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【発明の名称】 生体認証装置の誘導画面制御方法、生体認証装置及びそのプログラム
【発明者】 【氏名】岡村 さぎり
【住所又は居所】東京都稲城市矢野口1776番地 富士通フロンテック株式会社内

【氏名】粟津 潔貴
【住所又は居所】東京都稲城市矢野口1776番地 富士通フロンテック株式会社内

【氏名】三田 靖彦
【住所又は居所】東京都稲城市矢野口1776番地 富士通フロンテック株式会社内

【氏名】工藤 高弘
【住所又は居所】群馬県前橋市問屋町1丁目8番地3 株式会社富士通ターミナルシステムズ内

【要約】 【課題】生体情報を利用して個人認証する生体認証装置に関し、生体情報撮像を適切に行うように誘導する。

【解決手段】撮像装置(1−1)に短周期で、複数回の撮像(距離測定を含む)を行わせ、制御部(67)が、撮像NGが頻発する場合には、これをスタックしておき、所定回数の撮像後、未だ撮像NGが解消しない場合には、生体と撮像装置(1−1)との関係を修正する必要があると判定し、スタックした撮像NG原因を分析して、表示装置(6−1)に分析結果に応じた誘導画面を表示する。誘導画面が頻繁に変わらないため、充分にその原因を理解して、センサーに対する生体の位置を変えることができ、利用者の戸惑いを防止するとともに、早期に適切な位置、距離に生体を位置でき、認証速度を向上できる。又、撮像NGの一番多いものを選択し、その原因を画面で通知するため、利用者のたまたまの撮像NG原因を排除でき、利用者の誘導をより確実に実行できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体から生体の特徴データを検出して、登録しておき、前記生体を撮像し、前記撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合して、個人認証する生体認証装置において、
前記生体を撮像する撮像装置と、
利用者に前記撮像装置の操作を誘導する画面を表示する表示装置と、
前記撮像装置を撮像動作し、前記生体の撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合する制御部とを有し、
前記制御部は、前記撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定し、且つ前記撮像が成功しなかった原因を保持しておき、所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析し、前記表示装置に、前記分析結果に応じた誘導画面を表示する
ことを特徴とする生体認証装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記保持した原因の統計情報に応じた誘導画面を、前記表示装置に表示する
ことを特徴とする請求項1の生体認証装置。
【請求項3】
生体から生体の特徴データを検出して、登録しておき、前記生体を撮像し、前記撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合して、個人認証する生体認証装置の画面誘導制御方法において、
前記生体を撮像する撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定するステップと、
前記撮像が成功しなかった原因を保持しておくステップと、
所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析するステップと、
表示装置に前記分析結果に応じた誘導画面を表示するステップとを有する
ことを特徴とする生体認証装置の誘導画面制御方法。
【請求項4】
前記表示ステップは、前記保持した原因の統計情報に応じた誘導画面を、前記表示装置に表示するステップからなる
ことを特徴とする請求項3の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【請求項5】
生体を撮像する撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定するステップと、
前記撮像が成功しなかった原因を保持しておくステップと、
所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析するステップと、
表示装置に前記分析結果に応じた誘導画面を表示するステップとを、
コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、人間の体の一部である生体の特徴を利用して、個人認証する生体認証装置の誘導画面制御方法、生体認証装置及びそのプログラムに関し、特に、登録された生体情報と照合するため、生体情報を検出する際に、検出範囲に検出すべき生体を誘導する生体認証装置の誘導画面制御方法、生体認証装置及びそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
人間の体には、手足の指紋、目の網膜、顔面、血管など個人を区別できる部分が、多数存在する。近年のバイオメトリックス技術の進展に伴い、このような人間の体の一部である生体の特徴を認識して、個人認証する装置が種々提供されている。
【0003】
