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【発明の名称】 洗い用手袋
【発明者】 【氏名】大野 三津夫

【氏名】大野 和子

【要約】 【課題】洗い性能に優れた洗い用手袋の提供。

【解決手段】本発明の洗い用手袋は、網生地で形成された手袋の内側の所要箇所にスポンジを配設したことを特徴とするもので、親指を除く四本指が並べて挿入できる袋部を備えた形状の手袋、親指を挿入できる袋部と前記親指を除く四本指を並べて挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状の手袋、親指を挿入できる袋部と前記親指を除く四本指が各別に挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状の手袋であることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
網生地で形成された手袋の内側の所要箇所にスポンジを配設したことを特徴とする洗い用手袋。
【請求項2】
手袋は、親指を除く四本指が並べて挿入できる袋部を備えた形状であることを特徴とする請求項1に記載の洗い用手袋。
【請求項3】
手袋は、親指を挿入できる袋部と前記親指を除く四本指を並べて挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状であることを特徴とする請求項1に記載の洗い用手袋。
【請求項4】
手袋は、親指を挿入できる袋部と前記親指を除く四本指が各別に挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状であることを特徴とする請求項1に記載の洗い用手袋。
【請求項5】
手袋は、左右何れの手にも装着できる平面形状であって、両面側の各々所要箇所にスポンジが配設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の洗い用手袋。
【請求項6】
手袋の内部には当該手袋と同形状の防水性内手袋を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の洗い用手袋。
【請求項7】
防水性内手袋はゴム製又は合成樹脂製であることを特徴とする請求項6の洗い用手袋。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、食器洗いや洗車或いは掃除掛け等、広い意味での「洗い」にも用いる手袋に関し、詳しくは、スポンジやタワシ或いは拭き布(例えば雑巾)等を手に持つことなく、手に嵌めるだけで洗い仕事を行うことができる手袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば台所での食器洗いでは、洗剤を含ませたスポンジを一方の手で掴んだ状態で、他方の手に持った食器に擦り付けて、食器を洗っていた。
【0003】
このような状態での洗い用作業では、食器を片手で保持しなければならず、
食器が不安定な状態で保持されるため、食器を取り落として破損させることが少なくなく、取り落とさないようにするため不自然な力を込めるため疲労が増す、等の不都合があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のような不都合の解決を目的としてなされたもので、両手で食器を安全に保持した状態にて、食器表面を手で撫で回すだけで洗い仕事を行うことができる洗い用手袋の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の洗い用手袋の発明は、網生地で形成された手袋の内側の所要箇所にスポンジを配設したことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載の洗い用手袋において、手袋は、親指を除く四本指が並べて挿入できる袋部を備えた形状であることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1に記載の洗い用手袋において、手袋は親指を挿入できる袋部と前記親指を除く四本指を並べて挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状であることを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1に記載の洗い用手袋において、手袋は親指を挿入できる袋部と前記親指を除く四本指が各別に挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状であることを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の洗い用手袋において、手袋は左右何れの手にも装着できる平面形状であって、両面側の各々所要箇所にスポンジが配設されたことを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の洗い用手袋において、手袋の内部には当該手袋と同形状の防水性内手袋を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明は、請求項6の洗い用手袋において、防水性内手袋はゴム製又は合成樹脂製であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1乃至7の発明によれば、食器等の洗い物を両手で安全に保持することができる。
