| 【発明の名称】 |
医用画像表示方法及び医用画像表示装置並びに医用画像表示プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】梶 大介 【住所又は居所】東京都八王子市石川町2970番地 コニカミノルタエムジー株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】画像の全体表示に加えて一部の領域の表示をする際に、該一部の領域の表示に適切な画像処理や画像表示を行う。
【解決手段】前記画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行う一部領域抽出手段130と、前記画像データ全体に対して画像処理を実行すると共に、該画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行する画像処理手段150と、前記画像処理手段で画像処理された前記一部領域の画像データを、前記画像処理手段で画像処理された画像データ全体に対してウィンドウ表示する画像表示手段160と、を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体を撮影することにより生成された画像データを画像表示する医用画像表示方法であって、 前記画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、 前記画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、 前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、 画像処理された前記一部領域の画像データを、画像処理された画像データ全体に対してウィンドウ表示する、 ことを特徴とする医用画像表示方法。 【請求項2】 被写体を撮影することにより生成された画像データを画像表示する医用画像表示装置であって、 前記画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行う一部領域抽出手段と、 前記画像データ全体に対して画像処理を実行すると共に、該画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行する画像処理手段と、 前記画像処理手段で画像処理された前記一部領域の画像データを、前記画像処理手段で画像処理された画像データ全体に対してウィンドウ表示する画像表示手段と、 を有することを特徴とする医用画像表示装置。 【請求項3】 前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の位置になされる、 ことを特徴とする請求項2記載の医用画像表示装置。 【請求項4】 前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の位置とは別の位置になされる、 ことを特徴とする請求項2記載の医用画像表示装置。 【請求項5】 前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の位置とは別の位置になされ、 前記ウィンドウ表示として表示中の元になる前記一部領域の位置を表示する、 ことを特徴とする請求項2記載の医用画像表示装置。 【請求項6】 前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の画像について拡大された画像である、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の医用画像表示装置。 【請求項7】 前記画像処理手段における画像処理は、階調処理、周波数処理、イコライゼーション処理の少なくとも一つである、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の医用画像表示装置。 【請求項8】 前記画像データは、被写体を放射線撮影することにより生成されたものであり、 前記一部領域抽出手段は、前記画像データ全体の中であって、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域の中から一部の領域を一部領域として抽出する、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の医用画像表示装置。 【請求項9】 前記一部領域抽出手段は、前記画像データ全体の中であって、別途決定された関心領域の中から一部の領域を一部領域として抽出する、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の医用画像表示装置。 【請求項10】 前記一部領域抽出手段により抽出された一部領域に関して予め定められた診断基準に基づいて診断結果を得る診断手段を備え、 前記画像表示手段は、前記一部領域の画像データ及び前記画像データ全体を表示する際に、前記診断結果併せて表示する、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項9のいずれかに記載の医用画像表示装置。 【請求項11】 前記診断手段により得られた診断結果に所定の結果が含まれる場合には、該所定の結果が含まれる位置の一部領域の画像に関しての前記ウィンドウ表示を所定の倍率になるように表示する、 ことを特徴とする請求項10記載の医用画像表示装置。 【請求項12】 画像表示に関する操作の入力を受け付ける操作手段を備え、 前記制御手段は、前記操作手段での抽出移動中断の操作を受けて、前記一部領域抽出手段における前記一部領域の抽出位置の移動を中断する制御を行い、 前記操作手段での中断再開の操作を受けて、前記一部領域抽出手段における前記一部領域の抽出位置の移動を前記中断した時点での位置から再開する制御を行う、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項11のいずれかに記載の医用画像表示装置。 