| 【発明の名称】 |
ポスト投函サイズによる昆虫の輸送箱及び昆虫の輸送方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】木村 敏和
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| 【要約】 |
【課題】従来昆虫の輸送は、昆虫の移動空間を確保する為、大きめの箱で小包として手渡しで輸送されてきたが、本発明の形態では特殊な形状の筒状体を入れる事で、紙袋の中を行き来でき狭い空間内での移動空間が確保できるようになった。また、ポスト投函という事で荷物の到着後、ポスト内に放置される可能性があり、暑さ寒さも考慮し、温度環境に対応できる形態にした。以上のような条件でポスト投函サイズの箱での昆虫の輸送が可能になる。
【解決手段】本発明は1に箱内部における蒸れ防止の空気穴、寒い時期には3に箱内の温度を下げない為のカイロを貼り付ける。6の特殊な切り方の紙で昆虫が重なる事なく箱の中を行き来でき、9を入れる事で輸送中の上からの衝撃にも耐えるように箱内を補強し、寒い時期には4及び10で温度変化をなくした。この形態でポスト投函サイズの昆虫の輸送が可能になり、大きなコストダウンにつながる事になる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 昆虫を入れる箱の大きさは宅配便小包サイズの箱ではなく、ポスト投函型配送物のサイズ全般を占め、箱の素材はダンボール及び厚紙素材で通気性を有するものまたはプラスチック素材等通気性のないものであっても空気穴をあける事により通気性を確保することができる箱を使用し、箱内には昆虫が輸送に耐えられるように潜り込む事が出来、かくれ家の役割を果たす立体的な足場を内設し、狭い箱内で昆虫を生きたまま輸送できる箱。 【請求項2】 前記箱の素材の厚みを季節により変化させ、通気性をコントロールする事を特徴とする請求項1に記載の箱。 【請求項3】 前記箱を保温材または断熱材でおおう事を特徴とする請求項1又は2に記載の箱。 【請求項4】 前記箱の中に発熱体を入れる事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の箱。 【請求項5】 前記箱の通気性の確保の為、空気穴を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の箱。 【請求項6】 前記箱内部には、輸送中に昆虫がもぐり込むことが出来、箱内を自由に行き来でき、移動できるように通り道を確保した昆虫の足場となる筒状体のかくれ家を内設していることを特徴とする1〜5のいずれかに記載の箱。 【請求項7】 前記箱内部には通気性を有する紙袋の中に昆虫の足場となる、通り道を確保した立体的なかくれ家を内設していることを特徴とする1〜6のいずれかに記載の箱。 【請求項8】 前記箱内部には、輸送中の上部からの圧迫防止の為の芯を入れることを特徴とする1〜7のいずれかに記載の箱。 【請求項9】 前記箱1〜8のいずれかを用い、ポスト投函型配送物又は定形外郵便物としての輸送方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、狭い箱の中で生きたまま昆虫を送る事に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来生き物の輸送は大きめの箱に小包として輸送される為に、輸送コストがかかり、宅配便の為受領印を必要とし、その為手渡しで受け取られている。また不在時は荷物を持ち帰られてしまう。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上述した輸送方法では、小包として送るためコスト的にかかり、手渡しで受け取らないといけない欠点があった。 【課題を解決するための手段】 【0004】 ポスト投函型配送物とは、定形外郵便物としての意味合いを持つ輸送方法全般をさす。自宅の郵便ポストへの投函完了をもって配送完了とし、受領印を必要とせず、定形外郵便物としての意味合いを持つ荷物をいう。その為ポスト投函型配送物とされる箱の大きさはA4サイズ前後のものが一般的で、箱の高さも1cm〜3cm程度と極めて高さの低い箱であり、最も好ましいサイズである。