| 【発明の名称】 |
車両座席 |
| 【発明者】 |
【氏名】ミヒアエル・ハーベルカンプ
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| 【要約】 |
【課題】車両座席の背もたれの基本位置、容易出入り位置及び荷積み位置への選択的な移動を可能にする。
【解決手段】基本位置から背もたれ枠(3)が容易出入り位置へ前方揺動され、続いて解錠レバー(5)の戻しにより鎖錠され、続いて解錠レバー(5)の操作により解錠され、続いて荷積み位置へ前方揺動される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両座席であって 座枠(2)、 座枠(2)に枢着されかつ係止装置(4)により鎖錠可能な背もたれ枠(3)、及び 解錠レバー(5)を介して揺動可能でありかつ背もたれ揺動軸線(A)に沿って延びて係止装置(4)を釈放する解錠軸(6)を持ち、 係止装置(4)の釈放後背もたれ枠(3)が、直立基本位置と一部前方揺動される容易出入り位置と完全に前方揺動される荷積み位置との間で移動可能であるものにおいて、 背もたれ枠(3)が容易出入り位置へ前方揺動され、続いて解錠レバー(5)の戻しにより鎖錠され、続いて解錠レバー(5)の操作により解錠され、続いて荷積み位置へ前方揺動されることによってのみ、背もたれ枠(3)が基本位置から荷積み位置へ移動可能であり、 背もたれ枠(3)に、容易出入りストッパ(12b)を持つ制御カム(12)が設けられ、 座枠(2)に、制御カム(12)へ向かってばね予荷重をかけられる移動可能な鎖錠かぎ(16)が設けられ、背もたれ枠(3)を容易出入り位置へ前方揺動する際、鎖錠かぎ(16)が容易出入りストッパ(12b)へ達して、背もたれ枠(3)を容易出入り位置に拘束し、 解錠軸(6)に突き棒(9)が偏心して支持され、背もたれ枠(3)を基本位置から容易出入り位置へ前方揺動した後、突き棒(9)が、まず鎖錠かぎ(16)を釈放しない不動作位置にあり、解錠レバー(5)の戻しとそれに続く操作後、鎖錠かぎ(16)を釈放する動作位置にある ことを特徴とする、車両座席。 【請求項2】 背もたれ枠(3)が、荷積み位置から、係止装置(4)の解錠後、直接基本位置へ戻り揺動可能であり、その際拘束かぎ(16)が制御カム(12)に沿ってころがるか滑りかつはね返ることを特徴とする、請求項1に記載の車両座席。 【請求項3】 鎖錠かぎ(16)が座枠(2)に枢着され、かつ突起(16c)を持ち、突き棒(9)が動作位置でこの突起(16c)へ突き当たることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両座席。 【請求項4】 基本位置から容易出入り位置へ背もたれ枠(3)を前方揺動する際、突き棒(9)が突起(16c)へ達し、不動作位置になるまで突起(16c)に沿って滑ることを特徴とする、請求項3に記載の車両座席。 【請求項5】 突き棒(9)が、荷積み位置で、その下部当接範囲(9c)を突起(16c)の所に保持され、鎖錠かぎ(16)がストッパにより上部終端位置に保持されることを特徴とする、請求項1〜4の1つに記載の車両座席。 【請求項6】 突き棒(9)が、解錠レバー(5)の操作されない位置で、背もたれ側案内手段(14)へ向かって予荷重をかけられていることを特徴とする、請求項1〜5の1つに記載の車両座席。 【請求項7】 背もたれ側案内手段(14)が、背もたれ枠(3)から軸線方向に突出する案内ローラ(14)であることを特徴とする、請求項6に記載の車両座席。 【請求項8】 横方向に延びて車両座席の両側に設けられる係止装置(4)を連結する結合管(8)上に、突き棒(9)が揺動可能に支持されていることを特徴とする、請求項1〜7の1つに記載の車両座席。 【請求項9】 座席の一方の側に、容易出入り位置及び荷積み位置を設定する容易出入り機構(24)が設けられ、座席の他方の側に、容易出入り位置において車両座席(1)の縦方向鎖錠を解除する縦方向解錠装置が設けられていることを特徴とする、請求項8に記載の車両座席。