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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】江部 清
【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内

【氏名】竹本 律雄
【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社秦野工場内

【要約】 【課題】ハンドルの収納状態での掃除機本体からの突出量を増加させることなくハンドルの大きさを確保できる電気掃除機を提供する。

【解決手段】ハンドル56のアーム部61を旋回輪21の前方にて掃除機本体1の両側にそれぞれ軸支することで、ハンドル56を後方に回動させて掃除機本体1に沿うように収納状態とした際に、ハンドル56のアーム部61が側面視で掃除機本体1の前部下側と後部上側の対角線上に略沿って位置するため、収納状態でのハンドル56の掃除機本体1からの突出量を増加させることなくハンドル56の大きさを確保できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動送風機を収容した掃除機本体と、
この掃除機本体の後部に設けられた後輪と、
前記掃除機本体の前記後輪より前方に設けられた前輪と、
一端部が前記前輪よりも前方にて前記掃除機本体の両側にそれぞれ軸支された一対のアーム部、および、これらアーム部の他端部間を連結する把持部を備えたハンドルと
を具備したことを特徴とした電気掃除機。
【請求項2】
掃除機本体は、
電動送風機を収容するケース体と、
このケース体の前端部に設けられ、前記電動送風機の吸込側に連通する本体吸込口と、
この本体吸込口の近傍に位置しこの本体吸込口に接続される管部に設けられた操作部と電気的に接続される接点と、
前記ケース体に取り付けられ、前記本体吸込口および前記接点のそれぞれの周囲を覆うとともにハンドルを軸支する吸込口カバーとを備えている
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
【請求項3】
掃除機本体は、走行方向前側に設けられ、電動送風機の吸込側に連通する本体吸込口を備え、
ハンドルは、前記本体吸込口の軸方向延長線よりも上側で回動規制される
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除機本体に回動可能に軸支されたハンドルを備えた電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、前側に旋回輪、後側に従動輪が回転自在に設けられ、これら旋回輪および従動輪により掃除機本体が床面上を走行可能となっている。また、この掃除機本体には、この掃除機本体を持ち上げる際に把持されるハンドルが取り付けられている。このハンドルは、掃除機本体の両側部にそれぞれ軸支されたアーム部と、これらアーム部の一端部間を連結し作業者に把持される把持部を備えた略U字状に形成されている。そして、各アーム部は、掃除機本体の旋回輪よりも後方かつ掃除機本体の前後方向の中心域よりも若干前方にそれぞれ回動可能に軸支されている。このため、ハンドルは、把持部側が掃除機本体の上側で前後方向へと回動可能となっている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平11−267071号公報(第3頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
作業者が腰を屈めることなく掃除機本体を持ち上げ可能とするためには、前後輪が接地した状態でハンドルが掃除機本体から可能な限り上方に突出するように、ハンドルを大きく形成することが望まれる。
【0004】
一方で、ハンドルは、後方に倒して掃除機本体に沿わせて収納することによって掃除機本体からの突出量を小さくでき、コンパクトに収納できる。
【0005】
しかしながら、上述の電気掃除機では、掃除機本体に軸支されたアーム部の端部が、旋回輪よりも後方であるため、上述のように作業者が腰を屈めることを抑制することによるハンドルの持ちやすさと、収納時にコンパクトにすることとを同時に満足できるものではない。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ハンドルの収納状態での掃除機本体からの突出量を増加させることなくハンドルの大きさを確保できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、掃除機本体の後部に設けられた後輪と、掃除機本体の後輪より前方に設けられた前輪と、一端部が前輪よりも前方にて掃除機本体の両側にそれぞれ軸支された一対のアーム部、および、これらアーム部の他端部間を連結する把持部を備えたハンドルとを具備したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ハンドルのアーム部を前輪の前方にて掃除機本体の両側にそれぞれ軸支することで、ハンドルを掃除機本体に沿うように収納状態とした際のこのハンドルの掃除機本体からの突出量を増加させることなくハンドルの大きさを確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0010】
