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【発明の名称】 手乾燥装置
【発明者】 【氏名】森 俊一
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【氏名】深谷 繕弘
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内

【要約】 【課題】主に夜間の運転音を抑えたり、運転を制限したりする処置が手軽に行える手乾燥装置を得る。

【解決手段】動作の設定変更のタイミングを指示する設定変更タイミング手段6と、この設定変更タイミング手段6による設定変更タイミングを読取る読取手段9と、このタイミングの読取手段9により読取った設定変更タイミングを判定するタイミング判定手段10とを備える。そしてタイミング判定手段10により判定したときに運転停止も含む動作の設定変更を実施するようにする。また、設定変更タイミング手段6を装置本体に外設する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動作の設定変更のタイミングを指示する設定変更タイミング手段と、この設定変更タイミング手段による設定変更タイミングを読取る読取手段と、この読取手段により読取った設定変更タイミングを判定するタイミング判定手段とを備え、前記タイミング判定手段により判定したときに運転停止も含む動作の設定変更を実施するようにしたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項2】
請求項1に記載の手乾燥装置であって、設定変更タイミング手段を装置本体に外設したことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項3】
請求項2に記載の手乾燥装置であって、一つの設定変更タイミング手段によって複数台の手乾燥装置の動作の設定変更を可能にしたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項4】
請求項3に記載の手乾燥装置であって、一つの設定変更タイミング手段によって複数台の手乾燥装置を、同一内容での動作の設定変更をできるようにしたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項5】
請求項3に記載の手乾燥装置であって、一つの設定変更タイミング手段によって複数台の手乾燥装置を、個別の内容での動作の設定変更をできるようにしたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項6】
請求項1に記載の手乾燥装置であって、設定変更タイミング手段を装置本体に内蔵したことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項7】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の手乾燥装置であって、設定変更タイミング手段は、動作の設定変更をする時刻を設定するものであることを特徴とする手乾燥装置。
【請求項8】
請求項1〜請求項7までのいずれかに記載の手乾燥装置であって、動作の設定変更から所定時間経過したら動作の設定変更を解除する手段を設けたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項9】
請求項8に記載の手乾燥装置であって、設定変更の解除時間を選択できるようにしたことを特徴とする手乾燥装置。
【請求項10】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の手乾燥装置であって、設定変更タイミング手段は、動作の設定変更をするときを屋内の照度によって設定するものであることを特徴とする手乾燥装置。
【請求項11】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の手乾燥装置であって、設定変更タイミング手段は、動作の設定変更をするときを屋内の温度によって設定するものであることを特徴とする手乾燥装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、濡れた手に高速空気流を照射して手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高速空気流の運動エネルギーを利用して手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させる手乾燥装置では、高速空気流を手に照射するときに結構大きな運転音が発生する。手に対する乾燥機能を優先させる場合には、大風量の高速空気流を照射するよう風量設定手段によって設定し、静粛性を優先させる場合には、小風量の高速空気流を照射するよう風量設定手段によって設定できるようになっている。なお、この種の従来技術としては、特許文献1に開示されているものがある。
【0003】
【特許文献1】特開平9−122040号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、宿泊設備を備えた病院等では、夜間にあっては静粛環境が重視され、夜間の手乾燥装置の運転音が問題となる場合がある。この場合、従来においては、手乾燥装置の風量変更手段により、夜間については風量を落としたり、電源スイッチを切ることで夜間の使用を制限する処置が行われてきた。しかしながら、こうした処置は、管理者がその都度、設定変更したり電源スイッチを切らなくてはならず、設置台数の多い場合には大変な手間がかかることである。
