| 【発明の名称】 |
食器洗い機のモータ駆動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】木内 光幸 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】玉江 貞之 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
【氏名】鈴木 将大 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器産業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ポンプモータをベクトル制御して負荷状態を検出することが可能で、食器洗い機に適したモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】交流電力1を整流回路2により直流電力に変換し、インバータ回路3によりポンプモータ4を駆動し、モータ電流を検出する電流検出手段5と、ロータ位置を検知するロータ位置検知手段6によりトルク電流を検知し、トルク電流により水位低下等の負荷状態を検出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 交流電源と、前記交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動され洗浄ポンプあるいは排水ポンプを駆動するモータと、前記モータの駆動電流を検出する電流検出手段と、前記モータのロータ位置を検知あるいは推定するロータ位置検知手段と、前記インバータ回路を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流検出手段と前記ロータ位置検知手段によりトルクに対応した電流成分を検出し、前記トルクに対応した電流成分より前記洗浄ポンプあるいは排水ポンプの負荷状態を検出するようにした食器洗い機のモータ駆動装置。 【請求項2】 制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の洗浄槽の水位を判別するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。 【請求項3】 制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の排水状態を判別するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。 【請求項4】 制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の水漏れを判別するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。 【請求項5】 制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の洗浄ポンプあるいは排水ポンプのエア噛みを判別するようにした請求項1記載の食器洗い機のモータ駆動装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は家庭用の食器を洗浄する食器洗い機のモータ駆動装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種の食器洗い機のモータ駆動装置は、単相誘導モータによりポンプを駆動し回転数変動より負荷変動を検出するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平08−19506号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、単相誘導モータは同期速度からのすべりで回転トルクを発生するものであるが、負荷変動による回転数変化は基本的に少なく、回転数変化よりポンプのエア噛み等の負荷変動を検出することは実際には困難であった。また、インバータと永久磁石同期モータによりポンプを駆動する最近の制御方式においては、回転数変動はほとんどなく、回転数変化から負荷変動を検出することはほとんど不可能であった。 【0004】 本発明は、上記従来の課題を解決するもので、モータ電流を検出してポンプモータをインバータ回路により正弦波駆動することによりモータ騒音を低下させ、永久磁石同期モータにより小型化、薄型化、低価格化して信頼性を向上させ、モータ電流とロータ位置検知手段によりトルクに応じた電流成分を検出して水位変動、エア噛み、排水等の負荷変動を検出することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機のモータ駆動装置は、交流電力を整流回路により直流電力に変換し、インバータ回路により直流電力を交流電力に変換して洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプを駆動し、モータの駆動電流を電流検出手段により検出し、ロータ位置検知手段によりロータ位置を検知し、電流検出手段とロータ位置検知手段によりトルク電流成分を検出してトルク電流成分より洗浄ポンプあるいは排水ポンプの負荷状態を検出するようにしたものである。 