図5において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、内部に収容された電動送風機2の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を図示しない集塵パックに集塵する電気掃除機である。この掃除機本体1は、電動送風機2を収容するケース体3を備え、このケース体3の前端部には、電動送風機2の吸込側に連通する本体吸込口4が穿設されている。そして、掃除機本体1は、図1に示すように、被掃除面としての床面F上に水平に載置した状態で使用状態となる。
【0011】
本体吸込口4には、図5に示すように、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状のホース体5が連通接続されている。また、このホース体5の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な操作部としての手元操作部6が設けられている。この手元操作部6には、電動送風機2などを複数の動作モードに設定する複数の設定ボタン7が設けられているとともに、掃除する際に作業者が把持する操作把持部8が基端側に向けて突設されている。
【0012】
さらに、手元操作部6の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管9が着脱可能に連通接続されている。そして、この延長管9の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に載置させて操作把持部8により操作され、絨毯などの上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ10が着脱可能に連通接続されている。
【0013】
ケース体3は、上側を開口し掃除機本体1の下面となる下ケース15と、この下ケース15の後部上側に設けられた上ケース16と、この上ケース16の前側に設けられた蓋体17と、これら下ケース15と上ケース16および蓋体17との間に挟持されたバンパ18とを有している。そして、このケース体3は、これら下ケース15、上ケース16、蓋体17およびバンパ18などの取付部に図示しないパッキンなどが設けられ、電動送風機2の吸込側に対して気密性を有している。
【0014】
下ケース15は、掃除機本体1の下面となるものであり、図1に示すように、前側の床面Fに対向する下部に、前輪としての旋回輪21が回転自在かつ旋回可能に設けられているとともに、掃除機本体1の後部両側に、後輪としての従動輪22(一方のみ図示)が回転自在にそれぞれ設けられている。また、これら旋回輪21および従動輪22により、掃除機本体1が床面F上を前後方向に走行可能となっている。さらに、この下ケース15には、延長管9の先端側の外周部に設けられた図5に示す係止部23を係合させることで、電気掃除機を図4に示す収納状態とする図示しない係止凹部が設けられている。
【0015】
また、上ケース16は、図1および図5に示すように、ケース体3内の後部に区画され電動送風機2を収容する図示しない電動送風機室の上部に位置するものであり、掃除機本体1を持ち上げる際に把持される略U字状の小ハンドル24が蓋体17に隣接して設けられ、かつ、電動送風機2などに図示しない商用交流電源から給電するための図示しない電源コードをケース体3内に巻き取り可能とする巻き取りボタン25が設けられている。
【0016】
ここで、小ハンドル24は、ケース体3に対して前後方向に回動可能に設けられおり、前方に回動させた状態で略垂直に突出し、掃除機本体1を持ち上げ可能になるとともに、後方に回動させた状態で上ケース16に対して略平行となり、ケース体3から上方に突出することなく収納される。なお、この小ハンドル24は、必ずしも設けなくてもよい。
【0017】
