| 【発明の名称】 |
X線撮影装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】三浦 祐介 【住所又は居所】京都市中京区西ノ京桑原1番地 株式会社島津製作所内
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| 【要約】 |
【課題】透過X線像上における任意の位置にマーカーを自在に表示することにより、透過X線像上における所望の位置を正確に示すことができ、術中における意思疎通を簡単に図ることができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】モニタ17とは別体のマーカーコントローラ25を操作すると、モニタ17に表示されている透過X線像における任意の位置にマーカーを表示させることができるので、モニタ17に直接的に触れることなく透過X線像上における所望の位置を正確に示すことができる。したがって、複数の医師たちがかかわる手術において意思疎通を容易に図ることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 X線を照射するX線照射手段と、 前記X線照射手段と対向して配置され、透過X線を検出するX線検出手段と、 前記X線検出手段からの信号を収集する収集手段と、 前記収集手段からの信号に基づき透過X線像を表示する表示手段と、 前記表示手段とは別体で、前記表示手段に表示されている透過X線像における任意の位置を指示して、その位置にマーカーを表示させるマーカー表示手段と、 を備えていることを特徴とするX線撮影装置。 【請求項2】 請求項1に記載のX線撮影装置において、 前記マーカー表示手段は、 任意の位置を指示するための指示手段と、 前記指示手段により指示された任意の位置を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された任意の位置を、前記表示手段に表示されている透過X線像における位置に変換し、前記透過X線像とマーカーを合成して前記表示手段に出力する合成手段と、 を備えていることを特徴とするX線撮影装置。 【請求項3】 請求項2に記載のX線撮影装置において、 前記マーカー表示手段は、 固定マーカーを表示するための固定マーカーボタンを備え、 前記合成手段は、前記固定マーカーボタンが操作されたことを検知すると、そのとき前記マーカーがある位置に固定マーカーを表示することを特徴とするX線撮影装置。 【請求項4】 請求項3に記載のX線撮影装置において、 前記マーカー表示手段は、 固定マーカーを移動するための固定マーカー移動ボタンを備え、 前記合成手段は、前記固定マーカー移動ボタンが操作されたことを検知すると、そのとき前記マーカーがある位置の固定マーカーを、前記マーカーの移動先の位置に移動して表示することを特徴とするX線撮影装置。 【請求項5】 請求項3に記載のX線撮影装置において、 前記マーカー表示手段は、 固定マーカーを削除するための固定マーカー削除ボタンを備え、 前記合成手段は、前記固定マーカー削除ボタンが操作されたことを検知すると、そのとき前記マーカーがある位置の固定マーカーを削除することを特徴とするX線撮影装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、被検体等にX線を照射し、透過X線に基づいて透過X線像を撮影して表示するX線撮影装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、この種のX線撮影装置として、X線を照射するX線照射部と、被検体を挟んでX線照射部と対向配置され、透過X線を検出するX線検出部と、このX線検出部からの信号を収集する収集部と、この収集部からの信号に基づき透過X線像を表示するモニタとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 上記のような構成のX線撮影装置を用いた術例として、血管内の治療を行うものが挙げられる。この手術では、例えば、患者の体内に経皮的にカテーテルと呼ばれる細い管や、治療用のデバイスなどを挿入して患部へ到達させる。その際には、X線撮影装置を用いてその位置を観察しつつ治療や診断のための撮影が行われる。このような手術においては、治療のための方針等をその場で相談・決定しながら行われることが少なくない。医師たちは、撮影された画像を見ながら、どのように治療を進めるかを判断するが、その際には一般的に解剖学的な名称を用いて、治療を行う位置について意思疎通を図ることが多い。 【特許文献1】特開平8−196530号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。 【0005】 すなわち、撮影された画像における大まかな位置は、解剖学的な名称によって確認することができるものの、正確な位置を言葉で表現することは困難であり、数mm程度の位置ズレが生じることは避けられず、治療に関する意思疎通が簡単にはできない恐れがある。その一方、医師たちは、殺菌されているものにしか触れることができない「清潔状態」に保つ必要があるので、画像が表示されているモニタに指などで直接的に触れて正確な位置を指し示すことができないという問題がある。 