例えば、手のひらや指の血管、掌紋は、比較的大量の個人特徴データを得られるため、個人認証の信頼性に適している。特に、血管(静脈)の模様は、胎児の時から生涯変わらず、万人不同と言われおり、個人認証に適している。図25乃至図28は、従来の手のひら認証技術の説明図である。図25に示すように、登録又は認証時に、利用者は、撮像装置100に手110のひらを近づける。撮像装置100は、近赤外線を発光し、手110のひらに当てる。撮像装置100は、手110のひらから跳ね返った近赤外線を、センサーで受信する。
【0004】
図26に示すように、静脈112に流れる赤血球の中のヘモグロビンは、酸素を失っている。このヘモグロビン(還元ヘモグロビン)は、760ナノメートル付近の近赤外線を吸収する。このため、手のひらに近赤外線を当てると、静脈がある部分だけ反射が少なく、反射した近赤外線の強弱で、静脈の位置を認識できる。
【0005】
図25に示すように、利用者は、先ず、自身の手のひらの静脈画像データを、図25の撮像装置100を利用して、サーバーやカードに登録する。次に、個人認証するには、利用者は、自身の手のひらの静脈画像データを、図25の撮像装置100を利用して、読み取らせる。
【0006】
利用者のIDで引き出された静脈登録画像と、読み取られた静脈照合画像との静脈の模様を照合し、個人認証する。例えば、図27のような登録画像と照合画像との静脈模様の照合では、本人と認証する。一方、図28のような登録画像と照合画像との静脈模様の照合では、本人と認証しない(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
このような非接触での生体情報の検出においては、生体は、撮像装置100に自由に動かすことができ、特に、手は自由な動きが可能である。一方、撮像装置100の撮像範囲に、生体の検出部分110を位置つけることが、精度良い検出のため必要である。この方法として、撮像毎に、手の位置や向きを検出し、精度良い撮像ができない場合には、表示や音声で、手の位置、向きの不適切を伝える方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法によれば、非接触の故、抵抗感のない検出を行っても、正確な生体情報の検出が可能となる。
【特許文献1】特開2004−062826号公報(図2乃至図9)
【特許文献2】WO04/021884号公報(図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この生体情報の検出では、生体、特に手は自由に動く。一方、高速な生体認証を行うには、頻繁に撮像を行い、適切な画像を検出し、認証プロセスに出力する必要がある。このため、撮像毎に、撮像状態により、生体の位置や向きが不適切であることを表示しても、表示が短い時間で変化するおそれがあり、利用者にかえって戸惑いを感じさせる。
【0009】
又、同様に、表示が一瞬で切り替わることから、利用者に、画面のちらつきのように見えるおそれがあり、同様に、利用者の誘導に有効に利用されないことになる。
【0010】
従って、本発明の目的は、撮像装置の撮像範囲に、自由に移動できる利用者の検出すべき生体を有効に誘導するための生体認証装置の誘導画面制御方法、生体認証装置及びそのプログラムを提供することにある。
【0011】
又、本発明の他の目的は、撮像装置に対し、生体が自由に移動しても、利用者に戸惑いを感じさせず、生体を撮像範囲に誘導し、撮像時間を短縮するための生体認証装置の誘導画面制御方法、生体認証装置及びそのプログラムを提供することにある。
【0012】
更に、本発明の更に他の目的は、撮像装置が頻繁に撮像しても、利用者に戸惑いを感じさせず、生体を撮像範囲に誘導するための生体認証装置の誘導画面制御方法、生体認証装置及びそのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この目的の達成のため、本発明の生体認証装置は、生体から生体の特徴データを検出して、登録しておき、前記生体を撮像し、前記撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合して、個人認証する生体認証装置において、前記生体を撮像する撮像装置と、利用者に前記撮像装置の操作を誘導する画面を表示する表示装置と、前記撮像装置を撮像動作し、前記生体の撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合する制御部とを有し、前記制御部は、前記撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定し、且つ前記撮像が成功しなかった原因を保持しておき、所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析し、前記表示装置に、前記分析結果に応じた誘導画面を表示する。
【0014】
本発明の画面誘導制御方法は、生体から生体の特徴データを検出して、登録しておき、前記生体を撮像し、前記撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合して、個人認証する生体認証装置の画面誘導制御方法において、前記生体を撮像する撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定するステップと、前記撮像が成功しなかった原因を保持しておくステップと、所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析するステップと、表示装置に前記分析結果に応じた誘導画面を表示するステップとを有する。
