| 【発明の名称】 |
内視鏡の操作部 |
| 【発明者】 |
【氏名】増田 隼人 【住所又は居所】東京都板橋区前野町2丁目36番9号 ペンタックス株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】操作部に対する操作部保持用補助具の固定のための部材を特別に設ける必要がなく、しかも操作部に対して操作部保持用補助具の着脱が繰り返されても操作部保持用補助具を安定した状態に装着することができる内視鏡の操作部を提供すること。
【解決手段】操作部1を保持する術者の手の形に応じて操作部1に取り付けられる操作部保持用補助具50が、操作部1に配置された操作弁10,20のピストン体係止部材14,24により操作部1に固定されて、ピストン体係止部材14,24を取り外すことにより操作部保持用補助具50を操作部1に着脱することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シリンダ体内で進退自在なピストン体が上記シリンダ体に対して着脱自在に取り付けられた操作弁が設けられた内視鏡の操作部において、 上記操作部を保持する術者の手の形に応じて上記操作部に取り付けられる操作部保持用補助具が、上記ピストン体を上記シリンダ体に係止するためのピストン体係止部材により上記操作部に固定されて、上記ピストン体係止部材を上記シリンダ体から取り外すことにより上記操作部保持用補助具を上記操作部に着脱することができるようにしたことを特徴とする内視鏡の操作部。 【請求項2】 上記操作弁として送気送水操作弁と吸引操作弁とが設けられていて、上記操作部保持用補助具が上記送気送水操作弁と上記吸引操作弁の各々において上記ピストン体係止部材により上記操作部に固定される請求項1記載の内視鏡の操作部。 【請求項3】 上記操作部に送気送水操作弁と吸引操作弁の少なくとも一方が設けられていて、上記操作部保持用補助具が上記送気送水操作弁と上記吸引操作弁の一方のピストン体係止部材により上記操作部に固定される請求項1記載の内視鏡の操作部。 【請求項4】 上記操作部保持用補助具が、上記操作部の外壁面と上記ピストン体係止部材との間に挟み付けられて固定される請求項1、2又は3記載の内視鏡の操作部。 【請求項5】 上記ピストン体係止部材が弾力性のある材料により形成されたフック状部分を有していて、上記フック状部分を弾性変形させることにより上記ピストン体係止部材が上記シリンダ体に対して係脱される請求項1、2、3又は4記載の内視鏡の操作部。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は内視鏡の操作部に関する。 【背景技術】 【0002】 内視鏡を使用する術者は、内視鏡の操作部を手で保持した状態でその操作部に配置されている各種操作部材の操作を行うが、術者の手の形や大きさは千差万別であり、人によっては操作部を使い易い状態に保持できない場合がある。 【0003】 そこで、術者の手の形や大きさに合わせて選択できる操作部保持用補助具を操作部に取り付けることにより、一つの操作部を誰でもが違和感なく使用できるようにしている(例えば、特許文献1)。 【特許文献1】実開昭63−127601 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、特許文献1に記載されている操作部保持用補助具は、それ自体に突設された舌片を弾性変形させて内視鏡の操作部に取り付けるようになっているので、操作部への装着が繰り返されると、弾性変形部分が疲労や磨耗を起こして安定した状態に装着できなくなってしまう場合がある。かと言って、操作部保持用補助具を操作部に固定するための部材を別設すると、部品数が増えて取り扱いが面倒になってしまう。 【0005】 そこで本発明は、操作部に対する操作部保持用補助具の固定のための部材を特別に設ける必要がなく、しかも操作部に対して操作部保持用補助具の着脱が繰り返されても操作部保持用補助具を安定した状態に装着することができる内視鏡の操作部を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の操作部は、シリンダ体内で進退自在なピストン体がシリンダ体に対して着脱自在に取り付けられた操作弁が設けられた内視鏡の操作部において、操作部を保持する術者の手の形に応じて操作部に取り付けられる操作部保持用補助具が、ピストン体をシリンダ体に係止するためのピストン体係止部材により操作部に固定されて、ピストン体係止部材をシリンダ体から取り外すことにより操作部保持用補助具を操作部に着脱することができるようにしたものである。 