| 【発明の名称】 |
猫用トイレ |
| 【発明者】 |
【氏名】刀祢明 保信
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| 【要約】 |
【課題】猫の排泄物を猫砂にまぶして臭いの発生を抑えるとともに、排泄物による汚れを少なくすることができる猫用トイレを提供すること。
【解決手段】猫砂4を収容するトイレ容器6と、猫砂4を混ぜるための羽根体26と、トイレ容器6と羽根体26とを相対的に回転駆動するための回動機構28と、を備えた猫用トイレ。回動機構28によってトイレ容器6と羽根体26とが相対的に回転されると、羽根体26の作用によって、猫の排泄物42が猫砂4と混ぜられてまぶされ、これによって、排泄物42からの臭いの発生が抑えられる。トイレ容器6内の猫砂4は、トイレ容器6の外周側に移動され、外周側に移動された猫砂4は自重によってトイレ容器6の中央部に流下するようにするのが望ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トイレ容器に収容される猫砂に、排泄物を分解するための微生物としてエンペドバクター属細菌を混ぜたことを特徴とする猫用トイレ。 【請求項2】 前記エンペドバクター属細菌が、SIID2926−1b株(FERM AP−20108)であることを特徴とする請求項1に記載の猫用トイレ。 【請求項3】 猫砂を収容するトイレ容器と、前記猫砂を混ぜるための羽根体と、前記トイレ容器と前記羽根体とを相対的に回転駆動するための回動機構と、を備え、前記回動機構によって前記トイレ容器と前記羽根体とを相対的に回転駆動すると、前記羽根体の作用によって、猫の排泄物が猫砂と混ぜられてまぶされることを特徴とする猫用トイレ。 【請求項4】 前記回動機構は前記トイレ容器に対して前記羽根体を所定方向に回動し、前記羽根体によって、猫砂が混ぜられながら前記トイレ容器の外周側に移動され、外周側に移動された猫砂は自重によって前記トイレ容器の中央部に流下し、かかる猫砂の流れによって猫の排泄物が猫砂でまぶされることを特徴とする請求項3に記載の猫用トイレ。 【請求項5】 前記羽根体の少なくとも一部には、大きな固形物を捕捉するための捕捉部が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の猫用トイレ。 【請求項6】 前記トイレ容器に関連して、大きな固形物を捕捉するための捕捉部材が設けられ、前記捕捉部材は前記羽根体の上側に配設されることを特徴とする請求項3又は4に記載の猫用トイレ。 【請求項7】 前記トイレ容器の上面開口には便座が着脱自在に取り付けられ、前記便座の所定部位には便座開口が設けられており、更に前記便座には前記回動機構の駆動源が取り付けられ、前記駆動源からの駆動力を伝達する駆動軸が前記トイレ容器の底部に向けて延び、前記駆動軸の先端部に前記羽根体が取り付けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の猫用トイレ。 【請求項8】 前記トイレ容器に関連して、大きな固形物を捕捉するための捕捉部材が設けられ、前記捕捉部材は前記トイレ容器の底部と前記羽根体との間に挿入され、猫砂にまぶされた排泄物を取り除くときには、前記便座が前記トイレ容器から取り外され、前記便座を取り外した状態にて前記捕捉部材が上方に持ち上げられることを特徴とする請求項7に記載の猫用トイレ。 【請求項9】 前記トイレ容器の上面開口には便座が開閉自在に装着され、前記便座の所定部位には便座開口が設けられており、更に前記便座には前記回転機構の駆動源が取り付けられ、前記駆動源からの駆動力を伝達する駆動軸が前記トイレ容器の底部に向けて延び、前記駆動軸の先端部に前記羽根体が取り付けられ、前記トイレ容器の上面開口を覆う閉状態に前記便座を位置付けると、前記羽根体が前記トイレ容器内の猫砂内に位置し、前記トイレ容器の上面開口を開放する開状態にすると、前記羽根体が前記トイレ容器内の猫砂の上方に位置することを特徴とする請求項3又は4に記載の猫用トイレ。 【請求項10】 前記トイレ容器に関連して、大きな固形物を捕捉するための捕捉部材が設けられ、前記捕捉部材は前記トイレ容器の底部と前記羽根体との間に挿入され、猫砂にまぶされた排泄物を取り除くときには、前記便座が前記開状態に保持され、前記便座を前記開状態に保持した状態にて前記捕捉部材が上方に持ち上げられることを特徴とする請求項9に記載の猫用トイレ。 【請求項11】 前記トイレ容器を収容するためのトイレハウジングを更に備え、前記トイレ容器は前記トイレハウジング内に回転自在に支持され、前記回動機構によって所定方向に回動されるように構成されており、また前記羽根体は支持部及びこの支持部から延びる羽根部とを有し、前記支持部が前記トイレハウジング又は前記便座に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の猫用トイレ。 【請求項12】 前記羽根体の前記羽根部は、前記トイレ容器内の猫砂に作用して混ぜる作用位置と、前記トイレ容器内の猫砂から上方に後退する後退位置との間を移動自在に前記支持部に連結され、猫砂を混ぜるときには前記作用位置に保持され、猫砂にまぶされた排泄物を除去するときには前記後退位置に保持されることを特徴とする請求項11に記載の猫用トイレ。 【請求項13】 前記羽根体は前記トイレ容器の底部に配設され、前記回動機構によって所定方向に回動されるように構成されており、また前記捕捉部材は前記羽根体の上側に配設され、前記羽根体の作用により前記トイレ容器の外周側に移動された猫砂は、その自重によって前記捕捉部材に向けて流下することを特徴とする請求項3に記載の猫用トイレ。 【請求項14】 前記回動機構は、猫の動きを利用して前記トイレ容器と前記羽根体とを相対的に回転駆動することを特徴とする請求項3に記載の猫用トイレ。 【請求項15】 前記回動機構は、猫からの負荷が加わると下方に移動するシーソー機構と、前記シーソー機構の上下移動を前記羽根体の回転移動に変換する動き変換機構とを備え、猫により前記シーソー機構が下方に移動すると、前記動き変換機構を介して前記羽根体が所定方向に回動されることを特徴とする請求項14に記載の猫用トイレ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、猫が糞尿などを排泄するときに用いる猫用トイレに関する。 