| 【発明の名称】 |
ダニ捕獲マット |
| 【発明者】 |
【氏名】加島 重彦 【住所又は居所】兵庫県西宮市染殿町10番13号 株式会社エコプロ内
【氏名】相良 幸雄 【住所又は居所】兵庫県西宮市染殿町10番13号 株式会社エコプロ内
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| 【要約】 |
【課題】誘引したダニを粘着剤によって捉えて死滅させるダニ捕獲マットとして、強力な誘引作用及び捕捉作用によって大きな捕獲能力を発揮できるものを提供する。
【解決手段】ダニ誘引香料を含浸した織物シート1と、両面粘着テープ2と、ダニ用食餌3入りの多孔質通気性袋4と、多孔質通気性カバー5とで構成され、織物シート1の片面に両面粘着テープ2が貼着され、多孔質通気性袋4は半部4aが織物シート1と両面粘着テープ2との間に配置し、残部4bが両面粘着テープ2の外面側に配置し、織物シート1及び両面粘着テープ2と多孔質通気性袋4の被着一体化物の全体が多孔質通気性カバー5にて被覆されてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ダニ誘引香料を含浸した織物シートと、両面粘着テープと、ダニ用食餌入りの多孔質通気性袋と、多孔質通気性カバーとで構成され、 前記織物シートの片面に前記両面粘着テープが貼着されると共に、該両面粘着テープの内外両面に前記多孔質通気性袋が被着し、 これら織物シート及び両面粘着テープと多孔質通気性袋の被着一体化物の全体が前記多孔質通気性カバーにて被覆されてなるダニ捕獲マット。 【請求項2】 前記多孔質通気性袋は、その少なくとも一部が該織物シートと両面粘着テープとの間に位置して、残部が該両面粘着テープの外面側に位置するように、千鳥状に配置してなる請求項1記載のダニ捕獲マット。 【請求項3】 前記織物シートがコットンのワッフル地からなる請求項1又は2に記載のダニ捕獲マット。 【請求項4】 前記多孔質通気性カバーが裏毛側を外面側にしたコットンの裏毛地からなる請求項1〜3のいずれかに記載のダニ捕獲マット。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、畳、絨毯、敷物、布団、毛布、マットレス、ソファー、自動車の座席シート、クッション等に繁殖するダニ類を集めて捕獲するダニ捕獲マットに関する。 【背景技術】 【0002】 近年、アルミサッシ等で屋外に対して密閉性の高い住環境が一般化するに伴い、室内で様々なダニ類が繁殖し易くなっており、直接に肌を刺されて痒みや腫れを生じるだけでなく、その死骸の断片や糞が室内の空気中に漂うハウスダストになり、これを吸入することがアトピー性皮膚炎の如きアレルギー性疾患や気管支喘息の如き呼吸器系疾患等の増加の一因になっている。 【0003】 従来、室内のダニ対策としては、主として噴霧方式の殺虫剤や忌避剤が多用されていたが、これらに含まれる毒性の強い薬剤で住環境が汚染され、住人の健康を損なう懸念があり、特に乳幼児のいる家庭では問題になる上、殺虫剤では殺した死骸がハウスダストになって却ってアレルゲンを増加させることになりかねず、また毒性のためにダニが多く棲息する寝具類には使用しにくいから、防除効率もよくはなかった。 【0004】 そこで、最近において、食餌性及び臭香性のダニ誘引物質と毒性のない殺ダニ物質との混合物をシートに噴霧又は塗着し、このシートを多孔性の袋内に収容したダニ捕獲器(特許文献1)や、不織布の両面に粘着剤とダニ誘引物質との混合物を塗布し、その塗布面に通気性の外シート層を積層した防ダニシート(特許文献2)が提案されている。 【特許文献1】特開2001−89310号公報 【特許文献2】特開2002−253103号公報 【0005】 しかしながら、前者のダニ捕獲器では、毒性のない殺ダニ物質としてシリカゲル等の多孔質で吸水発熱を生じる物質を使用し、誘引したダニを吸水による発熱で死滅させることになっているが、実際には満足な殺ダニ作用は得られていない。