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【発明の名称】 ワーム型ルアー
【発明者】 【氏名】土屋 和己
【住所又は居所】千葉県習志野市新栄2丁目4番20号有限会社スパイラル内

【要約】 【課題】底に釣り針が引っ掛かったときに釣り針の引っ掛かりを解き易く、魚が食いついて当たりが来て釣り竿を引いて合わせたときに釣り針が魚の口を必要以上に食い込んで口が切れてしまうことがないワーム型ルアーの提供。

【解決手段】可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体と、該擬似ワーム本体の一端に設けられた釣り針を取り付けるための下側リング部を有する接続具と、該擬似ワーム本体の他端に設けられた釣り糸を括り付けるための上側リング部を有する接続具と、前記上側リング部に接続されていて前記擬似ワーム本体に対して適度の重量を付加するとともに揺れることにより光眩集魚作用及び前記擬似ワーム本体を不規則に揺らす機能を有する扁平金具と、前記上側リング部に取り付けられているビーズ状の疑似眼球体とを備えた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体と、該擬似ワーム本体の一端に設けられた釣り針を取り付けるための下側リング部を有する接続具と、該擬似ワーム本体の他端に設けられた釣り糸を括り付けるための上側リング部を有する接続具と、前記上側リング部に接続されていて前記擬似ワーム本体に対して適度の重量を付加するとともに揺れることにより光眩集魚作用及び前記擬似ワーム本体を不規則に揺らす機能を有する扁平金具と、前記上側リング部に取り付けられているビーズ状の疑似眼球体とを備えることを特徴とするワーム型ルアー。
【請求項2】
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体と、該擬似ワーム本体の一端に釣り針を取り付けるための下側リング部を有する接続具と、該擬似ワーム本体の他端に釣り糸を取り付けるための上側リング部を有する接続具と、前記上側リング部に取り付けられているビーズ状の疑似眼球体とを備えることを特徴とするワーム型ルアー。
【請求項3】
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体と、該擬似ワーム本体の一端に釣り針を取り付けるための下側リング部を有する接続具と、該擬似ワーム本体の他端に釣り糸を取り付けるための上側リング部を有する接続具とを備えることを特徴とするワーム型ルアー。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、概略芋虫状で適度に揺れかつ小刻みに引くと胴体が変形復元する動きが出せるワーム型ルアーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来において、みみず等の環形動物に模して軟質性プラスチックで成型されたワーム型ルアーがある。このワーム型ルアーは、特にシーバス、トラウトなどに対して広く用いられている。
【0003】
特許文献1は、細長帯状部材が湾曲又は屈曲されることにより水棲虫の姿態に似せられた本体と、本体に設けられ幅方向に展開されたブレードとを備えていて姿態がゴカイ等の水棲虫に似せられたルアーを提案している。
特許文献2は、軟質性プラスチックからなる擬似ワーム本体に毛皮片や羽毛を一体成形することにより、ルアーに一層自然な動きを付与するとともに魚が食いついたときの不自然な食感を和らげた釣り用ルアーを提案している。
特許文献3は、ワーム端部に集魚効果があるティンセルを取り付けたルアーを提案している。
【0004】
【特許文献1】特開2004−357597号公報
【特許文献2】特開2004−215635号公報
【特許文献3】特開平10−262500号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(従来のルアーの問題点)
(1)魚が食いついて当たりが来て釣り竿を引いて合わせたときに釣り針が魚の口を必要以上に食い込んで口が切れてしまい魚に大きなダメージを与えてしまう。
(2)釣り針が水底の異物に引っ掛かったときに釣り針の引っ掛かりを解き難い。
(3)水に投げ入れられたワームが水底まですぐに到達してしまい魚のいる層に長く留まらない。
(4)釣り針に魚が掛かったときに釣り糸が弛むと魚が釣り針からバレ易い。
【0006】
本発明は、魚が食いついて当たりが来て釣り竿を引いて合わせたときに釣り針が魚の口を必要以上に食い込んで口が切れてしまうことがないワーム型ルアーを提供することを目的とする。
