| 【発明の名称】 |
蚊取線香燻煙容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】井脇 量男 【住所又は居所】和歌山県有田市箕島865 井脇製缶株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】蚊取線香燻煙容器の容器本体の底板が使用時に高温になるのを防止し、且つ容器本体側の蚊取線香支持マットの洗浄も容易に行えるようにする。
【解決手段】容器本体1の周壁部3の中間高さに、外側段部7aとこの外側段部7aより一段低い内側段部7bとが設けられ、この容器本体1側の蚊取線香支持マット4は、前記内側段部7bに嵌合する補強用リング部材5bで周囲が補強されたネット材5aで構成されて、容器本体1に対し着脱自在に構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 底板側の小径周壁部から外広がりの段部を介して大径周壁部が連設され且つ内側に蚊取線香支持マットを備えた容器本体と、排煙孔を有すると共に内側にネットを備え且つ容器本体の前記大径周壁部内に周壁部が嵌合係止される着脱自在な蓋とから成り、容器本体側の蚊取線香支持マットと蓋側のネットとの間で蚊取線香を挟むように構成された蚊取線香燻煙容器であって、容器本体の前記外広がりの段部は、大径周壁部側の外側段部とこの外側段部より一段低い小径周壁部側の内側段部とから構成され、前記容器本体側の蚊取線香支持マットは、前記外広がりの段部の内側段部に嵌合する補強用リング部材が周囲に固着されたネット材から成るもので、容器本体に対し着脱自在に構成されている、蚊取線香燻煙容器。 【請求項2】 前記蚊取線香支持マットの補強用リング部材は、ネット材の周辺を挟持する断面U字形に形成されている、請求項1に記載の蚊取線香燻煙容器。 【請求項3】 前記蓋側のネットは、その周辺部が当該蓋の周壁部の周縁に形成された張出カーリング部の内側に挟まれて固定されている、請求項1または2に記載の蚊取線香燻煙容器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、容器本体側のネットと排煙孔を有する蓋側のネットとの間で蚊取線香を挟むようにした蚊取線香燻煙容器に関するものである。 【背景技術】 【0002】 蚊取線香燻煙容器として、底板側の小径周壁部から外広がりの段部を介して大径周壁部が連設され且つ内側に蚊取線香支持マットを備えた容器本体と、排煙孔を有すると共に内側にネットを備え且つ容器本体の前記大径周壁部内に周壁部が嵌合係止される着脱自在な蓋とから成り、容器本体側の蚊取線香支持マットと蓋側のネットとの間で蚊取線香を挟むように構成された蚊取線香燻煙容器が、例えば特許文献1などにより知られている。 【特許文献1】特開平11−89501号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 特許文献1などに開示された従来の蚊取線香燻煙容器では、容器本体側の蚊取線香支持マットは、ガラス繊維などから成る厚い不織布状のマットから成るもので、このマットを容器本体の内側に嵌め込んで接着剤などにより固定した構成であり、ネットと比較して通気性の悪い前記マットが蚊取線香と容器本体の底板との間を埋めているので、このマット部分に燻煙時の発生熱が蓄えられ、容器本体の底板が高温になり、腰に吊り下げて使用するタイプでは、腰が熱く感じられるなどの問題点があった。また、燻煙時に生じるタールがマットに付着して通気性が一層悪くなるので、このマット部分を洗浄することも行われているが、マットが容器本体から取り外せないので、洗浄作業が容易でないばかりでなく、洗浄水が容器本体内に残って後々の使用に差し支えるというような問題点もあった。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る蚊取線香燻煙容器を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、底板2側の小径周壁部6から外広がりの段部を介して大径周壁部8が連設され且つ内側に蚊取線香支持マット4を備えた容器本体1と、排煙孔16を有すると共に内側にネット21を備え且つ容器本体1の前記大径周壁部8内に周壁部18が嵌合係止される着脱自在な蓋15とから成り、容器本体1側の蚊取線香支持マット4と蓋15側のネット21との間で蚊取線香22を挟むように構成された蚊取線香燻煙容器であって、容器本体1の前記外広がりの段部は、大径周壁部8側の外側段部7aとこの外側段部7aより一段低い小径周壁部6側の内側段部7bとから構成され、前記容器本体1側の蚊取線香支持マット4は、前記外広がりの段部の内側段部7bに嵌合する補強用リング部材5bが周囲に固着されたネット材5aから成るもので、容器本体1に対し着脱自在に構成されている。 