| 【発明の名称】 |
合成樹脂フィルム製浮体およびそれを用いた輸送用発泡樹脂容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】柴山 昭浩
【氏名】弓削 尚
【氏名】八幡 芳明
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| 【要約】 |
【課題】ごく普通に使用する通常の発泡樹脂容器を、種々の形状や大きさを選択し、必要な時に、そのまま活魚の輸送用に転用して利用できるようにする技術およびこの技術を適用した輸送用発泡樹脂容器を提供する。
【解決手段】水を張った容器1内に、水の浸入を防止できるようにエアポンプ11を収容又は被覆したエアポンプ11を存在させてなる輸送用発泡樹脂容器であり、特に好ましくは、水の浸入を防止できるようにエアポンプ11を収容又は被覆した合成樹脂フィルム製浮体12又は合成樹脂発泡体製浮体を水上に浮かせてなる輸送用発泡樹脂容器。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水を張った容器内に、水の浸入を防止できるように収容又は被覆されているエアポンプを存在させてなる輸送用発泡樹脂容器。 【請求項2】 水を張った容器本体の水上と蓋体間とで形成される空間内に、水の浸入を防止できるように収容又は被覆されているエアポンプを存在させてなる請求項1記載の輸送用発泡樹脂容器。 【請求項3】 エアポンプを水上に浮かせてなる請求項1又は2記載の輸送用発泡樹脂容器。 【請求項4】 エアポンプを、容器本体の水上壁面又は蓋体に止着してなる請求項1又は2記載の輸送用発泡樹脂容器。 【請求項5】 空気取り入れ口と、空気吹き出し口とを備えたエアポンプ収容空間を設け、該空間にエアポンプを収容又は被覆すると共に、かつ、それらに水の浸入が防止できるようにした合成樹脂フィルム製浮体。 【請求項6】 空気取り入れ口と、空気吹き出し口とを備えたエアポンプ収容空間を設け、該空間にエアポンプを収容又は被覆すると共に、かつ、それらに水の浸入が防止できるようにした合成樹脂発泡体製浮体。 【請求項7】 請求項5記載の合成樹脂フィルム製浮体、または請求項6記載の合成樹脂発泡体製浮体を、発泡樹脂容器内の水上に浮かべ、空気取り入れ口、ないしは空気取り入れ口から伸びる空気導入管を該発泡樹脂容器の容器外部と連通させ、空気吹き出し口、ないしは空気吹き出し口から伸びる空気導出管を水没させてなる請求項1〜3何れか一項に記載の輸送用発泡樹脂容器。 【請求項8】 請求項5記載の合成樹脂フィルム製浮体、または請求項6記載の合成樹脂発泡体製浮体を、発泡樹脂容器内の水上に浮かべ、空気取り入れ口、ないしは空気取り入れ口から伸びる空気導入管を該発泡樹脂容器の容器外部と連通させ、空気吹き出し口、ないしは空気吹き出し口から伸びる空気導出管を水没させ、エアポンプを駆動して水中に空気を吹き出させることを特徴とする輸送方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、水を張った容器内に、エアポンプを存在させて活魚等の輸送に供すること、及びエアポンプを水上に浮かすための合成樹脂製浮体と、この合成樹脂製浮体を用いた活魚等の輸送用発泡樹脂容器、および活魚等の輸送方法に関する。 【背景技術】 【0002】 発泡樹脂容器で活魚等を輸送するには、発泡樹脂容器の水中の活魚にエアポンプで空気を供給しながら輸送するという手法が簡便であることから広く利用されている。例えば、特許文献1は、魚介類等を冬眠状態にする方法が開示されているが、当該文献には、エアポンプを収容し、水の浸入を阻止するため、活魚を収容する発泡容器の外側に、同じ発泡樹脂素材により別途ポケット状の収容部分を形成し、更にこの収容部分の下部には穴をあけて排水する構造を採用している。何故ならば、浸水によるエアポンプの稼動停止の防止が必須であるためである。もし、エアポンプが停止すれば、即、活魚の死滅につながるからである。 【0003】 更に、前記のごとく、例え、エアポンプ収容部分を発泡容器の外側に設けても、エアポンプから送り出される空気の泡が逆流して、エアポンプ収容部分に達しエアポンプに障害を来たさないようにする配慮も必要であり、このためには特許文献2に開示されるごとき複雑な対策が必要であった。 【0004】 また、特許文献3には、容器側壁の一定の位置に、短辺側側壁全長に渡る大きさのポンプケースを設置するための戴置段差部を設けた容器が開示されている。更に、この長く大きなポンプケースは、隔壁によりポンプ配置室とホース室に区画された複雑な構造となっている。