| 【発明の名称】 |
医用画像記録システム |
| 【発明者】 |
【氏名】山道 洋次 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿一丁目26番2号 コニカミノルタエムジー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】医用画像の読影を効率的に行うことが可能な医用画像記録システムを提供する。
【解決手段】左右の乳房を撮影して画像データL及び画像データRを生成し、生成された画像データL及び画像データRを予め定められたフォーマットに基づいて出力画像枠内に配置し、修正手段により修正された画像データL及び/又は画像データRの修正位置情報に基づいて、画像データL及び画像データRを同一フィルム上に記録する |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体を撮影して医用画像データを生成する画像生成手段と、 前記生成された医用画像データを記録媒体に記録する画像記録手段と、 を有し、 前記生成された複数の医用画像データを同一の記録媒体上に記録して、当該複数の医用画像データを同時に観察可能に出力する医用画像記録システムであって、 前記医用画像データの種別を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記複数の医用画像データを前記記録媒体の出力画像枠内に配置する配置手段と、 前記出力画像枠内に配置された複数の医用画像データを前記同一の記録媒体上に記録させる制御手段と、 を有することを特徴とする医用画像記録システム。 【請求項2】 前記判別手段は、前記医用画像データの付帯情報に基づいて当該医用画像データの種別を判別することを特徴とする請求項1に記載の医用画像記録システム。 【請求項3】 前記配置手段は、前記判別手段による判別結果に応じて、前記複数の医用画像データの配置を異ならしめることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像記録システム。 【請求項4】 前記配置手段は、前記判別手段による判別結果が乳房画像であるか否かに応じて、前記複数の医用画像データの配置を異ならしめることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像記録システム。 【請求項5】 被写体を撮影して医用画像データを生成する画像生成手段と、 前記生成された医用画像データを記録媒体に記録する画像記録手段と、 を有する医用画像記録システムであって、 前記生成された医用画像データの種別を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記複数の医用画像データを所定のフォーマットで表示する表示手段と、 前記表示された複数の医用画像データの位置を修正する修正手段と、 前記修正位置情報に基づいて、前記複数の医用画像データを同一の記録媒体上に記録するよう制御する制御手段と、 を有することを特徴とする医用画像記録システム。 【請求項6】 前記修正手段は、前記表示された複数の医用画像データ間の間隔を修正することを特徴とする請求項5に記載の医用画像記録システム。 【請求項7】 被写体の左右の乳房を撮影して該被写体の左乳房画像データ及び右乳房画像データを生成する画像生成手段と、 前記生成された左乳房画像データと右乳房画像データとを関連付けて表示する表示手段と、 前記表示された左乳房画像データ及び右乳房画像データを、予め定められたフォーマットに基づいて同一記録媒体上に記録する画像記録手段と、 を有する医用画像記録システムであって、 前記表示された左乳房画像データ及び/又は右乳房画像データの位置を修正する修正手段と、 前記修正位置情報に基づいて、前記左乳房画像データ及び右乳房画像データを同一の記録媒体上に記録するよう制御する制御手段と、 を有することを特徴とする医用画像記録システム。 【請求項8】 前記修正手段は、前記表示された左乳房画像データ及び右乳房画像データ間の間隔を修正することを特徴とする請求項7に記載の医用画像記録システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、記録媒体に医用画像を記録する医用画像記録システムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、放射線を利用したCT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、CR(Computed Radiography)、FPD(Flat Panel Detector)、超音波診断装置等の各種モダリティ(画像生成装置)によりデジタル画像として入力された医用画像は、医師の読影診断の効率化を図るための各種処理が施され、診断用画像としてCRT(Cathode Ray Tube)等のモニタに表示され、医師によりモニタ上で読影観察される。或いは、各種処理が施された後、医用画像は、画像記録装置によりフィルム等の記録媒体上に記録されてハードコピー出力され、医師によりシャーカステン上で読影観察される。 【0003】 一人の患者について撮影された複数の医用画像が、同一の撮影部位や撮影条件等所定の関連性を有するような場合、これら関連する医用画像群が読影の際に比較されることがある。例えば、乳房の医用画像(マンモグラフィ)を読影する際には、左右の乳房画像を並べて比較する比較読影が行われることが多く、同一の記録媒体上に左右の乳房画像の胸壁側を対面するよう配置した出力用画像が用いられることがある。