出した画像を出力画像として出力制御情報とともに通信部24によりフィルム出力装置40に送信させ、フィルム出力装置40によりフィルム出力を行わせる。このとき、合成画像の合成方向における両端に位置するフィルムにのみ、非画像領域を設けて、当該非画像領域に合成画像に関する情報として撮影条件の情報を出力するよう指示する指示情報を出力制御情報に含めてフィルム出力装置40に送信させることにより、出力制御を行う。 すなわち、合成出力処理プログラムと制御部21との協働により、合成画像生成手段、表示制御手段及び出力制御手段を実現することができる。 【0028】 操作部22は、数字キー、文字キー、各種機能キーを含むキーボードや、表示部23と一体に構成されるタッチパネル、マウス等を備えて構成される操作手段であり、これらの操作に対応する操作信号を生成して制御部21に出力する。 【0029】 表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成される表示手段であり、制御部21の表示制御に従って、合成画像の操作画面やフィルムへの出力範囲の設定画面等の各種操作画面や、制御部21による処理結果等を表示する。 【0030】 通信部24は、NIC(Network Interface Card)、モデム等により構成され、画像装置10、読影端末30、フィルム出力装置40の各外部装置と通信ネットワークNを介してデータの送受信を行う。 【0031】 プログラムメモリ25は、システムプログラム、合成出力処理プログラム等の各種制御プログラムや、それらプログラムの実行に必要なパラメータ、或いはプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。 【0032】 画像メモリ26は、大容量メモリから構成され、撮影画像、或いは合成画像をデータベース化して記憶する。 【0033】 図1に戻り、他の装置について説明する。 読影端末30は、読影医が撮影画像を読影するための表示装置であり、LCD等の表示手段を備えて、制御装置20により配信された撮影画像の画像データを表示する。 【0034】 フィルム出力装置40は、制御装置20により配信された出力画像をフィルム上に出力する出力手段である。フィルム出力装置40は、複数のサイズのフィルムに出力可能であり、制御装置20から受信された出力制御情報に従って、指示されたサイズのフィルムに指示された出力条件で出力画像を出力する。 【0035】 次に、上記画像出力システム1の動作について説明する。 まず、画像出力システム1では、RIS、HIS等において発行された撮影オーダ情報に従って、技師の撮影操作により対象患者の撮影が行われる。本実施形態では、結合フィルムを作成するために3枚のカセッテを用いて撮影が行われたこととする。次いで、画像生成装置10において各カセッテから画像読取が行われて撮影画像のデータが生成される。生成された各撮影画像のデータは制御装置20に送信され、制御装置20では、各撮影画像と対応する撮影オーダ情報が検索され、当該撮影オーダ情報が画像に関する関連情報として撮影画像に付帯される。 【0036】 次いで、制御装置20では、各撮影画像から合成画像が生成され、その後、フィルムへの出力処理が行われる。以下、このときに制御装置20において実行される合成出力処理について、図3〜図9を参照して説明する。 【0037】 図3に、合成出力処理の流れを示す。 図3に示す合成出力処理では、まず制御部21の表示制御により合成画像を作成するための操作画面d1(図4参照)が表示され、操作画面d1では、図4に示すように各撮影画像g1〜g3がカーソルキーk1とともに表示部23上に表示される。また、これらの各撮影画像g1〜g3が縦に並べて合成された合成画像g4が制御部21により生成されて表示される(ステップS1)。 【0038】 表示当初は、単に各撮影画像が並べて配置されているのみであるが、この状態から技師により操作部22を介してカーソルキーk1が操作されると、制御部21の表示制御により撮影画像g1〜g3が上下左右に移動され、その移動に伴って合成画像g4における撮影画像g1〜g3の合成位置が移動される。よって、技師は、カーソルキーk1を操作して撮影画像g1〜g3の合成位置を移動させることにより、隣接する各撮影画像で重複して撮影された画像領域を重ね合わせるように、合成画像g4を調整することができる。 【0039】 また、操作画面d1では、合成画像の出力に使用するフィルムのサイズ及び向きを選択するための選択キーk3が設けられているととともに、使用するフィルム枚数を入力するための入力領域k4が設けられている。技師は、選択キーk3により所望のフィルムサイズ及び向きを選択操作するとともに、入力領域k4において出力したいフィルム枚数を入力する。