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、請求項1の上位概念に記載の車両座席に関する。 【背景技術】 【0002】 国際公開第WO99/38723号から公知のこのような車両座席は、背もたれがほぼ直立している基本位置又は使用位置において、快適範囲内で傾斜移動可能であり、背もたれの係止装置の解錠後、容易出入り位置へ部分的に又は荷積み位置へ完全に前方揺動される。国際公開第WO99/38723号では、傾斜移動位置を釈放するため、第1及び第2のボーデンケーブルが設けられ、各ボーデンケーブルは、背もたれに設けられるハンドルを介してそれぞれ操作可能である。この場合第1のボーデンケーブルは、着座される車両座席の背もたれの傾斜移動に用いられ、第2のボーデンケーブルは容易出入り位置の設定に用いられ、このため解錠軸上に設けられる解錠レバー又は釈放レバーが揺動される。 【0003】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第19882413号及び第4201829号明細書も、容易出入り位置へ移行可能な自動車座席を示している。一般に後列への出入り通路を大きくできるようにするため、車両座席の縦方向鎖錠が同時に解除される。 【0004】 このような装置では、一般に異なる位置のために異なるハンドル又はレバーが設けられ、これが利用者に混乱を生じ、場合によっては車両座席の複雑な戻しをそのつど必要とする誤試みの原因となる。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明の基礎になっている課題は、3つの上記の位置への選択的な移動を可能にしかつ大した予備知識なしでも操作し易く利用者により利用可能な車両座席を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 この課題は、請求項1に記載の車両座席によって解決される。従属請求項は好ましい展開を記載している。 【0007】 従って本発明によれば、基本位置又は快適位置、容易出入り位置及び荷積み位置のために、係止装置を釈放し更に容易出入り位置及び荷積み位置の確実な設定を可能にするただ1つのレバーが設けられている。解錠レバーの第1の操作により快適移動が可能にされるので、背もたれを快適範囲内で揺動し、容易出入り位置まで前方へ揺動させることができる。この場合座枠と背もたれ枠との間に容易出入り機構が設けられて、操作される解錠レバーにおいてまず容易出入りストッパを備え、このストッパに移動可能な座枠側鎖錠かぎが係合するので、利用者は背もたれを大きすぎるほど前方揺動させることはできない。座席の他方の側に、座席の縦方向鎖錠を解除する別の連結手段を設けることができる。 【0008】 荷積み位置への移動のため、利用者は続いてまず解錠レバーを戻すか又は放さねばならない。なぜならば、座枠側鎖錠かぎの係合は、解錠レバーの再度の操作の際に初めて解除されるからである。荷積み位置から使用位置への戻しは、障害なしに一気に行うことができる。 【0009】 この機能を果たすため本発明によれば、背もたれの背もたれ枠に、容易立入りストッパを持つ制御カムが設けられ、座枠に枢着される鎖錠かぎがこのストッパに係合し、それによりそれ以上の前方揺動を阻止する。係止される鎖錠かぎは、本発明によれば、解錠レバーの操作の際、鎖錠された容易立入り位置から、偏心して解錠軸に設けられている突き棒により釈放される。背もたれの部分的な前方揺動後、突き棒はまず不動作位置をとり、解錠レバーの戻し及び再度の操作後に初めて、この不動作位置から突き棒が動作位置へ移行せしめられ、この動作位置で鎖錠かぎを釈放するので、背もたれを更に前方へ荷積み位置へ揺動させることができる。 【0010】 案内ローラの代わりに、原理的には背もたれ側案内面も設けることができ、この案内面上を突き棒が滑る。解錠レバーは、原理的には、例えば背もたれの上部範囲に設けられハンドルによっても、例えばボーデンケーブルを介して操作することができる。 