さらに、蓋体17は、ケース体3内の前部に区画され集塵パックを着脱可能に収容する図示しない集塵室の上部を開閉可能に覆うものであり、後部が上ケース16の前部にて回動可能に軸支されている。なお、集塵室は、電動送風機室の前側すなわち電動送風機2の吸込側に連通している。そして、蓋体17の前端部の下側には、この蓋体17を開閉する際に作業者が指を掛ける引掛け凹部26が設けられている。
【0018】
また、バンパ18は、掃除機本体1が障害物などに衝突した際の内部への衝撃を緩和するものであり、例えば軟質の合成樹脂などで設けられ、ケース体3の前部の本体吸込口4の一側方からケース体3の後部を経由して本体吸込口4の他側方に亘って設けられている。さらに、掃除機本体1の後部となるバンパ18の後部には、図示しない排気口が設けられている。そして、このバンパ18の前部両側間には、ケース体3と別個に設けられた吸込口カバー31が取り付けられている。
【0019】
この吸込口カバー31は、図2に示すように、本体吸込口4の周囲を覆い掃除機本体1の前端部となるもので、正面視で略四角形状に形成されたカバー本体32と、このカバー本体32の下部に突設され下ケース15の前方に位置する軸支部33とを有している。
【0020】
カバー本体32は、バンパ18の前端部の両側間に略隙間なく取り付けられ、本体吸込口4に連通する連通口34が中央部に穿設され、かつ、蓋体17の引掛け凹部26に連続する横長の凹部35が上部に設けられている。
【0021】
連通口34は、ホース体5の基端部に設けられこのホース体5を本体吸込口4に対して着脱可能とする管部としての略筒状の着脱部41が挿入される正面視略円形状の連通口部42と、この連通口部42の一側部に正面視略四角形状に切り欠き形成され着脱部41を着脱する着脱凹部43とを備えている。
【0022】
連通口部42は、カバー本体32に前後方向に沿って穿設され、着脱部41の外周面を受ける内周面45を有し、かつ、後部が本体吸込口4に連通している。
【0023】
また、着脱凹部43は、内周面45に連続する内側面47と、この内側面47の後部に位置し着脱部41の先端部を受ける着脱受面48とを有している。
【0024】
内側面47には、着脱部41に設けられた図示しないクランプ部が着脱可能に嵌合する嵌合凹部51が設けられている。この嵌合凹部51は、掃除機本体1の前後方向に沿って長手状に形成されている。
【0025】
また、着脱受面48は、掃除機本体1の幅方向すなわち左右方向に沿って形成されており、着脱部41に設けられた図示しない一対の接点金具が挿入される一対の挿入孔53が上下に離間されて穿設されている。なお、これら接点金具は、ホース体5内に螺旋状に配設された図示しない電線を介して手元操作部6の設定ボタン7、あるいは床ブラシ10に設けられた図示しない図示しない回転清掃体としての回転ブラシを回転させる電動機の制御部などに電気的に接続され、これら設定ボタン7の操作を掃除機本体1側に伝達するものである。
【0026】
そして、これら挿入孔53は、内部に接点54が設けられ、かつ、着脱部41を連通口34に接続した状態で着脱部41の接点金具がそれぞれ接点54に電気的に接続されるようになっている。すなわち、カバー本体32は、接点54の周囲を覆っている。
【0027】
ここで、接点54は、掃除機本体1内に収容され電動送風機2などの駆動を制御する制御手段55に電気的に接続されている。
【0028】
一方、軸支部33は、図2および図5に示すように、掃除機本体1の左右方向に沿って長手状に形成され、両端部がそれぞれ掃除機本体1の前端部の両側に位置しているとともに、図1に示すように、下端部が下ケース15の下部よりも下側、かつ、旋回輪21の下端部よりも上側に位置している。すなわち、この軸支部33は、旋回輪21よりも前方に位置している。そして、この軸支部33の両端部には、掃除機本体1を持ち上げる際に作業者に把持されるハンドル56がそれぞれ前後方向に回動可能に軸支されている。
【0029】
このハンドル56は、図1および図5に示すように、軸支部33の両端部に一端部がそれぞれ軸支され掃除機本体1の両側部にそれぞれ位置する一対のアーム部61と、これらアーム部61の他端部間を連結する把持部62とを備え、平面視で略U字状に形成されている。そして、このハンドル56は、図1の想像線に示すように、掃除機本体1に対して略垂直となるように前方に回動させることで使用状態となって掃除機本体1を各輪21,22が接地した水平状態から持ち上げ可能とし、図1の実線に示すように掃除機本体1に沿わせるように後方に回動させることで収納状態となるとともに、図3に示すように前方に最大に回動させた状態で掃除機本体1の後部を下側として掃除機本体1を垂直状態に直立させて図4に示す状態として収納可能とするものである(スタンド収納状態)。
【0030】