本実施形態では、フィルム枚数として「3」枚が選択されたこととする。 【0040】 なお、予め制御部21において合成画像のサイズに基づき、出力可能なフィルムサイズを判断し、出力可能であると判断されたフィルムサイズのみ選択可能に選択キーk2が設けられることとする。また、技師により選択されたフィルムのサイズ及び向きから、入力されたフィルム枚数が過剰であるか否かを制御部21において判断し、過剰である場合はその旨警告表示し、再度フィルム枚数を入力させるものとする。 【0041】 また、操作画面d1上でフィルムサイズ等の出力条件を設定するのではなく、図5に示すように、フィルムサイズ及びフィルム枚数を選択するダイアログ画面d11を別途表示させて、選択操作を行わせることとしてもよい。 【0042】 上記操作画面d1において、操作部22によりフィルムのサイズ及び向き、フィルム枚数が選択操作され(ステップS2)、出力ボタンk2が押下操作されると、合成画像g4についてフィルムの出力範囲を設定するための設定画面d2(図6参照)が表示部23上に表示される。設定画面d2では、制御部21の表示制御により、合成画像g4とともに、その合成画像g4上にフィルムへの出力範囲を示す出力枠W1〜W3が表示される(ステップS3)。 【0043】 図7を参照して、出力枠W1〜W3について説明する。 後に、出力枠W1〜W3により合成画像に対する出力範囲が決定され、各出力範囲内の画像領域が抽出されてフィルムに出力される。合成画像において各撮影画像を合成した合成方向において合成を開始した一端を始端、合成を終了する他端を終端とすると、フィルムへ出力する際には、その合成方向の両端(始端及び終端)に位置するフィルムには、それぞれ非画像領域が設けられる。非画像領域は、始端のフィルムであればその先端部分、終端のフィルムであればその後端部分に設けられる。なお、フィルムにおける先端とは、合成画像の始端側に位置する端部をいい、後端とは合成画像の終端側に位置する端部をいう。つまり、始端及び終端のフィルムでは、非画像領域と合成画像の画像領域とから構成され、始端及び終端以外のフィルムはその全領域が画像領域となる。 【0044】 よって、出力枠W1〜W3は、合成画像の出力範囲を決定するためのものであるので、設定画面d2では、出力枠W1〜W3は合成画像を記録可能な画像領域に対応するサイズで表示される。すなわち、始端の出力枠W1及び終端の出力枠W3は、フィルム全体の領域から非画像領域を除いた画像領域と同一サイズで表示され、それ以外の出力枠W2は、フィルム全体の領域と同一サイズで表示される。 【0045】 そして、設定画面d2では、このような出力枠W1〜W3を上下左右に移動させるためのカーソルキーk1が合成画像g4の周辺に表示される。技師により操作部22を介してカーソルキーk1が操作されると、制御部21により出力枠W1〜W3が上下左右に移動される。このとき、各出力枠W1〜W3は、図8に示すように一体となって移動される。 技師は、移動後の出力枠W1〜W3の位置を見てさらに移動が必要であればカーソルキーk1を操作する。制御部21では、カーソルキーk1の操作に応じた出力枠Wa〜Wnの移動が繰り返され、移動の操作が終了すると、制御部21により各出力枠W1〜W3の位置が移動後の位置に固定される(ステップS4)。 【0046】 以降、各出力枠W1〜W3について、出力指示の操作を待ってフィルム出力が行われるが、フィルム出力は始端の出力枠W1から順次行われる。設定画面d2では、表示している出力枠W1〜W3のうち、フィルム出力の判定対象となっている出力枠を技師が識別できるように、フィルム出力の判定対象となっている出力枠を実線で、その他の出力枠を点線で表示する。例えば出力枠W1がフィルム出力の判定対象となっているとき、図6に示すように設定画面d2では出力枠W1が実線で表示され、その他の出力枠W2、W3は点線で表示される。 【0047】 技師は、実線で示されるフィルム出力枠W1により出力範囲を確認し、その出力範囲で出力するか否かを決定する。そして、フィルムへ出力する場合はOKキーk5を押下し、出力を指示する。 OKキーk5が押下操作され、フィルムへの出力が指示されると、出力枠W1内の画像が抽出され、当該抽出された画像が出力画像としてフィルム出力装置40に出力される。 【0048】 このとき、出力枠W1は合成方向における端部に位置するフィルムに対応するので、フィルムの先端部分に非画像領域を設け、当該非画像領域に撮影条件を出力するよう指示する出力制御情報が制御部21により生成される。また、ステップS2で選択されたフィルムのサイズ、向き等の出力条件及び合成画像に関する関連情報も出力制御情報に含めて、出力画像とともにフィルム出力装置40に出力される(ステップS5)。 