本発明は、底に釣り針が引っ掛かったときに釣り針の引っ掛かりを解き易いワーム型ルアーを提供することを目的とする。
本発明は、魚の口に釣り針が引っ掛かったときに魚が釣り針からバレにくいワーム型ルアーを提供することを目的とする。
本発明は、本物の餌(環形動物や芋虫など)に近い色を付けることができ触感が軟らかく魚が食いついたときの不自然な食感を和らげられるワーム型ルアーを提供することを目的とする。
本発明は、概略芋虫状で適度に揺れかつ小刻みに引くと胴体が変形復元する動きが出せてシーバス、トラウトに対して好適なワーム型ルアーを提供することを目的とする。
本発明は、沈降速度を適度に調整することが容易であり水に投げ入れられたワームが水底まですぐに到達することがなく、投げ入れたワームがゆっくり沈んで魚のいる層に長く留まるので好都合であるワーム型ルアーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1のワーム型ルアーは、
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体と、該擬似ワーム本体の一端に設けられた釣り針を取り付けるための下側リング部を有する接続具と、該擬似ワーム本体の他端に設けられた釣り糸を括り付けるための上側リング部を有する接続具と、前記上側リング部に接続されていて前記擬似ワーム本体に対して適度の重量を付加するとともに揺れることにより光眩集魚作用及び前記擬似ワーム本体を不規則に揺らす機能を有する扁平金具と、前記上側リング部に取り付けられているビーズ状の疑似眼球体とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2のワーム型ルアーは、
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体と、該擬似ワーム本体の一端に釣り針を取り付けるための下側リング部を有する接続具と、該擬似ワーム本体の他端に釣り糸を取り付けるための上側リング部を有する接続具と、前記上側リング部に取り付けられているビーズ状の疑似眼球体とを備えることを特徴とする。このワーム型ルアーは請求項1と比べて扁平金具がない。
【0009】
請求項3のワーム型ルアーは、
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体と、該擬似ワーム本体の一端に釣り針を取り付けるための下側リング部を有する接続具と、該擬似ワーム本体の他端に釣り糸を取り付けるための上側リング部を有する接続具とを備えることを特徴とする。このワーム型ルアーは請求項1と比べて扁平金具とビーズ状の疑似眼球体とがない。
【0010】
このワーム型ルアーは、底の水草等に釣り針が引っ掛かったときには釣り糸を強く引いてテンションをかけて擬似ワーム本体を大きく伸ばした状態から瞬間に釣り糸を弛めると擬似ワーム本体が釣り針側へ衝撃を受けて縮むから数回繰り返すと釣り針を水草等の引っ掛かりから解き易い。
このワーム型ルアーは、擬似ワーム本体が可撓性ストリングを巻線ピッチが巻線の直径に等しくなるようにコイル巻きして成形してなる形状であるから、魚が食いついて当たりが来たときに釣り竿を引いて合わせたときに擬似ワーム本体が延びるから釣り針が魚の口を必要以上に食い込んで口が切れてしまうことがない。
このワーム型ルアーは、魚の口に釣り針が引っ掛かると逃げようとしてテンションが大きくなると擬似ワーム本体が伸びてテンションが小さくなるとするとに擬似ワーム本体が元の長さに戻り釣り糸が弛み難いので魚が釣り針からバレにくい。
このワーム型ルアーは、擬似ワーム本体が可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる形状であるから、概略芋虫状で適度に揺れかつ小刻みに引くと胴体が僅かに延びる動きが出せてシーバス、トラウトなどに対して好適なワーム型ルアーを提供することができる。
このワーム型ルアーは、擬似ワーム本体がゴム製なので軽いので扁平金具を付属することで沈降速度を適度に調整することが容易であり水に投げ入れられたワームが水底まですぐに到達することがなく、投げ入れたワームがゆっくり沈むようになり、魚のいる層に長く留まるので好都合であり、本物の餌(環形動物や毛虫など)に近い色を付けることが容易であり自然な動きを付与することができて触感が軟らかく魚が食いついたときの不自然な食感を和らげる。扁平金具がないワーム型ルアーの場合は、擬似ワーム本体を構成する可撓性ストリング構成材料に比重が大きい金属粉を練り込んで重量を調整することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明のワーム型ルアーによれば以下の効果を有する。
(1)底に釣り針が引っ掛かったときに釣り針の引っ掛かりを解き易い。
