| 【発明の名称】 |
吸込口体および電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】内藤 順司 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社内
【氏名】市野 雄之 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社内
【氏名】杉山 善崇 【住所又は居所】神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】壁際などにある塵埃を掻き上げることのできる吸込口体を提供する。
【解決手段】底面吸込口32が形成された吸込室33を有する吸込口本体31と、吸込室33に回転可能に配置され且つ清掃部材35A,35Bを有する回転清掃体35とを備えた吸込口体30であって、吸込口本体31の前部に軸44回りに回動可能なカバー50を設け、このカバー50が後退した際に清掃部材35Aがカバー50に接触する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底面吸込口が形成された吸込室を有する吸込口本体と、 前記吸込室に回転可能に配置され且つ清掃部材を有する回転清掃体とを備えた吸込口体であって、 前記吸込口本体の前壁部の少なくとも一部を前後に移動可能に設け、 前記前壁部が後退した際にその後退した前壁部が前記清掃部材に接触することを特徴とする吸込口体。 【請求項2】 底面吸込口が形成された吸込室を有する吸込口本体と、 前記吸込室に回転可能に配置され且つ清掃部材を有する回転清掃体とを備えた吸込口体であって、 前記吸込口本体の前壁部の少なくとも一部を前後に移動可能に設け、 前記前壁部が後退した際に、前記清掃部材の一部が前記後退した前壁部から前方へ突出することを特徴とする吸込口体。 【請求項3】 前記回転清掃体は、軸部と、該軸部の円周方向に間隔をあけて軸部に取り付けられた長さの異なる複数の清掃部材とを有し、前記前壁部が後退した際に、この後退した前壁部に、長い清掃部材が接触して短い清掃部材は接触しないことを特徴とする請求項1に記載の吸込口体。 【請求項4】 前記回転清掃体は、軸部と、該軸部の円周方向に間隔をあけて軸部に取り付けられた長さの異なる複数の清掃部材とを有し、前記前壁部が後退した際に、前記後退した前壁部から長い清掃部材が前方へ突出して短い清掃部材は突出しないことを特徴とする請求項2に記載の吸込口体。 【請求項5】 前記回転清掃体は、清掃部材が前方から後方に向けて被清掃面を清掃するように回転することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の吸込口体。 【請求項6】 前記前壁部が軟質の樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の吸込口体。 【請求項7】 請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の吸込口体を備えたことを特徴とする電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、底面吸込口が形成された吸込室を有する吸込口本体と、吸込室に回転可能に配置された回転清掃体とを備えた吸込口体およびこの吸込口体を備えた電気掃除機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の電気掃除機には、図10に示された構成を有する吸込口体が設けられている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 この吸込口体1は、底面1Aに底面吸込口2を有する吸込室3が形成された吸込口本体4と、吸込室3内に回転自在に配置された回転清掃体5とを備えている。回転清掃体5は、吸込口本体4に設けられた空気導入口6から導入される空気によって反時計回り(図10において)に回転される。 【0004】 この吸込口体1によれば、回転清掃体5の回転により絨毯に付着された塵埃を掻き上げていくので、その塵埃を底面吸込口2から空気と共に効率よく吸引することができる。 