【0006】 この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、透過X線像上における任意の位置にマーカーを自在に表示することにより、透過X線像上における所望の位置を正確に示すことができ、術中における意思疎通を簡単に図ることができるX線撮影装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。 【0008】 すなわち、請求項1に記載の発明は、X線を照射するX線照射手段と、前記X線照射手段と対向して配置され、透過X線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段からの信号を収集する収集手段と、前記収集手段からの信号に基づき透過X線像を表示する表示手段と、前記表示手段とは別体で、前記表示手段に表示されている透過X線像における任意の位置を指示して、その位置にマーカーを表示させるマーカー表示手段と、を備えていることを特徴とするものである。 【0009】 [作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、X線照射手段から照射されて被検体等を透過した透過X線がX線検出手段で検出される。この透過X線に基づく信号を収集手段が収集し、これに基づいて表示手段に透過X線像が表示される。表示手段とは別体のマーカー表示手段を操作すると、表示手段に表示されている透過X線像における任意の位置にマーカーを表示させることができるので、透過X線像上における所望の位置を正確に示すことができる。したがって、複数の医師たちがかかわる手術において意思疎通を容易に図ることができる。 【0010】 この発明において、前記マーカー表示手段は、任意の位置を指示するための指示手段と、前記指示手段により指示された任意の位置を検出する検出手段と、前記検出手段で検出された任意の位置を、前記表示手段に表示されている透過X線像における位置に変換し、前記透過X線像とマーカーを合成して前記表示手段に出力する合成手段と、を備えていることするのが好ましい(請求項2)。指示手段を操作して任意の位置を指示すると、その位置が検出手段で検出される。合成手段は、その位置を、表示手段に表示されている透過X線像における位置に変換するとともに、透過X線像とマーカーとを合成して出力する。これにより、表示手段の透過X線像上における任意の位置にマーカーが表示される。 【0011】 また、この発明において、前記マーカー表示手段は、固定マーカーを表示するための固定マーカーボタンを備え、前記合成手段は、前記固定マーカーボタンが操作されたことを検知すると、そのとき前記マーカーがある位置に固定マーカーを表示することすることが好ましい(請求項3)。固定マーカーボタンを操作すると、合成手段は、そのときにマーカーがある位置に固定マーカーを表示する。したがって、透過X線像上における複数箇所の位置を指し示す必要がある場であっても、意思疎通を正確に図ることができる。 【0012】 また、この発明において、前記マーカー表示手段は、固定マーカーを移動するための固定マーカー移動ボタンを備え、前記合成手段は、前記固定マーカー移動ボタンが操作されたことを検知すると、そのとき前記マーカーがある位置の固定マーカーを、前記マーカーの移動先の位置に移動して表示することすることが好ましい(請求項4)。固定マーカー移動ボタンを操作すると、合成手段は、そのときマーカーがある位置の固定マーカーを、マーカーの移動先に移動して表示するので、固定マーカーの配置ミスがあっても修正が容易にできる。 【0013】 さらに、この発明において、前記マーカー表示手段は、固定マーカーを削除するための固定マーカー削除ボタンを備え、前記合成手段は、前記固定マーカー削除ボタンが操作されたことを検知すると、そのとき前記マーカーがある位置の固定マーカーを削除することすることが好ましい(請求項5)。固定マーカー削除ボタンを操作すると、合成手段は、そのときマーカーがある位置の固定マーカーを削除するので、不要になった固定マーカーを容易に排除できる。また、不要になった固定マーカーを削除することで、表示を見易くすることができる。 【発明の効果】 【0014】 この発明に係るX線撮影装置によれば、表示手段とは別体のマーカー表示手段を操作すると、表示手段に表示されている透過X線像における任意の位置にマーカーを表示させることができるので、透過X線像上における所望の位置を正確に示すことができる。したがって、複数の医師たちがかかわる手術において意思疎通を容易に図ることができる。 【実施例1】 【0015】 以下、図面を参照してこの発明の実施例1について説明する。 【0016】 図1は、実施例1に係るX線撮影装置の概略構成を示すブロック図である。 【0017】 このX線撮影装置は、床面に配置され、撮影対象である被検体Mが載置されるベッド1を備えている。ベッド1は、昇降自在でかつ、水平方向(図1の左右方向)に進退自在であって、X線透過材料で構成された天板5を備えている。この天板5の下部には、X線管7が配備され、天板5を挟んで対向する位置には透過X線を検出するX線検出部9が配備されている。