【背景技術】 【0002】 猫用トイレとして、上面が開放された砂収容空間を規定するトイレ本体と、糞尿を通すための開口を有する便座部材と、この砂収容空間に収容された猫砂とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この猫用トイレでは、便座部材がトイレ本体の開放された上部に開閉自在に装着される。トイレとして使用するときには、便座部材はトイレ本体の上部を覆う使用状態に保持され、猫は便座部材に乗った状態で排泄を行い、猫からの排泄物は便座部材の開口を通してトイレ本体内の猫砂上に排泄される。また、排泄物を取り除くときには、便座部材はトイレ本体の上部を開放する開放状態に保持され、開放された上方空間を利用して猫砂上に排泄させた排泄物をスコップなどを用いて取り除くことができる。 【0003】 【特許文献1】特開2005−333939号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上述した猫用トイレでは、糞尿などの排泄物を猫砂から取り除くときには、スコップですくって取り除くが、乾いてトイレ本体に固くくっついた排泄物をトイレ本体から引きはがしてきれいに清掃するのが煩雑で、手間を要するという問題がある。また、このような猫用トイレでは、猫の排泄物からの臭いが生じ、猫用トイレを室内に置いたときには、この臭いが室内に充満するという問題がある。 【0005】 本発明の目的は、猫の排泄物を猫砂にまぶして臭いの発生を抑えるとともに、排泄物による汚れを少なくし、また排泄物を簡単に処理できる猫用トイレを提供することである。 【0006】 また、本発明の他の目的は、猫砂にした排泄物を分解するとともに消臭を行うことができる猫用トイレを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明の請求項1に記載の猫用トイレは、トイレ容器に収容される猫砂に、排泄物を分解するための微生物としてエンペドバクター属細菌を混ぜたことを特徴とする。 また、本発明の請求項2に記載の猫用トイレでは、前記エンペドバクター属細菌が、SIID2926−1b株(FERM AP−20108)であることを特徴とする。 【0008】 また、本発明の請求項3に記載の猫用トイレは、猫砂を収容するトイレ容器と、前記猫砂を混ぜるための羽根体と、前記トイレ容器と前記羽根体とを相対的に回転駆動するための回動機構と、を備え、前記回動機構によって前記トイレ容器と前記羽根体とを相対的に回転駆動すると、前記羽根体の作用によって、猫の排泄物が猫砂と混ぜられてまぶされることを特徴とする。 【0009】 また、本発明の請求項4に記載の猫用トイレでは、前記回動機構は前記トイレ容器に対して前記羽根体を所定方向に回動し、前記羽根体によって、猫砂が混ぜられながら前記トイレ容器の外周側に移動され、外周側に移動された猫砂は自重によって前記トイレ容器の中央部に流下し、かかる猫砂の流れによって猫の排泄物が猫砂でまぶされることを特徴とする。 【0010】 また、本発明の請求項5に記載の猫用トイレでは、前記羽根体の少なくとも一部には、大きな固形物を捕捉するための捕捉部が設けられていることを特徴とする。 また、本発明の請求項6に記載の猫用トイレでは、前記トイレ容器に関連して、大きな固形物を捕捉するための捕捉部材が設けられ、前記捕捉部材は前記羽根体の上側に配設されることを特徴とする。 【0011】 また、本発明の請求項7に記載の猫用トイレでは、前記トイレ容器の上面開口には便座が着脱自在に取り付けられ、前記便座の所定部位には便座開口が設けられており、更に前記便座には前記回動機構の駆動源が取り付けられ、前記駆動源からの駆動力を伝達する駆動軸が前記トイレ容器の底部に向けて延び、前記駆動軸の先端部に前記羽根体が取り付けられていることを特徴とする。 【0012】 また、本発明の請求項8に記載の猫用トイレでは、前記トイレ容器に関連して、大きな固形物を捕捉するための捕捉部材が設けられ、前記捕捉部材は前記トイレ容器の底部と前記羽根体との間に挿入され、猫砂にまぶされた排泄物を取り除くときには、前記便座が前記トイレ容器から取り外され、前記便座を取り外した状態にて前記捕捉部材が上方に持ち上げられることを特徴とする。 【0013】 また、本発明の請求項9に記載の猫用トイレでは、前記トイレ容器の上面開口には便座が開閉自在に装着され、前記便座の所定部位には便座開口が設けられており、更に前記便座には前記回転機構の駆動源が取り付けられ、前記駆動源からの駆動力を伝達する駆動軸が前記トイレ容器の底部に向けて延び、前記駆動軸の先端部に前記羽根体が取り付けられ、前記トイレ容器の上面開口を覆う閉状態に前記便座を位置付けると、前記羽根体が前記トイレ容器内の猫砂内に位置し、前記トイレ容器の上面開口を開放する開状態にすると、前記羽根体が前記トイレ容器内の猫砂の上方に位置することを特徴とする。 【0014】 また、本発明の請求項10に記載の猫用トイレでは、前記トイレ容器に関連して、大きな固形物を捕捉するための捕捉部材が設けられ、前記捕捉部材は前記トイレ容器の底部と前記羽根体との間に挿入され、猫砂にまぶされた排泄物を取り除くときには、前記便座が前記開状態に保持され、前記便座を前記開状態に保持した状態にて前記捕捉部材が上方に持ち上げられることを特徴とする。 【0015】 また、本発明の請求項11に記載の猫用トイレでは、前記トイレ容器を収容するためのトイレハウジングを更に備え、前記トイレ容器は前記トイレハウジング内に回転自在に支持され、前記回動機構によって所定方向に回動されるように構成されており、また前記羽根体は支持部及びこの支持部から延びる羽根部とを有し、前記支持部が前記トイレハウジング又は前記便座に取り付けられていることを特徴とする。 【0016】 また、本発明の請求項12に記載の猫用トイレでは、前記羽根体の前記羽根部は、前記トイレ容器内の猫砂に作用して混ぜる作用位置と、前記トイレ容器内の猫砂から上方に後退する後退位置との間を移動自在に前記支持部に連結され、猫砂を混ぜるときには前記作用位置に保持され、猫砂にまぶされた排泄物を除去するときには前記後退位置に保持されることを特徴とする。 