宅配便小包の場合は基本的に手渡しによって配送完了とし、その際に受領印を必要とする。料金体系もポスト投函型配送物の場合、定形外郵便の範囲の為宅配便小包と比べ割安料金となるものをいう。 【0005】 ポスト投函型配送物の場合、自宅ポストに荷物を投函した時点で配送完了となる為到着時間の指定は出来ず、夏期、冬期など、昆虫にとって著しく生存をおびやかす外気温にも対応できるように、狭小スペースの中で以下のように工夫する。 【0006】 通気性を有するポスト投函型サイズの箱の中に昆虫が輸送中に潜り込むことが出来、箱内を自由に行き来できるよう通り道を確保した立体的足場となるかくれ家を内設している。 【0007】 輸送に使用する箱は通気性を有する箱で厚紙素材及びダンボール素材が好ましい。プラスチック素材の箱であっても空気穴を開け通気性を確保できるものであれば可とする。夏期は通気性を高める為薄手の素材の箱を用い、冬期は箱内気密性を高める為に厚手の素材を使用することがさらに好ましい。 【0008】 箱内の温度を調整する為、暑い時期には空気穴を箱本体とふたの両面に開け、箱内の空気がこもらないようにする。箱の素材も薄手の素材を使用することで通気性を向上させる。寒い時期には箱内に発熱体や保温材(断熱材)を入れる。保温材の材質は空気を通しにくくするものであり、新聞紙を重ねたもの、エアー入りクッション材、ビニール製シート、発泡性シートなどが利用可能であり時期により使い分ける。箱の素材も厚手の素材を使用し、気密性を高めることで安定した温度環境を確保しようとするものである 【0009】 輸送中の上部からの圧迫防止の為、箱中心付近に支えとなる芯を入れ、上からの圧力に耐えるようにし、狭小空間の中での昆虫の安定した移動空間を確保した。以上の点で宅配便小包を使用せず輸送できることにより、大幅なコストダウンにつながる。 【発明の効果】 【0010】 上述の様に、本発明のポスト投函サイズの箱による昆虫の輸送は、箱が小さくなったことで宅配便小包としての料金から、ポスト投函サイズ(定形外郵便物扱い)での料金となる為大幅なコストダウンにつながる。また小包による輸送の場合は不在時に荷物を受け取れず、荷物を持ち帰られてしまうが、ポスト投函サイズの配送物の場合、小包の配送とは異なり、受領印を不要とする為、自宅ポストに投函することをもって配送完了とするものである。よって留守中でも荷物を受け取る事ができ在宅していなくてもよくなる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 昆虫を輸送する際、暑い時期には箱のふた部分と底面に空気穴を多数開け、空気が箱内にこもらないようにする。箱の素材は通気性のある厚紙素材及びダンボール素材のもので、対向面に空気穴を開けることにより、空気の流動性が高まり通気性を確保する。箱の素材の厚みは冬期に比べ薄い素材を使用することで、さらに箱自体の通気性が上がる為好ましい。 【0012】 箱内紙袋に内設されたかくれ家は、輸送中に昆虫がもぐり込むことが出来、箱内を自由に行き来でき、移動できるように通り道を確保した昆虫の足場となる筒状体のものである。狭い紙袋内に並べ入れた時に、筒状体どうしが隣合わせになる為、重なり合い昆虫の通り道がふさがれてしまう欠点があったが、側面を空洞にすることにより筒状体が隣合わせになっても、通り道を確保できるようにした、かくれ家である。また側面を空洞にすることにより、空気の流動性を起こし通気性を向上させる。 【0013】 寒い時期には箱底面に保温の為の発熱体(カイロ)を貼りつけ、箱内部の昆虫の足場となるかくれ家を内設した紙袋を、保温材または断熱材で包み込み、箱の素材の厚みもより空気を通しにくくする厚手の素材を用いることにより気密性を高める。箱内紙袋に内設された昆虫の足場となるかくれ家の数を多く入れることで、やや狭めの移動空間をつくり、気密性をさらに向上させる。 【0014】 箱の開封時に取り扱いやすいように昆虫を紙袋に入れ、輸送中の上からの圧力で箱がつぶれないように紙袋中央付近に箱天上を支える堅い芯を入れる。また、紙袋に入れることで、昆虫の脱走を外側の箱と紙袋の2重で食い止める。 【0015】 以下、添付図面に従って一実施例を説明する。1.3は薄手のダンボール素材で形成され、2を1に開けた。2の数が季節により変わる1及び3、4は寒い時期に中央部分に貼る。6を6aのように立体的な形で半分に折り、筒状体を形成する。