【0015】
本発明のプログラムは、生体を撮像する撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定するステップと、前記撮像が成功しなかった原因を保持しておくステップと、所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析するステップと、表示装置に前記分析結果に応じた誘導画面を表示するステップとを、コンピュータに実行させる。
【0016】
又、本発明では、好ましくは、前記制御部は、前記保持した原因の統計情報に応じた誘導画面を、前記表示装置に表示する。
【0017】
又、本発明では、好ましくは、前記撮像装置が、撮像センサーと、前記生体との距離を測定する距離センサーとを有し、前記制御部は、前記撮像センサーと前記生体との位置ずれと、前記撮像センサーと前記生体との距離ずれとを検出して、前記撮像動作が成功したかを判定する。
【0018】
又、本発明では、好ましくは、前記制御部は、前記撮像が成功しなかった原因を、前記位置ずれと前記距離ずれとに分類し、前記表示装置に、前記分類結果に応じて、位置ずれの誘導画面と距離ずれの誘導画面とを選択的に表示する。
【0019】
又、本発明では、好ましくは、前記制御部は、前記撮像開始に先立って、前記撮像装置の操作順を示す画面を、前記表示装置に表示する。
【0020】
又、本発明では、好ましくは、前記制御部は、前記照合結果が良好でない時は、前記表示装置に再操作画面を表示した後、前記撮像装置の撮像動作を開始する。
【0021】
又、本発明では、好ましくは、前記撮像装置が、少なくとも撮像センサーを有し、前記制御部は、前記撮像センサーと前記生体との位置ずれを検出して、前記撮像動作が成功したかを判定し、且つ前記撮像が成功しなかった原因を、前記位置ずれの方向別に分類し、前記表示装置に、前記分類結果に応じた、位置ずれ方向の誘導画面を表示する。
【0022】
又、本発明では、好ましくは、前記生体の特徴パターンが、前記生体の血管像パターンである。
【0023】
又、本発明では、好ましくは、前記制御部は、前記誘導画面として、前記分析結果の文言と、前記撮像装置に対する前記生体の適切な位置関係を示す画像とを表示する。
【発明の効果】
【0024】
本発明では、短周期で、複数回の撮像(距離測定を含む)を行い、撮像NGが頻発する場合には、これをスタックしておき、所定回数の撮像後、未だ撮像NGが解消しない場合には、生体とセンサーとの関係を修正する必要があると判定し、スタックした撮像NG原因を分析して、生体とセンサーとの関係の分析結果に応じて画面誘導する。
【0025】
このため、利用者は、誘導画面が頻繁に変わらないため、充分にその原因を理解して、センサーに対する生体の位置を変えることができる。これにより、利用者の戸惑いを防止するとともに、早期に、センサーの適切な位置、距離に生体を移動でき、認証速度を向上できる。又、撮像NGの一番多いものを選択し、その原因を画面で通知するため、利用者のたまたまの撮像NG原因を排除でき、利用者の誘導をより確実に実行できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を、生体認証システム、生体認証処理方法、誘導画面制御方法、他の実施の形態の順で説明する。
【0027】
[生体認証システム]
図1は、本発明の一実施の形態の生体認証システムの構成図、図2は、図1の自動取引機の外観図、図3は、図2の自動取引機の構成図である。
【0028】
図1は、生体認証システムとして、金融機関における手のひらの静脈認証システムを例に示す。金融機関の窓口2には、図4で説明する手のひら撮像装置1と、これに接続された業務店端末(例えば、パーソナルコンピュータ)3とが設けられている。静脈認証を依頼した利用者は、手のひら撮像装置(以下、撮像装置という)1に手をかざす。撮像装置1は、手のひらを読み取り、端末3の血管像抽出処理により、その静脈模様が抽出され、静脈データとして、端末3側に登録される。
【0029】
この静脈データは、端末3に接続されるデータベースサーバー4の記憶部4a又は利用者の手持ちの個人カード(例えば、ICカード)5に記録される。このサーバー4は、金融機関の窓口7の窓口端末8と接続され、窓口端末8は、撮像装置1と接続される。
【0030】
利用者が、金融機関の窓口7において、引出し取引等の金融取引を行うには、窓口7に設けられた撮像装置1に手をかざす。撮像装置1は、手のひらを読み取り、窓口端末8の血管像抽出処理により、その静脈模様が抽出される。窓口端末8は、照合処理により、その静脈模様を静脈データとして、データベースサーバー4に登録された静脈データと照合し、本人確認する。
【0031】
又、サーバー4は、金融機関のATM(自動現金入出金装置)6を接続し、ATM6を利用して、静脈認証による取引が可能である。利用者がATM6を利用して、引出し取引等の金融取引を行うには、ATM6に設けられた撮像装置1−1に手をかざす。撮像装置1−1は、手のひらを読み取る。ATM6は、窓口端末8と同様に、その静脈模様(血管像)を抽出し、静脈データとして、利用者の所持したICカード5、又はデータベースサーバー4に登録された静脈データと照合し、本人確認する。
【0032】
図2及び図3は、図1のATM6の構成図である。図2に示すように、ATM6は、その前面に、カード挿入/排出口6−4と、通帳挿入/排出口6−5と、紙幣挿入/放出口6−3と、硬貨挿入/放出口6−2と、操作及び表示のための顧客操作パネル6−1とを有する。
