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【発明の名称】 洗浄機
【発明者】 【氏名】村上 紀子

【要約】 【課題】水道設備から水道水を供給するための水道工事を行う必要がなく、従って、設置費用をかけることなく、設置容易で、且つ任意の場所に運んで使用することができる洗浄機を提供する。

【解決手段】洗浄機100,200は、被洗浄物A1〜A5を収容する洗浄室110,210と、水を収容する水収容部120,220と、洗浄室110,210に収容される被洗浄物A1〜A5を洗浄する洗浄装置130,230と、洗浄装置130,230にて洗浄室110,210に収容される被洗浄物A1〜A5を洗浄することで生じる排水を収容する排水収容部140,240とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被洗浄物を収容する洗浄室と、水を収容する水収容部と、前記洗浄室に収容される被洗浄物を洗浄する洗浄装置と、前記洗浄装置にて前記洗浄室に収容される被洗浄物を洗浄することで生じる排水を収容する排水収容部とを備えていることを特徴とする洗浄機。
【請求項2】
洗剤を収容する洗剤収容部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄機。
【請求項3】
前記水収容部及び/又は前記排水収容部が着脱可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄機。
【請求項4】
前記水収容部が着脱可能とされており、該着脱可能の水収容部は、すすぎ洗い用の水を収容するすすぎ洗い用水収容部を1又は2以上備えていることを特徴とする請求項3に記載に洗浄機。
【請求項5】
加熱装置をさらに備えており、前記加熱装置は、前記洗浄室内を100℃以上に加熱することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の洗浄機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、食器類等(おしゃぶり等の幼児等が口にするものを含む)の被洗浄物を洗浄する洗浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
食器類等の被洗浄物を洗浄する洗浄機としては、システムキッチン等の台所設備の一部として予め備え付けられるもの(所謂ビルトインタイプのもの)と、後付けで取り付けられる(所謂卓上タイプのもの)とがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来の洗浄機のうち、所謂ビルトインタイプの洗浄機は、台所設備の一部として予め備え付けられているので、そこから使用可能状態で他の場所に移動させることはできない。また、所謂卓上タイプの洗浄機であっても、該洗浄機を使用するに際して、台所等の所定の場所に設置され、水道管等の水道設備から給水用ホース等の給水用部材を介して水道水が供給されるようになっており、且つ被洗浄物を洗浄することで生じる排水を排水用ホース等の排水用部材を介して排水管等の排水設備に流すようになっているので、該所定場所から使用可能状態で移動させることができる範囲は、給水用部材を介して水道設備に届く範囲及び排水用部材を介して排水設備に届く範囲に限られる。即ち、いずれにしても従来の洗浄機は、使用する場所が限られているので、任意の場所に運んで使用することができない。また、卓上タイプの洗浄機では、水道設備から水道水を供給するための水道工事を行う必要があるので、設置が困難であると共に設置費用がかかってしまう。
【0004】
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、水道設備から水道水を供給するための水道工事を行う必要がなく、従って、設置費用をかけることなく、設置容易で、且つ任意の場所に運んで使用することができる洗浄機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するため、被洗浄物を収容する洗浄室と、水を収容する水収容部と、前記洗浄室に収容される被洗浄物を洗浄する洗浄装置と、前記洗浄装置にて前記洗浄室に収容される被洗浄物を洗浄することで生じる排水を収容する排水収容部とを備えていることを特徴とする洗浄機を提供する。
【0006】
本発明に係る洗浄機によれば、水を収容する水収容部を備えていて、該水収容部に収容される水によって被洗浄物を洗浄することができるので、水道管等の水道設備から水道水を供給するための水道工事を行う必要がなく、従って、設置費用をかけることなく使用することができる。また、前記水収容部を備えていて、さらに、排水を収容する排水収容部を備えているので、水道管等の水道設備や排水管等の排水設備がなくてもよいことから、設置容易で、且つ任意の場所に運んで使用することができる。
【0007】
また、従来の洗浄機の如く所定の限られた場所に設置しなくてもよく、任意の場所で使用でき、ひいては一時的な使用が可能であるので、本発明洗浄機が販売されるにあたり、買い取り契約によって流通されるだけでなく、例えば、レンタル契約によっても流通され得る。
【0008】
