| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】平原 嘉幸 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内
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| 【要約】 |
【課題】追加基板及び追加リード線等を設けることなく掃除機本体内に匂いを分解する分解部及び紫外線発光部を配設可能にした電気掃除機を提供する。
【解決手段】塵埃を集塵する集塵部22と、この集塵部22に吸込負圧を作用させる電動送風機23と、回路室57とを掃除機本体21内に設け、前記電動送風機23を制御する制御回路を設けた回路基板58を回路室57に配置した電気掃除機20であって、光触媒により匂いを分解する分解部59を回路室57に設け、分解部59に向けて紫外線を発する発光ダイオード60を回路基板58に設けてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 塵埃を集塵する集塵部と、この集塵部に吸込負圧を作用させる電動送風機と、回路室とを掃除機本体内に設け、前記電動送風機を制御する制御回路を設けた回路基板を前記回路室に配置した電気掃除機であって、 光触媒により匂いを分解する分解部を前記回路室に設け、 前記分解部に向けて紫外線を発する紫外線発光部を前記回路基板に設けたことを特徴とする電気掃除機。 【請求項2】 前記電動送風機から排出される排気風を前記掃除機本体の排気口から排気させる排気風路と前記回路室とが連通していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、光触媒を利用して掃除機本体内の脱臭を行う電気掃除機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、塵埃と空気を集塵部に吸引して塵埃を捕集する電気掃除機においては、集塵部内の塵埃に含まれる細菌等の繁殖や悪臭等を抑制するために、集塵部の上方に匂いを分解する光触媒フィルタ(分解部)及びこの光触媒を活性化させる紫外線発光部を配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 上記電気掃除機の概略構成を図5に基づいて説明する。図5において、掃除機本体1の前部側には集塵部を構成する集塵室2が設けられており、この集塵室2には塵埃を捕集する集塵フィルタ3が配設されている。電動機室4内に配設された電動送風機5は、集塵室2に吸込負圧を作用させて塵埃を集塵フィルタ3内に捕捉させると共に濾過された空気は、電動送風機5から矢印で示すように機外に排出させている。 【0004】 また、電動機室4の上方に設けられた回路室6内には、電動送風機5等を制御する制御回路が設けられた回路基板7が配設されている。 【0005】 掃除機本体1の前部には、ヒンジ8を中心として矢印9a方向に開閉自在の蓋9が設けられており、この蓋9の下方、すなわち集塵室2の上方には光触媒フィルタ10が配設され、蓋9には光触媒フィルタ10に光を当てるための透明な窓9bが形成されている。 【0006】 光触媒フィルタ10は、窓9bからの光を受けることにより活性化されて集塵室2内の殺菌及び消臭をするようになっている。 【0007】 しかし、夜間等では光触媒フィルタ10に光が充分に当たらないため、その光触媒フィルタ10の機能を充分に発揮することができないという問題があった。 【0008】 そこで、図5に示すように、蓋9に紫外線発光部11を設けたものが考えられている。 【特許文献1】特開2004−230134号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかしながら、このような電気掃除機では、回路基板7と紫外線発光部11とが離れた位置にあるため、追加基板(図示せず)や追加リード線12を設けて回路基板7と紫外線発光部11を電気的に接続させる必要があり、このためコストアップになるという問題がある。 【0010】 さらに、蓋9はヒンジ8により開閉動作するため、蓋9を開成した際に追加リード線12が露出したり、蓋9の開閉動作により追加リード線12が切断したりしないように配線しなければならないので、その配線構造が複雑になり、さらにコストアップになってしまうという問題がある。 【0011】 本発明の目的は、追加基板及び追加リード線が不要となる電気掃除機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0012】 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、塵埃を集塵する集塵部と、この集塵部に吸込負圧を作用させる電動送風機と、回路室とを掃除機本体内に設け、前記電動送風機を制御する制御回路を設けた回路基板を前記回路室に配置した電気掃除機であって、光触媒により匂いを分解する分解部を前記回路室に設け、前記分解部に向けて紫外線を発する紫外線発光部を前記回路基板に設けたことを特徴としている。 