| 【発明の名称】 |
釣り竿用竿体 |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 聖比古
【氏名】谷口 一真
【氏名】塩谷 幸信
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| 【要約】 |
【課題】上下方向にのみ穂先竿を撓み易くして、穂先竿の踊りや糸絡みを抑制する。
【解決手段】マンドレルの断面を、夫々、180°対角位置に円弧面と平坦面とを形成して小判型の断面とするとともに、この小判型の断面を有するマンドレルにプリプレグを巻回し焼成して竿素材を形成し、焼成後の竿素材の外周面を円形面に仕上げ加工してある。加工後の穂先竿1における、円弧面1bと円形面1aとの間の肉厚tを、平坦面1cと円形面1aとの間の肉厚Tより、薄い肉厚に形成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 竿体本体を筒状に形成し、前記竿体本体の軸線に直交する第1軸線と第2軸線とを、お互いにも直交させて、前記第1軸線周りの前記竿体本体の曲げ剛性を、前記第2軸線周りの前記竿体本体の曲げ剛性より、小さな曲げ剛性に形成してある釣り竿用の竿体。 【請求項2】 前記竿体本体における前記第1軸線周りでの曲げ剛性を第2軸線周りでの曲げ剛性より小さな曲げ剛性とするために、第1軸線から離れた部分の肉厚を、第2軸線から離れた部分の肉厚より小さな肉厚に設定してある請求項1記載の釣り竿用の竿体。 【請求項3】 前記竿体本体における前記第1軸線周りでの曲げ剛性を第2軸線周りでの曲げ剛性より小さな曲げ剛性とするために、第1軸線から離れた部分の強化繊維の弾性率を、第2軸線から離れた部分の強化繊維の弾性率を小さな弾性率に設定してある請求項1又は2記載の釣り竿用の竿体。 【請求項4】 竿体本体の外周面を円形面とするとともに、前記竿体本体の内部に、円周方向の180°対角位置が円弧面で、その円弧面を形成している円周方向の180°対角位置と直交する位置が平坦面である小判型孔を形成して、前記竿体本体を筒状に形成するとともに、前記円弧面と前記円周面との間の肉厚を、前記平坦面と前記円周面との間の肉厚より、薄い肉厚に形成してある釣り竿用の竿体。 【請求項5】 マンドレルに強化繊維に樹脂を含侵させたプリプレグを巻回して焼成して形成する穂先竿であって、マンドレルの断面を、180°対角位置を円弧面に形成しその円弧面を形成している円周方向の180°対角位置と直交する位置が平坦面である小判型の断面とするとともに、この小判型の断面を有するマンドレルにプリプレグを巻回し焼成して竿素材を形成し、焼成後の竿素材の外周面を円形面に仕上げ加工して竿体本体を形成し、加工後の竿体本体における、前記円弧面と前記円形面との間の肉厚を、前記平坦面と前記円形面との間の肉厚より、薄い肉厚に形成してある釣り竿用の竿体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、穂先竿、中竿、元竿等の複数本の竿体を備えた釣り竿用竿体に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に釣り竿用竿体としては、マンドレルにプリプレグを巻回してその後焼成して筒状に形成するものか、または、多数の強化繊維を束として樹脂を含侵させた後に、ダイスより引き抜いて中実な竿体を形成する(特許文献1参照)。 【0003】 【特許文献1】特開2000−23925号公報(公報段落番号〔0013〕、及び、〔0014〕) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記した竿体においては、筒状の竿体であれば筒状の断面であり、中実の竿体であれば円形断面を呈するところから、竿体の軸線に直交する横向き軸線(第1軸線相当)周りでの上下方向での曲げ剛性と、竿体をその軸線回りに90°回転させて前記した横向き軸線(第1軸線相当)とは90°異なる横向き軸線(第2軸線相当)周りでの上下方向での曲げ剛性とは同一であり、竿体の剛性はどの方向であっても変りはなかった。 したがって、実際の釣り操作を行う場合には、基本的には、竿体は上下向きの曲がりを生ずることが竿の調子を設定する上で好ましいのであるが、斜めや横向きにも曲がり易い竿体となっているので、釣り操作をやり難い面があった。