本発明に係る洗浄機において、洗剤を収容する洗剤収容部をさらに備えていてもよい。また、本発明に係る洗浄機で洗浄され得る被洗浄物としては、代表的には、食器類等(おしゃぶり等の幼児等が口にするものを含む)、特に哺乳瓶(さらに言えば、哺乳瓶を構成する哺乳瓶本体、ニプル(疑似乳首)、ニプル取り付け部材及びニプルキャップ等)を例示できる。このように、哺乳瓶の洗浄を可能とすることで、例えば、託児所に本発明洗浄機を設置すれば、該託児所で哺乳瓶を洗浄することで、該託児所へ哺乳瓶を持参するといった煩わしさをなくすことができる。
【0009】
本発明に係る洗浄機において、被洗浄物を洗浄するに際して、次のような洗浄動作を例示できる。
【0010】
即ち、本発明に係る洗浄機は、例えば、任意の所望の場所に運ばれ、そこで設置される。このとき水道工事などの面倒な設置作業がなされることはない。こうして設置された洗浄機において、前記水収容部には、予め水を収容しておいてもよいし、設置場所において、水を収容してもよい。この水収容部の容量としては、それには限定されないが、1.0リットル〜1.5リットル程度を例示できる。また、前記洗剤収容部を備えている場合には、該洗剤収容部についても、予め洗剤を収容しておいてもよいし、設置場所において、洗剤を収容してもよい。使用する洗剤としては、固形のもの、粉状のもの、液状のもの等いずれの形態のものを用いてもよく、また洗剤が液状のものである場合、そのまま使用するタイプのものであっても、濃縮したものを水で薄めるタイプのものであってもよい。或いは、被洗浄物が哺乳瓶である場合には、哺乳瓶専用洗剤であってもよい。そして、被洗浄物を洗浄するにあたり、前記洗浄室に被洗浄物が収容され、前記洗剤収容部を備えている場合には、洗浄が開始される際に、前記水収容部から水が前記洗浄室に供給され、前記洗剤収容部における洗剤と混ざり合う。一方、前記洗剤収容部を備えていない場合には、外部から洗剤が前記洗浄室に投入され、洗浄が開始されると、前記水収容部から水が前記洗浄室に供給され、該洗剤と混ざり合う。いずれにしても、洗剤として、そのまま使用するタイプの液体洗剤が用いられる場合には、前記水収容部から水が供給されなくてもよい。こうして水や洗剤が供給された前記洗浄室では、前記洗浄装置にて該洗浄室における被洗浄物が洗浄される。この洗剤による洗浄行程が終了すると、かかる洗剤による洗浄行程で生じた排水が前記排水収容部に収容され、すすぎ洗いによる洗浄行程に移行する。すすぎ洗いによる洗浄行程では、前記水収容部から水が前記洗浄室に供給され、前記洗剤による洗浄工程で洗浄された被洗浄物が前記洗浄装置にてすすぎ洗いされる。このすすぎ洗いによる洗浄行程が終了すると、かかるすすぎ洗いによる洗浄行程で生じた排水が前記排水収容部に収容される。かくして被洗浄物に対する洗浄動作が終了する。
【0011】
本発明に係る洗浄機において、前記水収容部及び/又は前記排水収容部が着脱可能とされていることが好ましい。また、前記洗剤収容部を備えている場合には、該洗剤収容部が着脱可能とされていてもよい。このように、前記水収容部や前記排水収容部、前記洗剤収容部を着脱可能とすることで、例えば、前記水収容部を着脱可能とする場合には水を該水収容部に収容し易くすることができ、前記排水収容部を着脱可能とする場合には該排水収容部に収容される排水を廃棄し易くすることができる。また、前記洗剤収容部を着脱可能とする場合には洗剤を該洗剤収容部に収容し易くすることができる。
【0012】
ところで、前記水収容部に収容される水は、洗剤による洗浄行程の際に前記洗浄室に供給される場合と、すすぎ洗いによる洗浄行程の際に前記洗浄室に供給される場合とがあるが、この場合、前記水収容部において、洗剤による洗浄行程で使用する洗剤洗い用の水を収容する第1収容区域と、すすぎ洗いによる洗浄行程で使用するすすぎ洗い用の水を収容する第2収容区域とで区画されていてもよい。また、前記水収容部が着脱可能とされている場合には、該水収容部は、洗剤洗い用の水を収容する洗剤洗い用水収容部を備えていてもよいし、すすぎ洗い用の水を収容するすすぎ洗い用水収容部を備えていてもよい。このように前記水収容部に収容される水を用途に応じて区分けすることで、次のような利点がある。即ち、洗剤による洗浄工程では、必要に応じて前記第1収容区域や前記洗剤洗い用水収容部の洗剤洗い用の水が供給され、すすぎ洗いによる洗浄工程では、前記第2収容区域や前記すすぎ洗い用水収容部のすすぎ洗い用の水が供給されることで、洗剤による洗浄行程の際に使用する水の量と、すすぎ洗いによる洗浄行程の際に使用する水の量とを調整することなく前記第1収容区域や前記洗剤洗い用水収容部及び前記第2収容区域や前記すすぎ洗い用水収容部から水を供給することができ、従って、洗浄機の構成を簡素化でき、それだけ洗浄機コストを低減させることができる。前記すすぎ洗い用水収容部は一つであってもよいが、すすぎ洗い用の水は比較的多く必要とされることから、前記すすぎ洗い用水収容部が、それだけ大きなサイズのものになり易く、該すすぎ洗い用水収容部を着脱するに際して取り扱いが困難な場合がある。そこで、前記すすぎ洗い用水収容部は、2以上備えていることが好ましい。こうすることで、各すすぎ洗い用水収容部をそれだけ小さいサイズにすることができ、これにより、該すすぎ洗い用水収容部を着脱するに際して取り扱い易くすることができる。