| 【発明の名称】 |
水槽用照明器具のリフト機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】今泉 泰徳 【住所又は居所】大阪府東大阪市今米1丁目14番15号 ジェックス株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】比較的簡単な構造にして照明器具をリフトでき、照明器具のリフト位置への設定が円滑に行える水槽用照明器具のリフト機構を提供する。
【解決手段】照明器具1の長さ方向の両端側の側板部材112,126に、下端に前記水槽2の上端2a,2bに載置される台座811を有し、上下方向へスライド可能な支持脚体81を配設し、前記側板部材112,126に前記支持脚体81のガイド部82を形成し、前記支持脚体81と前記側板部材112(126)との間に、該支持脚体81に対して上方への押し込みによる格納位置ならびに所定高さのリフト位置に対応する引き出し突出位置で係合ロックするロック手段83(85)(86)と、ロック状態を解除するロック解除手段84(850a)(860a)とを配備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 鑑賞用水槽の開口端部に載置される照明器具を該水槽上に所定リフト位置で支持可能な水槽用照明器具のリフト機構において、 前記照明器具における器具本体の両端部にそれぞれ配備された側板部材と、 下端に前記水槽の上端に載置される台座を有し、前記側板部材に沿って上下方向へスライド可能に配設された支持脚体と、 前記側板部材に形成されて、前記支持脚体のスライド変移をガイドするガイド部と、 前記支持脚体と前記側板部材との間に設けられて、該支持脚体に対して上方へ押し込んだ格納位置ならびに所定高さのリフト位置に対応する下方への引き出し突出位置で係合ロックするロック手段と、 前記ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段と、 を備えていることを特徴とする水槽用照明器具のリフト機構。 【請求項2】 前記支持脚体が前記側板部材の内面に沿って配設されてなる請求項1に記載の水槽用照明器具のリフト機構。 【請求項3】 前記所定高さのリフト位置とは、最大リフト位置を含む複数のリフト位置である請求項1または2に記載の水槽用照明器具のリフト機構。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、熱帯魚などの飼育に使用される鑑賞用水槽の照明器具を該水槽上の所定リフト位置に支持させるための水槽用照明器具のリフト機構に関する。 【背景技術】 【0002】 熱帯魚などを飼育する場合、夏期などに水槽内の水温が高くなると、鑑賞魚などに悪影響を及ぼすことがある。このため、一般に、前記水槽の上端に載置されている照明器具を所定高さまでリフトさせて気化熱を逃がしやすくさせることが行われている。照明器具を水面からリフトさせて、餌を与えやすくさせる場合も、この方法が採用されている。 【0003】 この照明器具をリフトさせるために、一般には、照明器具の左右両端部と前記水槽の左右両端の上端縁部との間にそれぞれ介在されるリフト用具を使用している。 【0004】 リフト用具としては、例えば上端部に前記照明器具の下面側を係止する係止部が形成され、下端部に前記水槽の上端部を厚さ方向から挟んでねじで締め着ける挟着部が形成されたものが多い。 【0005】 このリフト用具を使用すれば、前記照明器具を水槽の上端から該リフト用具の略高さ分だけ高い位置にリフトさせて支持することができる。しかし、照明器具とは別にリフト用具を用意しなければならないうえ、そのリフト用具の取り付けも面倒である。 【0006】 このため、従来より、例えば上向きコ字形の左右一対の支柱部材の各基端部をそれぞれ回動可能に枢支した取り付け部材を前記水槽の左右上端縁部に対してそれぞれ固定し、各支柱部材に常時起立する方向への復帰ばね力を付勢するばね部材を該支柱部材の先端部と前記取り付け部材との間に設け、他方、前記照明器具の底面側に、左右方向へ延びて前記支柱部材の先端部をスライド可能に嵌合するガイド溝を形成し、照明器具を持ち上げると、前記一対の支柱部材がばね力で起立して、照明器具を当該支柱部材によりリフトさせて支持するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平8−298895号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかし、従来のものは、左右の一対のコ字形支柱部材を回動可能に支持し、これら支柱部材にばね力を付勢するばね部材を設けるなど、構造が比較的煩雑である。 