| 【発明の名称】 |
画像処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】梶 大介 【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970番地 コニカミノルタエムジー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】接続される各種出力デバイスに適した指標を提供することが可能な画像処理装置を実現する。
【解決手段】被写体を撮影して得た画像データに対して、該画像データに応じた所定の指標に基づいて画像処理を施し、出力デバイスに出力する画像処理装置であって、前記指標に基づいて画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、前記画像データが出力される前記出力デバイスの特性を取得する出力デバイス特性取得手段と、前記画像処理手段での画像処理結果に基づく前記指標を、取得された出力デバイスの前記特性に応じて変換する指標変換手段と、画像処理が施された前記画像データを、変換された前記指標と共に、該指標を扱うことが可能に構成された前記出力デバイスに対して出力する出力手段と、を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体を撮影して得た画像データに対して、該画像データに応じた所定の指標に基づいて画像処理を施し、出力デバイスに出力する画像処理装置であって、 前記指標に基づいて画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、 前記画像データが出力される前記出力デバイスの特性を取得する出力デバイス特性取得手段と、 前記画像処理手段での画像処理結果に基づく前記指標を、取得された出力デバイスの前記特性に応じて変換する指標変換手段と、 画像処理が施された前記画像データを、変換された前記指標と共に、該指標を扱うことが可能に構成された前記出力デバイスに対して出力する出力手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 前記画像データが出力される前記出力デバイスとして、イメージビューアまたはイメージャの少なくとも一つが接続されている、 ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記出力デバイスの特性に応じて前記指標変換手段で変換される指標は、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量もしくは回転量、画像処理としての周波数処理での周波数強調度、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率、の少なくとも一つである、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度に関する変化率で表現する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。 【請求項5】 前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度を基準に表現する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。 【請求項6】 前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には観察時輝度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合にはイメージビューア輝度に関する変化率で表現する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。 【請求項7】 前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には画像観察時輝度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、イメージビューア輝度を基準に表現する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。 【請求項8】 前記指標変換手段は、前記輝度を基準に前記指標を表現する場合に、JNDインデックスに基づいて表現する、 ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像処理装置。 【請求項9】 前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、小さな値とする、 ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項10】 前記出力デバイスの特性に応じて前記指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、小さな値とする、 ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項11】 前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、大きな値とする、 ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項12】 前記出力デバイスの特性に応じて前記指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、大きな値とする、 ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は医用画像などの各種画像を処理してイメージャやビューアなどの出力デバイスに出力する画像処理装置に関し、さらに詳しくは、各出力デバイスの画像参照環境に配慮された画像処理装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、被検体の透過X線を画像データ化するX線撮像装置の分野では、画像のデジタル化および高精細化が進んでいる。