【請求項13】 被写体を撮影することにより生成された画像データを画像表示する医用画像表示プログラムであって、 前記画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示する画像全体処理表示ルーチンと、 前記画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行う抽出ルーチンと、 前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された前記一部領域の画像データを、画像処理された画像データ全体に対してウィンドウ表示するウィンドウ処理表示ルーチンと、 を有することを特徴とする医用画像表示プログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は放射線画像などの医用画像を表示する際の医用画像表示方法および医用画像表示装置ならびに医用画像表示プログラムに関し、さらに詳しくは、平易な操作によって診断等に適した医用画像を表示することができる医用画像表示方法および医用画像表示装置ならびに医用画像表示プログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 近年、放射線画像などの医用画像を、直接デジタル画像として撮影できる装置が開発されている。たとえば、被写体に照射された放射線量を検出し、その検出量に対応して形成される放射線画像を電気信号として得る装置としては、輝尽性蛍光体を用いたディテクタを用いる方法が特開昭55-12429号公報、特開昭63-189853号公報など、多数開示されている。 【0003】 このような装置では、シート状の基板に輝尽性蛍光体を塗布、あるいは蒸着等によって固着したディテクタに、いったん被写体を透過した放射線を照射して輝尽性蛍光体に放射線を吸収させる。 【0004】 その後、この輝尽性蛍光体を光または熱エネルギ−で励起することにより、この輝尽性蛍光体が上記吸収によって蓄積している放射線エネルギ−を蛍光として放射させ、この蛍光を光電変換して画像信号を得るようにしている。 【0005】 一方、照射された放射線の強度に応じた電荷を光導電層に生成し、生成された電荷を二次元的に配列された複数のコンデンサに蓄積し、それら蓄積された電荷を取り出すことにより得られる医用画像検出装置(放射線画像検出装置)が提案されている。 【0006】 このような医用画像検出装置では、フラットパネルディテクタ(FPD)と呼ばれるものを使用している。この種のFPDは、特開平9-90048号公報に記載されているように、照射された放射線強度に応じた蛍光を発する蛍光体と、蛍光体から発する蛍光を直接または縮小光学系を介して受光して光電変換を行うフォトダイオードやCCDのような光電変換素子の組み合わせによって実現されるものが知られている。 【0007】 また特開平6-342098号公報に記載されているように、照射された放射を直接電荷に変換するものも知られている。これらの医用画像検出装置では、取得した画像に対して、診断に適した画像となるよう、階調変換処理やエッジ強調処理などの画像処理を行うのが一般的である。 【0008】 なお、このようにして得られた画像データに基づく医用画像を表示したり出力する場合、撮影条件の変動を受けることなく見やすい医用画像となるように画像処理が行われている。 【0009】 このため、医用画像の所望の領域内の画像データの累積ヒストグラムを求めたのち、この累積ヒストグラムが所定の割合となるデータレベルを基準信号値と設定して画像処理を行うことが、以下の特許文献1に記載されている。 【0010】 なお、この種の医用画像を表示する医用画像表示装置では、「虫眼鏡」と呼ばれる機能が存在しており、指定された一部の領域を切り出して表示、あるいは、拡大して表示することが行われている。 【特許文献1】特開平6−61325号公報(第1頁、図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0011】 以上の医用画像表示装置における虫眼鏡機能では、指定領域をオペレータが指定しなくてはならない。このため、操作が非常に面倒であった。 また、医用画像についての画像処理は、画像全体について最適となるようになされている。すなわち、階調処理、周波数処理、イコライゼーション処理などは、画像全体に対して一括してなされている。このため、虫眼鏡機能で表示する一部の領域について見た場合には最適になっていないことが多い。 【0012】 たとえば、階調の分布は画像全体では広い範囲にわたっているため、画像全体が表示部の出力輝度範囲に収まるような緩やかな階調処理になっている。このため、虫眼鏡機能で表示する一部の領域についてみると、階調処理としては、信号値が存在せずに使用されていない範囲が多く存在していることになり、この結果として細かな部分の読影に適さない状態となっていることが多い。 【0013】 本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであって、簡易な操作で全体表示に加えて一部の領域の表示が可能な医用画像表示方法および医用画像表示装置ならびに医用画像表示プログラムを実現することを目的とする。 【0014】 また、本発明は以上のような課題に鑑みてなされたものであって、全体表示に加えて一部の領域の表示をする際に、該一部の領域の表示に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能な医用画像表示方法および医用画像表示装置ならびに医用画像表示プログラムを実現することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0015】 すなわち、前記した課題を解決は、以下に列記する発明により解決される。 (1)請求項1記載の発明は、被写体を撮影することにより生成された画像データを画像表示する医用画像表示方法であって、前記画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、前記画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された前記一部領域の画像データを、前記画像処理ステップで画像処理された画像データ全体に対してウィンドウ表示する、ことを特徴とする医用画像表示方法である。 【0016】 この発明では、画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを、画像データ全体に対してウィンドウ表示する。 【0017】 (2)請求項2記載の発明は、被写体を撮影することにより生成された画像データを画像表示する医用画像表示装置であって、前記画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行う一部領域抽出手段と、前記画像データ全体に対して画像処理を実行すると共に、該画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行する画像処理手段と、前記画像処理手段で画像処理された前記一部領域の画像データを、前記画像処理手段で画像処理された画像データ全体に対してウィンドウ表示する画像表示手段と、を有することを特徴とする医用画像表示装置である。 