【0005】 特許文献1:特開平11−206635号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、このような吸込口体1は、底面吸込口2の前縁2aから吸込口本体4の前面までの間に底壁部4Bが形成されているので、壁際にある塵埃を吸引することができないという問題があった。 【0007】 この発明の目的は、壁際などにある塵埃を掻き上げることのできる吸込口体を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 請求項1の発明は、底面吸込口が形成された吸込室を有する吸込口本体と、 前記吸込室に回転可能に配置され且つ清掃部材を有する回転清掃体とを備えた吸込口体であって、 前記吸込口本体の前壁部の少なくとも一部を前後に移動可能に設け、 前記前壁部が後退した際にその後退した前壁部が前記清掃部材に接触することを特徴とする。 【0009】 請求項2の発明は、底面吸込口が形成された吸込室を有する吸込口本体と、 前記吸込室に回転可能に配置され且つ清掃部材を有する回転清掃体とを備えた吸込口体であって、 前記吸込口本体の前壁部の少なくとも一部を前後に移動可能に設け、 前記前壁部が後退した際に、前記清掃部材の一部が前記後退した前壁部から前方へ突出することを特徴とする。 【発明の効果】 【0010】 この発明によれば、前壁部の一部が後退した際にその一部が清掃部材に接触またはその一部が前壁部から前方へ突出するものであるから、壁際などにある塵埃を清掃部材により掻き上げることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、この発明に係る吸込口体とこの吸込口体を備えた電気掃除機の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。 【実施例】 【0012】 図1は、本発明に係る吸込口体30を適用した電気掃除機20を示す。この電気掃除機20は、掃除機本体21と、一端がこの掃除機本体21に着脱自在に接続されたホース22と、このホース22の他端に設けられた手元操作管23に着脱自在に接続された延長管24とを備えている。吸込口体30は、この延長管24の先端部に着脱自在に接続されている。 【0013】 手元操作管23には操作部23Aが設けられており、この操作部23Aには、電気掃除機を作動するための図示しない操作スイッチおよび換作ボタン等が設けられている。 【0014】 掃除機本体21には、集塵容器25と、この集塵容器25内に塵埃を集塵させるための電動送風機(図示せず)とが設けられている。集塵容器25は、掃除機本体21に着脱自在に取り付けられている。 【0015】 吸込口体30は、図2乃至図4に示すように、清掃時に被清掃面と対向する底面31A(図3参照)に底面吸込口32が形成された吸込室33を有する吸込口本体31と、吸込室33に回転自在に配置された回転清掃体35(図4参照)と、吸込口本体31の後部に、前後方向に延びる軸腺34A(図3参照)周りに回転可能に取り付けられた回転管34と、この回転管34に上下方向に回動可能に取り付けられた接続管36とを備えている。尚、図2において、Vは吸込口体30に取り付けられたバンパー、Vaはこのバンパーの前端面を示す。 【0016】 吸込口本体31の底面31Aには、図3に示すように、底面吸込口32の左右の両側に、円弧状壁部31b,31bが形成され、この円弧状壁部31b,31bに起毛を有する払拭部材37,37が取り付けられている。また、底壁面31Aの後部側の両側には起毛を有する払拭部材38,38が取り付けられており、これら払拭部材37〜38によって走行体が構成され、床面等の被清掃面Yに対する吸込口体30の移動が滑らかに行えるようになっていると共に、被清掃面上の塵埃が、特に、吸込口本体31の両側からはみ出すことなく、底面吸込口32内に挿入されるのを補助することができる。 【0017】 また、吸込口本体31の底面31Aの一方、例えば、右側(図3において)には、吸込口体30が被清掃面Y上に置かれたか否かを検知するローラ39が設けられている。このローラ39は、底面31Aから突出して配置され、且つ上下方向(図3において紙面に垂直方向)に移動可能に底面31Aに取り付けられている。このローラ39は、吸込口体30が被清掃面上に置かれると、被清掃面に接触された状態で、上方に移動され、図示しない検知手段等をONして、吸込口体30が被清掃面上に置かれたことを検知する。 