また、後者の防ダニシートは、誘引したダニを粘着剤で捉えて死滅させるものであるが、その誘引作用及び捕捉作用が共に弱いことから、捕獲能力の点で不充分であった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は、上述の情況に鑑み、ダニ誘引物質で誘引したダニを粘着剤によって捉えて死滅させるダニ捕獲マットとして、強力な誘引作用及び捕捉作用を有し、大きな捕獲能力を発揮できるものを提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るダニ捕獲マットは、図面の参照符号を付して示せば、ダニ誘引香料を含浸した織物シート1と、両面粘着テープ2と、ダニ用食餌3入りの多孔質通気性袋4と、多孔質通気性カバー5とで構成され、前記織物シート1の片面に前記両面粘着テープ2が貼着されると共に、該両面粘着テープ2の内外両面に前記多孔質通気性袋4が被着し、これら織物シート1及び両面粘着テープ2と多孔質通気性袋4の被着一体化物の全体が前記多孔質通気性カバー5にて被覆されてなるものとしている。 【0008】 また、請求項2の発明では、上記請求項1のダニ捕獲マットにおける多孔質通気性袋4は、その少なくとも一部(半部4a)が前記織物シート1と両面粘着テープ2との間に位置して、残部4bが該両面粘着テープ2の外面側に位置するように、千鳥状に配置してなる構成としている。 【0009】 更に、請求項3の発明では請求項1又は2のダニ捕獲マットにおける前記織物シート1がコットンのワッフル地からなる構成を、請求項4の発明では請求項1〜3のいずれかのダニ捕獲マットにおける前記多孔質通気性カバー5が裏毛50側を外面側にしたコットンの裏毛地からなる構成を、それぞれ採用している。 【発明の効果】 【0010】 請求項1の発明に係るダニ捕獲マットによれば、織物シートに含浸されたダニ誘引香料により、マット配置部から離れた広範囲の領域から多数のダニを誘引して集めることができると共に、ダニ食餌入りの多孔質通気性袋が両面粘着テープの表裏両側に配置するから、マットに集まった多数のダニを該多孔質通気性袋のダニ食餌によって更に表裏両側から多孔質通気性カバーの内側へ誘い込み、両面粘着テープ2の粘着層に触れさせて捕捉することができる上、その粘着層が混ぜ物のない粘着剤成分のみからなって強い粘着力を発揮できるから、接触したダニを逃さずに確実に捕獲拘束して死滅させることができ、もって大きな捕獲能力による極めて高い防ダニ効果が得られる。 【0011】 請求項2の発明によれば、多孔質通気性袋4の千鳥状配置により、その1袋を使用して両面粘着テープの表裏両側に配置でき、それだけ構成材料の数が少なく、マット製作が容易になるという利点がある。 【0012】 請求項3の発明によれば、前記織物シートがワッフル地からなるため、該織物シートがワッフル地特有の形態安定性及び強度によってマットの芯材として機能すると共に、材質が天然素材のコットンであることにより、多孔質通気性カバーの内側に侵入して来たダニが嫌忌せずに織物内部まで入り込み、もって両面粘着テープまで到達し易くし、それだけ捕獲効率を高めることができる。 【0013】 請求項4の発明によれば、前記多孔質通気性カバーがコットンの裏毛地からなり、その繊維間の隙間が大きいのでカバー内でのダニの移動を妨げず、且つ裏毛側を外面にしているため、ダニが外部から裏毛を伝って内部へ入り込み易く、それだけ捕獲効率が向上することになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明に係るダニ捕獲マットの実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は当該ダニ捕獲マットの要部を破断して示す平面図、図2は図1のA−A線における断面を模式的に示す断面矢視図である。なお、図2では実際よりも厚み方向(図の上下方向)を強調(拡大)して示している。 【0015】 このダニ捕獲マットは、図1及び図2に示すように、コットンのワッフル地からなる織物シート1と、この織物シート1の片面側の略全体を覆うように貼着された幅広2条の両面粘着テープ2,2と、マット中央部に配置したダニ用食餌3入りの矩形の多孔質通気性袋4と、これら全体を被包するコットンの裏毛地からなる多孔質通気性カバー5とで構成されており、織物シート1にはダニ誘引香料が含浸されている。 【0016】 しかして、多孔質通気性袋4は、その略半部4aが織物シート1と両面粘着テープ2との間に位置して、且つ残部4bが該両面粘着テープ2の外面側に位置するように、千鳥条に配置して、全体が当該両面粘着テープ2に被着している。 