【0011】 添付図面により、本発明の実施例が説明される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 車両座席1は、座枠2と、この座枠2に背もたれ軸線Aにおいて枢着される背もたれ枠3とを持ち、ここには図示してない公知の係止装置4により、背もたれ枠3が揺動位置で座枠2に鎖錠可能である。係止装置4を釈放するため、座枠の外側即ち図7において左側に、解錠レバー5が設けられ、背もたれ揺動軸線Aにあって座枠2及び背もたれ枠3を通って延びる解錠軸6上にはまっている。係止装置4のここには図示してないばねは、解錠レバー5を、図1及び3の操作されない位置で、下方へ鎖錠位置へ引張っている。解錠レバー5の上方揺動の際、例えば係止装置4にある係止ブロック又は係止片が動かされて、背もたれ枠3が解錠されるか又は釈放され、快適範囲内で移動可能になっている。このため背もたれ枠3は、前方へ予荷重をかけられ、例えば利用者の背中で支えることにより調節可能である。 【0013】 座席内側で解錠軸6上に目板7が溶接され、図1及び3の鎖錠位置で、解錠レバー5の下降の際、目板7が解錠軸6から後方へ突出している。目板7には、背もたれ揺動軸線Aに対して偏心して結合管8が取付けられ、従って解錠レバー5の操作の際揺動せしめられる結合管8は、車両座席1の図示した左側及び図示しない右側にある両方の係止装置4の連結に役立つので、解錠レバー5の操作又は上方揺動の際、右側の係止装置も釈放される。結合管8上には更に突き棒9が、揺動軸線Bの周りに揺動可能に支持され、結合管8の周りに設けられるばね10により、後方へ即ち図1〜5において時計方向へ、予荷重をかけられている。背もたれ枠3の内側で背もたれ揺動軸線Aより下に、制御カム12が、例えば背もたれ枠3にねじ止めされるか又は錠止めされる部材により、形成されている。制御カム12は、ほぼ凸の後部カム範囲12aと、走行方向においてその前にある容易立入りストッパ12bとを持っている。更に背もたれ枠3に、例えば制御カム12の部材に、背もたれに固定した案内手段としての案内ローラ14が取付けられて、座席内側へ軸線方向に突出している。突き棒9は、図1の基本位置で前下方へ延び、その後縁9aで案内ローラ14に当接しているので、解釈レバー5の揺動の際、突き棒9の後縁9aが、背もたれに固定した案内ローラ14上を転がる。 【0014】 更に鎖錠かぎ16が、背もたれ枠3により下にある保持軸線Cにおいて、座枠2に揺動可能に枢着され、その揺動角は、座枠2にある制御窓20により制限され、この制御窓20を通って軸線方向に、鎖錠かぎ16のレバー16aが軸線方向に延びている。鎖錠かぎ16は、座枠2に係留されるばね22により、上方へ即ち図1〜5において時計方向へ予荷重をかけられ、そのかぎ突起16bを制御カム12へ押付けられる。 【0015】 部材6〜22は容易出入り制御機構24を形成し、この制御機構24が、図1の使用位置から図3の容易出入り位置へ、続いて図5の荷積み位置への車両座席1の移動を、ただ1つのハンドル即ち解錠レバー5により可能にし、この解錠レバー5は係止装置4の釈放にも役立つ。この移動が以下に説明される。 【0016】 解錠レバー5が操作されるか又は上方揺動され、解錠される背もたれ3が図2の容易出入り位置へ部分的に前方揺動されることによって、容易出入り位置への移動が行われる。この揺動運動の際、鎖錠かぎ16のかぎ突起16bが制御カム12上を滑り、快適範囲内の最初の揺動過程中に、鎖錠かぎ16が制御カム12の後部の凸のカム範囲12aになお当接し、引続く前方揺動の際、制御カム12の容易出入りストッパ12bへ達し、このストッパ12bへばね予荷重を受けて鎖錠かぎ16が係合し、従って背もたれ枠3のそれ以上の前方揺動をさし当り阻止する。背もたれ枠3のこの前方揺動運動の際、ばねの予荷重を受ける突き棒9が、ばね10を緩めながら、まず後方へ揺動し、この場合案内ローラ14上を転がる。しかし背もたれ枠3の揺動運動の引続く経過において、突き棒9の後縁9aが、上方へ揺動する鎖錠かぎ16の軸線方向内方へ突出する突起16cへ達し、この突起16c上で滑るので、突き棒9は案内ローラ14と接触しなくなる。 【0017】 図2の容易出入り位置へ達する際、解錠レバー5が再び釈放されると、係止装置4内のばねの戻し力により解錠レバー5が下方へ図3の位置へ引張られるので、背もたれ枠3が容易出入り位置に鎖錠される。