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【発明の名称】 目覚機能付枕
【発明者】 【氏名】山田 哲朗
【住所又は居所】東京都千代田区外神田一丁目1番8号 東芝コンシューママーケティング株式会社内

【要約】 【課題】周囲に居る者に対して迷惑をかけることなく、就寝者を確実かつ快適に目覚めさせることができ、また、スヌーズスイッチ部に煩わされることなく安眠ができ、さらに、スヌーズスイッチ部の作動停止が容易な目覚機能付枕を提供する。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
就寝者の頭部を保持する枕本体と、この枕本体に収容され前記頭部に振動を与える振動装置と、この振動装置を所定の時刻に作動させるタイマ手段と、前記振動装置にスヌーズ機能を発生させるスヌーズ機能発生手段と、スヌーズ機能発生手段の作動を停止させ、枕本体の表側周辺部、側部あるいは底部側に設けられたスヌーズスイッチ部を有することを特徴とする目覚機能付枕。
【請求項2】
就寝者の頭部を保持する枕本体と、この枕本体に収容され前記頭部に振動を与える振動装置と、前記枕本体と別個に設けられ、制御信号送信手段により送信された信号を受信し、前記振動装置を所定の時刻に作動させるタイマ手段及びスヌーズ機能発生手段を有するコントローラと、このコントローラと前記振動装置に給電する別個の電源部を有することを特徴とする目覚機能付枕。
【請求項3】
前記枕本体には、振動装置停止用のスイッチ部と、スヌーズ機能発生手段停止用のスヌーズスイッチ部が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の目覚機能付枕。
【請求項4】
前記コントローラには、振動装置停止用のスイッチ部と、スヌーズ機能発生手段停止用のスヌーズスイッチ部が設けられることを特徴とする請求項2に記載の目覚機能付枕。
【請求項5】
前記枕本体あるいは前記コントローラには、1度目の操作で、スヌーズ機能発生手段を停止させ、2度目の操作で振動装置の振動を停止させるスヌーズスイッチ部が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の目覚機能付枕。
【請求項6】
前記枕本体の短辺側周辺部には、2個のスヌーズ機能停止用のスヌーズスイッチ部が設けられ、いずれか1個のスヌーズスイッチを操作することでスヌーズ機能を停止させ、2個のスヌーズスイッチ部を同時に操作することにより、振動装置の振動を停止させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の目覚機能付枕。
【請求項7】
前記枕本体には、目覚機能使用時、頭部により強く衝撃を与えることで作動し、スヌーズ機能発生手段を停止させるスヌーズスイッチ部が内装されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の目覚機能付枕。
【請求項8】
前記振動装置停止用の操作部は、枕本体の裏側に設けられ、前記スヌーズ機能発生手段停止用の操作部は、枕本体の表側周辺部に設けられることを特徴とする請求項3に記載の目覚機能付枕。
【請求項9】
前記スヌーズ機能発生手段の動作中に光を発する発光素子が設けられることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の目覚機能付枕。
【請求項10】
目覚音を発生するスピーカ及びこのスピーカの作動可能状態あるいは不可能状態を切り換える切替スイッチが設けられることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の目覚機能付枕。
【請求項11】
前記切替スイッチは、就寝者の頭部が枕本体に保持されていることを検知するスイッチであることを特徴とする請求項10に記載の目覚機能付枕。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は目覚機能付枕に係わり、特にスヌーズ機能及び頭部に振動を与える振動装置を有する目覚機能付枕に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に確実な目覚めのために目覚時計が用いられているが、大きな音を発生するため、周囲に居る者に対して迷惑がかかる。
【0003】
そこで、偏心モータにより回転駆動される振動子をマットレスに組み込み、振動子により振動を起こさせ、就寝者の身体に振動刺激を与えて目覚めさせる提案がなされている(特許文献1)。また、枕に電気モータを組み込み、この電気モータにより振動板を振動させ、この振動により就寝者の頭部に振動刺激を与え目覚めさせる提案がなされている(特許文献2)。