【0007】 なお、操作弁として送気送水操作弁と吸引操作弁とが設けられていて、操作部保持用補助具が送気送水操作弁と吸引操作弁の各々においてピストン体係止部材により操作部に固定されていてもよく、或いは、操作部に送気送水操作弁と吸引操作弁の少なくとも一方が設けられていて、操作部保持用補助具が送気送水操作弁と吸引操作弁の一方のピストン体係止部材により操作部に固定されていてもよい。 【0008】 また、操作部保持用補助具が、操作部の外壁面とピストン体係止部材との間に挟み付けられて固定されてもよく、ピストン体係止部材が弾力性のある材料により形成されたフック状部分を有していて、フック状部分を弾性変形させることによりピストン体係止部材がシリンダ体に対して係脱されるようにしてもよい。 【発明の効果】 【0009】 本発明によれば、操作部保持用補助具が、操作部に配置された操作弁のピストン体をシリンダ体に係止するためのピストン体係止部材により操作部に固定され、ピストン体係止部材をシリンダ体から取り外すことにより操作部保持用補助具を操作部に着脱することができるので、操作部に対する操作部保持用補助具の固定のための部材を特別に設ける必要がなく、しかも操作部に対して操作部保持用補助具の着脱が繰り返されても操作部保持用補助具自体に疲労や磨耗が発生せず、操作部保持用補助具を安定した状態に装着することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 シリンダ体内で進退自在なピストン体がシリンダ体に対して着脱自在に取り付けられた操作弁が設けられた内視鏡の操作部において、操作部を保持する術者の手の形に応じて操作部に取り付けられる操作部保持用補助具が、ピストン体をシリンダ体に係止するためのピストン体係止部材により操作部に固定されて、ピストン体係止部材をシリンダ体から取り外すことにより操作部保持用補助具を操作部に着脱することができる。 【実施例】 【0011】 図面を参照して本発明の実施例を説明する。 図3は内視鏡の外観図であり、操作部1の下端に可撓性の挿入部2が連結され、図示されていない光源装置に接続されるコネクタ部4が、操作部1の後面から延出する連結可撓管3の先端に取り付けられている。 【0012】 操作部1の下半部は操作部1を保持する術者が左手で握って保持するための握り部になっており、上半部の前面には吸引操作弁10や送気送水操作弁20等の操作部材が配置され、上半部の側面には、操作部1を保持する術者の手の形等(即ち、手の形や大きさ)に合わせて各種取り揃えられる操作部保持用補助具50を選択して取り付けることができるようになっている。 【0013】 図4は内視鏡の配管図であり、連結可撓管3内から操作部1内を通って挿入部2内に引き通された吸引管5の途中に吸引操作弁10が介挿接続され、送気管6と送水管7の各々の途中に送気送水操作弁20が介挿接続されている。 【0014】 吸引操作弁10と送気送水操作弁20は各々、図5に示されるように、前方に向いて開口する状態に操作部1に固定されたシリンダ体11,21内と、そのシリンダ体11,21内に軸線方向に進退自在に配置されたピストン体12,22とを有している。 【0015】 そして、前方に向かって突出する状態にピストン体12,22の先端に連結された操作釦13,23を押し込むことにより、前述の吸引管5、送気管6及び送水管7の各々の連通と閉塞状態を切り換える吸引操作と送気送水操作を行うことができる。 【0016】 吸引操作弁10と送気送水操作弁20の構造は公知のものであり、、各ピストン体12,22は、シリンダ体11,21の開口部に係脱自在なピストン体係止部材14,24によりシリンダ体11,21に係止されていて、ピストン体係止部材14,24を取り外すことにより、ピストン体12,22をシリンダ体11,21内から抜き出すことができる。 【0017】 図6は、操作部保持用補助具50を単体で示しており、操作部1の側面に沿って配置される側面突出部51の前端側に、操作部1の上半部の前面に沿う前壁部52が一体に形成され、シリンダ体11,21の開口部と位置を合わせて通孔53,54が貫通形成されている。操作部保持用補助具50の形状は、操作部1に取り付けられた状態の側面図、正面図及び底面図である図7、図8及び図9にも表されている。 【0018】 図10は、操作部保持用補助具50が取り付けられた状態の操作部1を術者が保持している状態を示しており、側面突出部51が操作部1の下半部を握った手の上に載る状態になる。術者は自分の手の形に合わせて操作部保持用補助具50を選択することにより、操作部1を楽に保持することができる。 