| 【発明の名称】 |
魚釣用リ−ル |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 幹春 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダイワ精工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】クリック音の音色やスプ−ル回転抵抗力等の調節が行える魚釣用リ−ルを提供することである。
【解決手段】スプ−ル4の一側部4aには凹部4bが形成されて凹部4b内に鳴き板5が嵌め込まれ、鳴き板5の上にはガイド板が重合されてガイド板はスプ−ル4の一側部4aのネジ穴4cに螺合されたビスで固定されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リ−ル本体に回転自在に支持されたスプ−ルの側部に鳴き板と周方向に複数の透穴を形成したガイド板とを重合配置し、リ−ル本体に設けた発音用の係合ピンの先端部を前記透穴を介して鳴き板に衝突させて発音する発音機構を備えた魚釣用リ−ルにおいて、前記スプ−ルの側部に取り付けられる鳴き板が、材質又は形状の異なる複数の部材を分割して周方向に組み合わせて構成されていることを特徴とする魚釣用リ−ル。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、スプ−ルの回転状態を発音報知するクリック機構を装備した魚釣用リ−ルの改良に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、魚釣用リ−ルの釣り糸が巻回されるスプ−ルの側部に固着した環状の鳴き板と周方向に複数の透穴を設けたガイド板を重合し、リ−ル本体の側板にスプ−ル側にバネ付勢支持されたピンの先端部を、ガイド板の透穴を介して鳴き板に衝突すべく臨ませ、スプ−ルが回転することにより発音すべく構成したものが、特許文献1で知られている。 【特許文献1】実公昭61−19660号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 解決しようとする問題点は、釣り糸の繰り出しで回転するスプ−ルの側部に固着した環状の鳴き板に対するリ−ル側板に設けたピンの衝接時の叩き音で発音する構成のため、クリック音の音響種類(高低の音色)は、鳴き板の材質や厚み等で選択されるごく限られたものになり、釣法や釣人の好み等に順応した調整が出来ず、発音報知に際し、幅広い対応が行えない、等の課題が残されている。 【0004】 本発明の目的は前記欠点に鑑み、クリック音の音色やスプ−ル回転抵抗力等の調節が行える魚釣用リ−ルを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、リ−ル本体に回転自在に支持されたスプ−ルの側部に鳴き板と周方向に複数の透穴を形成したガイド板とを重合配置し、リ−ル本体に設けた発音用の係合ピンの先端部を前記透穴を介して鳴き板に衝突させて発音する発音機構を備えた魚釣用リ−ルにおいて、前記スプ−ルの側部に取り付けられる鳴き板が、材質又は形状の異なる複数の部材を分割して周方向に組み合わせて構成されていることを要旨とするものである。 【発明の効果】 【0006】 本発明により、複数の各扇形の単片からなる部材の鳴き板がスプ−ルの一側部に周方向に組み合わせてクリック発音機構を構成したので、釣法や釣人の好み等に応じてクリック音の音色やスプ−ル回転抵抗力等の調節が行え、幅広い対応が可能となる。 又、使用経過に伴う摩耗に際しても、交換が容易となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 スプ−ル4の一側部4aには凹部4bが形成されて凹部4b内に鳴き板5が嵌め込まれ、鳴き板5の上にはガイド板6が重合されてガイド板6はスプ−ル4の一側部4aのネジ穴4cに螺合されたビス15で固定されている。 鳴き板5は扇形の単片からなる例えば、材質や形状の異なる部材5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h等で構成され、リ−ルの設計仕様や釣法等を考慮して、状況に合った扇形の鳴き板を選択して取り付けられる。 一方のリ−ル側板3には円筒スリ−ブ16が固定されて円筒スリ−ブ16内に進退自在に設けられた発音用の係合ピン7の先端部が発条17でスプ−ル4方向に付勢されて図1、図3、図4では係合ピン7の先端部がガイド板6の透穴6aを挿通されて鳴き板5に衝接されている。 【0008】 鳴き板5の種類を以下に例示する。 扇形の単片からなる部材5a、5eは例えばステンレス材などの硬質金属材が用いられている。 扇形の単片からなる部材5bは例えば真鍮材や銅材などの軟質金属材が用いられている。 扇形の単片からなる部材5c、5gは高さ(厚み)の高低で高く(厚く)形成されている。 扇形の単片からなる部材5dは高さの高低で低く(薄く)形成されている。 扇形の単片からなる部材5fには穴5iが形成されて係合ピン7の先端部がガイド板6の透穴6aに挿通される量が深くなり、かつ無音になるように構成されている。 扇形の単片からなる部材5hには凸部5jが形成されて図4のように、係合ピン7の先端部がガイド板6の透穴6aに挿通される量が制限されるように構成されている。 【実施例1】 【0009】 以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1は魚釣用リ−ルの要部断面背面図、図2はスプ−ルの一側部の鳴き板の側面図、図3は図2のF3−F3断面線の要部拡大断面背面図、図4は図2のF4−F4断面線の要部拡大断面背面図である。 【0010】 魚釣用リ−ルを魚釣用両軸受型リ−ルで述べると、リ−ル本体1は両リ−ル側板2、3が複数の支柱10で並行に保持され、両側板間にスプ−ル4がスプ−ル軸11に固定されている。 