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【発明の名称】 |
煮干の製造装置 |
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【氏名】疋田 静男 【氏名】岡本 能久 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 茹で上げられた小魚の投入口と、投入口に連続する移送コンベア、および前記移送コンベアからの取出し口とを有する乾燥筺体からなり、前記移送コンベアの上流側に位置して電磁加熱手段を付設するとともに、乾燥筺体内に常温以下に冷却された冷却風を供給するための冷風供給手段を設けてなる煮干の製造装置。 【請求項2】 請求項1において、前記乾燥筺体に内部の空気を排出するための排風手段を設けてなる煮干の製造装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、小魚を茹でて、乾燥させて製造する煮干の製造装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般に、煮干の製造はシラス魚その他の小魚を連続式の煮釜で茹で、茹で上った処で乾燥装置へ送り、これに送風機から風を送って異物の除去と水分の蒸発とを行って製品にしている。 【0003】 しかし、茹で上った小魚を乾燥させるのに、小魚をコンベアに載せて乾燥室の中を通過させつつ、その乾燥室内に加熱して湿度を下げた空気を送って行っていたので、小魚は乾燥空気によって茹で上げられた雑菌の繁殖しやすい状態に、比較的長時間保持され、魚体が柔らかい状態で移動させることになり、魚体が崩れたり、雑菌が付着して黄色がかった色に変色するなど、品質の劣化を生じやすかった。 【0004】 この改善策として、従来は乾燥空気の温度を低めに設定するとか、乾燥時間を短めに設定する以外によい方法がなかった。しかし、そのような設定では乾燥に要する時間が長くなるため、通風量を増やしているが、使用電力が増えたり、集塵装置が大型になったりするなどの不具合が生じた。 【特許文献1】実開平6−26484号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 解決しようとする問題点は、小魚を乾燥するため使用する雑菌が繁殖しやすい高温状態に長くさらすため小魚の冷却が遅れ、雑菌の繁殖を助長してしまう点にある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、茹で上げられた小魚の投入口と、投入口に連続する移送コンベア、および前記移送コンベアからの取出し口とを有する乾燥筺体からなり、前記移送コンベアの上流側に位置して電磁加熱手段を付設するとともに、乾燥筺体内に常温以下に冷却された冷却風を供給するための冷風供給手段を設けることを最も主要な特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 本発明に係る煮干の製造装置には、茹で上げられた小魚が移送コンベアによって投入口から取出し口へ移動している間に、まず、電磁加熱手段によって急速に再加熱され、魚体内にある水分が沸騰して魚体からしみ出す。ついで、冷風供給手段から供給されるところの冷えて乾いた風に触れて、表面が急冷し硬さが増すので、移動による魚体の損傷が回避できる。また、魚体は水分が沸騰する高温から常温以下の温度に急冷され、雑菌の繁殖し易い40度前後の温度域に保持される時間が少なく。雑菌の発生が少ないという利点がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 煮干を製造する過程で発生し易い雑菌の付着が、魚体を乾燥する過程で生じないようにしようとする目的を、魚体の損傷や乾燥時間の増大を生じることなく実現した。 【実施例1】 【0009】 図1、図2は、本発明装置の1実施例である煮干の製造装置10を示す。製造装置10は、煮干の材料である小魚の投入口11と小魚の取出し口12とを設けた乾燥筺体25を有する。乾燥筺体25はステンレス板を折曲げ、溶接組み立てして作られており弱い密閉状態にある。前記投入口11には外側に小魚を投入するためのホッパ11aが付設されている。13は投入コンベア、14は取出しコンベアであり、それらは前記投入口11および、取出し口12を通して一端が乾燥筺体25の内側と他端が外側に位置するように内外に亘って取り付けられている。15、16は中間コンベアであり、それら15、16は前記投入コンベア13と取出しコンベア14と協働する一連の移送コンベア20を構成している。