また、例えば、すすぎ洗いが段階的に行われる場合において、このようにすすぎ洗い用水収容部を2以上備えていると、例えば、前記2以上のすすぎ洗い用水収容部を第1から第nのすすぎ洗い用水収容部(nは2以上の整数)とすれば、i回(iは1からnまでの整数)のすすぎ洗いについて、第1から第iのすすぎ洗い用水収容部から順次水を供給するようにすることができる。これにより、すすぎ洗いによる洗浄行程の際に段階的に使用する水の量を調整することなく前記第1から第iのすすぎ洗い用水収容部から水を順次供給することができ、従って、洗浄機の構成を簡素化でき、それだけ洗浄機コストを低減させることができる上、n回より少ないj回(jは1からn−1までの整数)のすすぎ洗いを行う場合であっても、第1から第jのすすぎ洗い用水収容部にだけ水を収容すればよいので、j回行われるすすぎ洗いに必要な水の量が分かり易く、前記水収容部への水収容作業をそれだけ容易に行うことができる。
【0013】
本発明に係る洗浄機において、前記水収容部に、該水収容部に水を供給するための水供給口が設けられていてもよいし、前記排水収容部に、該排水収容部に収容される排水を排出するための排出口が設けられていてもよい。前記水収容部に前記水供給口が設けられている洗浄機では、設置場所において、水道管等の水道設備がある場合には、前記水供給口に対して、前記水道設備からの給水用ホース等の給水用部材を接続することで、該水道設備から該給水用部材及び該水供給口を介して前記水収容部に水道水を注入することができる。また、前記排水収容部に前記排出口が設けられている洗浄機では、設置場所において、排水管等の排水設備がある場合には、前記排出口に排水用ホース等の排水用部材を接続することで、該排出口及び該排水用部材を介して前記排水収容部における排水を前記排水設備に排出することができる。
【0014】
また、本発明に係る洗浄機において、加熱装置をさらに備えていてもよい。前記加熱装置は、例えば、前記水収容部から供給される水を加熱してもよいし、被洗浄物に対する洗浄動作終了後において、前記洗浄室内を加熱することで、洗浄された被洗浄物表面の付着水を乾燥させてもよい。この加熱装置にて加熱される水の設定温度や前記洗浄室内の設定温度は、食器類を洗浄するための従来の一般的な洗浄機の設定温度(70℃程度)であってもよいが、被洗浄物を比較的高温に耐え得るものに特定すれば、該従来の設定温度以上の高温、例えば、それには限定されないが、70℃〜100℃程度であってもよい。また、被洗浄物の殺菌性を向上させる観点から、前記洗浄室内を乾燥させる際の設定温度は、より好ましくは100℃以上を例示できる。このように前記水収容部から供給される水や前記洗浄室内を従来の設定温度以上の高温にすることで、比較的高温に耐え得る食器類(特に、哺乳瓶を構成する哺乳瓶本体、ニプル、ニプル取り付け部材及びニプルキャップやおしゃぶり等)を効果的に洗浄、乾燥できる上、高温殺菌することができ、例えば、哺乳瓶を構成する哺乳瓶本体、ニプル、ニプル取り付け部材及びニプルキャップやおしゃぶり等を殺菌処理(一般的には煮沸処理)する手間を省くことができる。
【0015】
本発明に係る洗浄機は、電源コードを備えていて、該電源コードを介して電源コンセント等の電源設備から電力が供給されるように構成されていてもよい。或いは/さらに、バッテリー(蓄電池を含む)を備えていて、該バッテリーから電力が供給されるように構成されていてよい。
【0016】
本発明に係る洗浄機において、前記洗浄装置は、軸線回りに回転し、水や洗剤を被洗浄物に対して噴射可能に設けられた噴射口を1又は2以上有する1又は2以上の羽根型洗浄部材と、前記洗浄室における水や洗剤を前記羽部材に供給する供給ポンプと、前記羽根型洗浄部材を回転駆動する回転駆動装置を備えていてもよい。この場合、前記羽根型洗浄部材は、水や洗剤を被洗浄物に対して下方から噴射するように構成されていてもよい。また、前記洗浄装置は、前記洗浄室に着脱自在に配置され、格子状の部材によって、比較的小物の被洗浄物(例えば、ニプル、ニプル取り付け部材及びニプルキャップやおしゃぶり等)を支持するように形成された小物被洗浄物用格子状支持容器を備えていてもよいし、前記洗浄室に着脱自在に配置され、格子状の部材によって、比較的大物の被洗浄物を(例えば、哺乳瓶本体を倒立状態で)支持するように形成された大物被洗浄物用格子状支持容器を備えていてもよい。前記小物被洗浄物用格子状支持容器を備える場合、該小物被洗浄物用格子状支持容器に格子状の蓋が設けられていることが好ましい。また、前記小物被洗浄物用格子状支持容器は、比較的背の低い小物の被洗浄物を支持する第1小物被洗浄物用格子状支持容器と、比較的背の高い小物の被洗浄物を支持する第2小物被洗浄物用格子状支持容器とを二段に重ねたものであってもよい。この二段構成の小物被洗浄物用格子状支持容器において、前記第1及び第2小物被洗浄物用格子状支持容器に、それぞれ格子状の蓋が設けられていてもよい。このように、小物の被洗浄物を支持する小物被洗浄物用格子状支持容器を備えることで、水や洗剤が噴射されることで生じることがある小物被洗浄物(例えば、ニプル、ニプル取り付け部材及びニプルキャップやおしゃぶり等)の転動を防止でき、それだけ効果的に小物被洗浄物を洗浄することができる。
【0017】