ここでは、画像データは、被検体の疾患あるいは病巣に関する情報を、豊富に含むものとなっている。 【0003】 他方、これら画像情報を表示しオペレータ等の検査により診断がなされる際には、被検体の疾患あるいは病巣が、人間の視覚に捕らえ易いようにする必要がある。ここで、画像情報は、階調変換曲線により、特に関心領域が人間の視覚に捕らえ易いように階調変換されて表示される。 【0004】 ここで、この階調変換曲線は、LUT(ルックアップテーブル)の形式でメモリに保存され、必要に応じて、階調変換曲線のパラメータ、例えばシフト値あるいは回転量等の設定および適用がなされる。そして、階調変換曲線は、最適なものとされた後に、画像データの階調変換に供される。例えば、このような技術は、特許文献1に記載されている。 【0005】 また、画像処理の結果を表す指標として、S値について、以下の特許文献2に記載がなされている。 【特許文献1】特開平09―16762号公報、(第1頁、図1) 【特許文献2】特開2002―1334102号公報、(第1頁、図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 被写体を撮影して得た画像データに対して、該画像データに応じた所定の指標に基づいて画像処理装置で画像処理を施し、この画像データを画像処理装置から各種出力デバイスに出力する画像システムが存在している。 【0007】 ここで、出力デバイスとしては、フィルムに記録を行うイメージャ、画素単位で発光することにより画像表示を行うCRTモニタや液晶ディスプレイなどのイメージビューア、などが存在している。 【0008】 なお、画像処理装置において画像データに画像処理を施した場合に、画像処理部での画像処理結果に基づく指標を、画像データと共に出力している。 ここで、画像データに画像処理を施した場合に、画像の平均的な仕上がりを表す指標として、平均濃度を与えた場合、プリンタ等におけるハード出力の場合には該指標が意味を有するものとなる。 【0009】 しかし、発光することにより画像表示を行うCRTモニタや液晶ディスプレイなどのイメージビューアでは、濃度の概念を有していないため、濃度に関する指標について意味を有しないものとなっている。 【0010】 本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであって、接続される各種出力デバイスに適した指標を提供することが可能な画像処理装置を実現することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0011】 すなわち、前記した課題を解決は、以下に列記する発明により解決される。 (1)請求項1記載の発明は、被写体を撮影して得た画像データに対して、該画像データに応じた所定の指標に基づいて画像処理を施し、出力デバイスに出力する画像処理装置であって、前記指標に基づいて画像データに対して画像処理を施す画像処理手段と、前記画像データが出力される前記出力デバイスの特性を取得する出力デバイス特性取得手段と、前記画像処理手段での画像処理結果に基づく前記指標を、取得された出力デバイスの前記特性に応じて変換する指標変換手段と、画像処理が施された前記画像データを、変換された前記指標と共に、該指標を扱うことが可能に構成された前記出力デバイスに対して出力する出力手段と、を有することを特徴とする画像処理装置である。 【0012】 (2)請求項2記載の発明は、前記画像データが出力される前記出力デバイスとして、イメージビューアまたはイメージャの少なくとも一つが接続されている、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。 【0013】 (3)請求項3記載の発明は、前記出力デバイスの特性に応じて前記指標変換手段で変換される指標は、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量もしくは回転量、画像処理としての周波数処理での周波数強調度、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率、の少なくとも一つである、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置である。 【0014】 (4)請求項4記載の発明は、前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度に関する変化率で表現する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置である。 【0015】 (5)請求項5記載の発明は、前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度を基準に表現する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置である。 【0016】 (6)請求項6記載の発明は、前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には観察時輝度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合にはイメージビューア輝度に関する変化率で表現する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置である。 【0017】 (7)請求項7記載の発明は、前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には画像観察時輝度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、イメージビューア輝度を基準に表現する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置である。 【0018】 (8)請求項8記載の発明は、前記指標変換手段は、前記輝度を基準に前記指標を表現する場合に、JNDインデックスに基づいて表現する、ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像処理装置である。 