X線検出部9は、例えば、イメージインテンシファイアやフラットパネル型放射線検出器を備えている。X線管7には、高圧電源装置11からX線発生用の高電圧が印加される。 【0018】 なお、X線管7がこの発明におけるX線照射手段に相当し、X線検出部9がこの発明におけるX線検出手段に相当する。 【0019】 X線検出部9は、収集手段13に接続されている。この収集手段13は、X線検出部9が検出した透過X線に係る信号を収集する。収集された信号は表示用の処理が施された上で表示メモリ15に書き込まれ、この発明における表示手段に相当するモニタ17に与えられ、透過X線像として表示される。モニタ17としては、例えば、CRTや液晶表示装置が挙げられる。 【0020】 X線管7からのX線の照射は、撮影者等により操作される曝射スイッチ19が操作されることで行われる。詳細には、制御部21が曝射スイッチ19の操作を検知し、高圧電源装置11を所定の条件で作動させる。ここでいう所定の条件とは、図示しない設定パネルを介して指示された、管電圧や管電流などのX線照射条件のことである。また、制御部21は、図示しない設定パネルを介して設定された絞りなどに応じてX線検出部9を制御する。 【0021】 合成手段23は、マーカーコントローラ25からの信号を検出した制御部21の指示に応じて表示メモリ15に所定の描画を追加する機能を備えている。具体的には、マーカーコントローラ25のマーカー表示モードボタン27が操作された信号が制御部21により検出されると、後述するマーカーを表示メモリ15に書き込む等の合成動作が合成手段23により行われる。マーカーコントローラ25は、スティック29と、固定マーカーボタン31と、固定マーカー移動ボタン33と、固定マーカー削除ボタン35とを備えている。このマーカーコントローラ25と曝射スイッチ19は、撮影者等が直接操作可能な能ように清潔状態に保たれている。 【0022】 マーカー表示モードボタン27が操作された後は、スティック29の操作量及び方向を含む位置情報が制御部21により検出され、その位置情報に応じたX線透過像上における位置に合成手段23がマーカーを表示するように、表示メモリ15に対する合成描画を行う。固定マーカーボタン31と、固定マーカー移動ボタン33と、固定マーカー削除ボタン35とは、マーカー表示モードボタン27が操作された後に機能が有効となるが、各ボタンの機能は簡単には次のようなものである。固定マーカーボタン31は、操作された際のスティック29の位置情報に応じた位置に、後述する位置が固定された固定マーカーを表示させるためのものである。固定マーカー移動ボタン33は、一旦表示された固定マーカーを異なる位置に移動させる指示用である。固定マーカー削除ボタン35は、表示されている固定マーカーを削除する機能を備えている。 【0023】 なお、上記の制御部21と、合成手段23と、マーカーコントローラ25とがこの発明におけるマーカー表示手段に相当する。また、スティック29は、この発明における指示手段に相当し、制御部21は検出手段に相当する。 【0024】 次に、図2〜5を参照して、各ボタンの機能について説明する。なお、図2(a)〜(c)はマーカーの説明図であり、図3(a)〜(c)は固定マーカーの説明図であり、図4(a)〜(c)は固定マーカーの移動に係る説明図であり、図5(a)〜(c)は固定マーカーの削除に係る説明図である。 【0025】 1:マーカー表示モードボタン27の操作 図2(a)に示すように、モニタ17には、血管等が映し出されたX線透過像Fが表示されているものとする。マーカー表示モードボタン27が操作されると、図2(b)に示すように「マーカー表示モード」に移行し、スティック29の位置情報に応じてモニタ17の透過X線像F上にマーカーKが表示される。マーカーKは、図2(c)に示すように、撮影者等によるスティック29の操作に応じて、透過X線像F上にてその位置が任意に移動される。 【0026】 2:固定マーカーボタン31の操作 図3(a)に示すように、スティック29の操作に応じて透過X線像Fの所望の位置に、マーカーKが表示されているものとする。この状態で、固定マーカーボタン31が操作されると、図3(b)に示すように、そのときマーカーKがある位置に固定マーカーKaが表示される。ここでは一例として「+」形状を固定マーカーKaとして表示している。さらに、図3(c)に示すように、スティック29を操作してマーカーKを移動し、その位置にも固定マーカーKaを表示させることができる。つまり、複数個の固定マーカーKaを表示させることができる。 【0027】 3:マーカー移動ボタン33の操作 図4(a)に示すように、透過X線像Fには、固定マーカーKaとして固定マーカーKa1と、固定マーカーKa2とが既に配置されているものとする。ここで、スティック29を操作してマーカーKを固定マーカーKa2に重ね、固定マーカー移動ボタン33を操作すると、「移動モード」に移行する。そして、図4(b)に示すように、スティック29を操作して所望の移動先にマーカーKを移動させ、再度固定マーカー移動ボタン33を操作する。すると、図4(c)に示すように、その位置に固定マーカーKa2が移動する。 