スプ−ル軸11はピニオン12とドライブギヤ13を介してハンドル14で回転されるように構成されている。 スプ−ル4の一側部4aには凹部4bが形成されて凹部4b内に鳴き板5が嵌め込まれて固定(圧入、接着、ネジ止め等も可能)、鳴き板5の上にはガイド板6が重合されてガイド板6はスプ−ル4の一側部4aのネジ穴4cに螺合されたビス15で固定されている。 例えば、鳴き板5は扇形の単片からなる材質、形状の異なる部材5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h等で構成され、図2に示されるスプ−ル4の一側部4aには、各種の扇形の鳴き板5(5a〜5h)を図示してあるが、1種類でも、2種類でも組み合せは自由で、状況により適宜選択されて取り付けられる。 ガイド板6の透穴6aは周方向に少なくとも鳴き板5の扇形の単片からなる部材の数に応じて穿設されている。 凹部4bの中の鳴き板5の各扇形の単片からなる部材位置に凹部4dが形成されている。 扇形の単片からなる部材の数及びガイド板6の透穴の数は適宜選定される。 【0011】 鳴き板5は、扇形の単片からなる部材5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5hの中から適宜選択(1種類でも複数でも組み合せは自由)されて周方向に間隙αをおくように組み合わされ、凹部4bとガイド板6の間で厚さによって挾持固定されている。 厚さの薄い扇形の単片からなる部材は接着剤で接着固定してもよい。 凹部4dは空きの状態としてもよいし、接着剤の溜め部としてもよい。 凹部4dが空きの状態か接着剤充填状態で発音の音色が異なる。 【0012】 一方のリ−ル側板3には円筒スリ−ブ16が固定されて円筒スリ−ブ16内に進退自在に設けられた発音用の係合ピン7の先端部が発条17でスプ−ル4方向に付勢されて図1、図3、図4では係合ピン7の先端部がガイド板6の透穴6aを挿通されて鳴き板5に衝接されている。 発音用の係合ピン7は細杆18の一端に固定され、細杆18の他端に進退操作ツマミ19がビス20で取り付けられている。 【0013】 扇形の単片からなる部材5a、5eは例えばステンレス材などの硬質金属材が用いられている。 扇形の単片からなる部材5bは例えば真鍮材や銅材などの軟質金属材が用いられている。 扇形の単片からなる部材5c、5gは高さ(厚み)の高低で高く(厚く)形成されている。 扇形の単片からなる部材5dは高さの高低で低く(薄く)形成されている。 扇形の単片からなる部材5fには穴5iが形成されて係合ピン7の先端部がガイド板6の透穴6aに挿通される量が深くなり、かつ無音になるように構成されている。 扇形の単片からなる部材5hには凸部5jが形成されて図4のように、係合ピン7の先端部がガイド板6の透穴6aに挿通される量が制限されるように構成されている。 【0014】 各扇形の単片からなる部材の材質や形状が異なると係合ピン7の先端部が衝突されたときに発生する発音の音色が異なることになる。 更に扇形の単片からなる部材の高さが異なると係合ピン7の先端部がガイド板6の透穴6aに出入りする時の抵抗力(スプ−ル4の回転抵抗力)が異なることになる。 上記説明では材質を硬質と軟質で示したが、硬軟の間の中質があってもよい。 また、形状の高低も高低の中間があってもよい。 材質や形状の異なる各扇形の単片からなる部材の配置は適宜選択して配置することが出来る。 【0015】 ハンドル14の回転やスプ−ル4に巻回された図示しない釣り糸の繰り出しでスプ−ル4が回転されると、発音用の係合ピン7の先端部が発条17で付勢されてガイド板6の透穴6aに出入りして鳴き板5の各扇形の単片からなる部材に衝突されてクリック音が発音される。 更に扇形の単片からなる部材の穴5iや凸部5jで発音用の係合ピン7の先端部が落し込まれる量が異なることで発音の音色とスプ−ル4の回転抵抗力が異なることになる。 【0016】 前記のように魚釣用リ−ルが構成されると、複数の各扇形の単片からなる部材の鳴き板5がスプ−ル4の一側部4aに周方向に組み合わせてクリック発音機構を構成したので、釣法や釣人の好み等に応じてクリック音の音色やスプ−ル回転抵抗力等の調節が行え、幅広い対応が可能となる。 又、使用経過に伴う摩耗に際しても、交換が容易となる。 【産業上の利用可能性】 【0017】 前記説明では、魚釣用リ−ルで述べたが、他の形式の魚釣用片軸受型リ−ルに実施してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】魚釣用リ−ルの要部断面背面図である。 【図2】スプ−ルの一側部の鳴き板の側面図である。 【図3】図2のF3−F3断面線の要部拡大断面背面図である。 【図4】図2のF4−F4断面線の要部拡大断面背面図である。 【符号の説明】 【0019】 1 リ−ル本体 4 スプ−ル 4a 一側部 5 鳴き板 5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h 扇形の単片からなる部材 6 ガイド板 6a 透穴 7 発音用の係合ピン
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号
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| 【出願日】 |
平成17年2月1日(2005.2.1) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−211903(P2006−211903A) |
| 【公開日】 |
平成18年8月17日(2006.8.17) |
| 【出願番号】 |
特願2005−24647(P2005−24647) |
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