| 【発明の名称】 |
動物用トイレ |
| 【発明者】 |
【氏名】阿部 弘二
|
| 【要約】 |
【課題】尿で固まったトイレ砂の塊や糞を容易かつ衛生的に選り分けて捨てることができるとともに、トイレ砂購入の費用を低減することができる動物用トイレを提供する。
【解決手段】支持部材11が、内部に収納室21を有し、収納室21が上部開口24および側部開口25を有している。引出板12が、収納室21の内部で引出板ガイド26により支持されて、上部開口24の下方に配置されている。引出篩13が、収納室21の内部で篩ガイド27により支持されて、引出板12の下方に配置されている。引出篩13は、ペット用トイレ砂1とペットの糞2とを篩分け可能である。引出トレイ14が、収納室21の内部でトレイガイド28により支持されて、引出篩13の下方に配置されている。ストッパー15が、収納室21の内部で側部開口25aの長さ全体に渡って設けられ、引出板12の上面に接している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持部材と引出板と引出篩と引出トレイとストッパーとを有し、 前記支持部材は内部に収納室を有し、前記収納室は上部開口および側部開口を有し、前記側部開口を挟む内部両側面の互いに対向する位置に、前記引出板を支持して前記側部開口から外へのスライドを案内する引出板ガイドと、前記引出板ガイドの下方で前記引出篩を支持して前記側部開口から外へのスライドを案内する篩ガイドと、前記篩ガイドの下方で前記引出トレイを支持して前記側部開口から外へのスライドを案内するトレイガイドとを有し、 前記引出板は前記収納室の内部で前記引出板ガイドにより支持されて前記上部開口の下方に配置され、 前記引出篩はペット用トイレ砂とペットの糞とを篩分け可能であって、前記収納室の内部で前記篩ガイドにより支持されて前記引出板の下方に配置され、 前記引出トレイは前記収納室の内部で前記トレイガイドにより支持されて前記引出篩の下方に配置され、 前記ストッパーは前記引出板を前記収納室から引き出すときその上のペット用トイレ砂およびペットの糞を前記収納室の内部に留めるよう前記収納室の内部で前記側部開口の長さ全体に渡って設けられて前記引出板の上面に接することを、 特徴とする動物用トイレ。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、動物用トイレに関する。 【背景技術】 【0002】 一般的に犬や猫などの動物用トイレとして、箱や受皿などの容器が使用されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、容器の内部にペット用トイレ砂を敷いておき、犬や猫が排泄した後、尿で固まったトイレ砂の塊や糞をスコップで選り分けて捨てたり、トイレ砂をすべて取り換えたりしている。 【0003】 【特許文献1】特開平8−37981号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、一般的な動物用トイレでは、尿で固まったトイレ砂の塊や糞をスコップで選り分けて捨てる場合、手間がかかるうえ、手が触れることがあり、不衛生であるという課題があった。また、排泄のたびにトイレ砂をすべて取り換える場合、トイレ砂の消費量が増えるため、その購入に費用が嵩むという課題もあった。 【0005】 本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、尿で固まったトイレ砂の塊や糞を容易かつ衛生的に選り分けて捨てることができるとともに、トイレ砂購入の費用を低減することができる動物用トイレを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記目的を達成するために、本発明に係る動物用トイレは、支持部材と引出板と引出篩と引出トレイとストッパーとを有し、前記支持部材は内部に収納室を有し、前記収納室は上部開口および側部開口を有し、前記側部開口を挟む内部両側面の互いに対向する位置に、前記引出板を支持して前記側部開口から外へのスライドを案内する引出板ガイドと、前記引出板ガイドの下方で前記引出篩を支持して前記側部開口から外へのスライドを案内する篩ガイドと、前記篩ガイドの下方で前記引出トレイを支持して前記側部開口から外へのスライドを案内するトレイガイドとを有し、前記引出板は前記収納室の内部で前記引出板ガイドにより支持されて前記上部開口の下方に配置され、前記引出篩はペット用トイレ砂とペットの糞とを篩分け可能であって、前記収納室の内部で前記篩ガイドにより支持されて前記引出板の下方に配置され、前記引出トレイは前記収納室の内部で前記トレイガイドにより支持されて前記引出篩の下方に配置され、前記ストッパーは前記引出板を前記収納室から引き出すときその上のペット用トイレ砂およびペットの糞を前記収納室の内部に留めるよう前記収納室の内部で前記側部開口の長さ全体に渡って設けられて前記引出板の上面に接することを、特徴とする。 【0007】 本発明に係る動物用トイレは、収納室の上部開口から引出板の上面にペット用トイレ砂を敷き詰めて使用される。小型犬や猫などのペットがトイレ砂の上に尿や糞を排泄したならば、引出板を側部開口から外へスライドさせて収納室から引き出す。このとき、ストッパーが引出板の上のペット用トイレ砂およびペットの糞を収納室の内部に留め、引出板の上から外れたペット用トイレ砂およびペットの糞はその下方の引出篩の上に落下する。 