【0018】 この発明では、画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを、画像データ全体に対してウィンドウ表示する。 【0019】 (3)請求項3記載の発明は、請求項2において、前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の位置になされる、ことを特徴とする。 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、前記一部領域の位置にウィンドウ表示がなされる。 【0020】 (4)請求項4記載の発明は、請求項2において、前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の位置とは別の位置になされる、ことを特徴とする。 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、前記一部領域とは別な位置にウィンドウ表示がなされる。 【0021】 (5)請求項5記載の発明は、請求項2において、前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の位置とは別の位置になされ、前記ウィンドウ表示として表示中の元になる前記一部領域の位置を表示する、ことを特徴とする。 【0022】 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、前記一部領域とは別な位置にウィンドウ表示がなされ、ウィンドウ表示中の元になる一部領域の位置を表示する。 【0023】 (6)請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれかにおいて、前記ウィンドウ表示は、前記一部領域の画像について拡大された画像である、ことを特徴とする。 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを拡大してウィンドウ表示する。 【0024】 (7)請求項7記載の発明は、請求項2乃至請求項6のいずれかにおいて、前記画像処理手段における画像処理は、階調処理、周波数処理、イコライゼーション処理の少なくとも一つである、ことを特徴とする。 【0025】 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理(階調処理、周波数処理、イコライゼーション処理の少なくとも一つの処理)を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する。 【0026】 (8)請求項8記載の発明は、請求項2乃至請求項7のいずれかにおいて、前記画像データは、被写体を放射線撮影することにより生成されたものであり、前記一部領域抽出手段は、前記画像データ全体の中であって、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域の中から一部の領域を一部領域として抽出する、ことを特徴とする。 【0027】 この発明では、被写体を放射線撮影することにより生成された画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域の中から一部の領域を一部領域として抽出し、この一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する。 【0028】 (9)請求項9記載の発明は、請求項2乃至請求項7のいずれかにおいて、前記一部領域抽出手段は、前記画像データ全体の中であって、別途決定された関心領域の中から一部の領域を一部領域として抽出する、ことを特徴とする。 【0029】 この発明では、別途決定された関心領域の中から一部の領域を一部領域として抽出し、この一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する。 【0030】 (10)請求項10記載の発明は、請求項2乃至請求項9のいずれかにおいて、前記一部領域抽出手段により抽出された一部領域に関して予め定められた診断基準に基づいて診断結果を得る診断手段を備え、前記画像表示手段は、前記一部領域の画像データ及び前記画像データ全体を表示する際に、前記診断結果併せて表示する、ことを特徴とする。 【0031】 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示し、さらに、一部領域に関して得た診断結果を併せて表示する。 【0032】 (11)請求項11記載の発明は、前記診断手段により得られた診断結果に所定の結果が含まれる場合には、該所定の結果が含まれる位置の一部領域の画像に関しての前記ウィンドウ表示を所定の倍率になるように表示する、ことを特徴とする請求項10記載の医用画像表示装置である。 【0033】 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示しており、診断結果が所定の場合にはウィンドウ表示を所定の倍率になるように表示する。 【0034】 (12)請求項12記載の発明は、画像表示に関する操作の入力を受け付ける操作手段を備え、前記制御手段は、前記操作手段での抽出移動中断の操作を受けて、前記一部領域抽出手段における前記一部領域の抽出位置の移動を中断する制御を行い、前記操作手段での中断再開の操作を受けて、前記一部領域抽出手段における前記一部領域の抽出位置の移動を前記中断した時点での位置から再開する制御を行う、ことを特徴とする請求項2乃至請求項11のいずれかに記載の医用画像表示装置である。 【0035】 この発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示しており、抽出移動中断の操作に応じて抽出位置の移動を中断する制御を行い、中断再開の操作に応じて抽出位置の移動を中断時点位置から再開する制御を行う。 【0036】 (13)請求項13記載の発明は、被写体を撮影することにより生成された画像データを画像表示する医用画像表示プログラムであって、前記画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示する画像全体処理表示ルーチンと、前記画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行う抽出ルーチンと、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された前記一部領域の画像データを、前記画像処理ステップで画像処理された画像データ全体に対してウィンドウ表示するウィンドウ処理表示ルーチンと、を有することを特徴とする医用画像表示プログラムである。 