このような場合、各医用画像の間隔は、読影時の視線の移動量を抑えるため微小となるよう配置されている(例えば、特許文献1参照)。また、撮影された同一患者の複数の医用画像をまとめて同一フィルムに記録する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。 【特許文献1】特開2000−276587号公報 【特許文献2】特開平9−114903号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、画像生成装置による医用画像撮影時のポジショニング不良や、輝尽性蛍光体プレートの読取装置での読取時のバラツキ等で、読み取り画像が正常状態に対して偏っていたり、曲がり(傾斜)を生じていたりすると、出力用画像に含まれる各医用画像間の間隔や角度にズレが生じる可能性がある。例えば、図5(a)に示すマンモグラフィのように、左乳房画像に偏りが生じていると、両医用画像の胸壁側の間隔にズレが発生する。また、図6(a)に示すマンモグラフィのように、左乳房画像に傾斜が生じていると、両医用画像の間隔に角度ズレが生じる。このような、画像間隔のズレにより、読影医の視線の移動量が増大することとなるため、眼精疲労の原因となり、効率的な読影の妨げとなるという問題がある。 【0005】 しかしながら、特許文献1の方法では、所定のレイアウトに基づいて各医用画像を配置するのみであるため、上述した問題を解決することはできない。また、特許文献2の方法では、同一患者に関する医用画像をまとめてフィルムに出力するのみであるため、特定の撮影部位や撮影条件等、所定の関連性を有する医用画像群のみを抽出して出力することはできず、各医用画像の配置を調整できないため上述した問題を解決することはできない。 【0006】 本発明の課題は、医用画像の読影を効率的に行うことが可能な医用画像記録システムを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、 被写体を撮影して医用画像データを生成する画像生成手段と、 前記生成された医用画像データを記録媒体に記録する画像記録手段と、 を有し、 前記生成された複数の医用画像データを同一の記録媒体上に記録して、当該複数の医用画像データを同時に観察可能に出力する医用画像記録システムであって、 前記医用画像データの種別を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記複数の医用画像データを前記記録媒体の出力画像枠内に配置する配置手段と、 前記出力画像枠内に配置された複数の医用画像データを前記同一の記録媒体上に記録させる制御手段と、 を有することを特徴としている。 【0008】 更に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、 前記判別手段は、前記医用画像データの付帯情報に基づいて当該医用画像データの種別を判別することを特徴としている。 【0009】 更に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、 前記配置手段は、前記判別手段による判別結果に応じて、前記複数の医用画像データの配置を異ならしめることを特徴としている。 【0010】 更に、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、 前記配置手段は、前記判別手段による判別結果が乳房画像であるか否かに応じて、前記複数の医用画像データの配置を異ならしめることを特徴としている。 【0011】 また、上記課題を解決するために請求項5に記載の発明は、 被写体を撮影して医用画像データを生成する画像生成手段と、 前記生成された医用画像データを記録媒体に記録する画像記録手段と、 を有する医用画像記録システムであって、 前記生成された医用画像データの種別を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記複数の医用画像データを所定のフォーマットで表示する表示手段と、 前記表示された複数の医用画像データの位置を修正する修正手段と、 前記修正位置情報に基づいて、前記複数の医用画像データを同一の記録媒体上に記録するよう制御する制御手段と、 を有することを特徴としている。 【0012】 更に、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、 前記修正手段は、前記表示された複数の医用画像データ間の間隔を修正することを特徴としている。 【0013】 また、上記課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、 被写体の左右の乳房を撮影して該被写体の左乳房画像データ及び右乳房画像データを生成する画像生成手段と、 前記生成された左乳房画像データと右乳房画像データとを関連付けて表示する表示手段と、 前記表示された左乳房画像データ及び右乳房画像データを、予め定められたフォーマットに基づいて同一記録媒体上に記録する画像記録手段と、 を有する医用画像記録システムであって、 前記表示された左乳房画像データ及び/又は右乳房画像データの位置を修正する修正手段と、 前記修正位置情報に基づいて、前記左乳房画像データ及び右乳房画像データを同一の記録媒体上に記録するよう制御する制御手段と、 を有することを特徴としている。 【0014】 更に、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、 前記修正手段は、前記表示された左乳房画像データ及び右乳房画像データ間の間隔を修正することを特徴としている。 