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【発明の名称】 粒状農薬組成物の製造方法及び粒状農薬組成物
【発明者】 【氏名】植田 展仁
【住所又は居所】兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化学工業株式会社内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モンモリロナイト4〜40重量%及び農薬活性成分を含有する混練物を、造粒機からの排出速度が0.1〜3cm/秒であり、かつ、造粒機1台の1時間あたりの造粒量が250〜4000kgとなる条件で押出造粒することを特徴とする粒状農薬組成物の製造方法。
【請求項2】
モンモリロナイト4〜40重量%及び農薬活性成分を含有する混練物を、造粒機からの排出速度が0.1〜3cm/秒であり、かつ、造粒機1台の1時間あたりの造粒量が250〜4000kgとなる条件で押出造粒する工程を有する製造方法によって得られる粒状農薬組成物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は粉立ちが防止された粒状農薬組成物の製造方法、及び該製造方法によって得られる粉立ちが防止された粒状農薬組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
農薬製剤の1形態として、農薬活性成分を含有する組成物を造粒した粒状農薬組成物が広く使用されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
【0003】
【非特許文献1】日本農薬学会 農薬製剤・施用法研究会編「農薬の製剤技術と基礎」社団法人日本植物防疫協会、1988年、p.3〜4
【非特許文献2】日本農薬学会 農薬製剤・施用法研究会編「農薬製剤ガイド」社団法人日本植物防疫協会、1997年、p.14〜16
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、市販されている粒状農薬組成物は、施用のためにポッパーに投入する等の大量かつ急激に移送する操作を行う際に、微粉状物が舞い上がり、作業性の点から問題を生ずる場合があった。
本発明は、粒状農薬組成物の大量かつ急激に移送する操作を行った際にも微粉状物が舞い上がりにくい、粉立ちが防止された粒状農薬組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は上記課題に鑑み検討した結果、特定量のベントナイトを含有する混練物を、特定の条件で押出し造粒した場合に得られる粒状組成物が、大量かつ急激に移送する操作を行った際にも微粉状物が舞い上がりにくい、即ち粉立ちが防止された粒状農薬組成物となることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は以下のものである。
1.モンモリロナイト4〜40重量%及び農薬活性成分を含有する混練物を、造粒機からの排出速度が0.1〜3cm/秒であり、かつ、造粒機1台の1時間あたりの造粒量が250〜4000kgとなる条件で押出造粒することを特徴とする粒状農薬組成物の製造方法。
【0007】
2.モンモリロナイト4〜40重量%及び農薬活性成分を含有する混練物を、造粒機からの排出速度が0.1〜3cm/秒であり、かつ、造粒機1台の1時間あたりの造粒量が250〜4000kgとなる条件で押出造粒する工程を有する製造方法によって得られる粒状農薬組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法によって得られる粒状農薬組成物は、大量かつ急激に移送する操作を行った際にも微粉状物が舞い上がりにくく、農薬施用のためにホッパーに投入する際等の作業性に優れるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法は、モンンモリロナイト4〜40重量%及び農薬活性成分を含有する混練物を、造粒機からの排出速度が0.1〜3cm/秒であり、かつ、造粒機1台の1時間あたりの造粒量が250〜4000kgとなる条件で押出造粒する工程を有することを特徴とするものである。
【0010】
本発明に用いられるモンモリロナイトとしては、例えばベントナイトが挙げられる。ベントナイトとは、モンモリロナイト結晶を主成分とする粘土鉱物であり、膨潤度が3〜5(g/g)のものが好ましい。尚、本明細書において膨潤度は、日本ベントナイト工業会標準試験方法「JBAS−104−77」により求められる値を表す。
【0011】
本発明において、モンモリロナイト、例えばベントナイトとしては市販のものを使用することができ、具体的に例えば、ベントナイト穂高、ベントナイト浅間、ベントナイト赤城、ベントナイト富士、ベントナイト妙義、ベントナイト榛名(ホージュン)、クニゲルV1(クニミネ工業株式会社)、ベントファーム(Bromhead&Denison Ltd)、スーパークレイ(ホージュン)、ベントナイト≪豊≫200(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)、ベントナイト≪豊≫250(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)、ベントナイト≪豊≫300(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)、ベントナイトHY3(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)、ベントナイトHYH−A(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)、ベントナイトHYH−B(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)、ベントナイトHYH−C(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)、ベントナイトHYH−X(豊洋ベントナイト鉱業株式会社)などが挙げられる。特に膨潤度が3〜5(g/g)ものとして例えば、ベントナイト富士、ベントナイト妙義、ベントナイト≪豊≫200、ベントナイト≪豊≫250、及びベントナイトHYH−Xが挙げられ、さらに好ましくはベントナイト妙義(膨潤度、3〜4.5(g/g))、ベントナイト≪豊≫200(膨潤度、3.3〜4.3(g/g))、ベントナイト≪豊≫250(膨潤度、4.0〜5.0(g/g))、及びベントナイトHYH−X(膨潤度、3.5〜4.5(g/g))が挙げられる。