【0017】 また、本発明の請求項13に記載の猫用トイレでは、前記羽根体は前記トイレ容器の底部に配設され、前記回動機構によって所定方向に回動されるように構成されており、また前記捕捉部材は前記羽根体の上側に配設され、前記羽根体の作用により前記トイレ容器の外周側に移動された猫砂は、その自重によって前記捕捉部材に向けて流下することを特徴とする。 【0018】 更に、本発明の請求項14に記載の猫用トイレでは、前記回動機構は、猫の動きを利用して前記トイレ容器と前記羽根体とを相対的に回転駆動することを特徴とする。 更にまた、本発明の請求項15に記載の猫用トイレでは、前記回動機構は、猫からの負荷が加わると下方に移動するシーソー機構と、前記シーソー機構の上下移動を前記羽根体の回転移動に変換する動き変換機構とを備え、猫により前記シーソー機構が下方に移動すると、前記動き変換機構を介して前記羽根体が所定方向に回動されることを特徴とする。 【発明の効果】 【0019】 本発明の請求項1に記載の猫用トイレによれば、トイレ容器に収容される猫砂にエンペドバクター属細菌を混ぜているので、このエンペドバクター属細菌は猫の糞などの排泄物を強力に分解処理するとともに、この分解処理によって排泄物から生じる臭いを強力に消臭し、周囲への臭いの発散をも抑えることができる。 【0020】 また、本発明の請求項2に記載の猫用トイレによれば、エンペドバクター属細菌がSIID2926−1b株(FERM AP−20108)であるので、猫の排泄物をより強力に分解処理するとともに、その消臭能力によって排泄物から生じる臭いをより強力に消臭することができる。 【0021】 また、本発明の請求項3に記載の猫用トイレによれば、トイレ容器に猫砂を収容し、回動機構によって、トイレ容器と羽根体とを相対的に回転駆動するので、羽根体の作用によって猫の排泄物(糞尿)が猫砂と混ぜられながらまぶされ、これによって、排泄物からの臭いの発生を抑えることができる。尚、回動機構によるトイレ容器と羽根体との相対的回動は、手動で行うようにしてもよく、或いは電動モータなどの駆動源を用いて行うようにしてもよい。 【0022】 また、本発明の請求項4に記載の猫用トイレによれば、羽根体が所定方向に回動され、この羽根体の回動によって、猫砂が混ぜられながらトイレ容器の外周側に移動され、外周側に移動された猫砂は自重によってトイレ容器の中央部に流下するようになる。従って、羽根体によって上述したように猫の排泄物が猫砂とまぶされ、これによって、排泄物の臭いの発生を効果的に抑えることができる。また、このように猫砂を流動させることによって、猫砂に混ぜられてまぶされた排泄物は、トイレ容器内の猫砂の上面部に集められ、このように集めることによって、スコップなど用いて猫砂にまぶされた排泄物を容易に取り除くことができる。 【0023】 また、本発明の請求項5に記載の猫用トイレによれば、羽根体の少なくとも一部に捕捉部が設けられているので、トイレ容器と羽根体との相対的回転の際に、猫砂を混ぜてまぶしながら排泄物を捕捉部に集めることができ、臭いの発生を抑えながら排泄物を集めて取り除くことができる。尚、この捕捉部は、例えば、複数の棒状部材を並行状に又は格子状に配設することによって構成することができる。 【0024】 また、本発明の請求項6に記載の猫用トイレによれば、トイレ容器に関連して捕捉部材が設けられているので、この捕捉部材を利用して猫砂にまぶされた排泄物を取り除くことができる。尚、この捕捉部材は、例えば、トイレ容器内に取り外し自在に取り付けるように構成することができる。 【0025】 また、本発明の請求項7に記載の猫用トイレによれば、トイレ容器に便座が着脱自在に取り付けられ、この便座に回転機構の駆動源が取り付けられ、この駆動源からの駆動力で伝達する駆動軸の先端部に羽根体が取り付けられているので、羽根体を駆動するための回動機構をコンパクトにすることができる。また、便座を取り外すことによって、猫砂を掻き混ぜる羽根体をトイレ容器から外すことができる。 【0026】 また、本発明の請求項8に記載の猫用トイレによれば、捕捉部材がトイレ容器の底部と羽根体との間に挿入される。そして、排泄物を取り除くときには、便座がトイレ容器から取り外され、便座を取り外した状態で排泄物を取り除くようになるので、トイレ容器の上方が開放され、猫砂にまぶされた排泄物を容易に取り除くことができる。 【0027】 また、本発明の請求項9に記載の猫用トイレによれば、トイレ容器に便座が開閉自在に取り付けられ、この便座に回転機構の駆動源が取り付けられ、この駆動源からの駆動力で伝達する駆動軸の先端部に羽根体が取り付けられているので、羽根体を駆動するための回動機構をコンパクトにすることができる。また、便座を閉状態にすると、羽根体がトイレ容器内の猫砂内に位置し、羽根体を回動することによって、猫砂を混ぜることができる。また、便座を開状態にすると、羽根体がトイレ容器内の猫砂の上方に位置し、トイレ容器内の猫の排泄物を容易に取り除くことができる。 【0028】 また、本発明の請求項10に記載の猫用トイレによれば、捕捉部材がトイレ容器の底部と羽根体との間に挿入される。そして、排泄物を取り除くときには、便座が開状態に保持されて羽根体が猫砂の上方に位置付けられるので、猫砂にまぶされた排泄物を容易に取り除くことができる。 【0029】 また、本発明の請求項11に記載の猫用トイレによれば、トイレ容器はトイレハウジング内に回転自在に支持され、羽根体は支持部及びこの支持部から延びる羽根部とを有し、支持部がトイレハウジング又は便座に取り付けられているので、トイレ容器を回動することによって、羽根体の羽根部がトイレ容器内の猫砂に作用して所要の通りに混ぜ、このように猫砂をまぜながら猫の排泄部にまぶすことができる。 【0030】 また、本発明の請求項12に記載の猫用トイレによれば、羽根体の羽根部は作用位置と後退位置との間を移動自在に支持部に連結されているので、この作用位置に位置付けることによって、トイレ容器内の猫砂を混ぜることができ、また後退位置に位置付けることによって、羽根部が猫砂の上方に後退し、これによって、猫砂にまぶされた排泄物を容易に除去することができる。 