【発明の効果】 【0013】 本発明によれば、光触媒により匂いを分解する分解部を回路室に設け、この分解部に向けて紫外線を発する紫外線発光部を前記回路室の回路基板に設けたので、追加基板及び追加リード線等を設ける必要がない。そのため、配線作業が不要となり、作業効率が向上すると共にコストダウンを実現することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【実施例1】 【0015】 図1は、本発明が適用されている電気掃除機20の全体を示している。 【0016】 この電気掃除機20の掃除機本体21内には、前部側に設けられた集塵部としての集塵室22と、この集塵室22の後部側に設けられていて集塵室22内に吸込負圧を作用させる電動送風機23とが設けられている。集塵室22内には、紙パックフィルタである集塵フィルタ25が着脱可能に設けられている。 【0017】 符号26は一端に設けられた接続部27が掃除機本体21の接続口28に着脱可能に接続されたホースであって、このホース26の他端には手元操作管29が設けられている。この手元操作管29には、操作スイッチ(図示せず)を有する手元操作部30が設けられている。 【0018】 手元操作管29には、延長管31が着脱可能に接続されており、この延長管31の先端には吸込口体32が着脱可能に接続されている。吸込口体32は、底面に吸込開口(図示せず)を有する図示しない吸込室を有している。この吸込口体32の吸込室は、延長管31やホース26を介して掃除機本体21の集塵室22に連通している。 【0019】 図2は掃除機本体21の縦断側面図を示している。なお、掃除機本体21の後部には、左右1対の車輪33(一方は図示せず)が設けられ、前部には旋回輪34が設けられている。 【0020】 掃除機本体21は、上方に開放している下ケース36と、下ケース36の後部側の上部を覆う上ケース37と、上ケース37の前に開閉自在に取り付けられると共に、集塵室22の上部開口を覆う透明な集塵室カバー38等を備えている。上ケース37には、図3に示すように透明又は半透明の窓61が形成されている。この集塵室カバー38は、ヒンジ51により矢印52方向に開閉動作するものである。 【0021】 集塵室22の上部には、光触媒フィルタ55が着脱可能に配置され、この光触媒フィルタ55に集塵室カバー38を透過した光が当たるようになっている。集塵室22の後部には、2次フィルタ50が設けられている。集塵室22は、2次フィルタ50及び格子部47を介して電動送風機23の吸込開口23Aに連通している。 【0022】 掃除機本体21の後部には、電動機室39と、電動機室39の上に形成された回路室57と、電動機室39の後ろ側の排気室(排気風路)43とが形成されている。電動機室39と回路室57は区画壁40により区画され、回路室57と排気室43とは連通している。 【0023】 また、電動送風機23はカバー45により覆われており、電動ケース62の排気口63から排出される空気はカバー45の穴45A及び区画壁40の穴40Aを介して排気室43へ排出されるようになっている。排気室43へ排出された空気は、掃除機本体21の後壁部21Aの本体排気口66から外へ排気される。 【0024】 回路室57には、区画壁40に取り付けられた回路基板58と、この回路基板58の上方に光触媒フィルタ59が配置されている。回路基板58には、電動送風機23等を制御する制御回路等が設けられている。 【0025】 また、回路基板58には、紫外線を発光する発光ダイオード(紫外線発光部)60が設けられており、この発光ダイオード60は紫外線を光触媒フィルタ59に照射するようになっている。発光ダイオード60は、図示しない電源プラグをコンセントに接続すると発光するようになっている。 【0026】 [動作] 次に、上記のように構成された電気掃除機の動作について説明する。 【0027】 先ず、図示しない電源コードの電源プラグをコンセントに接続する。この接続により、回路室57の回路基板58の紫外線発光部60が発光する。 【0028】 そして、手元操作部30の操作スイッチ(図示せず)の操作により電動送風機23が駆動されると集塵室22が負圧となる。この負圧がホース26,手元操作管29,延長管31を介して吸込口体32の吸込室(図示せず)に作用し、吸込口体32の吸込室の吸込開口(図示せず)から被清掃面上の塵埃及び空気が吸い込まれ、延長管31,手元操作管29,ホース26を介して掃除機本体21の集塵室22へ吸い込まれていく。 【0029】 集塵室22へ吸い込まれた塵埃は、集塵室22内に装着された集塵フィルタ25に捕集され、集塵フィルタ25を通過した空気は2次フィルタ50等を介して電動送風機23の吸込開口23Aへ吸引されていく。 【0030】 この吸込開口23Aへ吸引された空気は、電動送風機23のモータ内を通って電動ケース62の排気口63から搬出され、さらにカバー45の穴45A及び区画壁40の穴40Aを介して排気室43に排出され、そして掃除機本体21の後壁部21Aの本体排気口66から排気されていく。 