また、この発明では、ポンプケースを戴置するために、容器には、戴置段差部が必要であり、通常の容器をそのまま使用することはできない。また、戴置段差部を設けた定位置にしかポンプケースは設置できない。 【0005】 そして、このようにして活魚等を輸送するための発泡樹脂容器としては、魚種の違い、魚の大小により、活魚等の輸送のために特別に成形された専用の容器を種々のサイズで予め準備しておく必要が有った。 【特許文献1】特開平7−50955号公報 【特許文献2】特開2003−333956号公報 【特許文献3】特開2004−135550号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 既述したように、従来の活魚等の輸送用容器においては、魚種の違い、魚の大小により、種々の形状や大きさを有する専用の活魚等輸送用容器を準備しておく必要が有った。従って、ごく通常の発泡樹脂容器を用いて、必要に応じ、それを適宜、活魚の輸送用にそのまま転用し、かつ、簡単な形状で、水の浸入を防止できるように収容又は被覆されているエアポンプを活魚等の輸送用容器内に極容易に存在させ得、さらに、エアポンプの位置も自由に選択できる容器が出現することは、水産関係者の間で切望されていた。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明は、前記課題を解決するためのものであって、次の構成からなる。 【0008】 すなわち、(1)水を張った容器内に、水の浸入を防止できるように収容又は被覆されているエアポンプを存在させてなる輸送用発泡樹脂容器。 (2)水を張った容器本体の水上と蓋体間とで形成される空間内に、水の浸入を防止できるように収容又は被覆されているエアポンプを存在させてなる(1)記載の輸送用発泡樹脂容器。 (3)エアポンプを水上に浮かせてなる(1)又は(2)記載の輸送用発泡樹脂容器。 (4)エアポンプを、容器本体の水上壁面又は蓋体に止着してなる(1)又は(2)記載の輸送用発泡樹脂容器。 (5)空気取り入れ口と、空気吹き出し口とを備えたエアポンプ収容空間を設け、該空間にエアポンプを収容又は被覆すると共に、かつ、それらに水の浸入が防止できるようにした合成樹脂フィルム製浮体。 (6)空気取り入れ口と、空気吹き出し口とを備えたエアポンプ収容空間を設け、該空間にエアポンプを収容又は被覆すると共に、かつ、それらに水の浸入が防止できるようにした合成樹脂発泡体製浮体。 (7)(5)記載の合成樹脂フィルム製浮体、または(6)記載の合成樹脂発泡体製浮体を、発泡樹脂容器内の水上に浮かべ、空気取り入れ口、ないしは空気取り入れ口から伸びる空気導入管を該発泡樹脂容器の容器外部と連通させ、空気吹き出し口、ないしは空気吹き出し口から伸びる空気導出管を水没させてなる(1)〜(3)何れか一項に記載の輸送用発泡樹脂容器。 (8)(5)記載の合成樹脂フィルム製浮体、または(6)記載の合成樹脂発泡体製浮体を、発泡樹脂容器内の水上に浮かべ、空気取り入れ口、ないしは空気取り入れ口から伸びる空気導入管を該発泡樹脂容器の容器外部と連通させ、空気吹き出し口、ないしは空気吹き出し口から伸びる空気導出管を水没させ、エアポンプを駆動して水中に空気を吹き出させることを特徴とする輸送方法。 【発明の効果】 【0009】 本発明は、発泡樹脂容器内側や外側にエアポンプ収容部分や、ポンプケース用の特別な戴置段差部のない通常の構造の魚箱としての発泡樹脂容器をそのまま用い、その発泡樹脂容器内の自由な位置に、エアポンプを存在させてなる活魚等の輸送用発泡樹脂容器である。その主たる用法は、空気取り入れ口と、空気吹き出し口とを備えたエアポンプ収容空間を設け、該空間にエアポンプを収容又は被覆すると共に、かつ、それらに水の浸入が防止できるようにした合成樹脂フィルム製浮体、又は合成樹脂発泡体製浮体を、水上に浮かせたり、又は水を張った容器本体と蓋体間に形成される空間である水上壁部又は蓋体に止着したりして、発泡樹脂容器内に存在させることにより、通常の発泡樹脂容器形状のままで活魚等の輸送用発泡樹脂容器として使用することを可能とする。このため、活魚等の輸送のために、特別な形状の専用の種々の発泡樹脂容器を、しかも種々の大きさで準備する必要がなくなる。従って、特別な形状の活魚等に専用の発泡樹脂容器製造のための金型製作や、製造、保管、配送等が不必要であることから、水産関係者にとっては大きな利便性を持つ。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明の容器本体および蓋体からなる発泡樹脂容器を構成する発泡樹脂としては、ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン等のポリウレタン系樹脂等の合成樹脂に発泡剤を含浸圧入等させることにより発泡性を付与し、発泡させて得られるものであり、中でも発泡ポリスチレンが、特性、コストの点から好適に使用される。 