【0018】 回転清掃体35は、図示しないモータによって回転駆動されるようになっており、吸込口体30が被清掃面上に置かれたことをローラ39が検知しないときには、上記検知手段によって、モータの駆動が停止され、この結果、回転清掃体35の回転は停止される。 【0019】 回転清掃体35は、軸部35Jと、この軸部35Jに円周方向に間隔をあけて取り付けられた複数の清掃部材とを備えている。これら清掃部材の一グループは同じ長さであるが、他のグループは、一グループとは異なった長さを有する。更に詳細に述べると、清掃部材は、例えば、図示の実施例では、起毛を有する布製の複数の払拭部材35Aおよび複数のブラシ35Bとから成っている。払拭部材35Aの長さはブラシ35Bの長さより長く設定されている。払拭部材35Aの長さは、ブラシ35Bの長さより長く設定されているため、ブラシ35Bより撓み易く、従って、払拭部材35Aの塵埃の掻き出し力(腰)はブラシ35Bより弱い。長い払拭部材35Aは、板の間や畳を清掃するのに適するので、払拭部材37、38よりも下方に突出し、短いブラシ35Bは、械毯を清掃するのに適するので払拭部材37、38より下方に突出しない。板の間や畳では、払拭部材35Aが被清掃面に接触して塵埃を掻き出し、ブラシ35Bは、板の間や畳の被清掃面に接触しない。これらブラシ35Bは、主に絨毯の被清掃面に接触してこの被清掃面の塵埃を掻き出すようにされている。 【0020】 ここで、払拭部材35Aおよびブラシ35Bが被清掃面を前方から後方に向かって叩くように、換言すると、回転清掃体35が図4でみて時計方向に回転するように設定されている。回転清掃体35がこのように設定されると、払拭部材35Aおよびブラシ35Bが回転清掃体35の前方の塵埃を底面吸込口32の中に掻き込むようにすることができる。 【0021】 吸込口本体31は、また、図5および図6に示すように、回転管34に設けられた本体ケース40と、この本体ケース40の上面に着脱可能に装着される蓋ケース41(図2および7参照)とを備えている。吸込室33は、また、本体ケース40と蓋ケース41とによって形成されている。本体ケース40から蓋ケース41を取り外すと、吸込室33の上面と前面とが開放され、回転清掃体35に絡み付いた糸クズなどの除去が簡単に行えるとともに、回転清掃体35の取り外しを簡単に行うことができる。 【0022】 本体ケース40は、吸込室33と回転管34とを連通する吸込風路管部40Aと、この吸込風路管部40Aの右側に設けたモータ室部40Bと、吸込風路管部40Aの左側に設けられた制御室部40Cと、モータ室部40Bの一端部(図6において右端部)から前方へ突出した軸受室部40Dと、制御室部40Cの他端部(図6において左端部)から前方へ突出した軸受室部40Eとを有している。 【0023】 軸受室部40Dは、前端壁部40Daと内側側壁部40Dbと外側側壁部40Dcとを有している。同様に、軸受室部40Eは、前端壁部40Eaと内側側壁部40Ebと外側側壁部40Ecとを有している。 【0024】 吸込口本体31の前面には、前面吸込口46が形成されている(図2参照)。この前面吸込口46は、軸受室部40Dの前端壁部40Daと軸受室部40Eの前端壁部40Eaとの間で蓋ケース41の凹部42によって囲まれた空間と、この空間を覆う後述するカバー50によって形成される。この前面吸込口46は底面吸込口32に連続して形成されている。この前面吸込口46は、吸込口本体31の前方にある塵埃を吸い込むためのものである。この前面吸込口46については後で詳細に述べる。 【0025】 モータ室部40Bには、回転清掃体35を回転するモータ(図示せず)が内蔵され、制御室部40Cにはそのモータを駆動制御する制御回路(図示せず)が設けられている。 【0026】 蓋ケース41は、吸込風路管部40Aとモータ室部40Bの前側40BAと制御室部40Cの前側40Caと吸込室33と軸受室部40D,40Eとの上部を覆う天板部41Aと、この天板部41Aの前端41aの両側に形成され且つ下方に屈曲すると共に、軸受室部40D,40Eの前端壁部40Da,40Eaに接合される前壁部41B,41Cとを有している。この前壁部41B,41C間が蓋ケース41の前面に設けられた凹部42に形成されている。 この凹部42は、所定の高さおよび所定の幅を有している。