また、前記洗浄装置は、瓶状の被洗浄物を(例えば、倒立状態の哺乳瓶本体)内側に挿入され得るように形成された棒状洗浄部材を備えていてもよい。かかる構成の洗浄装置としては、次のような態様を例示できる。即ち、
(a)前記洗浄室における水や洗剤を前記棒状洗浄部材に供給する供給ポンプと、前記棒状洗浄部材を回転駆動する回転駆動装置を備えており、前記棒状洗浄部材は、瓶状の被洗浄物(例えば、倒立状態の哺乳瓶本体)内側から水や洗剤を該瓶状の被洗浄物に対して噴射可能に設けられた噴射口を外周面に1又は2以上有し、前記回転駆動装置によって、軸線回りに回転する場合、
(b)前記棒状洗浄部材を回転駆動する回転駆動装置を備えており、前記棒状洗浄部材は、該棒状洗浄部材の外周面から、瓶状の被洗浄物(例えば、倒立状態の哺乳瓶本体)内側に向けて延びるブラシ毛を有し、前記回転駆動装置によって、軸線回りに回転する場合、
(c)前記(a)及び(b)を組み合わせた場合である。
【0018】
前記(a)の場合の前記洗浄装置では、前記回転駆動装置によって、前記棒状洗浄部材を軸線回りに回転させつつ、前記供給ポンプによって、前記洗浄室における水や洗剤を前記洗浄支持部材に供給し、瓶状の被洗浄物(例えば、倒立状態の哺乳瓶本体)内側に前記噴射口から水や洗剤を噴射することで、該瓶状の被洗浄物内側を効果的に洗浄することができる。また、前記(b)の場合の前記洗浄装置では、前記回転駆動装置によって、前記棒状洗浄部材を軸線回りに回転させつつ、瓶状の被洗浄物(例えば、倒立状態の哺乳瓶本体)内側に前記ブラシ毛を当接させることで、該瓶状の被洗浄物内側を効果的に洗浄することができる。さらに、前記(c)の場合の前記洗浄装置では、前記回転駆動装置によって、前記棒状洗浄部材を軸線回りに回転させつつ、前記供給ポンプによって、前記洗浄室における水や洗剤を前記棒状洗浄部材に供給し、瓶状の被洗浄物(例えば、倒立状態の哺乳瓶本体)内側に噴射口から水や洗剤を噴射すると共に、該瓶状の被洗浄物内側に前記ブラシ毛を当接させることで、該瓶状の被洗浄物内側をより効果的に洗浄することができる。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように本発明によると、水道設備から水道水を供給するための水道工事を行う必要がなく、従って、設置費用をかけることなく、設置容易で、且つ任意の場所に運んで使用することができる洗浄機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る洗浄機の一例100から、後述する小物被洗浄物用格子状支持容器135を取り外した状態を示す概略斜視図である。
【0021】
図1に示す洗浄機100は、主として一般家庭用に使用されるものであり、前面に配設された洗浄室110、該洗浄室110の背面に配設された水収容部120、洗浄室110に収容される被洗浄物(図示例では、哺乳瓶を構成する哺乳瓶本体(例えば、200mlや120mlの容量のもの)A1、ニプル(疑似乳首)A2、ニプル取り付け部材A3及びニプルキャップA4など)を洗浄する洗浄装置130、洗浄室110の下方に配置された排水収容部140、及び洗剤を収容する洗剤収容部150を備えている。
【0022】
洗浄室110は、被洗浄物A1〜A4を収容するものであり、哺乳瓶本体A1のような大物被洗浄物を収容する第1収容空間111と、ニプルA2、ニプル取り付け部材A3、ニプルキャップA4のような小物被洗浄物を収容する第2収容空間112と、扉113とを有している。なお、第1収容空間111と第2収容空間112との間には、小物被洗浄物用格子状支持容器135を前後方向に沿って摺動自在に支持する一対のスライド支持部材114が設けられている。この一対のスライド支持部材114は、前後方向に延びており、洗浄室110の第1収容空間111と第2収容空間112との間の両内側面にそれぞれ取り付けられている。
【0023】
水収容部120は、水を収容するものであり、洗浄室110に対して着脱自在に設けられている。この水収容部120の容量としては、ここでは1.0リットル〜1.5リットル程度としている。水収容部120は、本例では、洗剤洗い用の水を収容する洗剤洗い用水収容部121並びにすすぎ洗い用の水を収容する第1及び第2すすぎ洗い用水収容部122,123を備えている。これら水収容部121〜123は、いずれも長尺な立方体形状をしており、洗浄室110の背面において上下に横積みされている。
【0024】
また、水収容部121〜123には、該水収容部121〜123に水を供給するための水供給口121a,122a,123aがそれぞれ設けられている。水供給口121a〜123aは、ここでは市販の水道用ゴムホースH1と接続可能な接続部材121a’,122a’,123a’を有しており、それぞれの水収容部121〜123の側面上部側に設けられている。
【0025】
洗浄室110に収容される被洗浄物A1〜A4を洗浄する洗浄装置130は、羽根型洗浄部材131、2本の棒状洗浄部材132、供給ポンプ133、回転駆動装置134及び既述の小物被洗浄物用格子状支持容器135を備えている。
【0026】
羽根型洗浄部材131は、洗浄室110の下部後側に設けられており、水や洗剤を被洗浄物A1〜A4に対して噴射可能に設けられた噴射口131aを複数有している。この複数の噴射口131aは、いずれも水や洗剤を被洗浄物A1〜A4に対して下方から噴射するように、羽根型洗浄部材131上面に設けられている。