【発明の効果】 【0006】 本発明の食器洗い機のモータ駆動装置は、電流検出手段とロータ位置検知手段によりトルク電流成分を検出してトルク電流成分より洗浄ポンプあるいは排水ポンプの負荷状態を検出するようにしたものであり、ポンプモータのトルク電流変化により食器洗浄槽の水位を検出することができ、エア噛み検知、排水検知、水漏れ検知、あるいは、給水完了検知が可能となり、時間短縮や安全性の向上が可能となる。 【0007】 さらに、排水時にエア噛み検知した場合にはモータ回転数を低下させて騒音を減らすことができ、低騒音の食器洗い機を実現できる。 【0008】 また、モータをセンサレス正弦波駆動することによりモータを小型化、薄形化でき、振動を減らすことができるので、ポンプケーシングにモータを直接取り付けることができ、小型、薄形、低騒音のポンプモータを構成できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 第1の発明は、交流電源と、前記交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路により駆動され洗浄ポンプあるいは排水ポンプを駆動するモータと、前記モータの駆動電流を検出する電流検出手段と、前記モータのロータ位置を検知あるいは推定するロータ位置検知手段と、前記インバータ回路を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流検出手段と前記ロータ位置検知手段によりトルクに対応した電流成分を検出し、前記トルクに対応した電流成分より前記洗浄ポンプあるいは排水ポンプの負荷状態を検出するようにしたものであり、ポンプモータのトルク電流値、あるいは電流変化により食器洗浄槽の水位やエア噛みを検出することができ、排水検知や水漏れ検知、あるいは、給水完了検知が可能となり、時間短縮や安全性の向上が可能となる。 【0010】 第2の発明における制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の洗浄槽の水位を判別するようにしたもので、ポンプモータ駆動時のトルク増加により水位増加を検知でき、トルク減少によりエア噛み、あるいは水位低下を検知できるので、給水判定や排水判定、あるいは水漏れ判定が可能となる。 【0011】 第3の発明における制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の排水状態を判別するようにしたものであり、排水ポンプ駆動時のトルク電流値、あるいは電流変化により排水エア噛み、あるいは排水完了検知が可能となり、水位センサや水位スイッチよりも正確に検知することができ、検知時間の短縮、あるいは排水エア噛み時の騒音対策が可能となる。 【0012】 第4の発明における制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の水漏れを判別するようにしたものであり、洗浄ポンプ駆動時のトルク電流変化により水位低下を検知することができるので、ポンプモータ駆動中に水位低下を検知でき、水位センサや水位スイッチよりも短時間でより正確に水位低下を検出でき、ヒータの空焚き防止が可能となる。 【0013】 第5の発明における制御手段は、トルクに対応した電流成分により食器洗い機の洗浄ポンプあるいは排水ポンプのエア噛みを判別するようにしたものであり、排水ポンプ駆動時のトルク電流変化により排水エア噛み検知をしてポンプモータ回転数を下げ、エア噛みによる騒音を低下させることができる。 【0014】 (実施の形態1) 図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置のブロック図を示すものである。 【0015】 図1において、交流電源1より整流回路2に交流電力を加えて直流電力に変換し、インバータ回路3により直流電力を3相交流電力に変換してモータ4を駆動する。整流回路2は、全波整流回路20の直流出力端子にコンデンサ21a、21bを直列接続し、コンデンサ21a、21bの接続点を交流電源入力の一方の端子に接続して直流倍電圧回路を構成し、インバータ回路3への印加電圧を高くする。インバータ回路3の負電圧側に電流検出手段5を接続し、インバータ回路3の3相各下アームに流れる電流を検出することによりインバータ回路3の出力電流、すなわち、モータ4の相電流を検出する。 