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【発明の名称】 愛玩犬用衣服
【発明者】 【氏名】中西 厚一
【住所又は居所】奈良県大和高田市築山110番地 株式会社リード内

【要約】 【課題】伸縮性の良い素材を採用することにより着せやすく、愛玩犬にとって着心地のよい愛玩犬用衣服を提供する。

【解決手段】緯編み機で編成された編布を素材として、愛玩犬の前身ごろ1、後身ごろ2および脇身ごろ3を、袖刳り、襟刳りができるように形成し、これら形成した編布を縫製し、アームホール4には袖6を、ネックホール5には襟7を縫合してなり、上記袖は、丸編み機により筒編みし、袖口にゴム編みや飾り編みを施した袖部材を縫合してなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
緯編み機で編成された編布を素材として、愛玩犬の前身ごろ、後身ごろおよび脇身ごろを、袖刳り、襟刳りができるように形成し、これら形成した編布を縫製し、アームホールには袖を、ネックホールには襟を縫合してなる愛玩犬用上着。
【請求項2】
上記袖は丸編み機により筒編みし、袖口にゴム編み、または飾り編みを施した袖部材を縫合してなる請求項1に記載の愛玩犬用上着。
【請求項3】
展開形状の愛玩犬用のパンツの編布を緯編み機により編成し、この編布を縫製して後足と尻尾とを出す孔を形成してなる愛玩犬用パンツ。
【請求項4】
丸編み機で筒編した編布の長手方向に切り開き、愛玩犬用のパンツの展開形状に裁断し、この編布を縫製して後足と尻尾とを出す孔を形成してなる愛玩犬用パンツ。
【請求項5】
上記愛玩犬用パンツの股間部分内面に、生理用パット保持部を形成してなる請求項3又は4に記載の愛玩犬用パンツ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は愛玩犬用衣服であって、緯編み機、とりわけ丸編み機により編成された編布を素材として縫製された愛玩犬用衣服に関する。
【背景技術】
【0002】
近年愛玩犬を多くの人々が飼育するようになり、飼育状況もエスカレートして、家族と同様に扱い、衣服を着せるようにまでなっている。
【0003】
こうして愛玩犬に着せられている衣服をみると、通常の織布、防水布、合成皮革あるいは経編み機で編成された編布などを裁断して縫製されたもので、それらを手に取ってみると伸縮性が不十分で着せ難く、前身ごろを前合わせにして面ファスナーで止めるようにしており、愛玩犬にしてみれば着心地の悪いものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の状況に鑑みこの発明は、伸縮性の良い素材を採用することにより着せやすく、愛玩犬にしてみれば着心地のよい愛玩犬用衣服を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためにこの発明は、緯編み機で編成された編布を素材として、愛玩犬の前身ごろ、後身ごろおよび脇身ごろを、袖刳り、襟刳りができるように形成し、これら形成した編布を縫製し、アームホールには袖を、ネックホールには襟を縫合し(請求項1)てなり、上記袖は丸編み機により筒編みし、袖口にゴム編み、または飾り編みを施した袖部材を縫合してなる(請求項2)ものと、展開形状の愛玩犬用のパンツの編布を緯編み機により編成し、この編布を縫製して後足と尻尾とを出す孔を形成(請求項3)するか、丸編み機で筒編した編布の長手方向に切り開き、愛玩犬用のパンツの展開形状に裁断し、この編布を縫製して後足と尻尾とを出す孔を形成してなり(請求項4)、上記パンツの股間部分内面に、生理用パット保持部を形成してなる(請求項5)ものである。
【発明の効果】
【0006】
上記の如く構成するこの発明によれば、伸縮性が良好で愛玩犬に衣服を着せやすくなり、愛玩犬にしてみれば着心地のよいものとなる。また、上着においては、前身ごろを、前合わせにする必要が無くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次にこの発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。この愛玩犬用上着の素材は、緯編み機、例えば丸編み機により編成された編布としており、その編布は無地でもよいが、編成時に色違いの糸を適宜入れ替え、あるいは編み針を適宜操作して模様編みすることができる。
【0008】
上記のようにして編成された編布を図1に示すように愛玩犬の体型に合わせ、袖刳りと襟刳りが形成されるように前身ごろ1、後身ごろ2および脇身ごろ3を形取りして裁断し、それぞれを縫製する。なお、上記各身ごろを編成するとき、編み機に書き込まれたプログラムにより所定の形に編成することができる。
【0009】
上記縫製によって袖刳りのところにはアームホール4が形成され、襟刳りのところにはネックホール5が形成される。
【0010】