【0027】
2本の棒状洗浄部材132は、洗浄室110の下部前側においてそれぞれ底面から軸線回り回転自在に立設されており、倒立状態の二つの哺乳瓶本体A1の内側にそれぞれ挿入され得るように形成されている。さらに言えば、棒状洗浄部材132は、いずれも上側部材132aと下側部材132bとに二つに分割されており、上側部材132aの下端が下側部材132bの上端に対して、哺乳瓶本体A1を挿脱し易いように、上下方向に回動自在に接続されており、さらにこれら上下部材132a,132bを該棒状洗浄部材132の軸線回りの回転時に直線状態を維持可能に係止できるように構成されている。また、棒状洗浄部材132は、いずれも倒立状態の哺乳瓶本体A1内側から水や洗剤を該哺乳瓶本体A1に対して噴射可能に設けられた噴射口132aを外周面に複数有していると共に、該外周面から、倒立状態の哺乳瓶本体A1内側に向けて延びるブラシ毛132bが設けられている。なお、哺乳瓶本体A1は、棒状洗浄部材132が軸線回りに回転しても動かないように図示を省略した保持部材によって保持できるようになっている。
【0028】
供給ポンプ133は、洗浄室110の底部に溜まった水や洗剤を吸い込み、羽根型洗浄部材131及び棒状洗浄部材132に供給するものであり、それぞれ供給チューブ133a,133bを介して羽根型洗浄部材131及び棒状洗浄部材132の下端部に接続されている。これにより、洗浄室110における水や洗剤を供給チューブ133a,133bを介して羽根型洗浄部材131及び棒状洗浄部材132にそれぞれ供給することができる。
【0029】
回転駆動装置134は、回転軸134aを有しており、該回転軸134aの駆動力がチェーンやベルト等の駆動伝達手段134bを介して羽根型洗浄部材131及び棒状洗浄部材132に伝達されるようになっている。これにより、回転軸134aを回転駆動することで駆動伝達手段134bを介して羽根型洗浄部材131及び棒状洗浄部材132をそれぞれ軸線回り(例えば、図中矢印X方向)に回転させることができる。
【0030】
小物被洗浄物用格子状支持容器135は、洗浄室110に着脱自在に、さらに具体的に言えば、スライド支持部材114によってスライドされつつ第2収容空間112に抜き差し自在に配置されるものであり、格子状の部材からなっている。この支持容器135は、板状に形成された格子状の部材によって、比較的小物の被洗浄物(図示例では、ニプルA2、ニプル取り付け部材A3、ニプルキャップA4など)を支持するように、箱体に形成されたものであって、該小物被洗浄物のうち比較的背の低い小物の被洗浄物(例えば、ニプルA2、ニプル取り付け部材A3など)を支持する第1小物被洗浄物用格子状支持容器135aと、比較的背の高い小物の被洗浄物(例えば、ニプルキャップA4など)を支持する第2小物被洗浄物用格子状支持容器135bとを二段に重ねたものである。第1支持容器135aは、ここではニプルA2の先が突出する程度の高さ(例えば、2.5cm程度)のものとされ、第2支持容器135bは、ここではニプルキャップA4やおしゃぶりA5を良好に保持できる程度の高さのものとされている。また、支持容器135a,135bには、それぞれ格子状の蓋135a’,135b’が設けられている。なお、図中下蓋135a’は閉じた状態を示している。後述する図3の下蓋235a’も同様である。
【0031】
排水収容部140は、洗浄装置130にて洗浄室110に収容される被洗浄物A1〜A4を洗浄することで生じる排水を収容するものであり、洗浄室110の下方に着脱自在に設けられている。また、排水収容部140には、該排水収容部140に収容される排水を排出するための排出口140aが設けられている。排出口140aは、ここでは市販のゴムホースH2と接続可能な接続部材140a’を有しており、排水収容部140の前面下部側に設けられている。
【0032】
また、洗剤を収容する洗剤収容部150は、洗浄室110内に着脱自在に設けられている。この洗剤収容部150は、洗浄室110に水が供給されることで、該洗剤収容部150内の洗剤と混ざり合うように構成されていてもよいし、洗浄が開始される際に該洗剤収容部150から洗浄室110に洗剤が供給されるように構成されていてもよい。また、この洗浄機100は、さらに、電源コード160を備えており、該電源コード160を介して電源コンセント等の電源設備から電力が供給されるように構成されていると共に、図示を省略したバッテリー(蓄電池を含む)を備えており、該バッテリーから電力が供給されるように構成されていて、電源設備からの電力供給とバッテリーからの電力供給とのうち、いずれかを選択できるようになっている。
【0033】
図2は本発明に係る洗浄機の他の例であって、後述する小物被洗浄物用格子状支持容器235及び大物物被洗浄物用格子状支持容器236が取り外された洗浄機200を示す概略斜視図であり、図3は図1に示す洗浄機200に装着される被洗浄物用格子状支持容器235及び大物物被洗浄物用格子状支持容器236の概略斜視図である。
【0034】