【0012】
本発明において、モンモリロナイトは造粒前の混練物中に4〜40重量%含有されるように用いられる。また、本発明の粒状農薬の製造方法によって製造される粒状農薬組成物中には、ベントナイトは通常5〜45重量%含有される。
【0013】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法に用いられる混練物は、モンモリロナイトを4〜40重量%及び農薬活性成分を含有する。
【0014】
本発明に用いることができる農薬活性成分としては、例えば殺虫活性成分、昆虫成長調節活性成分、殺菌活性成分、除草活性成分、及び植物成長調節活性成分が挙げられる。
具体的には例えば、下記の農薬活性成分を例示することができる。
【0015】
O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート、O,O−ジメチルO−(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエート、O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエート、O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエート、O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエート、S−2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジチオエート、O,O−ジエチルS−2−エチルチオエチルホスホロジチオエート、2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート、O−エチルO−4−(メチルチオ)フェニルS−プロピルホスホロジチオエート、O−4−シアノフェニルO,O−ジメチルホスホロチオエート、2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホスホリン−2−スルフィド、O,O−ジメチル−S−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート、エチル2−ジメトキシホスフィノチオイルチオ(フェニル)アセテート、ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネート、ジメチル2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート、S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチルO,O−ジメチルホスホロジチオエート、ジメチル−{(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイル)ビニル}ホスフェート、O,O,O’,O’−テトラエチル−S,S’−メチレンビス(ホスホロジチオエート)、O−2,6−ジクロロ−4−メチルフェニルO,O−ジメチルホスホロチオエート等の有機リン系化合物、
【0016】
2−sec−ブチルフェニルメチルカーバメート、エチル N−{2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ}−N−イソプロピル−β−アラニネート、2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメート、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカーバメート、1−ナフチル−N−メチルカーバメート、S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセトイミデート、2−(エチルチオメチル)フェニルメチルカーバメート、2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイルオキシム、N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチルチオ)アセトアミド、S−4−フェノキシブチル−N,N−ジメチルチオカーバメート等のカーバメート系化合物、
【0017】
2−(4−エトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベンジル)オキシプロパン、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシレート、α−シアノ−3−フェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネート、2−メチル−3−フェニルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニル)−2−メチル−1−(3−フェノキシベンジル)メチルプロパン、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、(4−エトキシフェニル)−{3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル}ジメチルシラン、3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−ベンジル−3−フリルメチル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R,3Z)−シス−(2,2−ジメチル−3−{3−オキソ−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)プロペニル}シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1RS,3Z)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル (1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロペニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1RS)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)−2−シクロペンテン−1−イル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、(RS)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、2,5−ジオキソ−3−(2−プロピニル)イミダゾリジン−1−イルメチル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−(2−プロピニル)フルフリル (1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチル−1−プロぺニル)シクロプロパンカルボキシレート、5−(2−プロピニル)フルフリル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート等のピレスロイド系化合物、
【0018】
2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−チアジアジン−4−オン等のチアジアジン誘導体、ニトロイミダゾリジン誘導体、S,S’−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバメート)、N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン、S,S’−2−ジメチルアミノトリメチレンジ(ベンゼンチオスルフォネート)等のネライストキシン誘導体、N−シアノ−N’−メチル−N’−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シアノアミジン誘導体、6,7,8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイド、1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン、1,1−ビス(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノ−ル等の塩素化炭化水素化合物、1−{3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア、1−{4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル}−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、N,N’−{(メチルイミノ)ジメチリジン}−ジ−2,4−キシリジン、N’−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミダミド等のホルムアミジン誘導体、N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N’−t−ブチルカルボジイミド等のチオ尿素誘導体、N−フェニルピラゾール系化合物、
【0019】
5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)−オン、イソプロピル4,4’−ジブロモベンジレート、4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロフェニルスルホン、S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカルボネート、2−(4−tert−ブチルフェノキシ)シクロヘキシルプロピ−2−イルスルファイト、ビス{トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティン}オキシド、(4RS,5RS)−5−(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メチル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボキサミド、3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン、2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン、tert−ブチル (E)−4−[(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル]ベンゾエート、N−4−tert−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカルボキサミド、テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン、5−クロロ−N−[2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキシ}エチル]−6−エチルピリミジン−4−アミン]、ミルベメクチン、アバメクチン、イバーメクチン、アザジラクチン[AZAD]、5−メチル[1,2,4]トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベンズイミダゾール−2−カーバメート、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタノン、(E)−4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−N−〔1−(イミダゾール−1−イル)−2−プロポキシエチリデン〕アニリン、1−〔N−プロピル−N−〔2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)エチル〕カルバモイル〕イミダゾール、(E)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール、(E)−1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール、1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタン−3−オール、4−〔3−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕−2,6−ジメチルモルホリン、2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘキサン−2−オール、O,O−ジエチル