(2)魚が食いついて当たりが来て釣り竿を引いて合わせたときに釣り針が魚の口を必要以上に食い込んで口が切れてしまうことがない。
(3)魚の口に釣り針が引っ掛かったときに魚が釣り針からバレにくい。
(4)本物の餌(環形動物や芋虫など)に近い色を付けることができ触感が軟らかく魚が食いついたときの不自然な食感を和らげられる。
(5)概略芋虫状で適度に揺れかつ小刻みに引くと胴体が変形復元する動きが出せてシーバス、トラウトなどに対して好適なワーム型ルアーを提供できる。
(6)沈降速度を適度に調整することが容易であり水に投げ入れられたワームが水底まですぐに到達することがなく、投げ入れたワームがゆっくり沈んで魚のいる層に長く留まるので好都合である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
《第1実施形態》
ワーム型ルアーの実施形態について図1を用いて説明する。
【0013】
(ワーム型ルアーの構成)
このワーム型ルアーR1は、
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体1と、該擬似ワーム本体1の両端に設けられた下側リング部を有する下側接続具2及び上側リング部を有する上側接続具3と、上側接続具3に設けたビーズ状の疑似眼球体4と、上側接続具3に両端に連結環5,6を有する連結環7を介して接続される扁平金具8と、両端に連結環9,10を有し一方の連結環9を介して上側接続具3に接続される釣り糸接続ヘッド11と、下側接続具2に連結環12を介して接続される釣り針13とからなる。
【0014】
擬似ワーム本体1は、可撓性ストリングを巻線ピッチが巻線の直径に等しくなるようにコイル巻きして成形してなる形状である。可撓性ストリングは、ウレタンゴムやシリコンゴムあるいはポリエステル等のポリオレフィンを用いることができる。擬似ワーム本体1は、可撓性ストリングの原材料の段階で希望の色を選択して着色できるので、芋虫等の色に対応する色を持たせることができる。擬似ワーム本体1は、両端を端部に向かってコイル径を小さくしていくのが好ましい。
【0015】
下側接続具2は、擬似ワーム本体1を構成する可撓性ストリングと同一の短尺の可撓性ストリング2aと樹脂成形ピース2bとからなり、可撓性ストリング2aを半折して両端を樹脂成形ピース2bに設けた孔に挿入し両者を接着剤で固定して可撓性ストリング2aによって形成される下側リング部を有し、かつ樹脂成形ピース2bの他端面より設けられた螺孔に擬似ワーム本体1の下端を螺合し両者を接着剤で固定してなる(なお、接着剤に替えて溶着であっても良い)。
【0016】
上側接続具3は、下側接続具2と同様に設けられる。すなわち、短尺の可撓性ストリング3aと樹脂成形ピース3bとからなり、可撓性ストリング3aの両端を樹脂成形ピース3bに設けた孔に挿入し接着固定して可撓性ストリング3aによって形成される上側リング部を有し、かつ樹脂成形ピース3bの他端面より設けられた螺孔に擬似ワーム本体1の上端を螺合し両者を接着剤で固定してなる。
【0017】
ビーズ状の疑似眼球体4は、孔に上側接続具3の可撓性ストリング3aを通してから該可撓性ストリング3aの両端を樹脂成形ピース3bに設けた孔に挿入し固定してある。疑似眼球体4は、プラスチックあるいはセラミック、貝殻、石などを使用でき魚の目玉模様を付けることが好ましい。疑似眼球体4は、樹脂成形ピース3bに着色して兼用しても良い。
【0018】
扁平金具8は、擬似ワーム本体1に対して適度の重量を付加するとともに揺れることにより光眩集魚作用及び擬似ワーム本体1を不規則に揺らす機能を有する。扁平金具8は、擬似ワーム本体1が軽量なので擬似ワーム本体1に重量を付加して沈降速度を適度に調整する錘の役目を果たすと共に擬似ワーム本体1に揺れを付加する役目を果たす。扁平金具8が揺れると、擬似ワーム本体1の上端が方向を変えようとするが、擬似ワーム本体1は長いので抵抗が大きく吊り竿を大きく移動して釣り糸を小刻みに引いても瞬間的には擬似ワーム本体1の上端を回転中心として旋回することができない。しかし、擬似ワーム本体1はコイルばね形状であり軸線に対して容易に撓むので微妙に屈曲し直ちに復元することができ、このため、虫が両側へ「く」の字に屈伸動作する動きに似せた変形動作をさせ得る。扁平金具6は、例えば、薄い鉄板をプレス成形して眩光作用をするメッキが施されていて水流を受けて揺れ易い適宜貝殻片形状であって差し支えない。
【0019】
釣り糸接続ヘッド11に連結された連結環10に釣り糸を繋げる。
連結環5,6,9,10,12は、スプリング線を2巻してなる。
【0020】
(ワーム型ルアーの機能)