【0004】
しかし、特許文献1及び特許文献2の目覚マットレス及び目覚枕は、モータを用いるため装置が大掛かりになり、また、モータを用いるため商用電源が必要になるため、取り扱いが不便であり、さらに、使用場所が限定される。また、スヌーズ機能が設けられていないので、就寝者は目覚めに失敗することがある。
【特許文献1】特開2003−14874号公報
【特許文献2】特開2003−290014号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、周囲に居る者に対して迷惑をかけることなく、就寝者を確実かつ快適に目覚めさせることができ、また、スヌーズスイッチ部に煩わされることなく安眠ができ、さらに、スヌーズスイッチ部の作動停止が容易な目覚機能付枕を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するため、本発明に係る目覚機能付枕は、就寝者の頭部を保持する枕本体と、この枕本体に収容され前記頭部に振動を与える振動装置と、この振動装置を所定の時刻に作動させるタイマ手段と、前記振動装置にスヌーズ機能を発生させるスヌーズ機能発生手段と、スヌーズ機能発生手段の作動を停止させ、枕本体の表側周辺部、側部あるいは底部側に設けられたスヌーズ機能停止手段を有することを特徴とする。
【0007】
また、目覚機能付枕は、就寝者の頭部を保持する枕本体と、この枕本体に収容され前記頭部に振動を与える振動装置と、前記枕本体と別個に設けられ、制御信号送信手段により送信された信号を受信し、前記振動装置を所定の時刻に作動させるタイマ手段及びスヌーズ機能発生手段を有するコントローラと、このコントローラと前記振動装置に給電する別個の電源部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る目覚機能付枕によれば、周囲に居る者に対して迷惑をかけることなく、就寝者を確実かつ快適に目覚めさせることができまた、スヌーズスイッチ部に煩わされることなく安眠ができ、さらに、スヌーズスイッチ部の作動停止が容易な目覚機能付枕を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明に係る目覚機能付枕の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明の第1実施形態に係る目覚機能付枕の概念図、図2はその断面図である。
【0011】
図1及び図2に示すように、本第1実施形態に係る目覚機能付枕1は、就寝者の頭部を保持する枕本体2と、この枕本体2に収容され頭部に振動を与える骨伝導式の振動装置3と、この振動装置3を所定の時刻に作動させ電子回路で形成されるタイマ手段4及び振動装置3にスヌーズ機能を発生させるスヌーズ機能発生手段5からなるコントローラ6と、目覚時刻入力ボタン7及び時刻表示部8、振動装置3とコントローラ6、時刻表示部8に給電する電源例えば電池9を有している。
【0012】
また、枕本体2には、この枕本体2の底部側例えば裏側に設けられ、振動装置3の振動を停止させるすなわち目覚機能を停止させる目覚スイッチ部3aが設けられ、さらに、枕本体2の表側周辺部にスヌーズ機能発生手段5の働きを停止させるスヌーズスイッチ部5aが設けられている。なお、このスヌーズスイッチ部は、表側周辺部に限らず、側部あるいは、底部側すなわち底板の内側または外側に設けてもよく、頭部がスヌーズスイッチ部の操作に邪魔にならない位置であればよい。このように、スヌーズスイッチ部は頭に触れない位置に設けられているので、就寝者はスヌーズスイッチ部に煩わされることなく安眠ができる。
【0013】
さらに、枕本体2の表側周辺部には、スヌーズ機能発生手段5の動作中に光を発する発光素子10が設けられている。また、枕本体2の側部には、目覚音を発生するスピーカ11及びこのスピーカ11の作動可能状態あるいは不可能状態を切り換える切替スイッチ12が設けられており、この切替スイッチ12は、就寝者の頭部が枕本体2に保持されていることを検知するスイッチである。
【0014】
図3に示すように、振動装置3は、例えば、頭部に密接して頭部に振動を伝える振動子3bと、タイマ手段4からの目覚信号に基づく電気信号を振動に変え、振動子3bを振動させる圧電素子3cを有している。
【0015】
上記スヌーズ機能発生手段5は、タイマ手段4に用いられる電子回路の一部と必要な素子によって形成され、目覚時刻の一定時間経過後、繰り返し振動装置3を振動させ、繰り返しの振動毎に振動が大きくなるスヌーズ機能を発生させる。
【0016】
