| 【発明の名称】 |
実験動物飼育装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松藤 久良 【住所又は居所】東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三機工業株式会社内
【氏名】谷知 剛 【住所又は居所】東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三機工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、マウス,ラット等の実験動物の飼育に用いられる実験動物飼育装置に関し、飼育容器へのパスボックスの着脱を容易,確実に行うことができるとともに、飼育容器の内部の消毒を容易,確実に行うことができる実験動物飼育装置を提供することを目的とする。
【解決手段】実験動物を飼育する飼育容器に、前記実験動物および飼育材の搬入,搬出に使用するパスボックスを着脱自在に装着してなる実験動物飼育装置において、前記飼育容器を透明材料からなる透明部材と、前記透明部材が着脱自在に気密状態で装着される本体部材により形成するとともに、前記本体部材に前記パスボックスを着脱自在に装着してなることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 実験動物を飼育する飼育容器に、前記実験動物および飼育材の搬入,搬出に使用するパスボックスを着脱自在に装着してなる実験動物飼育装置において、 前記飼育容器を透明材料からなる透明部材と、前記透明部材が着脱自在に気密状態で装着される本体部材により形成するとともに、前記本体部材に前記パスボックスを着脱自在に装着してなることを特徴とする実験動物飼育装置。 【請求項2】 請求項1記載の実験動物飼育装置において、 前記透明部材は、可撓性を有する軟質樹脂からなることを特徴とする実験動物飼育装置。 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の実験動物飼育装置において、 前記飼育容器は、六面体状をしており、前記本体部材がL字状とされて2面を形成し、前記透明部材が残りの4面を形成してなることを特徴とする実験動物飼育装置。 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の実験動物飼育装置において、 前記本体部材および前記パスボックスが、ステンレスからなることを特徴とする実験動物飼育装置。 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の実験動物飼育装置において、 前記飼育容器に、前記飼育容器内に挿入可能なグローブを密閉状態で装着してなることを特徴とする実験動物飼育装置。 【請求項6】 請求項5記載の実験動物飼育装置において、 前記本体部材に形成される開口部に、前記パスボックスを着脱自在に装着するとともに、前記本体部材の開口部の内側に、前記開口部を密閉する本体側蓋部材を着脱自在に装着してなることを特徴とする実験動物飼育装置。 【請求項7】 請求項5および請求項6記載の実験動物飼育装置において、 前記パスボックスの前記本体部材と反対側に、前記パスボックスを密閉するための第1の蓋部材を着脱自在に装着するとともに、前記パスボックスの前記本体部材側に、前記パスボックスを密閉するための第2の蓋部材を着脱自在に装着してなることを特徴とする実験動物飼育装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、マウス,ラット等の実験動物の飼育に用いられる実験動物飼育装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、マウス,ラット等の実験動物の飼育に用いられる実験動物飼育装置として、例えば、実開昭48−61072号公報に開示される無菌動物簡易飼育装置が知られている。 この無菌動物簡易飼育装置は、軟質ビニール製の飼育袋に、実験動物の搬入,搬出用のパスボックスを着脱自在に装着して構成されている。 【特許文献1】実開昭48−61072号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、従来の実験動物飼育装置では、変形し易い軟質ビニール製の飼育袋に、パスボックスを直接装着しているため、パスボックスの着脱に多大な時間が必要になるという問題があった。 また、軟質ビニール製の飼育袋が、変形し易く、かつ、六面体状をしているため飼育袋の内部を消毒するために多大な時間が必要になるという問題があった。 【0004】 本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、飼育容器へのパスボックスの着脱を容易,確実に行うことができるとともに、飼育容器の内部の消毒を容易,確実に行うことができる実験動物飼育装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 請求項1の実験動物飼育装置は、実験動物を飼育する飼育容器に、前記実験動物および飼育材の搬入,搬出に使用するパスボックスを着脱自在に装着してなる実験動物飼育装置において、前記飼育容器を透明材料からなる透明部材と、前記透明部材が着脱自在に気密状態で装着される本体部材により形成するとともに、前記本体部材に前記パスボックスを着脱自在に装着してなることを特徴とする。 