【0033】
この例では、撮像装置1−1は、顧客操作パネル6−1の横に設けられる。撮像装置1の本体10の前部側に、図4で説明するセンサーユニット18を搭載する。センサーユニット18の前部(利用者側)には、前面ガイド14が設けられている。この前面ガイド14は、透明又はほぼ透明の合成樹脂の板で構成される。前面ガイド14は、前面にある手を誘導する役目と、手首を支持する役目を果すため、その断面形状は、垂直のボデイと、上部に、手首を支える水平部14−1とを有する。この水平部14−1の中央には、凹み部14−2が、連続して形成されており、より手首を位置決めし易くしている。
【0034】
更に、本体10のセンサーユニット18は、後部に向かって、上方に傾斜しており、その後ろに平坦部22が設けられている。
【0035】
図3に示すように、ATM1は、カード挿入/排出口6−4を有するCIP(Card Reader Printer)ユニット60と、通帳挿入/排出口6−5を有する通帳ユニット64と、紙幣挿入/放出口6−3と硬貨挿入/放出口6−2とを有する紙幣/硬貨計数ユニット66と、係員操作部65と、制御部67と、操作及び表示のための顧客操作パネル6−1と、撮像装置(静脈センサー)とを有する。
【0036】
CIPユニット60は、ICカード5の磁気ストライプ及びICのリード/ライトを行うICカードリーダ/ライタ60と、レシートに取引記録を行うレシートプリンタ63と、ジャーナル用紙に取引履歴の印刷を行うジャーナルプリンタ62とを有する。
【0037】
通帳ユニット64は、通帳の頁に取引記録を行い、且つ必要に応じて頁捲りを行う。係員操作部65は、係員の操作のため、状態表示や、障害発生時や点検時等に操作を行う。紙幣/硬貨計数ユニット66は、挿入された紙幣/硬貨の鑑別、計数、収納と、要求された紙幣/硬貨の計数及び放出を行う。
【0038】
制御部67は、サーバー4と交信して、ATMの動作制御を行うATMアプリケーション68と、認証処理のための認証ライブラリ69を有する。このATMアプリケーション68の一部が、認証ライブラリ67と協働して、UOP6−1の生体認証誘導画面制御を行う。
【0039】
[生体認証処理方法]
図4は、本発明の一実施の形態の生体認証処理のブロック図、図5は、図4の撮像装置1−1の上面図、図6は、図4の撮像装置の断面図、図7は、図4の検出血管像の説明図、図8は、図4の照合処理の説明図である。
【0040】
図4に示すように、図1の手のひら撮像装置1−1は、本体10のほぼ中央に、センサーユニット18を搭載する。センサーユニット18の前部(利用者側)には、前面ガイド14が設けられている。前面ガイド14は、透明又はほぼ透明の合成樹脂の板で構成される。
【0041】
前面ガイド14は、前面にある手を誘導する役目と、手首を支持する役目を果す。従って、センサーユニット18の上方で、前面ガイド14は、手首をガイドするように、利用者に誘導し、且つこれらを支持する。このため、センサーユニット18の上方で、手のひらの姿勢、即ち、位置、傾き、大きさを規制できる。又、前面ガイド14の断面形状は、垂直のボデイと、上部に、手首を支える水平部14−1とを有する。この水平部14−1の中央には、凹み部14−2が、連続して形成されており、より手首を位置決めし易くしている。
【0042】
一方、センサーユニット18は、中央に、赤外センサー(CMOSセンサー)と集光レンズ16と、距離センサー15とが設けられ、この周囲に、複数の近赤外線発光素子(LED)12とが設けられる。例えば、周囲8ケ所に、近赤外線発光素子が設けられ、近赤外線を上方に発光する。
【0043】
このセンサーユニット18は、センサー、集光レンズ、近赤外線発光領域との関係で、読み取り可能領域がVに規制される。このため、前面ガイド14の位置及び高さは、支持される手のひらが、読み取り領域Vに位置するように、設定される。
【0044】
図5に示すように、手50が、ジャンケンのパーの形をしている時に、手のひらは、最大面積であり、且つ平らであるから、手のひらをセンサーユニット18の撮像範囲Vで撮像すると、正確な静脈パターンが得られ、登録、照合に有効である。又、図6に示すように、センサーユニット18から手のひらの距離が所定の範囲であると、センサーユニット18のセンサー16で、焦点の合った鮮明な画像が得られる。
【0045】
従って、図4に示すように、前面ガイド14が、センサーユニット18の上方で、手首52を支持することにより、センサーユニット18の上方での手のひらの位置と傾き、及び高さは、センサーユニット18の撮像範囲に対し的確となるように、利用者の手を誘導及び支持できる。
【0046】
図4に戻り、撮像装置1に接続されたATM1の制御部67の認証ライブラリ69は、一連の登録処理30〜42を実行する。ATM1の制御部67は、例えば、CPUと各種メモリ、インタフェース回路等のデータ処理に必要な回路を有する。このCPUが、一連の登録処理30〜42を実行する。
【0047】
距離/手輪郭検出処理30は、撮像装置1−1からの距離センサー15の測定距離を受け、手のひら等の物体がセンサーユニット18から所定範囲内の距離にあるかを判定し、且つセンサーユニット18が撮像した画像から手の輪郭を検出して、輪郭から画像が、登録及び照合処理に使用できる画像かを判定する。例えば、手のひらが画像に充分現れていない等である。
【0048】