8の中に図5のように6aの折り方をした紙筒を横部分が空くように並べ中央に6aより少し高さのある堅い9を入れ、上からの圧力に耐え、箱がつぶれるのを防ぐ。 【0016】 図5の8の中に昆虫を入れ、8の口を11などでとめる。寒い時期には10で8を外から包み3の中に入れ1をかぶせる。 【0017】 箱の素材について以下に説明する。外気温の状態により、箱の外側の素材を変化させることで箱内部の温度環境の安定をはかる。ダンボールの厚さは通常の薄手のものに比べて、図8のような二重構造になっており、極寒時保温効果を高める為に有効。厚紙素材で表面をコーティングしたものも、通気性を下げ保温効果を高める為に有効。 【0018】 1及び3にあける2の数は時期により変化させる。夏期には、箱内の通気性確保の為、2の数は多くなり箱内にたまった空気がこもらない様にする。冬期には、箱内の温度環境維持の為、2の数は少なくなり厳寒期には2は不用となる。 【0019】 8に内設する昆虫の足場となる、かくれ家の形状について以下に説明する。狭小空間での昆虫の移動空間の確保の為、8内部に数個の空間が出来ることが望ましい。昆虫が、かくれ家の中にもぐり込めるような隙間をつくり、輸送中にその隙間がつぶれない様に立体的にする。ダンボール及び厚紙素材の凹凸のあるものや、じゃばら状のものを8の中に内設することも可とする。また8を使用せず3に直接かくれ家を内設することもできる。 【0020】 保温材(断熱材)について以下に説明する。昆虫の足場となる、かくれ家を内設した8をおおうもので、素材は外気を通しにくくするもの全般をさす。10としての役割を果たすものとしては紙類(新聞紙等)を複数枚重ねることでも、通気性を下げることができ、8内部の保温性を高められる。10はビニール・発泡素材等のような通気性のないものを利用することで、厳寒期に対応する。以上によりポスト投函型配送物による昆虫の輸送が可能になる。 【実施例1】 【0021】 実際に以下の要領にて実施してみた。 2月厳寒期に図8のような素材の厚さが二重構造の箱を用い3に4を貼り、8内部に6を6aの形状に折ったかくれ家を内設し、その中にエサ用昆虫(コオロギ)を80匹入れた。8をさらに発泡性の10でおおい1をかぶせる。厳寒期の為、保温性に重点をおき、箱内空気を逃げにくくする為、空気穴を開けずに対応。夜間の最低気温は−5℃まで冷え込んだが、外気温の影響を押さえることができ、80匹はすべて元気な状態であった。発送から24時間後の開封であったが、輸送中に昆虫がつぶされることもなく、何よりも生きたままの輸送が可能となった。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本発明のポスト投函サイズの上面図である。 【図2】箱の中の内部と一部切欠断面図である。 【図3】かくれ家の役割をもつ長方形の紙の上面図である。昆虫の通り道となる穴が開いている。 【図4】6を立体的に折った図である。斜線部分は空洞になっている。 【図5】紙袋内部のかくれ家及び芯の配置図 【図6】紙袋をシート状保温材で囲んだ図 【図7】輸送中の箱内部の図 【図8】二重構造の箱の厚みを示す断面図 【符号の説明】 【0023】 1 箱フタ 2 空気穴 3 箱本体 4 カイロ 5 ガムテープ 6 穴があいた長方形の紙 7 穴 8 紙袋 9 芯 10 シート状保温材 11 ホッチキス
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| 【出願人】 |
【識別番号】305013080 【氏名又は名称】木村 敏和
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| 【出願日】 |
平成17年6月10日(2005.6.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−340681(P2006−340681A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月21日(2006.12.21) |
| 【出願番号】 |
特願2005−170580(P2005−170580) |
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