【0031】 また、本発明の請求項13に記載の猫用トイレによれば、羽根体は前記トイレ容器の底部に配設され、捕捉部材は羽根体の上側に配設され、羽根体の作用によりトイレ容器の外周側に移動された猫砂は、その自重によって捕捉部材に向けて流動するので、猫の排泄物は猫砂の流動によってまぶされながら捕捉部材内に集められ、従って、排泄物を捕捉部材内に容易に集めて取り除くことができる。 【0032】 更に、本発明の請求項14に記載の猫用トイレによれば、猫の動きを利用してトイレ容器と羽根体とを相対的回転駆動するので、専用の駆動源を必要とせずにこれらを相対回転させることができる。 【0033】 更にまた、回動機構はシーソー機構及び動き変換機構を備えているので、比較的簡単な構成でもって、猫からの負荷、例えば猫の体重、猫の力などを利用してトイレ容器及び羽根体を相対的に回動させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0034】 以下、添付図面を参照として、本発明に従う猫用トイレの実施形態について説明する。 第1の実施形態 図1〜図4を参照して、猫用トイレの第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態の猫用トイレを示す斜視図であり、図2は、図1の猫用トイレを示す断面図であり、図3は、図1の猫用トイレの羽根体を示す平面図であり、図4は、図1の猫用トイレの捕捉部材を示す斜視図である。 【0035】 図1及び図2において、図示の猫用トイレ2は、猫砂4が収容されるトイレ容器6と、このトイレ容器6に着脱自在に装着される便座8とから構成される。図示のトイレ容器6は外形が円形状であり、円形状の底部10と、この底部10の外周部から上方に延びる筒状の側壁部12とを有し、上面が開放されている。側壁部12の上端部には径方向外方に突出する環状フランジ14が設けられている。このトイレ容器6内には猫砂4が収容され、猫砂4は、後述するように、猫の排泄物(糞尿)をまぶしてその臭いの発生を抑えるのに用いられる。このようなトイレ容器6は上述した形状に限定されず、外形が矩形状などの適宜の形状でよく、例えば合成樹脂などから形成することができる。 【0036】 図示の便座8は、トイレ容器6の上面開口を覆う便座本体16を備え、この便座本体16の中央からずれた所定部位に排泄開口18が設けられている。排泄開口18は円形乃至楕円形に形成されている。便座本体16の外周部に環状の垂下部20が設けられ、垂下部20の下端部には径方向内方に突出する環状係合部22が設けられている。このような便座8は、例えば合成樹脂などから形成することができる。 【0037】 このように構成されているので、トイレ容器6の環状フランジ14に便座本体16の外周部を載置し、便座8の係合部22をトイレ容器6の環状フランジ14に係合することによって、便座8がトイレ容器6に着脱自在に装着される。このように装着した状態では、図2に示すように、便座8がトイレ容器6の上面開口を覆い、猫は便座8に乗った状態で、或いは猫砂4の上に立った状態でその排泄開口18から排泄物(糞、尿)をトイレ容器6内の猫砂4に排泄する。尚、便座8の係合部22とトイレ容器6の環状フランジ14との係合状態を解除することによって、便座8をトイレ容器6から取り外すことができる。 【0038】 この実施形態では、猫砂4を掻き混ぜるための羽根体26が設けられ、この羽根体26を回動させための回動機構28が便座8に取り付けられている。回動機構28は、駆動源を構成する電動モータ30と、この電動モータ30からの駆動力を伝達する駆動軸32とを備えている。電動モータ30は便座8の内面に装着され、この電動モータ30の出力部が減速手段34を介して駆動軸32の基部が駆動連結されている。駆動軸32はトイレ容器6の中央部に配置され、その先端部はトイレ容器6の底部10に向けて直線状に延び、その先端部に羽根体26が取り付けられている。 【0039】 羽根体26は一対の羽根部36から構成され、各羽根部36の基部が駆動軸32の先端部に固定されている。各羽根部36は、図3に示すように、駆動軸32から径方向外方に向けて、矢印38で示す回動方向に見て後方に凸状に湾曲するように延びており、このように構成することによって、羽根部36が矢印38で示す方向に回動することによって、トイレ容器6内の猫砂4は、矢印38で示す方向に移動しながら径方向外方に移動され、これによって、猫砂4はトイレ容器6内を後述する如く循環するように流動される。尚、この実施形態では、羽根部36を2つ設けているが、1つ又は三つ以上設けるようにしてもよい。 【0040】 羽根体26の各羽根部36は、その上縁部が矢印38で示す回動方向後方に向けて上方に傾斜するように構成するのが好ましく、このように構成することによって、羽根体6が矢印38で示す方向に回動されると、各羽根部36の上縁部が猫砂4を上方に持ち上げるように移動させ、これによって、猫砂4内に周囲の空気が流入し易くなり、尿で固まった猫砂4がトイレ容器6の内面に固着することもなく、猫砂4を流動し易いきれいな状態に保つことができる。 【0041】 この実施形態では、猫の排泄物(糞尿)を容易に取り除くことができるように、トイレ容器6に関連して、捕捉部材40が設けられている。図4をも参照して、図示の捕捉部材40は、猫の排泄物42(図1、図3参照)を捕捉するための捕捉部44と、この捕捉部44から延びる取っ手部46とを有し、取っ手部46の先端部に把持部48が設けられている。捕捉部44は、トイレ容器6の底部10の大きさよりも幾分小さい円形状であり、円形状の支持リング50と、この支持リング50間に間隔をおいて設けられた複数の棒状部材52とから構成され、これら棒状部材52間の間隔は、猫砂4は通過して流動するが、ある程度の大きさの排泄物は通過しないような大きなに形成される。また、取っ手部46は捕捉部44から上方に延びて設けられ、この取っ手部46の把持部48を把持することによって、捕捉部材40を容易に持ち上げることができる。 【0042】 この捕捉部材40は、図1に示すように、トイレ容器6の底部10と羽根体6との間に配設され、把持部48を把持して捕捉部44の先端側からトイレ容器6の内面に沿って挿入することによって、図1に示す状態に装着することができ、このような装着状態では、取っ手部46はトイレ容器6の側壁部12の内側に沿って上方に延び、把持部48は、トイレ容器6内に収容された猫砂4の上方に位置し、このように把持部48を猫砂4から突出させることによって、捕捉部材40の後述する取り出しが容易となる。 