O−2−キノキサリニル ホスホロチオエート、O−(6−エトキシ−2−エチル−4−ピリミジニル) O,O−ジメチル ホスホロチオエート、2−ジエチルアミノ−5,6−ジメチルピリミジン−4−イル ジメチルカーバメート、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル p−トルエンスルホナート、4−アミノ−6−(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルチオ−1,2,4−トリアジン−5(4H)−オン、2−クロロ−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−エトキシカルボニル−N−〔(4−クロロ−6−メトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−(2−クロロエトキシ)−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕ベンゼンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕フェニルメタンスルホンアミド、2−メトキシカルボニル−N−〔(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニル〕チオフェン−3−スルホンアミド、4−エトキシカルボニル−N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−1−メチルピラゾール−5−スルホンアミド、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−3−キノリンカルボン酸、5−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ[1,3]ジオキソロ[4,5−g]キノリン−7−カルボン酸、2−〔4,5−ジヒドロ−4−メチル−4−(1−メチルエチル)−5−オキソ−1H−イミダゾール−2−イル〕−5−エチル−3−ピリジンカルボン酸、メチル 6−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−m−トルエート、メチル 2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)−p−トルエート、2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソイミダゾリン−2−イル)ニコチン酸、N−(4−クロロフェニル)メチル−N−シクロペンチル−N’−フェニルウレア、(RS)−2−シアノ−N−[(R)−1(2,4−ジクロロフェニル)エチル]−3,3−ジメチルブチルアミド、N−(1,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチルイソベンゾフラン−4−イル)−5−クロロ−1,3−ジメチルピラゾール−4−カルボキシアミド、N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフルオロメチル)−5−チアゾ−ルカルボキシアミド、2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)エチル]−3−メチルシクロプロパンカルボキシアミド、メチル(E)−2−2−6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ−フェニル−3−メトキシアクリレイト、5−メチル−1,2,4−トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド、ジイソプロピル=1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロネート、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオプェニルホスフェート、(±)−5−アミノ−1−(2,6−ジクロロ−α、α、α−トリフルオロ−p−トルイル)−4−トリフルオロメチルスルフィニルピラゾール−3−カルボニトリル等。
【0020】
農薬活性成分は、本発明の粒状農薬組成物の製造法によって製造される粒状農薬に、通常0.5〜50重量%、好ましくは2〜15重量%含有される量が用いられる。
【0021】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法に用いられる混練物には、モンモリロナイト及び農薬活性成分の他に通常固体担体が含有される。
かかる固体担体としては、例えば鉱物質担体が挙げられ、鉱物質担体としては、具体的には例えば、カオリナイト、ディッカナイト、ナクライト、ハロサイト等のカオリン鉱物、クリソタイル、リザータイト、アンチコライト、アメサイト等の蛇紋石、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、ハイデライト等のスメクタイト、パイロフィライト、タルク、蝋石、白雲母、フェンジャイト、セリサイト、イライト等の雲母、クリストバライト、クォーツ等のシリカ、アタパルジャイト、セピオライト等の含水珪酸マグネシウム、ドロマイト、炭酸カルシウム微粉末等の炭酸カルシウム、ギプサム、石膏等の硫酸塩鉱物、ゼオライト、沸石、凝灰石、バーミキュライト、ラポナイト、軽石、珪藻土、酸性白土、活性白土などが挙げられる。
【0022】
固体担体は、本発明の粒状農薬組成物の製造法によって製造される粒状農薬に、通常30〜90重量%、好ましくは50〜80重量%含有される量が用いられる。
【0023】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法に用いられる混練物には、必要に応じて界面活性剤、粘結剤、安定化剤、着色料、樹脂等が添加されていてもよい。