【0019】 (9)請求項9記載の発明は、前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、小さな値とする、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。 【0020】 (10)請求項10記載の発明は、前記出力デバイスの特性に応じて前記指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、小さな値とする、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。 【0021】 (11)請求項11記載の発明は、前記指標変換手段は、前記出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、大きな値とする、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。 【0022】 (12)請求項12記載の発明は、前記出力デバイスの特性に応じて前記指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、大きな値とする、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置である。 【発明の効果】 【0023】 以上、説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明では、被写体を撮影して得た画像データに対して、該画像データに応じた所定の指標に基づいて画像処理を施し、出力デバイスに出力する際に、画像データが出力される出力デバイスの特性を取得し、画像処理結果に基づく指標を、取得された出力デバイスの特性に応じて変換し、画像処理が施された画像データを、変換された指標と共に、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイスに対して出力する。 【0024】 この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標を提供することが可能になり、画像処理結果に関する状況を指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0025】 (2)請求項2記載の発明では、画像データが出力される出力デバイスとして、イメージビューアまたはイメージャの少なくとも一つ、あるいはこれらの組み合わせが接続されている場合に、画像処理結果に基づく指標を、取得された出力デバイスの特性に応じて変換している。 【0026】 この結果、イメージビューアやイメージャなどの接続されてる各種の出力デバイスそれぞれに適した指標を提供することが可能になり、画像処理結果に関する状況を指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0027】 (3)請求項3記載の発明では、出力デバイスの特性に応じて指標変換手段で変換される指標は、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量もしくは回転量、画像処理としての周波数処理での周波数強調度、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率、の少なくとも一つである。 【0028】 この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標として、階調処理で用いられるLUTのシフト量もしくは回転量、周波数処理での周波数強調度、イコライゼーション処理での圧縮率、について、出力デバイスの特性にかかわらず提供することが可能になり、画像処理結果に関する状況を指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0029】 (4)請求項4記載の発明では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度に関する変化率で表現する。 【0030】 この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、階調処理で用いられるLUTの回転量を、フィルムに画像記録を行う出力デバイスでは濃度に関する変化率で表現し、発光して画像表示を行う出力デバイスでは輝度に関する変化率で表現することで、出力デバイス毎に最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0031】 (5)請求項5記載の発明では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度を基準に表現する。 【0032】 この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、階調処理で用いられるLUTのシフト量を、フィルムに画像記録を行う出力デバイスでは濃度を基準に表現し、発光して画像表示を行う出力デバイスでは輝度を基準に表現することで、出力デバイス毎に最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0033】 (6)請求項6記載の発明では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には観察時輝度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合にはイメージビューア輝度に関する変化率で表現する。 