| 【発明の名称】 |
釣り用クッション |
| 【発明者】 |
【氏名】八木 啓之 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダイワ精工株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】座り心地がよく、風等で飛ばない釣り用クッションを提供すること。
【解決手段】合成樹脂の柔軟性を有するシ−トで皿状に形成された上部1と同材の底部2が周囲の接合部1a、2aで固定されて上部1の上面が座り面1bとなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 合成樹脂の表面層を有する釣り用クッションにおいて、釣り用クッションの底部の表面に沿って前記表面層より柔らかい合成樹脂からなる底部層を添着すると共に、前記底部層の表面に開口側に向けて徐々に深さが浅くなるように形成した凹部を設けたことを特徴とする釣り用クッション。 【請求項2】 底部層は凹部の開口の周縁に沿って凸部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の釣り用クッション。 【請求項3】 合成樹脂の表面層を有する釣り用クッションにおいて、釣り用クッションの底部側に重りを設けたことを特徴とする釣り用クッション。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、座って行う釣りに用いる釣り用クッションの改良に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から釣りを行うときは適当な釣り座が設けられていないことが多く、例えば、釣り船の椅子に座って釣りをするときや釣り用ク−ラ−の上に座って釣りをする時でもこれらの表面は硬く、長時間座り続けるには適さないため、釣り用クッションを敷いて座ることが多々ある。 例えば特許文献1には表面を塩化ビニ−ル等のカバ−で覆い発泡材等のクッション材を内蔵した釣り用クッションが紹介されている。 この釣り用クッションはその弾力性により長時間座っていても疲れにくいが、底部が滑りやすく軽いため座っていないと風などで飛ばされやすいという欠点を有していた。 また、釣り用クッションの底部に吸盤を取り付けたものもあるが、釣り用クッションの底部から下方に吸盤が突出するように設けられているため、この釣り用クッションに座ると吸盤部分がぐらついて安定しないという欠点があった。 【特許文献1】特開平10−211060公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 解決しようとする問題点は、従来の釣り用クッションは底部が滑りやすく、また、軽いため座っていないと風などで飛ばされやすいこと。 また、釣り用クッションの底部に吸盤を取り付けたものは、座ると吸盤部分の突き上げがあり座り心地が悪く、また、吸盤を設けた部分がぐらついて安定しないこと。 である。 【0004】 本発明の目的は前記欠点に鑑み、座り心地がよく、風等で飛ばない釣り用クッションを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明の請求項1は、合成樹脂の表面層を有する釣り用クッションにおいて、釣り用クッションの底部の表面に沿って前記表面層より柔らかい合成樹脂からなる底部層を添着すると共に、前記底部層の表面に開口側に向けて徐々に深さが浅くなるように形成した凹部を設けたことを要旨とするものである。 本発明の請求項2は、底部層は凹部の開口の周縁に沿って凸部が形成されていることを要旨とするものである。 本発明の請求項3は、合成樹脂の表面層を有する釣り用クッションにおいて、釣り用クッションの底部側に重りを設けたことを要旨とするものである。 【発明の効果】 【0006】 本発明により、釣り用クッションの底部に底部層が添着され底部層は凹部を有しているため、底部の滑りが防止され、座り心地が良く、座ったときにぐらつかず安定する。 釣り用クッションの底部側に重りを設けたことにより、重量が増し、また、重心が底部側に下がることで置いた釣り用クッションが風等で動くことが防止される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 釣り用クッションは塩化ビニ−ル、ポリウレタンやエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂の柔軟性を有するシ−トで皿状に形成された上部1と同材の底部2が周囲の接合部1a、2aで固定され、合成樹脂の上部1と底部2が表面層Hを形成している。 上部1の上面が座り面1bとなる。 上部1と底部2の中にポリウレタンやエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂発泡体で形成されたクッション材3が収容されている。 釣り用クッションA内部の底部2の上には金属、非金属や合成樹脂で形成された板状体の重り4が固定されている。 底部2の下面の表面2bには四葉状に中心から四方に延設するようにリブからなる支持部2cが形成されている。 リブからなる支持部2cの内側の表面2dには表面層Hの材料より柔らかい材料で形成された底部層5が添着固定されている。 底部層5の形状はリブからなる支持部2cの形状に合わせて四葉状に中心部5aから四方に延設された四葉状の延設部5bで形成されている。 底部層5の表面5cで且つ中央側と中心部5aから四方に延設された夫々の延設部5bには、開口側に向けて徐々に深さが浅くなるように形成した複数の凹部5dが形成されている。 凹部5dの開口の周縁に沿って凸部5eが形成されている。 【実施例1】 【0008】 以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図5は第1実施例で、図1は釣り用クッションの斜視図、図2は釣り用クッションの底面図、図3は図2のF3−F3断面線の断面側面図、図4は図3の要部拡大断面側面図、図5の(a)、(b)は釣り用クッションの底部を成形する金型の断面側面図で、(c)、(d)は釣り用クッションの底部の表面に沿って底部層を成形添着する金型の断面側面図である。 【0009】 釣り用クッションは塩化ビニ−ル、ポリウレタンやエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂の柔軟性を有するシ−トで皿状に形成された上部1と同材の底部2が周囲の接合部1a、2aで固定され、合成樹脂の上部1と底部2が表面層Hを形成している。 上部1の上面が座り面1bとなる。 上部1と底部2の中にポリウレタンやエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂発泡体で形成されたクッション材3が収容されている。 