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【発明の名称】 ソフトルアー
【発明者】 【氏名】石原 廣士
【住所又は居所】大阪府八尾市跡部北の町1丁目4番25号 錦城護謨株式会社内

【氏名】吉年 正人
【住所又は居所】大阪府八尾市跡部北の町1丁目4番25号 錦城護謨株式会社内

【氏名】平原 研治
【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内

【氏名】増 周司
【住所又は居所】大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社シマノ内

【要約】 【課題】ソフトルアーとしての柔軟性が損なわれることなく、強度に優れる生分解性のソフトルアー2の提供。

【解決手段】このソフトルアー2は、100質量部の天然ゴム、20質量部以上100質量部以下の天然系オイル及び架橋剤を含むゴム組成物が架橋されてなる。この天然系オイルとしては、なたね油、オリーブ油、ラード油、パーム油、ゴマ油、こめ油、コーン油、ベニバナ油、ひまわり油、大豆油、月見草油、シソ油、魚油、アマニ油、ヒノキ油、ハッカ油、ビバ油、綿実油及びエゴマ油からなる群より選択された1種又は2種以上で構成されることが好ましい。。好ましくは、このソフトルアー2における天然系オイルの配合量は、天然ゴム100質量部に対して55質量部以上80質量部以下である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
100質量部の天然ゴム、20質量部以上100質量部以下の天然系オイル及び架橋剤を含むゴム組成物が架橋されてなるソフトルアー。
【請求項2】
上記天然系オイルが、なたね油、オリーブ油、ラード油、パーム油、ゴマ油、こめ油、コーン油、ベニバナ油、ひまわり油、大豆油、月見草油、シソ油、魚油、アマニ油、ヒノキ油、ハッカ油、ビバ油、綿実油及びエゴマ油からなる群より選択された1種又は2種以上である請求項1に記載のソフトルアー。
【請求項3】
上記天然系オイルの配合量が、天然ゴム100質量部に対して55質量部以上80質量部以下である請求項1又は2に記載のソフトルアー。
【請求項4】
上記架橋剤が、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンである請求項1から3のいずれかに記載のソフトルアー。
【請求項5】
上記架橋剤の配合量が、天然ゴム100質量部に対して1.0質量部以上10質量部以下である請求項1から4のいずれかに記載のソフトルアー。
【請求項6】
100質量部の天然ゴム、20質量部以上100質量部以下の天然系オイル及び架橋剤が混練されて、ゴム組成物が得られる混合工程
及び
このゴム組成物が成形型内で加熱されて、このゴム組成物が架橋反応を起こすことで、成形体が得られる架橋工程を含むソフトルアーの製造方法。
【請求項7】
上記成形体が天然系オイルに浸漬されて、この成形体が膨潤させられる膨潤工程をさらに含む請求項6に記載のソフトルアーの製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトルアー(釣り用疑似餌)に関する。
【背景技術】
【0002】
ルアーフィッシングでは、ルアーと呼ばれる疑似餌が使用される。ルアーフィッシングでは、餌の保存及び管理に手間のかかる生き餌ではなくて、このルアーが用いられるので、女性及び子供も抵抗なく、ルアーフィッシングに興じることができる。ルアーフィッシングは、誰もが楽しめるスポーツとして位置づけられており、その愛好者は多い。
【0003】
ルアーには、柔軟性が付与されて水中での動きが生き餌に似せられたソフトルアーがある。ソフトルアーは、一般的に合成樹脂からなる。この合成樹脂は難分解性であるので、このようなルアーが釣り場に放置されると環境が汚染されてしまう。魚及び鳥がこのようなルアーを誤飲した場合、これが消化されずに体内に蓄積してしまう。
【0004】
環境対策として、釣具用品への生分解性プラスチックの応用が進んでいる。生分解性プラスチックは、自然環境中に放置されると、土壌中の微生物等により分解される。したがって、生分解性プラスチックは、環境を汚染しない。特開2003−210075には、生分解性のソフトルアーが開示されている。このソフトルアーは、微生物によってブドウ糖から生成されるカードランを適用している。
