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【発明の名称】 内視鏡用可撓管洗浄装置及び内視鏡用可撓管製造システム
【発明者】 【氏名】田中 敏夫
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリンパス株式会社内

【要約】 【課題】この発明は、簡易な構成で、且つ、簡便にして容易に高品質な洗浄を実現し得るようにすることにある。

【解決手段】洗浄部36に可撓管素材13の外周面に摺接する洗浄ブラシ部38を回転自在に設けて、この洗浄ブラシ部38に対してノズル噴射部41の噴射ノズル42を介して洗浄液を自動供給するようにして、この洗浄ブラシ部38を回転駆動して可撓管素材13の外周面に摺接させると共に、該洗浄ブラシ部38に対して洗浄液を供給して可撓管素材13を洗浄するように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
螺旋状管の外周に網状管が被着され、外周に外皮が被覆される可撓管素材が挿入されるものであって、内面に洗浄部材が前記可撓管素材に摺接自在に設けられた回転自在に配される洗浄部と、
前記洗浄部に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、
前記洗浄部を回転駆動して、前記可撓管素材の外周を洗浄する駆動部と、
を具備することを特徴とする内視鏡用可撓管洗浄装置。
【請求項2】
前記洗浄液供給部は、前記洗浄液を循環供給する循環機構を備えることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【請求項3】
前記洗浄部の洗浄部材は、螺旋状の支持体と、該支持体の内面に取付けられ前記可撓管素材に摺接される洗浄体で構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【請求項4】
前記洗浄液供給部は、前記洗浄部の外周側より洗浄液を供給することを特徴とする請求項3記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【請求項5】
螺旋状管の外周に網状管が被着され、外周に外皮が被覆される複数の可撓管素材を順に供給可能に巻回保持する可撓管素材供給装置と、
前記可撓管素材供給装置より供給される前記可撓管素材を順に洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄装置で洗浄された前記可撓管素材にシランカップリング剤を塗布する塗布装置と、
前記塗布装置でシランカップリング剤の塗布された可撓管素材の外周面を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置で加熱された可撓管素材の外周に外皮を被着して外皮を被覆し、内視鏡用可撓管を形成する外皮被覆装置と、
前記外皮被覆装置で形成した内視鏡用可撓管を引き取る可撓管引取り装置と、
を具備することを特徴とする内視鏡用可撓管製造システム。
【請求項6】
前記塗布装置でシランカップリング剤の塗布された可撓管素材の加熱に先立ち、該シランカップリング剤を乾燥する乾燥装置を備えることを特徴とする請求項5記載の内視鏡用可撓管製造システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば生体臓器等の内部を観察したり、術部の処置に供される内視鏡装置に用いられる内視鏡用可撓管を製造するのに好適する内視鏡用可撓管洗浄装置及び内視鏡用可撓管製造システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種の内視鏡用可撓管は、金属製帯状体を螺旋状に巻回した螺旋状管の外周に網状管を被せて可撓管素材を形成し、この可撓管素材の外周には、外皮の外皮が被覆されて形成される。このような内視鏡用可撓管の外皮は、例えば予め可撓管素材の表面を、ヒータや小型乾燥炉を用いて加熱して、この加熱した可撓管素材を押出し成形機やディッピング機に装着し、その外周に外皮が被せられて成形される(例えば、特許文献1参照。)。この外皮は、可撓管素材の予熱により、溶融が促進されて可撓管素材に対して強い接合力で被着される。
【0003】
また、内視鏡用可撓管における外皮を被覆する手段としては、金属製素線を含む網状管を形成して、この網状管に可撓性チューブを被せて高周波磁場内に置いて外皮を被着する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
ところで、このような内視鏡用可撓管は、いずれも可撓管素材の外周に外皮を被着する場合、可撓管素材の外周面に油や汚れが付着していると、外皮の高品質な被覆が困難なために、予め、作業者がウエスやシルボン紙等を用いて可撓管素材の外周を洗浄し、その後、外周面に加熱溶融を促進して接合強度を高めるためのシランカップリング剤を塗布して乾燥加熱し、外皮の被覆が行われる。
