| 【発明の名称】 |
測長計 |
| 【発明者】 |
【氏名】阿部 武
|
| 【要約】 |
【課題】携帯性があり一人でも簡単に身長と股下を測定する事ができる測長計を提供する事を課題とする。
【解決手段】スケールの先端に重りを設け、重力移動によりスケールのゼロ点を移動させる事と測定基準面を平行に保つ為にL字90度角の壁面接点面を設けた事により、誰でも簡単に身長と股下を測定できる測長計である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スケールの先端に重りを設けて重力移動を利用して、被測長物に対し測定基準面を上方向から下方向への移動での測定と下方向から上方向への移動での測定と、両方向からの測長が可能である事を特徴とする測長計。 【請求項2】 垂直に立っている物に対し測定基準面が平行になるようにL字90度角の壁面接点面を設けた事を特徴とする請求項1記載の測長計。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、身長測定と股下測定及び測長に用いる器具に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の身長計は、図3に示すように、基準のスケールが固定されており、そこに人体をはめあわせて測長するものである。または、特開2001ー054512号広報のような赤外線利用のものである。 【特許文献1】特開2001ー054512号広報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、以上の技術によれば、身長を測定する場合は、定められた場所又は設置型の器具にて定められたスケールに人体をはめあわせなければならなく、携帯性に乏しかった。そして、特開2001ー054512号広報では携帯性に優れているが、水準器での測定基準面の平行固定の為に頭上に乗せた状態で水平を確認するのは被測定者では無理であるので、被測定者一人での身長測定は困難である。 【0004】 そして両形態とも測定基準面が、上方向から下方向への移動で測定する一方向性に限られ、測定基準面を下方向から上方向への移動での測定はできなかった。また、股下を測定する器具は無かった。 【0005】 そこで、この発明は、定められた場所や設置型では無く、携帯性があり、被測定者一人でも簡単に身長と股下が測定できる測長器具を提供する事を課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 以上の課題を解決する為に、第一発明は、スケールのゼロ点である先端に重りを設けて、測定基準面から重力で重りが落下してゼロ点を固定して測定基準面にて測定する事を特徴とし、測長計本体を上下反転させてもスケールのゼロ点の重りによる重力移動により、測定基準面を下方向から上方向への移動でも高さの測定が可能になる為に、股下も測定できる事を特徴とする測長計である。 【0007】 また、第二発明は、身長や股下を測定する場合には、測定基準面は垂直に対し平行でなくてはならないので、平行を保つ為にL字90度角の壁面接点面を設けた事を特徴とする測長計である。 【発明の効果】 【0008】 第一発明によれば、測定したい高さを固定してから、スケールのゼロ点を重力移動で測長値ゼロ点に到達させて測定したい高さで測長値を測定できる。また、上下両方向からの測定が可能な為、高さを測長する場合は大変便利である。例えば、部屋の天井から床までの高さの測長も可能である。 【0009】 そして、身長を測定する場合は、定められたスケールに人体をはめあわせる必要が無く、場所を選ばず設置の必要も無く携帯性がある。また、被測定者に対し、上下両方向からの測定が可能な為、身長測定及び股下測定が可能である。 【0010】 第二発明によれば、L字90度角の壁面接点面を設けた事により垂直の壁面があれば測定基準面を平行に保つ事ができるので被測定者一人でも身長及び股下の測定が可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 この発明の一形態を、図1に示す。 【0012】 測長計本体(1)は、内部にゼンマイ式の裏表両面表示のスケールメジャー(2)が収納されていて、本体(1)側面に、測定値点(3)で測定値を確認する時にスケール(2)を一時固定する為と、重り(4)付きのスケール(2)の収納時に重り(4)が落下せず本体(1)が携帯しやすいように、ストッパー(5)が設けられている。 