| 【発明の名称】 |
自動魚釣り器 |
| 【発明者】 |
【氏名】大和田 幸男
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| 【要約】 |
【課題】ワカサギなどの小型の魚を自動的に釣ることができる自動魚釣り器を提供するものである。
【解決手段】本体ケース1の内側に、磁石22を取付けた回転子21を設け、これを揺動用モータ16に接続し、回転子21に近接して、磁石28を取付けた揺動部材26を回動自在に支持し、ここに釣竿2を接続して本体ケース1の前面に突出させると共に、釣竿2の先端に反射板3を取付け、これと対向する本体ケース1の前面に光センサー8を設けると共に釣糸リール10を取付け、揺動用モータ16を間欠的に停止させると共に、これが停止している状態で、前記光センサー8が作動するタイマー回路40を設け、光センサー8が作動している間に、魚信により釣竿が上下動して前記反射板2からの反射光を光センサー8が受光した時に、釣糸リール10を回転させる巻上制御回路41を設けたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体ケースの内側に、磁石を取付けた回転子を設け、この回転子を揺動用モータに接続し、前記回転子に近接して、回転子側に磁石を取付けた揺動部材を回動自在に支持し、この揺動部材に釣竿の基部を接続し、釣竿の先端側を前記本体ケースの前面に突出させると共に、釣竿の先端に反射板を取付け、この反射板と対向する本体ケースの前面に光センサーを設け、釣竿の後方に釣糸リールを回転自在に取付け、これに接続する巻上用モータを設け、前記揺動用モータを間欠的に停止させると共に、これが停止している状態で、前記光センサーが作動するタイマーを設け、光センサーが作動している間に、魚信により釣竿が上下動して前記反射板からの反射光を光センサーが受光した時に、巻上用モータを駆動させて釣糸リールを回転させる巻上制御回路を設けたことを特徴とする自動魚釣り器。 【請求項2】 磁石を取付けた回転子が、磁石を外周に取付けた大径回転子と、この側面に設けた小径回転子とを組み合わせて構成され、揺動用モータの回転軸を外側回転子に遊嵌状に貫通させると共に、小径回転子に固定し、この小径回転子の側面に突設したピンが、大径回転子の側面に形成した円弧状の溝に遊嵌状に挿着されて、回転時にはピンが円弧状の溝の回転方向先端側に当接して、大径回転子を回転させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動魚釣り器。 【請求項3】 請求項1または2の自動魚釣り器に、更に反射板と対向する本体ケースの前面に、補助光源を取付けたことを特徴とする自動魚釣り器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ワカサギなどの小型の魚を釣る自動魚釣り器に関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般にワカサギなどを釣る場合には、短い薄板状の釣竿に釣糸を取付け、釣糸の先に釣針と重錘を取付けて水中に沈め、釣竿を手に持って上下に揺動させる、いわゆるサソイを行ないながら釣ることが行なわれている(特許文献1)。この時、ワカサギが釣針に掛かると、釣竿の先端が僅かに下方に湾曲する魚信(アタリ)を見て釣糸を巻上げている。しかしながら、ワカサギは小魚で、その魚信は僅かであるため、魚信を見極めるには熟練を要し、機械的な機構により自動的に釣ることができなかった。 【特許文献1】特開平10−276626 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 本発明は上記問題を改善し、ワカサギなどの小型の魚を自動的に釣ることができる自動魚釣り器を提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明の請求項1記載の自動魚釣り器は、本体ケースの内側に、磁石を取付けた回転子を設け、この回転子を揺動用モータに接続し、前記回転子に近接して、回転子側に磁石を取付けた揺動部材を回動自在に支持し、この揺動部材に釣竿の基部を接続し、釣竿の先端側を前記本体ケースの前面に突出させると共に、釣竿の先端に反射板を取付け、この反射板と対向する本体ケースの前面に光センサーを設け、釣竿の後方に釣糸リールを回転自在に取付け、これに接続する巻上用モータを設け、前記揺動用モータを間欠的に停止させると共に、これが停止している状態で、前記光センサーが作動するタイマーを設け、光センサーが作動している間に、魚信により釣竿が上下動して前記反射板からの反射光を光センサーが受光した時に、巻上用モータを駆動させて釣糸リールを回転させる巻上制御回路を設けたことを特徴とするものである。 