【0016】 電流検出手段5は、インバータ回路3の下アームトランジスタのエミッタ端子に接続されたシャント抵抗50a、50b、50cと、シャント抵抗50a、50b、50cのそれぞれの電圧降下を検知する電流検知回路51より構成される。 【0017】 ロータ位置検知手段6は、ホール素子等の磁気検出手段より構成され、永久磁石よりなるロータの位置を検出するもので、永久磁石によりステータコイルに発生する誘起電圧が最大となるロータ位置(q軸)、あるいは、永久磁石の磁束とステータコイルの界磁磁束が直線上に重なるロータ位置(d軸)を検出する。あるいは、電気角60度あるいは120度毎の位置検出を行う。 【0018】 制御手段7は、高速A/D変換回路とインバータ制御PWMタイマー内蔵のマイクロコンピュータ、あるいはディジタルシグナルプロセッサ(略してDSP)等の高速プロセッサより主として構成され、電流検出手段5の出力信号を高速A/D変換してインバータ回路3の出力電流(モータ相電流)を検出し、ロータ位置検知手段6により検出したロータ位置に応じてトルクが発生する電流位相となるようにインバータ回路3の出力電圧をPWM制御することによりモータ4を正弦波駆動するものであり、モータ負荷に応じてインバータ回路出力電流を制御することによりモータ4の回転数制御が可能となる。 【0019】 図2は、本発明による制御手段7のブロック図であり、モータ電流を検出してベクトル制御する実施例であり、モータ電流を磁束電流成分Idとトルク電流成分Iqに分解してそれぞれの電流ベクトルを制御するものである。 【0020】 図2のブロック図について、図3、4、5、6、7を用いて詳細な説明を行う。 【0021】 図3は、電流検出のタイミングチャートを示し、モータ電流を検出するためにキャリヤ周期に同期して電流検出するもので、三角波変調によりPWM制御して、スイッチングノイズの影響を減らすためにインバータ回路3の上下アームトランジスタのスイッチングタイミングをはずして高速A/D変換してマイクロコンピュータ等のモータ制御プロセッサにより電流検出する。 【0022】 図3において、ckは三角波変調信号Vtのピーク値すなわち時間t3にて発生させる同期信号であり、vuはU相電圧制御信号で、三角波変調信号VtとU相電圧制御信号vuを比較してU相上アームトランジスタ31a1の駆動信号UpとU相下アームトランジスタ31a2の駆動信号Unを発生させる。t1〜t2区間、t5〜t6区間は上下アームトランジスタの非導通期間でデッドタイムΔtと呼び、A/D変換タイミングは、上アームトランジスタがオフで下アームトランジスタがオンとなる時間t3、あるいは、時間t3からデッドタイムΔt時間ずらした時間t4の範囲内で行うとよい。 【0023】 図4は、電流検知回路の詳細な実施例であり、シャント抵抗50a、50b、50cにより検出した電流信号を非反転増幅器により増幅し、マイクロコンピュータ等に内蔵するA/D変換回路が検出できるDC電圧レベルにレベル変換するものである。 【0024】 電流検知回路51a、51b、51cは同一の回路なので、電流検知回路51aについて説明する。シャント抵抗50aに発生する電圧veuのピーク値はインバータ回路3のU相出力電流に対応しており、シャント抵抗電圧は電流検知回路の接地電位に対して正と負に変化する。マイクロコンピュータ等に内蔵のA/D変換回路は所定のDC電圧で動作するので、DC電圧のセンター値に対して変化するように増幅してレベルシフトさせる必要がある。言い換えれば、A/D変換回路の入力ダイナミックレンジ内で、モータ電流信号が変化するように設定する。 【0025】 シャント抵抗50aと並列関係にコンデンサ500aを接続し、シャント抵抗50aより抵抗501a、502aを直列関係に接続して電流検知回路51aの直流電源(Vcc)に抵抗502aをプルアップ接続する。抵抗501a(抵抗値R2)と抵抗502a(抵抗値R1)の接続点を演算増幅器503aの+入力端子に接続し、演算増幅器503aの出力端子と−入力端子間に帰還抵抗504a(抵抗値R4)を接続し、−入力端子と接地電位間に抵抗505a(抵抗値R3)を接続し非反転増幅器として使用する。シャント抵抗抵抗値をRo、電流をIとするとveu=Ro×Iとなり、抵抗501aと抵抗502aの分圧比kをk=R2/(R1+R2)、帰還増幅率KをK=R4/R3とすると、電流検知回路51aの出力電圧vauは(数1)で表される。 【0026】 【数1】
