| 【発明の名称】 |
画像表示装置およびプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】武尾 英哉 【住所又は居所】神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富士写真フイルム株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】表示された医用画像が、CAD未実施画像と異常陰影が検出されなかったCAD実施済画像のいずれであるかを確実に認識できるようにする。
【解決手段】画像表示装置において、表示用に取得したデータがCAD処理結果データを伴う医用画像データであるか否かを判別する。そして、CAD処理結果データを伴うと判別されたときは、そのCAD結果が反映されたCAD実施済画像P1′,P2′とともにCAD実施済画像であることを示す種別画像、例えば検出された異常陰影の個数(ゼロを含む)を示す画像J1′,J2′を表示し、CAD処理結果データを伴わないと判別されたときは、CAD未実施画像とともにCAD未実施画像であることを示す種別画像、例えば異常陰影の個数が示されていない画像を表示する。また、CAD処理の検出感度を表す画像SPも表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被検体の医用画像を表す医用画像データと、該医用画像データに対して該医用画像データが表す医用画像における異常陰影を検出する異常陰影検出処理を施すことによって得られた検出処理結果データであって前記異常陰影検出処理により前記異常陰影が検出された場合においては前記医用画像における該異常陰影の位置を特定する情報を含む検出処理結果データとを取得し、または、前記検出処理結果データを伴わない前記医用画像データを取得するデータ取得手段と、 前記データ取得手段により取得されたデータが前記検出処理結果データを伴うデータであるか否かを判別するデータ判別手段と、 画像を表示する表示手段と、 前記取得されたデータが前記検出処理結果データを伴わないデータであるとの前記判別に応答して、前記医用画像データが表す医用画像を検出処理前画像として前記表示手段に表示させ、 前記取得されたデータが前記検出処理結果データを伴うデータであるとの前記判別に応答して、前記検出処理結果データによって特定される異常陰影がある場合には、前記医用画像において前記異常陰影の位置が示された画像を生成し、前記検出処理結果データによって特定される異常陰影がない場合には、前記医用画像において異常陰影の位置が示されていない画像を生成し、生成された画像を検出処理済画像として前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えた画像表示装置において、 前記表示制御手段が、前記データ判別手段による判別結果に基づいて、前記検出処理前画像と前記検出処理済画像のうち少なくともいずれかの種別の画像を表示する際に、表示すべき画像の前記種別を表す情報を、前記表示すべき画像とともに表示させるものであることを特徴とする画像表示装置。 【請求項2】 前記検出処理結果データが、前記異常陰影検出処理により検出された異常陰影の個数を表す情報を含むものであり、 前記表示制御手段が、前記検出処理済画像を表示する際に、前記異常陰影の個数を表示させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。 【請求項3】 前記異常陰影検出処理が、複数の異なる検出感度のうちのいずれかの検出感度により前記異常陰影を検出する処理であり、 前記検出処理結果データが、前記医用画像データに対して施された前記異常陰影検出処理の前記検出感度を表す情報を含むものであり、 前記表示制御手段が、さらに、該検出感度を表す情報を表示させるものであることを特徴とする請求項1または2記載の画像表示装置。 【請求項4】 コンピュータを、 被検体の医用画像を表す医用画像データと、該医用画像データに対して該医用画像データが表す医用画像における異常陰影を検出する異常陰影検出処理を施すことによって得られた検出処理結果データであって前記異常陰影検出処理により前記異常陰影が検出された場合においては前記医用画像における該異常陰影の位置を特定する情報を含む検出処理結果データとを取得し、または、前記検出処理結果データを伴わない前記医用画像データを取得するデータ取得手段と、 前記データ取得手段により取得されたデータが前記検出処理結果データを伴うデータであるか否かを判別するデータ判別手段と、 前記取得されたデータが前記検出処理結果データを伴わないデータであるとの前記判別に応答して、前記医用画像データが表す医用画像を検出処理前画像として、画像を表示する表示手段に表示させ、 前記取得されたデータが前記検出処理結果データを伴うデータであるとの前記判別に応答して、前記検出処理結果データによって特定される異常陰影がある場合には、前記医用画像において前記異常陰影の位置が示された画像を生成し、前記検出処理結果データによって特定される異常陰影がない場合には、前記医用画像において異常陰影の位置が示されていない画像を生成し、生成された画像を検出処理済画像として前記表示手段に表示させる表示制御手段として機能させるためのプログラムであって、 前記表示制御手段が、前記データ判別手段による判別結果に基づいて、前記検出処理前画像と前記検出処理済画像のうち少なくともいずれかの種別の画像を表示する際に、表示すべき画像の前記種別を表す情報を、前記表示すべき画像とともに表示させるものであることを特徴とするプログラム。 【請求項5】 前記検出処理結果データが、前記異常陰影検出処理により検出された異常陰影の個数を表す情報を含むものであり、 前記表示制御手段が、前記検出処理済画像を表示する際に、前記異常陰影の個数を表示させるものであることを特徴とする請求項4記載のプログラム。 