誘導メッセージ出力処理32は、図9以下で説明するように、距離センサ−15で距離により、手等が撮像範囲外である時、及び登録及び照合処理に使用できない画像である時に、手のひらを左右前後、上下に誘導するためのメッセージを、ATM3のUOP6−1に出力する。これにより、撮像装置1にかかげた利用者の手のひらを誘導する。
【0049】
血管像抽出処理34は、手輪郭検出処理30で、正しい手のかざし方で、撮像できたと判定した場合に、手の画像から静脈血管像を抽出する。即ち、図25及び図26で説明したように、反射率の差により、図8のような、手のひらの画像の諧調データが得られる。尚、この静脈血管像は、図7に示すようなイメージであり、データとしては、図8のような諧調データである。
【0050】
登録血管像検索処理46は、図3で示したICカード5の記憶部から個人ID(口座番号)に対応した登録血管像データR1,R2,R3を取り出す。照合処理44は、図8に示すように、血管像検出処理34で検出された血管像データN1と、登録血管像データN2比較して、照合処理し、照合結果を出力する。
【0051】
このような非接触認証システムにおいて、前述の誘導メッセージは、利用者にとって、便利であり、認証システムに慣れていない利用者の操作や、高速な認証に有効である。
【0052】
[誘導画面制御方法]
次に、図4の距離/手輪郭検出処理30と誘導メッセージ出力処理32を、図9乃至図22により詳細に説明する。図9及び図10は、誘導メッセージ処理を含む取引処理フロー図、図11は、図9の撮像処理フロー図、図12乃至図18は、取引開始時の手のひら認証操作誘導画面の説明図、図19乃至図22は、撮像不成功時の誘導画面の説明図、図23は、撮像成功時の通知画面の説明図である。
【0053】
以下、図11乃至図23を参照して、図9及び図10の誘導メッセージ処理を含む取引処理を説明する。
【0054】
(S10)ATM6の制御部67は、顧客待ち状態において、UOP6−1から取引キーが押下されたかを検出する。
【0055】
(S12)取引キーが押下され、ICカード5が挿入されると、UOP6−1に、図12乃至図18の取引開始時の手のひら認証操作誘導画面を動画表示する。図12乃至図18に示すように、画面は、「認証装置に手をかざしてください」、「手のひらを広げてください」との共通の文言と、操作順画像とからなる。そして、図12の第1番目の画面であるATM6の正面画像を、図13の第2番目の画面である認証装置を中心としたATM6の斜視画像を、図14、図15、図16の第3番目第4番目、第5番目の画面である図13の画像に、認証装置に手を順次近づける画像を、図17の第6番目の画面である認証装置に手をかざした斜視画像を、図18の第7番目の画面である認証装置に手をかざした横面画像を、順次操作順画像として連続表示する。この操作順画像は、所定の操作時間(例えば、10秒)内で、繰り返し表示する。
【0056】
(S14)ATM6の制御部67は、図11で後述する撮像処理を実行し、撮像が成功するまで、所定回数撮像し、所定回数内に、撮像が成功したかを判定する。
【0057】
(S16)所定回数内に、撮像が成功しない場合には、UOP6−1に、図19乃至図22の誘導画面を表示する。この誘導画面は、撮像が成功しなかった原因を分析し、その原因に対応した誘導文言を表示する。図19乃至図21は、手の輪郭検出から手のひらがセンサー18に対し、左右前後にずれている場合の誘導画面例である。図19乃至図21において、画面は、「もう一度、認証装置に手をかざしてください」、「手の位置を確認してください」との文言と、適切な手の位置の上面画像、横面画像とからなる。ここでは、図19の第1番目の画面である適切な手の位置を点線を付加した上面画像、横面画像、図20の第2番目の画面である上面画像と、適切な手の位置を点線を付加した横面画像、図21の第3番目の画面である適切な手の位置を点線を付加した上面画像と、付加しない横面画像を順次表示する。この操作順画像は、所定の操作時間(例えば、10秒)内で、繰り返し表示する。同様に、図22は、距離検出から手のひらが、センサー18に対し、離れすぎている場合の誘導画面例である。図22において、画面は、「もう一度、認証装置に手をかざしてください」、「手が離れています」との文言と、適切な手の位置の上面画像、横面画像とからなる。そして、ステップS14に戻る。
【0058】
(S18)所定回数内に撮像が成功した場合には、UOP6−1に、図23の認証開始画面を表示する。図23の画面では、「手をはなしてください」、「しばらくお待ちください」、「認証しています」の文言と所定の画像からなる。
【0059】
(S20)ATM6の制御部67は、図4で説明した照合処理を行い、照合OKかを判定する。照合OKでない照合NGであれば、照合NGが、3回連続したかを判定する。照合NGが、3回連続すると、取扱不可とし、取扱不可画面を表示して、終了する。
【0060】
(S22)一方、照合NGが、3回連続しない場合には、再撮影のため、「もう一度認証装置に手をかざしてください」、「ご本人と確認できませんでした」の文言と所定の画像を有する再撮影画面を、UOP6−1に表示し、図9のステップS14の撮影処理に戻る。
【0061】
(S24)一方、ステップS20で照合OKであると、UOP6−1に、認証OK画面を表示し、通常のATM取引処理に移行する。即ち、必要に応じて口座選択し、暗証入力し、金額入力し、金額確定し、サーバーとオンライン送受信し、媒体(カード、通帳、現金)を返却し、顧客待ちに戻る。
【0062】