【0027】 ここで、分圧比kと帰還増幅率Kの積、すなわち、k×K=0.5となるようにすれば、直流電源電圧Vccの1/2を中心にして電流Iに対応した電圧信号に変換される。 【0028】 例えば、分圧比k=0.1、帰還増幅率K=5、シャント抵抗値Ro=0.2Ω、Vcc=5Vとすると、電流検知回路51aの出力電圧はvau=0.9×I+2.5で表される。すなわち、A/D変換回路のDC電圧が5Vの場合、センター値2.5Vが0Aに相当し、ダイナミックレンジは±2.5Vに対して±2.5Aまでの電流を検知することができる。 【0029】 抵抗506aとダイオード507a、508aはA/D変換回路の過電圧保護のために接続している。 【0030】 図5は、電流検知回路の他の実施例であり、反転増幅器により電流信号を増幅して電圧レベル変換するもので、U相電流検知回路51a1の実施例のみ示している。 【0031】 回路接続は、図4に示す実施例から一部変更したもので、抵抗502aを負電源Veにプルダウン接続し、演算増幅器503aを反転増幅器として使用したものである。図4に示す接地抵抗505aは省略できる。この時、帰還増幅率Kは帰還抵抗504a(R4)を入力抵抗501a(R2)で除したもので、シャント抵抗電圧降下veuと出力電圧vauの関係式は(数2)で表される。 【0032】 【数2】
【0033】 ここで、帰還抵抗504aと抵抗502aの比を、R4/R1=0.5に設定し、負電源VeのDC電圧絶対値をA/D変換器の電源電圧(ダイナミックレンジ)と等しくすると、A/D変換器の電源電圧のセンター値に対して上下に変化するようにシャント抵抗電圧が増幅されてレベル変換される。 【0034】 例えば、Ve=−5V、R4=10kΩ、R1=20kΩ、R2=2kΩとすると、vau=2.5−5×veuで表される。シャント抵抗抵抗値を0.2Ω、電流をIとすれば、vau=2.5−Iとなる。 【0035】 図4に説明した非反転増幅器を使用した回路は、プルアップ接続するDC電源電圧とA/D変換回路のDC電圧と等しくし、入力抵抗とプルアップ抵抗の分圧比kと帰還増幅率Kの積、すなわち、k×Kをほぼ0.5となるようにすれば、A/D変換回路のDC電圧のセンター値にレベル変換できる。 【0036】 また、図5に説明した反転増幅器を使用した回路は、負電源電圧絶対値をA/D変換回路のDC電圧と等しくし、帰還抵抗と負電源へプルダウン接続する抵抗の比をほぼ0.5に設定すればA/D変換回路のDC電圧のセンター値にレベル変換できる。 【0037】 以上述べたように、本発明の電流検知回路は少ない部品点数と演算増幅器により構成でき、電流検出が容易で、かつ安価にできる特長がある。 【0038】 図4に示した非反転増幅器による実施例は、単一電源で動作するので直流電源が簡略化される特長があり、図5に示した反転増幅器による実施例は、A/D変換回路のダイナミックレンジと同一の負電圧が必要となり価格アップとなるが、電流信号の正負の方向はモータ電流と等しいので演算が簡略化される特長がある。 【0039】 制御手段7は、シャント抵抗50a、50b、50cの電圧降下を検出し、プロセッサに内蔵した高速A/D変換回路によりモータ相電流Iu、Iv、Iwを検出してベクトル制御するもので、ロータ位置検知手段6の出力信号より電気角を検知する電気角検知手段70と、電流検出手段5の出力信号と電気角検知手段70の信号よりモータ電流Iu、Iv、Iwを(数3)に従い磁束に対応した電流成分Idとトルクに対応した電流成分Iqに分解する3相/2相dq変換手段71と、 【0040】 【数3】
【0041】 ロータ位置検知手段6の信号よりモータ回転数を検知する回転数検知手段72と、静止座標系から回転座標系に変換、あるいは逆変換するに必要な正弦波データ(sin、cosデータ)を格納する記憶手段73と、磁束に対応した電圧成分Vdとトルクに対応した電圧成分Vqを(数4)に従い3相モータ駆動制御電圧Vu、Vv、Vwに変換する2相/3相dq逆変換手段74と、 【0042】 【数4】
【0043】 3相モータ駆動制御電圧Vu、Vv、Vwに応じてインバータ回路3のパワートランジスタのスイッチングを制御するPWM制御手段75より構成される。 【0044】 さらに、洗浄行程、あるいは排水行程に応じてモータ4の回転数、あるいは正逆反転を制御する回転制御手段76、回転数検知手段72の出力信号に応じてモータ4の回転数を制御する回転数比較制御手段77と、回転制御手段76と回転数比較制御手段77からのd軸(direct−axis)電流設定信号Ids、q軸(quadrature−axis)電流設定信号Iqsと、3相/2相dq変換手段71より演算したIdとIqを比較しモータ電流を制御するための磁束に対応した電圧成分Vdとトルクに対応した電圧成分Vqを演算するモータ電流制御手段78と、トルクに対応した電流成分Iqより負荷状態を検知して回転制御する負荷状態検知手段79より構成される。 【0045】 図6は本発明によるモータ駆動装置の各部の波形関係を示し、ロータ位置検知手段6の出力信号H1、H2、H3のエッジ信号は電気角60度毎に変化し、3ヶの信号より360度を6分割した角度が判別できる。信号H1がローからハイとなるハイエッジを電気角0度として示している。 【0046】 ベクトル制御の座標変換基準軸は通常q軸とするので、ロータ位置検知手段6の出力信号H3のLoからHiのエッジ信号がq軸と同相なので信号H3を基準時間軸とすると電気角の演算が容易となる。 