【発明の効果】 【0015】 請求項1に記載の発明によれば、被写体を撮影し生成された医用画像データの種別を判別し、この判別結果に基づいて複数の医用画像データを記録媒体の出力画像枠内に配置し、この出力画像枠内に配置された複数の医用画像データを同一記録媒体上に記録する。このことにより、特定の撮影部位や撮影条件等、所定の関連性を有する複数の医用画像データを該医用画像データの種別に基づいて抽出し、同一の記録媒体上に記録することが可能となるため、効率的な読影を行うことが可能となる。 【0016】 請求項2に記載の発明によれば、判別手段は、医用画像データの付帯情報に基づいて当該医用画像データの種別を判別する。このことにより、医用画像データの付帯情報に基づいて医用画像データの種別を判別することが可能となる。 【0017】 請求項3に記載の発明によれば、配置手段は、判別手段による判別結果に応じて、複数の医用画像データの配置を異ならしめることとしている。このことにより、医用画像データの種別に応じて、配置を異ならしめることが可能となる。 【0018】 請求項4に記載の発明によれば、配置手段は、判別手段による判別結果が乳房画像であるか否かに応じて、複数の医用画像データの配置を異ならしめるとしている。このことにより、医用画像データが乳房画像であるか否かに応じて、配置を異ならしめることが可能となる。 【0019】 請求項5に記載の発明によれば、被写体を撮影して生成された医用画像データの種別を判別し、この判別結果に基づいて前記複数の医用画像データを所定のフォーマットで表示し、表示された複数の医用画像データの位置を修正し、この修正位置情報に基づいて複数の医用画像データを同一の記録媒体上に記録する。このことにより、医用画像データ間の間隔ズレや、角度ズレを修正して同一記録媒体上に記録することができるため、医師による読影時の眼精疲労を低減することが可能となり、効率的な読影を行うことが可能となる。 【0020】 請求項6に記載の発明によれば、修正手段は、表示手段に表示された複数の医用画像データ間の間隔を修正する。このことにより、医用画像データ間の間隔ズレや、角度ズレを修正して同一記録媒体上に記録することができるため、医師による読影時の眼精疲労を低減することが可能となり、効率的な読影を行うことが可能となる。 【0021】 請求項7に記載の発明によれば、被写体の左右の乳房を撮影して生成された該被写体の左乳房画像データ及び右乳房画像データを関連付けて表示し、この表示された左乳房画像データ及び/又は右乳房画像データの位置を修正し、この修正位置情報に基づいて左乳房画像データ及び右乳房画像データを同一の記録媒体上に記録する。このことにより、両乳房画像データ間の間隔ズレや、角度ズレを修正して同一記録媒体上に記録することができるため、医師による両乳房画像データの比較読影時の眼精疲労を低減することが可能となり、効率的な読影を行うことが可能となる。 【0022】 請求項8に記載の発明によれば、修正手段は、表示された左乳房画像データ及び右乳房画像データ間の間隔を修正する。このことにより、両乳房画像データ間の間隔ズレや、角度ズレを修正して同一記録媒体上に記録することができるため、医師による両乳房画像データの比較読影時の眼精疲労を低減することが可能となり、効率的な読影を行うことが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0023】 以下、本発明を実施するための最良の形態について図面も用いて説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されないものとする。 【0024】 図1は、本実施の形態における医用画像記録システム100の全体構成を示す概念図である。図1に示すように、医用画像記録システム100は、画像生成装置1、画像処理装置2、画像記録装置3等がネットワークNを介して、相互にデータ送受信可能なように接続されている。 【0025】 なお、本実施の形態では、画像生成装置1、画像処理装置2及び画像記録装置3がネットワーク接続された例を説明するが、これに限らず、各装置が直接有線接続されたシステム構成であってもよい。また、各装置の台数及び設置場所は特に限定されない。 【0026】 ネットワークNは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、 インターネット等の様々な回線形態を適用可能である。なお、病院等の医療機関内で許可されるのであれば、無線通信や赤外線通信であってもよいが、重要な患者情報を含むため、送受信される情報は暗号化することが好ましい。また、病院内の通信方式としては、一般的に、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格が用いられており、上述したネットワークN上の各装置間の通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。 【0027】 画像生成装置1は、画像生成手段であり、例えば、CR(Computed Radiography)、FPD(Flat Panel Detector)、CT(Computed Tomography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、超音波診断装置等のモダリティから構成され、人体を撮影し、撮影した画像をデジタル変換して、医用画像を生成する装置である。本実施の形態においては、画像生成装置1は、左右乳房の放射線撮影を行い、左乳房画像データ及び右乳房画像データを生成するものとして説明するが、これに限定されないものとする。 