【0011】 また、本発明のエアポンプとは、電池等で駆動し、水槽等に空気を吹き込むためのごく一般的に市販されているエアポンプをいう。空気の吹き込み容量、ないし吹き込み時間等により適宜、市販品の中から選択すれば良い。しかし、もし、こうしたエアポンプが完全な防水機能を有しておれば、水の浸入を防止するように収容又は被覆する必要はない。従って、こうした完全防水機能を有するエアポンプの場合には、発泡樹脂容器のどこに存在させても良い。すなわち、魚介類を生かしたままで輸送するため容器本体内に存在させる淡水、塩分を含んだ水、または海水(本発明では、単に、水と表現している)と蓋体との間に形成される空間内、又は水中などどこにでもエアポンプを存在させれば良い。 【0012】 しかしながら、価格や性能面からエアポンプはほとんどの場合、防水機能を有していないので、本発明では、エアポンプに直接水がかかったり、浸水しないようにする必要が生ずる。前記の完全防水機能を有さないエアポンプであったとしても、合成樹脂フィルムや、合成樹脂等を用いてエアポンプに直接水がからないように、又は浸水しないように収容又は被覆できれば、容器内の何処にでも、収容又は被覆されたエアポンプを存在させることにより活魚等の輸送用発泡樹脂容器として使用できる。すなわち、水を張った容器の水上と蓋体とで形成される空間内、又は水中のどこでも良い。 【0013】 本発明においては、エアポンプは、合成樹脂フィルムや、合成樹脂等を用いて、水の浸入を防止できるように直接的に収容又は被覆した合成樹脂フィルム製浮体、または合成樹脂発泡体製浮体とし、かつ、これら合成樹脂フィルム製浮体、または合成樹脂発泡体製浮体には空気取り入れ口や空気吹き出し口とが浸水しないように設けられているので、構造は極めて簡単であることから、前記特開2004−135550号公報に記された公知技術のようにポンプケースに隔壁を設け、ポンプ配置室とホース室とに区画する必要も無い。後述するような簡単な構造である合成樹脂フィルム製浮体、または合成樹脂発泡体製浮体であることから、水上に浮かせるか、又は水を張った容器の水上と蓋体とで形成される空間内のどこでも存在させて良いという特徴が始めて奏される。 【0014】 本発明の輸送用発泡樹脂容器は、主として活魚輸送用として使用されるが、本発明の発泡樹脂容器に収容される内容物、すなわち被輸送物は、必ずしも活魚のように魚類に限定されず、海老、蟹等の甲殻類、鮑、サザエ等の貝類、その他、生きたまま輸送されうる魚介類、更には海藻その他全ての水産物に採用可能である。 【実施例】 【0015】 次に図面を用いて本発明のいくつかの実施態様を説明するが、これらは、単なる実施態様であることから、こうした記述で本発明はなんら制限されるものではない。 【0016】 図1に示すごとく、本発明の発泡樹脂容器1の容器本体2は、一面が開口しており、4面の側壁3と底壁4から構成されている。側壁3上端面5と蓋体6下端面7とのそれぞれの接合面に互いに嵌合する形状を有していればよく、例えば、図1においては凸条8と凹条9とを設けてなる。凸条8と凹条9の形状については、互いに勘合するものであれば特に限定はなく、図示とは逆に側壁上端面5に凹条9、蓋体下端面7に凸条8を設けても良い。また、容器本体内壁に係止部を設ける等して蓋体を落としこむ態様でも良い。 【0017】 これらの凸条8、凹条9は、容器本体2と蓋体6との接合面に連続した環状に設けても良いし、部分的に途切れた構造としても良い。また、容器本体2の接合面である側壁3上端面5に部分的に凸条8、部分的に凹条9を設け、一方、それに対応する蓋体6の接合面である蓋体6下端面7には、部分的に凹条9、部分的に凸条8を設けることにより相互に嵌合する構造としても良い。いずれの場合にも公知の形状を有することが可能である。そして、嵌合構造は、使用する水が容器外に漏れ出さない程度にしっかりしたものが好ましく、更に輸送時の衝撃等によっても開蓋しない程度のものがより好ましい。しかし、例え嵌合が緩い場合であっても、接着テープ等で補強できるので、特に制限はない。 【0018】 そして、図1の実施態様においては、防水ではないエアポンプを水上に浮かせて使用した例を示す。すなわち、容器本体2内には、活魚等を輸送するための水10が収容されており、水の浸入を防止するようにエアポンプ11を収容又は被覆した合成樹脂フィルム製浮体12を水10上に浮かせてある。 