【0024】
この場合の界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等の非イオン性界面活性剤、及びアルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル、アルキルアミン塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物等のイオン性界面活性剤が挙げられる。界面活性剤は、本発明の粒状農薬組成物のよって製造される粒状農薬に、通常0.3〜5重量%含有される。
この場合の粘結剤としては、例えばポリビニルアルコール、尿素、ショ糖、デンプン、及びデキストリンが挙げられる。
【0025】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法に用いられる混練物は農薬活性成分、固体担体、水、及び必要に応じて添加される他の成分を混合・混練することにより製造することができる。該混練物の製造方法としては、具体的には例えば、農薬活性成分、モンモリロナイト以外の個体担体、及び必要に応じて添加される製剤用補助剤(界面活性剤、粘結剤、安定化剤、着色料、樹脂等)を混合して得られる農薬製剤原材料に、ベントナイトを、得られる混練物中の最終含有量として4〜40重量%となるように水と共に添加し、これを混練する方法;及び農薬活性成分、固体担体、所定量のベントナイト、水、及び必要に応じて添加される他の成分を一度に混合して、混練する方法が挙げられる。
混練の際に用いられる水の量は、得られる混練物に対して通常5〜30重量%、好ましくは8〜25重量%の割合である。
【0026】
この際に用いられる混練機としては、例えばナウターミキサー、リボンミキサー、ヘンシェルミキサー、及びニーダーを挙げることができる。
【0027】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法は、前記混練物を造粒機からの排出速度が0.1〜3cm/秒であり、かつ、造粒機1台の1時間あたりの造粒量が250〜4000kg、好ましくは300〜2500kgとなる条件で押出造粒することを特徴とするものである。
【0028】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法における押出造粒は、例えばスクリュー型押出造粒機、ロータリー型押出造粒機、回転バスケット型押出造粒機、ペレットミル型押出造粒機等によって行うことができる。
本発明の粒状農薬組成物の製造方法における押出造粒の工程における、造粒機からの排出速度及び造粒機1台の1時間あたりの造粒量は、第1工程で得られる混練物の物性(粘度、密度等)に応じて、造粒の際に用いられるスクリーンの開孔率(押出面積に対するスクリーンの開孔面積の割合)、押出圧力等の条件を変更することにより、造粒機からの排出速度が0.1〜3cm/秒であり、かつ、造粒機1台の1時間あたりの造粒量が250〜4000kg、好ましくは300〜2500kgとなる条件に調整される。
【0029】
なお、押出造粒機として回転バスケット型造粒機を用いる場合は、押出圧力は押出羽根の回転数、押出羽根先端とスクリーンとのクリアランス、押出羽根の枚数等を変化させることにより調整することができる。
【0030】
上記の押出造粒の工程を経て得られた造粒物は、通常乾燥、整粒、篩い分け等の処理を行われて、目的とする粒状農薬組成物とされる。
前記の押出造粒の工程により得られた造粒物を乾燥する方法としては、例えば得られた造粒物に乾燥した熱風を当てる方法が挙げられる。この場合の熱風温度は約60〜180℃、相対湿度約3〜50%、風速は約0.3〜5m/sである。
また、整粒に用いられる装置としては、例えばマルメライザー、及び奈良式破砕機が挙げられる。
【0031】
なお、前記の押出造粒の工程で規定される造粒機1台の1時間あたりの造粒量は、前記の押出造粒の工程によって得られる造粒物の乾燥前の量を意味する。したがって、前記の押出造粒の工程で規定される造粒機1台の1時間あたりの造粒量と、本発明の粒状農薬組成物の製造方法によって造粒機1台で1時間あたりに製造される粒状農薬組成物の量とは、必ずしも一致するものではない。
【0032】
本発明の製造方法によって得られる粒状農薬組成物はそのまま水田、川、池、沼、堀、畑地、芝生、果樹園、非農耕地、育苗箱等に施用される。その施用量は本発明の製造方法によって得られる粒状農薬組成物中に含まれる農薬活性成分の種類や量により異なるが、通常10アール当たり約10〜50000g、好ましくは約20〜30000gである。
【0033】
また、本発明の製造方法によって得られる粒状農薬組成物を育苗箱に施用する場合には、面積0.16m2程度の大きさの育苗箱1枚あたり、農薬活性成分量に換算して通常0.05〜40g、好ましくは1.25〜20gである。その際の施用方法としては、手で直接施用する方法、ホッパーを用いた育苗箱用散粒機を用いて施用する方法等が挙げられる。
【実施例】
【0034】
以下、製造例、試験例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0035】
製造例1
農薬活性化合物A 9.21重量部、二酸化珪素1.87重量部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル2.00重量部、尿素1.50重量部、ショ糖12.0重量部、ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGL−05S、日本合成化学工業株式会社)2.50重量部、ポリビニルアルコール(商品名:PVA217S、株式会社クラレ)0.50重量部、炭酸カルシウム50.42重量部、及びベントナイト(商品名:ベントナイト富士印、豊順鉱業株式会社)20.00重量部の混合物に水11.00重量部を加え、ナウターミキサーで混練した。得られた混練物を0.9mmφの孔が開いたスクリーン(スクリーンの開孔率:44.6%)を取り付けた回転バスケット型造粒機(押出羽根先端とスクリーンとのクリアランス:0mm、押出羽根の枚数:2枚、押出羽根の回転数:25rpm)を用い、造粒機からの排出速度が2.7cm/秒であり、かつ造粒機1台の1時間あたりの造粒量が270kgとなる条件で押出造粒した。得られた造粒物を80℃の熱風で乾燥し、奈良式粉砕機(回転数1500rpm)で粒長を揃え、篩い分けを行った後、風力分級機で微粉・微粒を除去して、粒状農薬組成物を得た。