【0008】 とくに、照明器具のリフト動作が支柱部材の回動変移と、該支柱部材の先端の左右方向のスライド動作との協動で達成されるので、慎重に操作しないと、照明器具のリフト時に動作不良が起きやすいという問題がある。 【0009】 この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、比較的簡単な構造にして照明器具をリフトでき、照明器具のリフト位置への設定が円滑に行える水槽用照明器具のリフト機構を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記課題は以下の手段によって解決される。 【0011】 [1] 鑑賞用水槽の開口端部に載置される照明器具を該水槽上に所定リフト位置で支持可能な水槽用照明器具のリフト機構において、前記照明器具における器具本体の両端部にそれぞれ配備された側板部材と、下端に前記水槽の上端に載置される台座を有し、前記側板部材に沿って上下方向へスライド可能に配設された支持脚体と、前記側板部材に形成されて、前記支持脚体のスライド変移をガイドするガイド部と、前記支持脚体と前記側板部材との間に設けられて、該支持脚体に対して上方へ押し込んだ格納位置ならびに所定高さのリフト位置に対応する下方への引き出し突出位置で係合ロックするロック手段と、前記ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段とを備えていることを特徴とする水槽用照明器具のリフト機構。 【0012】 [2] 前記支持脚体が前記側板部材の内面に沿って配設されてなる前項(1)に記載の水槽用照明器具のリフト機構。 【0013】 [3] 前記所定高さのリフト位置とは、最大リフト位置を含む複数のリフト位置である前項(1)または(2)に記載の水槽用照明器具のリフト機構。 【発明の効果】 【0014】 前項[1]に記載の発明によれば、支持脚体を上方へ押し込み操作すれば、格納位置に設定され、この時、前記ロック手段により格納位置における支持脚体が、その位置に保持されるようにロックされ、また、その格納位置から支持脚体を下方へ引き出し操作し、所定高さのリフト位置に対応する引き出し突出位置に設定すれば、前記ロック手段により突出位置における支持脚体が、その位置にロックされ、また、例えば所定リフト位置に対応する引き出し位置からロック解除手段でロックを解除し、前記支持脚体を上方へ押し込み操作すれば、該支持脚体が格納位置に格納される。 【0015】 この支持脚体を突出位置に設定した状態では、該支持脚体の台座を水槽の上端に載置すれば、前記照明器具を前記支持脚体の突出量に対応する高さ位置にリフトさせて支持でき、これにより夏期などの水温上昇に対処できることになる。 【0016】 ここで、前記リフト機構がケーングの側板部材に設けてあるから、別途、リフト用具を用意する必要がなくなり、そのリフト用具を組み付けるような手間が省ける。 【0017】 とくに、支持脚体を前記側板部材に沿ってスライド可能に配設してあるので、該支持脚体の押し込みおよび引き出し操作時のスライド動作が円滑に行われて、故障が起きにくく、使いやすい。 【0018】 前項[2]に記載の発明によれば、支持脚体が側板部材の内面側に配設されているので、運搬時などに照明器具を包装したり、梱包する際に、支持脚体が邪魔にならず、扱いやすい。更に支持脚体を収納した際に、支持脚体が照明器具内に配置されて外部に露呈しないので、良好な美観を得ることができる。 【0019】 前項[3]に記載の発明によれば、支持脚体の引き出し位置を選択することにより、照明器具のリフト位置を複数位置のいずれかに変更できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 【0021】 図1は、この発明の実施形態にかかるリフト機構が適用された水槽用照明器具示す斜視図、図2は、同じく照明器具のリフト状態で示す斜視図、図3は、同じく照明器具を2つ折り状態で示す斜視図、図4は、同じく照明器具をガラス板を省いて示す底面図である。 【0022】 図1〜図4において、この照明器具1は、水槽2における左右両開口端部2a,2bに跨がって設置されるようになっている。3は、水槽2の開口を被うガラスなどの透明板である。 【0023】 この照明器具1は、器具本体10と、枢支連結部20と、ねじ止め部30と、リフト機構8とを備えている。 