また、蓋ケース41の天板部41Aの内側には、図7に示すように、軸受室部40D,40Eの内側側壁部40Db,40Ebに接合して、吸込室33と軸受室部40D,40Eの軸受室40D1,40E1とを区画する区画リブ41R,41Rと、回転清掃体35の軸35Jを回転自在に保持する軸受部35J1,35J1を上方から押さえる押部41F,41Fとが設けられている。また、天板部41Aの後部の両側には後方へ延びるアーム部41M,41Mが形成され、このアーム部41M,41Mの先端部の内側には蓋ケース41を本体ケース40に装着するためのフック41f,41fが設けられている。区画リブ41R,41Rには左右に延びた軸44の両端部が取り付けられている。 【0027】 前面吸込口46の開口面積の大きさを調整するように、前面吸込口46を形成する壁の少なくとも一部を、移動可能に構成された調整機構が設けられている。 前面吸込口46の開口面積を変えると、それに伴って前面吸込口46の塵埃吸込圧力が変化する。 【0028】 この調整機構は、前面吸込口46を形成する壁の少なくとも一部を構成する、例えば、カバー50と、前面吸込口46の開口面積の大きさを変えるように、このカバー50を移動する手段とから成り、このカバー50は、例えば、下端が回動するように上端が蓋ケース41に軸44を介して枢着されている。カバー50を移動する手段は、軸44、スプリング45等から成る。 【0029】 カバー50は、壁や家具等に当接されて押圧された際に押圧されて、前面吸込口46の開口面積を小さく、換言すると、狭めるように回転される。 【0030】 尚、調整機構は、前面吸込口46の開口面積の大きさを変えることとは別個に、カバー50の前面が、壁や家具等に押しつけられた際、カバーの下端を後方に回勤し、回転清掃体35の清掃部材の少なくとも一部を、前面吸込口46を通して吸込口本体31より前方に突出するように、前面吸込口の大きさを変える、換言すると、小さくするように構成されている。 【0031】 カバー50は、図4に示すように、下方にいくにしたがって、前方への突出量が大きくなるように斜めに傾斜して凹部42および前面吸込口46から前方へ突出し、バンパーVの前端面Vaよりも前方に突出している。また、カバー50の両側部には側壁部51,51が形成され、カバー50の両側縁部と凹部42および前面吸込口46の両側綾部との間に形成される隙間がその側壁部51,51によって閉塞されている。 【0032】 カバー50の上部の裏面には保持部52が形成され、この保持部52が軸44に回動可能に保持されている。また、カバー50の上端50bは蓋ケース41の凹部42の上縁部42Aに当接していて、カバー50は図4に示す位置より軸44回りに反時計方向へ回動できないように規制され、図4に示す位置から時計回りの方向のみに回動可能となっている。 【0033】 また、カバー50の前面には左右方向に延びた複数の突条部53が形成されている。従って、カバー50の前面にはこれら複数の突条部53によって凹凸部が形成される。 【0034】 カバー50は、軟質の樹脂製で構成され、家具等に傷をつけないと共に、吸込口体30を保護するバンパーとしての機能を有する。 【0035】 軸44には一対のスプリング45が装着されており、このスプリング45により、カバー50は、反時計回り(図4において)に付勢されており、常に図4に示す位置に配置されるようになっている。すなわち、カバー50が、開成されているとき、被清掃面Yからカバー50の下端部50aまでの高さH1と、本体ケース40の前端壁部40Da,40Eaの位置からカバー50の下端部50a位置までの隙間Sが最大となっている。このとき、回転清掃体35の払拭部材35Aは、前面吸込口46から外部に突出しない。 【0036】 カバー50をスプリング45の付勢力に抗して後方へ押圧していくと、カバー50は軸44を中心にして時計回り(図4において)に回動する。即ち、上記高さH1は小さくなるとともに、上記隙間Sはなくなる。 【0037】 また、このとき、回転清掃体35の清掃部材の少なくとも一部、例えば、払拭部材35Aのみが前面吸込口46を通して吸込口本体31の前方に突出される(図9参照)。 【0038】 次に、上記のように構成された吸込口体30および電気掃除機20の作動について説明する。 【0039】 先ず、図1に示すように、掃除機本体21にホース22を接続し、このホース22の手元操作管23に延長管24を介して吸込口体30を接続する。