【0043】 上述した構成の猫用トイレ2は、次のようにして用いられる。猫用トイレ2として用いるときには、便座8を取り外した状態にて、トイレ容器6内に所定量の猫砂4を収容し、捕捉部材40をトイレ容器6の内面に沿って挿入し、その捕捉部44をトイレ容器6の底部10の内側に位置付ける。その後、羽根体26を猫砂4内に押し込むようにして、トイレ容器6の上面開口に便座8を着脱自在に取り付ける。このように便座を取り付けると、羽根体26はトイレ容器6内の猫砂4内に埋設した状態となり、捕捉部材40の捕捉部44は、この羽根体26の下側に位置するようになる。 【0044】 猫は、このような状態の猫用トイレ2の便座8の排泄開口18から猫砂4上に排泄する。猫は排泄前後に猫砂4を前足で掻く習性があるが、排泄開口18から前足を入れてトイレ容器内の猫砂4を掻いても、掻いた猫砂4がトイレ容器6及び便座8の内面に当たって跳ね返り、便座8の排泄開口18から外に出ることがほとんどなく、周囲をきれいな状態に保つことができる。 【0045】 猫の排泄物を処理するときには、回動機構28の電動モータ30を作動させて羽根体26を矢印38で示す方向に回転させる。かくすると、この羽根体26の回動によって、トイレ容器6内の猫砂4が径方向外方に移動され、このように外方に移動されることによって、トイレ容器6の猫砂4は外周側が高く山状となり、そして、このように外方に移動された猫砂4は、自重によってトイレ容器6の中央部に流下し、猫砂4はトイレ容器6内で上述したように循環流動されるようになる。 【0046】 この羽根体26の回転中においては、トイレ容器6内の猫砂4は、図1に一点鎖線で示すように、トイレ容器6の外周側が高く、その中央部が低くなり、外側に移動した猫砂4がトイレ容器6の中央部に流動する際に、比較的大きな固形物(排泄物42の固まったもの)は、転がるように流下するために、図1及び図3に一点鎖線で示すように猫砂4の上側に集まり、上述した猫砂4の流動を利用して排泄物42をトイレ容器6の中央部に集めることができる。このとき、猫の排泄物42は、上述した如く流動する猫砂4に混ぜられてその全体が猫砂4でまぶざされ、このようにまぶすことによって、排泄物42から発生する臭いを抑えることができる。上述したように猫砂4をまぶした後は、電動モータ30の作動が停止され、例えば猫が排泄した毎に電動モータ30を作動させて猫砂4でまぶすようになる。 【0047】 猫砂4でまぶした排泄物42を取り除くときには、便座8をトイレ容器6から取り外した後に、捕捉部材40を持ち上げればよい。便座8を取り外すと、羽根体26も猫砂4内から取り出され、捕捉部材40の上方が開放される。かかる状態にて捕捉部材40を持ち上げてトイレ容器6内から取り出すと、トイレ容器4内の猫砂4は捕捉部材40の棒状部材52間を通して下方に流下し、猫砂4にまぶされた排泄物42のみが捕捉部材40の捕捉部44に載った状態で取り出され、捕捉部材40を取り出すという簡単な動作でもってトイレ容器6の中央部に集められた排泄物42を容易に除くことができる。 【0048】 上述した実施形態では、羽根体26を電動モータ30の駆動力を利用して矢印38で示す方向に回動させているが、このような電動モータ30を用いることなく、手動でもって羽根体を所定方向に回動させるようにしてもよく、この場合、駆動軸に連結された手動操作部を設けることができる。 【0049】 また、上述した実施形態では、トイレ容器6の底部10と羽根体26との間に配設される捕捉部材40によって猫の排泄物42を取り除くように構成しているが、このような捕捉部材40を設けることなく、従来のスコップなどを用いて排泄物42を取り除くようにしてもよい。 【0050】 また、上述した実施形態では、便座8をトイレ容器6に着脱自在に装着しているが、このような構成に限定されず、便座8をトイレ容器6に開閉自在に装着するようにしてもよい。この場合、閉状態に保持すると、便座8はトイレ容器6の上面開口を覆い、羽根体26はトイレ容器6内の猫砂4内に埋設された状態となり、かかる状態において電動モータ30を回動すると、羽根体26はトイレ容器6内の猫砂4を所要の通りに流動し、また開状態に保持すると、便座8はトイレ容器6の上面開口を開放し、羽根体26はトイレ容器6内の猫砂4から出されてその上方に位置し、かかる状態に保持することによって、トイレ容器6の猫砂4上に集められた排泄物42を容易に取り除くことができる。 【0051】 上述した猫用トイレ2の猫砂4としては、従来から使用されているゼオライト系の猫砂などを用いることができるが、エンペドバクター属細菌を混ぜたものを好都合に用いることができ、エンペドバクター属細菌としては、特に、SIID2926−1b株(FRRM AP−20108)を用いるのが望ましい。エンペドバクター属細菌、特にSDDI2926−1b株の細菌は、10〜60℃程度の温度範囲で活動し、菌自体に全く毒性がなく、また猫の排泄物などの糞尿に対して強力な消臭力を持ち、糞尿に対する分解力も有し、更に雑菌、例えばレジオネラ菌などの繁殖を抑える力も有しており、家庭の猫用トイレ2の猫砂4に添加して使用するのに非常に好都合な細菌である。このような細菌を添加することによって、排泄物からの臭いの発生をより抑え、猫の生活空間をより快適な環境とすることができる。 【0052】 第2の実施形態 次に、図5を参照して、本発明に従う猫用トイレの第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態の猫用トイレを示す断面図である。尚、以下の実施形態において、第1の実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。 【0053】 図5において、この猫用トイレ2Aにおいては、猫砂4を収容するトイレ容器6Aはトイレハウジング52に収容され、このトイレ容器6Aが回動されるように構成されているとともに、このトイレハウジング52の上面開口に便座8Aが開閉自在に装着されている。更に説明すると、トイレハウジング52の底部の内面には回転支持機構54が取り付けられ、この回転支持機構54を介してトイレ容器6Aが取り付けられている。