【0024】 前記器具本体10は、その長さ方向(左右方向)の略中央で分割されて、2つの器具半体11,12から構成されており、これら両器具半体11,12は、互いに枢支・連結部20により連結されて、図1に示す直線状の展開状態と、図3に示す2つ折り状態とに転換可能になっている。照明器具本体10を2分割構成としたのは、運送時などの梱包などをコンパクトにさせるためであり、分割する構成にはこだわらない。 【0025】 前記器具半体11,12は、それぞれ下壁面および左右両側面が開放された箱形のケーシング11A,12Aを有し、これらケーシング11A,12Aの各後面は、略垂直面で構成されており、図3に示すように2つ折りにした際に、2つの器具本体11,12が密着して配置できるように構成されている。 【0026】 さらに、ケーシング11A,12Aの各下側開放面は、ケーシング11A,12Aの長手方向へ沿って形成された前後一対の溝条(図示せず)にスライド可能に嵌挿されたガラス板などからなる透明板(図示せず)によりそれぞれ閉塞されている。 【0027】 なお、前記ケーシング11A,12Aは、合成樹脂により成形されているが、その構成材は、合成樹脂に限らない。 【0028】 前記一方(図1の左側)のケーシング11Aの左側開放面は、縁枠部112aが一体形成された合成樹脂製の側板部材112とその内側の仕切板(図示せず)により閉塞されている。 【0029】 前記一方のケーシング11Aの右側開放面は、他方(図1の右側)のケーシング12Aとの合わせ面として、図5に示すような縁枠部113aが一体形成された側板部材113により閉塞されており、この側板部材113は、複数のねじ114などによりケーシング11Aに対して固定されている。 【0030】 なお、この側板部材113の下部は、ねじ115により前記ケーシング11Aに固定されるL形部材116により、前記固定状態が堅固に保持されている。またこのL形部材116は、上記ケーシングの下側開放面を閉塞する透明板を固定する部材も兼用している。 【0031】 他方のケーシング12Aの左側開放面は、ケーシング11Aとの合わせ面として、図5に示すような縁枠部122aが一体形成された側板部材122により閉塞されており、この側板部材122は、複数のねじ123などによりケーシング12Aに対して固定されている。 【0032】 また、前記ケーシング12Aの右側開放面は、縁枠部126aが一体形成された側板部材126とその内側の仕切板(図示せず)により閉塞されている。 【0033】 前記一方のケーシング11Aにおける側板部材113と他方のケーシング12Aにおける側板部材122とは、例えば図5に示すように、後壁寄りに位置して設けられた枢支・連結部としての蝶番20により、水平面内に沿って回動可能に連結されており、これにより、前記器具半体11,12が直線状の展開状態と2つ折り状態とを任意に選択して設定可能である。 【0034】 前記蝶番20は、具体的には、図5に示すように、前記一方のケーシング11Aの側板部材113の後壁側に位置して一体に形成された支軸部201と、他方のケーシング12A側の側板部材122の後壁側に一体形成されて、前記支軸部201に嵌合される横断面C字形の無理嵌めヒンジ部282とから構成されている。 【0035】 勿論、前記蝶番20は、この例のものに限定されるものではなく、例えば別体に用意された蝶番部材を使用してもよい。 【0036】 一方のケーシング11Aにおける側板部材113の周縁には、図5に示すように、環状の嵌合凸部117が一体形成されており、他方のケーシング12Aにおける側板部材122の周縁には、展開状態で前記嵌合凸部117に嵌合される環状の嵌合凹部124が形成されている。 【0037】 なお、前記一方のケーシング11Aにおける側板部材113と他方のケーシング12Aにおける側板部材122とには、前記蝶番20の形成位置から離間した前寄りに位置して、展開状態保持用のねじ止め部30が配備されている。 【0038】 このねじ止め部30は、例えば一方のケーシング11Aにおける側板部材113の底壁に形成された雌ねじ部301と、他方のケーシング12Aにおける側板部材122の底壁に形成されたねじ挿通孔302と、ねじ挿通孔302を挿通して雌ねじ部301に螺入されるねじ303とからなる。 【0039】 一方のケーシング11A内には、図4に示すように、長手方向の両端部位に位置して光源用ソケット部41,42がそれぞれ中央向きの姿勢で設けられており、これらソケット部41,42には、光源の一例としてのU字形の蛍光灯51,52がそれぞれ装着されている。 【0040】 また、他方のケーシング12A内にも、長手方向の両端部位に位置して光源用ソケット部43,44がそれぞれ中央向きの姿勢で設けられており、これらソケット部43,44には、光源の一例としてのU字形の蛍光灯53,54がそれぞれ装着されている。 