【0028】 画像生成装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、磁気的又は光学的記憶媒体若しくは半導体メモリで構成される記憶部、CRT(Cathode Ray Tube)・LCD(Liquid Crystal Display)・プラズマディスプレイ等の表示手段、マウス・キーボード等の操作手段、人体を透過した放射線像を読み取って医用画像データを生成する画像読取手段、ネットワークN上の各装置との通信を制御する通信手段等により構成されている。画像生成装置1は、CPUと記憶部に記憶された所定のプログラムとの協働によるソフトウェア処理により、医用画像データの生成を行う。 【0029】 なお、画像生成装置1は上述したDICOM規格に準拠した装置であり、医用画像に対して、DICOMの画像付帯情報(以下、付帯情報と称する)を入力させたり、自動生成したりすることができる。画像生成装置1は、生成された医用画像の画像データとともにその付帯情報を画像データのヘッダ情報としてネットワークNを介して画像処理装置2へ出力するものとするが、DICOM規格に不準拠の場合、図示しないDICOM変換装置を用い、付帯情報を入力させることができる。 【0030】 医用画像の付帯情報としては、例えば、撮影された患者の患者氏名、患者ID、年齢、性別等の患者に関する患者情報、撮影日、検査ID、撮影部位、撮影条件(体位、撮影方向等)、画像生成装置(モダリティ種)情報等の撮影情報が含まれる。 【0031】 画像処理装置2は、画像生成装置1から供給される医用画像に対し医師の読影診断の効率化を図るための各種処理を施して出力用画像データを生成し、画像記録装置3へ送信する装置である。 【0032】 画像記録装置3は、画像記録手段であり、画像処理装置2から受信された出力用画像データに基づいて、記録媒体(ここでは、フィルムとする)上に医用画像を可視像として再生したハードコピーを出力(記録)するものである。画像記録装置3は、例えば、光熱銀塩方式のプリンタであって、CPU、RAM、磁気的又は光学的記憶媒体若しくは半導体メモリで構成される記憶部、フィルムを搬送手段に搬送する搬送手段、搬送されたフィルムにレーザ露光することによって潜像を記録し、熱現像処理により潜像を可視化する記録手段、ネットワークN上の各装置との通信を制御する通信手段等により構成されている。画像記録装置3は、CPUと記憶部に記憶された所定のプログラムとの協働によるソフトウェア処理により、医用画像データの記録を行う。 【0033】 以下、画像処理装置2の内部構成について説明する。 図2は、画像処理装置2の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像処理装置2は、CPU21、操作部22、表示部23、RAM24、記憶部25、通信制御部26等を備えて構成され、各部はバス27により接続されている。 【0034】 CPU21は、記憶部25に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM24内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU21は、記憶部25に記憶されている出力画像作成処理プログラム、画像処理プログラムを始めとする各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する出力画像生成処理(図3参照)を始めとする各種処理を実行する。 【0035】 操作部22は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU21に出力する。また、操作部22は、表示部23の表示画面にタッチパネルを備えても良く、この場合、タッチパネルを介して入力された指示信号をCPU21に出力する。 【0036】 表示部23は、LCD)やCRT等の表示手段により構成され、CPU21から入力される表示信号の指示に従って、操作部22からの入力指示やデータ等を表示する。 【0037】 RAM24は、CPU21により実行制御される各種処理において、記憶部25から読み出されたCPU21で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等の一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM24には、医用画像データの種別毎に対応付けられた該医用画像データの配置に関するフォーマット情報が予め記憶されており、後述する出力画像生成処理(図3参照)では、このフォーマット情報に基づいて医用画像データが出力画像枠内に配置される。ここで、出力画像枠は、画像記録装置3においてフィルム上に記録される際の記録領域に対応し、該出力画像枠に配置された画像データは、同一フィルム上に記録されるものとする。 【0038】 なお、医用画像データの配置の際には、画像の回転、反転、拡大/縮小、所定のレイアウトに基づいた出力画像枠内へ画像データの配置、出力画像枠内における画像が存在しない空領域に対する黒化処理(所定の濃度値以上、例えば、被写体領域における最小濃度値より高濃度の値に変換する処理)等の処理が施されるものとする。このフォーマット情報は、医用画像データの種別毎に任意の設定可能であるものとするが、種別毎に応じた最適な値を設定することが好ましい。本実施の形態では、フォーマット情報をRAM24に記憶することとしたが、これに限らず、記憶部25に予め記憶することとしてもよい。 