【特許文献1】特開2003−210075公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記公報に開示されたソフトルアーは、生分解性であるものの、強度に劣るという問題がある。強度の劣るルアーは、針はずれが生じやすい上に、ちぎれやすい。
【0006】
本発明の目的は、ソフトルアーとしての柔軟性が損なわれることなく、強度に優れる生分解性のソフトルアーの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るソフトルアーは、100質量部の天然ゴム、20質量部以上100質量部以下の天然系オイル及び架橋剤を含むゴム組成物が架橋されてなる。
【0008】
好ましくは、このソフトルアーでは、上記天然系オイルは、なたね油、オリーブ油、ラード油、パーム油、ゴマ油、こめ油、コーン油、ベニバナ油、ひまわり油、大豆油、月見草油、シソ油、魚油、アマニ油、ヒノキ油、ハッカ油、ビバ油、綿実油及びエゴマ油からなる群より選択された1種又は2種以上である。
【0009】
好ましくは、このソフトルアーでは、上記天然系オイルの配合量は、天然ゴム100質量部に対して55質量部以上80質量部以下である。
【0010】
好ましくは、このソフトルアーでは、上記架橋剤は、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンである。
【0011】
好ましくは、このソフトルアーでは、上記架橋剤の配合量は、天然ゴム100質量部に対して1.0質量部以上10質量部以下である。
【0012】
本発明に係るソフトルアーの製造方法は、100質量部の天然ゴム、20質量部以上100質量部以下の天然系オイル及び架橋剤が混練されて、ゴム組成物が得られる混合工程及びこのゴム組成物が成形型内で加熱されて、このゴム組成物が架橋反応を起こすことで、成形体が得られる架橋工程を含む。
【0013】
好ましくは、このソフトルアーの製造方法は、上記成形体が天然系オイルに浸漬されて、この成形体が膨潤させられる膨潤工程をさらに含む。
【発明の効果】
【0014】
このソフトルアーは、天然ゴムからなるので、強度に優れる。したがって、針はずれ及びちぎれが抑えられる。天然系オイルが多く配合されているので、このソフトルアーは柔軟性を有している。柔軟性のあるソフトルアーは、水中で生き物のように動く。このソフトルアーが自然環境に放出されると、まず天然系オイルが生分解する。この天然系オイルの生分解が進展すると、ソフトルアー中の天然ゴムの露出表面積が増えるので、天然ゴムの生分解が促進される。このソフトルアーは生分解性を有しているので、環境を汚染しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係るソフトルアー2の斜視図である。このソフトルアー2は、一対の誘導体4と、この誘導体4の間に位置する保持対6と、この誘導体4と保持対6とが繋がれるネック8とを備えている。このソフトルアー2は柔らかい上に、このネック8の胴径が細くされているので、この保持対6が針にセットされた状態で吊り下げられると、誘導体4が垂れて2匹の虫が上下に並んだ様相を呈する。したがって、このソフトルアー2は、2匹の虫が水中を漂っているように見せることができる。このようなソフトルアー2には、魚がよく食いつく。なお、図1で示された形状以外に、ワームタイプ、リザードタイプ、フロッグタイプ、シャッドタイプ、スティックタイプ、クロータイプ、チューブタイプ、グラブタイプ等の形状が用いられてもよい。
【0017】
このソフトルアー2は、100質量部の天然ゴム、20質量部以上100質量部以下の天然系オイル及び架橋剤を含むゴム組成物が架橋されて形成される架橋ゴムからなる。この架橋ゴムは柔軟性に富んだ構成とされているので、ソフトルアー2は水中で生き物のように動く。このようなソフトルアー2には、魚がよく食いつく。この架橋ゴムは強度に優れているので、針はずれ及びちぎれは発生しない。この架橋ゴムは生分解性を有しているので、土壌中の微生物等によって分解される。したがって、このソフトルアー2は、環境を汚染しない。
【0018】