【0034】 この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、階調処理で用いられるLUTの回転量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う場合には観察時輝度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアの場合にはイメージビューア輝度に関する変化率で表現することで、出力デバイス毎に観察時について最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0035】 (7)請求項7記載の発明では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には画像観察時輝度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、イメージビューア輝度を基準に表現する。 【0036】 この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、階調処理で用いられるLUTのシフト量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う場合には観察時輝度により表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアの場合にはイメージビューア輝度により表現することで、出力デバイス毎に観察時について最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0037】 (8)請求項8記載の発明では、指標変換手段は、輝度を基準に指標を表現する場合に、JNDインデックスに基づいて表現する。 この結果、各種の出力デバイスで輝度を基準に表現される指標について、出力デバイス毎に観察時について最も把握しやすい状態で、視覚特性に基づいた状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0038】 (9)請求項9記載の発明では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、小さな値とする。 【0039】 この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の強調度の印象の画像とすることが可能になる。 【0040】 (10)請求項10記載の発明では、出力デバイスの特性に応じて指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、小さな値とする。 【0041】 この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の圧縮率の印象を受けるの画像とすることが可能になる。 【0042】 (11)請求項11記載の発明では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、大きな値とする。 【0043】 この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の強調度の印象の画像とすることが可能になる。 【0044】 (12)請求項12記載の発明は、出力デバイスの特性に応じて指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも、大きな値とする。 【0045】 この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の圧縮率の印象を受けるの画像とすることが可能になる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0046】 以下、図面を参照して本発明の実施をするための最良の形態を詳細に説明する。 本発明の実施をするための最良の形態の画像処理装置の好適な実施の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。 【0047】 〈第1の実施形態〉 この第1の実施形態の各手段は、ハードウェアやファームウェア、またはソフトウェアで構成することが可能である。このため、各ステップ,各手段,各ルーチンの処理手順に沿った機能ブロック図としての図1を示す。 【0048】 全体構成: 図1に示す画像処理装置100は、被写体を撮影して得た画像データに対して、画像データに応じた指標に基づいて、正規化処理、階調処理,周波数処理,イコライゼーション処理などの所定の画像処理を施し、各種出力デバイスに出力する画像処理装置である。 【0049】 ここで、正規化処理は、患者の体型やX線照射条件のばらつき等により生じる到達X 線量の変動を補正するための処理である。また、階調処理は、正規化処理におけるS値とG値とにより正規化された画像データに、予め定めたLUTに基づく階調変換を施し、所望の階調の画像(出力信号値) を生成する処理である。また、周波数処理とは、画像の空間周波数特性をコントロールすることにより、撮影された人体の構造物をより鮮鋭に表現するための画像処理である。そして、イコライゼーション処理とは、非鮮鋭画像信号に基づいて画像信号のダイナミックレンジを圧縮することにより、ダイナミックレンジの広い画像でも画像全体を見やすい濃度範囲に収めるための画像処理である。 【0050】 また、この画像処理装置100と出力デバイスとは、共に、後述する指標を共通の規格に則って扱うことが可能に構成されているものとする。 そして、画像データ入力部110、操作部120、出力デバイス選択部130、記憶部135、画像処理条件算出部140、出力デバイス特性取得部150、画像処理部160、指標変換部170、画像出力部180が、図1に示すように接続され、構成されている。 【0051】 なお、以上の図1における各部(各手段)は、画像処理装置を構成する構成要素であるが、画像処理方法の各ステップ、画像処理プログラムの各ルーチンを構成するものでもある。また、以上の画像処理装置は、CPUやメモリなどと処理プログラムを組み合わせて構成することも可能であるが、プログラマブルなゲートアレイなどを用いて構成することも可能である。 【0052】 処理の流れ: 以下、本実施形態の画像処理装置100の動作(処理)状態について、図2のフローチャートも参照して説明を行う。 【0053】 (a)画像データ取得: 画像データ入力部110では、放射線撮影などによって得られた各種の医用画像について、放射線画像撮影装置や放射線画像読み取り装置などから送られてきた画像データが取得される(図2S1)。 