なお、本第1実施形態では、電源として移動性、使用場所の自由度の点から電池の例で説明したが、電線を用いる商用電源などを用いてもよい。
【0017】
また、枕本体には適宜装脱自在にカバーを設けてもよく、このカバーを介して、あるいはカバーを介さず直接、各スイッチを操作するようにしてもよい。
【0018】
次に本第1実施形態の使用方法について説明する。
【0019】
就寝者は時刻表示部8を見ながら、目覚時刻入力ボタン7により、目覚時刻を入力すると、時刻表示部8に目覚時刻が表示され、必要があれば、スヌーズスイッチ部5aを操作して、スヌーズ機能が働くようにすると、時刻表示部8にスヌーズ機能ONが表示される。このとき、発光素子10はOFF状態である。
【0020】
図4に示すように、しかる後、就寝者は頭部を枕本体2に乗せて保持し、眠りにつく。
【0021】
目覚時刻になると、タイマ手段4により、振動装置3が作動し、圧電素子3bを振動させて、振動子3bを振動させる。この振動子3bと密接状態にある就寝者の頭部に骨伝導により振動が直接伝わり、就寝者は目覚める。
【0022】
就寝者が速やかに起きる場合には、目覚スイッチ部3aを操作して、目覚機能付枕1をOFF状態にする。このOFF状態で発光素子10のOFF状態が継続される。
【0023】
就寝者がうたた寝を楽しむ場合には、スヌーズスイッチ部5aを操作して、スヌーズ機能発生手段5を停止させる。この操作により、振動装置3の振動は停止し、発光素子10はON状態になる。このスヌーズスイッチ部5aの操作は、スヌーズスイッチ部5aが枕本体2の表側周辺部に設けられているので、その操作が容易である。
【0024】
目覚時刻の一定時間経過後、例えば5分経過後、再度振動装置3が振動し、振動子3bと密接状態にある就寝者の頭部に骨伝導により振動が直接伝わり、就寝者を再度目覚めさせる。就寝者が起きる場合には、目覚スイッチ部3aを操作して、目覚機能付枕1をOFF状態にし、発光素子10をOFF状態にする。発光素子10のOFF状態により、ON状態のまま、放置されることがなく、電池を長持ちさせることができる。
【0025】
さらに、就寝者がうたた寝を楽しむ場合には、スヌーズスイッチ部5aを操作して、スヌーズ機能発生手段5させ、発光素子10はON状態を継続する。
【0026】
目覚時刻の一定時間経過後、例えば10分経過後、また振動装置3が、前回よりも大きく振動し、振動子3bと密接状態にある就寝者の頭部に骨伝導により振動が直接伝わり、就寝者を再度目覚めさせる。就寝者が起きる場合には、目覚スイッチ部3aを操作して、目覚機能付枕1をOFF状態にし、発光素子10をOFF状態にする。以下同様のスヌーズ行為がなされる。このように、スヌーズ機能が設けられているので、就寝者は快適に目覚めることができる。
【0027】
就寝者が寝相が悪く、就寝中、枕を外すおそれがある場合には、切替スイッチ12を操作して、就寝中に頭が枕本体2から外れた場合には、目覚時刻にスピーカ11から目覚音を発生させるようにしてもよく、さらに、切替スイッチを就寝者の頭部が枕本体に保持されていることを検知する例えば押圧力検出スイッチとし、このスイッチを枕本体の中央部に設ければ、予め切り換えておくことなく、スピーカから目覚音を発生させることができる。
【0028】
上記のように本第1実施形態によれば、周囲に居る者に対して迷惑をかけることなく、就寝者を確実かつ快適に目覚めさせることができ、また、スヌーズスイッチ部の操作は、容易であり、さらに、スヌーズスイッチ部が頭部に触れないので、就寝者はスヌーズスイッチ部に煩わされることなく安眠ができる。
【0029】
また、本発明に係る目覚機能付枕の第2実施形態について説明する。
【0030】
上記第1実施形態がタイマ手段及びスヌーズ機能発生手段を枕本体に収容するのに対して、本第2実施形態はタイマ手段及びスヌーズ機能発生手段を有するコントローラが枕本体と別個に設けられる。
【0031】
例えば、図5に示すように、本第2実施形態の目覚機能付枕1Aは、枕本体2Aと、タイマ手段4A、スヌーズ機能発生手段5A、電池9Ab、目覚スイッチ部3Aa、スヌーズスイッチ部5Aaを有するコントローラ6Aが別個に設けられ、コントローラ6Aに設けられた制御信号送信手段6Aaにより送信された信号を制御信号受信手段3Adにより受信し、振動装置3Aを所定の時刻に作動させるようになっている。
【0032】
従って、目覚スイッチ部3Aa及びスヌーズスイッチ部5Aaを仰向きの状態で操作でき便利である。なお、他の構成は図1に示す目覚機能付枕と異ならないので、同一符号を付して説明は省略する。
【0033】
また、本発明に係る目覚機能付枕の第3実施形態について説明する。
【0034】