【0008】 落下したペット用トイレ砂およびペットの糞は、引出篩により篩い分けされ、尿で固まったトイレ砂の塊や糞は引出篩の上に残り、他のペット用トイレ砂は引出篩の下方の引出トレイの上に落ちる。引出篩を収納室から引き出せば、尿で固まったトイレ砂の塊や糞のみを容易かつ衛生的に選り分けて捨てることができる。次に、引出トレイを収納室から引き出し、その中のペット用トイレ砂を引出板の上面に敷き詰める。これにより、利用可能なペット用トイレ砂を繰返し使用することができ、ペットの排泄のたびにトイレ砂を全て取り換える場合に比べて、トイレ砂購入の費用を低減することができる。 【0009】 本発明に係る動物用トイレで、ストッパーは、支持部材に固定されていても、支持部材に着脱可能に取り付けられていてもよい。また、支持部材の上面には、上部開口の外側に簀の子状の砂落としが設けられていることが好ましい。この場合、ペットが砂落としの上を通ることで、排泄の際に足の裏に付いたトイレ砂が砂落としの上で払い落とされるので、室内にトイレ砂が散らばりにくくなる。さらに、支持部材には、砂落としの下方から横方向に引出し可能に踏み台が収納されていることが好ましい。この場合、引出板の上に登るのが困難な子供のペットや小さなペットが踏み台の上に上がって引出板の上に登るのを容易にすることができる。 【発明の効果】 【0010】 本発明によれば、衛生的で、尿で固まったトイレ砂の塊や糞を容易に選り分けて捨てることができるとともに、トイレ砂購入の費用を低減することができる動物用トイレを提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。 図1乃至図5は、本発明の実施の形態の動物用トイレを示している。 図1に示すように、動物用トイレ10は、支持部材11と引出板12と引出篩13と引出トレイ14とストッパー15と砂落とし16と踏み台17とを有している。 【0012】 支持部材11は、やや細長い六面体の箱型で、上底より下底が短い等脚台形状の両端面11a,11bを有している。支持部材11は、長さ方向に沿って互いに隣接した収納室21と砂回収室22とを内部に有している。収納室21および砂回収室22は、仕切壁23で仕切られている。収納室21は、支持部材11の上面11cに上部開口24を有し、支持部材11の一方の端面11aに3つの側部開口25a,25b,25cを有している。収納室21は、各側部開口25a,25b,25cを挟む内部両側面の互いに対向する位置に、それぞれ引出板ガイド26と篩ガイド27とトレイガイド28とを有している。 【0013】 引出板ガイド26は、引出板12を支持して、側部開口25aから外へのスライドを案内するよう設けられている。篩ガイド27は、引出板ガイド26の下方で引出篩13を支持して、側部開口25bから外へのスライドを案内するよう設けられている。トレイガイド28は、篩ガイド27の下方で引出トレイ14を支持して、側部開口25cから外へのスライドを案内するよう設けられている。トレイガイド28は、その底面が支持部材11の底面11dを成している。砂回収室22は、支持部材11の上面11cに砂落とし用開口29を有し、支持部材11の他方の端面11bの下部に踏み台用開口30を有している。 【0014】 図2に示すように、引出板12は、矩形状の底板31と、底板31の両縁31a,31bおよび一端31cに底板31の同じ側に立ち上がるよう設けられた側壁32とを有している。引出板12は、底板31の一端31cに位置する側壁32の外側に、取っ手33を有している。引出板12は、側壁32がない底板31の他端31dを先頭にして側部開口25aから挿入され、図1に示すように、収納室21の内部で引出板ガイド26により支持されて上部開口24の下方に配置されている。 【0015】 図2に示すように、引出篩13は、矩形板状の篩34と、篩34の周囲に篩34の同じ側に立ち上がるよう設けられた周壁35とを有している。引出篩13は、篩34の一端34aに位置する周壁35の外側に、取っ手36を有している。引出篩13は、篩34の他端34bを先頭にして側部開口25bから挿入され、図1に示すように、収納室21の内部で篩ガイド27により支持されて引出板12の下方に配置されている。引出篩13は、篩34により、ペット用トイレ砂とペットの糞とを篩分け可能に構成されている。なお、具体的な一例では、篩34の目の大きさは5mm×30mm、篩34の目同士の間隔は3mmである。 【0016】 図2に示すように、引出トレイ14は、矩形状の底板37と、底板37の周囲に底板37の同じ側に立ち上がるよう設けられた周壁38とを有している。引出トレイ14は、底板37の一端37aに位置する周壁38の外側に、取っ手39を有している。引出トレイ14は、底板37の端部37bを先頭にして側部開口25cから挿入され、図1に示すように、収納室21の内部でトレイガイド28により支持されて引出篩13の下方に配置されている。 【0017】 図1に示すように、ストッパー15は、細長く薄い可撓性のプラスチック板の片側に等間隔で多数の切れ目を入れて成っている。ストッパー15は、収納室21の内部で側部開口25aの長さ全体に渡って設けられている。ストッパー15は、側部開口25aに近い側の上部開口24の縁24aに沿って、引出板12を引き出す方向に対して反対方向に傾斜して支持部材11に固定されている。