【0039】 ここで、医用画像データの種別とは、医用画像データの属性値に基づいて分類される種別のことであり、画像生成装置1から入力される医用画像データの付帯情報に含まれる各種情報に基づいて該医用画像データの種別が判別されるものとする。例えば、付帯情報に記録された撮影部位を示す撮影部位情報や、医用画像データが撮影された際の撮影条件情報、撮影情報等を医用画像データの属性値とし、該属性値に基づいて画像データの種別を分類することができる。なお、医用画像データの属性値は任意に設定可能であるものとする。 【0040】 記憶部25は、HDD(Hard Disc Drive)や不揮発性の半導体メモリ等により構成さ れ、CPU21で実行されるシステムプログラム、当該システムプログラムに対応する、出力画像生成プログラムを始めとする各種処理プログラム、各種アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。これらの各種プログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。 【0041】 通信制御部26は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adapter)等を備え、ネットワークNに接続された各装置との間の通信を制御する。 【0042】 次に、本実施の形態における動作について説明する。 図3は、画像処理装置2のCPU21により実行される出力画像生成処理を示すフローチャートである。CPU21は、記憶部25に記憶された出力画像生成プログラムとの協働によるソフトウェア処理により、当該出力画像生成処理を実行し、判別手段、配置手段、修正手段を実現する。 【0043】 まず、通信制御部26を介して、画像生成装置1から左乳房を撮影して得られた左乳房画像データ(以下、画像データLという)及び右乳房を撮影して得られた右乳房画像データ(以下、画像データRという)が入力され、RAM24のワークエリアに記憶される(ステップS1)。次いで、出力画像生成プログラムが読み出され、画像データL及び画像データRに付帯された付帯情報の取得が行われる(ステップS2)。 【0044】 次いで、画像データL及び画像データRから取得された付帯情報に含まれる各種情報に基づいて、該画像データL及び画像データRの種別が判別され(ステップS3)、RAM24に記憶された配置情報に基づいて画像データL及び画像データRが出力画像枠内に配置される(ステップS4)。なお、本処理では付帯情報に含まれる撮影部位情報に基づいて種別が判別されるものとし、撮影部位が左右の乳房である画像データL及び画像データRが同一の出力画像枠内に配置されるようフォーマット情報に予め記憶されているものとする。 【0045】 図4に、出力画像枠F内に配置された画像データL及び画像データRの一例を示す。 マンモグラフィの場合、図4に示すように、両画像データは胸壁側が対向するよう配置されるとともに、両画像データ間の間隔Dは微小(例えば、1mm)となるよう配置される。また、出力画像枠F内においてハッチング領域(画像データL及び画像データRが配置された領域)以外の空領域Aに対して黒化処理が施されることにより、該空領域Aは表示部23に表示される際に低輝度表示される。なお、空領域Aは、画像記録装置3による出力画像枠Fのフィルムへの記録の際に、最高濃度となるよう記録がなされる。 【0046】 図3に戻り、出力画像枠内に配置された画像データL及び画像データRが表示部23に表示され(ステップS5)、操作部22からの入力指示が待機される(ステップS6)。 【0047】 ここで、ユーザから操作部22を介して配置位置修正の指示信号が入力されると(ステップS6;Yes)、該指示信号に基づいて表示部23に表示された画像データL及び/又は画像データRの配置位置を変更し(ステップS7)、操作部22からの配置位置確定を指示する入力指示が待機され、ユーザから操作部22を介して配置位置修正の指示信号が再度入力された場合は(ステップS8;No)、ステップS7に再び戻る。 【0048】 一方、ユーザから操作部22を介して配置位置確定を指示する指示信号が入力された場合には(ステップS8;Yes)、画像データL及び画像データRとともに、ステップS4で配置された画像データL及び画像データRの配置位置を示すフォーマット情報及びステップS7で変更された画像データL及び画像データRの配置位置を示す修正位置情報が、出力用画像データとして生成され(ステップS9)、該出力用画像データが画像記録装置3に送信されて(ステップS10)、本処理は終了する。なお、各画像データに対応するフォーマット情報及び配置位置情報を、それぞれの画像データの付帯情報に付帯させることとしてもよい。 【0049】 一方、ステップS6において、ユーザから操作部22を介して配置位置確定を指示する指示信号が入力されると(ステップS6;No)、画像データL及び画像データRとともに、ステップS4で配置された画像データL及び画像データRの配置位置を示すフォーマット情報が、出力用画像データとして生成され(ステップS11)、該出力用画像データが画像記録装置3に送信されて(ステップS10)、本処理は終了する。なお、各画像データに対応するフォーマット情報を、それぞれの画像データの付帯情報に付帯させることとしてもよい。 【0050】 画像記録装置3においては、画像処理装置2から出力用画像データが受信されると、該出力用画像データに基づいてフィルム上に画像が記録され、ハードコピー出力される。 【0051】 図5及び図6に表示部23に表示された画像データL及び画像データRを例示する。 