【0047】 モータ4のU相巻線誘起電圧Ecは、信号H1からほぼ30度遅れた波形となる。U相モータ電流Iuとモータ誘起電圧Ecの位相を同じにすると最大効率が得られる。すなわち、モータ誘起電圧Ecがq軸と同等軸となり、d軸は90度遅れている。q軸電流Iqはモータ誘起電圧位相と同相なのでトルク電流と呼ばれる。 【0048】 図6において、U相モータ電流Iuは、U相巻線誘起電圧Ecよりわずかに進み、モータ印加電圧VuはU相巻線誘起電圧Ecより約30度進んだ波形を示す。vcはPWM制御手段75内で生成される三角波形のキャリヤ信号で、vu、vv、vwは正弦波状の各相制御電圧で三角波キャリヤ信号Vtと各相制御電圧を比較したPWM信号をPWM制御手段75内で発生させ、各相制御信号としてインバータ回路3に加える。ckはキャリヤ信号Vtの同期信号で、キャリヤカウンタがカウントアップしてオーバーフローした時の割込信号である。UpはU相上アーム制御信号を示している。 【0049】 一般的に、界磁磁束に対応した電流成分をd軸電流Idと呼び、永久磁石の磁束と界磁の磁束が同軸上で永久磁石が界磁に吸引された状態なのでトルクは零となる。よって一般的に表面永久磁石形モータ(略してSPMモータの場合)には、ロータ位置がd軸上の時には界磁電流が零、ロータの磁極がq軸上の時には界磁電流が最大となるように制御する。 【0050】 よって、SPMモータの場合には、d軸電流設定値Idsは零となるように制御すると最大効率運転が可能となる。 【0051】 図7は、SPMモータの制御ベクトル図を示し、モータ電流Iをq軸電流Iqとd軸電流Idに分解して制御するもので、前述したように、Idを零となるように制御すると最大効率運転となり、Idを負の方向に増加させると弱め界磁制御となる。Vrは誘起電圧でq軸と同相となり、Viはモータ印加電圧、すなわち、インバータ回路3の出力電圧、Vzはモータコイルインピーダンスによる電圧降下、ωLIはコイルインダクタンス電圧降下である。Id、Iqを制御するために、モータ印加電圧Viのd軸電圧Vd、q軸電圧Vqをそれぞれ制御する。 【0052】 SPMモータのモータ出力は(数5)で表される。ここで、Veはモータ誘起電圧、Iはモータ相電流、φは誘起電圧とモータ相電流の位相である。 【0053】 【数5】
【0054】 (数5)よりモータトルクは(数6)で表される。すなわち、モータトルクはトルク定数Ktとモータ電流にcosφを掛けたもので、Icosφがトルク電流に相当する。 【0055】 【数6】
【0056】 図8は、本発明による食器洗い機のモータ駆動装置の動作を示すフローチャートである。 【0057】 ステップ100よりモータ駆動プログラムが開始し、ステップ101に進んで起動運転かどうかの判定を行い、起動運転ならばステップ102に進んで起動制御サブルーチンを実行する。 【0058】 次に、ステップ103に進んでキャリヤ信号割込の有無を判定し、キャリヤ信号割込が有ればステップ104のキャリヤ信号割込サブルーチンとステップ105の回転数制御サブルーチンを実行する。 【0059】 図9は、キャリヤ信号割込サブルーチンのフローチャートである。ステップ200よりプログラムが開始し、ステップ201にてキャリヤ同期信号ckのカウント数kがモータ駆動周波数fの1周期内のキャリヤ数kcかどうか判定し、等しければステップ202に進んでキャリヤカウント数kをクリヤする。モータ駆動周波数fの1周期内のキャリヤ数kcは、駆動周波数設定時に予め求める。 【0060】 例えば、8極モータの回転数4040rpmにおける駆動周波数fは269.3Hz、周期Tは3.712msecとなり、キャリヤ周期Tcが64μsec(キャリヤ周波数15.6kHz)の場合、パルス数kcは58となる。1キャリヤ周期Tcの位相Δθは、駆動周波数fの1周期の電気角を2πとすると、Δθ=2π/kcとなる。 【0061】 ステップ203にてキャリヤ同期信号のカウント数をインクリメントとし、次にステップ204に進んで、キャリヤ数kと1キャリヤ周期Tcの位相Δθより電気角θの演算を行う。次にステップ205に進んで電流検出手段5からの信号を検出して高速A/D変換し、インバータ出力電流Iu、Iv、Iwを検出する。次にステップ206に進んで(数3)に従い3相/2相・dq軸座標変換を行いトルク電流Iqと磁束電流Idを求め、ステップ207に進んでIq、Idをメモリする。 【0062】 次に、ステップ208に進んで印加電圧Vd、Vqを呼び出し、次にステップ209に進んで(数4)に従い、2相/3相・dq軸座標変換を行いインバータ各相制御信号vu、vv、vwを求め、ステップ210に進んでPWM制御を行い、ステップ211に進んでリターンする。 【0063】 図10は回転数制御サブルーチンのフローチャートである。