又、両手で保持したまま洗い物の表面を撫で回わしたり、擦り回したりするだけで、従来に較べて容易に洗い仕事をすることができる。
又、効率よく洗い仕事ができるので、従来に較べて疲労度を大幅に軽減させることができる。
又、網生地による擦り落とし効果とスポンジによる拭き効果とを同時に発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を、食器洗い仕事用の洗い用手袋を例にして説明する。
【実施例1】
【0014】
実施例1は、網生地で形成された手袋の内側の所要箇所にスポンジを配設した洗い用手袋の例として、手袋を、親指を除く四本指が並べて挿入できる袋部を備えた形状としたものである。これを図1及び図2に基づいて説明する。
図1は掌側から見た平面図、図2は図1のA−A線縦断端面図である。
【0015】
図1及び図2において、この洗い用手袋10は、少なくとも、網生地1の素材を用いて、親指を除く片手の四本指が並べて挿入できる略長方形状の袋部2を形成し、この袋部2の両面即ち掌側と手の甲側とに各々平板状のスポンジ3を網生地1に挟んで封入した構成としたものである。従って、親指はこの手袋10の外となる。
【0016】
手袋10は、親指を除く四本指の背側(甲皮側)と四本指の腹側(掌皮側)とを相対して合致する形状となして、周縁を縫合したものであって、背側(甲皮側)及び四本指の腹側(掌皮側)とも各々網生地1を二枚重ね構造としたものであって、所要箇所に封入されるスポンジ3は、この二枚重ねの網生地1の間に挿入され、当該スポンジ3が横移動しないように当該スポンジ3周縁の二枚重ねの網生地1が縫合されている。
【0017】
網生地1は、1本の糸よりも、できるだけ多い複数本の糸で編んだ網が好ましく、しかも、編み目の結束部分が大きく、且つ、結束部分の数が多い程好ましい。このような網生地1を用いることによって、食器の表面の付着物を効果的に擦り落とすことができる。
しかも、この二枚重ねの網生地1は、二枚重ねの外側の一枚がスポンジ3の表面を覆う形となるので、上記のように、比較的硬質の網生地1と比較的柔らかいスポンジ3とが同時的に洗物の表面に作用するので、網生地1による擦り落とし効果とスポンジ3による液状付着物等に対する拭き効果とを同時に発揮することができる。
【0018】
この実施例1では、図2に示すように、袋部2の両面にスポンジ3を配設してあるが、何れか一方、例えば、掌側にのみスポンジ3を設けても良い。
そして、手袋10を左右兼用可能に、例えば、手袋10自体を平面的に形成し、用途に応じて、例えば、擦り落としを主とする場合にはスポンジ3のない方の面即ち網生地1のみの面(甲側)を用い、液状の汚れ等比較的柔らかい付着物を落とすことを主とする場合にはスポンジ3の面側(掌側)を用いる事で、一物で二用途の機能を発揮させることができる。
【0019】
他方、この実施例1では、両面にスポンジ3を配設しているので、一物で二用途の機能こそ発揮できないが、両面を交互に或いは一面を使い切った後に他面を使用することにより、片面のみに配設している場合に較べ、スポンジ3使用の洗い寿命を約2倍に延ばすことができる。
【0020】
尚、網生地1は当然のことながら、耐水性及び耐洗剤性を備えた素材、例えば合成樹脂製の繊維を用いることが好ましい。
又、スポンジの素材は特に問わず、一般市場に流通している素材のスポンジを用いればよい。
【実施例2】
【0021】
実施例2は、網生地で形成された手袋の内側の所要箇所にスポンジを配設した洗い用手袋の例として、手袋を、親指を挿入できる袋部と前記親指を除く四本指を並べて挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状としたものである。これを図3に基づいて説明する。図3は掌側から見た平面図である。
【0022】
図3において、この洗い用手袋20は、少なくとも、上記実施例1と同様の網生地1の素材を用いて同様の二枚重ね構造にて構成されており、親指を除く片手の四本指が並べて挿入できる略長方形状の袋部22が形成され、この袋部22の掌側の四本指部42から掌部55に渡って連続する平板状のスポンジ324を二枚重ねの網生地1に挟んで封入すると共に、親指の爪側とは反対側の指腹部62側に平板状のスポンジ326を同様に二枚重ねの網生地1に挟んで封入した構成としたものである。従って、親指はこの手袋20の親指の袋部226に納まる。