回転支持機構54は、トイレハウジング52の底部に固定された固定部材56と、この固定部材56に複数の球状部材58を介して回転自在に支持された回転部材60とを備え、回転部材60にトイレ容器6Aが取り付けられている。 【0054】 また、トイレ容器6Aを回転駆動するための回動機構28Aは、電動モータ30Aと、この電動モータ30Aからの回動力をトイレ容器6Aに駆動伝達するための駆動伝達手段62とを備えている。電動モータ30Aはトイレハウジング52の底部内面に取り付けられ、その出力軸にはプーリ64が取り付けられている。この実施形態では、駆動伝達手段62は伝動ワイヤ66から構成され、プーリ64とトイレ容器6Aの外周面との間にこの伝動ワイヤ66が巻き掛けられている。このように構成されているので、電動モータ30Aが作動すると、プーリ64及び伝動ワイヤ66を介して入れ容器6Aが所定方向に回動される。尚、駆動伝達手段62として、各種歯車、摩擦プーリなどを組み合わせて用いるようにしてもよい。 【0055】 この実施形態では、羽根体26Aは便座8Aに固定的に設けられている。この羽根体26Aは、棒状の支持部68と、この支持部68に先端部に取り付けられた羽根部70とを有し、支持部68が便座8Aの内面に固定された取付ブラケット72に取り付けられている。また、羽根部70は支持部68に、図5に実線で示す作用位置と、図5に一点鎖線で示す後退位置との間を移動自在に装着されている。作用位置に位置するときには、羽根部70はトイレ容器6A内の猫砂4に埋設された状態となり、トイレ容器6Aが所定方向に移動されることによって、この猫砂4を上述したようにかき混ぜ、また後退位置に位置するときには、羽根部70は猫砂4から取り出せてその上方に位置し、猫砂4に作用することはなく、このように後退位置に位置付けることによって、後述する便座8Aの開閉動が容易となるとともに、猫の排泄物42を取り除くのが容易となる。 【0056】 この実施形態では、排泄開口18Aを有する便座8Aが、トイレ容器6Aに開閉自在に装着されている。即ち、便座8Aとトイレ容器6Aとが蝶番74を介して装着され、図5に実線で示す閉位置と、図5に一点鎖線で示す開位置との間を移動自在に装着されている。閉位置に位置するときには、便座8Aの外周部はトイレハウジング52の上端部に当接支持され、トイレハウジング52の上面開口を覆い、猫からの排泄物は便座8Aの排泄開口18Aからトイレ容器6A内の猫砂4上に排泄される。また、開位置に位置するときには、便座8Aはトイレハウジング52の外側に位置してその上方(換言すると、トイレ容器6Aの上方空間)が開放され、従って、この開位置に位置付けることによって、猫の排泄物42をトイレ容器6Aから容易に取り除くことができる。このとき、羽根体26Aの羽根部70を後退位置に位置付けることによって、便座8Aの開位置への位置付けが容易となる。 【0057】 この猫用トイレ2Aにおいても、電動モータ30Aによってトイレ容器6Aが所定方向に回動されると、トイレ容器6Aと羽根体26Aとの相対的回動によって、トイレ容器6A内の猫砂4が径方向外方に移動され、外方に移動された猫砂4は、自重によってトイレ容器6Aの中央部に流下し、第1の実施形態と同様に、猫砂4はトイレ容器6A内で上述したように循環流動されるようになる。そして、トイレ容器6Aの回転中においては、トイレ容器6A内の猫砂4は、第1の実施形態と同様に、図5に一点鎖線で示すように、トイレ容器6Aの外周側が高く、その中央部が低くなり、外側に移動した猫砂4がトイレ容器6Aの中央部に流動する際に、比較的大きな固形物(排泄物42の固まったもの)は、転がるように流下するために、図5に一点鎖線で示すように猫砂4の上側に集まり、猫砂4の流動を利用して排泄物42をトイレ容器6Aの中央部に集めることができる。このとき、猫の排泄物42は、上述したと同様に、流動する猫砂4に混ぜられてその全体が猫砂4でまぶざされ、このようにまぶすことによって、排泄物42から発生する臭いを抑えることができる。尚、この実施形態では、猫砂4にまぶされた排泄物42を取り除くには、従来のコップなどを用い取り除くようになる。 【0058】 上述した実施形態では、羽根体26Aの羽根部70を作用位置と後退位置との間を移動自在に支持部68に装着しているが、このように構成することなく、この羽根部70を支持部68に固定的に取り付けるようにしてもよい。 【0059】 また、上述した実施形態では、羽根体26Aを便座8Aに取り付けているが、この羽根体26Aをトイレハウジング52に取り付けるようにしてもよい。 また、この実施形態においては、トイレ容器6Aを電動モータ30Aの駆動力を利用して回動させているが、この実施形態においても、手動でもってトイレ容器6Aを書例方向に回動させるようにしてもよい。 【0060】 第3の実施形態 次いで、図6及び図7を参照して、本発明に従う猫用トイレの第3の実施形態について説明する。図6は、第3の実施形態の猫用トイレを示す断面図であり、図7は、図6の猫用トイレの捕捉部材を示す斜視図である。 【0061】 図6及び図7において、この実施形態の猫用トイレ2Bでは、トイレ容器6Bはトイレハウジング52Bに収容され、回動機構28Bの電動モータ30Bがトイレハウジング52B側に取り付けられている。更に説明すると、トイレハウジング52Bの底部には、周方向に間隔をおいて複数の支持突部82が設けられ、かかる支持突部82にトイレ容器6Bが固定支持されている。トイレハウジング52Bの底部中央部には収容空間84が規定され、この収容空間84に回動機構28Bの電動モータ30Bが収容され、電動モータ30Bはトイレハウジング52Bの底壁内面に取り付けられている。電動モータ30Bの出力部には減速機構86が駆動連結され、この減速機構86を介して駆動軸88が駆動連結されている。駆動軸88は、トイレ容器6Bの底部10を貫通して内方に突出し、このトイレ容器6B内を上方に延びている。 【0062】 羽根体26Bは一対の羽根部36Bを有し、この羽根部36Bの基部が駆動軸88の所定部位(具体的には、トイレ容器6B内に突出する部位)に取り付けられている。