回転数制御サブルーチンはキャリヤ信号毎に必ずしも行う必要がないので、例えば、2キャリヤ信号毎に実行してもよい。キャリヤ周波数が超音波周波数になるとキャリヤ周期内のプログラム処理時間が問題となるので、q軸電圧Vqとd軸電圧Vdの制御はキャリヤ周期で交互に実行してもよい。 【0064】 ステップ300より回転数制御サブルーチンが開始し、ステップ301にて検知回転数Nを呼出し、次にステップ302に進んで検知回転数Nと設定回転数Nsの誤差信号に応じてトルク電流設定値Iqsを求める。次に、ステップ303に進んでキャリヤ信号割込サブルーチンで求めたq軸電流Iqを呼出し、ステップ304に進んでIqとIqsを比較し、Iqが設定値Iqsよりも大きければステップ305に進んでq軸電圧Vqを減らし、逆ならばステップ306に進んでq軸電圧Vqを増加させる。 【0065】 次にステップ307に進んでキャリヤ信号割込サブルーチンで求めたd軸電流Idを呼出し、ステップ308に進んでIdとIdsを比較し、Idが設定値Idsよりも大きければステップ309に進んでd軸電圧Vdを減らし、逆ならばステップ310に進んでd軸電圧Vdを増加させる。SPMモータの場合、通常はIdsは零に設定するが、高速回転させるために弱め界磁制御する場合には、所定回転数以上からIdsを設定回転数Nsに応じて増加させる。 【0066】 次に、ステップ311に進んでVd,Vqをメモリし、ステップ312に進んでサブルーチンをリターンする。 【0067】 再び、図8に示すモータ駆動プログラムに戻り、ステップ106に進んで洗浄運転フラグの有無の判定をし、洗浄運転ならばステップ107に進んで負荷状態検知判定を行う。 【0068】 洗浄運転における負荷状態検知は、トルク電流Iqを検知してモータ負荷トルクを検出するもので、トルク電流Iqが所定値Is0よりも減少するとエア噛み、あるいは、低水位と判断しステップ108に進んでモータ駆動を停止する。次にステップ109に進んでフロートスイッチ、あるいは水位センサ等により洗浄槽の水位を検知し、ステップ110に進んで水位判定を行う。水位が所定値よりも低下した場合には、ステップ111に進んで異常報知等の異常処理を行いサブルーチンをリターンする。水位の低下がなければステップ112に進んでモータの再起動処理を行いサブルーチンをリターンする。 【0069】 洗浄運転において、フロートスイッチや水位センサの信号による水位低下判定の信頼性が低い場合には、ステップ110を省略し、水位低下異常フラグを数回検知すると異常報知させ、洗浄運転を停止させてもよい。水漏れ判定した場合には、再給水してから洗浄運転を再開させ、再度水漏れ判定すると異常報知する方がよい。 【0070】 ステップ106にて洗浄運転フラグが無ければ、ステップ113に進み排水運転フラグの有無を判定する。排水運転ならばステップ114に進んでトルク電流Iqが所定値Iq1よりも低下するとエア噛み検知を行う。 【0071】 排水運転時の負荷状態検知は、トルク電流の変化によりエア噛み検知を行うもので、排水運転にてポンプモータを駆動する場合、ポンプに水が供給されておればポンプランナー(インペラー)にトルクが加わりトルク電流は所定値となるが、洗浄水が排水されるとポンプランナーに空気が回り込んでエア噛みによりトルクが減少しトルク電流が減少するので、トルク電流の変化、あるいは変化率を検出することによりエア噛みや排水を検出できる。 【0072】 ステップ114にてトルク電流Iqが所定値Iq1より低下して排水エア噛み検知をすると、ステップ115に進んで騒音を低下させるためにモータ設定回転数を低下させ、ステップ116に進んで排水終了検知を行う。 【0073】 排水終了検知は、回転数を低下させてから再度トルク電流の変化を検知するもので、トルク電流が所定値以下となり、かつ、電流変化のない期間が所定時間以上継続すると排水終了と判定する。 【0074】 図11は、食器洗い機を簡略化して表したもので、1モータ1ポンプ方式の構造を示す断面図である。洗浄槽8に給水弁9より水道水を給水し、洗浄水10を洗浄槽8に貯水する。洗浄槽8の下部に軸方向が垂直となるように扁平状の永久磁石形モータ4を配設し、モータ4の下部にポンプケーシング11を配置し、インペラー12を回転させることにより軸方向から遠心方向に圧力を加える。正転方向に回転させると噴射ノズル13aを有する噴射翼13bから食器(図示せず)に洗浄水を噴射して洗浄する。正回転させるとポンプケーシング11の内部圧力が高くなって、ポンプケーシング11側面に設けた排水弁14が閉じるので、水流方向は噴射翼13b側となる。インペラー12を逆転させるとインペラー13の側面から垂直方向に圧力が加わり排水弁14が開いて垂直方向の水流が排水管15方向に流れるので1つのモータとポンプで洗浄と排水が可能となる。 