【0037】 この発明では、画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを、画像データ全体に対してウィンドウ表示する。 【発明の効果】 【0038】 本願発明によれば、以下に列記するような効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明では、画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを、画像データ全体に対してウィンドウ表示する。 【0039】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示しているので、簡易な操作で全体表示に加えて一部の領域の表示が可能になり、また、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0040】 (2)請求項2記載の発明では、画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを、画像データ全体に対してウィンドウ表示する。 【0041】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示しているので、簡易な操作で全体表示に加えて一部の領域の表示が可能になり、また、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。
(3)請求項3記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、前記一部領域の位置にウィンドウ表示がなされる。 【0042】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域の位置にウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上するとともに、位置を確認しながら特定領域の観察が可能となる。 【0043】 (4)請求項4記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、前記一部領域とは別な位置にウィンドウ表示がなされる。 【0044】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域の画像を別な位置にウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上するとともに、一定領域のみを観察することで画像全体を診断することが可能となり、オペレータの作業が軽減される。 【0045】 (5)請求項5記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、前記一部領域とは別な位置にウィンドウ表示がなされ、ウィンドウ表示中の元になる一部領域の位置を表示する。 【0046】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域の画像を別な位置にウィンドウ表示すると共にウィンドウ表示中の元になる一部領域の位置表示をしているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上し、さらに、該一部領域の存在位置も明瞭になる。そして、一定領域のみを観察することで画像全体を診断することが可能となり、オペレータの作業が軽減されると同時に必要に応じて表示位置を容易に確認することができる。 【0047】 (6)請求項6記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを拡大してウィンドウ表示する。 【0048】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域を拡大してウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上する。 【0049】 (7)請求項7記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理(階調処理、周波数処理、イコライゼーション処理の少なくとも一つの処理)を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する。 【0050】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理(階調処理、周波数処理、イコライゼーション処理の少なくとも一つの処理)を該一部領域の画像データについて適切なパラメータとなるように実行しているため、画像全体について該一部領域毎に適切な階調処理、周波数処理、イコライゼーション処理が可能になる。 【0051】 このため、画像全体の階調分布や周波数分布やダイナミックレンジなどに影響されることなく、各一部領域毎の階調分布や周波数分布やダイナミックレンジなどに基づいて適切なパラメータによる画像処理が可能になる。 【0052】 (8)請求項8記載の発明では、被写体を放射線撮影することにより生成された画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域の中から一部の領域を一部領域として抽出し、この一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する。 【0053】 すなわち、放射線撮影による医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域に含まれる一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0054】 (9)請求項9記載の発明では、別途決定された関心領域の中から一部の領域を一部領域として抽出し、この一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する。 【0055】 すなわち、関心領域の中から一部領域を決定して表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示しているので、画像全体について関心領域内の一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0056】 (10)請求項10記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示し、さらに、一部領域に関して得た診断結果を併せて表示する。 