【0019】 この合成樹脂フィルム製浮体12を形成する合成樹脂フィルムとしては、市販のポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルム、ポリエステル等のポリエステル系フィルム、ポリ塩化ビニール等のポリ塩化ビニール系フィルム、その他水溶性でない合成樹脂フィルムであれば使用できる。そして、こうした合成樹脂フィルムを用いて、水の浸入が防止できるようにエアポンプ11を収容又は被覆し、浮袋のように水10上に浮かせられる構造とする。この合成樹脂フィルム製浮体12には、空気取り入れ口13と空気吹き出し口14とが設けられ、水の浸入がないようにそれぞれ、接着剤、シーラント、パテ等を用いてシールするか、又はフィルム同士を相互に溶融接着させることが好ましい。この空気取り入れ口13が長い場合にはそのまま、又は、空気取り入れ口13が短い場合には、空気導入管15に接続して容器外部に開口させ、容器外部から新鮮な空気を取り入れられるようにする。 【0020】 容器外部に開口させる空気取り入れ口13ないしは空気導入管15の先端部15´は、輸送中の振動や衝撃によって外れて、容器外部からの新鮮な空気の取り入れが中断されると魚介類は死滅するので、蓋体6や容器本体2上部等に確実に固着して脱落を防止するのが好ましい。従って、容器と空気取り入れ口13又は空気導入管15の先端部15´は確実に係止又は固着出来る工夫をすることが好ましい。例えば、金属や合成樹脂製の脱落防止の形状を施した係止具を蓋体6等に突き刺して止着するとか、空気取り入れ口13又は空気導入管15の先端近傍を花びら状に切り開いて、折り曲げ、蓋体6等の表面に接着する、接着テープ等で蓋体6等の表面に貼着する等により確実な止着が可能となる。 【0021】 なお、蓋体6や容器本体2は発泡樹脂製であるから、空気取り入れ口13又は空気導入管15の先端部15´は、適切な位置に自由に容易に穴を開ける、突き刺す等して容器外部に開口させることが出来る。よって、その係止又は固着に留意するのみで良好に使用可能な状態となる。 【0022】 一方、空気吹き出し口14が長い場合にはそのまま、又、空気吹き出し口14が短い場合には、空気導出管16に接続して、容器外部から取り入れた新鮮な空気を水中に吹出口17から吹き出させ、魚を生かすべく酸素を供給する。 【0023】 さらに、吹出口17から吹き出した空気は、何らかの手段で容器外に排出させる。例えば、容器側壁3の水上部又は蓋体6にキリ等で適宜、空気は通過するが水は通過させ難い程度の細い穴20等を1個又は複数個設け、それを通じて排出させてもよい。細穴20等の径や個数は適宜最適な状態に設定すれば良い。この細穴20等の途中には、網状のものを存在させ、排気空気に随伴する気泡を破泡させるような工夫をするのが好ましい。 【0024】 または、細穴20の替わり、又は細穴20と併用して、側壁3の上端面5と蓋体6の下端面7とのそれぞれの接合面に設けたスリット状の溝21を通じて排出させてもよい。図1では、細穴20とスリット状の溝21が併用された例が示されている。側壁3上端面5と蓋体6下端面7との接合面に設けたスリット状の溝21の構造が最も好ましい。スリット状の溝21の構造としては、どのようなものでも良く、側壁3上端面5の一部を削ってスリット状の溝21としてもよく、また蓋体6下端面7の一部を削ってスリット状の溝21としてもよく、その両方を削ってスリット状の溝21としてもよい。そのスリット状の溝21の配置は、側壁3上端面5及び/又は蓋体6下端面7を直角に跨った形状(図1の21参照)としても良いが、より好ましくは、図4(a)に示す様に側壁角部の隣接する二側壁に沿った形状としても良く、図4(b)に示す様に単一側壁に平行で溝入口と溝出口を跨った形状とすることで良い。(但し、図1,2と図4では、容器本体と蓋体の嵌合構造は異なる形状が示されている。)これらスリット状の溝21の構造については、スリット状の溝21の径、長さ、個数は適宜最適な状態に設定すれば良い。そして、これらスリット状の溝21は、容器の内部に空気が充満して内圧がプラスサイドになれば外部に空気が排出され、通常の場合には、通気抵抗の関係で内外の空気の流通を阻害できる径や長さに設定できるので、気密性に直接影響しないようにし得るので好ましい。スリット状の溝21は、発泡樹脂容器に最初から設けておいても良いし、活魚等を収容した後に、ナイフその他を用いて後から、設けても良い。 【0025】 図2は、別の実施態様を示しており、防水ではないエアポンプ11を、水の浸入を防止するように収容した発泡合成樹脂製容器25を蓋体6下面に接着剤等により止着した例を示している。