【請求項6】 前記異常陰影検出処理が、複数の異なる検出感度のうちのいずれかの検出感度により前記異常陰影を検出する処理であり、 前記検出処理結果データが、前記医用画像データに対して施された前記異常陰影検出処理の前記検出感度を表す情報を含むものであり、 前記表示制御手段が、さらに、該検出感度を表す情報を表示させるものであることを特徴とする請求項4または5記載のプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、異常陰影検出処理による検出結果が反映された医用画像を表示する画像表示装置およびそのためのプログラムに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、診断用画像として取得された被検体の医用画像データに基づいて、この医用画像データが表す医用画像における異常陰影を、コンピュータを用いて自動的に検出する異常陰影検出処理システム(計算機支援画像診断装置)が提案されている(例えば特許文献1,2等)。 【0003】 このシステムは、医用画像データに対して当該医用画像データが表す医用画像における異常陰影を検出する異常陰影検出処理を施し、その検出結果を表す検出処理結果データを出力する異常陰影検出装置の他、医用画像データが表す医用画像等を表示する画像表示装置を備えている。 【0004】 この画像表示装置は、具体的には、医用画像データと、この医用画像データに対して異常陰影検出処理を施すことによって得られる検出処理結果データとを取得した場合には、これらのデータを用いて、異常陰影が検出された場合にはその異常陰影の位置が示された画像を、異常陰影が検出されなかった場合には異常陰影の位置が示されない画像を、異常陰影検出処理の検出結果が反映された検出処理済画像として表示し、上記の検出処理結果データを伴わない医用画像データを取得した場合には、異常陰影検出処理の検出結果が反映されていない通常の医用画像を検出処理前画像として表示する。 【0005】 このような画像表示装置によれば、操作者が所定のデータをこの画像表示装置に取得させることにより、所望の検出処理前画像や検出処理済画像を表示させ、異常陰影検出処理を施す対象となる医用画像を確認したり、検出処理済画像から診断支援情報を得て診断を行ったりすることができる。 【特許文献1】特開平8−294479号公報 【特許文献2】特開平8−287230号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、上記の画像表示装置によって表示される検出処理済画像は、異常陰影検出処理により異常陰影が検出されなかった場合には、異常陰影の位置を示す情報が含まれないため、このような場合における検出処理済画像は、もともと異常陰影検出処理の検出結果が反映されていない検出処理前画像と同様の表現がなされた画像となり、表示された画像を見ただけでは、その画像が、検出処理前画像であるのか、異常陰影検出処理により異常陰影が検出されなかった場合における検出処理済画像であるのか区別できない場合がある。このため、医師は、不注意によって検出処理前画像を検出処理済画像と見誤り、有効な診断支援情報を得ないままに診断を行う虞があるという問題がある。 【0007】 この問題は、特に、医師が画像診断の経験が浅く、検出処理済画像から得られる診断支援情報を有力な診断材料として用いている場合には、深刻となる。 【0008】 本発明は、上記事情に鑑み、表示された医用画像が、異常陰影検出処理の検出結果が反映されていない検出処理前画像と、異常陰影検出処理の検出結果が反映された検出処理済画像のいずれであるかが確実に認識できるようにする画像表示装置を提供することを目的するものである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明の画像表示装置は、被検体の医用画像を表す医用画像データと、当該医用画像データに対して当該医用画像データが表す医用画像における異常陰影を検出する異常陰影検出処理を施すことによって得られた検出処理結果データであって異常陰影検出処理により異常陰影が検出された場合においては医用画像における異常陰影の位置を特定する情報を含む検出処理結果データとを取得し、または、検出処理結果データを伴わない医用画像データを取得するデータ取得手段と、データ取得手段により取得されたデータが検出処理結果データを伴うデータであるか否かを判別するデータ判別手段と、画像を表示する表示手段と、取得されたデータが検出処理結果データを伴わないデータであるとの上記判別に応答して、医用画像データが表す医用画像を検出処理前画像として表示手段に表示させ、取得されたデータが検出処理結果データを伴うデータであるとの上記判別に応答して、検出処理結果データによって特定される異常陰影がある場合には、医用画像において異常陰影の位置が示された画像を生成し、検出処理結果データによって特定される異常陰影がない場合には、医用画像において異常陰影の位置が示されていない画像を生成し、生成された画像を検出処理済画像として表示手段に表示させる表示制御手段とを備えた画像表示装置において、表示制御手段が、データ判別手段による判別結果に基づいて、検出処理前画像と検出処理済画像のうち少なくともいずれかの種別の画像を表示する際に、表示すべき画像の種別を表す情報を、表示すべき画像とともに表示させるものであることを特徴とするものである。 【0010】 ここで、「医用画像」とは、画像診断用に供される画像であり、例えば、放射線画像、CT画像(断層画像)、MRI画像、RI画像等が考えられる。 【0011】 また、「異常陰影の位置が示されていない画像」には、入力された医用画像データが表す医用画像そのものを含む。 