【0054】 すなわち、画像データ入力ステップに用いられる画像データ入力部110では、例えば、被写体を透過した放射線を検知して、画像データを生成する。あるいは、被写体を透過した放射線から生成された画像データを、受信する。 【0055】 具体的な構成例としては、輝尽性蛍光体プレートを用いたものとして、特開平11-142998号公報や特開2002-156716号公報に記載されたものがある。また、フラットパネルディテクタ(FPD)を入力装置として用いるものには、特開平6-342098号公報に記載された、検出したX線を直接電荷に変換し、画像データとして取得するものや、特開平9-90048号公報に記載された、検出したX線を一旦光に変換した後、その光を受光して電荷に変換する、間接方式のものがある。 【0056】 (b)画像処理条件算出: 取得された画像データは、画像処理条件算出部140と画像処理部160とに送信される。ここで、画像処理条件算出部140では、画像データに含まれる特徴量の解析などによって、正規化処理、階調処理,周波数処理,イコライゼーション処理などの画像処理についての画像処理条件が算出される(図2S2)。 【0057】 この画像処理条件算出部140では、関心領域(ROI)を認識し、この認識された関心領域内を解析することによって、その関心領域内の画像データの分布などによって、上述したように、正規化処理、階調処理,周波数処理,イコライゼーション処理などの画像処理についての画像処理条件が算出される(図2S2)。 【0058】 ここで、画像処理条件としては、入力された画像データの信号値を予め定められた信号値範囲に収めるための条件であり、周波数処理の周波数強調度やイコライゼーション処理の圧縮率といったパラメータ、正規化処理や階調処理での変換特性の傾き(G値)やシフト量(S値)といった指標、などが該当する。 【0059】 ここで、患者の体型やX線照射条件のばらつき等により生じる到達X 線量の変動を補正するために正規化処理を実行する。この際に、例えば胸部正面画像に対しては肺野部の最大信号値(基準値H) と縦隔部の最小信号値(基準値L) というように、撮影部位に応じて好ましい仕上がり濃度の指標となるような値を、基準信号値として選択しておく。 【0060】 そして、決定された基準信号値を、予め定めた信号値(SL、SH) に一致させるように画像処理条件(指標)として、G値(コントラスト値)、S値(濃度補正値)を決定(算出)し、この値を元に画像データの演算処理(画像データの正規化)を行う。 【0061】 図3(a)に示す特性図上のグラフで分かるように、G値(正規化特性の傾き)を変化させると画像データの信号値の範囲が変化し、画像のコントラストを変化させることができる。なお、これをLUTを回転させると言う。 【0062】 また、S値(正規化特性のy切片) を変化させると画像データの信号値が増減し、図3(b)の画像データを図3(c)の画像データのように、その濃度(信号値)を変化させることができる。なお、これをLUTをシフトさせると言う。 【0063】 (c)画像処理: 画像処理条件算出部140で画像処理条件が算出されると、画像処理部160が画像処理を実行し(図2S3)、入力された画像データの信号値を予め定められた信号値範囲に収めるようにする。 【0064】 (d)出力デバイス選択: 以上の画像処理と並行し、あるいは前後して、ユーザにより操作部120から出力デバイスの選択がなされる(図2S4)。このため、図示されていない表示部の表示画面に、出力デバイスの選択を促すメッセージが表示される。そして、操作部120からの操作に応じて、出力デバイス選択部130が出力デバイスの選択を行う。なお、出力デバイスの選択は、予め記憶された出力デバイスの選択肢の中からの選択であってもよいし、新たな出力デバイスの追加入力であってもよい。 【0065】 ここで、出力デバイスとしては、フィルム上に濃淡による画像記録を行うイメージャ、画素単位で発光することにより画像表示を行うCRTモニタや液晶ディスプレイなどのイメージビューア、などが存在している。なお、イメージャにより画像が記録されたフィルムは、シャーカステンなどの白色発光パネルに貼付された状態で観察がなされる。 【0066】 この出力デバイスに関しては、あらかじめ、画像処理装置100に接続可能な出力デバイスの名称、記録(表示)方式、特性(最高濃度、最高輝度、ダイナミックレンジ、コントラストなど)が、操作部120経由あるいはネットワーク(図示せず)経由などで入力され、記憶部135に予め記憶されていることが望ましい。または、新たな出力デバイスの追加の際に、出力デバイスの名称、記録(表示)方式、特性(最高濃度、最高輝度、分解能、コントラストなど)が、操作部120経由あるいはネットワーク(図示せず)経由などで入力され、記憶部135に記憶されてもよい。 【0067】 (e)出力デバイス特性取得: 以上のようにして出力デバイス選択部130によって出力デバイスの選択がなされると、選択された出力デバイスの特性(最高濃度、最高輝度、分解能、ダイナミックレンジ、コントラストなど)を出力デバイス特性取得部150が記憶部135の記憶情報の中から取得する(図2S5)。 【0068】 (f)指標変換: ここで、画像処理条件算出部140で算出された画像処理条件に含まれる指標について、以上のようにして取得された出力デバイスの特性に応じて、指標変換部170にて変換が実行される(図2S6)。 【0069】 ここで、出力デバイスの特性に応じて指標変換部170で変換される指標は、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量(S値)もしくは回転量(G値)、画像処理としての周波数処理での周波数強調度、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率、の少なくとも一つである。 【0070】 また、変換に際して用いられる出力デバイスの特性としては、最高濃度、最高輝度、分解能、コントラストなどである。すなわち、出力デバイスのこれら特性の違いに応じて、画像処理条件に含まれる指標が変換される。 【0071】 (g)画像出力: 以上のようにして画像処理部160にて画像処理が施された画像データと、指標変換部170にて変換された指標とは、画像出力部180から外部の出力デバイスに出力される(図2S7)。