羽根体26Bの各羽根部36Bは第1の実施形態における羽根部36と実質上同一の形状でよく、このような形状の羽根部36Bを用いることによって、トイレ容器6B内の猫砂4を第1の実施形態と同様に循環流動させることができる。 【0063】 この実施形態では、捕捉部材40Bは、羽根体26Bの上側に配設される。捕捉部材40Bは、図7に示すように、筒状部90と、この筒状部90に接続された内環状部92と、内環状部92から放射状に延びる接続部94と、これら接続部94の先端部を接続する外環状部96とを有し、内環状部92、隣接する一対の接続部94及び外環状部96によって規定される開口に網部材100が取り付けられている。この網部材100は、猫砂4は通過して流動するが、ある程度の大きさの固形物(排泄物)は通過しないものが選定される。この捕捉部材40Bは、図7に示すようにその一部が切欠かれているのが望ましく、このように切欠くことによって、切欠き部101を通して排泄物42が捕捉部材40Bの上側に移動して捕捉部材40Bの上側にて捕捉されるようになる。この捕捉部材40Bは、筒状部90内に駆動軸88を挿入するようにして駆動軸88に相対回動自在に且つ上下移動可能に装着され、筒状部90の下端部が羽根体26Bに当接支持され、このように当接支持された状態では、筒状部90の上端部はトイレ容器6Bに収容された猫砂4から上方に突出する(図6参照)。 【0064】 このように構成されるので、電動モータ30Bが作動されると、減速機構86及び駆動軸88を介して羽根体26Bが所定方向に回動されるが、捕捉部材40Bは、トイレ容器6B内の猫砂4が抵抗となって回動することなく停止状態に保持される。また、捕捉部材40Bの筒状部90の上端部(猫砂4から突出する端部)を摘んで上方に持ち上げることによって、この捕捉部材40Bを駆動軸88から容易に取り外すことができる。尚、この第3の実施形態のその他の構成は、上述した第2の実施形態と実質上同一である。 【0065】 この猫用トイレ2Bにおいては、電動モータ30Bによって羽根体26Bが所定方向に回動されると、トイレ容器6Bに対する羽根体26Bの回動によって、トイレ容器6B内の猫砂4が径方向外方に移動され、外方に移動された猫砂4は、自重によってトイレ容器6Bの中央部に、即ち捕捉部材40Bに流れ込むように流下し、第1の実施形態と同様に、猫砂4はトイレ容器6B内で上述したように循環流動されるようになる。そして、トイレ容器6Bの回転中においては、トイレ容器6B内の猫砂4は、第1の実施形態と同様に、図6に一点鎖線で示すように、トイレ容器6Bの外周側が高く、その中央部が低くなり、外側に移動した猫砂4がトイレ容器6Bの中央部に流動する(即ち、捕捉部材40Bに流れ込む)際に、比較的大きな固形物(排泄物42の固まったもの)は、転がるように流下するために、図7に一点鎖線で示すように捕捉部材40Bの上側に集まり、猫砂4の流動を利用して排泄物42をトイレ容器6Bの中央部、即ち捕捉部材40Bの中央部に集めることができる。このとき、猫の排泄物42は、上述したと同様に、流動する猫砂4に混ぜられてその全体が猫砂4でまぶざされ、このようにまぶすことによって、排泄物42から発生する臭いを抑えることができる。 【0066】 猫砂4でまぶした排泄物42を取り除くときには、便座8Aを蝶番74を中心として上方に持ち上げて図6に一点鎖線で示す開状態にした後に、捕捉部材26Bの筒状部90の摘んで持ち上げればよい。便座8Aを開状態にすると、トイレハウジング52Bの上面開口が開放され、かかる状態にて捕捉部材40Bを持ち上げてトイレ容器6B内から取り出すと、トイレ容器4内の猫砂4は捕捉部材40Bの網部材100間を通して下方に流下し、猫砂4にまぶされた排泄物42のみが捕捉部材40Bの網部材100に載った状態で取り出され、捕捉部材40Bを取り出すという簡単な動作でもってトイレ容器6Bに集められた排泄物42を容易に除くことができる。 【0067】 この実施形態においても羽根体26Bを電動モータ30Bの駆動力を利用して回動させているが、電動モータを用いることなく、手動でもって羽根体を回動させるようにすることもできる。 【0068】 また、この実施形態では、駆動軸88に羽根体26Bを固定し、この羽根体26Bの上側に捕捉部材40Bを配設しているが、このような構成に代えて、羽根体26B及び捕捉部材40Bの双方を駆動軸88に取り外し可能に構成し、上述した第1の実施形態における配置と同様に、この駆動軸88に捕捉部材40Bを装着し、その後羽根体26Bを装着し、羽根体26Bについては駆動軸88と一体的に回動するようにすることもでき、この場合、排泄物42を取り除くには、駆動軸88から羽根体26Bを取り外した後に捕捉部材40Bを取り外すようになる。 【0069】 また、第1及び第3の実施形態では、羽根体26,26Bとは別個に捕捉部材40,40Bを設けているが、このような専用の捕捉部材40,40Bを省略し、羽根体26,26Bに捕捉部を設けるようにしてもよい。この場合、捕捉部は羽根体26,26Bの羽根部36,36Bの上部に設けることができ、排泄物の取り出しを容易にするために、羽根体26,26Bを取外し可能に構成するのが望ましい。 【0070】 第4の実施形態 次に、図8を参照して、本発明に従う猫用トイレの第4の実施形態について説明する。図8は、第4の実施形態の猫用トイレを備えた猫用ボックスを簡略的に示す断面図である。 【0071】 図8において、図示の猫用ボックス102は、例えば周側面及び上面が例えば棒状の格子部材から形成されたボックス本体104を備え、このボックス本体104内に猫用トイレ106が装備されている。この猫用トイレ106は、猫砂108が収容されたトイレ容器110を備え、このトイレ容器110内に猫砂108を混ぜるための羽根体112が設けられ、この羽根体112が猫114の動きを利用して回動されるように構成されている。羽根体112は、回転自在に支持された円筒回転部材116と、円筒回転部材116の周面に間隔をおいて配設された羽根部118とを備え、羽根体112が所定方向に回動されることによって、トイレ容器110内の猫砂108が混ぜられる。 【0072】 羽根体112を回動させるための回動機構120は、シーソー機構122及び動き変換機構124を含んでいる。