図2に示す洗浄機200は、主として業務用に使用されるものであり、図1に示す洗浄機100より多くの被洗浄物を洗浄できるように構成されていて、図1の洗浄機100と同様、前面に配設された洗浄室210、該洗浄室210の背面に配設された水収容部220、該洗浄室210に収容される被洗浄物(図示例では、哺乳瓶本体A1、ニプルA2、ニプル取り付け部材A3及びニプルキャップA4、或いは、おしゃぶりA5など)を洗浄する洗浄装置230、及び洗浄室210の下方に配置された排水収容部240を備えている他、さらに、加熱装置250を備えている。
【0035】
洗浄室210は、被洗浄物A1〜A5を収容するものであり、哺乳瓶本体A1のような大物被洗浄物を収容する第1収容空間211と、ニプルA2、ニプル取り付け部材A3、ニプルキャップA4やおしゃぶりA5のような小物被洗浄物を収容する第2収容空間212と、扉213とを有している。なお、第1収容空間211と第2収容空間212との間には、小物被洗浄物用格子状支持容器235を前後方向に沿って摺動自在に支持する一対の第1スライド支持部材214が設けられている。この一対の第1スライド支持部材214は、前後方向に延びており、洗浄室210の第1収容空間211と第2収容空間212との間の両内側面にそれぞれ取り付けられている。また、第1収容空間211の下部には、大物被洗浄物用格子状支持容器236を前後方向に沿って摺動自在に支持する一対の第2スライド支持部材215が設けられている。この一対の第2スライド支持部材215は、前後方向に延びており、洗浄室210の第1収容空間211下部の両内側面にそれぞれ取り付けられている。
【0036】
水収容部220は、水を収容するものであり、本例では、洗剤洗い用の水を収容する第1収容区域221と、すすぎ洗い用の水を収容する第2収容区域222とで区画されている。
【0037】
また、水収容部220には、第1及び第2収容区域221,222に水を供給するための水供給口221a,222aがそれぞれ設けられている。水供給口221a,222aは、ここでは市販の水道用ゴムホースH1と接続可能な接続部材221a’,222a’を有しており、それぞれの収容区域221,222の側面上部側に設けられている。
【0038】
洗浄室210に収容される被洗浄物A1〜A5を洗浄する洗浄装置230は、複数(図示例では二つ)の羽根型洗浄部材231、供給ポンプ233、回転駆動装置234並びに既述の小物被洗浄物用格子状支持容器235及び大物被洗浄物用格子状支持容器236を備えている。
【0039】
二つの羽根型洗浄部材231は、いずれも洗浄室210の下部に設けられており、水や洗剤を被洗浄物A1〜A5に対して噴射可能に設けられた噴射口231aを複数有している。この複数の噴射口231aは、いずれも水や洗剤を被洗浄物A1〜A5に対して下方から噴射するように、羽根型洗浄部材231上面に設けられている。
【0040】
供給ポンプ233は、洗浄室210の底部に溜まった水や洗剤を吸い込み、各羽根型洗浄部材231に供給するものであり、供給チューブ233aを介して各羽根型洗浄部材231の下端部に接続されている。これにより、洗浄室210における水や洗剤を供給チューブ233aを介して各羽根型洗浄部材231に供給することができる。
【0041】
回転駆動装置234は、回転軸234aを有しており、該回転軸234aの駆動力がチェーンやベルト等の駆動伝達手段234bを介して各羽根型洗浄部材231に伝達されるようになっている。これにより、回転軸234aを回転駆動することで駆動伝達手段234bを介して各羽根型洗浄部材231を軸線回り(例えば、図中矢印X方向)に回転させることができる。
【0042】
小物被洗浄物用格子状支持容器235は、洗浄室210に着脱自在に、さらに具体的に言えば、第1スライド支持部材214によってスライドされつつ第2収容空間212に抜き差し自在に配置されるものであり、格子状の部材からなっている。この支持容器135は、図1の洗浄機100における支持容器135とサイズが大きくなっているだけで実質的に同様の構成をしており、ここでは詳しい説明は省略する。なお、符号235aは第1小物被洗浄物用格子状支持容器、235bは第2小物被洗浄物用格子状支持容器、235a’及び235b’はいずれも蓋を示している。
【0043】
大物被洗浄物用格子状支持容器236は、洗浄室210に着脱自在に、さらに具体的に言えば、第2スライド支持部材215によってスライドされつつ第1収容空間211に抜き差し自在に配置されるものであり、格子状の部材からなっている。この支持容器236は、板状に形成された格子状の部材によって、比較的大物の被洗浄物(図示例では、哺乳瓶本体A1)を複数支持するように、各被洗浄物毎に仕切られた箱体に形成されたものであり、図示例では6本の哺乳瓶本体A1を収容できるものである。
【0044】
排水収容部240は、洗浄装置230にて洗浄室210に収容される被洗浄物A1〜A5を洗浄することで生じる排水を収容するものであり、洗浄室210の下方に設けられている。また、排水収容部240には、該排水収容部240に収容される排水を排出するための排出口240aが設けられている。排出口240aは、ここでは市販のゴムホースH2と接続可能な接続部材240a’を有しており、排水収容部240の前面下部側に設けられている。
【0045】