【0057】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示すると共に、該一部領域に関しての診断結果をも表示しているので、簡易な操作で全体表示に加えて一部の領域の画像表示と診断結果表示とが可能になり、また、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0058】 (11)請求項11記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示しており、診断結果が所定の場合にはウィンドウ表示を所定の倍率になるように表示する。 【0059】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域をウィンドウ表示しており、診断結果が所定の場合にはウィンドウ表示を所定の倍率になるように表示いるので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上し、病変部などについての読影性能が向上する。 【0060】 (12)請求項12記載の発明では、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示しており、抽出移動中断の操作に応じて抽出位置の移動を中断する制御を行い、中断再開の操作に応じて抽出位置の移動を中断時点位置から再開する制御を行う。 【0061】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域を移動させつつウィンドウ表示しており、この一部領域の移動中断と中断再開とにより任意の一部領域の視認性が向上し、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0062】 (13)請求項13記載の発明では、画像データ全体に対して画像処理を実行して画像表示し、画像データ全体の中から一部の領域を一部領域として抽出すると共に、該一部領域が前記画像データ全体の中で移動するように抽出を行い、前記画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、前記一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データを、画像データ全体に対してウィンドウ表示する。 【0063】 すなわち、この医用画像表示プログラムを動作させることにより、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示しているので、簡易な操作で全体表示に加えて一部の領域の表示が可能になり、また、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0064】 以下、図面を参照して本発明の実施をするための最良の形態を詳細に説明する。 本発明の実施をするための最良の形態の医用画像表示方法および医用画像表示装置ならびに医用画像表示プログラムの好適な実施の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。 【0065】 なお、本実施例の形態例の各手段は、ハードウェアやファームウェア、またはソフトウェアで構成することが可能である。 このため、医用画像表示方法の各ステップ,医用画像表示装置の各手段,医用画像表示プログラムの各ルーチンの処理手順に沿った機能ブロック図として、医用画像表示装置のブロック図としての図1を示す。 【0066】 以下、本発明の実施するための最良の形態の構成および動作について、図1のブロック図、図2のフローチャート、および、その他の説明図を参照しつつ詳細に説明する。なお、図1における各手段は、画像形成装置の各手段を示すだけでなく、医用画像表示方法の各ステップ、医用画像表示プログラムの各ルーチンを示すものである。 【0067】 〈全体構成〉 被写体を撮影することにより生成された画像データを画像表示する医用画像表示装置100内部には、各部を制御する制御手段としての制御部101、オペレータからの各種の操作入力を受け付ける操作部102、撮影により生成された画像データの入力を受け付ける入力インタフェース110、画像データを記憶する記憶手段としての記憶部120、画像データ全体の中から一部の領域(一部領域)が画像データ全体の中で移動するように抽出を行う一部領域抽出手段としての一部領域抽出部130、予め定められた診断基準に基づいて画像データから診断結果を得る診断手段としての画像診断部140、画像データに対して階調処理や周波数処理やイコライゼーション処理などの画像処理を施すと共に全体画像データに対して一部領域の画像データをウィンドウ表示するための画像処理を実行する画像処理手段としての画像処理部150、画像処理された画像データや各種状態の表示を行う画像表示手段としての画像表示部160、画像処理された状態の表示可能な画像データを表示用あるいはプリント用として外部に出力するための出力インタフェース170、が図1に示すように配置されている。 【0068】 ここで、制御部101は、外部機器からの医用画像データの受け入れ(入力)、医用画像データの記憶、画像データ全体の中から一部領域を移動させつつ抽出する一部領域抽出、画像データに対して画像処理を施すと共に全体画像データに対して一部領域の画像データを最適処理してウィンドウ表示するための画像処理、外部機器への医用画像データの送り出し(出力)、に伴う各種処理についての制御を行う。 【0069】 なお、図1の構成では、画像処理部150で画像処理されたウィンドウ表示を伴う表示可能な画像データを、再度記憶部120で記憶することが可能なように構成された例を示している。 【0070】 〈処理の流れ〉 以下、図2のフローチャートを参照しつつ、本実施形態の動作説明を行う。 操作部102にてオペレータから指定された画像データについて、制御部101は外部機器(図示せず)と通信を行い、該当する画像データを入力インタフェース110を経由して受け入れ、記憶部120に記憶する(図2S1)。 【0071】 ここで、画像処理部150は制御部101からの指示に基づいて、記憶部120に記憶されている画像データ全体に対して、所定の画像処理を実行する(図2S2)。ここで、所定の画像処理とは、例えば、階調処理や周波数処理やイコライゼーション処理などの画像処理が該当する。 【0072】 ここで、階調処理とは、階調変換特性曲線を用いて、信号値の階調を変更する画像処理である。