【0012】 また、「異常陰影検出処理」としては、例えば、特許文献1,2等において提案されているような、主に腫瘤陰影の検出に有効なアイリスフィルタや主に石灰化陰影の検出に有効なモフォロジーフィルタ等を用いた処理を考えることができる。 【0013】 また、「画像の種別を表す情報」としては、例えば、検出処理前画像または検出処理済画像を表すものとして予め決められた記号、マーク、テキストの他、表示される画像の縁の模様や色彩等を考えることができる。 【0014】 また、「表示手段」としては、例えば、CRT、液晶ディスプレイ、プロジェクタ等を考えることができる。 【0015】 なお、本発明の画像表示装置において、検出処理結果データは、異常陰影検出処理により検出された異常陰影の個数を表す情報を含むものであり、表示制御手段は、検出処理済画像を表示する際に、異常陰影の個数を表示させるものであることが好ましい。このようすれば、表示された異常陰影の個数と画像上で見つけられた異常陰影の個数とを比較して、検出された異常陰影の見落としを抑えることができる。 【0016】 また、本発明の画像表示装置において、異常陰影検出処理は、複数の異なる検出感度のうちのいずれかの検出感度により前記異常陰影を検出する処理であり、検出処理結果データは、医用画像データに対して施された異常陰影検出処理の検出感度を表す情報を含むものであり、表示制御手段は、さらに、該検出感度を表す情報を表示させるものであってもよい。 【0017】 ここで、「検出感度」とは、真の異常陰影を正確に検出する割合を意味するものである。一般に、検出感度を高くすると、検出率(実際に存在する真の異常陰影の数に対して検出された真の異常陰影の数の割合)は上昇するが誤検出数(誤って検出された正常陰影の数)も上昇し、検出感度を低くすると、誤検出率は低下するが検出率も低下する傾向にある。 【0018】 本発明のプログラムは、コンピュータを、被検体の医用画像を表す医用画像データと、当該医用画像データに対して当該医用画像データが表す医用画像における異常陰影を検出する異常陰影検出処理を施すことによって得られた検出処理結果データであって異常陰影検出処理により異常陰影が検出された場合においては医用画像における異常陰影の位置を特定する情報を含む検出処理結果データとを取得し、または、検出処理結果データを伴わない医用画像データを取得するデータ取得手段と、データ取得手段により取得されたデータが検出処理結果データを伴うデータであるか否かを判別するデータ判別手段と、取得されたデータが検出処理結果データを伴わないデータであるとの上記判別に応答して、医用画像データが表す医用画像を検出処理前画像として、画像を表示する表示手段に表示させ、取得されたデータが検出処理結果データを伴うデータであるとの上記判別に応答して、検出処理結果データによって特定される異常陰影がある場合には、医用画像において異常陰影の位置が示された画像を生成し、検出処理結果データによって特定される異常陰影がない場合には、医用画像において異常陰影の位置が示されていない画像を生成し、生成された画像を検出処理済画像として表示手段に表示させる表示制御手段として機能させるためのプログラムであって、表示制御手段が、データ判別手段による判別結果に基づいて、検出処理前画像と検出処理済画像のうち少なくともいずれかの種別の画像を表示する際に、表示すべき画像の種別を表す情報を、表示すべき画像とともに表示させるものであることを特徴とするプログラムである。 【0019】 本発明のプログラムにおいて、検出処理結果データは、異常陰影検出処理により検出された異常陰影の個数を表す情報を含むものであり、表示制御手段は、検出処理済画像を表示する際に、異常陰影の個数を表示させるものであることが好ましい。 【0020】 また、本発明のプログラムにおいて、異常陰影検出処理は、複数の異なる検出感度のうちのいずれかの検出感度により前記異常陰影を検出する処理であり、検出処理結果データは、医用画像データに対して施された異常陰影検出処理の検出感度を表す情報を含むものであり、表示制御手段は、さらに、該検出感度を表す情報を表示させるものであってもよい。 【発明の効果】 【0021】 本発明の画像表示装置およびそのためのプログラムによれば、当該装置または当該装置として機能するコンピュータが取得したデータが異常陰影検出処理の結果を表す検出処理結果データを伴うデータであるか否かに基づいて、検出処理前画像と検出処理済画像のうち少なくともいずれかの種別の画像を表示する際に、表示すべき画像の種別を表す情報が、この表示すべき画像とともに表示される。このため、従来の画像表示装置のように、表示された画像が、検出処理前画像と、異常陰影検出処理によって異常陰影が検出されなかった場合における検出処理済画像のいずれであるかが区別できなくなることを防ぐことができ、表示された画像が、異常陰影検出処理の検出結果が反映されていない検出処理前画像と、異常陰影検出処理の結果が反映された検出処理済画像のいずれであるかを確実に認識することが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0022】 以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態によるCAD処理システム(異常陰影検出処理システム)の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態によるCAD処理システム1は、読取装置10、コンピュータ端末20とから構成されている。そして、コンピュータ端末20は、データ記憶部22、CAD処理部(異常陰影検出処理手段)24、データ取得部26、データ判別部28、表示制御部30、表示部32を備える。なお、コンピュータ端末を構成する、データ取得部26、データ判別部28、表示制御部30および表示部32が、本発明の画像表示装置として機能する。 