つまり、曲がりの方向が定まらないために、竿体がいわゆる踊り現象を生じたり、糸絡みが起こり易くなる等の問題があった。 【0005】 本発明の目的は、踊り現象や糸絡みを阻止しながら、魚とのやり取り時にも扱い易い釣り竿を提供する点にある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 〔構成〕 請求項1に係る発明の特徴構成は、竿体本体を筒状に形成し、前記竿体本体の軸線に直交する第1軸線と第2軸線とを、お互いにも直交させて、前記第1軸線周りの前記竿体本体の曲げ剛性を、前記第2軸線周りの前記竿体本体の曲げ剛性より、小さな曲げ剛性に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。 【0007】 〔作用〕 釣り竿に魚が掛かった場合に、穂先竿の先端からその穂先竿の軸線に直交する任意の断面に作用する曲げモーメントと、その部分での曲げ剛性(縦弾性係数×断面二次モーメント)によって、穂先竿先端の撓み量が決まる。つまり、竿体の曲がり易さが決まる。 したがって、上記したように、第1軸線周りで曲げ荷重を掛けた場合の竿体本体の先端撓みと、竿体本体を軸線周りに90°回転させて第2軸線周りで曲げ荷重を掛けた場合の先端の撓みは、第1軸線の場合の方が、剛性が小さいだけに大きくなる。 【0008】 〔効果〕 これによって、竿体本体は第1軸線を水平状態にして使用する場合には、上下方向には曲がり易く、横方向には曲がり難いために、魚が掛かった場合に竿体が横方向に振れることが少なく、踊り現象や糸絡み現象が回避できる。 【0009】 請求項2に係る発明の特徴構成は、請求項1に係る発明において、前記竿体本体における前記第1軸線周りでの曲げ剛性を第2軸線周りでの曲げ剛性より小さな曲げ剛性とするために、第1軸線から離れた部分の肉厚を、第2軸線から離れた部分の肉厚より小さな肉厚に設定してある点にあり、その作用効果は次の通りである。 【0010】 〔作用効果〕 ここでは、剛性の大小に直接関りのある肉厚について説明する。つまり、肉厚の厚い方が同じ外径であれば、剛性は高い。そうすると、第1軸線周りでの曲げ剛性は、第1軸線から離れた部分の肉厚に寄って決まり、第2軸線周りでの曲げ剛性は、第2軸線から離れた部分の肉厚に寄ってきまる。 したがって、第1軸線から離れた部分の肉厚の方が薄いので、第1軸線周りでの剛性が低く曲がり易い。 これによって、竿体本体は第1軸線を水平状態にして使用する場合には、上下方向には曲がり易く、横方向には曲がり難いために、魚が掛かった場合に竿体が横方向に振れることが少なく、踊り現象や糸絡み現象が回避できる。 【0011】 請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項1又は2に係る発明において、前記竿体本体における前記第1軸線周りでの曲げ剛性を第2軸線周りでの曲げ剛性より小さな曲げ剛性とするために、第1軸線から離れた部分の強化繊維の弾性率を、第2軸線から離れた部分の強化繊維の弾性率を小さな弾性率に設定してある点にあり、その作用効果は次の通りである。 【0012】 〔作用効果〕 ここでは、剛性の大小に直接関りのある強化繊維の弾性率について説明する。つまり、剛性に関りある断面二次モーメントが同じものであっても、強化繊維の弾性率が異なると、剛性に関りある縦弾性係数が異なってくる。そうすると、第1軸線周りでの曲げ剛性は、第1軸線から離れた部分の強化繊維の弾性率に寄って決定され、第2軸線周りでの曲げ剛性は、第2軸線から離れた部分の強化繊維の弾性率に寄って決定される。 したがって、第1軸線から離れた部分の強化繊維の弾性率が小さくなっているので、第1軸線周りでの剛性が低く曲がり易い。 これによって、竿体本体は第1軸線を水平状態にして使用する場合には、上下方向には曲がり易く、横方向には曲がり難いために、魚が掛かった場合に竿体が横方向に振れることが少なく、踊り現象や糸絡み現象が回避できる。 【0013】 請求項4に係る発明の特徴構成は、竿体本体の外周面を円形面とするとともに、前記竿体本体の内部に、円周方向の180°対角位置が円弧面で、その円弧面を形成している円周方向の180°対角位置と直交する位置が平坦面である小判型孔を形成して、前記竿体本体を筒状に形成するとともに、前記円弧面と前記円周面との間の肉厚を、前記平坦面と前記円周面との間の肉厚より、薄い肉厚に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。 