次に、図9のステップS14の照合処理を、図11により説明する。
【0063】
(S30)撮像回数カウンタ値nを、「1」に初期化する。
【0064】
(S32)距離センサー15により手のひらまでの距離を測定させ、その出力を検出する。
【0065】
(S34)検出距離と、センサーユニット18のセンサー及びレンズ16で決定される焦点距離とを比較し、手のひらまでの距離が適切な範囲にあるかを判定する。
【0066】
(S36)距離が適切であれば、撮像装置1−1から近赤外光を照射し、反射光をセンサー16で受光し、手のひらの画像を得る。前述の手輪郭検出処理30により、撮像装置1が撮像した画像から手の輪郭を検出して、輪郭から画像が、照合処理に使用できる画像かを判定する。即ち、図27及び図28に示したように、画像から手のひらが画像に充分現れているかを判定する。例えば、輪郭線と画像枠との距離を計算し、距離により、左右前後にずれているかを判定する。又、全体の輪郭線から手のひらの中心位置を計算し、これにより、左右前後にずれているかを判定しても良い。
【0067】
(S38)先ず、右にずれていないかを判定し、ずれていれば、ステップS48に進む。
【0068】
(S40)次に、右にずれていない時は、左にずれているかを判定し、ずれていれば、ステップS48に進む。
【0069】
(S42)次に、左にずれていない時は、奥(後ろ)にずれているかを判定し、ずれていれば、ステップS48に進む。
【0070】
(S44)次に、奥にずれていない時は、前にずれているかを判定し、ずれていれば、ステップS48に進む。
【0071】
(S46)奥にもずれていない時は、位置ずれが生じていないため、撮像成功と判定し、その画像を照合処理に供する。そして、リターンする。
【0072】
(S48)一方、ステップS34で、距離が適切でない時、ステップS38〜S44で、位置ずれが検出された時は、撮像回数カウント値nが、規定回数m(例えば、10回)に達したかを判定する。
【0073】
(S50)撮像回数カウント値nが、規定回数m(例えば、10回)に達していない時は、撮像NG原因(左右前後位置ずれ、距離ずれ)をスタックして、保持する。そして、撮像回数カウント値nを、「n+1」に更新して、ステップS32に戻る。
【0074】
(S52)一方、撮像回数カウント値nが、規定回数m(例えば、10回)に達した時は、手のひらとセンサーとの関係を修正する必要があると判定する。このため、スタックした規定回数m(例えば、10回)分の撮像NG原因を分析する。例えば、位置ずれ(左右前後)と距離ずれに分類し、その各々の数を計数する。
【0075】
(S54)計数値により、一番多い撮像NG原因を検出する。位置ずれが一番多い場合には、図19乃至図21で示した位置ずれ文面の誘導画面を選択し、リターンする。逆に、距離ずれが一番多い場合には、図22で示した距離ずれ文面の誘導画面を選択し、リターンする。
【0076】
このように、短周期で、複数回の撮像(距離測定を含む)を行い、撮像NGが頻発する場合には、これをスタックしておき、所定回数の撮像後、未だ撮像NGが解消しない場合には、手のひらとセンサーとの関係を修正する必要があると判定する。そして、スタックした規定回数m(例えば、10回)分の撮像NG原因を分析して、手のかざし方を分析結果に応じて画面誘導する。
【0077】
このため、利用者は、誘導画面が頻繁に変わらないため、充分にその原因を理解して、手のかざし方を変えることができる。これにより、利用者の戸惑いを防止するとともに、早期に適切な位置、距離に手をかざすことができ、認証速度を向上できる。
【0078】
又、撮像NGの一番多いものを選択し、その原因を画面で通知するため、利用者のたまたまの撮像NG原因を排除でき、利用者の誘導をより確実に実行できる。
【0079】
[他の実施の形態]
図24は、本発明の他の実施の形態の誘導画面の説明図である。前述の図19乃至図21の例では、前後左右の位置ずれを、まとめて位置ずれに分類し、誘導表示しているが、この例では、前後左右の位置ずれをまとめず、個別に分類し、誘導表示するものである。即ち、ここでは、手の位置が、左にずれている場合に、「手の位置を右へ移動してください」の文言の図19乃至図21の誘導画面を示す。
【0080】
又、前述の実施の形態では、非接触型生体認証を、手のひらの静脈パターン認証で説明したが、指の静脈パターンや、手の掌紋等他の手のひらの特徴を認証することや、指紋、顔面等の他の生体認証にも、適用できる。又、非接触型センサーで説明したが、接触型センサーにも適用できる。更に、金融業務の自動機で説明したが、自動発券機、自動販売機等他の分野の自動機やコンピュータ、他の個人認証を必要とするドアの開閉、鍵の代わり等他の業務にも適用できる。
【0081】
更に、同様にして、ATM6で、静脈パターンの登録を行うこともでき、登録パターンは、ICカードに限らず、サーバー等に格納しても良い。
【0082】
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の趣旨の範囲内において、本発明は、種々の変形が可能であり、本発明の範囲からこれらを排除するものではない。
【0083】