【0023】 読取装置10は、被写体を放射線撮影することによって得られた、放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シート等の記録媒体に対して、励起光としてのレーザビームを走査して放射線画像情報を含む光を発光させ、その発光光を光電的に読み取ることにより、その放射線画像を表す医用画像データを取得する。取得された医用画像データはコンピュータ端末20のデータ記憶部22へと送られる。本実施形態においては、患者の乳房の放射線画像(マンモグラム)を表す医用画像データを取得するものとする。 【0024】 データ記憶部22は、読取装置10から送られてきた医用画像データを受け取ると、受け取った医用画像データに関する種々の情報を記録するためのリストデータを生成し、受け取った医用画像データとともに関連付けて保存する。また、データ記憶部22は、後述のCAD処理部24で生成されたCAD処理結果データ(検出処理結果データ)やCAD処理済確認データ等を受け取り、これらのデータをリストデータに記録する。 【0025】 CAD処理部24は、操作者からのCAD処理の実施を求める入力により、データ記憶部22から医用画像データを読み込み、その医用画像データに対して医用画像データが表す放射線画像における異常陰影を検出するCAD処理(異常陰影検出処理)を施し、その検出結果を表すCAD処理結果データを生成する。CAD処理結果データには、CAD処理により検出された異常陰影の個数を表す情報、CAD処理により異常陰影が検出された場合におけるその異常陰影の位置を特定する情報が含まれる。また、CAD処理部24は、CAD処理が正常に終了した場合にその旨を表すCAD処理済確認データを生成する。CAD処理結果データおよびCAD処理済確認データはデータ記憶部22に送られ、CAD処理を施す対象となった医用画像データのリストデータに記録される。 【0026】 データ取得部26は、操作者からの指示入力または所定の設定により、データ記憶部22からCAD処理結果データを伴わない医用画像データ、または、CAD処理結果データを伴った医用画像データを取得する。なお、本実施形態においては、CAD処理結果データを取得するには、まずデータ記憶部22において取得対象となる医用画像データのリストデータを検索し、そのリストデータにCAD処理済確認データが記録されているかどうかを確認し、CAD処理済確認データが記録されている場合には同リストデータからCAD処理結果データを読み取って取得する。 【0027】 データ判別部28は、データ取得部26により取得されたデータに基づいて、この取得されたデータがCAD処理結果データを伴うデータであるか否かを判別する。 【0028】 表示制御部30は、データ判別部28による、データ取得部26により取得されたデータがCAD処理結果データを伴わないデータであるとの判別に応答して、医用画像データが表す医用画像をCAD未実施画像(検出処理前画像)として表示部32に表示させる。また、データ判別部28による、データ取得部26により取得されたデータがCAD処理結果データを伴うデータであるとの判別に応答して、CAD処理結果データによって特定される異常陰影がある場合には、医用画像において異常陰影の位置が示された画像を生成し、CAD処理結果データによって特定される異常陰影がない場合には、医用画像において異常陰影の位置が示されていない画像を生成し、生成された画像をCAD実施済画像(検出処理済画像)として表示部32に表示させる。このとき、表示制御部30は、データ判別部28による判別結果に基づいて、表示すべき画像がCAD未実施画像とCAD実施済画像のいずれの種別の画像であるかを判別し、表示すべき画像の種別を表す情報を、表示すべき画像とともに表示部32に表示させる。本実施形態では、表示部32の表示面の一部に、表示された画像に対するCAD実施状況を表す小領域の種別画像を表示させ、CAD処理結果データに含まれる異常陰影の個数を表す情報を基に、CAD未実施画像の場合に「CAD: 」、CAD実施済画像の場合であって異常陰影が検出されなかった場合に「CAD:0」、CAD実施済画像の場合であって異常陰影が検出された場合に「CAD:“異常陰影の個数”」を表示させる。なお、CAD実施済画像をその検出された異常陰影の個数に関係なく「CAD:!」として表示させるようにしてもよい。 【0029】 次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。なお、ここでは、操作者である医師が、CAD処理前の同一患者における乳房の放射線画像を表示部32に一旦表示させ、その後、その放射線画像を表す医用画像データにCAD処理を施し、異常陰影の検出結果が反映されたCAD実施済画像を、診断における参照用画像として表示させる場合を考えることにする。 【0030】 まず、読取装置10が記録媒体から放射線画像情報を読み取って、同一患者における乳房の左右別の放射線画像をそれぞれ表す1組の医用画像データを取得し、取得した1組の医用画像データをデータ記憶部22に出力する。データ記憶部22は、読取装置10から送られてきた医用画像データを受け取ると、この1組の医用画像データそれぞれに対応する各リストデータを作成し、これら医用画像データとともに関連付けて保存する。 【0031】 データ取得部26は、操作者からの、読取装置10で読み取った画像の表示を求める入力により、データ記憶部22から上記1組の医用画像データだけを取得する。そして、データ判別部28は、データ取得部26が取得したデータはCAD処理結果データを伴わないデータであると判別する。 