アーム部61は、図1および図5に示すように、軸支部33の両端部にそれぞれ回動可能に軸支される被軸支部65と、この被軸支部65の後部に対して上側に屈曲されるように連続したアーム本体部66と、これらアーム本体部66の後部に対して下側に屈曲されるように連続した屈曲部67とを有している。
【0031】
各被軸支部65は、軸支部33の各端面33aから突設された回動軸71に軸支されている。また、これら被軸支部65は、軸支部33と被軸支部65との間に設けられた図示しない回動規制部により、ハンドル56を、図1の実線に示す収納状態、図1の想像線に示す使用状態、あるいは図3に示す最大回動状態などの複数の所定の角度に保持可能とする。そして、このハンドル56の最大回動状態は、本体吸込口4の軸方向延長線である連通口34の軸方向延長線Lよりも上側、すなわち上ケース16側で回動規制された状態である。
【0032】
さらに、各アーム本体部66は、掃除機本体1の両側部にそれぞれ位置するものであり、掃除機本体1の前後方向に沿って長手状に形成されている。
【0033】
またさらに、各屈曲部67は、掃除機本体1の上側にそれぞれ位置しており、アーム本体部66と反対側の後部が把持部62に滑らかに連続している。また、これら屈曲部67は、それぞれ被軸支部65と略平行となるように設けられている。
【0034】
そして、把持部62は、掃除機本体1の上側に位置して作業者により把持される部分であり、図1の実線に示すハンドル56の収納状態でケース体3の上ケース16の後部上側に下端部が当接するとともに、図3に示す最大回動状態で掃除機本体1の前端部より前方に突出し着脱部41に対して離間されている。また、この把持部62の上部の左右方向の中央部には、図5に示すように、掃除の最中などに一時的に延長管9を載置して保持可能な保持凹部76が設けられている。
【0035】
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
【0036】
まず、蓋体17を後方に回動させて集塵室を開け、この集塵室に集塵パックを取り付けた後、蓋体17を前方に回動させて集塵室を閉塞する。
【0037】
次いで、掃除機本体1の本体吸込口4に、ホース体5の着脱部41を接続する。このとき、着脱部41の接点金具が挿入孔53に挿入されてこれら接点金具が接点54に電気的に接続されて接点54が接点金具を介して手元操作部6の設定ボタン7などに電気的に接続されるとともに、着脱部41のクランプ部が嵌合凹部51に嵌合してホース体5が掃除機本体1に対して抜け止めされる。
【0038】
さらに、ホース体5の先端部に延長管9および床ブラシ10を順次接続した後、掃除機本体1から引き出した電源コードを商用交流電源に接続し、操作把持部8を把持して所定の設定ボタン7を操作することで、電動送風機2が所定の動作モードで駆動する。
【0039】
そして、作業者は、操作把持部8を介して床ブラシ10を床面F上で前後に走行させて床面F上の塵埃を空気とともに吸い込む。
【0040】
この塵埃とともに吸い込まれた空気は吸込風となり、延長管9、ホース体5、本体吸込口4を順次経由して集塵パックに流入し、この集塵パックを通過する際に塵埃が捕集される。
【0041】
この後、吸込風は電動送風機2の吸込側に流入し、この電動送風機2を通過して排気風となり、排気口から掃除機本体1の外部へと排気される。
【0042】
掃除作業中などに掃除機本体1を持ち上げる場合には、図1の想像線に示すように、ハンドル56を前方に回動させて把持部62を回動軸71の垂直上方に位置させて使用状態とし、把持部62を把持して持ち上げ可能となる。
【0043】
また、ハンドル56を掃除機本体1に沿わせて収納する場合には、図1の実線に示すように、ハンドル56を後方に回動させ、把持部62の下端部を上ケース16の後部上側に当接させて収納状態とする。
【0044】
さらに、掃除を終了する際には、設定ボタン7を操作して電動送風機2の駆動を停止させ、電源コードをコンセントから抜き取り巻き取りボタン25を操作して電源コードを掃除機本体1内に巻き取る。
【0045】
そして、電気掃除機を収納する際には、ハンドル56の把持部62を上方に引き上げて旋回輪21を浮かせ、図3に示すように、後部を下側として掃除機本体1を垂直状態とするとともに、図4に示すように、ホース体5を延長管9に巻きつけて係止部23を下ケース15の係止凹部に係止させてスタンド収納する。
【0046】
上述したように、上記一実施の形態によれば、ハンドル56のアーム部61を旋回輪21の前方にて掃除機本体1の両側にそれぞれ軸支することで、ハンドル56を後方に回動させて掃除機本体1に沿うように収納状態とした際に、ハンドル56のアーム部61が側面視で掃除機本体1の前部下側と後部上側の対角線上に略沿って位置するため、この収納状態でのハンドル56の掃除機本体1からの後方向および上方向への突出量を増加させることなくハンドル56の大きさを最大限に確保できる。