【0041】 なお、前記蛍光灯51〜54は、電力消費の低減化のためにインバータ制御回路(図示せず)により点灯制御されるようになっている。 【0042】 また、前記ケーシング11A,12Aの内部には、図4に示すように、蛍光灯51〜54からの光を下方に向けて反射する屋根形反射板61,62がそれぞれ配置されている。 【0043】 前記一方のケーシング11Aにおける左側板部材112からは、交流電源に接続されるプラグ付き電源コード5が引き出されている。また、前記蛍光灯51〜54に電力供給する給電線(図5)6は、他方のケーシング12Aの反射板61の裏側を通り、前記側板部材122に形成されたコード挿通孔122bを抜けて、一方のケーシング11Aにおける側板部材113に形成されたコード挿通孔113bから内部に入り、前記反射板62の裏側を通り、前記プラグ付き電源コード5に電気的に接続されており、これにより、全部の蛍光灯51〜54を同時に点灯することができるようになっている。 【0044】 なお、前記一方のケーシング11Aにおける側板部材112には、全部の蛍光灯51〜54に対してON/OFF操作するために電源スイッチ50が設けられている。 【0045】 前記リフト機構8は、器具本体10の長手方向の両端部、つまり一方の器具半体11の左側の側板部材112ならびに他方の器具半体12の右側の側板部材126にそれぞれ配備されており、それぞれ同一の構成であるので、以下では、一方の器具半体11の左側の側板部材112に配備されたリフト機構8を代表して図6〜図9に基づいて説明する。 【0046】 このリフト機構8は、支持脚体81と、支持脚体ガイド部としての溝条部82と、支持脚81に対するロック部83と、ロック解除部84とを備えている。 【0047】 前記支持脚体81は、合成樹脂などで板形に成形されており、前記側板部材112の内面側に当接して上昇位置と下降位置との間で上下方向へ変移可能に配設されており、その下端には、前記水槽2の上端縁部2a(2b)に載置される横長の台座811が形成されている。この台座811の下部外端には、下方へ突出して横ずれ時に水槽2の上端縁部2a(2b)から離脱するのを防止する規制壁部811aが一体形成されている。 【0048】 また、前記側板部材112における縁枠部112aの下面には、前記支持脚体81が上昇した位置で前記台座811が格納される格納部112bが形成されている。 【0049】 更に支持脚体81を側板部材112の内面側に配設しているため、支持脚体81を収納した際に、支持脚体81が照明器具内に配置されて外部に露呈しないので、良好な美観を得ることができる。 【0050】 なお、前記支持脚体81は、前記側板部材112の外面側に配設してもよいが、この例のように側板部材112の外面側に配設してあると、照明器具12を運送や保管のために包装したり、梱包したりする際に支持脚体81が邪魔にならず、扱いやすくなる。 【0051】 前記ガイド用溝条部82は、前記側板部材112の内面側に所定間隔存して対向して設けられた横断面逆L形の一対の立壁821,821の各対向内面で構成されており、前記支持脚体81の上記スライド変移をガイドするようになっている。 【0052】 前記ロック部83は、図9に示すように、前記支持脚体81に逆U字形に切り込み形成されて、上端に角形の係止頭部831aが一体形成された弾性係止片831と、前記ガイド用溝条部82,82間に位置して前記側板部材112に形成された上部係合孔832と、上部係合孔832の真下に位置して前記側板部材112に形成された下部係合孔833とを備えている。 【0053】 前記上部係合孔832は、前記支持脚体81を上方向へ押し込み操作した際の格納位置で前記弾性係止片831の係止頭部831aに係合してロックし、下部係合孔833は、格納位置から支持脚体を下方へ引き出し操作し、所定高さのリフト位置に対応する引き出し突出位置に設定した際に、前記弾性係止片831の係止頭部831aに係合してロックするようになっている。 【0054】 前記ロック解除部84は、前記弾性係止片81に一体形成された押し込み用の突部からなり、支持脚体81をスライド変移させる際に、押し込み操作によって前記弾性係止片81を弾性力に抗して内方へ弾性変形させて、係止頭部831aの前記上部係合孔832または下部係合孔833への係合状態を解除するものである。 【0055】 なお、上部係合部832と下部係合部833との間は、前記ロック解除部を構成する突部84を押し込み操作してロックを解除し、前記支持脚体81をスライド変移させる際に、前記該突部84の通過を許容するスリット834により連通されている。 