【0075】 洗浄用と排水用にそれぞれインペラーとポンプケーシングを設ける1モータ2ポンプ方式でも、正回転で洗浄、逆回転で排水とすることが可能であるが、ポンプの高さが高くなり、洗浄槽8の下部容積を小さくできない課題がある。 【0076】 図12は、洗浄運転時におけるトルク電流変化を示し、洗浄槽や洗浄ポンプから水漏れして水位が低下した場合のトルク電流変化を示す。 【0077】 図12において、時間t0にてポンプモータ駆動開始し、定常回転数に於いてはトルク電流は所定のピーク値Ioとなるが、水漏れが発生するとポンプモータのオンオフを繰り返すうちにトルク電流は除々に減少し、モータ駆動中に電流が設定値Is0以下になると負荷状態検知手段が漏水と判定し、ポンプモータの駆動を停止させ水位低下を判定し、所定水位以下ならば図10のフローチャートで説明したように異常判定する。 【0078】 1モータ1ポンプ方式の場合、インペラー11を逆回転させることにより排水弁13が開き、正回転においては排水弁13は閉じるが、排水弁13にゴミが詰まる等の異常時には洗浄運転、すなわち、正回転の場合にも排水され水漏れが発生するので、上述したようにモータ負荷状態を検出して水漏れを検出する必要がある。 【0079】 図13は、排水運転時におけるモータのトルク電流変化と制御シーケンスを示し、エア噛み検知して排水ポンプ回転数と排水時間を制御する。 【0080】 図13において、排水運転開始すると、時間t0からt1まで回転数Nを零からN1まで直線的に立ち上げ、トルク電流Iqは零からI1まで増加し、回転数N1で排水運転を続けると電流値はほぼ一定の期間(t1〜t2)があり、洗浄水が無くなってくるとエア噛みしてトルク電流Iqが低下し始める。時間t3においてトルク電流値が設定値Is1以下になるとエア噛みと判定し、モータ回転数NをN2まで低下させる。ポンプモータ回転数をN2まで低下させるとトルク電流が低下するので、排水時間を延長する必要があり、残りの排水時間(t3〜t5)は所定時間以上を確保する。 【0081】 トルク電流Iqが所定値Is2以下となり、かつ、トルク電流IqがI2となってほとんど所定経過時間(t4〜t5)変化しなくなると排水終了判定する。 【0082】 エア噛み検知の実施例として、所定トルク電流以下の場合に判定する実施例を示したが、排水定電流I1から10〜20%トルク電流が低下した場合、すなわち変化率検知でも可能である。 【0083】 以上述べた如く、本発明はポンプモータのトルク電流を検知することによりモータの負荷状態を直接検知することができるので、エア噛みや洗浄槽の水位低下を判別でき、排水時間を短縮したり水漏れによる洗浄水加熱ヒータの空焼きを防止することができる。 【0084】 また、給水中に洗浄ポンプを駆動することにより水位上昇を検出でき、トルク電流がほぼ一定になった時点で、給水完了判定が可能となる。 【0085】 なお、ポンプのトルクは回転数の二乗に比例するので、正確な負荷状態を検出するためには回転数とトルク電流を比較することにより可能となる。勿論、排水ポンプ運転と洗浄ポンプ運転のトルク特性は異なるので、それぞれの回転数に応じてトルク電流より負荷状態を判別することができる。 【0086】 また、洗浄ポンプと排水ポンプを1つのモータで駆動する1モータ2ポンプ方式、あるいは、洗浄ポンプと排水ポンプを別々のモータで駆動する場合でも効果は同じであることは明らかである。 【0087】 (実施の形態2) 以下、本発明の第2の実施の形態について図14、15を用いて説明する。 【0088】 図14のブロック図はセンサレス正弦波駆動の制御手段の実施例であり、図1に示したロータ位置検知手段6を省略して電気的にロータ位置推定するセンサレスベクトル制御の実施例である。 【0089】 センサレス正弦波駆動の実現方法は多くの方法が提案されており、一般的な方法について説明する。食器洗い機に使用されるモータの誘起電圧やコイルインダクタンス等のモータ定数は予めわかっているので、モータ印加電圧位相とモータ電流を検知することにより、誘起電圧位相を演算により求めることができる。 【0090】 図15は、センサレス正弦波駆動の制御ベクトル図であり、実際のロータ位置(d−q軸)は不明なので電気角βずれた仮想のロータ軸をa−r軸として電流演算を行う。誘起電圧ベクトルVrがa軸にあると想定(Vra)して演算した電流値と電流測定して座標変換した電流値Iaが異なるので、電流値が等しくなるように電気角βを修正することにより仮想ロータ軸と実際のロータ軸(d−q軸)が等しくなる。 【0091】 言い換えれば、モータの状態方程式は(数7)で表され、印加電圧Vi、コイルインピーダンス、モータ電流はわかっており、モータ誘起電圧の位相だけ不明なので、モータ誘起電圧が位相βずれた正弦波と仮定して演算した電流値と測定値の誤差を零となるように位相βを修正して位置推定を行う。 【0092】 【数7】
