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【発明の名称】 物質を封入した容器の蓋を切りその容器を固定する装置
【発明者】 【氏名】遠藤 祥

【要約】 【課題】クワガタ虫などの餌として小型容器入りゼリーを与える事が広く行われているが、飼育数が多くなると容器のフィルム状の蓋を切ったりはがしたりするのも手が汚れて不快な上、手間になり、またこうした容器をそのまま転がしておいたり、穴を穿っただけの一般的な餌台に置くだけでは、中の昆虫に転がされ、中身が無駄にこぼれるという不都合が頻繁に生じていた。

【解決手段】ゼリー容器のフィルム状の蓋を切る為の鋭利な刃物状突起を外周に配した穴を備えた上部と、ゼリー容器を保持する穴を備えた下部から構成される餌台で、蝶番を中心として上部を閉める事により容器の蓋が切り取られ、上からこれを昆虫が食する事が可能になると同時に上部と下部は端部の爪によって一体となり、容器が固定される。餌替え時の手間を軽減し、容器が転がされて中身が無駄にこぼれる事が防止できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器に納められた物質を容器ごと保持する穴を設けた下部と、容器の蓋を切る為の刃を外周に配した穴を備えた上部からなり、蓋を切断すると共に上部は下部と一体となって容器を固定し、なおかつ上部の穴を通して容器内部の物質が利用可能となる事を特徴とした装置。
【請求項2】
ゼリー状物質を納めた小型のプリンカップ状容器の、フィルム状の蓋を切り、同時に固定する請求項1に記載の餌台。
【請求項3】
該本体表面に、細かい凹凸又は穴を多数配した請求項1及び2に記載の餌台。
【請求項4】
該本体上部及び下部の一端は蝶番、反対側は爪となっている請求項1ないし3に記載の餌台。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、物質を封入した容器の蓋を切り、その容器を固定する台に関するものである。
【0002】
昆虫などに給餌する事を目的としたゼリー状物質は、直径3cmから8cm、高さ3cm程度のプリンカップ状の薄いプラスチック容器に封入され、フィルム状の蓋を貼り付けてあるものが広く普及している。本発明は、ゼリー状物質を封入した容器を台に固定し、同時にそのフィルム状の蓋に切りこみを入れる道具である。これにより、昆虫などがこれを食する事が可能となると同時に容器が固定され、無駄にこぼれる事が防止できる。
【背景技術】
【0003】
従来、昆虫用餌ゼリーの容器などはそのフィルム状の蓋を手ではがす、又は金属の刃物等で切断した上で、台のくぼみ又は穴に置くだけであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、容器入り餌ゼリーは昆虫などに与える前にそのフィルム状の蓋にカッター等で切り込みを入れたり、これをひとつひとつ手ではがして与えていたため、数が多くなると手を汚してしまって不愉快な上に手間であった。又、餌台を使用しない場合や、従来の餌台に単に置かれている餌ゼリーは、昆虫などがひっくり返してしまうので、内容物が外にこぼれてしまう不都合が頻繁に生じていた。
【0005】
本発明は、容器入りのゼリーなどを置き上部を閉める事により、簡単にその容器のフィルム状の蓋を切ることを可能にし、かつ内容物が昆虫などによってひっくり返さない様にこの容器を固定するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
図面によって説明すれば、該本体上部1の下側には容器の蓋に切り込みを入れる為の鋭利な刃物状突起5を外周に配した穴3が設けられており、蓋の切断後はその突起5及び上部全体1が容器を押さえ、固定する。
【発明の効果】
【0007】
このようにすれば、容器のフィルム状の蓋に切り込みを入れ、容器を固定する事が同時に可能になり、内容物が無駄にこぼれるような事が防止できる。また蓋を切断する際、蓋や内容物のゼリーなどに直接手を触れる必要が無いので手を汚す事も防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の好適な実施の形態として例示する餌台について、図1ないし4に基づいて説明する。本餌台は、昆虫などが上方より内容物を摂餌可能な寸法を有する穴3及び蓋を切断する為の鋭利な刃物状突起5を穴3の外周から下方向に備えた上部1と、容器を保持する穴4を持つ下部分2とから構成されている。
【0009】
本発明に係る餌台を使用する場合は、薄い小型のプラスチック容器に納められた昆虫用餌ゼリーを本体下部の穴4に設置し、刃5を備えた上部1を下部2との蝶番部分6を中心にして閉じる事により、通常フィルム状であるこのゼリーの蓋を簡単に切り抜き、なおかつ切り終わると同時に上部先端の爪7によって下部2と一体となり、この容器を固定できる。
【0010】
本発明に係る餌台は、木製であれば昆虫がその爪を使って足場を確保できるが、木製の場合は腐食し易く、また量産に際して不利である。更に刃2の部分は木製では困難なので別に作る事になり、コスト高となってしまう。一方プラスチック製の場合は、刃2も含めて一体成型が可能でありコスト面で有利であるが、平坦な表面の餌台では昆虫の爪が引っかからず、摂餌する際に不都合であるので、本体表面には細かい凹凸や穴を多数配する事が望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本餌台を横から見た断面図及び上から見た俯瞰図である。
【図2】蝶番によって下部分と一体となるべき上部分を持ち上げ、下部に設けられた穴に容器入りゼリー餌などを挿入する前の状態を示す斜視図である。
【図3】上部分と下部分が重なって上部分の鋭利な突起がゼリーの蓋に穴を穿った後、下部分と一体となって固定されている様子を示す斜視図である。
【図4】本体表面に細かい穴や凹凸を多数配した様子である。
【符号の説明】
【0012】
1 上部
2 下部
3 上部の穴
4 下部の穴
5 刃物状突起
6 蝶番
7 固定用の爪
【出願人】 【識別番号】599079964
【氏名又は名称】遠藤 祥
【出願日】 平成16年11月9日(2004.11.9)
【代理人】
【公開番号】 特開2006−129860(P2006−129860A)
【公開日】 平成18年5月25日(2006.5.25)
【出願番号】 特願2004−354659(P2004−354659)