(付記1)生体から生体の特徴データを検出して、登録しておき、前記生体を撮像し、前記撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合して、個人認証する生体認証装置において、前記生体を撮像する撮像装置と、利用者に前記撮像装置の操作を誘導する画面を表示する表示装置と、前記撮像装置を撮像動作し、前記生体の撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合する制御部とを有し、前記制御部は、前記撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定し、且つ前記撮像が成功しなかった原因を保持しておき、所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析し、前記表示装置に、前記分析結果に応じた誘導画面を表示することを特徴とする生体認証装置。
【0084】
(付記2)前記制御部は、前記保持した原因の統計情報に応じた誘導画面を、前記表示装置に表示することを特徴とする付記1の生体認証装置。
【0085】
(付記3)前記撮像装置が、撮像センサーと、前記生体との距離を測定する距離センサーとを有し、前記制御部は、前記撮像センサーと前記生体との位置ずれと、前記撮像センサーと前記生体との距離ずれとを検出して、前記撮像動作が成功したかを判定することを特徴とする付記1の生体認証装置。
【0086】
(付記4)前記制御部は、前記撮像が成功しなかった原因を、前記位置ずれと前記距離ずれとに分類し、前記表示装置に、前記分類結果に応じて、位置ずれの誘導画面と距離ずれの誘導画面とを選択的に表示することを特徴とする付記3の生体認証装置。
【0087】
(付記5)前記制御部は、前記撮像開始に先立って、前記撮像装置の操作順を示す画面を、前記表示装置に表示することを特徴とする付記1の生体認証装置。
【0088】
(付記6)前記制御部は、前記照合結果が良好でない時は、前記表示装置に再操作画面を表示した後、前記撮像装置の撮像動作を開始することを特徴とする付記1の生体認証装置。
【0089】
(付記7)前記撮像装置が、少なくとも撮像センサーを有し、前記制御部は、前記撮像センサーと前記生体との位置ずれを検出して、前記撮像動作が成功したかを判定し、且つ前記撮像が成功しなかった原因を、前記位置ずれの方向別に分類し、前記表示装置に、前記分類結果に応じた、位置ずれ方向の誘導画面を表示することを特徴とする付記1の生体認証装置。
【0090】
(付記8)前記生体の特徴パターンが、前記生体の血管像パターンであることを特徴とする付記1の生体認証装置。
【0091】
(付記9)前記制御部は、前記誘導画面として、前記分析結果の文言と、前記撮像装置に対する前記生体の適切な位置関係を示す画像とを表示することを特徴とする付記1の生体認証装置。
【0092】
(付記10)生体から生体の特徴データを検出して、登録しておき、前記生体を撮像し、前記撮像画像から前記生体の特徴データを検出して、前記登録した特徴データと照合して、個人認証する生体認証装置の画面誘導制御方法において、前記生体を撮像する撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定するステップと、前記撮像が成功しなかった原因を保持しておくステップと、所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析するステップと、表示装置に前記分析結果に応じた誘導画面を表示するステップとを有することを特徴とする生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0093】
(付記11)前記表示ステップは、前記保持した原因の統計情報に応じた誘導画面を、前記表示装置に表示するステップからなることを特徴とする付記10の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0094】
(付記12)前記判定ステップは、前記撮像装置の撮像センサーと前記生体との位置ずれと、前記撮像センサーと前記生体との距離ずれとを検出して、前記撮像動作が成功したかを判定するステップからなることを特徴とする付記10の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0095】
(付記13)分析ステップは、前記撮像が成功しなかった原因を、前記位置ずれと前記距離ずれとに分類するステップからなり、前記表示ステップは、前記分類結果に応じて、位置ずれの誘導画面と距離ずれの誘導画面とを選択的に表示するステップからなることを特徴とする付記12の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0096】
(付記14)前記撮像開始に先立って、前記撮像装置の操作順を示す画面を、前記表示装置に表示するステップを更に有することを特徴とする付記10の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0097】
(付記15)前記照合結果が良好でない時は、前記表示装置に再操作画面を表示した後、前記撮像装置の撮像動作を開始するステップを更に有することを特徴とする付記10の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0098】
(付記16)前記判定ステップは、前記撮像装置の撮像センサーと前記生体との位置ずれを検出して、前記撮像動作が成功したかを判定するステップからなり、前記分析ステップは、前記撮像が成功しなかった原因を、前記位置ずれの方向別に分類し、前記表示装置に、前記分類結果に応じた、位置ずれ方向の誘導画面を表示するステップからなることを特徴とする付記10の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0099】