【0005】 本発明の請求項2記載の自動魚釣り器は、磁石を取付けた回転子が、磁石を外周に取付けた大径回転子と、この側面に設けた小径回転子とを組み合わせて構成され、揺動用モータの回転軸を外側回転子に遊嵌状に貫通させると共に、小径回転子に固定し、この小径回転子の側面に突設したピンが、大径回転子の側面に形成した円弧状の溝に遊嵌状に挿着されて、回転時にはピンが円弧状の溝の回転方向先端側に当接して、大径回転子を回転させるようにしたことを特徴とするものである。 【0006】 本発明の請求項3記載の自動魚釣り器は、請求項1または2の自動魚釣り器に、更に反射板と対向する本体ケースの前面に、補助光源を取付けたことを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0007】 本発明に係る請求項1記載の自動魚釣り器によれば、揺動用モータが間欠的に回転して、釣竿を上下に揺動させてサソイを間欠的に繰り返す。魚が釣針に掛かって釣糸を引くと、釣竿が撓み、この先端に取付けた反射板の角度が変り、これを揺動用モータが停止して光センサーが作動している間に確認すると、巻上用モータのスイッチが入り、これが回転して釣糸リールが回転し始めて、魚を自動的に吊り上げることができる。 【0008】 また請求項2記載の自動魚釣り器によれば、回転子の磁石と揺動用モータの磁石が対向した位置で停止しても、大径回転子の側面に形成した円弧状の溝に、小径回転子のピンが挿着されて連結した状態を保持しながら、円弧状の溝にガイドされて大径回転子が自重により下方に回転し、磁石同士がずれた位置で停止するので、再度揺動用モータが回転した時に円滑に回転子を回転させることができる。 【0009】 また請求項3記載の自動魚釣り器によれば、反射板と対向する本体ケースの前面に補助光源を取付けたので、太陽光が反射板の前方に位置する場合や、曇って太陽光が十分でない時に、補助光源からの光りを反射板に照射して自動的に釣ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下本発明の実施の一形態を図1ないし図9を参照して詳細に説明する。図1は自動魚釣り器の外観を示すもので、1は本体ケース、2は本体ケース1の前面に突出させた平板状の釣竿、3は釣竿2の先端に取付けた反射板、4は釣竿2に沿ってガイドされる釣糸、5は釣糸4の先端側に取付けた釣針、6は重錘、7は釣針5の上方に取付けた糸止め用のストッパーとなる糸玉である。 【0011】 また8は反射板3に対向して本体ケース1の前面に上下に設けられた光センサー、9はこの横に設けられた発光ダイオードやランプなどの補助光源である。また10は本体ケース1の上面から一部突出した釣糸リール、11は板バネで形成された釣糸4の固定具、12は釣糸セットレバー、13は電源スイッチ,14は補助光源スイッチである。更に15は光センサー8の周囲に貼付した反射紙である。 【0012】 図2は自動魚釣り器の内部構成を示すもので、揺動用モータ16の横に巻上用モータ17が設けられている。揺動用モータ16の回転軸18の先端側は支持枠20に支持され、この内側で回転軸18に回転子21が接続されている。この回転子21は、図4に示すように磁石22を外周に突設した大径回転子21Aと、この側面に設けた小径回転子21Bとを組み合わせて構成されている。大径回転子21Aの側面には円弧状の溝23が設けられ、またこれと対向する小径回転子21Bの側面にはピン24が突設され、このピン24は図5および図6に示すように円弧状の溝23内に挿着されている。 【0013】 また回転軸18に大径回転子21Aが遊嵌状に挿着され、小径回転子21Bは固定されている。従って、回転軸18の回転により小径回転子21Bが一体に回転し、ここに突設したピン24の回転により、図6に示すようにピン24が円弧状の溝23内の回転方向先端側に当接して、磁石22が突設された大径回転子21Aを回転させるようになっている。 【0014】 また図3に示すように、前記回転子21の前方に、これに近接して揺動部材26が支持枠20の内側に、支持軸27により回動自在に支持されている。