【0032】 表示制御部30は、データ判別部28による、上記取得したデータはCAD処理結果データを伴わないデータであるとの判別に応答して、データ取得部26が取得した1組の医用画像データに基づいて、図2に示すように、これら医用画像データが表す各放射線画像P1,P2を、表示部32の同一表示面に左右並べて表示させるとともに、放射線画像P1,P2にそれぞれ対応する、表示部32の表示面の右下および左下の各位置に、これらの放射線画像の種別、すなわちCAD未実施画像であることを表す「CAD: 」なる種別画像J1,J2を表示させる。 【0033】 この時点で、操作者は、表示部32に表示された種別画像J1,J2を見ることにより、表示された放射線画像P1,P2がCAD未実施画像であると認識することができる。したがって、例えば、医師が何らかの事情で、医用画像データにCAD処理を施してその結果が反映されたCAD処理済画像を表示させるという一連の作業に集中できないような場合であっても、表示部32に表示された種別画像を見ることにより、同表示部32に表示された放射線画像がCAD未実施画像であると認識することができ、このCAD未実施画像を、CAD処理によって異常陰影が検出されなかった場合におけるCAD実施済画像と見誤ることがない。 【0034】 次いで、操作者からの、上記1組の医用画像データに対するCAD処理の実施を求める入力により、CAD処理部24は、データ記憶部22からその1組の医用画像データを読み込み、この1組の医用画像データのそれぞれに対してCAD処理を施して各医用画像データが表す乳房の放射線画像において異常陰影を検出し、各医用画像データに対するCAD処理済確認データと検出された異常陰影の個数を表す情報を含むCAD処理結果データとを生成する。そして、これらの生成されたCAD処理済確認データおよびCAD処理結果データをデータ記憶部22に送り、これらの各データをこれらの各データがそれぞれ対応する医用画像データのリストデータに記録する。 【0035】 データ取得部26は、上記CAD処理済確認データがリストデータに記録されると、データ記憶部22から上記1組の医用画像データを取得するとともに、これらに対応するCAD処理結果データを上記リストデータから読み込んで取得する。そして、データ判別部28は、データ取得部26が取得したデータはCAD処理結果データを伴うデータであると判別する。 【0036】 表示制御部30は、データ判別部28による、上記取得したデータはCAD処理結果データを伴うデータであるとの判別に応答して、医用画像データとこれに対応するCAD処理結果データとの各組合せにおいて、CAD処理結果データによって特定される異常陰影がある場合には、その放射線画像において異常陰影の位置が示された画像を生成し、CAD処理結果データによって特定される異常陰影がない場合には、その放射線画像において異常陰影の位置が示されていない画像を生成する。そして、表示制御部30は、図3に示すように、これら生成された画像P1′,P2′を、表示部32の同一表示面に左右並べて表示させるとともに、画像P1′,P2′にそれぞれ対応する、表示部32の表示面の右下および左下の各位置に、これらの画像の種別すなわちCAD実施済画像であることを表す「CAD:“検出された異常陰影の個数”」なる種別画像J1′,J2′を表示させる。ここでは、種別画像J1′は異常陰影の個数が2個の場合の例、種別画像J2′は異常陰影の個数が0個、すなわち異常陰影が検出されなかった場合の例である。 【0037】 この時点で、操作者は、表示部32に表示された種別画像J1′,J2′を見ることにより、表示された放射線画像P1′,P2′がCAD実施済画像であると認識することができる。 【0038】 このように、本実施形態によれば、データ取得部26が取得したデータがCAD処理の結果を表すCAD処理結果データを伴うデータであるか否かに基づいて、CAD未実施画像とCAD実施済画像のうち少なくともいずれかの種別の画像を表示する際に、表示すべき画像の種別を表す情報が、この表示すべき画像とともに表示される。このため、従来の画像表示装置のように、表示された画像が、CAD未実施画像と、CAD処理によって異常陰影が検出されなかった場合におけるCAD実施済画像のいずれであるかが区別できなくなることを防ぐことができ、表示された画像が、CAD処理の検出結果が反映されていないCAD実施済画像と、CAD処理の結果が反映されたCAD実施済画像のいずれであるかを確実に認識することができる。 【0039】 続いて、本発明の他の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態によるCAD処理システムの構成を示す概略ブロック図である。図4に示すように、第2の実施形態によるCAD処理システム1は、読取装置10、データベース40、CAD処理装置50、ビューア(画像表示装置)60がネットワークXを介して接続された構成となっている。また、図5に示すように、ビューア60は、データ取得部26、データ判別部28、表示制御部30、表示部32を備える。 【0040】 読取装置10は、被写体を放射線撮影することによって得られた、放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体シート等の記録媒体に対して、励起光としてのレーザビームを走査して放射線画像情報を含む光を発光させ、その発光光を光電的に読み取ることにより、その放射線画像を表す医用画像データを取得する。取得した医用画像データは、後述のデータベース40、CAD処理装置50またはビューア60に送られる。本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、患者の乳房の放射線画像(マンモグラム)を表す医用画像データを取得するものとする。 【0041】 データベース40は、多数の医用画像データを保存するものであり、読取装置10から送られてきた医用画像データを受け取って単独で保存したり、後述のCAD処理装置50から当該装置においてCAD処理が施された医用画像データとそのCAD処理によって得られたCAD処理結果データとを受け取り、これらを互いに関連付けされた状態で保存したりする。 