【0031】 一方、集塵室22の光触媒フィルタ55は、集塵室カバー38を透過した光を受けて活性化し、集塵フィルタ25で発生する匂いの消臭や殺菌が行われる。 【0032】 他方、回路室57の紫外線発光部60の発光により、紫外線発光部60からの紫外線が光触媒フィルタ59を照射する。これにより、光触媒フィルタ59は活性化して、排気室43から回路室57へ回り込んできた匂いの消臭や殺菌を行う。 【0033】 また、紫外線発光部60が発光していないときには、光触媒フィルタ59は上ケース37の窓61を透過した光を受けることにより活性化して上述の消臭や殺菌を行う。 【0034】 ところで、紫外線発光部60は回路基板58に設けられていることにより、追加基板や追加リード線を設ける必要がなく、このため部品点数や組立工数を低減することができ、コストの削減を図ることができる。 【0035】 〈変形例〉 図2に示す掃除機本体21は、排気室43と回路室57とを連通しているが、図4に示すように、回路室57と排気室43とをリブ71,72によって区画してもよい。この場合も、リブ71,72とが通気性をもって整合されていないことにより、排気室43からリブ71,72の接合面を介して回路室57へ回り込んだ匂いの消臭や殺菌を行うことができる。 【0036】 このように、電動送風機23からの排気風路65から回路室57を区画した構成の掃除機本体70においても、本発明を適用することができて、回路室57は発光ダイオード60及び光触媒フィルタ59の活性作用により匂いの除去や殺菌等をすることができる。 【0037】 以上説明した本発明の実施の形態の電気掃除機は、塵埃を集塵する集塵部(22)と、この集塵部(22)に吸込負圧を作用させる電動送風機(23)と、回路室(57)とを掃除機本体(21)内に設け、前記電動送風機(23)を制御する制御回路を設けた回路基板(58)を回路室(57)に配置した電気掃除機(20)であって、光触媒により匂いを分解する分解部(59)を回路室(57)に設け、分解部(59)に向けて紫外線を発する紫外線発光部(60)を回路基板(58)に設けてある。 【0038】 この構成では、光触媒により匂いを分解する分解部(59)を回路室(57)に設け、この分解部(59)に向けて紫外線を発する紫外線発光部(60)を前記回路室(57)の回路基板(58)に設けたので、追加基板及び追加リード線等を設ける必要がない。このため、配線作業が不要となり、作業効率が向上すると共にコストダウンを実現することができる。 【0039】 また、本発明の実施の形態の電気掃除機は、電動送風機(23)から排出される排気風を掃除機本体(21)の排気口(66)から排気させる排気風路(65)と回路室(57)とが連通している。 【0040】 この構成では、電動送風機(23)から排出される排気風を掃除機本体(21)の排気口(66)から排気させる排気風路(65)と回路室(57)とが連通しているので、排気風路(65)を通過する排気を回路室(57)内の紫外線発光部(60)及び光触媒フィルタ(59)により殺菌及び消臭することができて、掃除機本体(21)の排気口(66)からは匂いを抑制された清浄な空気を排気することができる。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】本発明が適用されている電気掃除機の全体斜視図である。 【図2】掃除機本体の縦断側面図である。 【図3】掃除機本体の外観斜視図である。 【図4】本発明の変形例を示す掃除機本体の縦断側面図である。 【図5】従来の掃除機本体の概略を示す縦断側面図である。 【符号の説明】 【0042】 20 電気掃除機 21 掃除機本体 22 集塵室(集塵部) 23 電動送風機 57 回路室 58 回路基板 59 光触媒フィルタ(分解部) 60 紫外線発光部 65 排気風路 66 本体排気口
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都品川区東五反田二丁目17番2号
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| 【出願日】 |
平成17年2月8日(2005.2.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄
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| 【公開番号】 |
特開2006−217941(P2006−217941A) |
| 【公開日】 |
平成18年8月24日(2006.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2005−31439(P2005−31439) |
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