【0006】 請求項2の実験動物飼育装置は、請求項1記載の実験動物飼育装置において、前記透明部材は、可撓性を有する軟質樹脂からなることを特徴とする。 請求項3の実験動物飼育装置は、請求項1または請求項2記載の実験動物飼育装置において、前記飼育容器は、六面体状をしており、前記本体部材がL字状とされて2面を形成し、前記透明部材が残りの4面を形成してなることを特徴とする。 【0007】 請求項4の実験動物飼育装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の実験動物飼育装置において、前記本体部材および前記パスボックスが、ステンレスからなることを特徴とする。 請求項5の実験動物飼育装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の実験動物飼育装置において、前記飼育容器に、前記飼育容器内に挿入可能なグローブを密閉状態で装着してなることを特徴とする。 【0008】 請求項6の実験動物飼育装置は、請求項5記載の実験動物飼育装置において、前記本体部材に形成される開口部に、前記パスボックスを着脱自在に装着するとともに、前記本体部材の開口部の内側に、前記開口部を密閉する本体側蓋部材を着脱自在に装着してなることを特徴とする。 請求項7の実験動物飼育装置は、請求項5および請求項6記載の実験動物飼育装置において、前記パスボックスの前記本体部材と反対側に、前記パスボックスを密閉するための第1の蓋部材を着脱自在に装着するとともに、前記パスボックスの前記本体部材側に、前記パスボックスを密閉するための第2の蓋部材を着脱自在に装着してなることを特徴とする。 【0009】 (作用) 請求項1の実験動物飼育装置では、実験動物を飼育する飼育容器が、透明材料からなる透明部材と、この透明部材が着脱自在に気密状態で装着される本体部材により形成される。そして、本体部材に、実験動物および飼料、滅菌水、床敷き等の飼育材の搬入,搬出に使用するパスボックスが着脱自在に装着される。 【0010】 請求項2の実験動物飼育装置では、透明部材が可撓性を有する軟質樹脂により形成される。 請求項3の実験動物飼育装置では、六面体状の飼育容器の2面が本体部材により形成され、残りの4面が透明部材により形成される。 請求項4の実験動物飼育装置では、本体部材およびパスボックスが、ステンレスにより形成される。 【0011】 請求項5の実験動物飼育装置では、飼育容器に装着されるグローブに手を入れることにより、グローブを介して飼育容器内に手を挿入することが可能になる。 請求項6の実験動物飼育装置では、実験動物および飼料、滅菌水、床敷き等の飼育材の飼育容器への搬入,搬出時には、先ず、本体部材に形成される開口部にパスボックスが装着される。そして、この状態で、飼育容器のグローブを使用して本体側蓋部材が開口部から離脱される。 【0012】 請求項7の実験動物飼育装置では、実験動物および飼料、滅菌水、床敷き等の飼育材の飼育容器への搬入,搬出時には、先ず、本体部材に形成される開口部にパスボックスが装着される。そして、この状態で、飼育容器のグローブを使用してパスボックスの第2の蓋部材がパスボックスから離脱される。 【発明の効果】 【0013】 請求項1の実験動物飼育装置では、比較的剛性が高く容易に変形しない本体部材に、パスボックスを着脱自在に装着するようにしたので、飼育容器へのパスボックスの着脱を容易,確実に行うことができる。また、飼育容器を、透明部材と本体部材により形成したので、透明部材と本体部材を分離することにより、飼育容器の内部の消毒を容易,確実に行うことができる。 【0014】 請求項2の実験動物飼育装置では、透明部材を可撓性を有する軟質樹脂により形成したので、透明部材を容易に折り曲げることが可能になり、収納,搬送等を容易なものにすることができる。 請求項3の実験動物飼育装置では、六面体状の飼育容器の2面を本体部材により形成したので、透明部材を確実に支持することができる。また、残りの4面を透明部材により形成したので、飼育容器内の実験動物を容易に観察することができる。さらに、実験動物は透明部材を通し、外部を視野に入れることができ、ストレスがたまらないようにすることができる。 【0015】 請求項4の実験動物飼育装置では、本体部材およびパスボックスをステンレスにより形成したので、消毒作業を容易なものにすることができる。 請求項5の実験動物飼育装置では、飼育容器に、飼育容器内に挿入可能なグローブを密閉状態で装着したので、飼育容器内の実験動物等を容易に操作することができる。 請求項6の実験動物飼育装置では、パスボックスが着脱自在に装着される本体部材の開口部の内側に、開口部を密閉する本体側蓋部材を着脱自在に装着したので、実験動物および飼料、滅菌水、床敷き等の飼育材の搬入,搬出時に、飼育容器内に外部空気が流入することを確実に防止することができる。 【0016】 請求項7の実験動物飼育装置では、パスボックスの本体部材と反対側に、パスボックスを密閉するための第1の蓋部材を着脱自在に装着し、パスボックスの本体部材側に、パスボックスを密閉するための第2の蓋部材を着脱自在に装着したので、実験動物および飼料、滅菌水、床敷き等の飼育材の搬入,搬出時に、パスボックス内に外部空気が流入することを確実に防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。 