【0042】 CAD処理装置50は、操作者からのCAD処理の実施を求める入力により、読取装置10またはデータベース40から所定の医用画像データを受け取り、その医用画像データに対して医用画像データが表す放射線画像における異常陰影を検出するCAD処理を施し、その検出結果を表すCAD処理結果データを生成する。CAD処理結果データには、CAD処理が正常に終了した場合にその旨を表すCAD処理済確認情報、CAD処理により検出された異常陰影の個数を表す情報、およびCAD処理により異常陰影が検出された場合におけるその異常陰影の位置を特定する情報を含む。そのCAD処理結果データは医用画像データに添付された状態でデータベース40またはビューア60に送られる。なお、Dicom規格においては、画像データは、Structured Reportと呼ばれる付帯情報を有している。この場合、CAD処理結果データはこの付帯情報に含めることができ、CAD処理が実施されていない場合には、この付帯情報はN/A(空白)になる。 【0043】 ビューア60を構成する、データ取得部26、データ判別部28、表示制御部30、表示部32は、それぞれ、第1の実施形態における同記号の各部と同様の機能を有するものである。 【0044】 次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。本実施形態においては、ビューア60のデータ取得部26による医用画像データの取得経路が3パターン、すなわち読取装置10から取得する場合、データベース40から取得する場合、CAD処理装置50から取得する場合が考えられるので、以下それぞれの場合について説明する。 【0045】 (医用画像データを読取装置10から取得する場合) 読取装置10が記録媒体から放射線画像情報を読み取って、同一患者における乳房の左右別の放射線画像をそれぞれ表す1組の医用画像データを取得し、取得した1組の医用画像データをビューア60に出力する。ビューア60では、データ取得部26が読取装置10から送られてきた医用画像データを受け取り、データ判別部28が、データ取得部26が取得したデータはCAD処理結果データを伴わないデータであると判別する。 【0046】 表示制御部30は、データ判別部28による、上記取得したデータはCAD処理結果データを伴わないデータであるとの判別に応答して、データ取得部26が取得した1組の医用画像データに基づいて、図2に示すように、これら医用画像データが表す各放射線画像P1,P2を、表示部32の同一表示面に左右並べて表示させるとともに、放射線画像P1,P2にそれぞれ対応する、表示部32の表示面の右下および左下の各位置に、これらの放射線画像の種別、すなわちCAD未実施画像であることを表す「CAD: 」なる種別画像J1,J2を表示させる。 【0047】 (医用画像データをCAD処理装置50から取得する場合) 読取装置10が記録媒体から放射線画像情報を読み取って、同一患者における乳房の左右別の放射線画像をそれぞれ表す1組の医用画像データを取得し、取得した1組の医用画像データをCAD処理装置50に出力する。CAD処理装置50は、操作者からのCAD処理実施を求める入力により、読取装置10から受け取った医用画像データに対しCAD処理を施し、医用画像データとCAD処理結果データとをビューア60に出力する。ビューア60では、データ取得部26がCAD処理装置50から送られてきた医用画像データおよびCAD処理結果データを受け取り、データ判別部28が、データ取得部26が取得したデータはCAD処理結果データを伴うデータであると判別する。 【0048】 表示制御部30は、データ判別部28による、上記取得したデータはCAD処理結果データを伴うデータであるとの判別に応答して、医用画像データとこれに対応するCAD処理結果データとの各組合せにおいて、CAD処理結果データによって特定される異常陰影がある場合には、その放射線画像において異常陰影の位置が示された画像を生成し、CAD処理結果データによって特定される異常陰影がない場合には、その放射線画像において異常陰影の位置が示されていない画像を生成する。そして、表示制御部30は、図3に示すように、これら生成された画像P1′,P2′を、表示部32の同一表示面に左右並べて表示させるとともに、画像P1′,P2′にそれぞれ対応する、表示部32の表示面の右下および左下の各位置に、これらの画像の種別すなわちCAD実施済画像であることを表す「CAD:“検出された異常陰影の個数”」なる種別画像J1′,J2′を表示させる。 【0049】 (医用画像データをデータベース40から取得する場合) データベース40には、読取装置10によって既に取得された同一患者における乳房の左右別の放射線画像をそれぞれ表す医用画像データを1組として、多数組の医用画像データが保存されており、さらに、CAD処理装置50において医用画像データに対しCAD処理が施されて得られた、医用画像データとその医用画像データに対応するCAD処理結果データとからなるデータを1組として、多数組のデータが保存されている。ビューア60のデータ取得部26はデータベース40に保存されている複数の医用画像データの中から例えばある特定の患者における左右乳房1組の医用画像データを検索するとともに、その1組の医用画像データと関連付けされたCAD処理結果データを検索する。関連付けされたCAD処理結果データが存在する場合には、医用画像データとCAD処理結果データとを一緒に取得し、関連付けされたCAD処理結果データが存在しない場合には、医用画像データのみ取得する。そして、データ判別部28が、データ取得部26が取得したデータはCAD処理結果データを伴うデータであるか否かを判別し、表示制御部30がその判別結果に応じて上記のようなCAD未実施画像もしくはCAD実施済画像を表示部40に表示させる。 