【0017】 また、多孔質通気性カバー5は、そのパイル状の裏毛50側を外側にする形で、上下のカバー片5a,5bを周辺部で縁布6を介して袋状に縫製2しており、下側カバー片5bの内面側が両面粘着テープ2に被着している。 【0018】 多孔質通気性袋4内のダニ用食餌3としては、ビール酵母、米麹、菓子類を始めとする種々の食品粉、ペットフードの粉末等が混合形態で使用されるが、特に均一な食餌にする上で粒状混合して粉砕したものが好適である。また、織物シート1に含浸させるダニ誘引香料としては、動物性や植物性の油脂、酒類等を始めとして、ダニの好む香りを発散し得る材料であればよい。 【0019】 このようなダニ捕獲マットは、例えば畳とその上に敷設される布団や敷物あるいはマットレス等との間、押入れ等に収納される布団や毛布の隙間、床と絨毯やマットとの間、ソファーや自動車の座席シート上、クッションの下等、ダニが棲息・繁殖し易い部位に配置することにより、織物シート1に含浸されたダニ誘引香料の香りにより、その配置部から離れた広範囲の領域から多数のダニを誘引して集めることができる。そして、マットに集まった多数のダニは、上記ダニ誘引香料の香りに加えて多孔質通気性袋4内のダニ食餌3にも誘引され、当該ダニ捕獲マットの表裏両側から多孔質通気性カバー5の内側へ侵入し、多孔質通気性袋4へ向かう途上ならびに食餌にありついて戻る途上で両面粘着テープ2の粘着層に触れて捕捉されるが、該粘着層が混ぜ物のない粘着剤成分のみからなって強い粘着力を発揮するから、接触した限りは逃れられずに確実に捕獲拘束されて死滅させられる。従って、このダニ捕獲マットによれば、大きな捕獲能力による極めて高い防ダニ効果が得られる。 【0020】 また、本実施形態においては、多孔質通気性袋4の千鳥状配置により、1袋のみで両面粘着テープ2の表裏両側に配置できるから、構成材料の数が少なくて済み、それだけマット製作が容易になる。また、織物シート1は、ワッフル地特有の形態安定性及び強度によってマットの芯材として機能すると共に、材質が天然素材のコットンであることにより、多孔質通気性カバー5の内側に侵入して来たダニが嫌忌せずに織物内部まで入り込んで両面粘着テープ2まで到達し易くなり、もって捕獲効率が向上する。更に、多孔質通気性カバー5がコットンの裏毛地からなり、その繊維間の隙間が大きいのでカバー内でのダニの移動を妨げず、且つ裏毛側を外面にしているため、ダニが外部から裏毛を伝って内部へ入り込み易く、より捕獲効率が向上する。 【0021】 なお、捕獲対象のダニ類としては、チリダニ、コナダニ、コナヒョウダニ、ササラダニ、ツメダニ、ホコリダニ、ニクダニ、イエダニ等、一般家庭で検出される多種類のものが挙げられる。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本発明の一実施形態に係るダニ捕獲マットの要部破断平面図である。 【図2】図1のA−A線の断面矢視図である。 【符号の説明】 【0023】 1 織物シート 2 両面粘着テープ 3 ダニ用食餌 4 多孔質通気性袋 5 多孔質通気性カバー
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| 【出願人】 |
【識別番号】504345403 【氏名又は名称】株式会社エコプロ 【住所又は居所】兵庫県西宮市染殿町10番13号
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| 【出願日】 |
平成17年6月7日(2005.6.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100069578 【弁理士】 【氏名又は名称】藤川 忠司
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| 【公開番号】 |
特開2006−340606(P2006−340606A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月21日(2006.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2005−166439(P2005−166439) |
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