(付記17)前記生体の特徴パターンが、前記生体の血管像パターンであることを特徴とする付記10の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0100】
(付記18)前記表示ステップは、前記誘導画面として、前記分析結果の文言と、前記撮像装置に対する前記生体の適切な位置関係を示す画像とを表示するステップからなることを特徴とする付記10の生体認証装置の誘導画面制御方法。
【0101】
(付記19)生体を撮像する撮像装置の撮像動作による出力から前記撮像が成功したかを判定するステップと、前記撮像が成功しなかった原因を保持しておくステップと、所定回数の前記撮像装置の撮像動作によっても、撮像が成功しない時は、前記保持した原因を分析するステップと、表示装置に前記分析結果に応じた誘導画面を表示するステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0102】
(付記20)前記表示ステップとして、前記保持した原因の統計情報に応じた誘導画面を、前記表示装置に表示するステップを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記19のプログラム。
【産業上の利用可能性】
【0103】
短周期で、複数回の撮像(距離測定を含む)を行い、撮像NGが頻発する場合には、これをスタックしておき、所定回数の撮像後、未だ撮像NGが解消しない場合には、生体とセンサーとの関係を修正する必要があると判定し、スタックした撮像NG原因を分析して、生体とセンサーとの関係の分析結果に応じて画面誘導する。
【0104】
このため、利用者は、誘導画面が頻繁に変わらないため、充分にその原因を理解して、センサーに対する生体の位置を変えることができる。これにより、利用者の戸惑いを防止するとともに、早期に、センサーの適切な位置、距離に生体を位置でき、認証速度を向上できる。又、撮像NGの一番多いものを選択し、その原因を画面で通知するため、利用者のたまたまの撮像NG原因を排除でき、利用者の誘導をより確実に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の一実施の形態の生体認証システムの構成図である。
【図2】図1のATMの斜視図である。
【図3】図1のATMのブロック図である。
【図4】図3の生体情報照合処理の機能ブロック図である。
【図5】図4のセンサーと手のひらの関係を示す上面図である。
【図6】図4のセンサーと手のひらの関係を示す横面図である。
【図7】図4の血管像の説明図である。
【図8】図4の血管像データの説明図である。
【図9】本発明の画面誘導処理を含む取引処理フロー図(その1)である。
【図10】本発明の画面誘導処理を含む取引処理フロー図(その2)である。
【図11】図9の撮像処理フロー図である。
【図12】図9の取引開始時の第1の操作教示画面の説明図である。
【図13】図9の取引開始時の第2の操作教示画面の説明図である。
【図14】図9の取引開始時の第3の操作教示画面の説明図である。
【図15】図9の取引開始時の第4の操作教示画面の説明図である。
【図16】図9の取引開始時の第5の操作教示画面の説明図である。
【図17】図9の取引開始時の第6の操作教示画面の説明図である。
【図18】図9の取引開始時の第7の操作教示画面の説明図である。
【図19】図9の撮像不成功時の第1の操作誘導画面の説明図である。
【図20】図9の撮像不成功時の第2の操作誘導画面の説明図である。
【図21】図9の撮像不成功時の第3の操作誘導画面の説明図である。
【図22】図9の撮像不成功時の第4の操作誘導画面の説明図である。
【図23】図9の撮像成功時の状態画面の説明図である。
【図24】本発明の他の実施の形態の撮像不成功時の操作誘導画面の説明図である。
【図25】従来の手のひら撮像装置の説明図である。
【図26】従来の手のひら撮像装置の原理説明図である。
【図27】従来の手のひら認証技術の説明図である。
【図28】従来の手のひら認証技術の他の説明図である。
【符号の説明】
【0106】
1、1−1 手のひら認証用撮像装置
2、7 窓口
3、8 窓口端末
4 サーバー
4a 記憶部
5 ICカード
6 ATM
10 撮像装置本体
14 前面ガイド
14−1 手首指示部
14−2 凹み部
30 距離/手輪郭検出処理
32 誘導メッセージ出力処理
34 血管像抽出処理
44 照合処理
【出願人】 【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
【住所又は居所】神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号
【識別番号】000237639
【氏名又は名称】富士通フロンテック株式会社
【住所又は居所】東京都稲城市矢野口1776番地
【出願日】 平成16年7月30日(2004.7.30)
【代理人】 【識別番号】100094514
【弁理士】
【氏名又は名称】林 恒徳

【識別番号】100094525
【弁理士】
【氏名又は名称】土井 健二

【公開番号】 特開2006−42880(P2006−42880A)
【公開日】 平成18年2月16日(2006.2.16)
【出願番号】 特願2004−224270(P2004−224270)