【0056】 つぎに、上記構成の水槽用照明器具1の使用手順を説明する。 【0057】 例えばメーカが店舗などに向けて照明器具1を水槽2とセットにして配送する際には、上記器具半体11,12を 図3に示すように2つ折り状態にしておけば、全体がコンパクトに梱包できる。 【0058】 また、水槽2を店舗で展示したり、実際に使用する場合には、2つ折り状態の割器具半体11,12を蝶番20を支点にして回動し、図1に示すように、直線状に展開する。 【0059】 さらに、一方の器具半体11のケーシング11Aと他方の器具半体12のケーシング12Aとの結合部位におけるねじ303をねじ挿通孔302を挿通させてから雌ねじ部301に螺入させ、この状態で前記水槽2の上端に載置すればよい。 【0060】 前記器具半体11,12を展開した状態では、前記器具半体11のケーシング11A側の環状嵌合凸部117と前記器具半体12のケーシング12A側の環状の嵌合凹部124とが嵌合するから、上記展開状態の腰砕けが防止され、安定状態で設置することができる。 【0061】 さらに、この展開状態で前記ねじ303により前記ケーシング11Aとケーシング12Aとの結合部位を固定してあるから、前記展開状態が一層堅固に保持される。 【0062】 そして、照明器具10を使用するには、前記電源コード5を電源に接続するだけで、蛍光灯火51〜54に対する電力が一斉に供給される。 【0063】 また、夏場などに水温が上昇した際には、前記器具本体10の左右両方のリフト機構8,8を使って照明器具1を上昇させる。 【0064】 通常は、前記支持脚体81を上方へ押し込み操作することにより、弾性係止片831の先端の係止頭部831aが上部係合孔832に係合されている。この時、支持脚体81の下端の台座811は、側板部材112の格納凹所112bに格納されている。 【0065】 前記照明器具1を上昇させるにあたっては、前記支持脚体81を下方へ引き出す。まず、前記係止頭部831aを内方へ押し込むと、この係止頭部84の係合孔832に対する係合が解除、つまり支持脚体81の上昇位置でのロック解除される。 【0066】 この状態で前記支持脚体81を下方へ引き出し操作すれば、該支持脚体81がガイド用溝条82,82に沿って下降し、側板部材112から下方へ引き出され、所定の高さ位置に対応する引き出し位置で前記弾性係止片831の係止頭部831aが前記下部係合孔833に係合してロックされる。 【0067】 この状態で、前記支持脚体81の下端の台座811を前記水槽2の上端縁部2a,2bに載置する。これにより、前記照明器具1を支持脚体81の引き出し量に対応する高さ分だけ水槽2上にリフトした位置に支持でき、これにより水面上の空間が外部に開放されて通気性が向上するため、水温の上昇を最小限に抑えることができる。 【0068】 このように、照明器具1を支持する支持脚体81をもったリフト機構8を該照明器具1における側板部材112(126)に装備させたので、別途、リフト部材をする必要がなく、取り付ける手間も不要となり、手軽に照明器具1を水槽2上にリフトさせて支持することができる。 【0069】 また、側板部材112(126)の支持脚体81を保持させるとともに、支持脚体81の所定スライド位置でロックさせるだけの簡単な構成により、構造も簡素なものとなり、故障なども起こりにくいという利点もある。 【0070】 図10および図11は、前記リフト機構8の変形例を示す。 【0071】 図10および図11において、前記支持脚体81には、その上端部の幅方向両側端面に、先端に係止爪850aを有し、該幅方向外方への弾性力も持った一対の弾性係止片850、850が一体形成される一方、前記側面部材112における内部側の左右凸段部851,851の各対向端面に、一対の上部係合孔852,852および下部係合孔853,853を形成したものであり、これら弾性係止片850ならびに上部および下部係合部852,853によるロック部85が構成される一方、、前記押し込み操作可能な係止爪850aによりロック解除部が構成されている。 【0072】 この場合、前記支持脚体81に対して上方へ押し上げ操作して格納した際に、前記係合爪850a,850aが上部係合孔852,852にそれぞれ係合して、その格納状態がロックされる。 【0073】 また、前記支持脚体81を側面部材112から下方へ引き出操作した位置では、前記係合爪850a,850aが下部係合孔853,853にそれぞれ係合して、その状態がロックされる。