また、加熱装置250は、本例では、加熱ヒーター251を含んでおり、該加熱ヒーター251により、水収容部220から供給されて洗浄室210の底部に溜まった水や洗剤を加熱したり、或いは、被洗浄物A1〜A5に対する洗浄動作終了後において、排水された洗浄室210内を加熱することで、洗浄された被洗浄物A1〜A5表面の付着水を乾燥させたりするものである。この加熱ヒーター251にて加熱される水の温度や洗浄室210内の温度は、図示を省略した温度センサによって検出され、所定の設定温度に制御できるようになっている。ここでは、水の設定温度は、70℃〜100℃程度とし、洗浄室210内を乾燥させる際の設定温度は、100℃以上としている。また、この洗浄機200は、さらに、電源コード260を備えていて、該電源コード260を介して電源コンセント等の電源設備から電力が供給されるように構成されている。
【0046】
以上説明した洗浄機100,200は、例えば、任意の所望の場所に運ばれ、そこで設置される。このとき水道工事などの面倒な設置作業がなされることはない。こうして設置された洗浄機100,200において、水収容部120,220には、予め水を収容しておいてもよいし、設置場所において、水を収容してもよい。洗浄機100のように洗剤収容部150を備えている場合には、該洗剤収容部150についても、予め洗剤を収容しておいてもよいし、設置場所において、洗剤を収容してもよい。そして、被洗浄物A1〜A5を洗浄するにあたり、洗浄室110,210に被洗浄物A1〜A5が収容され、洗浄機100の場合には、洗浄が開始される際に、水収容部120の洗剤洗い用水収容部121から水が洗浄室110に供給され、洗剤収容部150における洗剤(例えば哺乳瓶専用洗剤)と混ざり合う。一方、洗浄機200の場合には、外部から、洗剤(例えば哺乳瓶専用洗剤)が前記洗浄室に投入され、洗浄が開始されると、水収容部220の第1収容区域221から水が洗浄室210に供給され、該洗剤と混ざり合う。こうして水や洗剤が供給された洗浄室110,210では、洗浄装置130,230にて該洗浄室110,210における被洗浄物A1〜A5が洗浄される。この洗剤による洗浄行程が終了すると、かかる洗剤による洗浄行程で生じた排水が排水収容部140,240に収容され、すすぎ洗いによる洗浄行程に移行する。すすぎ洗いによる洗浄行程では、水収容部120の第1すすぎ洗い用水収容部122及び水収容部220の第2収容部222から水が洗浄室110,210に供給され、前記洗剤による洗浄工程で洗浄された被洗浄物A1〜A5が洗浄装置130,230にてすすぎ洗いされる。また、洗浄機100において、すすぎ洗いが段階的になされるときは、水収容部120の第2すすぎ洗い用水収容部123から水が洗浄室110に供給され、洗浄装置130にて、2回目のすすぎ洗いがなされる。このすすぎ洗いによる洗浄行程が終了すると、かかるすすぎ洗いによる洗浄行程で生じた排水が排水収容部140,240に収容される。かくして被洗浄物A1〜A5に対する洗浄動作が終了する。
【0047】
このように洗浄機100,200によれば、水を収容する水収容部120,220を備えていて、該水収容部120,220に収容される水によって被洗浄物A1〜A5を洗浄することができるので、水道管等の水道設備から水道水を供給するための水道工事を行う必要がなく、従って、設置費用をかけることなく使用することができる。また、水収容部120,220を備えていて、さらに、排水を収容する排水収容部140,240を備えているので、水道管等の水道設備や排水管等の排水設備がなくてもよいことから、設置容易で、且つ任意の場所に運んで使用することができる。
【0048】
また、従来の洗浄機の如く所定の限られた場所に設置しなくてもよく、任意の場所で使用でき、ひいては一時的な使用が可能であるので、洗浄機100,200が販売されるにあたり、買い取り契約によって流通されるだけでなく、例えば、レンタル契約によっても流通され得る。
【0049】
また、洗浄機100,200において、哺乳瓶の洗浄が可能であるので、例えば、託児所に洗浄機100,200を設置すれば、該託児所で哺乳瓶を洗浄することで、該託児所へ哺乳瓶を持参するといった煩わしさをなくすことができる。
【0050】
また、洗浄機100では、水収容部120や排水収容部140、洗剤収容部150が着脱可能とされているので、水や洗剤を水収容部120や洗剤収容部150に収容し易くすることができ、排水収容部140に収容される排水を廃棄し易くすることができる。
【0051】
また、洗浄機100,200において、水収容部120,220に収容される水は用途に応じて区分けされているので、洗剤による洗浄行程の際に使用する水の量と、すすぎ洗いによる洗浄行程の際に使用する水の量とを調整することなく洗剤洗い用水収容部121や第1収容区域221及びすすぎ洗い用水収容部122,123や第2収容区域222から水を供給することができ、従って、洗浄機120,220の構成を簡素化でき、それだけ洗浄機コストを低減させることができる。また洗浄機100では、第1及び第2すすぎ洗い用水収容部122,123を備えているので、各水収容部122,123をそれだけ小さいサイズにすることができ、これにより、該水収容部122,123を着脱するに際して取り扱い易くすることができる。さらに、すすぎ洗いによる洗浄工程において、第1及び第2すすぎ洗い用水収容部122,123から順次水を供給するので、1回目と2回目の段階的に使用する水の量を調整することなく第1及び第2すすぎ洗い用水収容部122,123から水を順次供給することができ、従って、洗浄機100の構成を簡素化でき、それだけ洗浄機コストを低減させることができる上、1回のすすぎ洗いを行う場合であっても、第1及び第2すすぎ洗い用水収容部122,123のうちいずれか一方にだけ水を収容すればよいので、1回行われるすすぎ洗いに必要な水の量が分かり易く、水収容部120への水収容作業をそれだけ容易に行うことができる。