【特許文献1】特開平11−42204号公報
【特許文献2】特開2002−209834号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記内視鏡用可撓管では、可撓管素材の外周に外皮を被覆する場合に、可撓管素材の外周面に油や汚れが存在すると、外皮の高品質な接合が困難となることで、高品質な洗浄が要求されるため、その洗浄作業が非常に面倒で、製造が非常に煩雑なものとなっている。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な構成で、且つ、簡便にして容易に高品質な洗浄を実現し得るようにした内視鏡用可撓管洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、この発明は、簡易な構成で、且つ、簡便にして容易に高品質な製造を実現し得るようにした内視鏡用可撓管製造システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、螺旋状管の外周に網状管が被着され、外周に外皮が被覆される可撓管素材が挿入されるものであって、内面に洗浄部材が前記可撓管素材に摺接自在に設けられた回転自在に配される洗浄部と、前記洗浄部に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、前記洗浄部を回転駆動して、前記可撓管素材の外周を洗浄する駆動部とを備えて内視鏡用可撓管洗浄装置を構成した。
【0009】
上記構成によれば、洗浄部は、可撓管素材が挿入されて駆動部を介して回転駆動されると共に、洗浄供給部から洗浄液が供給されると、その洗浄部材が洗浄液を介在した状態で、可撓管素材の外周に摺接されることにより、該可撓管素材の外周面の洗浄を実行する。これにより、可撓管素材の洗浄の自動化が図れて、簡便にして容易に高品質な洗浄が可能となり、内視鏡用可撓管製造の簡便化と共に、迅速化の促進に寄与することが可能となる
また、この発明は、螺旋状管の外周に網状管が被着され、外周に外皮が被覆される複数の可撓管素材を順に供給可能に巻回保持する可撓管素材供給装置と、前記可撓管素材供給装置より供給される前記可撓管素材を順に洗浄する洗浄装置と、前記洗浄装置で洗浄された前記可撓管素材にシランカップリング剤を塗布する塗布装置と、前記塗布装置でシランカップリング剤の塗布された可撓管素材の外周面を加熱する加熱装置と、前記加熱装置で加熱された可撓管素材の外周に外皮を被着して外皮を被覆し、内視鏡用可撓管を形成する外皮被覆装置と、前記外皮被覆装置で形成した内視鏡用可撓管を引き取る可撓管引取り装置とを備えて内視鏡用可撓管製造システムを構成した。
【0010】
上記構成によれば、可撓管素材供給装置に巻回保持された可撓管素材は、洗浄装置に導かれて洗浄されて塗布装置によりシランカップリング剤が塗布され、その後、加熱装置で外周面が加熱されて外皮被覆装置に導かれて外皮が被覆され、可撓管引取り装置により引取られて製造が完了される。これにより、可撓管素材の洗浄からシランカップリング剤の塗布、加熱処理、外皮被覆処理の一連の製造処理を連続して行うことが可能となり、内視鏡用可撓管の簡便にして容易な製造が可能となる。
【発明の効果】
【0011】
以上述べたように、この発明によれば、簡易な構成で、且つ、簡便にして容易に高品質な洗浄を実現し得るようにした内視鏡用可撓管洗浄装置を提供することができる。
【0012】
また、この発明は、簡易な構成で、且つ、簡便にして容易に高品質な製造を実現し得るようにした内視鏡用可撓管製造システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1及び図2は、この発明の一実施の形態に係る内視鏡用可撓管洗浄装置及び内視鏡用可撓管製造システムを示すもので、図1が側部からみた配置状態を示し、図2が上部から見た配置状態を示す。
【0015】
すなわち、内視鏡用可撓管洗浄装置は、例えば図3に示す可撓管素材13を洗浄処理し、内視鏡用可撓管製造システムは、洗浄処理した上記可撓管素材13より内視鏡用可撓管10を製造する。このうち可撓管素材13は、フレックスと称する管本体を構成する螺旋状管11が、例えばステンレス等の金属製条帯を螺旋状に巻回して形成され、この螺旋管11の外周に対して網状管12を被着して形成される。他方の内視鏡用可撓管10は、上記可撓管素材13の外周に対して樹脂材料、例えばエラストマー等の外皮を被着した外皮14が被覆形成される。ここで、上記可撓管素材13の外周に被着される網状管12は、例えば少なくとも一部にステンレス鋼線やベリリウム銅線等の金属製の素線を用いて束ねた素線束を編み込んで形成される。