ストッパー15は、引出板12の底板31の上面および底板31の両縁31a,31bの側壁32の内面に接するよう設けられている。これにより、ストッパー15は、引出板12を収納室21から引き出すとき、その上のペット用トイレ砂およびペットの糞を収納室21の内部に留めるようになっている。ストッパー15は、引出板12を引き出すとき、変形したり破損したりするのを防ぐよう、側部開口25a側に補強材40を有している。 【0018】 砂落とし16は、簀の子状で、上部開口24の外側に位置する砂落とし用開口29に設けられている。 踏み台17は、箱型で、内部に回収空間41を有している。踏み台17は、砂落とし16の下方から横方向に引出し可能に、踏み台用開口30に収納されており、砂回収室22の内部で砂落とし16の下方に配置されている。踏み台17は、砂落とし16から落ちるトイレ砂を回収空間41の内部に回収するよう、砂回収室22の内部に位置する上面に回収用開口42を有している。 【0019】 次に、作用について説明する。 動物用トイレ10は、収納室21の上部開口24から引出板12の上面にペット用トイレ砂1を敷き詰めて使用される。このとき、図3に示すようなスコップ43で、ペット用トイレ砂1を一様な厚さにならすとよい。小型犬や猫などのペットがトイレ砂1の上に尿や糞を排泄したならば、引出板12を側部開口25aから外へスライドさせて収納室21から引き出す。このとき、図4に示すように、ストッパー15が引出板12の上のペット用トイレ砂1およびペットの糞2を収納室21の内部に留め、引出板12の上から外れたペット用トイレ砂1およびペットの糞2はその下方の引出篩13の上に落下する。 【0020】 落下したペット用トイレ砂1およびペットの糞2は、引出篩13により篩い分けされ、尿で固まったトイレ砂1の塊3や糞2は引出篩13の上に残り、他のペット用トイレ砂1aは引出篩13の下方の引出トレイ14の上に落ちる。引出篩13を収納室21から引き出せば、尿で固まったトイレ砂1の塊3や糞2のみを容易かつ衛生的に選り分けてゴミ袋などに捨てることができる。次に、引出トレイ14を収納室21から引き出し、その中のペット用トイレ砂1aを引出板12の上面に敷き詰める。これにより、利用可能なペット用トイレ砂1aを繰返し使用することができ、ペットの排泄のたびにトイレ砂1を全て取り換える場合に比べて、トイレ砂購入の費用を低減することができ、経済的である。 【0021】 動物用トイレ10は、引出板12の上に登るのが困難な子供のペットや小さなペットでも、踏み台17の上に上がって引出板12の上に登るのを容易にすることができる。また、ペットが砂落としの上を通ることで、排泄の際に足の裏に付いたトイレ砂1が砂落とし16の上で払い落とされるので、室内にトイレ砂1が散らばりにくくなる。砂落とし16で払い落とされたトイレ砂1は、砂回収室22の内部で、回収用開口42から踏み台17の回収空間41の内部に落ちる。踏み台17を砂回収室22から引き出し、その中のペット用トイレ砂1を引出板12の上面に敷き詰めれば、そのペット用トイレ砂1を繰返し使用することができる。 【0022】 なお、図5に示すように、動物用トイレ10は、砂落とし16の位置にペット用の出入口50を確保しておき、上部開口24の上方を覆うカバー51を備えていてもよい。この場合、ペットがトイレ砂1を蹴散らしたとき、カバー51により、ペット用トイレ砂1が動物用トイレ10の周囲に散らばるのを防ぐことができる。また、ペットが出入口50から出入りするとき必ず砂落とし16を通るため、ペットの足の裏に付いたトイレ砂1をより確実に砂落とし16で払い落とすことができ、室内にトイレ砂1を散らばりにくくすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】本発明の実施の形態の動物用トイレを示す(a)平面図、(b)A−A線断面図、(c)正面図である。 【図2】図1に示す動物用トイレの(a)引出板を示す斜視図、(b)引出篩を示す斜視図、(c)引出トレイを示す斜視図である。 【図3】図1に示す動物用トイレに使用されるスコップを示す(a)側面図、(b)平面図である。 【図4】図1に示す動物用トイレの使用状態を示す(a)平面図、(b)B−B線断面図である。 【図5】図1に示す動物用トイレのカバーを取り付けた変形例を示す背面図である。 【符号の説明】 【0024】 1 トイレ砂 2 糞 3 塊 10 動物用トイレ 11 支持部材 12 引出板 13 引出篩 14 引出トレイ 15 ストッパー 16 砂落とし 17 踏み台 21 収納室 22 砂回収室 23 仕切壁 24 上部開口 25a,25b,25c 側部開口 26 引出板ガイド 27 篩ガイド 28 トレイガイド 29 砂落とし用開口 30 踏み台用開口
|
| 【出願人】 |
【識別番号】305026127 【氏名又は名称】阿部 弘二
|
| 【出願日】 |
平成17年6月1日(2005.6.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095359 【弁理士】 【氏名又は名称】須田 篤
|
| 【公開番号】 |
特開2006−320295(P2006−320295A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月30日(2006.11.30) |
| 【出願番号】 |
特願2005−162031(P2005−162031) |
|