なお、画像データと指標とを共に出力する形態として、たとえば、画像出力部180は、変換された指標を画像データのヘッダ部分などに埋め込むようにする。 【0072】 なお、具体的には、処理済画像データを、視覚にリニアな値となるように、P値出力として出力する。ここで、P値(Presentation Value) とは、DICOM3.0 Part14で規定されている画像の階調であり、P値の変化量と人間が感じる明るさの変化量が同程度になるように、人間の視覚モデルを基に決められた視覚にリニアな階調である。P値の画像を出力する際、イメージビューアやイメージャーがDICOM Part14 で規定されているGSDF(Grayscale StandardDisplay Function)カーブにキャリブレーションされていれば、出力デバイスのダイナミックレンジ等の特性の違いによらず、同様の見た目となる階調が得られる。 【0073】 (h)出力デバイス側での出力: 以上のようにして、出力デバイスの特性に応じて変換された指標が付された画像データを受けた出力デバイス側では、画像データをフィルム出力、あるいは、画像表示すると共に、観察者の助けとなるように、画像の余白部分などに指標を印字あるいは表示する(図4参照)。 【0074】 なお、この図4では、指標として、変換前のG値(標準G値)、変換前のS値(標準S値)、変換後のG値(換算G値)、変換後のS値(換算S値)、指標の変換条件(換算条件)、その他の特性(濃度、輝度、周期環境)などを、画像の余白部分に印字あるいは表示している。 【0075】 ここで、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス、具体的には、DICOM Part14記載のGSDFの概念に則った出力デバイスであれば、観察者の肉眼のコントラスト分解能をベースとした、平均的人間の認知レスポンス関数に従って画像データを変換するので、出力デバイスの特性の違いによらず見え方を揃えて表示することができる。 【0076】 実施形態による効果: 以上の(a)〜(h)のようにして画像処理を実行することで、以下のような効果を得ることができる。 【0077】 (a)以上の実施形態では、被写体を撮影して得た画像データに対して、該画像データに応じた所定の指標に基づいて画像処理を施し、出力デバイスに出力する際に、画像データが出力される出力デバイスの特性を取得し、画像処理結果に基づく指標を、取得された出力デバイスの特性に応じて変換し、画像処理が施された画像データを、変換された指標と共に、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイスに対して出力する。この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標を提供することが可能になり、画像処理結果に関する状況を指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0078】 (b)以上の実施形態では、画像データが出力される出力デバイスとして、イメージビューアまたはイメージャの少なくとも一つ、あるいはこれらの組み合わせが接続されている場合に、画像処理結果に基づく指標を、取得された出力デバイスの特性に応じて変換している。この結果、イメージビューアやイメージャなどの接続されてる各種の出力デバイスそれぞれに適した指標を提供することが可能になり、画像処理結果に関する状況を指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0079】 なお、同じ画像処理装置に複数の出力デバイスとして、イメージビューアまたはイメージャが接続されていれば、これらの間で指標が参照される。また、画像処理装置に対して一つのイメージビューア若しくはイメージャが接続されている場合には、他の画像処理装置に接続されたイメージビューア若しくはイメージャとの間で、以上の指標が参照される。 【0080】 (c)以上の実施形態では、出力デバイスの特性に応じて指標変換手段で変換される指標は、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量もしくは回転量、画像処理としての周波数処理での周波数強調度、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率、の少なくとも一つである。この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標として、階調処理で用いられるLUTのシフト量もしくは回転量、周波数処理での周波数強調度、イコライゼーション処理での圧縮率、について、出力デバイスの特性にかかわらず提供することが可能になり、画像処理結果に関する状況を指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0081】 (d)以上の実施形態では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度に関する変化率で表現する。この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、 階調処理で用いられるLUTの回転量を、フィルムに画像記録を行う出力デバイスでは濃度に関する変化率で表現し、発光して画像表示を行う出力デバイスでは輝度に関する変化率で表現することで、出力デバイス毎に最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0082】 (e)以上の実施形態では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合には、濃度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、輝度を基準に表現する。