また、周波数処理とは、特定の周波数成分を強調あるいは低減する画像処理である。また、イコライゼーション処理とは、画像のダイナミックレンジを圧縮することで画像内のすべての領域を可視範囲に収めることを可能とする処理である。 【0073】 また、ここで、「画像データ全体に対して」とは、必ずしも画像データの全ての画素を含む意味ではなく、後述する一部領域に対して、一部領域ではない大部分の領域を意味している。従って、関心領域の全体、照射野外を除いた領域の全体、直接放射線照射領域を除いた全体なども、画像データ全体と言った場合に含むものである。 【0074】 ここで、画像処理部150での画像処理が階調処理である場合、信号値分布がs1〜s2であり、画像表示部160での表示輝度値の表示可能な範囲がb1〜b2であれば、図3(a)のような傾きの階調変換特性曲線Aにより階調処理を実行する。これにより、信号値s1〜s2の全ての範囲が表示輝度b1〜b2の範囲に収まるようになる。 【0075】 そして、このようにして画像処理部150で画像処理がなされた画像データ(全体の画像データ)を画像表示部160で画像表示する(図2S3)。図4は画像表示部160での画像表示の一例を示す説明図である。ここで、表示画面161には被写体として肺野を含む上半身が表示された様子を示している。 【0076】 また、制御部101の指示を受けた一部領域抽出部130は、記憶部120に記憶されている画像データ全体の中から、一部の領域(一部領域)の抽出を行う(図2S3)。ここで、一部領域とは、画像データの全体の大きさに対して、縦・横それぞれが数分の一程度となる大きさの領域を意味している。また、この一部領域とは、医用画像を読影する際に読影者が注目する画像の大きさ程度を意味している。 【0077】 ここで、画像処理部150は制御部101からの指示に基づいて、一部領域抽出部130で抽出された一部領域の画像データに対して、全体の画像データと同種の画像処理を、該一部領域の画像データに最適化して実行する(図2S5)。 【0078】 ここで、画像処理部150での画像処理が階調処理である場合、信号値分布がs1’〜s2’であり、画像表示部160での表示輝度値の表示可能な範囲がb1〜b2であれば、図3(b)のような傾きの階調変換特性曲線Bにより階調処理を実行する。これにより、信号値s1’〜s2’の全ての範囲が表示輝度b1〜b2の範囲に収まるようになる。 【0079】 この場合、図3(a)における信号値分布s1〜s2は画像データ全体の全ての画素の信号値分布であるため広範囲にわたって分布している。それに比較して、図3(b)における信号値分布s1’〜s2’は画像データ全体の中の一部である一部領域の画素の信号値分布であるため、画像データ全体に比較すれば分布が狭まっていることが多い。このため、階調変換特性曲線Aに比べると、階調変換特性曲線Bは傾きが急になっている。すなわち、一部領域の画像データについては、コントラストが強調されてメリハリがついた状態に画像処理されている。 【0080】 従って、このような狭い信号分布を表示可能輝度全体に無駄なく割り当てることができるため、その一部領域の画像データに関して最適化された画像処理と言うことができる。なお、この図3では、イコライゼーション処理のダイナミックレンジの割り当てを示したが、他の処理に関しても同様に、一部領域の画像データに対して無駄のない最適化された画像処理が可能になる。すなわち、画像全体の階調分布や周波数分布やダイナミックレンジなどに影響されることなく、各一部領域毎の階調分布や周波数分布やダイナミックレンジなどに基づいて適切なパラメータによる画像処理が可能になる。 【0081】 このようにして一部領域について最適化して画像処理された一部領域の画像データに基づく画像を、全体の画像に対してウィンドウ表示する(図2S6)。ここで、ウィンドウ表示とは、ポップアップウィンドウのような表示、あるいは、ピクチャインピクチャのように、全体の画像を表示している表示画面161に別ウィンドウ166として、一部領域の画像データに基づく画像を表示する。 【0082】 この別ウィンドウ166では、一部領域の画像データについて最適化された無駄のない画像処理がなされているため、結果として細かな部分の読影に適した状態の画像となる。このため、腫瘤陰影や微小石灰化クラスタなども、全体の画像に比べると、明瞭な状態で表示される。 【0083】 また、ウィンドウ表示された一部領域の画像として、該一部領域の画像データを上述した最適化された画像処理すると共に拡大処理してもよい。すなわち、一部領域の画像が拡大された状態でウィンドウ表示される。 【0084】 図3に示す例では、一部領域の抽出が行われる位置が全体画像のどの位置かを示す一部領域表示枠164と、最適化された画像処理と拡大画像処理とが施された一部領域の画像である別ウィンドウ166とが表示された例を示している。なお、別ウィンドウ166は、全体の画像の余白部分などに表示されることが望ましい。 【0085】 そして、以上のような表示画面161における全体画像の表示と別ウィンドウ166による一部領域の表示を行う場合に、この一部領域の抽出を画像データ全体にわたって移動(スキャン)させつつ行うが、画像データの全体に対して一部領域の抽出が完了したかを制御部101が判定する(図2S7)。 【0086】 画像データの全体に対して一部領域の抽出が完了していない場合(図2S7でN)、制御部101の指示を受けた一部領域抽出部130は、記憶部120に記憶されている画像データ全体の中から、該一部領域の位置を移動させて(図2S8)、抽出を行う(図2S3)。 【0087】 ここで、画像処理部150での画像処理が階調処理である場合、信号値分布がs1”〜s2”であり、画像表示部160での表示輝度値の表示可能な範囲がb1〜b2であれば、図3(c)のような傾きの階調変換特性曲線Cにより階調処理を実行する。これにより、信号値s1”〜s2”の全ての範囲が表示輝度b1〜b2の範囲に収まるようになる。このようにして、抽出される一部領域の画像データに応じて、画像処理の特性が最適化された状態で適切なパラメータとなる画像処理を実行する。 【0088】 また、画像データの全体に対して一部領域の抽出が完了した場合(図2S7でY)、制御部101は以上の処理を終了する。 図4に示した画面例の場合、一部領域抽出部130での画像全体に対する一部領域の抽出に合わせて、一部領域表示枠164が表示画面161内で移動する。そして、別ウィンドウ166は固定された位置で、移動しつつ抽出される一部領域の画像データについて、最適化された無駄のない画像処理が施された状態の画像を表示する。 