【0049】 なお、合成画像に関する関連情報は、合成画像を構成する各撮影画像に付帯された画像に関する関連情報が合成画像に関するものとして扱われるだけであり、その情報の内容は同一内容である。本実施形態では、合成画像に関する関連情報として合成画像を構成する各撮影画像の撮影条件の情報が出力制御情報として生成されることとする。 フィルム出力装置40では、出力制御情報に従って、出力制御情報ともに入力された出力画像及び撮影条件がフィルム上に出力される。 【0050】 出力枠W1についての出力が終了すると、次に、フィルム出力の判定対象が自動的に次の出力枠W2に移行され、出力枠W1が点線で、出力枠W2が実線で表示される。そして、技師によりOKキーk5が押下操作されると、合成画像から出力枠W2内の画像領域が抽出され、当該抽出された画像領域が出力画像としてフィルム出力装置40に出力される。このとき、出力枠W1のときと同様に出力制御情報が制御部21により生成される。出力枠W2は、合成方向における両端以外のフィルムに対応するので、非画像領域は設けずに、フィルム全体に出力画像を出力する旨を指示する指示情報と、ステップS2で選択されたフィルムのサイズ及び向き等の出力条件とを含む出力制御情報が生成される(ステップS6)。フィルム出力装置では、出力制御情報に従って、フィルム全面に出力画像が出力される。 【0051】 そして、フィルム出力の判定対象が終端の出力枠W3に移行し、技師によりOKキーk5が押下操作されると、合成画像から出力枠W3内の画像領域が抽出され、当該抽出された画像領域が出力画像としてフィルム出力装置40に出力される。このとき、出力枠W3は、合成方向における両端に位置するフィルムに対応するので、非画像領域をフィルムの下端部に設けて、当該非画像領域に撮影条件を出力する旨の指示情報、ステップS2で選択されたフィルムのサイズ及び向き等の出力条件、そして合成画像に関する関連情報を含む出力制御情報が制御部21により生成され、出力画像とともにフィルム出力装置40に送信される(ステップS7)。フィルム出力装置40では、出力制御情報に従って、出力制御情報ともに入力された出力画像及び撮影条件がフィルム上に出力される。 【0052】 このように各出力枠W1〜W3により出力された各フィルムは、図9(a)に示すようなものとなる。出力枠W1により出力されたフィルムF1は、合成方向における始端に位置し、そのフィルム先端部に非画像領域(図中、斜線で示す領域)が設けられ、撮影条件が出力されているとともに、その下部に合成画像から抽出された画像が出力されている。また、出力枠W2により出力されたフィルムF2には、フィルム全面に合成画像から抽出された画像が出力されており、出力枠W3により出力されたフィルムF3には、合成画像から抽出された画像が出力されているとともに、そのフィルム後端部に非画像領域が設けられ、撮影条件が出力されている。 【0053】 そして、図9(a)に示す各フィルムF1〜F3の先端又は後端を、その合成画像の合成方向に接着することにより、図9(b)に示すように、合成画像が再現された結合フィルムF4を作成することができる。 【0054】 以上のように、本実施形態によれば、合成画像を出力する際に、合成方向における始端及び終端に位置するフィルムには非画像領域を設けて撮影条件を出力し、その他のフィルムにはフィルム全面に合成画像から抽出された画像を出力するよう制御する。よって、合成画像が分割されて出力された各フィルムの先端又は後端を合成方向に結合するだけで結合フィルムを作成することができ、容易に合成画像を再生することができる。 【0055】 フィルム出力装置40によっては、出力するフィルム全てに無条件に非画像領域を設け、撮影条件等の各種情報を画像とともに出力するものがある。このような場合、始端と終端のフィルムにより挟まれる中央部分のフィルムについては、非画像領域部分を裁断して除去しなければならないため、技師の作業が煩雑となる。しかし、本発明のように、始端及び終端以外のフィルムには、非画像領域を設けないように出力制御を行うことにより、フィルムを裁断することなく、出力されたフィルムを結合する作業だけで結合フィルムを作成することができる。 【0056】 なお、本実施形態における画像出力システム1は、本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されるものではない。 例えば、上記実施形態では、始端及び終端のフィルムF1、F3の何れにも、非画像領域を設けて撮影条件を出力することとしたが、撮影条件等の情報は、一の結合フィルムF4について何れかのフィルムF1〜F3に1つ出力されていれば後に確認が可能であるので、フィルムF1又はフィルムF3の何れか一方のみに非画像領域を設けることとしてもよい。