【0005】 上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記蚊取線香支持マット4の補強用リング部材5bは、ネット材5aの周辺を挟持する断面U字形に形成することができる。また、請求項3に記載のように、前記蓋15側のネット21は、その周辺部を当該蓋15の周壁部18の周縁に形成された張出カーリング部19の内側に挟んで固定させることができる。 【発明の効果】 【0006】 上記構成の本発明に係る蚊取線香燻煙容器によれば、容器本体側の蚊取線香支持マットが、当該容器本体の底板から離れて位置するネット材で構成されており、この容器本体側の蚊取線香支持マットで支持される蚊取線香と容器本体の底板との間に、蚊取線香支持マット(ネット材)を介して外界と通じる空間が確実に確保されるので、蚊取線香の燻煙時に発生する熱が容器本体内にこもることが無くなり、従って、容器本体の底板が熱くなることによる種々の問題点を解消できる。しかも、蚊取線香支持マット(ネット材)を容器本体の深さ方向の中間高さに固定的に張設するものと比較して、蚊取線香支持マット(ネット材)が単に容器本体内の一段低い内側段部に載置されているだけで必要に応じて何時でも簡単に取り外せる本発明の構成によれば、当該蚊取線香支持マット(ネット材)の洗浄も簡単容易に行え、洗浄後も容易且つ迅速に確実に乾燥させることができるので、長期間にわたって蚊取線香燻煙容器として良好に使用することができる。 【0007】 尚、請求項2に記載の構成によれば、容器本体側の蚊取線香支持マットを構成するネット材を確実に補強して必要な剛性を持たせることができるので、取り扱いが容易になる。また、このネット材の周辺と補強用リング材とを結合するために補強用リング材以外の材料(接着剤など)を使用する必要がなく、容器本体側の蚊取線香支持マットを容易且つ安価に構成できる。また、請求項3に記載の構成によれば、蓋側のネットが蓋と一体化されるので、蚊取線香燻煙容器全体として分離可能な部品点数が容器本体と蚊取線香支持マット(ネット材)、及び蓋の3点のみとなり、取り扱いが一層便利になる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1、図4及び図5において、1は容器本体であって、円形の底板部2と当該底板部2から片側に突出する周壁部3とから成るもので、1枚の金属板のプレス加工により一体成形されている。4は容器本体1に着脱自在に嵌め込まれる蚊取線香支持マットであって、ガラス繊維などから構成された1枚の円形のネット材5aと、その周辺に外側から嵌合して周囲を補強する補強用リング部材5bとから構成されている。容器本体1の周壁部3は、底板部2に連なる小径周壁部6と大径周壁部8とから構成され、小径周壁部6と大径周壁部8との間には、大径周壁部8側の外側段部7aと、この外側段部7aより一段低い小径周壁部6側の内側段部7bとが一体に形成され、小径周壁部6の周方向1箇所には、金属線材を曲げ加工して構成した吊下用部材9が取り付けられると共に、大径周壁部8には、周方向4箇所に同一螺旋方向に沿って内側へ突出する蓋係止用突条部10が一体成形されている。 【0009】 前記蚊取線香支持マット4の周囲の補強用リング部材5bは金属製で断面がU字形に形成されたもので、この断面U字形部分の内側にネット材5aの周辺が入り込んで挟持固着されている。而して、当該補強用リング部材5bは、容器本体1における周壁部3の内側段部7bに嵌まり込んで支持される直径に構成されると共に、当該内側段部7b内に丁度納まる程度の厚さに構成されている。 【0010】 図2は、上記構成の容器本体1と組み合わされる蓋15を示しており、この蓋15は、1枚の金属板のプレス加工により成形されたもので、排煙孔16を多数穿設した円形の天板部17から容器本体1の小径周壁部6とほぼ同一直径の周壁部18が連設されており、この周壁部18の周縁部には、内向きにカールしたカーリング部の全体を外側に張り出すように成形した張出カーリング部19が形成されている。この張出カーリング部19の周囲4箇所には、この張出カーリング部19を押しつぶすようにプレスすることにより外側に突出する被係止突起20が形成されている。