この揺動部材26は前記回転子21と対向する側面に湾曲部29が形成され、ここに磁石28が埋設されている。この磁石28と回転子21に突設した磁石22とは、図6に示すように対向する側が例えばN極同士の同極になるように取付けられている。また揺動部材26の前面には、釣竿2の基部が挿着されている。 【0015】 また図2に示すように揺動用モータ16に隣接して設けられた巻上用モータ17は可動自在に、取付台30に支持され、コイルスプリング31により常時前方に引っ張られ、釣糸セットレバー12を引き戻すようになっている。また巻上用モータ17の回転軸32には小径のギア33Aが取付けられ、これと噛合する大径のギア33Bが釣糸リール10の回転軸34に取付けられている。 【0016】 また釣竿2を取付けた揺動部材26と釣糸リール10との間には巻上停止機構36が設けられている。巻上停止機構36は図7に示すように、リミットスイッチ37の接点にコイル38を取付け、この手前に、中心線に沿って開口したストッパーボール39を設け、ここに釣糸4を貫通させて、糸止め用のストッパーとなる糸玉4が当るとストッパーボール39がコイル38に押し付けられてリミットスイッチ37が入って巻上用モータ17が停止するようになっている。 【0017】 また図2に示すように、光センサー8と、揺動用モータ16とはタイマー回路40に接続され、前記揺動用モータ16を所定時間運転した後、間欠的に停止し、これが停止している所定時間だけ、前記光センサー8が作動するように、交互に作動時間が設定されている。つまり図9に示すようにタイマー回路40には光センサー8が作動する時間を設定するタイマーAと、揺動用モータ16が作動する時間を設定するタイマーBとから構成され、光センサー8と揺動用モータ16が間欠的に交互に作動するようになっている。 【0018】 また光センサー8と巻上用モータ17は、巻上制御回路41に接続され、反射板3からの反射光を光センサー8が受光しない状態になると巻上用モータ17が作動するようになっている。また図において42は電源となる電池である。 【0019】 次に上記構成の自動魚釣り器の動作について説明する。まずタイマー回路40のタイマーAを光センサー8が作動する時間に設定すると共に、タイマーBを揺動用モータ16が作動する時間に予め設定しておく。次に図8に示すように反射板3に太陽光が当って、その反射光が光センサー8に当るように、自動魚釣り器の角度や反射板3の角度を調整する。 【0020】 この後、釣糸リール10の固定具11を取外して、釣糸セットレバー12を前方に移動させると、図2に示すように小径のギア33Aと大径のギア33Bとの噛合が解除されて釣糸リール10はフリーの状態となる。この状態で釣糸リール10から釣糸4を釣竿2の先端から繰り出し、水中の魚層位置まで降下させて、固定具11を釣糸リール10に取付けてから釣糸セットレバー12を戻す。 【0021】 次に電源スイッチ13を入れるとタイマー回路40のタイマーBが作動し、揺動用モータ16が所定時間回転する。揺動用モータ16が回転すると、この回転軸に固定した小径回転子21Bが一体に回転し、ここに突設したピン24の回転により、図6に示すようにピン24が円弧状の溝23内の回転方向先端側に当接して、磁石22を突設した大径回転子21Aも回転する。 【0022】 この回転子21の回転により、ここに突設した磁石22も一体に回転し、図3に示すように揺動部材26に取付けた磁石28に近付いてくると、N極同士の同極になっているので反発力が働き、磁石28を取付けた揺動部材26は前方に回動し、この上部に取付けた釣竿2が上昇する。更に回転子21が回転し磁石22が遠ざかると反発力は無くなり、揺動部材26が自重により復帰して釣竿2は下降する。このように回転子21の回転により釣竿2は上下の揺動を繰り返して、サソイを自動的に行なうことができる。 【0023】 このサソイを複数回繰り返すと、タイマーBが切れて揺動用モータ16の回転が停止し、今度はタイマーAにより光センサー8が所定時間作動する。この時、魚が釣針5に掛かっていないと釣竿2の先端は、初期状態と同じほぼ水平に位置しているので、ここに取付けた反射板3からの反射光を光センサー8に受光したままの状態であり、このまま一定時間経過する。 【0024】 この後、再びタイマーBが作動して所定の時間、揺動用モータ16が回転して、釣竿2は上下の揺動を繰り返して、サソイを間欠的に繰り返す。