【0089】 この結果、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても最適化された適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示しているので、簡易な操作で全体表示に加えて一部の領域の表示が可能になり、また、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。また、一部領域の画像を別な位置にウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上する。 【0090】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域の画像を別な位置にウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上するとともに、一定領域のみを観察することで画像全体を診断することが可能となり、オペレータの作業が軽減される。 【0091】 また、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域の画像を別な位置にウィンドウ表示すると共にウィンドウ表示中の元になる一部領域の位置表示をしているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上し、さらに、該一部領域の存在位置も明瞭になる。そして、一定領域のみを観察することで画像全体を診断することが可能となり、オペレータの作業が軽減されると同時に必要に応じて表示位置を容易に確認することができる。 【0092】 なお、一部領域の移動速度は、読影に適するように予め定めておいてもよいし、また、操作部102から入力された加速あるいは減速の指示に応じて制御部101が制御を行ってもよい。また、操作部102から入力された停止の指示に応じて、制御部101が一部領域の抽出を停止させてもよい。 【0093】 また、画像診断部140によって一部領域に関しての診断結果を得るようにしておき、この診断結果を画像処理部150にて合成し、図5に示すように、画像の余白部分などに診断結果表示ウィンドウ168として表示することが可能である。 【0094】 すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示すると共に、該一部領域に関しての診断結果をも表示しているので、簡易な操作で全体表示に加えて一部の領域の画像表示と診断結果表示とが可能になり、また、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0095】 また、図6の画面例に示すように、一部領域抽出部130での画像全体に対する一部領域の抽出に合わせて、一部領域表示枠164bが表示画面161内で移動する。そして、この一部領域表示枠164bに、一部領域の画像データとして最適化された無駄のない画像処理が施された状態の画像を表示することも可能である。 【0096】 すなわち、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、一部領域の位置にウィンドウ表示がなされた状態と言うこともできる。この場合、一部領域表示枠164b内の一部領域の画像が、図3(b)(c)に示したように、コントラストが強調されてメリハリがついた状態に画像処理されている。 【0097】 この結果、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域の位置にウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上するとともに、位置を確認しながら特定領域の観察が可能となる。 【0098】 なお、一部領域の移動速度は、読影に適するように予め定めておいてもよいし、また、操作部102から入力された加速あるいは減速の指示に応じて制御部101が制御を行ってもよい。また、操作部102から入力された停止の指示に応じて、制御部101が一部領域の抽出を停止させてもよい。 【0099】 また、この図6の場合も、画像診断部140によって一部領域に関しての診断結果を得るようにしておき、この診断結果を画像処理部150にて合成し、画像の余白部分などに診断結果表示ウィンドウ168として表示することが可能である。 【0100】 また、一部領域抽出部130での画像全体に対する一部領域の抽出に合わせて、拡大表示を伴う一部領域表示枠164cが表示画面161内で移動する。そして、この一部領域表示枠164cに、一部領域の画像データとして最適化された無駄のない画像処理が施された状態の画像を、図7に示すように、拡大して表示することも可能である。 【0101】 すなわち、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示する際に、一部領域の位置に拡大表示されたウィンドウ表示がなされた状態と言うこともできる。この場合、一部領域表示枠164c内の一部領域の画像が、図3(b)(c)に示したように、コントラストが強調されてメリハリがついた状態に画像処理されている。 【0102】 この結果、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域の位置に拡大してウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上する。そして、元の位置を確認しながら特定領域の観察が可能となる。 【0103】 なお、一部領域の移動速度は、読影に適するように予め定めておいてもよいし、また、操作部102から入力された加速あるいは減速の指示に応じて制御部101が制御を行ってもよい。また、操作部102から入力された停止の指示に応じて、制御部101が一部領域の抽出を停止させてもよい。そして、この図7の場合も、画像診断部140によって一部領域に関しての診断結果を得るようにしておき、この診断結果を画像処理部150にて合成し、画像の余白部分などに診断結果表示ウィンドウ168として表示することが可能である。 【0104】 また、被写体を放射線撮影することにより生成された医用画像データを処理する場合、画像データ全体に対する画像処理と同種の画像処理を、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域の中から一部の領域を一部領域として抽出し、この一部領域に含まれる画像データのみに対して適切なパラメータとなるように実行し、画像処理された一部領域の画像データをウィンドウ表示することが望ましい。 