上記第1実施形態が目覚スイッチ部及びスヌーズスイッチ部を設けるのに対して、本第3実施形態は両スイッチ部を兼用させたスイッチを設ける。
【0035】
例えば、図6に示すように、本第3実施形態の目覚機能付枕1Bは、枕本体あるいはコントローラに、1度目の操作で、スヌーズ機能発生手段を停止させ、2度目の操作で振動装置の振動を停止させるスヌーズスイッチ部5Baが設けられている。
【0036】
従って、スイッチ部を1個にすることができ、操作がし易く、枕を裏返すことなく振動装置の停止を行うことができ便利であり、さらに、安価である。
【0037】
また、本発明に係る目覚機能付枕の第4実施形態について説明する。
【0038】
上記第1実施形態は目覚スイッチ部が枕本体の裏面に、スヌーズスイッチ部が枕本体の周辺部に設けられるのに対して、本第4実施形態は枕本体の両周端部にスヌーズスイッチ部が2個設けられる。
【0039】
例えば、図7に示すように、本第4実施形態の目覚機能付枕1Cは、枕本体2Cの側部例えば各短辺側周辺部には、1個ずつ全体で2個のスヌーズスイッチ部5Caが設けられている。どちらか1個のスヌーズスイッチ部5Caを操作することで一旦スヌーズ機能が停止し、2個のスヌーズスイッチ部を同時に操作することにより、振動装置の機能を停止させることができるようになっている。なお、スヌーズスイッチ部は短辺側周辺部の柔らかい部分に取り付け同時につまむようにしてもよい。
【0040】
従って、振動装置の機能の停止は同時に2個のスヌーズスイッチ部を操作することで行え、また、振動装置の機能の停止は、枕を裏返すことなく行うことができ、便利である。
【0041】
また、本発明に係る目覚機能付枕の第5実施形態について説明する。
【0042】
上記第1実施形態がスヌーズスイッチ部を手で操作するのに対して、本第5実施形態は頭部の力で作動するスヌーズスイッチ部を枕本体に設ける。
【0043】
例えば、図8に示すように、本第5実施形態の目覚機能付枕1Dは、就寝者が目覚時刻を入力し目覚機能使用時、枕本体2Dには、頭部により強く衝撃を与えることで作動し、スヌーズ機能発生手段5Dを停止させるスヌーズスイッチ部5Daが内装されている。従って、スヌーズ機能停止はスヌーズスイッチ部を手操作で行う必要がなく、便利である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施形態に係る目覚機能付枕の概念図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る目覚機能付枕の断面図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る目覚機能付枕に用いられる振動装置の概念図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る目覚機能付枕の使用状態を示す概念図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る目覚機能付枕の概念図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る目覚機能付枕の概念図。
【図7】本発明の第4実施形態に係る目覚機能付枕の概念図。
【図8】本発明の第5実施形態に係る目覚機能付枕の概念図。
【符号の説明】
【0045】
1 目覚機能付枕
2 枕本体
3 振動装置
3a 目覚スイッチ部
4 タイマ手段
5 スヌーズ機能発生手段
5a スヌーズスイッチ部
7 目覚時刻入力ボタン
8 時刻表示部
9 電池
10 発光素子
11 スピーカ
12 切替スイッチ
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【住所又は居所】東京都港区芝浦一丁目1番1号
【識別番号】502285664
【氏名又は名称】東芝コンシューママーケティング株式会社
【住所又は居所】東京都千代田区外神田一丁目1番8号
【出願日】 平成16年7月23日(2004.7.23)
【代理人】 【識別番号】100078765
【弁理士】
【氏名又は名称】波多野 久

【識別番号】100078802
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 俊三

【識別番号】100077757
【弁理士】
【氏名又は名称】猿渡 章雄

【識別番号】100122253
【弁理士】
【氏名又は名称】古川 潤一

【公開番号】 特開2006−34465(P2006−34465A)
【公開日】 平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願番号】 特願2004−216407(P2004−216407)