【0016】
このように製造された内視鏡用可撓管10は、その基端部が図示しない内視鏡装置の操作部に連結されて挿入部を構成する。そして、この内視鏡用可撓管10の先端部には、例えば図示しない湾曲部及び硬質先端部が順に取付け配置される。
【0017】
先ず、上記内視鏡用可撓管製造システムについて説明する。
【0018】
即ち、後述するように洗浄された可撓管素材13は、所定の長さ寸法に形成され、複数本、例えば数10本が連結部材15を介して連結されて内視鏡用可撓管製造システムにおける可撓管素材供給装置を構成する巻取りドラム20に巻回されて保管される(図1及び図2参照)。そして、この巻取りドラム20に巻回された可撓管素材13は、その巻き終り端に図示しない先端部移送用ワイヤーが取付けられ、このワイヤーを介して一本ずつ順に後述する内視鏡用可撓管洗浄装置である洗浄装置30に導かれて、その表面が自動洗浄される。
【0019】
この洗浄装置30の後段には、シランカップリング剤塗布用の塗布装置21、例えば乾燥機22、例えばIH(電磁誘導加熱)構造を有する加熱装置23、外皮被覆装置である押出し成形機24及び可撓管引取り装置25が順に配置され、該洗浄装置30で洗浄された可撓管素材13が、先ず、塗布装置21に導かれる。この塗布装置21は、シランカップリング剤が循環供給機構211を介して循環供給可能に構成され、シランカップリング剤を噴霧状にして可撓管素材13の表面全体に吹き付けて該シランカップリング剤を塗布する。続いて、このシランカップリング剤の塗布された可撓管素材13は、乾燥機22に導かれて、その乾燥ドラム221に巻回されて例えば100℃以上の温度で、その表面に塗布されたシランカップリング剤が乾燥され、その後、例えば赤外線ヒータ等で構成される加熱装置23に導かれて、その網状管12を含む表面が加熱溶融に適した温度に加熱される。
【0020】
次に、この表面が加熱された可撓管素材13は、押出し成形機24に導かれて上記外皮が被着されると、その予熱により該外皮が溶融されて網状管12内に侵入された状態で被覆されて上記外皮14が形成され、ここに、上記可撓管引取り装置25により引取られて内視鏡用可撓管製造の一連の動作が完了される。このようにして内視鏡用可撓管10の表面に被覆された外皮14は、その可撓管素材13の表面が洗浄装置21により高品質な精度で洗浄してあることで、可撓管素材13の表面の網状管12に高品質な接合力を有して被覆形成される。なお、上記可撓管引取り装置25の引取り速度は、例えば1.2m/分〜2.0m/分に設定される。
【0021】
ここで、上記可撓管素材13の表面を自動洗浄する内視鏡用可撓管洗浄装置である洗浄装置30について説明する。
【0022】
即ち、上記巻取りドラム20と後段の上記塗装装置21との間には、図4及び図5に示すように支持架台31が設置され、この支持架台31には、水溶性洗剤、溶剤等の洗浄液が収容される液タンク32が設置される。この液タンク32上には、駆動モータ33が設置部材34を介して設置され、この駆動モータ33の回転軸には、駆動歯車35が嵌着される。
【0023】
また、液タンク32内には、洗浄部36が支持部材37を介して配設される。この洗浄部36には、洗浄部材である洗浄ブラシ部38が回転自在に設けられ、この洗浄ブラシ部38には、歯車39が嵌着される(図6及び図7参照)。そして、この歯車39と上記駆動歯車35との間には、駆動チェーン40が回転力伝達可能に巻き掛けられる。
【0024】
また、上記支持部材37には、洗浄液供給部を構成するノズル噴射部41が、上記洗浄部36の洗浄ブラシ部38に対向して設けられる。このノズル噴射部41には、例えば1φ程度の複数の小さな穴を有したSUS製の噴射ノズル42が設けられ、この噴射ノズル42の液供給口には、供給ホース43を介して循環ポンプ44の供給口が接続される。そして、この循環ポンプ44の吸入口には、上記液タンク32の排出口が吸入ホース45を介して連結される。
【0025】
これにより、ノズル噴射部41は、液タンク32内の洗浄液が吸入ホース45、循環ポンプ44、供給ホース43を介して供給されると、その噴射ノズル42より洗浄液を洗浄部36の洗浄ブラシ38に向けて噴射する。
【0026】
ここで、上記洗浄ブラシ部38は、例えば図8及び図9に示すように上記可撓管素材13が挿通可能な金属材料を螺旋状に巻回した支持チャンネル381の内壁に洗浄体、例えばブラシ382を突設配置したいわゆるロールブラシ構造に形成され、上述したように駆動モータ33の回転力が駆動歯車35、駆動チェーン40を経由して歯車39に伝達されて回転駆動される。そして、この洗浄ブラシ部38は、その支持チャンネル381の回転駆動に連動して、そのブラシ382が可撓管素材13の表面に摺接されて、該可撓管素材13に付着した油やごみを洗浄する(図10参照)。この際、洗浄ブラシ部38には、ノズル噴射部41の噴射ノズル42からの洗浄液が供給される。