【0105】 すなわち、放射線撮影による医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域に含まれる一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してからウィンドウ表示しているので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0106】 なお、この放射線撮影による場合には、図4〜図7のいずれの表示画面による表示をも適用することが可能である。さらに、この放射線撮影による場合には、照射野外と直接放射線照射野領域とについては、図8に示すように、不要領域169として所定の色や模様などで塗りつぶして表示することが可能である。この場合に、不要領域169として塗りつぶしに用いる所定の色や模様としては、一部領域の画像の表示と区別が明らかになる色や模様であることが好ましい。 【0107】 このような不要領域169として所定の色の表示をすることで、視認性が向上し、必要な領域に対する読影が更に容易に行えるようになる。なお、このように不要領域169として所定の色の表示をした場合に、図4〜図7の各ウィンドウ表示を組み合わせることも可能である。 【0108】 また、この図8の場合も、画像診断部140によって一部領域に関しての診断結果を得るようにしておき、この診断結果を画像処理部150にて合成し、不要領域169などに診断結果表示ウィンドウ168として表示することが可能である。 【0109】 なお、以上の各実施形態において、制御部101の指示を受けた一部領域抽出部130は、記憶部120に記憶されている画像データ全体の中から、該一部領域の位置を移動させて(図2S8)、抽出を行う(図2S3)ようにしている。 【0110】 ここで、この一部領域の抽出と画像処理とは読影のために行われるものであるため、放射線画像の場合には、照射野外と直接放射線照射野領域とを除外した領域の中で行われることが望ましい。また、この一部領域の抽出と画像処理とは読影のために行われるものであるため、別途決定された関心領域の中で行われることが更に望ましい。 【0111】 また、以上の各実施形態において、画像診断部140により得られる診断結果が予め定められた所定の病変などに合致する場合には、制御部101の指示に基づいて、画像処理部150は一部領域の画像のウィンドウ表示を所定の倍率になるように画像処理を実行する。すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域をウィンドウ表示しており、診断結果が所定の場合にはウィンドウ表示を所定の倍率になるように表示いるので、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になり、該一部領域についての視認性も向上し、病変部などについての読影性能が向上する。 【0112】 また、以上の各実施形態において、制御部101は、操作部102からの抽出移動中断の操作に応じて、一部領域抽出部130での抽出位置の移動を中断する制御を行う。そして、制御部101は、操作部102からの中断再開の操作に応じて、一部領域抽出部130での抽出位置の移動を、中断時点位置から再開する制御を行う。すなわち、医用画像の全体表示に加えて一部領域の表示をする際に、該一部領域の画像データについても適切なパラメータとなる画像処理を実行してから、該一部領域を移動させつつウィンドウ表示しており、この一部領域の移動中断と中断再開とにより任意の一部領域の視認性が向上し、画像全体について該一部領域毎に適切な画像処理や画像表示を行うことが可能になる。 【0113】 また、以上の各実施形態の構成において、一部領域を移動させる表示を動画の画像データとして記憶部120に記憶させることが可能である。この場合、上述した、一部領域の抽出中断や中断再開の状態をも含めて動画として記憶させることが可能である。このようにすることで、読影状態を再現することが可能になる。 【0114】 また、以上の各実施形態の構成において、一部領域を移動させる表示を動画の画像データとして、出力インタフェース170を介して外部機器に出力することが可能である。これにより、一部領域の自動抽出の機能を有さない外部の機器で、画像表示や画像記憶などをすることが可能になる。 【図面の簡単な説明】 【0115】 【図1】本発明の実施するための最良の形態の全体構成を機能的に示すブロック図である。 【図2】本発明の実施するための最良の形態の全体処理の流れを示すフローチャートである。 【図3】本発明の実施するための最良の形態における処理の様子を示す説明図である。 【図4】本発明の実施するための最良の形態における表示の様子を示す説明図である。 【図5】本発明の実施するための最良の形態における表示の様子を示す説明図である。 【図6】本発明の実施するための最良の形態における表示の様子を示す説明図である。 【図7】本発明の実施するための最良の形態における表示の様子を示す説明図である。 【図8】本発明の実施するための最良の形態における表示の様子を示す説明図である。 【符号の説明】 【0116】 101 制御部 102 操作部 110 入力インタフェース 120 記憶部 130 一部領域抽出部 140 画像診断部 150 画像処理部 160 画像表示部 170 出力インタフェース
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000420 【氏名又は名称】コニカミノルタエムジー株式会社 【住所又は居所】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号
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| 【出願日】 |
平成16年8月31日(2004.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085187 【弁理士】 【氏名又は名称】井島 藤治
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| 【公開番号】 |
特開2006−68038(P2006−68038A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月16日(2006.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願2004−251360(P2004−251360) |
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