この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、階調処理で用いられるLUTのシフト量を、フィルムに画像記録を行う出力デバイスでは濃度を基準に表現し、発光して画像表示を行う出力デバイスでは輝度を基準に表現することで、出力デバイス毎に最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0083】 (f)以上の実施形態では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTの回転量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には観察時輝度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合にはイメージビューア輝度に関する変化率で表現する。この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、階調処理で用いられるLUTの回転量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う場合には観察時輝度に関する変化率で表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアの場合にはイメージビューア輝度に関する変化率で表現することで、出力デバイス毎に観察時について最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0084】 (g)以上の実施形態では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う出力デバイスの場合には画像観察時輝度を基準に表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、イメージビューア輝度を基準に表現する。この結果、接続される各種の出力デバイスそれぞれに適した指標について、階調処理で用いられるLUTのシフト量を、発光体によりフィルムを照射して画像表示を行う場合には観察時輝度により表現し、発光することにより画像表示を行うイメージビューアの場合にはイメージビューア輝度により表現することで、出力デバイス毎に観察時について最も把握しやすい状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0085】 (h)以上の実施形態では、指標変換手段は、輝度を基準に指標を表現する場合に、JNDインデックスに基づいて表現する。この結果、各種の出力デバイスで輝度を基準に表現される指標について、出力デバイス毎に観察時について最も把握しやすい状態で、視覚特性に基づいた状態の指標を提供することが可能になり、該指標を参照することによって出力デバイス側で的確に把握することが可能になる。 【0086】 このように、JNDインデックスという指標に変換すると、この指標は人間の視覚特性として識別できる最小単位として位置付けられるので、300cdでの出力時、400cdでの出力時、濃度3.0(で××cdのシャーカステンで見た場合)、濃度4.0(で××cdのシャーカステンで見た場合)などすべて、このJNDインデックスで記述することで、統一的な量を与えることができるようになる。 【0087】 (i)以上の実施形態では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合に、イメージビューアの周波数強調度が元々大きい場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも小さな値とする。この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の強調度の印象の画像とすることが可能になる。 【0088】 (j)以上の実施形態では、出力デバイスの特性に応じて指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、イメージビューア側の圧縮率が元々大きい場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも小さな値とする。この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の圧縮率の印象を受けるの画像とすることが可能になる。 【0089】 (k)以上の実施形態では、指標変換手段は、出力デバイスの特性に応じて変換する指標として、画像処理としての周波数処理での周波数強調度を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合に、イメージビューアの周波数強調度が元々小さい場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも大きな値とする。この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の強調度の印象の画像とすることが可能になる。 【0090】 (l)以上の実施形態では、出力デバイスの特性に応じて指標変換手段で変換される指標は、画像処理としてのイコライゼーション処理での圧縮率を、発光することにより画像表示を行うイメージビューアが出力デバイスの場合には、イメージビューア側の圧縮率が元々小さい場合には、フィルムに対して画像記録を行う出力デバイスの場合よりも大きな値とする。この結果、該指標を扱うことが可能に構成された出力デバイス側で、CRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアによる画像表示の場合も、フィルム画像記録を行うイメージャの場合も、同程度の圧縮率の印象を受けるの画像とすることが可能になる。 【実施例】 【0091】 以上説明した画像処理装置の実施形態について、以下、具体例を挙げて、実施例として動作をより具体的に説明する。 〈第1実施例〉 ここで、出力デバイスとして、フィルムに対して異なる出力濃度特性で濃度記録を行う複数のイメージャ(プリンタ)、および、画素毎に発光して画像表示を行う際に表示輝度特性が異なる複数のイメージビューア(モニタ)が画像処理装置100に接続されている状態の画像システムを想定する。 