【0050】 このように、表示するための医用画像データの取得経路が複数存在するような本実施形態においても、データ取得部26が取得したデータがCAD処理の結果を表すCAD処理結果データを伴うデータであるか否かに基づいて、CAD未実施画像とCAD実施済画像のうち少なくともいずれかの種別の画像を表示する際に、表示すべき画像の種別を表す情報がこの表示すべき画像とともに表示されるので、第1の実施形態の場合と同様、従来の画像表示装置のように、表示された画像がCAD未実施画像とCAD処理によって異常陰影が検出されなかった場合におけるCAD実施済画像のいずれであるかが区別できなくなることを防ぐことができ、表示された画像が、CAD処理の検出結果が反映されていないCAD実施済画像と、CAD処理の結果が反映されたCAD実施済画像のいずれであるかを確実に認識することができる。 【0051】 ところで、上記のCAD処理部24、CAD処理装置50は、実際には、CAD処理を行うための所定のプログラムを実行するわけであるが、このプログラムは、異常陰影の検出精度をより高める目的で、随時、ヴァージョンアップ(Ver.up)がなされる場合がある。 【0052】 しかし、このプログラムは、そのCAD処理において、プログラムのアルゴリズムのヴァージョン毎に固有の傾向を有する場合がある。例えば、マンモグラムのCAD処理において、Ver.4.0では(1)腫瘤陰影は検出するが左右非対称陰影は検出できないことが多く、(2)コアなしのディストーション(スピキュラ)は検出できず、(3)血管沈着石灰化を石灰化クラスタ候補として多くは検出するが、Ver.5.0では(1)腫瘤陰影も左右非対称陰影も検出でき、(2)コアなしのディストーションでもほとんど検出でき、(3)血管沈着石灰化を石灰化クラスタ候補として抽出することはほとんどない、という傾向を有する場合が考えられる。 【0053】 そこで、上述のようなCAD処理システムにおいては、表示部32の表示面に、常時または適時、CAD処理に用いられるプログラムのアルゴリズムのヴァージョンや異常陰影の検出感度、各種パラメータの値等を示すヴァージョン画像を表示させるのが好ましい。このようにすれば、操作者がこれらの情報を見ることにより、CAD処理のいわゆる癖を知ることができ、CAD実施済画像からこのようなCAD処理の癖を考慮したより確かな診断支援情報を得ることが可能となる。 【0054】 また、CAD処理結果データにCAD処理に用いたプログラムのヴァージョン情報等を含めるようにし、表示制御部30がCAD実施済画像とともに、これらの情報に基づくヴァージョン画像を表示させるようにしてもよい。このようにすれば、過去に古いヴァージョンのアルゴリズムのプログラムによってCAD処理が施されたものについても、そのCAD処理の癖を正確に知ることができる。 【0055】 なお、上記ヴァージョン画像は、図6に示すように、放射線画像の観察に邪魔にならないような位置に小領域の画像V1,V2として表示するようにしてもよいし、図7に示すように、CAD未実施画像とCAD実施済画像のいずれであるかを表す種別画像等の画像の一部、例えば「CAD」というキャラクタ部分をマウス等でクリックすることによりポップアップしてヴァージョン画像V3が大きく表示されるようにしてもよい。 【0056】 ところで、近年、CAD処理(異常陰影検出処理)システムは、各メーカからリリースされているが、これらのCAD処理システムでは、そのCAD処理において、複数のオペレーティングポイント(異常陰影の検出率と誤検出率のバランス)、すなわち、検出感度の設定を可能としている。 【0057】 図8は、異常陰影の検出率とFP(誤って検出された正常陰影)の数(誤検出数)との関係を示した曲線(以下、CAD性能曲線という)Lを示した図である。図8に示すように、オペレーティングポイントは、CAD性能曲線L上の点と対応しており、オペレーティングポイントが可変でない旧タイプのCADシステムは、例えば、オペレーティングポイントが点OP2の1点に固定された状態である。また、オペレーティングポイントが可変である近年のCADシステムは、例えば、オペレーティングポイントが点OP1,OP2,OP3の3点で切り替え可能な状態となっている。 【0058】 一般に、オペレーティングポイントを点OP1とするような、CADの検出感度、すなわち、異常陰影(癌)を正確に検出してマーキングする割合を上げる設定をすれば、それと同時に、異常陰影でないもの(癌でないもの)を誤検出してマーキングする割合も高くなる。逆に、オペレーティングポイントを点OP3とするような、CADの検出感度を下げる設定をすれば、それと同時に、異常陰影でないものを誤検出してマーキングする割合も低くなる。CAD処理における理想は、異常陰影を正確に検出してマーキングする割合を上げるとともに、異常陰影でないものを誤検出してマーキングする割合を下げることであるが、この2つの性質は、本質的にいわゆるトレードオフの関係にあり両立しない。 【0059】 そこで、CADの検出感度に関して、操作者が設定可能な感度パラメータ、例えば、各オペレーティングポイントを示す点OP1,OP2,OP3にそれぞれ対応したActive,Standard,Moderateを設け、ユーザの好みや病院の運用、使用目的等に応じてこの感度パラメータ(オペレーティングポイント)を切り替えるようにしている。 【0060】 なお、上記感度パラメータのそれぞれの特長とリスクをまとめると、次表のようになる。 【表1】
