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【発明の名称】 陳列具
【発明者】 【氏名】高田 雅文
【住所又は居所】大阪市福島区大開4丁目1番186号 レンゴー株式会社中央研究所内

【要約】 【課題】トレーを台板から取り外し、単体で什器に引っ掛けて商品を陳列できる陳列具を提供する。

【解決手段】台板1の前側にトレー2を配置し、台板1に設けた差込穴4にトレー2の後壁8から延びる差込片13を差し込み、台板1の後面に差込片13を接着して、台板1にトレー2を取り付けた陳列具において、前記トレー2の差込片13に横断方向の切取部14を設け、この切取部14より先端側で差込片13を台板1に接着し、トレー2の後壁8に、塑性変形させてフックとなる平板状の引掛具15を取り付ける。紐3で吊り下げて商品を陳列できるだけでなく、切取部14に沿って差込片13を切断することにより、トレー2を台板から取り外し、引掛具15を塑性変形させてフックとし、引掛具15を什器の横桟等に引っ掛けた状態で、商品を陳列することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
台板1の前側にトレー2を配置し、台板1に設けた差込穴4にトレー2の後壁8から延びる差込片13を差し込み、台板1の後面に差込片13を接着して、台板1にトレー2を取り付けた陳列具において、前記トレー2の差込片13に横断方向の切取部14を設け、この切取部14より先端側で差込片13を台板1に接着し、トレー2の後壁8に、塑性変形させてフックとなる平板状の引掛具15を取り付けたことを特徴とする陳列具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、店頭に吊下又は設置して商品を陳列する陳列具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、紙製の商品陳列具として、下記特許文献1には、台板の前側に複数個のトレーを上下に並べて配置し、台板に設けた差込穴にトレーの後壁から延びる差込片を差し込み、台板の後面に差込片を接着して、台板にトレーを取り付け、台板の上部に挿通した紐で吊り下げて、トレーに収納した商品を陳列するものが記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開平11−206527号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、店頭の状況によっては、陳列具をそのまま吊り下げるのではなく、トレーを単体で什器に引っ掛けて商品を陳列したいという要望もあるが、上記陳列具では、そのような要望に対応することができないという問題がある。
【0005】
そこで、この発明は、トレーを台板から取り外し、単体で什器に引っ掛けて商品を陳列できる陳列具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、この発明は、台板の前側にトレーを配置し、台板に設けた差込穴にトレーの後壁から延びる差込片を差し込み、台板の後面に差込片を接着して、台板にトレーを取り付けた陳列具において、前記トレーの差込片に横断方向の切取部を設け、この切取部より先端側で差込片を台板に接着し、トレーの後壁に、塑性変形させてフックとなる平板状の引掛具を取り付けたのである。
【発明の効果】
【0007】
この陳列具では、従来どおり、台板の上部に挿通した紐で吊り下げて商品を陳列できるだけでなく、切取部に沿って差込片を切断することにより、トレーを台板から取り外し、引掛具を塑性変形させてフックとし、引掛具を什器の横桟等に引っ掛けた状態で、商品を陳列することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0009】
この陳列具は、図1に示すように、台板1の前側に2個のトレー2を上下に並べて配置し、商店の店頭において、台板1の上部に挿通した紐3で吊り下げて、トレー2に収納した商品を陳列するものである。
【0010】
台板1は、板紙を積層した合紙から成り、図2に示すように、そのブランクでは、横長スリット状の差込穴4が高さ方向の中間部及び下部に設けられ、両側に補強片5が連設されている。補強片5は、後方へ折り曲げて台板1の裏側に張り付けられる。
【0011】
トレー2は、一枚の板紙から成り、図3に示すように、そのブランクでは、前壁6の両側に側壁7が連設され、一方の側壁7に後壁8及び継代片9が順次連設されている。前壁6、側壁7及び後壁8の下端には底面板10が連設され、前壁6の上端には前重板11及び底重板12が順次連設されている。
【0012】
前壁6は後壁8よりも背が低く、側壁7の前縁上部は斜めに切断されている。後壁8の上端には差込片13が連設され、差込片13には、横断方向の切取部14が設けられている。切取部14は、断続する鉤形切目が2本並行したジッパとされている。
【0013】
いま、このトレー2のブランクを組み立てるには、図1に示すように、前壁6、側壁7及び後壁8を角筒状に折り曲げて、継代片9を反対側の側壁7に貼り付け、底面板10の接着及び噛合により底面を閉止し、前重板11を前壁6の後面に、底重板12を底面板10の上面にそれぞれ重ねる。
【0014】
また、後壁8の後面に、金属薄板から成る2枚の引掛具15を、幅方向に間隔をおいて鳩目16により旋回可能に取り付ける。引掛具15には、手で折り曲げて塑性変形させられるものであれば、プラスチック板や厚紙等、他の材料を用いてもよい。
【0015】
このように組み立てたトレー2を台板1に取り付けるには、トレー2の差込片13を台板1の差込穴4に差し込んで上方へ折り曲げ、台板1の後面に切取部14より先端側で接着する。このとき、引掛具15はトレー2の内側へ旋回させて、台板1とトレー2の後壁8の間に隠れるようにしておく。
【0016】
上記陳列具によると、従来どおり、紐3で吊り下げて商品を陳列できるだけでなく、図4に示すように、切取部14に沿って差込片13を切断することにより、トレー2を台板から取り外し、図5に示すように、引掛具15を適宜旋回させ、塑性変形させてフックとし、引掛具15を什器Fの横桟b等に引っ掛けた状態で、トレー2に収納した商品を陳列することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この発明の実施形態に係る陳列具の吊下陳列状態を示す斜視図
【図2】同上の台板のブランクを示す図
【図3】同上のトレーのブランクを示す図
【図4】同上の台板からトレーを分離する過程を後方から示す斜視図
【図5】同上のトレー単体による引掛陳列状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0018】
1 台板
2 トレー
3 紐
4 差込穴
5 補強片
6 前壁
7 側壁
8 後壁
9 継代片
10 底面板
11 前重板
12 底重板
13 差込片
14 切取部
15 引掛具
16 鳩目
【出願人】 【識別番号】000115980
【氏名又は名称】レンゴー株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186号
【出願日】 平成17年6月20日(2005.6.20)
【代理人】 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二

【識別番号】100087538
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥居 和久

【識別番号】100112575
【弁理士】
【氏名又は名称】田川 孝由

【識別番号】100084858
【弁理士】
【氏名又は名称】東尾 正博

【公開番号】 特開2006−346345(P2006−346345A)
【公開日】 平成18年12月28日(2006.12.28)
【出願番号】 特願2005−179513(P2005−179513)