【0027】
なお、洗浄部36の洗浄ブラシ部38は、洗浄体として上記洗浄ブラシに代えて軟弾性体で形成するようにしてもよい。
【0028】
上記構成において、洗浄装置30の洗浄部36は、その洗浄ブラシ部38内に巻取りドラム20に巻回された可撓管素材13が挿通されて装着された状態で、その駆動モータ33が駆動される。すると、駆動歯車35が回転駆動されて、その回転力が駆動チェーン40を介して歯車39に伝達され、その洗浄ブラシ部38が可撓管素材13の表面に摺接される。
【0029】
同時に、循環ポンプ44が駆動され、液タンク32内の洗浄液を吸入ホース45を介して吸引して、供給ホース43を介してノズル噴射部41の噴射ノズル42に供給し、該噴射ノズル42より、洗浄部36の洗浄ブラシ部38に向けて噴射する。これにより、洗浄ブラシ部38は、噴射ノズル42からの洗浄液が介在されて可撓管素材13の表面に摺接され、該可撓管素材13の表面の油や汚れを表面から落とすように洗浄する。
【0030】
この洗浄を完了した可撓管素材13は、その後、可撓管引取り装置25を介して移送されて塗布装置21でシランカップリング剤が塗布され、続いて乾燥機22で乾燥されて、加熱装置23で加熱され、押出し成形機24で外皮14が被覆されて内視鏡用可撓管10として製造される。
【0031】
このように、上記内視鏡用可撓管洗浄装置は、洗浄部36に可撓管素材13の外周面に摺接する洗浄ブラシ部38を回転自在に設けて、この洗浄ブラシ部38に対してノズル噴射部41の噴射ノズル42を介して洗浄液を自動供給するようにして、この洗浄ブラシ部38を回転駆動して可撓管素材13の外周面に摺接させると共に、該洗浄ブラシ部38に対して洗浄液を供給して可撓管素材13を洗浄するように構成した。
【0032】
これによれば、可撓管素材13の洗浄の自動化が図れるため、高品質な洗浄を簡便にして容易に行うことが可能となり、内視鏡用可撓管製造の簡便化と共に、迅速化の促進に寄与することができる。
【0033】
また、上記内視鏡用可撓管製造システムは、複数本の可撓管素材13を巻取りドラム20に巻回保持して、一本ずつ洗浄装置30に導いて洗浄した後、塗布装置21によりシランカップリング剤を塗布して、乾燥機22で乾燥し、その後、加熱装置23で外周面を加熱して押出し成形機24で外皮14を被覆した内視鏡用可撓管10を形成し、可撓管引取り装置25により引取り製造を完了するように構成した。
【0034】
これによれば、可撓管素材13の洗浄からシランカップリング剤の塗布、加熱処理、外皮被覆処理の一連の製造処理を連続して行うことが可能となることにより、内視鏡用可撓管10の簡便にして容易な製造を迅速に行うことができる。
【0035】
なお、上記実施の形態では、外皮被覆装置として樹脂押出し成形機24を用いて構成した場合を代表して説明した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、例えばチューブ状に形成した外皮に対して可撓管素材13を挿入して、可撓管素材13の網状管12の外周に外皮14を被覆するいわゆるディッピング機を用いて構成することも可能で、略同様の効果が期待される。
【0036】
また、上記実施の形態では、洗浄部36として、可撓管素材13が挿通される洗浄ブラシ部38を設けて構成した場合で説明したが、これに限ることなく、その他、例えば可撓管素材13内に芯材を挿入した状態で表面を洗浄する洗浄構造等の各種の構成が可能である。
【0037】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0038】
例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0039】
また、この発明は、上記各実施の形態によれば、次のような構成を得ることもできる。
【0040】
(付記1)
螺旋状管の外周に網状管が被着され、外周に外皮が被覆される可撓管素材が挿入されるものであって、内面に洗浄部材が前記可撓管素材に摺接自在に設けられた回転自在に配される洗浄部と、
前記洗浄部に洗浄液を供給する洗浄液供給部と、
前記洗浄部を回転駆動して、前記可撓管素材の外周を洗浄する駆動部と、
を具備することを特徴とする内視鏡用可撓管洗浄装置。
【0041】
(付記2)
前記洗浄液供給部は、前記洗浄液を循環供給する循環機構を備えることを特徴とする付記1記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【0042】
(付記3)
前記洗浄部の洗浄部材は、螺旋状の支持体と、該支持体の内面に取付けられ前記可撓管素材に摺接される洗浄体で構成されることを特徴とする付記1又は2記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【0043】