下方へ揺動する解錠レバー5により、更に引続いて、目板7が結合管8及びこの結合管上に支持される突き棒9と共に上方へ揺動される。突き棒9の後縁9aが、背もたれに固定した案内ローラ14に当接し、その下縁9bが今や突起16cより上に位置している。 【0018】 利用者が更に荷積み位置への移動を望む場合、利用者は再び解錠レバー5を操作するので、図4に従って、目板7が結合管8及び突き棒9と共に下方へ揺動される。この場合突き棒9の下縁9bが鎖錠かぎ16の突起16cを押し、鎖錠かぎ16をそのばね荷重に抗して下方へ揺動させるので、そのかぎ突起16bが、背もたれに固定した制御カム12の容易出入りストッパ12bとの係合を解除され、それにより背もたれ枠3を釈放する。 【0019】 従って図2及び4は、解錠レバー5の及び背もたれ枠3の同じ揺動角で、容易出入り機構24の異なる状態を示し、突き棒9は図2では不動作位置にあり、図4では動作位置にあって、鎖錠かぎ16を釈放している。 【0020】 利用者は、解錠された背もたれ枠3を今や続いて前方へ図5の荷積み位置へ前方揺動させるか、又はばね予荷重により背もたれ枠3の自動前方揺動を許すことができる。この場合時計方向に予荷重をかけられる突き棒9は、下縁9bの横で更に下方へ延びる下部当接範囲9cにより、鎖錠かぎ16の突起16cの所に保持され、鎖錠かぎ16のレバー16aが、そのばね予荷重により、終端位置としての制御窓20の下縁に達する。 【0021】 利用者がまず解錠レバー5を操作し、これにより係止装置4を釈放することにより、図5の荷積み位置から図1の使用位置への戻しが行われる。この場合再び突き棒9が下方へ揺動されるが、これはそれ以上の機能的効果を持たない。続いて行われる背もたれ枠3の戻し揺動の際、鎖錠かぎ16が再び制御カム12に沿って滑り、はね返るが、これも同様にそれ以上の効果を持たない。なぜならば、鎖錠かぎ16は制御カム12の形状のため、この揺動範囲では制御カム12に係合しないからである。従って背もたれ枠3を持つ背もたれは、完全に上方へ図1の基本位置又は使用位置へ戻し揺動されることができる。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】 座枠への背もたれの左側結合範囲の側面図を背もたれの鎖錠された基本位置で示す。 【図2】 解錠されて容易出入り位置へ前方揺動された背もたれを示す。 【図3】 係止装置の鎖錠後解錠レバーの釈放による容易出入り位置を示す。 【図4】 続いて解錠レバーの操作による容易出入り位置の解錠を示す。 【図5】 背もたれの続く前方揺動及び解錠レバーの釈放により得られる荷積み位置を示す。 【図6】 図1の鎖錠された基本位置を内後方からの斜視図で示す。 【図7】 鎖錠された基本位置の背面図を示す。 【符号の説明】 【0023】 1 車両座席 2 座枠 3 背もたれ枠 4 係止装置 5 解錠レバー 6 解錠軸 9 突き棒 12 制御カム 12b 容易出入りストッパ 16 鎖錠かぎ
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| 【出願人】 |
【識別番号】505107583 【氏名又は名称】アンネツテ・シユテイーヴ
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| 【出願日】 |
平成17年10月12日(2005.10.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062317 【弁理士】 【氏名又は名称】中平 治
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| 【公開番号】 |
特開2006−142014(P2006−142014A) |
| 【公開日】 |
平成18年6月8日(2006.6.8) |
| 【出願番号】 |
特願2005−324075(P2005−324075) |
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