【0061】 しかし、現在の各メーカのCAD処理システムにおいては、CADの対象となる画像およびその画像に対するCAD処理の結果を表示する際に、このCAD処理の結果がどのオペレーティングポイントでのCAD処理により得られたものであるかを表す情報を表示しておらず、操作者はそのオペレーティングポイントを把握することができない。すなわち、そのCAD処理の結果が、検出率が上がるように演算されて得られたものなのか、あるいは、FPを抑えるように演算されて得られたものなのかが分からないため、操作者は、実施されたCAD処理の特徴、癖を把握できず、読影に支障をきたす可能性がある。例えば、通常、比較的高い検出感度となるオペレーティングポイントでCADシステムを使用しているような場合において、たまたま比較的低い検出感度となるオペレーティングポイントでのCAD処理の結果が表示されたときには、検出される異常陰影の数は普段より少なくなるので、異常陰影として検出されなかった部分について、より注意を払うべきところ、それに気がつかずに読影し、異常陰影を見落としてしまう可能性がある。 【0062】 そこで、このような問題を解決するため、上述のようなCAD処理システムにおいては、CAD処理(異常陰影検出処理)が、複数の異なるオペレーティングポイント(検出感度)のうちのいずれかのオペレーティングポイントにより異常陰影を検出する処理であり、CAD処理結果データ(検出結果データ)が、医用画像データに対して施されたCAD処理のオペレーティングポイントを表す情報を含むものであり、表示制御部30(表示制御手段)が、さらに、このオペレーティングポイントを表す情報を表示させるものであってもよい。例えば、実施されたCAD処理のオペレーティングポイントを特定する上記感度パラメータを表す感度パラメータ画像(例えば、「Std」「Act」「Mdr」等)を、表示された画像がCAD処理済画像であるか否かを表す種別画像の隣に表示するようにする。 【0063】 図9は、表示部32の表示面に、画像P1′,P2′と、画像P1′,P2′がCAD処理済画像であるか否かをそれぞれ表す種別画像J1′,J2′と、CAD処理に用いたプログラムのヴァージョン情報を表すヴァージョン画像V1,V2と、CAD処理のオペレーティングポイントを特定する感度パラメータを表す感度パラメータ画像SP(例として、「Std」)が表示された様子を示した図である。 【0064】 このようにすれば、操作者が実施されたCAD処理のオペレーティングポイントを把握することができ、CAD処理の特徴や癖を考慮した的確な読影を行うことができる。 【0065】 なお、このようなCAD処理のオペレーティングポイントを表す情報は、常に表示するのではなく、オペレーティングポイントが、例えば、上記感度パラメータがStandardであるときのように、標準的な設定あるいは初期設定である場合には、表示を省略し、その他のオペレーティングポイントが設定されている場合に限り、そのオペレーティングポイントを特定する情報を表示するようにしてもよい。 【0066】 また、オペレーティングポイントは、上記実施例のように、予め用意された複数のオペレーティングポイントの中からいずれかを選択して設定するようにしてもよいが、CAD性能曲線L上で移動する点のように連続的に変化するオペレーティングポイントを任意に設定できるようにしてもよい。この場合、そのオペレーティングポイントを表す情報として、そのオペレーティングポイントに対応する適当な指標値等を表示するようにしてもよい。 【0067】 また、オペレーティングポイントを表す情報は、医用画像が表示されているか否かに関係なく、画面のいずれかの場所に常に表示しておくようにしてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0068】 【図1】第1の実施形態によるCAD処理システム1の構成を示す概略ブロック図 【図2】CAD未実施画像が表示された表示部32の表示面を示す図 【図3】CAD実施済画像が表示された表示部32の表示面を示す図 【図4】第2の実施形態によるCAD処理システム1の構成を示す概略ブロック図 【図5】ビューア60の構成を示す概略ブロック図 【図6】ヴァージョン画像が小領域画像として表示された表示部32の表示面を示す図 【図7】ヴァージョン画像がポップアップして表示された表示部32の表示面を示す図 【図8】異常陰影の検出率とFPの検出数との関係を表すCAD性能曲線Lを示す図 【図9】感度パラメータ画像が表示された表示部32の表示面を示す図 【符号の説明】 【0069】 1 CAD処理システム 10 読取装置 20 コンピュータ端末 22 データ記憶部 24 CAD処理部 26 データ取得部 28 データ判別部 30 表示制御部 32 表示部 40 データベース 50 CAD処理装置 60 ビューア
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005201 【氏名又は名称】富士写真フイルム株式会社 【住所又は居所】神奈川県南足柄市中沼210番地
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| 【出願日】 |
平成17年10月14日(2005.10.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073184 【弁理士】 【氏名又は名称】柳田 征史
【識別番号】100090468 【弁理士】 【氏名又は名称】佐久間 剛
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| 【公開番号】 |
特開2006−150067(P2006−150067A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月15日(2006.6.15) |
| 【出願番号】 |
特願2005−299580(P2005−299580) |
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