これら移送コンベア20を構成する個々のコンベアはいずれも細かいポリエステルネットで作られたコンベアベルトを有するベルトコンベアである。 【0010】 前記投入コンベア13にはコンベアベルトの外周を囲繞して電極を配置した電磁加熱手段23が設けられている。電磁加熱手段23は家庭用電子レンジを大型にしたものであり、約2450MHzのマイクロ波により、コンベア上を移動する小魚を約120℃〜150℃に加熱し、魚体に含まれる水分を沸騰させ、魚体から外部へ噴出させる。 【0011】 前記乾燥筺体25には、また、内部の温度を低温に保持するための冷風供給手段30が設けられている。冷風供給手段30は前記電磁加熱手段23によって高温に加熱された魚体を常温以下の温度に急冷し、雑菌の繁殖し易い40℃前後の温度域を素早く通過させて15℃以下に冷却する。冷風供給手段30は図示してない冷風送風機と、熱交換器からなる冷源31からなり、氷点下の温度まで冷却した空気、この例では−20℃に冷やした空気を上部のノズル32、32を通して乾燥筺体25内へ供給する。 【0012】 26は排風手段であり、乾燥筺体25内の空気を外部へ排除して内部を大気圧より僅かに低い気圧に減圧し、飽和蒸気圧を低下させて、蒸発し難い低温条件下で、魚体の表面に付着する水分を蒸発し易くしている。この例では大気圧−100mmHgにしている。 【0013】 この実施例は以上のように構成されているので、図示してない煮釜によって沸騰する塩水の中で約2.5分の間茹でられたシラス魚などの小魚は、高温状態のままホッパ11aへ投入される。小魚は投入コンベア13の上へベルト幅一杯に一定の厚さに散布され、図中で右方へ移送される。 【0014】 魚体が投入コンベア13によって電磁加熱手段23まで移動すると、魚体に含まれる水分が電磁力によって急速に加熱され、沸騰状態となって魚体の外へ一気に滲み出る。魚体を加熱する温度は120℃から150℃が好ましく、これより高過ぎると水分の膨張で魚体を損傷することがあり、逆に低過ぎると、水分の滲出が足りなくなり、乾燥が不十分となる。 【0015】 魚体が投入コンベア13によって電磁加熱手段23から出ると、直ちに下方から押し上げられてくる冷風供給手段30で作られた冷風に触れながら終端へ向かい、そこから中間コンベア15、16の上へ逐次に落下し、前記冷風の作用で冷凍される。よって、加熱脱水を終えると魚体が急速に冷却され硬化するので、以後、中間コンベア15、16間、あるいは取出しコンベア14との間の乗り換えの際に魚体を損傷することがない。そして、最後に取出しコンベア14によって取出し口12を経て外部へ取出され、そのまま冷凍保存され、その後注文に応じて選別されて出荷される。 【0016】 よって、この実施例によれば、茹で上げられ略無菌状態の小魚が投入され、電磁加熱手段23によって加熱脱水されるとともに、投入時に付着した僅かな量の雑菌も死滅させ、その状態で外気に触れることなく冷凍されるので、魚体自体に雑菌が付着されておらず、長期に亘って保存しても変色その他、品質の低下を生じない効果がある。 【産業上の利用可能性】 【0017】 この発明は煮干に含まれる水分を急速に除去する目的で作られているが、他の食品の脱水、および冷凍に適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】本発明の一実施例である煮干の製造装置の断面図である。 【図2】図1中のII−II断面図である。 【符号の説明】 【0019】 10 煮干の製造装置 11 投入口 11a ホッパ 12 取出し口 13 投入コンベア 14 取出しコンベア 15、16 中間コンベア 20 移送コンベア 23 電磁加熱手段 25 乾燥筺体 26 排風手段 30 冷風供給手段 31 冷源 32 ノズル
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| 【出願人】 |
【識別番号】594174600 【氏名又は名称】有限会社カムサ商事
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| 【出願日】 |
平成16年6月22日(2004.6.22) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−6110(P2006−6110A) |
| 【公開日】 |
平成18年1月12日(2006.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願2004−183334(P2004−183334) |
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