【0036】
製造例2
農薬活性化合物B 6.24重量部、農薬活性化合物C 2.12重量部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル2.00重量部、ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGL−05S、日本合成化学工業株式会社)4.00重量部、ヘキサメタリン酸ナトリウム1.00重量部、変性デンプン(商品名:アミコールNo1、日澱化学株式会社)1.00重量部、勝光山Sクレー(株式会社勝光山鉱業所)78.64重量部、及びベントナイト(商品名:ベントナイト富士印、豊順鉱業株式会社)5.00重量部の混合物に、水20.00重量部を加え、ナウターミキサーで混練した。得られた混練物を0.9mmφの孔が開いたスクリーン(スクリーンの開孔率:44.6%)を取り付けた回転バスケット型造粒機(押出羽根先端とスクリーンとのクリアランス:2mm、押出羽根の枚数:4枚、押出羽根の回転数:25rpm)を用い、造粒機からの排出速度が2.7cm/秒であり、かつ造粒機1台の1時間あたりの造粒量が3800kgとなる条件で押出造粒した。得られた造粒物を80℃の熱風で乾燥し、奈良式粉砕機(回転数1500rpm)で粒長を揃え、篩い分けを行った後、風力分級機で微粉・微粒を除去して、粒状農薬組成物を得た。
【0037】
製造例3
農薬活性化合物B 3.12重量部、農薬活性化合物C 1.07重量部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル0.50重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム10%水溶液0.9重量部(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムとして0.09重量部)、ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGL−05S、日本合成化学工業株式会社)2.00重量部、ヘキサメタリン酸ナトリウム1.00重量部、変性デンプン(商品名:アミコールNo1、日澱化学株式会社)1.00重量部、勝光山Sクレー(株式会社勝光山鉱業所)71.22重量部、及びベントナイト(商品名:ベントナイト富士印、豊順鉱業株式会社)20.00重量部の混合物に、水25.00重量部を加え、ナウターミキサーで混練した。得られた混練物を0.9mmφの孔が開いたスクリーン(スクリーンの開孔率:44.6%)を取り付けた回転バスケット型造粒機(押出羽根先端とスクリーンとのクリアランス:3mm、押出羽根の枚数:4枚、押出羽根の回転数:25rpm)を用い、造粒機からの排出速度が1.7cm/秒であり、かつ造粒機1台の1時間あたりの造粒量が1750kgとなる条件で押出造粒した。得られた造粒物を80℃の熱風で乾燥し、奈良式粉砕機(回転数750rpm)で粒長を揃え、篩い分けを行った後、風力分級機で微粉・微粒を除去して、粒状農薬組成物を得た。
【0038】
製造例4
農薬活性化合物B 3.12重量部、二酸化珪素0.65重量部、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル2.00重量部、ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGL−05S、日本合成化学工業株式会社)2.00重量部、変性デンプン(商品名:アミコールNo1、日澱化学株式会社)1.00重量部、炭酸カルシウム61.23重量部、及びベントナイト(商品名:ベントナイト富士印、豊順鉱業株式会社)30.00重量部の混合物に、水27.00重量部を加え、ナウターミキサーで混練した。得られた混練物を0.9mmφの孔が開いたスクリーン(スクリーンの開孔率:44.6%)を取り付けた回転バスケット型造粒機(押出羽根先端とスクリーンとのクリアランス:0mm、押出羽根の枚数:4枚、押出羽根の回転数:25rpm)を用い、造粒機からの排出速度が0.6cm/秒であり、かつ造粒機1台の1時間あたりの造粒量が1220kgとなる条件で押出造粒した。得られた造粒物を80℃の熱風で乾燥し、奈良式粉砕機(回転数800rpm)で粒長を揃え、篩い分けを行った後、風力分級機で微粉・微粒を除去して、粒状農薬組成物を得た。
【0039】
試験例
図1に示す装置の容器Aにエタノール約70mlを入れた。次いで、空気を容器Aのa1側から25L/分の割合で吸引した。この状態で、容器Bの上部から試験用の粒状農薬組成物1kgを10秒間かけてビーカCに落下させた。試験用の粒状農薬組成物の落下開始から80秒後に空気の吸引を停止した。続いて容器Aの中のエタノールを集めて濃縮し、得られた微粉状物の重量を測定した。
結果を表1に示す。
【0040】
【表1】


【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明の粒状農薬組成物の製造方法によって得られる粒状農薬組成物は、大量かつ急激に移送する操作を行った際にも微粉状物が舞い上がりにくい、粉立ちが防止されたものであることから、かかる操作を行っても作業性に優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】試験例に用いた装置の模式図
【出願人】 【識別番号】000002093
【氏名又は名称】住友化学株式会社
【住所又は居所】東京都中央区新川二丁目27番1号
【出願日】 平成16年9月3日(2004.9.3)
【代理人】 【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆

【識別番号】100113000
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 亨

【識別番号】100119471
【弁理士】
【氏名又は名称】榎本 雅之

【公開番号】 特開2006−22080(P2006−22080A)
【公開日】 平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願番号】 特願2004−256684(P2004−256684)