【0047】
また、ハンドル56の収納状態での掃除機本体1からの突出量を増加させないことで、ハンドル56の収納状態でこのハンドル56が邪魔になることがなく、さらに、ハンドル56の大きさを確保できることで、ハンドル56を前方に回動させた際に、各輪21,22の接地状態で把持部62が掃除機本体1の上方に大きく突出するので、作業者が腰を屈めることなく把持部62を容易に把持して掃除機本体1を持ち上げることができる。
【0048】
そして、電動送風機2の吸込側に対して気密性を有するケース体3とは別個の吸込口カバー31にてハンドル56のアーム部61を軸支することにより、例えば吸込口カバー31がケース体3に対して若干緩んでも電動送風機2の吸込風が漏れにくく、例えばケース体にハンドルを軸支する場合と比較して、電動送風機2の吸込風の漏れを防止するための構成などを設けることなく電動送風機2の吸込側に対する気密性を確保できるとともに、吸込風の漏れを防止するために掃除機本体1などの構成が複雑化して製造コストが増加したり掃除機本体1の重量が増加したりすることもない。
【0049】
また、本体吸込口4および接点54のそれぞれの周囲を覆う吸込口カバー31を利用してハンドル56のアーム部61を軸支するので、このアーム部61の軸支用に新たな別部材を設ける必要がなく、部品点数が増加することを防止でき、製造コストを抑制できるとともに、吸込口カバー31を取り替えるだけでハンドル56の有無を設定でき、ハンドル56を設ける電気掃除機とハンドルを設けない電気掃除機とでケース体3の共通化が可能となり、ケース体3用の金型代などのコストをも抑制できる。
【0050】
さらに、本体吸込口4の軸方向延長線Lよりも上側でハンドル56を回動規制することにより、ハンドル56が全ての回動位置で着脱部41に干渉しないので、図4に示す収納状態から掃除機本体1を持ち上げる際に、着脱部41が邪魔にならずに作業性が向上する。
【0051】
そして、ハンドル56を収納状態と最大回動状態との間で複数の所定の角度に保持できることにより、ハンドル56を使用状態とした際に掃除機本体1が動いた場合、あるいはスタンド収納状態であっても、このハンドル56が収納状態に倒れてしまうことなどがなく、使い勝手が良好になる。
【0052】
また、アーム部61の被軸支部65と屈曲部67とを互いに略平行に形成することで、図1の実線に示すように、アーム部61を収納状態とすると、被軸支部65と屈曲部67とがそれぞれ床面Fに対して略平行な状態となり、掃除機本体1の前後方向に沿って位置するので、これら被軸支部65と屈曲部67とが掃除機本体1から必要以上に突出することがない。
【0053】
なお、上記一実施の形態において、ハンドル56を吸込口カバー31に軸支する構造などは、任意に設定できる。
【0054】
また、ハンドル56の回動角度は、収納状態と最大回動状態との間で任意に設定できる。
【0055】
さらに、上記ハンドル56は、例えばサイクロン分離式の電気掃除機、あるいは充電式の電気掃除機などでも対応させて用いることができ、また、電気掃除機の構成の細部は、上記一実施の形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の一実施の形態の電気掃除機の掃除機本体を示す側面図である。
【図2】同上掃除機本体の要部を拡大して示す斜視図である。
【図3】同上電気掃除機のハンドルの回動状態を示す側面図である。
【図4】同上電気掃除機の収納状態を示す斜視図である。
【図5】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0057】
1 掃除機本体
2 電動送風機
3 ケース体
4 本体吸込口
6 操作部としての手元操作部
21 前輪としての旋回輪
22 後輪としての従動輪
31 吸込口カバー
41 管部としての着脱部
54 接点
56 ハンドル
61 アーム部
62 把持部
【出願人】 【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
【住所又は居所】東京都品川区東五反田二丁目17番2号
【出願日】 平成17年1月20日(2005.1.20)
【代理人】 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄

【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡

【公開番号】 特開2006−198150(P2006−198150A)
【公開日】 平成18年8月3日(2006.8.3)
【出願番号】 特願2005−12718(P2005−12718)