釣り用クッションA内部の底部2の上には金属、非金属や合成樹脂で形成された板状体の重り4が固定されている。 底部2の下面の表面2bには四葉状に中心から四方に延設するようにリブからなる支持部2cが形成されている。 リブからなる支持部2cの内側の表面2dには表面層Hの材料より柔らかく、粘弾性を有する材料で形成された底部層5が添着固定されている。 底部層5の形状はリブからなる支持部2cの形状に合わせて四葉状に中心部5aから四方に延設された四葉状の延設部5bで形成されている。 底部層5の表面5cで且つ中央側と中心部5aから四方に延設された夫々の延設部5bには、開口側に向けて徐々に深さが浅くなるように形成した複数の凹部5dが形成されている。 凹部5dの開口の周縁に沿って凸部5eが形成されている。 【0010】 底部層5は表面層Hと同種の合成樹脂を用いるのが好ましく、例えば表面層Hがエチレン酢酸ビニ−ルの場合、底部層5は、表面層Hより可塑剤を多く含んだエチレン酢酸ビニ−ルを用いて表面層Hより柔らかくすることができ、図5(c)、(d)のように、下金型6と上金型8を用いて底部2の表面2bの上に溶融した底部層5の構成材料を流し込んで層状に添着させて形成される。 図5(a)、(b)では底部2を金型で成形する場合を示し、溶融した底部2の構成材料を流し込んでもよいし、ポリウレタンやエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂の柔軟性を有するシ−トを下金型6と上金型7にはめ込んで高周波加熱処理で成形してもよい。 加熱処理の場合上金型7の湯口は省略され、高周波加熱装置が取り付けられる。 図5では下金型6の上で底部2が成形され、その後底部2の上に上金型8がはめ込まれて底部層5が成形される。 【0011】 釣り用クッションは上部1と底部2の中にポリウレタンやエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂発泡体で形成されたクッション材3が収容されているので、上部1の座り面1bに尻を降ろすと座った時の衝撃をクッション材3で緩和される。 底部層5は表面層Hの材料より柔らかい材料で形成されているので、表面5cが接地されるとそれ自身の柔らかさで滑りが防止される。 さらに、底部層5の表面5cには開口側に向けて徐々に深さが浅くなるように形成した複数の凹部5dが形成されているので、表面5cが接地されて底部層5が押圧されると、凹部5d内の空気が追い出され、凹部5dの開口の周縁に凹部5dを囲うように設けられた凸部5eが変形しながら接地した部分に密着し凹部5d内に独立した空間を作り出すことで接地した部分に吸着し吸盤と同様の作用効果を有するので釣り用クッションの移動を規制する。 底部層5の周囲に沿って底部2の表面2bから下方へ一体に突出したリブからなる支持部2cを有しているので、この支持部2cは底部層5を設ける時の位置決めとなると共に、取り付けた底部層5の剥離を防止する。 また、底部層5は支持部2cより下方に突出するためその表面(接地側)側は変形しながら荷重を緩和し釣り用クッションの動きを止めるようになっている。 底部層5は釣り用クッションの底部2に添着され層状に形成されているため、底部2からの突出が小さく、載置された釣り用クッションは座ったときにぐらつかず安定する。 底部層5の形状、凹部5dの位置、個数は適宜変更できる。 例えば底部層は底部2全面に設けてもよい。 【0012】 更に、釣り用クッションの表面層Hで囲まれた内部の底部2側にはクッション材3や表面層Hの材料より比重の大きい材料からなる重り4が収納されているから、重り4は、クッション材3や表面層Hの材料より比重の大きい材料の金属、非金属や合成樹脂等からなり、板状体に形成し、底部層5の凹部5dに対応した位置に設けられる。 この重り4によって重量が増し、重心が底部2側に下がることで釣場の座る位置に置いた釣り用クッションが風等で動くことが防止される。 【0013】 前記のように釣り用クッションが構成されると、釣り用クッションの底部2に底部層5が添着され底部層5は凹部5dを有しているため、釣り用クッションが風等で動いてしまうことが防止され、座り心地が良く、座ったときにぐらつかず安定する。 釣り用クッションの底部2側に重り4を設けたことにより、重量が増し、また、重心が底部2側に下がることで置いた釣り用クッションが風等で動くことが防止される。 【実施例2】 【0014】 図6は第2実施例で、図6は釣り用クッションの要部拡大断面側面図である。 【0015】 第2実施例では、釣り用クッションの底部2の下面の表面2bには四葉状に中心から四方に延設するようにリブからなる支持部2cが形成されて支持部2cの内側に底部層5が設けられると共に、リブからなる支持部2cの外側の下面の表面2bに重り9が固定されている。 重り9の外側の形状は底部2と略同一形状に形成されている。 他の構成は前記第1実施例と略同一である。 【産業上の利用可能性】 【0016】 本発明は釣り用クッション全般に利用できる。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】第1実施例で、釣り用クッションの斜視図である。 【図2】同釣り用クッションの底面図である。 【図3】同図2のF3−F3断面線の断面側面図である。 【図4】同図3の要部拡大断面側面図である。 【図5】同(a)、(b)は釣り用クッションの底部を成形する金型の断面側面図で、(c)、(d)は釣り用クッションの底部の表面に沿って底部層を成形添着する金型の断面側面図である。 【図6】第2実施例で、釣り用クッションの要部拡大断面側面図である。 【符号の説明】 【0018】 1 上部 2 底部 3 クッション材 4、9 重り 5 底部層 5d 凹部 5e 凸部 H 表面層
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社 【住所又は居所】東京都東久留米市前沢3丁目14番16号
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| 【出願日】 |
平成16年8月31日(2004.8.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2006−67843(P2006−67843A) |
| 【公開日】 |
平成18年3月16日(2006.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願2004−252719(P2004−252719) |
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