図5(a)に示すように画像データLに偏りが生じているような場合、ユーザは操作部22を介して画像データLを画面右方に移動させる指示信号を入力することにより、図5(b)に示すように両画像データ間の間隔を修正することが可能となり、両画像データ間の間隔ズレを修正することができる。 【0052】 また、図6(a)に示すように画像データLに傾斜が生じているような場合、ユーザは操作部22を介して画像データLの配置角度を変更する指示信号を入力することにより、図6(b)に示すように両画像データ間の間隔を修正することが可能となり、両画像データ間の角度ズレを修正することができる。 【0053】 また、読影医によって、読影し易い画像データ間隔(胸壁間間隔)は異なることがあるため、読影医毎に設定された画像データL及び画像データRの配置位置をRAM24に予め記憶しておき、ステップS7の配置位置修正の際に、ユーザが操作部22を介して該記憶された読影医毎に設定情報を読み出すこととしてもよい。 【0054】 なお、本処理では、画像データL及び/又は画像データRの配置位置の修正を、ユーザが操作部22を介して手動で行うこととしたが、これに限らず、CPU21の制御により自動で行うこととしてもよく、例えば、画像データ内に含まれる被写体の輪郭線を公知の技術を用いることにより抽出し、該抽出された輪郭線に基づいて該画像データの配置位置を修正することとしてもよい。 【0055】 以上のように、本実施の形態の医用画像記録システム100によれば、左右の乳房を撮影して画像データL及び画像データRを生成し、生成された画像データL及び画像データRを予め定められたフォーマット情報に基づいて出力画像枠内に配置し、修正手段により修正された画像データL及び/又は画像データRの修正位置情報に基づいて、画像データL及び画像データRを同一フィルム上に記録する。 【0056】 従って、両画像データ間の間隔ズレや、角度ズレを修正して同一フィルム上に記録することができるため、医師による両画像データの比較読影時の眼精疲労を低減することが可能となり、効率的な読影を行うことが可能となる。 【0057】 なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。 【0058】 例えば、上記実施の形態においては、表示部23により画像データの配置位置の確認及び修正を行うこととしたが、これに限らず、画像記録装置3において画像間隔の修正を行うこととしてもよい。この場合、画像記録装置3は、該画像記録装置3が有するCPU等との協働により上述した出力画像生成処理(ステップS2〜S4及びステップS7)を実行し、画像処理装置2から入力される出力画像データの付帯情報に基づいて、該出力画像データに含まれる画像データ間の間隔を変更しフィルムへ記録する。このことにより、出力画像データが乳房画像を示す付帯情報を付帯している場合にのみ、CT・MR等の他の出力画像データ時とは異なるよう、両画像データの間隔を小さく変更し、同一フィルム上に記録することが可能となる。 【0059】 また、上記実施の形態においては、画像生成装置1で生成された乳房画像である画像データL及び画像データRを出力画像枠内に配置することとしたが、これに限らず、他の部位を撮影した画像データであってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0060】 【図1】本発明を適用した実施の形態における医用画像記録システムのシステム構成を示す図である。 【図2】図1の画像処理装置2の機能的構成を示すブロック図である。 【図3】図2のCPU21により実行される出力画像生成処理を示すフローチャートである。 【図4】出力画像枠内に配置された画像データの一例を示す図である。 【図5】(a)画像処理装置2の表示部23に表示された画像データの一例を示す図である。(b)画像処理装置2の表示部23に表示された画像データの一例を示す図である。 【図6】(a)画像処理装置2の表示部23に表示された画像データの一例を示す図である。(b)画像処理装置2の表示部23に表示された画像データの一例を示す図である。 【符号の説明】 【0061】 100 医用画像処理システム 1 画像生成装置 2 画像処理装置 3 画像記録装置 21 CPU 22 操作部 23 表示部 24 RAM 25 記憶部 26 通信制御部 27 バス
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000420 【氏名又は名称】コニカミノルタエムジー株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
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| 【出願日】 |
平成16年12月1日(2004.12.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司
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| 【公開番号】 |
特開2006−149944(P2006−149944A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月15日(2006.6.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−348523(P2004−348523) |
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