【0019】 図1は、操作部1に対する操作部保持用補助具50の固定部を示しており、ピストン体係止部材14,24は、金属製の押さえ環14a,24aの周囲に弾力性のあるプラスチック材等からなるフック状部分14b,24bを一体成形したものであり、シリンダ体11を操作部1に固定している固定ナット15,25の口元の鍔状部にフック状部分14b,24bが係脱自在に係止されるようになっている。 【0020】 フック状部分14b,24bはピストン体係止部材14,24の一端側(奥側の端部)に形成されており、ピストン体係止部材14,24の表面側の端部(図1において左端部)は鍔状に広がった形状に形成されていて、操作部1の外壁面との間に操作部保持用補助具50の前壁部52を挟み付けて固定した状態になっている。 【0021】 したがって、ピストン体係止部材14,42のフック状部分14b,24bを固定ナット15に係止された状態にすることによって、ピストン体12,22がシリンダ体11,21から抜け出さない状態に保持されると同時に、操作部保持用補助具50が操作部1に安定した状態に固定される。 【0022】 そして、ピストン体係止部材14,42のフック状部分14b,24bを弾性変形させて固定ナット15,25から外すことにより、図2に示されるように、ピストン体12,22がシリンダ体11,21から抜き出されると同時に、操作部保持用補助具50が操作部1から取り外された状態になる。 【0023】 したがって、操作部1に対して操作部保持用補助具50を固定するための部材を特別に設ける必要がなく、操作部1に対して操作部保持用補助具50を容易に着脱することができ、着脱が繰り返されても操作部保持用補助具50自体に疲労や磨耗が発生せず、操作部保持用補助具50を操作部1に安定した状態に装着することができる。 【0024】 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図11、図12に示されるように、操作部保持用補助具50を吸引操作弁10のピストン体係止部材14のみで操作部1に固定するように構成してもよく、或いは送気送水操作弁20のピストン体係止部材24のみで固定するように構成してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0025】 【図1】本発明の第1の実施例の操作部保持用補助具が操作部に取り付けられた状態の部分拡大側面断面図である。 【図2】本発明の第1の実施例の操作部保持用補助具が操作部から外された状態の部分拡大側面断面図である。 【図3】本発明の第1の実施例の内視鏡の外観図である。 【図4】本発明の第1の実施例の内視鏡の配管図である。 【図5】本発明の第1の実施例の内視鏡の操作部の側面図である。 【図6】本発明の第1の実施例の操作部保持用補助具を単体で示す斜視図である。 【図7】本発明の第1の実施例の内視鏡の操作部の側面図である。 【図8】本発明の第1の実施例の内視鏡の操作部の正面図である。 【図9】本発明の第1の実施例の内視鏡の操作部の底面図である。 【図10】本発明の第1の実施例の内視鏡の操作部を術者が保持した状態の側面図である。 【図11】本発明の第2の実施例の内視鏡の操作部の側面図である。 【図12】本発明の第3の実施例の内視鏡の操作部の側面図である。 【符号の説明】 【0026】 1 操作部 10 吸引操作弁 20 送気送水操作弁 11,21 シリンダ体 12,22 ピストン体 14,24 ピストン体係止部材 14b,24b フック状部分 50 操作部保持用補助具 51 側面突出部 52 前壁部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000527 【氏名又は名称】ペンタックス株式会社 【住所又は居所】東京都板橋区前野町2丁目36番9号
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| 【出願日】 |
平成16年12月15日(2004.12.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091317 【弁理士】 【氏名又は名称】三井 和彦
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| 【公開番号】 |
特開2006−167065(P2006−167065A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願2004−362099(P2004−362099) |
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