各被係止突起20の外側辺を通る仮想円の直径は、容器本体1の周壁部3における大径周壁部8の内径より若干小径で、当該大径周壁部8に形成されている前記蓋係止用突条部10の頂部を通る仮想円の直径より若干大径である。21はガラス繊維などから構成された1枚の円形のネットであって、当該ネット21の周辺部を前記張出カーリング部19の内側に挟み込んで固定することにより、この蓋15の周壁部18の周縁部内側に張設されている。 【0011】 上記構成の容器本体1、蚊取線香支持マット4、及び蓋15から成る蚊取線香燻煙容器の使用方法を説明すると、図3及び図5に示すように、容器本体1における周壁部3の内側段部7bに蚊取線香支持マット4(ネット材5)の周囲の補強用リング部材5bを嵌め込んで、容器本体1内に蚊取線香支持マット4を組み込み、当該蚊取線香支持マット4(ネット材5)の上に、着火した渦巻き状の蚊取線香22を同心状に載置し、この蚊取線香22の上に蓋15のネット21を被せるように、そして各被係止突起20が容器本体1側の各蓋係止用突条部10の間に嵌まり込むように、蓋15の周壁部18を容器本体1における周壁部3の大径周壁部8の内側に嵌合させる。この状態で容器本体1に対し蓋15をねじ込み方向に相対的に回転させ、蓋15側の各被係止突起20を容器本体1側の各蓋係止用突条部10の内側(段部7との間)に進入させ、当該蓋係止用突条部10の螺旋状の湾曲を利用して蓋15を容器本体1側へ引き込ませ、容器本体1側の蚊取線香支持マット4(ネット材5)と蓋15側のネット21との間で、これらネット材5及びネット21の撓みを利用して蚊取線香22を挟持固定させれば良い。 【0012】 上記の蚊取線香燻煙容器は、容器本体1側の吊下用部材9を利用して吊り下げて使用することもできるし、容器本体1における底板部2に一体成形された周方向複数個の低い円形突出脚部2aを利用して平面上に置いて使用することもできる。何れの場合も、蓋15の排煙孔16が他物などで塞がれないように注意しなければならない。 【0013】 尚、容器本体1に対する蓋15の係止手段は、上記実施形態の容器本体1側の蓋係止用突条部10と蓋15側の被係止突起20との組み合わせから成る係止手段に限定されるものではない。また、吊下用部材9や円形突出脚部2aも本発明に必須のものではなく、蓋15側のネット材21の取り付け構造も上記実施形態の構造に限定されない。場合によっては、蓋15側のネット材21は周辺部に補強用リング材を取り付けて、この蓋15の内側に単に嵌合して使用するものであっても良い。 【図面の簡単な説明】 【0014】 【図1】A図は容器本体と蚊取線香支持マットの一部縦断側面図であり、B図は蚊取線香支持マット(ネット材)の半分を省略した状態での容器本体の正面図である。 【図2】A図はネット材の半分を省略した状態での蓋の正面図であり、B図は蓋の一部縦断側面図である。 【図3】使用状態を示す一部縦断側面図である。 【図4】使用前の分解状態を示す要部の拡大縦断側面図である。 【図5】使用状態での要部の拡大縦断側面図である。 【符号の説明】 【0015】 1 容器本体 2 容器本体底板部 3 容器本体周壁部 4 蚊取線香支持マット 5a ネット材 5b 補強用リング部材 6 小径周壁部 7a 外側段部 7b 一段低い内側段部 8 大径周壁部 9 吊下用部材 10 蓋係止用突条部 15 蓋 16 排煙孔 17 蓋天板部 18 蓋周壁部 19 張出カーリング部 20 被係止突起 21 蓋側のネット 22 蚊取線香
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| 【出願人】 |
【識別番号】596064307 【氏名又は名称】井脇製缶株式会社 【住所又は居所】和歌山県有田市箕島865番地
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| 【出願日】 |
平成17年5月13日(2005.5.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−314270(P2006−314270A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月24日(2006.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願2005−140866(P2005−140866) |
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