そして、操作部23Aの図示しないスイッチを操作すると電動送風機が駆動される。この電動送風機の駆動により、吸込口体30の吸込開口32から空気とともに塵埃が吸引されていく。 【0040】 この吸引された塵埃および空気が延長管24およびホース22を介して掃除機本体21の集塵容器25内へ吸引されていく。この集塵容器25内で塵埃と空気が分離され、分離された塵埃が集塵容器25内に蓄積され、その空気は電動送風機へ吸引されていく。 【0041】 一方、吸込口体30のモータが駆動されて回転清掃体35が回転される。吸込口体30を前進させた際、被清掃面Yからカバー50の下端部50aまでの高さH1が大きくなっているので、カバー50によって被清掃面Y上にある塵埃を前方へ押し出してしまうことがなく、このため、吸込口体30の前面吸込口46および吸込開口32から被清掃面Y上にある塵埃を効率よく吸引することができる。 【0042】 また、被清掃面Yが絨毯などの場合、カバー50の下端部50aが高い位置にあるので、吸込口体30の前進移動の際に、吸込口体が毛足間に沈んでも、絨毯の毛足がカバー50に当接する割合が少なくなる。このため、吸込口体が前進移動する際の抵抗(負荷)が小さく、吸込口体30の前進操作をきわめて円滑にかつ簡易に行うことができる。 【0043】 吸込口体30を前進させて、図8に示すようにカバー50を壁Kに押し当てていき、その壁Kが吸込口体30のバンパーVの前端面Vaに当接するまで押し当てていくと、カバー50は、スプリング45の付勢力に抗して軸44を中心にして時計回り(図4において)に回動する。この回動により、被清掃面Yからカバー50の下端部50aまでの高さがH2となり、高さH2は、H1より小さくなる。また、本体ケース40の前端壁部40Da,40Eaの位置からカバー50の下端部50a位置までの隙間Sがなくなる。すなわち、カバー50の下端部50aは後退していくことになる。 【0044】 このように、吸込口本体31の前面吸込口46の開口面積が狭くなると、その前面吸込口46から吸引される風速が増大し、壁K際の塵埃の吸引力が増大することになり、壁K際を効率よく掃除することができる。 【0045】 さらに、図8に示すように、カバー50が鎖線位置から実線位置まで後退し、回転清掃体35の払拭部材35Aがカバー50によって開口面積が狭められた前面吸込口46を通して吸込口本体31の前方に突出し、壁K際にある塵埃を、主に前面吸込口46の中に掻き込むことができる。このことは、上記の如き前面吸込口46の吸引力増大と相侯って塵埃を迅速に無駄なく、吸引することができることになる。 【0046】 さらに、図9に示すように、清掃部材の払拭部材35Aがカバー50より前方へ突出するので、壁K際にある塵填を確実に払拭部材35Aで掻き出したり、その壁K際を確実に払拭35Aで払拭したりすることができる。 【0047】 また、カバー50が回転清掃体35に向かって回動されたとき、回転清掃体35は、弾性変形し易い、長さの長い払拭部材35Aのみがカバー50の裏面に接触し、掻き上げ力の強いブラシ35Bはカバー50の裏面に接触しないので、回転清掃体35の回転時の負荷は小さく、回転清掃体35の回転力が低下してしまうことはない。また、回転清掃体35に、長さや種類の異なる多数の清掃部材を設けた場合には、複数の清掃部材がカバー50の裏面に接触してもよいが、少なくとも腰の強い(掻き上げ力の強い)清掃部材がカバー50の裏面に接触しないようにしておけば、回転清掃体の回転力の低下を抑えることができる。 【0048】 カバー50の前面には左右方向に延びた複数の凹凸部を形成する突条部53が設けられているので、カバー50を壁Kに押し当てた状態で吸込口体30をその壁Kに沿って左右に移動させて掃除する場合、壁Kとカバー50との接触面積が小さくなり、且つ壁Kに当接する凸部が左右方向に延びているので、吸込口体30のその移動操作がきわめて簡単である。 【0049】 上記実施例では、カバー50の前面に左右方向に延びた複数の突条部53が形成されているが、これら複数の突条部を上下方向に形成して上下方向(図8において)に対するカバー50の強度を高くしてもよい。 【0050】 また、カバー50を蓋ケース41に取り付けているが、蓋ケース41を有しない吸込口体にあっては、吸込口本体の任意の壁にカバー50を取り付けようにしてもよい。 