また、情報は何も出力せずに非画像領域だけを設けるようにしてもよい。 【0057】 さらに、通常、読影の主対象となる領域(以下、ROIという)が、中央部となるように撮影が行われるので、この中央部分に出力枠W1〜W3が位置するように調整されると、始端側又は終端側のフィルムF1、F3上には、素抜け領域や非照射野領域が存在することが多い。よって、このような領域を画像解析(ヒストグラム等)により検出し、当該領域に撮影条件や出力条件等を出力することとしてもよい。 【0058】 また、フィルムF1、F3の非画像領域には、どちらも撮影条件を出力することとしたが、合成画像に関する関連情報であれば非画像領域に出力する情報の内容は特に限定せず、患者名等の他の情報を出力することとしてもよい。また、フィルムF1、F3のうち、一方は撮影条件、他方は出力条件と、出力する内容を異なるものとしてもよい。 【0059】 また、上記実施形態では、各出力枠W1〜W3を一体として移動させることにより、技師の操作ミスによる合成画像の部分的な出力漏れを防ぐこととしたが、出力枠W1〜W3は、実際に出力可能な範囲より小さいサイズで表示し、フィルムへ出力する際には実際のフィルムサイズで画像を抽出して出力することとして、各出力枠W1〜W3を別々に移動操作可能な構成としてもよい。出力枠W1〜W3が実際の出力範囲より小さく表示された状態で出力枠W1〜W3の位置設定が行われるので、実際の出力範囲に対して遊びの部分が生じる。よって、技師の操作ミスにより各出力枠W1〜W3間に隙間が生じた場合でも、フィルム出力時には出力枠より大きい出力範囲でフィルム出力されるので、操作ミスによる隙間の領域が実際の出力範囲内に収まっていれば、合成画像の部分的な出力漏れはなくなる。 【0060】 また、上述した例では、合成画像は技師の操作によりその合成位置を調整できることとしたが、制御装置20側で合成画像を画像解析して重ね合わせる合成位置を判別し、当該合成位置で各撮影画像を自動的に合成することとしてもよい。 【0061】 また、上記実施形態では、制御装置20において表示制御手段及び出力制御手段を実現することとしたが、これに限らず、読影端末30等の他の装置で実現することとしてもよいし、別途これらの手段を実現するための独立装置を設けることとしてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0062】 【図1】本実施の形態における画像出力システムのシステム構成を示す図である。 【図2】制御装置の内部構成を示す図である。 【図3】制御装置により実行される合成出力処理の流れを示すフローチャートである。 【図4】表示部に表示される操作画面例を示す図である。 【図5】フィルムサイズ及びフィルム枚数の設定画面の他の表示例を示す図である。 【図6】表示部に表示される設定画面例を示す図である。 【図7】出力枠のサイズについて説明する図である。 【図8】出力枠の位置の設定例を説明する 【図9】(a)は各出力枠により出力されたフィルム例を示す図であり、(b)は各フィルムを結合した結合フィルム例を示す図である。表示されるダイアログ画面例を示す図である。 【図10】従来の結合フィルムの作成方法について説明する図である。 【符号の説明】 【0063】 1 画像出力システム 10 画像生成装置 20 制御装置 21 制御部 22 操作部 23 表示部 24 通信部 25 プログラムメモリ 26 画像メモリ 30 読影端末 40 フィルム出力装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000420 【氏名又は名称】コニカミノルタエムジー株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
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| 【出願日】 |
平成16年12月24日(2004.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司
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| 【公開番号】 |
特開2006−175134(P2006−175134A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月6日(2006.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−373784(P2004−373784) |
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