【0023】
親指側のスポンジ326と掌部側のスポンジ324とを連続させて形成してもよいが、この実施例2のように分離して配設する方が、親指の運動性能を高めることができ、洗い仕事を効率的に行うことができる。
【実施例3】
【0024】
実施例3は、網生地で形成された手袋の内側の所要箇所にスポンジを配設した洗い用手袋の例として、手袋30を、親指を挿入できる袋部336と前記親指を除く四本指を並べて挿入できると共に掌まで挿入できる袋部345とを備えた形状としたものである。これを図4に基づいて説明する。図4は掌側から見た平面図である。
【0025】
図4において、この洗い用手袋30は、上記実施例1と同様の網生地1の素材を用いて同様の二枚重ね構造にて構成されており、親指及び四本指が各々格別に挿入できる所謂手形状の袋部23が形成され、この袋部23の掌側の四本指部42及び掌部55に渡って連続する平板状のスポンジ334を二枚重ねの網生地1に挟んで封入した構成としたものである。
従って、この手袋30は一般的な五本指の手袋形で、親指及び四本指が格別に袋部23の各指袋部に納まる。尚、その他の構成は実施例1と同様である。
【0026】
この実施例3のように、手袋30を、親指を挿入できる袋部とこの親指を除く四本指が各別に挿入できると共に掌まで挿入できる袋部とを備えた形状とすることによって、掌側の全て、即ち各指の腹部及び掌部にて、洗物の表面を撫で回すことができ、上記実施例1乃至3に較べて洗い仕事をより効率的に行うことができる。
【実施例4】
【0027】
実施例4は、図5の掌側から見た平面図に示すように、上記実施例3において、親指を除く四本指の活動を容易化させるため、四本指の付根部分と掌部との間に、スポンジ3の無い無スポンジ帯部を形成したものである。
【0028】
この実施例4の図5には示していないが、更に親指の活動をも容易化させるため、親指の腹部と掌部との間にも無スポンジ帯部(図示せず)を更に設けても良い。
【実施例5】
【0029】
実施例5の手袋50は、上記実施例2乃至4の図3乃至図5の想像線で示すように、手袋20,30,40の内部に、当該各手袋20,30,40と同形状の防水性を備えた内手袋(防水性内手袋)7を設けた構成としたものである。
防水性内手袋7としては例えば市販されているようなゴム製又は合成樹脂製のものを用いればよい。
又、防水性内手袋7の形状は、各手袋20,30,40の形状と一致させる必要はなく、例えば、実施例2の手袋20に5本指形の内手袋7を内設させても良い。
【0030】
このような防水性内手袋7を内設することによって、市販のゴム製又は合成樹脂製の手袋と同様に、水や洗剤による指や手荒れ等を防止することができる。
【0031】
上記実施例1乃至5で説明した手袋10,20,30,40は、何れも、左右何れの手にも装着できる平面形状とすることができるし、平面形状とした上で、掌側が甲側の両面の各々に、或いは何れか一方の面の所要箇所にスポンジ3を配設しても良い。
【0032】
このような平面形とすれば、上記実施例1で述べたように、両面にスポンジ3を配設すれば、一物で二用途の機能を発揮することができると共に、一方の面(片面)のみにスポンジ3を設ける場合に較べ、両面を交互に使用することにより、スポンジ3使用の洗い寿命を約2倍に延ばすことができる。
【産業上の利用可能性】
【0033】
上記実施例では食器洗いに用いる洗い用手袋について説明したが、本発明に係る洗い用手袋はこれに限らず、洗車やその他の拭き掃除等において、広く用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】実施例1の洗い用手袋の平面図である。
【図2】図1のA−A線縦断端面図である。
【図3】実施例2の洗い用手袋の平面図である。
【図4】実施例3の洗い用手袋の平面図である。
【図5】実施例4の洗い用手袋の平面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 網生地
2 袋部
3 スポンジ
7 内手袋(防水性内手袋)
8 無スポンジ帯部
10 洗い用手袋
20 洗い用手袋
23 袋部
30 洗い用手袋
40 洗い用手袋
42 四本指部
55 掌部
62 指腹部
324 スポンジ
326 スポンジ

【出願人】 【識別番号】503371661
【氏名又は名称】大野 三津夫
【識別番号】503371834
【氏名又は名称】大野 和子
【出願日】 平成17年2月18日(2005.2.18)
【代理人】 【識別番号】100084076
【弁理士】
【氏名又は名称】首藤 俊一

【公開番号】 特開2006−223669(P2006−223669A)
【公開日】 平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願番号】 特願2005−42941(P2005−42941)