【0005】
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、主に夜間の運転音を抑えたり、運転を制限したりする処置が手軽に行える手乾燥装置を得ることであり、運転音を抑えたり、運転を制限したりする処置が多数台について一括して行える手乾燥装置を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明は、動作の設定変更をする設定変更タイミング手段と、この設定変更タイミング手段による設定変更タイミングを読取る読取手段と、この読取手段により読取った設定変更タイミングを判定するタイミング判定手段とを備え、タイミング判定手段により判定したときになれば運転停止も含む動作の設定変更を実施するようにする手段を採用する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、設定変更タイミング手段により動作の設定変更のタイミングが指示されれば、それを読取手段が読取り、タイミング判定手段により設定変更タイミングが判定される。そして判定したときになれば、運転停止も含む動作の設定変更が実施される。従って、設定変更タイミング手段により設定変更タイミングが指示されれば、自動的にそのとき時になれば動作の設定変更がなされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の手乾燥装置は、高速空気流の運動エネルギーを利用して手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させるものである。手が手挿入部に入れられたことを検知する手検知センサーの検知出力によって制御回路を介してブロワーが駆動され、ブロワーにより生成された高圧空気が手挿入部に設けられたノズルから高速空気流として噴出される。手に対する乾燥機能を優先させる場合には、大風量の高速空気流を照射するようボリューム式や切換スイッチ式の風量設定手段によって設定し、静粛性を優先させる場合には、小風量の高速空気流を照射するよう風量設定手段によって設定できるようになっている。
この手乾燥装置の制御回路にはリモコンが接続され、風量設定手段とは別にリモコンによって動作の設定変更をすることができる。リモコンには、動作の設定変更をする時刻を設定する設定変更タイミング手段と、手乾燥装置の動作を、例えば中・弱・停止に設定する動作設定部が備えられている。制御回路には、設定変更タイミング手段による設定変更タイミングを読取る読取手段と、この読取手段により読取った設定変更タイミングと動作設定部の設定内容を判定するタイミング判定手段とが設けられている。そして、タイミング判定手段により判定した時刻になれば動作設定部で設定した動作に風量設定手段の設定に拘らず自動的に移行する。リモコンから制御回路への信号の電信は、ケーブルを使っても赤外線によるワイヤレスでもよい。
【0009】
本発明の手乾燥装置によれば、設定変更タイミング手段により動作の設定変更のタイミングを指示し、動作設定部で例えば、停止を指示すれば、それをタイミングの読取手段が読取り、タイミング判定手段により設定変更タイミングと、設定された動作が判定される。そして判定した時刻、例えば夜の10時になれば、運転が自動的に停止され、運転音のしない静粛な夜間となる。
【0010】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の手乾燥装置の構成図、図2は、同じく手乾燥装置の電気系統の主要部の構成を示すブロック構成図、図3は、制御回路の制御動作を示すフローチャートである。本実施の形態の手乾燥装置は、高速空気流の運動エネルギーを利用して手に付着した水分を吹き飛ばして手を乾燥させるものである。手が装置本体1の手挿入部2に入れられたことを検知する手検知センサーの検知出力によって制御回路3を介してブロワーが駆動され、ブロワーにより生成された高圧空気が手挿入部2に設けられたノズルから高速空気流として噴出される。手に対する乾燥機能を優先させる場合には、大風量の高速空気流を照射するよう装置本体1に設けられたボリューム式や切換スイッチ式の風量設定手段4によって設定し、静粛性を優先させる場合には、小風量の高速空気流を照射するよう風量設定手段4によって設定できるようになっている。
【0011】
この手乾燥装置の制御回路3にはリモコン5が設けられ、風量設定手段4とは別にリモコン5によって動作の設定変更をすることができる。リモコン5には、動作の設定変更をする時刻を設定する設定変更タイミング手段6と、手乾燥装置の動作を、例えば中・弱・停止に設定する動作設定部7と、設定解除の時間を設定する解除時間設定手段8が備えられている。制御回路3には、設定変更タイミング手段6による設定変更タイミングを読取る読取手段9と、この読取手段9により読取った設定変更タイミングと動作設定部7の設定内容を判定するタイミング判定手段10と、解除時間計測手段11が設けられている。そして、タイミング判定手段10により判定した時刻になれば動作設定部7で設定した動作に風量設定手段4の設定に拘らず自動的に移行する。そして解除時間設定手段8により設定した時間が経過すると、装置本体1に設けられた風量設定手段4で設定された運転に復帰する。リモコン5から制御回路3への信号は、ケーブルを使っても赤外線によるワイヤレスでもよい。
【0012】