そして、この状態では、前記支持脚体81を引き出し量に対応した高さ分だけ照明器具1を水槽2の上端から高い位置に支持させることができる。 【0074】 なお、前記支持脚体81を格納する場合には、前記一対の係合爪850a,850aを弾性係止片850,850の弾性力に抗して互いに接近する方向へ押し込み操作しながら支持脚体81を上方へ押し込み操作すれば、前記係合爪850aが下部係合孔853,853から離脱してロック解除となる。 【0075】 図12および図13は、前記リフト機構8の別の変形例を示す。 【0076】 図12および図13において、支持脚体81には、先端部表面に係止突部860aを有し、前記器具半体11の側面部材112の表裏方向で弾性変形可能な板状の弾性係止片860が形成される一方、前記側面部材112には、上部係合孔861と、下部係合孔863と、これら上部係合孔861と下部係合孔863との略中間に位置する中間係合孔862が形成されており、前記弾性係止片860ならびに上部および下部係合孔861〜863によりロック部86が構成される一方、前記係止突部860aによるロック解除部が構成されている。 【0077】 前記支持脚体81を側面部材112から下方へ引き出した位置では、前記係合突部860aが下部係合孔863に係合して、その状態がロックされる。そして、この状態では、前記支持脚体81を引き出し量に対応する高さ分だけ照明器具1を水槽2の上端からリフトした位置に支持させることができる。 【0078】 また、前記係合突部860aを中間係合孔862に係合させれば、照明器具1を水槽2の上記最上の高さ位置よりも低い中間位置に支持させることができる。つまり、複数の高さ位置から任意の位置を選択して照明器具1を設定することができる。 【0079】 なお、この場合も、前記係止突部860aを弾性係止片860の弾性力に抗して押し込み操作しながら支持脚体81を上方へ押し込み操作すれば、前記係合突部861aが下部係合孔863から離脱して前記支持脚体81を格納部112bに格納できる。 【図面の簡単な説明】 【0080】 【図1】この発明の実施形態にかかる水槽用照明器具を展開状態で示す斜視図である。 【図2】同じく照明器具を所定高さまでリフトさせた状態で示す斜視図である。 【図3】同じく照明器具を2つ折り状態で示す斜視図である。 【図4】同じく照明器具をガラスを省略して示す底面図である。 【図5】同じく照明器具の分割半体同志の枢支結合部位周辺を示す斜視図である。 【図6】同じく照明器具のリフト機構を示す外観斜視図である。 【図7】同じく照明器具のリフト機構を示す分解斜視図である。 【図8】同じくリフト機構における要部の斜視図である。 【図9】同じくリフト機構における要部の縦断面図である。 【図10】リフト機構の変形例を示す外観斜視図である。 【図11】図10のリフト機構を示す分解斜視図である。 【図12】リフト機構の別の変形例を示す外観斜視図である。 【図13】図12のリフト機構を示す分解斜視図である。 【符号の説明】 【0081】 1・・・・・・・・・・・・・・照明器具 2・・・・・・・・・・・・・・鑑賞用水槽 2a,2b・・・・・・・・・・水槽の開口端部 8・・・・・・・・・・・・・・リフト機構 11・・・・・・・・・・・・・・器具本体 81・・・・・・・・・・・・・支持脚体 82,82・・・・・・・・・・ガイド部 83,85,86・・・・・・・ロック部 84,850a,860a・・・ロック解除部 112,126・・・・・・・・側板部材
|
| 【出願人】 |
【識別番号】393022746 【氏名又は名称】ジェックス株式会社 【住所又は居所】大阪府東大阪市今米1丁目14番15号
|
| 【出願日】 |
平成17年1月17日(2005.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071168 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 久義
【識別番号】100099885 【弁理士】 【氏名又は名称】高田 健市
【識別番号】100109911 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 義仁
|
| 【公開番号】 |
特開2006−191889(P2006−191889A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月27日(2006.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2005−8631(P2005−8631) |
|