【0014】 〔作用効果〕 請求項2において、竿体本体の軸線に直交する断面における肉厚の違いが剛性の違いをもたらすことを提示した。この請求項4においては、その肉厚の違いをもたらすための前記断面の具体的形状について示したのである。 つまり、図2に示すように、断面において、竿体本体の外周面を円形面とする。竿体本体の内部には、円周方向の180°対角位置に円弧面1bを夫々形成するとともに、両円弧面1bとは円周方向の90°ズレた対角位置に平坦面1cを夫々形成して、小判型孔を形成している。 このような構成によって、円形の外周面と円弧面との間の部分の肉厚が、円形の外周面と平坦面との間の部分の肉厚より薄くなっているところから、請求項2に掛かる作用効果と同様の作用効果を奏することができる。 本願発明では、竿体本体を筒状に形成しているので、同じ外径であれば中実の竿体より軽量化が図れるとともに、竿体本体の外周面が円形であるので、釣り糸の移動ガイドを装着している場合にも、移動ガイドを固定するための固定トルクを十分に維持できる。 【0015】 請求項5に係る発明の特徴構成は、マンドレルに強化繊維に樹脂を含侵させたプリプレグを巻回して焼成して形成する穂先竿であって、マンドレルの断面を、180°対角位置を円弧面に形成しその円弧面を形成している円周方向の180°対角位置と直交する位置が平坦面である小判型の断面とするとともに、この小判型の断面を有するマンドレルにプリプレグを巻回し焼成して竿素材を形成し、焼成後の竿素材の外周面を円形面に仕上げ加工して竿体本体を形成し、加工後の竿体本体における、前記円弧面と前記円形面との間の肉厚を、前記平坦面と前記円形面との間の肉厚より、薄い肉厚に形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。 【0016】 〔作用効果〕 請求項4において、円形外周面と小判型孔を形成することによって、竿体本体の軸線に直交する断面における肉厚の違いを持たせる構成を提示した。ここでは、そのような構成をどのように形成するかを具体的に提示したものである。 つまり、図3に示すように、マンドレル4の断面を、180°対角位置を円弧面4Bに形成しその円弧面4Bを形成している円周方向の180°対角位置と直交する位置が平坦面4Aである小判型の断面とする。これによって、プリプレグをマンドレルに巻回することによって、小判型の孔を形成することができる。 上記したプリプレグをマンドレルに巻付けて形成して焼成した竿素材においては、小判型の孔が形成されているが、外周面もその小判型に形成されている。そこで、焼成後の竿素材の外周面を円形面に仕上げ加工することにする。この仕上げ加工の場合には、平坦面を円形面に仕上げ加工して、竿素材の外周面を円形面とすることになるので、竿素材の外周面までの半径を一定である。これに対して、小判型孔においては、竿素材の軸芯から円弧面までの長さが平坦面までの長さより長いので、円弧面から外周面までの肉厚が薄くなる。これによって、請求項2及び5に係る作用効果と同様の作用効果を発揮する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 磯竿等に使用される釣り竿Aについて説明する。図1に示すように、穂先竿1、二番竿2、図外のその他の中竿、及び、元竿3を備えて釣り竿Aを構成する。ここで、各穂先竿1、二番竿2、元竿3等個々のものを竿体と称し、竿体において釣り糸ガイドや塗装を施していないものを竿体本体と称する。穂先竿1には、先端にトップガイド1A、中間位置には移動ガイド1Bが設けてあり、釣り糸の移動を円滑にする構成としてある。 【0018】 穂先竿1の構成について説明する。図2に示すように、穂先竿1における軸線に直交する断面形状は、次ぎのようになっている。つまり、穂先竿1の外周面1aを外径Dの円形面とするとともに、前記穂先竿1の内部に、円周方向の180°対角位置、つまり、相対向する二箇所が円弧面1bで、その円弧面1bを形成している二箇所の間の部分が平坦面1cである小判型孔Bを形成して、穂先竿1を筒状に形成してある。 