【0013】 本体(1)の後方の壁面接点面(6)と本体(1)の下方の測定基準面(7)はL字90度角になっており、身長及び股下の測定時に測定基準面(7)を平行に保つようになっている。 【0014】 スケール(2)の先端の重り(4)の底面がスケールのゼロ点(8)であり、ゼロ点(8)より上にいく程スケールの値は大きくなり、足下であるゼロ点(8)と頭上にある測定基準面(7)との高さを測定値点(3)で測定値を確認する事で身長を測定できる。 【0015】 股下を測定する場合は、図2に示すように、本体(1)を上下反転させて使用する。その場合も、スケール(2)、測定値点(3)、重り(4)、ストッパー(5)、壁面接点面(6)、測定基準面(7)、スケールのゼロ点(8)は、すべての作用は同じである。 【0016】 「実施形態の効果」 この実施形態によれば、身長測定の場合、図5に示すように、被測定者は垂直な壁面を背にして直立し、本体(1)を持ち上げて測定基準面(7)を頭上に乗せて壁面接点面(6)を壁面に隙間無く密着させてストッパー(5)を解除すると、重り(4)が重力移動でスケール(2)と共に落下してスケール(2)のゼロ点(8)が固定される。 【0017】 スケール(2)はゼンマイ式スケールメジャーなので、余分な弛みはゼンマイの引き戻そうとする力を利用して解消できる。そして、ストッパー(5)でスケール(2)をロックして頭上から本体(1)を下ろして測定値点(3)にて身長が測定できる。 【0018】 股下測定の場合は、図6に示すように、被測定者は、垂直な壁面を背にして両足を本体(1)が股下に収まる位に開脚し直立して本体(1)の測定基準面(7)が上になるようにして測定基準面(7)を股間に位置させて壁面接点面(6)を壁面に隙間無く密着させてストッパー(5)を解除すると、重り(4)が重力移動でスケール(2)と共に落下してスケール(2)のゼロ点(8)が固定される。 【0019】 スケール(2)はゼンマイ式スケールメジャーなので、余分な弛みはゼンマイの引き戻そうとする力を利用して解消できる。そして、ストッパー(5)でスケール(2)をロックして頭上から本体(1)を下ろして測定値点(3)にて股下が測定できる。 【0020】 したがって、両測定とも被測定者一人で行う事ができる。 【0021】 従来、座高という測定基準はあったが、股下という測定基準は無かった。座高測定は、臀部の筋肉及び脂肪のつき方により座高の測定本来の目的が体型に左右されてしまうとい欠点があったが、股下測定は体型に左右されないという利点があり、統計学上でも新たな測定基準になり得る。 【0022】 また、第一発明は、身長や股下だけに限らず、高さを測長する上では大変便利である。 【0023】 「他の実施形態」 図1の実施形態の重り(4)のスケール(2)のゼロ点(8)の部分の形状を、図7が示すように、ひと回り大きくしても良い。 【0024】 そうする事により、よりスケール(2)のゼロ点(8)固定時の重心安定性が高まる。また、従来のスケールメジャーでのゼロ点を固定する為のL字の引っ掛け爪の役割もはたし、図8が示すように、平面の測長時などにスケール(2)のゼロ点(8)を固定する場合に便利になる。 【図面の簡単な説明】 【0025】 【図1】この発明の一実施形態(1)を示す斜視図である。 【図2】この発明の一実施形態(2)を示す斜視図である。 【図3】従来技術を示す斜視図である。 【図4】この発明の測長計本体の断面図である。 【図5】この発明による身長測定例である。 【図6】この発明による股下測定例である。 【図7】他の実施形態を示す斜視図である。 【図8】「他の実施形態」による平面測長時を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0026】 1 測長計本体 2 スケール(ゼンマイ式スケールメジャー) 3 測定値点(測定値決定点) 4 重り 5 ストッパー 6 壁面接点面 7 測定基準面 8 スケールのゼロ点(測定値のゼロ点)
|
| 【出願人】 |
【識別番号】304063679 【氏名又は名称】阿部 武
|
| 【出願日】 |
平成16年12月24日(2004.12.24) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2006−175124(P2006−175124A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月6日(2006.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願2004−373552(P2004−373552) |
|