【0051】 また、カバー50は上部を軸44回りに回動するようになっているが、上下方向に移動可能に設けてもよい。 【0052】 この場合には、吸込口本体31の前面に壁が当接したとき、カバー50が下降して前面吸込口46の開口面積を狭め、その壁から離間したときカバー50が上昇して前面吸込口46の開口面積を広げる。 【0053】 また、カバー50を吸込口本体に対して前後に平行移動するように設けてもよい。この場合には、カバーを壁に当接させてこのカバー50を後退させていき、このカバーの後退により、その前面吸込口を通して回転清掃体の清掃部材35Aの先端を突出させることができる。 【0054】 以上説明したように、吸込口本体31の底面31Aに底面吸込口32を形成した吸込口体であって、吸込口本体31の前面には底面吸込口32に連続して前面吸込口46が形成されるとともに、前面吸込口46が所定の開口面積になるように付勢されたカバー50を有する調整機構を設け、吸込口本体31の前面が壁や家具等に当接された際にカバー50の下端50aが下降移動することによりカバー50が前面吸込口46の開口面積を狭めて塵埃吸引力を増大させるものであるから、吸込口体30を前進させた際に被清掃面上の塵埃を前方に押し出してしまうことがなく、また、壁際の塵埃を効率よく吸引することができる。 【0055】 また、底面31Aに吸込開口32を形成した吸込室33を有する吸込口本体31と、吸込室33に回転可能に配置され且つ清掃部材35A,35Bを有する回転清掃体35とを備えた吸込口体であって、吸込口本体31の前面に吸込開口32に連続して前面吸込口46を形成し、この前面吸込口46の壁の一つを形成する移動可能なカバー50を設け、吸込口本体31の前面を、壁や家具等に押しつけた際に、カバー50が押圧され、カバー50が後退移動して、回転清掃体35の少なくとも一部の清掃部材35Aが前面吸込口46を通して吸込口体31の前方に突出される。従って、壁K際にある塵埃を確実に清掃部材35Aで掻き出したり、その壁K際を確実に清掃部材35Aで払拭したりすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0056】 【図1】本発明に係る電機掃除機の外観を示した斜視図である。 【図2】図1に示す電気掃除機の吸込口体を示した斜視図である。 【図3】図2に示す吸込口体の底面を示した底面図である。 【図4】図2に示す吸込口体の構成を示した断面図である。 【図5】蓋ケースを取り外した吸込口体の本体ケースを示した斜視図である。 【図6】蓋ケースおよび回転清掃体を取り外した吸込口体の本体ケースを示した斜視図である。 【図7】蓋ケースの裏面を示した斜視図である。 【図8】カバーが回勤して回転清掃体の払拭部材がカバーの裏面に接触した状態を示した説明図である。 【図9】回転清掃体の払拭部材がカバーより前方に突出した状態を示した説明図である。 【図10】従来の吸込口体の構成を示した説明図である。この発明に係る電気掃除機の外観を示した斜視図である。 【符号の説明】 【0057】 30 吸込口体 31 吸込口本体 32 底面吸込口 33 吸込室 35 回転清掃体 35A 清掃部材(払拭部材) 35B 清掃部材(ブラシ) 44 軸 50 カバー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社 【住所又は居所】東京都品川区東五反田二丁目17番2号
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| 【出願日】 |
平成18年3月9日(2006.3.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄
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| 【公開番号】 |
特開2006−187640(P2006−187640A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月20日(2006.7.20) |
| 【出願番号】 |
特願2006−63996(P2006−63996) |
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