【0019】 上記したような構成によって、図2に示すように、円弧面1bと円形の外周面1aとの間の肉厚tを、平坦面1cと円形外周面1aとの間の肉厚Tより、薄い肉厚に形成してある。 【0020】 図2に示すように、穂先竿1における軸線に直交する断面において、その断面の図心に相当する軸線上で直交する水平座標軸X―Yを設定する。つまり、水平軸を第1軸線Xとし、垂直軸を第2軸線Yとする。ここで、第1軸線Xを含み、円形外周面1aと平坦面1cとの間の間隔つまり、肉厚Tの部分を第2軸線Yから離れた部分であり、ここで第1筒部分1dと称する。第2軸線Yを含み、円形外周面1aと円弧面1bとの間の間隔つまり、肉厚tの部分を第1軸線Xから離れた部分であり第2筒部分1eと称する。 【0021】 上記構成の場合において、剛性を考えてみる。剛性は、E×Iで定義されるもので、Eは縦弾性係数であり材質で決まる値である。Iは断面二次モーメントであり、断面の形状によって決まる値である。 そこで、上記したように、第1軸線X周りでの断面二次モーメントIは、第1軸線Xより離れた第2筒部分1eの薄い肉厚tが影響して、小さくなる。したがって、この場合の剛性は縦弾性係数Eに変化はないので、小さくなる。そうすると、第1軸線X周りでは剛性は小さく竿は曲がりやすくなる。 【0022】 第2軸線Y周りでのモーメントが作用した場合の断面二次モーメントIは、第2軸線Yより離れた第1筒部分1dの厚い肉厚Tが影響して、大きくなる。したがって、この場合の剛性は縦弾性係数Eに変化はないので、大きくなる。したがって、第2軸線Y周りでは剛性は大きく曲がりにくくなる。 以上のような構成によって、穂先竿1は上下方向には曲がり易く、左右方向には曲がり難く、穂先竿1の踊り現象や糸絡み等が回避できる。 【0023】 穂先竿1の製造方法について説明する。図3に示すように、金属製のマンドレル4の外周面を次ぎのように形成する。一旦、外周面を円形に形成するとともに、その円形外周面の180°対角位置を平坦面4A,4Aに切削加工する。この加工によって、マンドレル4の外周面には、前記した相対向する二つの平坦面4A,4Aと円形外周面として形成されていた相対向する二つの円弧面4B,4Bとからなる小判型断面が形成されている。 【0024】 次に、竿体を形成するメインパターン5を用意する。メインパターン5の元となるプリプレグは、カーボン等の強化繊維を引き揃えたものに、エポキシやフェノール等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成する。プリプレグを図3に示すように略台形状に裁断して、メインパターン5を形成する。メインパターン5は、強化繊維の引き揃え方向を円周方向と軸芯方向とに設定したものを交互に配置する。 【0025】 このメインパターン5の3枚をマンドレル4に巻付けてローリング成形を行う。ローリング成形を行った後に焼成しその後適当な長さに裁断して、マンドレル4を脱芯する。その脱芯した後の竿素材6が図4に示すものである。この竿素材6は、内部にマンドレル4の外面形状に沿った小判型の孔6Aが形成してあり、外周面には、この小判型孔6Aの断面形状に沿った小判型の外周面が形成してある。 【0026】 図5に示すように、竿素材6をセンタレス研磨機7で、竿素材6の外周面を円形に成形して竿体本体8を形成する。センタレス研磨機7は、ガイドローラ7A、竿素材6の支持台7B、研磨ベルト7Cとを備えている。竿体本体8の断面形状は、図2、及び図6に示すように、外周が円形面8aで内周が円弧面8bと平坦面8cとの小判型孔8Aになっている。この竿体本体8に塗装施しトップガイド1A等を取り付けることによって穂先竿1を形成する。 【0027】 以上のような実施形態では、穂先竿1の軸線による曲げ剛性の違いを持たせるのに、竿体の肉厚T、tの違いによって行っているが、他の方法としては、強化繊維自体の弾性率を異なるものにしてもよい。つまり、第1筒部分1dに配設される強化繊維を高弾性率のものし、第2筒部分1eに低弾性率の強化繊維を配設する。これによって、高弾性率の強化繊維を配設した第1筒部分1dの縦弾性係数Eが大きく、低弾性率の強化繊維を配設した第2筒部分1eの縦弾性係数Eが小さくなり、第1筒部分1dでの剛性が高く、第2筒部分1eでの剛性が低くなる。