図1および図2は、本発明の実験動物飼育装置の一実施形態を示している。 この実施形態では、実験動物を飼育する飼育容器11に、実験動物および飼料、滅菌水、床敷き等の飼育材の搬入,搬出に使用するパスボックス13が着脱自在に装着されている。 【0018】 飼育容器11は、透明材料からなる透明部材15と、透明部材15が着脱自在に気密状態で装着される本体部材17により形成されている。 飼育容器11は、例えば、500mm×500mm×600mmの六面体状をしている。そして、本体部材17がL字状とされて2面を形成し、透明部材15が残りの4面を形成している。 【0019】 透明部材15は、可撓性を有する軟質樹脂、例えば、軟質塩化ビニールからなる。この透明部材15には、飼育容器11内に挿入可能な一対のグローブ19が密閉状態で装着されている。 本体部材17は、例えば、ステンレスからなる。本体部材17の上部には、給気管21および排気管23が開口されている。給気管21には、図示しない送風機からの空気がフィルタを介して供給される。また、排気管23からは、図示しないフィルタを介して空気が排気される。 【0020】 この実施形態では、本体部材17の外側に透明部材15の開口縁15aが嵌合され、透明部材15がビニールテープ25により本体部材17に気密状態で装着されている。 本体部材17には、例えば、ステンレスからなる円筒状のパスボックス13が着脱自在に装着されている。このパスボックス13は、例えば、直径200mm、長さ400mmとされている。パスボックス13の外周の下側は、パスボックス13を本体部材17に装着した状態で、支持部材27により支持されている。 【0021】 図3は、パスボックス13および本体部材17の詳細を示している。 パスボックス13の本体部材17と反対側には、パスボックス13を密閉するための第1の蓋部材29が着脱自在に装着されている。この実施形態では、第1の蓋部材29の内周に雌螺子部29aが形成され、この雌螺子部29aが、パスボックス13の筒状部材31の外周に形成される雄螺子部31aに螺合されている。第1の蓋部材29には、第1の蓋部材29を回転するための取っ手33が固定されている。 【0022】 パスボックス13の本体部材17側には、パスボックス13を密閉するための第2の蓋部材35が着脱自在に装着されている。この実施形態では、筒状部材31の内周に、鍔部31bを介して円筒部31cが一体形成されている。そして、円筒部31cの外周に形成される雄螺子部31dに、第2の蓋部材35の内周に形成される雌螺子部35aが螺合されている。 【0023】 本体部材17には、円形状の開口部17aが形成されている。開口部17aの内周には、雌螺子部17bが形成されている。この雌螺子部17bに、パスボックス13の筒状部材31の先端の外周に形成される雄螺子部31eが螺合され、パスボックス13が本体部材17に着脱自在に装着される。 開口部17aの内側には、開口部17aを密閉する本体側蓋部材37が着脱自在に装着されている。この実施形態では、開口部17aには、内側に突出する円筒部17cが一体形成され、円筒部17cの外周に雄螺子部17dが形成されている。そして、この雄螺子部17dに、本体側蓋部材37の内周に形成される雌螺子部37aが螺合されている。本体側蓋部材37には、本体側蓋部材37を回転するための取っ手39が固定されている。 【0024】 上述した実験動物飼育装置では、飼育容器11内へのマウス,ラット等の実験動物の搬入が以下述べるようにして行われる。なお、実験動物は飼育容器11内においても、搬入、搬出時においても、1匹ないし数匹ゲージに収容されている。 先ず、実験動物が収容され第1の蓋部材29および第2の蓋部材35により密閉された状態のパスボックス13が、飼育容器11の本体部材17に形成される開口部17aに装着される。次に、この状態で、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aから離脱される。次に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13から離脱される。これにより、パスボックス13の内部が飼育容器11の内部に連通し、グローブ19を使用してパスボックス13内の実験動物が飼育容器11内に移動される。 【0025】 そして、パスボックス13内の実験動物を飼育容器11内に移動した後に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13に装着される。この後、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aに装着され、パスボックス13を本体部材17から離脱することにより実験動物の飼育容器11内への搬入が完了する。 【0026】 従って、飼育容器11内への実験動物の搬入時に、外部空気が、飼育容器11内およびパスボックス13内に流入することが確実に防止される。 また、上述した実験動物飼育装置では、飼育容器11内からの実験動物の搬出が以下述べるようにして行われる。 先ず、第1の蓋部材29および第2の蓋部材35により密閉された状態のパスボックス13が、飼育容器11の本体部材17に形成される開口部17aに装着される。次に、この状態で、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aから離脱される。