【0028】 4:マーカー削除ボタン35の操作 図5(a)に示すように、透過X線像Fには、固定マーカーとして固定マーカーKa1と、固定マーカーKa2とが既に配置されているものとする。図5(b)に示すように、ここでスティック29を操作して削除したい固定マーカー、例えば固定マーカーKa2にマーカーKを重ね、固定マーカー移削除ボタン35を操作すると、「削除モード」に移行する。すると、図5(c)に示すように、固定マーカーKa2が削除される。 【0029】 次に、図6を参照して、マーカーモードの詳細な動作について説明する。図6は、マーカー表示モードのフローチャートである。なお、既に撮影が行われて、モニタ17には一枚の透過X線像が表示されているものとする。 【0030】 ステップS1 マーカー表示モードボタン27を操作し、マーカー表示モードに移行する。 【0031】 ステップS2 制御部21は、マーカーコントローラ25からの信号を検出し、スティック29の状態に応じた位置情報を検出する。 【0032】 ステップS3,S4 制御部21は、検出している信号に基づきスティック29が操作されていると判断した場合には、位置情報に応じた透過X線像上における位置を算出し(ステップS4)、マーカーKを表示する。スティック29を自在に操作することにより、図2(a)〜図2(c)に示したように、透過X線像F上においてマーカーKを移動させることができる。マーカーKを移動させるだけであっても、意思疎通をより適切に行うことができる。 【0033】 ステップS5,S6 マーカーコントローラ25から固定マーカーボタン31が操作されると(ステップS5)、制御部21は位置情報に応じた透過X線像上における位置を算出し、図3(a)〜図3(c)に示したように固定マーカーKaを表示する(ステップS6)。透過X線像F上における複数箇所の位置を指し示す必要がある場であっても、複数の固定マーカーKaを所望の位置に配置してゆくことで意思疎通を正確に図ることができる。 【0034】 ステップS7,S8 固定マーカー移動ボタン35が操作されると(ステップS7)、制御部21は位置情報に応じた透過X線像上における位置を求め、図4(a)〜図4(c)に示したようにその位置にある固定マーカーKa(図4では固定マーカーKa2)を所望の位置に移動する(ステップS8)。これにより、固定マーカーKaの配置ミス等があっても修正が容易にでき、操作性を向上できる。 【0035】 ステップS9,S10 固定マーカー削除ボタン35が操作されると(ステップS9)、制御部21は位置情報に応じた位置を求め(ステップS10)、図5(a)〜図5(c)に示したように、その位置にある固定マーカーKaを削除する。不要になった固定マーカーを削除することで、表示を見易くすることができる。 【0036】 ステップS11 マーカー表示モードボタン27が操作されるまでの間、上述したステップS1との間を繰り返し実行する。 【0037】 このように構成されているX線撮影装置によると、モニタ17とは別体のマーカーコントローラ25を操作すると、モニタ17に表示されている透過X線像Fにおける任意の位置にマーカーKを表示させることができるので、モニタ17に直接的に触れることなく透過X線像F上における所望の位置を正確に示すことができる。したがって、複数の医師たちがかかわる手術において意思疎通を容易に図ることができる。 【実施例2】 【0038】 次に、図7を参照して実施例2について説明する。図7は、実施例2に係るX線撮影装置におけるマーカーコントローラを示す図である。なお、実施例1と共通の構成については説明を省略する。 【0039】 この実施例2では、上述した実施例1におけるマーカーの制御をモニタ17に表示されたソフトウエアによるボタン等で実現するものである。 【0040】 具体的には、マーカーコントローラ41が、マーカーコマンドボタン43と、スティック45と、このスティック45の上部に設けられた操作ボタン47とを備えている。このような構成のマーカーコントローラ41からは、上記実施例1と同様に位置情報等が制御部21に出力される。また、モニタ17におけるX線透視像Fの右側には、コマンドエリアCが表示される。このコマンドエリアCには、固定マーカー移動ボタン51と、固定マーカー削除ボタン53とが表示されている。なお、コマンドエリアCを、X線透視像Fに隣接表示させるのではなく、マーカーコマンドボタン43が操作された場合にのみX線透視像Fに重ね合わせ表示させるようにしてもよい。これにより、X線透視像Fを表示する領域を最大限のままにすることができる。 【0041】 具体的な動作について、図8を参照して説明する。なお、図8(a)及び図8(b)は動作説明図である。 【0042】 マーカーコマンドボタン43を操作すると、「マーカーモード」に移行し、マーカーKがX線透視像Fの所定位置に表示される(図8(a))。スティック45を操作すると、その操作量に応じてX線透視像F及びコマンドエリアC上をマーカーKが移動する。X線透視像Fの所望の位置において操作ボタン47を操作すると、その位置に固定マーカーKaが表示される(図8(b))。続いてスティック45を操作して操作ボタン47を操作すると、続けて異なる固定マーカーKaを表示させることができる。なお、再度マーカーコマンドボタン43を操作すると、「マーカーモード」が解除される。 