上記アームホール4には、丸編み機により筒編みした素材をアームホールに合わせて斜めに裁断した袖材を縫合して袖6とし、ネックホール5には平編みの素材を折り返して二重にし、両端を縫合して襟材とし、これをネックホール5に縫合して襟7とする。
【0011】
上記袖6の編成時に、丸編み機に書き込んだプログラムにより編み針を適宜操作して袖口をゴム編み、飾り編みとし、アームホールに縫合する部分は、アームホールに合った形状に編成することができる。
【0012】
上記縫製あるいは縫合した縁には、公知の技術によりかがり縫いを施して、編成された編み糸が解れないようにする。
【0013】
図2は、上記のようにして得た愛玩犬用上着を示し、同図(a)は後身ごろから見た状態、同図(b)は前身ごろから見た状態を示し、図3(a)は斜視図で、同図(b)は愛玩犬にこの発明に係る上着を着せた状態である。
【0014】
図4は愛玩犬用パンツ10で、丸編み機で筒編した編布11を長手方向に切り開き、愛玩犬用のパンツ10の展開形状に裁断し、この編布11を縫製して後足を出す孔12と尻尾を出す孔13を形成したものである。
【0015】
切り開いた編布11の長さは、犬の腹から股間を経て背中に至る長さであり、犬の後足が位置するところを刳り取り、背中の部分は尻尾の位置までスリット14を入れ、スリット14の最奥で尻尾を出す孔13を設ける。
【0016】
上記のように裁断した編布11を腹の部分と背中の部分とを折り畳んで縫合し、尻尾を出す孔13から始まるスリット14は、縁取り15をして縫合するか、その部分にファスナ(図示せず)を取り付けて着脱可能にし、また、後足を出す孔12の周りにも縁取り16を施す。なお、上記縁取りに代えてゴム編みを施してもよい。また、上記愛玩犬用パンツの股間部分内面にはネット17を縫いつけ、生理用パット18のホルダとすることができる。
【0017】
図5は愛玩犬用パンツの別の実施例である。丸編み機で筒編みした編布11を切り開き、前部編布11aと後部編布11bを股刳り12a、12bができるように、また後部編布11bの股刳り部分中央からスリット14を入れその奥に尻尾を出す孔13が開くように裁断し、上記スリット14から尻尾を出す孔13に亘って縁取り15を施し、前部編布11a、後部編布11bを股刳り部分の端を互いに縫い合わせ、さらに股刳り12a、12bに縁取り16を施す。
【0018】
上記のように縫合した前部編布11aの裏側股刳り部分にネット17を縫いつけて生理用パット(図示せず)を挿入するポケット19を形成する。
【0019】
上記のように裁断し、縫い合わせた展開形状の前部編布11a、後部編布11bを折り畳んで両サイドを縫合し、腰回りにゴム紐(図示せず)などを通して完成する。なお、前部編布11a、後部編布11bを編成するとき、腰回りの縁にゴム編みを編成することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0020】
以上説明したようにこの発明によれば緯編み機により編成された編布を素材として愛玩犬の衣服を製作しているので、伸縮性が良好で着せやすく、前身ごろを前合わせにする必要が無くなり、愛玩犬の側から察するに伸縮性がよく着心地のよいものとなる。従って、従来のものに比較して売れ行きが良好になり産業上の利用価値が極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る愛玩犬用上着の(a)襟周り、袖周りおよび後身ごろの説明図、(b)前身ごろと脇身ごろの説明図
【図2】同(a)後身ごろから見た状態図、(b)前身ごろから見た状態図
【図3】(a)同斜視図、(b)愛玩犬に着せた状態図
【図4】本発明に係る愛玩犬用パンツの(a)斜視図、(b)着せた状態の斜視図
【図5】同愛玩犬用パンツの他の実施例の(a)編布の表側展開図、(b)同裏側展開図
【符号の説明】
【0022】
1 前身ごろ
2 後身ごろ
3 脇身ごろ
4 アームホール
5 ネックホール
6 袖
7 襟
10 パンツ
11 編布
11a前部編布
11b 後部編布
12 後足を出す孔
12a、12b 股刳り
13 尻尾を出す孔
14 スリット
15 縁取り(尻尾を出す孔の)
16 縁取り(後足を出す孔の)
17 ネット
18 パット
19 ポケット
【出願人】 【識別番号】500155800
【氏名又は名称】株式会社リード
【住所又は居所】奈良県大和高田市築山110番地
【出願日】 平成16年10月19日(2004.10.19)
【代理人】 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二

【識別番号】100084858
【弁理士】
【氏名又は名称】東尾 正博

【識別番号】100087538
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥居 和久

【公開番号】 特開2006−115708(P2006−115708A)
【公開日】 平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願番号】 特願2004−304248(P2004−304248)