この手乾燥装置によれば、設定変更タイミング手段6により動作の設定変更のタイミングを指示し、動作設定部7で例えば、停止を指示し、解除時間設定手段8により解除時間を設定すれば、読取手段9がそれを読取り、タイミング判定手段10により設定変更タイミングと、設定された動作が判定される。そして判定した時刻、例えば夜の10時になれば、運転が自動的に停止され、手検知手段や表示用のLED等も停止され、運転音のない静粛な夜間となる。そして、解除時間を8時間後に設定してあれば、午前6時になれば装置本体1に設けられた風量設定手段4によって設定された運転に復帰する。
【0013】
即ち、制御回路3は図3のフローチャートに示すように動作する。図3のステップ♯1で設定変更タイミング手段6による設定変更時刻の入力Aがあるか否かを判定し、あればステッブ♯2で読取手段9によりそれを読込む処理をし、ステップ♯3で設定変更タイミングT1を判定する処理をし、ステップ♯4へ進み、設定変更タイミングT1になったかどうかを判定する。ステップ♯4で設定変更タイミングT1になったらステップ♯5に進み、なっていなければステップ♯4を繰返す。ステップ♯5では動作設定部7の設定が停止か否かを判定する。停止であれば、ステップ♯7で停止する処理をしてステップ♯10へ進む。ステップ♯5で停止でなければ、ステップ♯6で設定が弱運転か否かを判定する。弱運転であればステップ♯8で弱運転する処理をしてステップ♯10へ進む。ステップ♯6で弱運転の設定でなければステップ♯9で中運転の処理を行い、ステップ♯10へ進む。ステップ♯10では復帰時間T2が経過したか否かが判定される。経過したらステップ♯11で装置を初期の設定に戻す処理をする。T2が経過していなければステップ♯10を繰返す。
【0014】
なお、リモコン5の機能を設定部12として図4に示すように手乾燥装置に設けてもよく、一つのリモコン5によって図5に示すように多数台の手乾燥装置の設定変更のタイミングの設定を、一つのリモコン5で個々に行うようにするか、図6に示すように一つのリモコン5で一括して同一内容の設定を行うようにしてもよい。この場合、ケーブルによる通信手段を併設することになる。ケーブルは、マルチドロップ方式で手乾燥装置を接続する方が容易である。こうした方式を採用することにより、病院や事業所等、多数台の手乾燥装置が設置されているような所での手乾燥装置の管理がより簡単になる。手乾燥装置を個々に設定変更タイミングを設定するようにした場合、個々の手乾燥装置の設置場所に応じた設定が可能になる。リモコン5の機能を手乾燥装置に設けたものでは、リモコン5に付随する構成が不要で、安価に構成することができる。
【0015】
実施の形態2.
本実施の形態は、設定変更タイミングを時刻の設定によらず、自動的に設定変更タイミングを取得するようにしたものであり、これに係る構成以外の基本的な構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1と同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらの説明は省略する。
【0016】
図7に示す本実施の形態の手乾燥装置は、動作の設定変更のタイミングを指示する設定変更タイミングを、照度変化や温度変化をセンサー13によって捉えて、設定変更のタイミングを指示するようにしたものである。この場合、時刻設定による方式に比べ、正確な時間での変更タイミングとはならないものの、夜間に暗くなる場所や、一日の温度変化がはっきりしているような場所に手乾燥装置を設置した場合、照度や温度である程度の時間を推測できることから、時刻設定をしなくても自動的に設定変更タイミングを簡易に取得でき、より簡易的に手乾燥装置の動作を制限することができる。リモコン5を手乾燥装置から切離して設けることで、照度や温度が一日で変化する位置にリモコン5を設置でき、設定変更タイミングの精度を向上させることができる。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】手乾燥装置の構成図である。(実施の形態1)
【図2】手乾燥装置の電気系統の主要部の構成を示すブロック構成図である。(実施の形態1)
【図3】制御回路の制御動作を示すフローチャートである。(実施の形態1)
【図4】他の手乾燥装置の構成図である。(実施の形態1)
【図5】他の方式による手乾燥装置の構成図である。(実施の形態1)
【図6】他の方式による手乾燥装置の構成図である。(実施の形態1)
【図7】手乾燥装置のリモコンの構成図である。(実施の形態2)
【符号の説明】
【0018】
1 装置本体、 3 制御回路、 5 リモコン、 6 設定変更タイミング手段、 7 動作設定部、 8 解除時間設定手段、 9 読取手段、 10 タイミング判定手段、 11 解除時間計測手段、 12 設定部、 13 センサー。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
【出願日】 平成16年9月3日(2004.9.3)
【代理人】 【識別番号】100113077
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 省吾

【識別番号】100112210
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 忠彦

【識別番号】100108431
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 加奈子

【識別番号】100128060
【弁理士】
【氏名又は名称】中鶴 一隆

【公開番号】 特開2006−68337(P2006−68337A)
【公開日】 平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願番号】 特願2004−256456(P2004−256456)