天然ゴムは、強度に優れる。そのため、この天然ゴムが基材ポリマーとされているこのソフトルアー2では、針はずれ及びちぎれは発生しない。その分解速度は遅いが、天然ゴムは土壌中の微生物等によって分解される。したがって、このソフトルアー2は生分解性を有する。
【0019】
天然系オイルは、動物の体、植物の種子等から採取される。この天然系オイルも生分解性を有しているので、土壌中の微生物等によって分解される。この天然系オイルも、環境を汚染しない。天然ゴムよりも分子量が小さいので、天然系オイルの分解速度は天然ゴムの分解速度よりも早い。このソフトルアー2が構成される架橋ゴムでは、まず天然系オイルが生分解する。天然系オイルが生分解されると天然ゴムの露出表面積が増えるので、天然ゴムの生分解が促進される。
【0020】
天然系オイルは、架橋ゴムの可塑化を促す。したがって、この天然系オイルが配合された架橋ゴムは柔らかくなる。このような架橋ゴムで構成されるソフトルアー2は水中で生き物のように動くので、魚がよく食いつく。
【0021】
天然系オイルは、生体内で生物化学的に合成される脂肪酸で構成される。天然系オイルが採取される動物の体、植物の種子等の種類によって、含有する脂肪酸の組成及び組成比は異なる。この脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とがある。この天然系オイルは、飽和脂肪酸として、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸等を含んでいる。そして、この天然系オイルは、不飽和脂肪酸として、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等も含んでいる。この天然系オイルは、これら脂肪酸の混合物である。
【0022】
このソフトルアー2に用いられる天然系オイルとしては、なたね油、オリーブ油、ラード油、パーム油、ゴマ油、こめ油、コーン油、ベニバナ油、ひまわり油、大豆油、月見草油、シソ油、魚油、アマニ油、ヒノキ油、ハッカ油、ビバ油、綿実油及びエゴマ油からなる群より選択された1種又は2種以上で構成されることが好ましい。生分解性の観点から、この天然系オイルとしては、シソ油、アマニ油、魚油(いわし油)が好ましい。加工性の観点から、なたね油、コーン油がより好ましい。特に好ましくは、なたね油である。
【0023】
天然系オイルの配合量は、天然ゴム100質量部に対して20質量部以上100質量部以下である。この天然系オイルの配合量が20質量部以上に設定されることにより、ソフトルアー2が構成される架橋ゴムの生分解が促される。このようなゴムで形成されたソフトルアー2は、環境を汚染しない。これに加えて、架橋ゴムの可塑化が促される。このようなゴムで形成されたソフトルアー2は柔軟性に富むので、水中で生き物のように動く。このソフトルアー2には、魚がよく食いつく。この観点から、この天然系オイルの配合量は55質量部以上がより好ましく、60質量部以上が特に好ましい。この天然系オイルの配合量が100質量部以下に設定されることにより、加工性阻害及び強度低下が抑えられる。この観点から、この天然系オイルの配合量は80質量部以下がより好ましく、70質量部以下が特に好ましい。
【0024】
架橋剤は、有機過酸化物又は硫黄が用いられる。有機過酸化物は、ソフトルアー2成形時の架橋反応で分解される。この有機過酸化物の分解生成物は透明又は淡黄色の液体であるので、ソフトルアー2が着色されることはない。これに加えて、有機過酸化物は、土壌中の微生物等により分解されるので、環境を汚染しない。このような観点から、このソフトルアー2では、有機過酸化物が架橋剤として用いられることが好ましい。このソフトルアー2に用いられる好ましい有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシジイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンが例示される。汎用性の観点から、このソフトルアー2では、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンが架橋剤として用いられることが特に好ましい。
【0025】