この場合には、竿体の内部の孔としては、小判型孔Bでなくてもよく、肉厚が一定の円形孔であってもよい。 【0028】 強化繊維を利用して縦弾性係数Eを異なるものにする方法としては、第1筒部分1dでの強化繊維の配置密度を濃くするとともに、第2筒部分1eでの強化繊維の配置密度を薄くして、第1筒部分1dでの縦弾性係数Eを大きくし、剛性を第2筒部分1eより大きくする。 【0029】 つぎに、投げ釣りに使用される投竿等の元竿3の別構造について説明する。図7に示すように、板状リールシート9を取り付けた前元竿部分3Aと尻栓3Cを備えた後元竿部分3Bとで元竿3を構成し、前元竿部分3Aと後元竿部分3Bとを印籠式に着脱可能としている。つまり、図7に示すように、前元竿部分3Aの竿尻側端部から嵌合筒部3aを後ろ向きに延出するとともに、後元竿部分3Bの玉口に嵌合筒部3aを嵌入固定する内向き嵌合孔3bを形成する。 【0030】 上記のような構成によって、後元竿部分3Bを前元竿部分3Aに取り付けて元竿3を長くして使用することができ、後元竿部分3Bを前元竿部分3Aから取り外して元竿3を短くして使用することができる。両者の接合面には鋸歯状の菊座3c、3dが設けてあり、後元竿部分3Bを前元竿部分3Aに取り付けた状態で菊座3c、3dが噛合って回り止めがなされる。 【0031】 したがって、仕掛けを投げる場合には後元竿部分3Bを前元竿部分3Aに取り付けて、元竿部分を長くして、投げ易くする。この場合に板状リールシート5から尻栓までの長さとしては、800mm〜900mm位が望ましい。一方、投げ終わって、仕掛けを巻上げなら誘いを掛ける場合には、後元竿部分3Bを取り外して、前元竿部分3Aだけで釣り操作を行う。後元竿部分3Bがあると巻上げ操作がやり難いからである。 【0032】 仕掛けを巻上げる操作を行う場合には、リールシート5より後方の部分を脇に挟んで巻上げ操作を行うが、その場合に竿の保持状態を安定よくする、いわゆる、腰ダメをよくするために、嵌合筒部3aの後端部にゴム等の弾性材3cが装着してある。この場合のリールシート5から弾性材3eまでの長さは、300mm〜450mm位が望ましい。 【0033】 〔別の実施形態〕 (1) 穂先竿1等に形成した孔における平坦面1cとしては、180°対向する面の二箇所に形成したが、図8に示すように、左右一方に設けてもよい。 (2) 穂先竿1等に形成した孔における平坦面1cとしては、180°対向する面の二箇所に形成したが、図9に示すように、左右両方に3ヶ所づつ設けてもよい。上下には円弧面1b,1bが設けてある。 (3) 前記した小判型孔1Aを形成する竿体としては、少なくとも穂先竿1に設けてあればよい。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】釣り竿の全体側面図 【図2】穂先竿の縦断面図 【図3】芯金とその芯金の巻き付けられるパターンを示す斜視図 【図4】芯金に巻き付けて竿体を形成し、芯金を脱芯した状態を示す斜視図 【図5】センタレス研磨機による研磨作業を示す縦断正面図 【図6】センタレス研磨機による研磨後の竿体を示す斜視図 【図7】元竿を二部分に分離可能な構造を示す側面図 【図8】穂先竿の別実施例にかかる縦断面図 【図9】穂先竿の別実施例にかかる縦断面図 【符号の説明】 【0035】 1 穂先竿 1b,8b 円弧面 1c,8c 平坦面 1d 第1筒部分 1e 第2筒部分 2 二番竿 3 元竿 4 マンドレル 6 竿素材 8 竿体本体 T,t 肉厚
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ
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| 【出願日】 |
平成16年9月29日(2004.9.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−94759(P2006−94759A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月13日(2006.4.13) |
| 【出願番号】 |
特願2004−284309(P2004−284309) |
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