【0043】 固定マーカーを移動させるには、マーカーKをコマンドエリアCの固定マーカー移動ボタン51の上に重ねて操作ボタン47を操作する。すると、「移動モード」となるので、所望の固定マーカーKa上にマーカーKを重ねるとともに、操作ボタン47を操作しつつ所望の位置に固定マーカーKaを移動させ、所望位置に移動した時点で操作ボタン47の操作を解除することで、その固定マーカーKaを移動させることができる。 【0044】 固定マーカーを削除するには、マーカーKをコマンドエリアCの固定マーカー削除ボタン53の上に重ねて操作ボタン47を操作する。すると、「削除モード」となるので、削除したい固定マーカーKaの上にマーカーKを重ねた状態で操作ボタン47を操作することで、その固定マーカーKaを削除させることができる。 【0045】 なお、「移動モード」及び「削除モード」に移行した状態から通常の「マーカーモード」に戻るには、再度マーカーコマンドボタン43を操作すればよい。 【0046】 このように実施例2の構成によると、固定マーカー移動ボタン51等をソフトウエアで構成しているので、マーカーコントローラ41のハードウエア構成を実施例1に比較して簡単化することができる。 【0047】 この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。 【0048】 (1)上述した実施例では、指示手段としてスティック29、45を採用しているが、これに代えてマウスやトラックボールなどのポインティングデバイスを採用してもよい。 【0049】 (2)上述した実施例では、制御部21と、合成手段23と、表示メモリ15とを備えてモニタ17に透過X線像とマーカーを表示しているが、透過X線像を表示するとともにこれにマーカーを合成表示する機能を備えているのであれば、この構成に限定されるものではない。 【0050】 (3)上述した実施例では、透過X線像として静止画像を対象に説明したが、透過X線像を毎秒数フレームで順次に撮影して動画的に表示する装置においても適用することができる。但し、その場合には、例えば、固定マーカーボタン31が操作された時点で表示されていたフレームの透過X線像上における位置(座標)に固定して表示されるが、間接的に解剖学的名称で位置を指示するよりは正確に位置を指示することができる。 【0051】 (4)マーカー削除ボタン35が操作された場合、マーカーKの位置にある固定マーカーKaだけを削除するのではなく、全ての固定マーカーKaだけを一括して削除するようにしてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0052】 【図1】実施例1に係るX線撮影装置の概略構成を示すブロック図である。 【図2】(a)〜(c)はマーカーの説明図である。 【図3】(a)〜(c)は固定マーカーの説明図である。 【図4】(a)〜(c)は固定マーカーの移動に係る説明図である。 【図5】(a)〜(c)は固定マーカーの削除に係る説明図である。 【図6】マーカー表示モードのフローチャートである。 【図7】実施例2に係るX線撮影装置におけるマーカーコントローラを示す図である。 【図8】(a)及び(b)は動作説明図である。 【符号の説明】 【0053】 1 … ベッド 7 … X線管(X線照射手段) 9 … X線検出部(X線検出手段) 13 … 収集手段 15 … 表示メモリ 17 … モニタ(表示手段) 21 … 制御部(マーカー表示手段、検出手段) 23 … 合成手段(マーカー表示手段) 25 … マーカーコントローラ(マーカー表示手段) 27 … マーカー表示モードボタン 29 … スティック(指示手段) 31 … 固定マーカーボタン 33 … 固定マーカー移動ボタン 35 … 固定マーカー削除ボタン K … マーカー Ka … 固定マーカー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001993 【氏名又は名称】株式会社島津製作所 【住所又は居所】京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地
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| 【出願日】 |
平成16年9月16日(2004.9.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093056 【弁理士】 【氏名又は名称】杉谷 勉
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| 【公開番号】 |
特開2006−81737(P2006−81737A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月30日(2006.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願2004−269849(P2004−269849) |
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