【0092】 ここでは、イメージャ#1の出力濃度上限4.0であり、イメージャ#2の出力濃度上限3.0であり、イメージビューア#1の最大輝度は400cd/mm2、イメージビューア#2の最大輝度は600cd/mm2、であるとする。 【0093】 このような画像システムにおいて、例えば、画像処理としての階調処理によってピクセル値からピクセル値への変換値の最大変化率がAであったとする。 ところが、出力デバイスの特性は様々であり、その出力デバイスの特性により同じAの傾き(最大変化率=A)を出力しても、記録結果や表示結果は異なるものとなる。 【0094】 また、出力デバイスにより、画像の仕上がりを濃度で計る、輝度で計る、というようにその指標の単位も異なる。 このような問題を解決する手法として、以下、次のように記号を定める。 すなわち、 LP:ピクセル値からピクセル値への変換テーブル, LD:ピクセル値から出力濃度値への変換テーブル, LL:ピクセル値から輝度への変換テーブル, LJ:ピクセル値からJNDインデックスへの変換テーブル, LED:入力X線線量(mR単位のLog)から濃度への変換テーブル, LEL:入力X線線量(mR単位のLog)から輝度への変換テーブル, と定める。 【0095】 ここで、画像のコントラストを表す値としてGPを、画像内の最大の傾きをピクセル値単位で計算する。すなわち、階調数が12ビット(0〜4095)の場合では、 GP={LP’(x)|x∈[0,4095]} とする。 【0096】 この他、イメージャ(プリンタ)の場合には、ピクセル当たりの出力濃度差GDを用いることができる。 GD={LD’(x)|x∈[0,4095]} このようにすることで、出力濃度の差を吸収することができる。さらに、同様にして、出力輝度差GLを用いることで、イメージビューア(モニタ)の輝度差を吸収することもできる。 【0097】 また、DICOM Part14記載のGSDF(Grayscale StandardDisplay Function)カーブ(JNDインデックス)を用いることで、つぎのようにすることもできる。ここで、LUTによる変換後のJNDインデックスと考え、GSDFカーブを通した曲線J(x)に対して、 GJ={LJ’(x)|x∈[0,4095]} をとる。 【0098】 このようにすることで、視覚的に最大輝度差によりコントラストを表示することができる。これは、出力デバイスの特性や出力環境を考慮したコントラスト表示であり、すべての出力デバイスに共通の量を与えることを可能とする。 【0099】 同様にして、GL、GED、GELについては、以下のように表すことができる。 GL={LL’(x)|x∈[0,4095]}, なお、GED、GELについては、a,bを入力X線量の範囲(mR)とした場合に、 GED={LED'(x)│x∈[a,b]}, GEL={LEL'(x)│x∈[a,b]}, となる。 【0100】 つぎに、LUTのシフト量について考慮する。LUTのシフト量についても、たとえば、LUTがピクセル値としてどの程度シフトしたかを表すSPが考えられる。 また、イメージャの場合には、中間信号値(12ビット階調(0〜4095)の場合には2047)が出力された場合の濃度の差ΔDをSD、同様に輝度の差をSLとすることができる。このSDは具体的には画像処理条件を求める前のデフォルトの中間信号値の出力濃度をD1、画像処理条件決定後の濃度をD2とすればD1−D2で求めることができる。また、上記実施例では中心ピクセル値に対する変化であったが、回転量同様に照射線量に対する変化を求めることもできる。なお、JNDインデックスに対する変化量SJについても同様である。 【0101】 また、周波数強調処理の強調度をβでフィルム出力し、その画像と視覚的に同等な強調度をCRTモニタや液晶モニタなどのイメージビューアで得ようとした場合、強調度がβ+aであったとする。このような場合、イメージビューアでの周波数強調度βMを、 βM=β−a, で変換するという方法が考えられる。 【0102】 〈第2実施例〉 また、一般のX線画像では従来より照射線量の目安となるように照射X線と比例関係にあるような数値によりLUTのシフト量を表すようにしている。そこで、出力デバイスの特性に応じて指標変換部170で変換される指標として、画像処理としての階調処理で用いられるLUTのシフト量を、このような量をとることも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0103】 【図1】本発明の実施形態の全体構成あるいは全体処理の流れを示すブロック図である。 【図2】本発明の実施形態における処理例を示すフローチャートである。 【図3】本発明の実施形態におけるG値とS値とを説明する説明図である。 【図4】本発明の実施形態における表示例を示す説明図である。 【符号の説明】 【0104】 100 画像処理装置 110 画像データ入力部 120 操作部 130 出力デバイス選択部 135 記憶部 140 画像処理条件算出部 150 出力デバイス特性取得部 160 画像処理部 170 指標変換部 180 画像出力部
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000420 【氏名又は名称】コニカミノルタエムジー株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
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| 【出願日】 |
平成16年10月29日(2004.10.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085187 【弁理士】 【氏名又は名称】井島 藤治
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| 【公開番号】 |
特開2006−122476(P2006−122476A) |
| 【公開日】 |
平成18年5月18日(2006.5.18) |
| 【出願番号】 |
特願2004−316585(P2004−316585) |
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