このワーム型ルアーR1は、擬似ワーム本体1が可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる形状であるから、概略芋虫状で適度に揺れかつ小刻みに引くと胴体が僅かに延びる動きが出せてシーバス、トラウトなどに対して好適なワーム型ルアーを提供することができる。
このワーム型ルアーR1は、擬似ワーム本体1がゴム製なので軽いので扁平金具を付属することで沈降速度を適度に調整することが容易であり水に投げ入れられたワームが水底まですぐに到達することがなく、投げ入れたワームがゆっくり沈むようになり、魚のいる層に長く留まるので好都合であり、本物の餌(環形動物や毛虫など)に近い色を付けることが容易であり自然な動きを付与することができて触感が軟らかく魚が食いついたときの不自然な食感を和らげる。
このワーム型ルアーR1は、擬似ワーム本体1が可撓性ストリングを巻線ピッチが巻線の直径に等しくなるようにコイル巻きして成形してなる形状であるから、魚が食いついて当たりが来たときに釣り竿を引いて合わせたときに擬似ワーム本体1が延びるから釣り針が魚の口を必要以上に食い込んで口が切れてしまうことがない。
このワーム型ルアーR1は、魚の口に釣り針が引っかかると逃げようとしてテンションが大きくなると擬似ワーム本体1が伸びてテンションが小さくなるとするとに擬似ワーム本体1が元の長さに戻り釣り糸が弛み難いので魚が釣り針からバレにくい。
このワーム型ルアーR1は、底の水草等に釣り針が引っかかったときには釣り糸を強く引いてテンションをかけて擬似ワーム本体1を大きく伸ばした状態から瞬間に釣り糸を弛めると擬似ワーム本体1が釣り針側へ衝撃を受けて縮むから数回繰り返すと釣り針を水草等の引っ掛かりから解き易い。
【0021】
《第2実施形態》
ワーム型ルアーの他の実施形態について図2を用いて説明する。
このワーム型ルアーR2は、
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体1と、該擬似ワーム本体1の両端に設けられた下側接続具2及び上側接続具3と、上側接続具3の上側リング部に設けたビーズ状の疑似眼球体4と、上側接続具3の上側リング部に連結環5を介して接続される扁平金具6と、両端に連結環9,10を有し一方の連結環9を介して上側接続具3の上側リング部に接続される釣り糸接続ヘッド11と、下側接続具2の下側リング部に連結環12を介して接続される釣り針13とからなる。
このワーム型ルアーR2は、ワーム型ルアーR1と比べると、下側接続具2を構成する可撓性ストリング2aと樹脂成形ピース2b並びに上側接続具3を構成する可撓性ストリング3aと樹脂成形ピース3bがない。下側接続具2と上側接続具3は、擬似ワーム本体1を構成している可撓性ストリングの両端をループに曲成して溶着してなる。疑似眼球体4は、可撓性ストリングの上端部に直線部を設けてここに被嵌してなる。
【0022】
《第3実施形態》
ワーム型ルアーの他の実施形態について図3を用いて説明する。
このワーム型ルアーR3は、
可撓性ストリングをコイル巻きして成形してなる擬似ワーム本体1と、該擬似ワーム本体1の両端に設けられた下側接続具2及び上側接続具3と、両端に連結環9,10を有し一方の連結環9を介して上側接続具3の上側リング部に接続される釣り糸接続ヘッド11と、下側接続具2の下側リング部に連結環12を介して接続される釣り針13とからなる。
このワーム型ルアーR3は、ワーム型ルアーR2と比べると、疑似眼球体4と扁平金具6とがない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるワーム型ルアーを示す一部断面した側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態にかかるワーム型ルアーを示す一部断面した側面図である。
【図3】本発明の第3実施形態にかかるワーム型ルアーを示す一部断面した側面図である。
【符号の説明】
【0024】
R1 ワーム型ルアー
1 擬似ワーム本体
2 上側接続具
3 下側接続具
4 疑似眼球体
5 連結環
8 扁平金具
11 釣り糸接続ヘッド
13 釣り針
R2 ワーム型ルアー
R3 ワーム型ルアー
【出願人】 【識別番号】500055153
【氏名又は名称】有限会社スパイラル
【住所又は居所】千葉県習志野市新栄2丁目4番20号
【出願日】 平成17年2月8日(2005.2.8)
【代理人】 【識別番号】100081248
【弁理士】
【氏名又は名称】大沼 浩司

【公開番号】 特開2006−217812(P2006−217812A)
【公開日】 平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願番号】 特願2005−31551(P2005−31551)