次に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13から離脱される。これにより、パスボックス13の内部が飼育容器11の内部に連通し、グローブ19を使用して飼育容器11内の実験動物がパスボックス13内に移動される。 【0027】 そして、飼育容器11内の実験動物をパスボックス13内に移動した後に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13に装着される。この後、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aに装着され、パスボックス13を本体部材17から離脱することにより実験動物の飼育容器11内からの搬出が完了する。 【0028】 従って、飼育容器11内からの実験動物の搬出時に、外部空気が、飼育容器11内およびパスボックス13内に流入することが確実に防止される。 そして、上述した実験動物飼育装置では、飼育容器11内への滅菌飼料、滅菌水および滅菌済み床敷き等の搬入が以下述べるようにして行われる。なお、これ等の搬入は、例えば週に1から2回程度行われる。 【0029】 先ず、飼育容器11から取り外された状態の消毒済みのパスボックス13を周知のクリーンベンチ内に搬入する。クリーンベンチ内は無菌状態に保たれており、予め滅菌飼料、滅菌水および滅菌済み床敷きが収容されている。そして、クリーンベンチ内でパスボックス13の第1の蓋部材29を外し、クリーンベンチ内の滅菌飼料、滅菌水および滅菌済み床敷きをパスボックス13内に収容した後、第1の蓋部材29を装着し、パスボックス13がクリーンベンチ内から取り出される。 【0030】 次に、滅菌飼料、滅菌水および滅菌済み床敷きが収容され第1の蓋部材29および第2の蓋部材35により密閉された状態のパスボックス13が、飼育容器11の本体部材17に形成される開口部17aに装着される。次に、この状態で、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aから離脱される。次に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13から離脱される。これにより、パスボックス13の内部が飼育容器11の内部に連通し、グローブ19を使用してパスボックス13内の滅菌飼料、滅菌水および滅菌済み床敷きが飼育容器11内に移動される。 【0031】 次に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13に装着される。この後、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aに装着され、パスボックス13を本体部材17から離脱することにより滅菌飼料、滅菌水および滅菌済み床敷きの飼育容器11内への搬入が完了する。 従って、飼育容器11内への滅菌飼料、滅菌水および滅菌済み床敷きの搬入時に、外部空気が、飼育容器11内およびパスボックス13内に流入することが確実に防止される。また、搬入後にパスボックス13を本体部材17から取り外すことにより、パスボックス13が占める空間が無くなり省スペース化を図ることが可能になる。そして、1つのパスボックス13を複数の飼育容器11に対して使用することにより、コストの低減を図ることが可能になる。 【0032】 そして、上述した実験動物飼育装置では、飼育容器11内からの汚染物、例えば実験動物の糞尿が付着した床敷きの搬出が以下述べるようにして行われる。 先ず、第1の蓋部材29および第2の蓋部材35により密閉された状態の消毒済みのパスボックス13が、飼育容器11の本体部材17に形成される開口部17aに装着される。次に、この状態で、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aから離脱される。次に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13から離脱される。これにより、パスボックス13の内部が飼育容器11の内部に連通し、グローブ19を使用して飼育容器11内の汚染物がパスボックス13内に移動される。 【0033】 そして、飼育容器11内の汚染物をパスボックス13内に移動した後に、飼育容器11のグローブ19を使用してパスボックス13の第2の蓋部材35がパスボックス13に装着される。この後、飼育容器11のグローブ19を使用して本体側蓋部材37が開口部17aに装着され、パスボックス13を本体部材17から離脱することにより汚染物の飼育容器11内からの搬出が完了する。従って、飼育容器11内からの汚染物の搬出時に、外部空気が、飼育容器11内およびパスボックス13内に流入することが確実に防止される。 【0034】 この後、パスボックス13は、汚染物の廃棄場所に搬送され、第1の蓋部材29を開けることによりパスボックス13内の汚染物が廃棄される。そして、汚染物が廃棄されたパスボックス13は、オートクレーブにより効率的に滅菌処理され、所定の置き場所に搬送される。 上述した実験動物飼育装置では、比較的剛性が高く容易に変形しない本体部材17に、パスボックス13を着脱自在に装着するようにしたので、飼育容器11へのパスボックス13の着脱を容易,確実に行うことができる。