このエアポンプ11を収容した発泡合成樹脂製容器25には、図1と同様、空気取り入れ口13と空気吹き出し口14とが設けられる。その他の構造は図1とほぼ同様にすることが出来る。 【0026】 更に、この図2においては、蓋体6下面にエアポンプ11を収容した発泡合成樹脂製容器25を止着するにつき、発泡合成樹脂製容器25には、蓋を設けずに、直接蓋体6下面に止着しているが、発泡合成樹脂製容器25に脱離せずかつ水の浸入を防止しうるように嵌合した蓋をし、この蓋上面に接着等を塗布して蓋体6下面に接着等により止着するようにしても良い。要は、エアポンプ11に水の浸入が防止出来るような機構で 蓋体6下面に止着できれば良いのであって、その構造に特に制限があるわけではない。 【0027】 図3には、更に別の実施態様を示しており、水の浸入を防止するようにエアポンプ11を収容した合成樹脂発泡体製浮体30を示す。この合成樹脂発泡体製浮体30を形成する発泡合成樹脂は、活魚等の輸送用発泡樹脂容器を形成するものと同一素材でも良く、異なった素材であっても良い。 【0028】 合成樹脂発泡体製浮体30は、浮体容器31と浮体蓋32から構成され、エアポンプ11を収容した後、両者は水の浸入を防止するように例えば、凹凸嵌合でしっかりと閉蓋できるようになっている。又は、接着テープ等により水の浸入が防止できるようにしてもよい。そして、この合成樹脂発泡体製浮体30には、空気取り入れ口13と空気吹き出し口14とが設けられる。空気取り入れ口13、および空気吹き出し口14は、浮体容器31ないしは浮体蓋32と気密にシールされ水の浸入が阻止されている。そして容器本体に張った水10上に、この合成樹脂発泡体製浮体30を浮かべて使用する。その使用方法は、図1で説明したのと同様である。 【0029】 以上、幾つかの実施態様を図示したが、合成樹脂フィルム製浮体12や合成樹脂発泡体製浮体30を水10上に浮かせて使用する場合は、蓋体6下面等にエアポンプ11を収容した発泡合成樹脂製容器25を止着する場合に比し、エアポンプ11を発泡樹脂容器1内に存在させた後も、活魚等の内容物の形状、水量、輸送時の振動等による状況に応じて自由に変化、移動し得るので最も自由度が高く、望ましい実施態様であるといえる。しかし、その場その場で最適の選択をすれば良い。 【0030】 なお、合成樹脂フィルム製浮体12や合成樹脂発泡体製浮体30を水10上に浮かせて使用する場合には、エアポンプ11や、エアポンプ11を作動させる電池等を含めた重心位置等が、エアポンプ11の形状や種類によって異なるので、これらを考慮して略水平に浮くように設計するのが実用上好ましい。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】本発明の輸送用発泡樹脂容器の実施態様を示す縦断面略図である。 【図2】本発明の別の実施態様を示す縦断面略図である。 【図3】本発明の合成樹脂発泡体製浮体の一実施態様を示す縦断面略図である。 【図4】本発明のスリット状の溝の構造、配置の例を示す部分斜視図であり、(a)は、二側壁に沿った形状であり、(b)は、単一側壁に平行に沿った形状を示す。 【符号の説明】 【0032】 1 発泡樹脂容器 2 容器本体 3 側壁 4 底面 5 上端面 6 蓋体 7 下端面 8 凸条 9 凹条 10 水 11 エアポンプ 12 合成樹脂フィルム製浮体 13 空気取り入れ口 14 空気吹き出し口 15 空気導入管 16 空気導出管 17 吹出口 20 細穴 21 スリット状の溝 25 発泡合成樹脂製容器 30 合成樹脂発泡体製浮体 31 浮体容器 32 浮体蓋
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| 【出願人】 |
【識別番号】000140074 【氏名又は名称】株式会社羽根 【識別番号】000000941 【氏名又は名称】株式会社カネカ
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| 【出願日】 |
平成16年9月17日(2004.9.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−81494(P2006−81494A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月30日(2006.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願2004−271122(P2004−271122) |
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