架橋剤の配合量は、天然ゴム100質量部に対して1.0質量部以上10質量部以下である。この架橋剤の配合量が1.0質量部以上に設定されることにより、ソフトルアー2が構成される架橋ゴムの強度が上がる。このようなゴムで形成されたソフトルアー2では、針はずれ及びちぎれが発生しない。この観点から、この架橋剤の配合量は1.8質量部以上がより好ましく、2.0質量部以上が特に好ましい。この架橋剤の配合量が10質量部以下に設定されることにより、架橋ゴムの過架橋が抑えられるのでソフトルアー2の柔軟性が保持されうる。この観点から、この架橋剤の配合量は5質量部以下がより好ましく、3質量部以下が特に好ましい。
【0026】
ソフトルアー2の硬度は、10以上30以下であるのが好ましい。この硬度が10以上に設定されることにより、ソフトルアー2の針はずれ及びちぎれの発生が抑えられる。この観点から、この硬度は15以上がより好ましく、20以上が特に好ましい。この硬度が30以下に設定されることにより、ソフトルアー2の柔軟性が向上するので、このソフトルアー2への魚の食いつきが良くなる。この観点から、この硬度は28以下がより好ましく、25以下が特に好ましい。このソフトルアー2の硬度は、「日本ゴム協会標準規格SRIS0101」に準拠して、アスカーC硬度計で計測される。硬度測定が困難な場合は、ソフトルアー2のゴム組成物と同一のゴム組成物からなる硬度試験片によって、硬度が測定される。温度が170℃である金型内でゴム組成物が10分から20分保持されることで、この硬度試験片は得られる。
【0027】
ソフトルアー2の生分解性は、「JIS−K6950」に準拠して計測されるBOD(Biochemical Oxygen Demand)値で表される。このBOD値は微生物が有機物を分解するときに消費される酸素量を数値化したものである。このBOD値が大きくなるほど、生分解性に優れることが示される。このソフトルアー2のBOD値は、40ppm以上であるのが好ましい。環境への影響の観点から、このBOD値は60ppm以上であるのがより好ましい。特に好ましくは、80ppm以上である。
【0028】
ソフトルアー2の製造方法は、次の通りである。まず、混合工程において、100質量部の天然ゴム、20質量部以上100質量部以下の天然系オイル及び架橋剤が密閉式混練機で混練されて、ゴム組成物が製造される。架橋剤によるスコーチが抑えられるために、密閉式混練機で天然ゴムと天然系オイルとが混練された後、オープンロールで、この天然ゴムと天然系オイルとの混合物に架橋剤が混合されてもよい。天然ゴム、天然系オイル及び架橋剤の全てが、このオープンロールで混合されてもよい。
【0029】
架橋工程において、ゴム組成物がモールド内で加熱及び加圧される。この加圧と加熱とによって、ゴム組成物が流動する。さらに加熱によりゴム組成物が架橋反応を起こす。このゴム組成物が完全に架橋され、図1に示されるソフトルアー2の成形体が得られる。この成形体は、ソフトルアー2として使用されうる。未架橋状態にあるゴム組成物の取扱の観点から、このソフトルアー2はトランスファー成形で製造される。この架橋工程では、架橋温度は160℃以上180℃以下である。架橋時間は5分以上20分以下である。なお、このソフトルアー2が、コンプレッション成形又はインジェクション成形で、製造されてもよい。
【0030】
ソフトルアー2の柔軟性がさらに向上されるために、架橋工程の後に膨潤工程が追加されてもよい。膨潤工程において、ソフトルアー2が天然系オイルに浸積されて、膨潤させられる。この工程では、ソフトルアー2に配合されている天然系オイルと同一の天然系オイルが用いられる。膨潤されたソフトルアー2では、天然系オイルの含有量が増えるので、柔軟性が向上する。柔軟性に優れるソフトルアー2は、水中で生き物のように動くので魚の食いつきがよい。
【0031】
この膨潤工程では、天然系オイルへのソフトルアー2の浸積はオイルバスで実施される。浸積温度は、20℃以上100℃以下である。浸積時間は、1時間以上48時間以下である。なお、この膨潤工程に、ソフトルアー2に配合されている天然系オイルと異なる天然系オイルがもちいられてもよい。
【0032】