シーソー機構122は第1支点部材126を中心として上下方向に揺動する第1シーソー板128を備え、この第1シーソー板128の両端部に、元の状態に復帰させるための復帰手段としてのばね部材129が配設され、かかるばね部材129は第1シーソー板128とボックス本体104の底壁との間に介在される。また、動き変換機構124は第2支点部材130を中心として上下方向に揺動する第2シーソー板132と、この第2シーソー板132の一端部に連結されたリンク部材134とを備え、リンク部材134の端部が例えば一方向クラッチ手段(図示せず)を介して羽根体112に駆動連結される。更に、第2シーソー板132の他端部にはシーソー機構122の第1支持部材126が取り付けられ、動き変換機構124の第2シーソー板132の上側にシーソー機構122が配設される。 【0073】 このように構成されるので、例えば猫114が図8に示すようにシーソー機構122の第1シーソー板128の一端部に乗る(或いは、この一端部を前足などで押す)と、猫114からの負荷が第1シーソー板128の一端部に作用し、この第1シーソー板128が第1支点部材126を中心として図8において反時計方向に揺動するとともに、この第1シーソー板128を介して動き変換機構124の第2シーソー板132の他端部に猫114からの負荷が作用し、この第2シーソー板132が第2支点部材130を中心として時計方向に揺動する。かくすると、第2シーソー板132の時計方向の揺動がリンク部材134及び一方向クラッチ手段(図示せず)を介して羽根体112に伝達され、この羽根体112が所定方向に回動され、かくして、羽根体112の回動によってトイレ容器108内の猫砂108が混ぜられ、トイレ容器108内に排泄された排泄物は猫砂108にまぶされ、排泄物からの臭いの発生が抑えられる。 【0074】 また、猫114が第1シーソー板128の一端部から下りる(或いは、この一端部の押圧を解除する)と、猫114から第1シーソー板128の一端部への作用が解除され、この第1シーソー板128が第1支点部材126を中心として図8において時計方向に揺動するとともに、動き変換機構124の第2シーソー板132の他端部へ作用も解除され、この第2シーソー板132が第2支点部材130を中心として反時計方向に揺動する。かくすると、第2シーソー板132の反時計方向の揺動がリンク部材134を介して一方向クラッチ手段(図示せず)に伝達されるが、かかる駆動力は一方向クラッチ手段から羽根体112に伝達されず、羽根体112が所定方向と反対方向に回動されることはない。 【0075】 上述した猫用トイレ106では、シーソー機構122の第1シーソー板128の上述した揺動に応じて動き変換機構120及び一方向クラッチ手段(図示せず)を介して羽根体112が回動されるので、猫114の動きを利用して羽根体112を所定方向に回動させることができ、電動モータの如き特別な駆動源を必要とすることなく羽根体112を移動させることができる。 【0076】 この実施形態では、猫114が上述したように動くように、更に、次の通りに構成されている。即ち、シーソー機構122の上方に餌入れ142が設けられ、この餌入れ142の排出部にセンサスイッチ144が設けられ、またシーソー機構122の第1シーソー板128の他端部上方に餌受け146が設けられている。餌入れ142に餌148を入れると、猫114はこの餌148を食べようとして飛び上がり、このように飛び上がりを繰り返すと、飛び上がり毎にシーソー機構122の第1シーソー板128の他端部に乗るようになり、猫114の飛び上がり動作を利用して上述した如く羽根体112が所定方向に回動される。 【0077】 また、このように飛び上がってセンサスイッチ144のセンサ部150を押圧すると、餌入れ142の排出部が開放されて餌入れ142内の餌148が所定量、例えば一つ排出され、かく排出された餌148が餌受け146に受け入れられる。このように餌148が排出されると、猫114は、排出された餌146を食べようと第1シーソー板128の一端側から他端側に移動し、このような猫114の移動によっても動き変換機構120及び一方向クラッチ手段(図示せず)を介して羽根体112が所定方向に回動される。 【0078】 以上、本発明に従う猫用トイレの各種実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0079】 【図1】第1の実施形態の猫用トイレを示す斜視図。 【図2】図1の猫用トイレを示す断面図。 【図3】図1の猫用トイレの羽根体を示す平面図。 【図4】図1の猫用トイレの捕捉部材を示す斜視図。 【図5】第2の実施形態の猫用トイレを示す断面図。 【図6】第3の実施形態の猫用トイレを示す断面図。 【図7】図6の猫用トイレの捕捉部材を示す斜視図。 【図8】第4の実施形態の猫用トイレを備えた猫用ボックスを簡略的に示す断面図。 【符号の説明】 【0080】 2,2A,2B,102 猫用トイレ 4,108 猫砂 6,6A,6B,110 トイレ容器 8,8A 便座 26,26A,26B,112 羽根体 28,28A,28B、120 回動機構 40,40B 捕捉部材 42 排泄物
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| 【出願人】 |
【識別番号】595024582 【氏名又は名称】刀祢明 保信
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| 【出願日】 |
平成18年5月9日(2006.5.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092727 【弁理士】 【氏名又は名称】岸本 忠昭
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| 【公開番号】 |
特開2006−340716(P2006−340716A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月21日(2006.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−129911(P2006−129911) |
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