【0093】 図14において、電気角検知手段70aは、前述したように電流値と印加電圧より誘起電圧位相を修正する位相修正手段80の信号によりロータ位置電気角を推定する。座標変換手段は、a−r仮想軸に座標変換するので、3相/2相ar軸変換手段71aと2相/3相ar軸逆変換手段74aより構成され、基本的には図2のブロック図とほとんど同じである。 【0094】 位相修正によりa軸とq軸は等しくなり、IaはIqと等しくトルク電流となるので、トルク電流よりポンプモータの負荷状態が判別できる。 【0095】 以上述べたように、本発明の食器洗い機のモータ駆動装置は、電流検出手段とロータ位置検知手段によりトルク電流成分を検出してトルク電流成分より洗浄ポンプあるいは排水ポンプの負荷状態を検出するようにしたものであり、ポンプモータのトルク電流変化により食器洗浄槽の水位を検出することができ、排水検知や水漏れ検知、あるいは、給水完了検知が可能となり、時間短縮や安全性の向上が可能となる。 【0096】 さらに、排水時にエア噛み検知した場合にはモータ回転数を低下させて騒音を減らすことができ、低騒音の食器洗い機を実現できる。 【0097】 また、モータをセンサレス正弦波駆動することによりモータを小型化、薄形化でき、振動を減らすことができるので、ポンプケーシングにモータを直接取り付けることができ、小型、薄形、低騒音のポンプモータを構成できる。 【産業上の利用可能性】 【0098】 以上のように、本発明の食器洗い機のモータ駆動装置は、交流電力を整流回路により直流電力に変換し、インバータ回路により直流電力を交流電力に変換して洗浄ポンプ、あるいは排水ポンプを駆動し、モータ電流を電流検出手段により検出し、ロータ位置検知手段によりロータ位置を検知し、電流検出手段とロータ位置検知手段によりトルク電流成分を検出してトルク電流成分より洗浄ポンプあるいは排水ポンプの負荷状態を検出するようにしたものであるから、安価な電流検出手段により容易に負荷状態の検知が可能となり、洗濯機の排水ポンプ、あるいは風呂水ポンプ駆動装置等の用途にも適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0099】 【図1】本発明の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置のブロック図 【図2】同食器洗い機のモータ駆動装置の制御手段のブロック図 【図3】同食器洗い機のモータ駆動装置の電流検出タイミングチャート 【図4】同食器洗い機のモータ駆動装置の非反転増幅器による電流検知回路を示す図 【図5】同食器洗い機のモータ駆動装置の反転増幅器による電流検知回路を示す図 【図6】同食器洗い機のモータ駆動装置の各部波形とタイミングチャート 【図7】同食器洗い機のモータ駆動装置の制御ベクトル図 【図8】同食器洗い機のモータ駆動装置のモータ制御プログラムのフローチャート 【図9】同食器洗い機のモータ駆動装置のモータ制御プログラムのキャリヤ信号割込サブルーチンのフローチャート 【図10】同食器洗い機のモータ駆動装置のモータ制御プログラムの回転数制御サブルーチンのフローチャート 【図11】同食器洗い機のモータ駆動装置の断面図 【図12】同食器洗い機のモータ駆動装置の水位低下時のモータ電流を示す図 【図13】同食器洗い機のモータ駆動装置のエア噛み時の制御タイミングチャート 【図14】本発明の第2の実施の形態における食器洗い機のモータ駆動装置の制御手段のブロック図 【図15】同食器洗い機のモータ駆動装置の制御ベクトル図 【符号の説明】 【0100】 1 交流電源 2 整流回路 3 インバータ回路 4 モータ 5 電流検出手段 6 ロータ位置検知手段 7 制御手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社 【住所又は居所】大阪府門真市大字門真1006番地
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| 【出願日】 |
平成16年6月29日(2004.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100103355 【弁理士】 【氏名又は名称】坂口 智康
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
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| 【公開番号】 |
特開2006−6766(P2006−6766A) |
| 【公開日】 |
平成18年1月12日(2006.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願2004−190691(P2004−190691) |
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