この膨潤されたソフトルアー2のアスカーC硬度計で計測される硬度は、5以上15以下であるのが好ましい。この硬度が5以上に設定されることにより、ソフトルアー2の針はずれ及びちぎれの発生が抑えられる。この観点から、この硬度は6以上がより好ましく、7以上が特に好ましい。この硬度が15以下に設定されることにより、ソフトルアー2の柔軟性が向上するので、このソフトルアー2への魚の食いつきが良くなる。この観点から、この硬度は14以下がより好ましく、13以下が特に好ましい。
【実施例】
【0033】
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
【0034】
[実施例1]
100質量部の天然ゴム、60質量部のなたね油及び1.5質量部の2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物をトランスファー成形用のモールドに投入して、170℃の温度下で10分間加熱して、成形体を得た。この成形体を、オイルバスで70℃に調整されたなたね油に24時間浸積して、図1で示されるような実施例1のソフトルアーを得た。これと同様にして、硬度測定用の試験片も得た。
【0035】
[比較例1及び実施例2から5]
なたね油の配合量を下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ソフトルアー及び硬度測定用の試験片を得た。
【0036】
[実施例6及び7]
なたね油以外の天然系オイルを用いた他は実施例1と同様にして、ソフトルアー及び硬度測定用の試験片を得た。実施例6では、天然系オイルとしてコーン油を用いた。実施例7では、魚油(いわし油)を用いた。
【0037】
[比較例2]
なたね油に変えてナフテン系の鉱物油を用いた他は実施例1と同様にして、ソフトルアー及び硬度測定用の試験片を得た。
【0038】
[生分解性評価]
ソフトルアーの一部を用いて、JIS−K6950に準拠した生分解試験を行った。試料物質濃度は100mg/l、植種濃度は30mg/l、標準試験培養液は300ml、試験温度は25±1℃、試験期間は28日とした。活性汚泥として、大阪市の下水処理場の返送汚泥を用いた。この試験により、微生物が有機物を分解するときに消費する酸素量(BOD)を得た。この数値が大きいほど、生分解性が優れることを表している。この結果が、下記の表1に示されている。
【0039】
[硬さ評価]
硬度試験片を用いて、アスカーC硬度計による硬さ測定を行った。数値が小さいほど柔らかいことを表している。この結果が、下記の表1に示されている。なお、膨潤前の硬度試験片についても、タイプAのデュロメータによる硬さ測定を行った。
【0040】
[針持ち性評価]
ソフトルアーが針に取り付けられて、水中へのキャスティングが繰り返し実施された。その結果、実施例のソフトルアーでは、針はずれ及びちぎれの発生はなく、針持ち性が良好であることが確認された。
【0041】
【表1】


【0042】
表1に示されるように、実施例のソフトルアーは生分解性を有している上に、ソフトルアーとしての柔軟性を損なうことなく、強度に優れていることが確認された。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明に係るソフトルアーは、様々な釣りに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るソフトルアーの斜視図である。
【符号の説明】
【0045】
2・・・ソフトルアー
4・・・誘導体
6・・・保持対
8・・・ネック
【出願人】 【識別番号】591159675
【氏名又は名称】錦城護謨株式会社
【住所又は居所】大阪府八尾市跡部北の町1丁目4番25号
【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
【住所又は居所】大阪府堺市堺区老松町3丁77番地
【出願日】 平成17年5月9日(2005.5.9)
【代理人】 【識別番号】100107940
【弁理士】
【氏名又は名称】岡 憲吾

【識別番号】100134441
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 由利

【公開番号】 特開2006−311825(P2006−311825A)
【公開日】 平成18年11月16日(2006.11.16)
【出願番号】 特願2005−136347(P2005−136347)