(付記4)
前記洗浄液供給部は、前記洗浄部の外周側より洗浄液を供給することを特徴とする付記3記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【0044】
(付記5)
前記洗浄体は、ブラシであることを特徴とする付記3又は4記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【0045】
(付記6)
前記洗浄体は、軟弾性部材であることを特徴とする付記3又は4記載の内視鏡用可撓管洗浄装置。
【0046】
(付記7)
螺旋状管の外周に網状管が被着され、外周に外皮が被覆される複数の可撓管素材を順に供給可能に巻回保持する可撓管素材供給装置と、
前記可撓管素材供給装置より供給される前記可撓管素材を順に洗浄する洗浄装置と、
前記洗浄装置で洗浄された前記可撓管素材にシランカップリング剤を塗布する塗布装置と、
前記塗布装置でシランカップリング剤の塗布された可撓管素材の外周面を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置で加熱された可撓管素材の外周に外皮を被着して外皮を被覆し、内視鏡用可撓管を形成する外皮被覆装置と、
前記外皮被覆装置で形成した内視鏡用可撓管を引き取る可撓管引取り装置と、
を具備することを特徴とする内視鏡用可撓管製造システム。
【0047】
(付記8)
前記塗布装置でシランカップリング剤の塗布された可撓管素材の加熱に先立ち、該シランカップリング剤を乾燥する乾燥装置を備えることを特徴とする付記7記載の内視鏡用可撓管製造システム。
【0048】
(付記9)
前記洗浄装置には、洗浄液を供給する洗浄液供給部を備えることを特徴とする付記7又は8記載の内視鏡用可撓管製造システム。
【0049】
(付記10)
前記洗浄液供給部は、前記洗浄液を循環供給する循環機構を備えることを特徴とする付記9記載の内視鏡用可撓管製造システム。
【0050】
(付記11)
前記外皮被覆装置は、前記網状管の外周に押出し成形により外皮を被着して外皮を被覆することを特徴とする付記7乃至10のいずれか記載の内視鏡用可撓管製造システム。
【0051】
(付記12)
前記外皮被覆装置は、前記網状管の外周にチューブ状の外皮を被着して外皮を被覆することを特徴とする付記7乃至10のいずれか記載の内視鏡用可撓管製造システム。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】この発明の一実施の形態に係る内視鏡用可撓管製造装置システムの配置構成を側部から見た状態を示した平面図である。
【図2】図1の配置構成を上部から見た状態を示した平面図である。
【図3】図1で製造される内視鏡用可撓管の要部を断面して示した断面図である。
【図4】図1の洗浄装置を側部から見た状態を示した平面図である。
【図5】図1の洗浄装置をライン上から見た状態を示した平面図である。
【図6】図5の液タンク及び駆動モータの配置構成を拡大して示した平面図である。
【図7】図4の液タンク及び駆動モータの配置構成を拡大して示した平面図である。
【図8】図7の洗浄ブラシ部を取出して示した斜視図である。
【図9】図8のA−A断面を示した図である。
【図10】図7の洗浄ブラシ部と可撓管素材の洗浄状態を模式に示した図である。
【符号の説明】
【0053】
10…内視鏡用可撓管、11…螺旋状管、12…網状管、13…可撓管素材、14…外皮、15…連結部材、20…巻取りドラム、21…塗装装置、211…循環供給機構、22…乾燥機、221…乾燥ドラム、23…加熱装置、24…押出し成形機、25…可撓管引取り装置、30…洗浄装置、31…支持架台、32…液タンク、33…駆動モータ、34…設置部材、35…駆動歯車、36…洗浄部、37…支持部材、38…洗浄ブラシ部、381…支持チャンネル、382…ブラシ、39…歯車、40…駆動チェーン、41…ノズル噴射部、42…噴射ノズル、43…供給ホース、44…循環ポンプ、45…吸入ホース。
【出願人】 【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス株式会社
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号
【出願日】 平成16年10月22日(2004.10.22)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎

【公開番号】 特開2006−116129(P2006−116129A)
【公開日】 平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願番号】 特願2004−308266(P2004−308266)