すなわち、従来の実験動物飼育装置では、変形し易い軟質ビニール製の飼育袋に、パスボックス13を直接装着していたため、パスボックス13の着脱に多大な時間が必要になっていたが、本発明では、飼育容器11にパスボックス13を迅速に着脱することができる。 【0035】 また、飼育容器11を、透明部材15と本体部材17により形成したので、透明部材15と本体部材17を分離することにより、飼育容器11の内部の消毒を容易,確実に行うことができる。すなわち、従来の実験動物飼育装置では、軟質ビニール製の飼育袋が、変形し易く、かつ、六面体状をしているため飼育袋の内部を消毒するために多大な時間が必要になっていたが、本発明では、透明部材15と本体部材17を分離することにより、飼育容器11の内部の消毒を迅速に行うことができる。 【0036】 また、透明部材15を可撓性を有する軟質樹脂により形成したので、透明部材15を容易に折り曲げることが可能になり、収納,搬送等を容易なものにすることができる。 そして、上述した実験動物飼育装置では、六面体状の飼育容器11の2面を本体部材17により形成したので、透明部材15を確実に支持することができる。また、残りの4面を透明部材15により形成したので、飼育容器11内の実験動物を容易に観察することができる。さらに、実験動物は透明部材を通し、外部を視野に入れることができ、ストレスがたまらないようにすることができる。そして、透明部材15が4面であるため、清掃による洗浄,消毒作業が可能になり、消毒液の使用量を削減し、作業者の環境を向上することができる。すなわち、従来の実験動物飼育装置では、軟質ビニール製の飼育袋の内部を消毒するために、例えば、50%のイソプロピルアルコールからなる消毒液を、飼育袋の内部がビショビショになるまで噴霧していたが、本発明では、使用する消毒液の量を大幅に低減することができる。 【0037】 そして、本体部材17およびパスボックス13をステンレスにより形成したので、本体部材17およびパスボックス13をオートクレーブにより洗浄,消毒することが可能になり、洗浄,消毒作業を容易なものにすることができる。 また、飼育容器11に、飼育容器11内に挿入可能なグローブ19を密閉状態で装着したので、飼育容器11内の実験動物等を容易に操作することができる。 【0038】 そして、上述した実験動物飼育装置では、パスボックス13が着脱自在に装着される本体部材17の開口部17aの内側に、開口部17aを密閉する本体側蓋部材37を着脱自在に装着したので、実験動物の搬入,搬出時に、飼育容器11内に外部空気が流入することを確実に防止することができる。 また、上述した実験動物飼育装置では、パスボックス13の本体部材17と反対側に、パスボックス13を密閉するための第1の蓋部材29を着脱自在に装着し、パスボックス13の本体部材17側に、パスボックス13を密閉するための第2の蓋部材35を着脱自在に装着したので、実験動物の搬入,搬出時に、パスボックス13内に外部空気が流入することを確実に防止することができる。 【0039】 なお、上述した実施形態では、透明部材15に可撓性を有する軟質樹脂を用いた例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、透明部材を、変形の少ない比較的剛性の高い樹脂により形成しても良い。 また、上述した実施形態では、本体部材17およびパスボックス13をステンレスで形成した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、樹脂により形成しても良い。 【図面の簡単な説明】 【0040】 【図1】本発明の実験動物飼育装置の一実施形態を示す斜視図である。 【図2】図1の実験動物飼育装置を示す分解斜視図である。 【図3】図1のパスボックスおよび本体部材を示す断面図である。 【符号の説明】 【0041】 11 飼育容器 13 パスボックス 15 透明部材 17 本体部材 17a 開口部 19 グローブ 29 第1の蓋部材 31 筒状部材 35 第2の蓋部材 37 本体側蓋部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001834 【氏名又は名称】三機工業株式会社 【住所又は居所】東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
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| 【出願日】 |
平成16年10月20日(2004.10.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072718 【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 史旺
【識別番号】100116001 【弁理士】 【氏名又は名称】森 俊秀
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| 【公開番号】 |
特開2006−115733(P2006−115733A) |
| 【公開日】 |
平成18年5月11日(2006.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願2004−305594(P2004−305594) |
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