揺動用モータ16が停止した時、図6に示すように回転子21の磁石22と揺動用モータ16の磁石28が対向した位置で停止すると、反発したまま、釣竿2が上向きの状態で停止することになるため、光センサー8への魚信が伝達できなくなることがある。このため、大径回転子21Aの側面に円弧状の溝23を形成し、小径回転子21Bのピン24と連結した状態を保持しながら、円弧状の溝23にガイドされて大径回転子21Aが自重により下方に回転し、磁石22と磁石28がずれた位置で停止するようになっている。 【0025】 このように揺動用モータ16が間欠的に回転して、釣竿2を上下に揺動させている間に、魚が釣針5に掛かって釣糸4を引くと、図8に仮想線で示すように釣竿2が撓み、この先端に取付けた反射板3の角度が変る。反射板3の角度が変ると、反射光が光センサー8に到達しなくなる。揺動用モータ16が停止して光センサー8が作動している状態で、反射光が光センサー8に到達しないと、巻上制御回路41が作動して、巻上用モータ17のスイッチが入り、これが回転して釣糸リール10が回転し始める。 【0026】 釣糸リール10の回転により、釣糸4が巻上停止機構36を通して巻取られ、魚が引き上げられてくる。釣糸4には釣針5の上部に糸止め用のストッパーとなる糸玉7が取付けられているので、これが巻上停止機構36に達すると、図7に示すように糸玉4がストッパーボール39に引っ掛かって、これを後方に移動させる。この結果、ストッパーボール39がコイル38に押し付けられてリミットスイッチ37が入り、巻上用モータ17が停止し、魚を自動的に吊り上げて取込むことができる。この一連の動作は図9に示すようになる。 【0027】 なお、太陽光が反射板3の前方に位置する場合や、曇って太陽光が十分でない時には、補助光源スイッチ14を入れて、補助光源9からの光を反射板3に照射して用いることができる。また反射板3は釣竿2の先端の上部に取付けても下部に取付けても良く、またその大きさは任意に選定することができる。また上記説明では、釣竿2が撓んで反射板3からの反射光が光センサー8で受光されなかった時に、釣糸4を巻上げるようにした場合について示したが、これとは逆に釣竿2が撓んで反射板3からの反射光が光センサー8で受光した時に、釣糸4を巻上げるようにした構造でも良い。 【図面の簡単な説明】 【0028】 【図1】本発明の実施の一形態による自動魚釣り器の斜視図である。 【図2】図1に示す自動魚釣り器の水平断面図である。 【図3】図2に示す自動魚釣り器のXーX線縦断面図である。 【図4】回転子を大径回転子と小径回転子に分解した状態を示す斜視図である。 【図5】回転子の断面図である。 【図6】回転子と揺動部材との配置関係を示す説明図である。 【図7】巻上停止機構の構成を示す断面図である。 【図8】釣竿を示す側面図である。 【図9】本発明の制御動作を説明するフローチャートである。 【符号の説明】 【0029】 1 本体ケース 2 釣竿 3 反射板 4 釣糸 5 釣針 8 光センサー 9 補助光源 10 釣糸リール 16 揺動用モータ 17 巻上用モータ 21 回転子 21A大径回転子 21B小径回転子 22 磁石 23 円弧状の溝 24 ピン 26 揺動部材 28 磁石 36 巻上停止機構 37 リミットスイッチ 40 タイマー回路 41 巻上制御回路
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| 【出願人】 |
【識別番号】305009773 【氏名又は名称】大和田 幸男
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| 【出願日】 |
平成17年3月22日(2005.3.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077883 【弁理士】 【氏名又は名称】吉川 勝郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−262737(P2006−262737A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月5日(2006.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−82841(P2005−82841) |
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