【0052】
また、洗浄機100,200において、水収容部120,220に、それぞれ該水収容部120,220に水を供給するための水供給口121a〜123a及び水供給口221a,222aが設けられているので、設置場所において、水道管等の水道設備がある場合には、水供給口121a〜123a及び水供給口221a,222aに対して、前記水道設備からの給水用ホースH1を接続部材121a’〜123a’及び接続部材221a’,222a’を介して接続することで、該水道設備から給水用ホースH1及び接続部材121a’〜123a’、接続部材221a’,222a’を介して水収容部120,220に水道水を注入することができる。さらに、排水収容部140,240に、該排水収容部140,240に収容される排水を排出するための排出口140a,240aが設けられているので、設置場所において、排水管等の排水設備がある場合には、排出口140a,240aに接続部材140a’,240a’を介して排水用ホースH2を接続することで、接続部材140a’,240a’及び排水用ホースH2を介して排水収容部140,240における排水を前記排水設備に排出することができる。
【0053】
また、洗浄機200において、加熱装置250によって、洗浄の際の水や洗剤を70℃〜100℃程度の高温にするので、また、乾燥の際の洗浄室210内を100℃以上の高温にするので、哺乳瓶本体A1、ニプルA2、ニプル取り付け部材A3及びニプルキャップA4やおしゃぶりA5を効果的に洗浄、乾燥できる上、高温殺菌することができ、これら被洗浄物A1〜A5を殺菌処理する手間を省くことができる。
【0054】
また、洗浄機100,200において、小物被洗浄物用格子状支持容器135,235を備えるので、水や洗剤が噴射されることで生じることがあるニプルA2、ニプル取り付け部材A3及びニプルキャップA4やおしゃぶりA5の転動を防止でき、それだけ効果的に小物被洗浄物A2〜A5を洗浄することができる。
【0055】
また、洗浄機100では、洗浄装置130において、回転駆動装置134によって、棒状洗浄部材132を軸線回りに回転させつつ、供給ポンプ133によって、洗浄室110における水や洗剤を棒状洗浄部材132に供給し、倒立状態の哺乳瓶本体A1内側に噴射口132aから水や洗剤を噴射すると共に、該哺乳瓶本体A1内側にブラシ毛132bを当接させることで、該哺乳瓶本体A1内側をより効果的に洗浄することができる。
【0056】
なお、図1に示す洗浄機100において、図2及び図3に示す洗浄機200のような加熱装置が設けられていて、該加熱装置によって、加熱された水等で洗浄したり、洗浄後の被洗浄物を乾燥させてもよい。また、図1に示す洗浄機100について、主として業務用に使用できるように、図2及び図3に示す洗浄機200の如く6本程度の哺乳瓶A1を洗浄できるように構成してもよいし、図2及び図3に示す洗浄機200について、主として家庭用に使用できるように、図1に示す洗浄機100の如く2本程度の哺乳瓶A1を洗浄できるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】図1は、本発明に係る洗浄機の一例から小物被洗浄物用格子状支持容器を取り外した状態を示す概略斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係る洗浄機の他の例であって、後述する小物被洗浄物用格子状支持容器及び大物物被洗浄物用格子状支持容器が取り外された洗浄機を示す概略斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す洗浄機に装着される被洗浄物用格子状支持容器及び大物物被洗浄物用格子状支持容器の概略斜視図である。
【符号の説明】
【0058】
100,200…洗浄機 110,210…洗浄室 120,220…水収容部
250…加熱装置 122,123,222…すすぎ洗い用水収容部
130,230…洗浄装置 140,240…排水収容部 150…洗剤収容部
A1〜A5…被洗浄物
【出願人】 【識別番号】504451531
【氏名又は名称】村上 紀子
【出願日】 平成16年12月8日(2004.12.8)
【代理人】 【識別番号】100109427
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 活人

【識別番号】100108992
【弁理士】
【氏名又は名称】大内 信雄

【識別番号】100114410
【弁理士】
【氏名又は名称】大中 実

【公開番号】 特開2006−158702(P2006−158702A)
【公開日】 平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願番号】 特願2004−355339(P2004−355339)